JP2000236109A - 量子波干渉層を有した受光素子 - Google Patents

量子波干渉層を有した受光素子

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JP2000236109A
JP2000236109A JP11359974A JP35997499A JP2000236109A JP 2000236109 A JP2000236109 A JP 2000236109A JP 11359974 A JP11359974 A JP 11359974A JP 35997499 A JP35997499 A JP 35997499A JP 2000236109 A JP2000236109 A JP 2000236109A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新規の構造による動作特性の向上 【解決手段】pin接合のi層において、第1層Wと第
1層Wよりもバンド幅の広いバンドを有する第2層Bと
を多重周期で積層した量子波干渉層Q1〜Q4とキャリア
閉込層C1〜C3を設けた。第1層Wと第2層Bの厚さを
キャリアの各層における量子波の波長の4分の1の偶数
倍に設定した。又、第1層Wと第2層Bとの境界に、第
1層Wと第2層Bの厚さに比べて充分に薄く、エネルギ
バンドを急変させるδ層を形成した。この構造によりキ
ャリア閉込層C1〜C3に電子が光励起されるとn層から
p層へ量子波干渉層を波動で伝搬し、光電流が高速に流
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規構造の光電気変
換素子、即ち、受光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、pin接合を有した受光素子が知
られている。この構造の受光素子では、pinに逆方向
電圧が印加されており、通常、p層側から入力した光が
i層で吸収されて、電子正孔対が生成される。このi層
で励起された電子正孔対がi層中の逆方向電圧で加速さ
れて、電子はn層へ、正孔はp層へと移動する。これに
より、光強度に応じた強さの光電流を出力させることが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この構造の受光素子に
おいて、光/電気の変換効率を向上させるためには、光
が吸収されるi層を厚くすれば良い。しかし、このi層
を厚くすればする程、キャリアをn層、p層へ引き出す
ための時間が長くなり、光/電気変換の応答速度が低下
する。この応答速度を向上させるためには、逆方向電圧
を大きくして、i層における電界を大きくすれば良い。
しかし、逆方向電圧を大きくすると、素子分離が困難と
なり、漏れ電流を生じる原因となる。この結果、光が入
力していない時に流れる電流、即ち、暗電流が大きくな
るという問題がある。
【0004】よって、従来の受光素子では、受光感度、
検出速度、雑音電流との間に相互関連があり、受光素子
の性能に制限があった。
【0005】従って、本発明の目的は、受光素子におい
て、全く新規な構造を有したpin接合により、受光感
度、応答速度を改善することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、第1
層と第1層よりもバンド幅の広い第2層とを多重周期で
積層した量子波干渉層を有し、入力光を電気に変換する
受光素子において、第1層と第2層の各層の厚さを、各
層を伝導するキャリアの、各層における量子波の波長の
4分の1の偶数倍に設定した量子波干渉層を、第2層よ
りもバンド幅の狭いキャリア閉込層を介在させて複数配
設したことを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、量子波の波長を決定す
るためのキャリアの運動エネルギをキャリアが電子であ
る場合には第2層の伝導帯の底付近、キャリアが正孔で
ある場合には第2層の価電子帯の底付近に設定したこと
を特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、第1層の厚さDWと第
2層の厚さDBを次のように設定したことを特徴とす
る。
【数1】 DW=nWλW/4=nWh/4[2mW(E+V)]1/2 …(1)
【数2】 DB=nBλB/4=nBh/4(2mBE)1/2 …(2) 但し、hはプランク定数、mWは第1層を伝導するキャ
リアの有効質量、mBは第2層におけるキャリアの有効
質量、Eは第2層を伝導する、第2層の最低エネルギレ
ベル付近におけるキャリアの運動エネルギ、Vは第1層
に対する第2層のバンド電位差、nW、nBは偶数であ
る。
【0009】請求項4の発明は、量子波干渉層を、第2
層を伝導するキャリアの運動エネルギを複数の異なる値
k、第1層におけるその各運動エネルギをEk+Vと
し、第2層、第1層の各エネルギに対応した各量子波長
をλBk,λWkとする時、第2層、第1層をnBkλBk
4、nWkλWk/4の厚さで、Tk周期繰り返された部分
量子波干渉層Ikが値Ekの数だけ繰り返し形成された
層、但し、nWk、nBkは偶数、としたことを特徴とす
る。
【0010】請求項5の発明は、キャリア閉込層のバン
ド幅は、第1層のバンド幅に等しくしたことを特徴とす
る。請求項6の発明は、キャリア閉込層の厚さを、量子
波の波長λWとしたことを特徴とする。請求項7の発明
は、第1層と第2層との境界に、第1層と第2層の厚さ
に比べて充分に薄く、エネルギバンドを急変させるδ層
を設けたことを特徴とする。請求項8の発明は、受光素
子は、pin接合構造を有し、量子波干渉層及びキャリ
ア閉込層は、i層に形成されていることを特徴とする。
請求項9の発明は、量子波干渉層及びキャリア閉込層
は、n層、又は、p層に形成されていることを特徴とす
る。請求項10の発明は、受光素子は、pn接合構造を
有することを特徴とする。
【0011】
【発明の作用及び効果】〔請求項1、2、3、8、9、
10の発明〕本発明にかかる量子波干渉層の原理を図
1、図2に基づいて説明する。図1は、p層とn層との
間に順方向に外部電圧が印加された状態を示している。
即ち、外部電圧によりi層のバンドは平坦となってい
る。図1では、i層に4つの量子波干渉層Q1,Q2,Q
3,Q4が形成されており、各量子波干渉層の間には、キ
ャリア閉込層C1,C2,C3が形成されている。又、図
2は、1つの量子波干渉層Q1の伝導帯のバンド構造を
示している。
【0012】電子が外部電界により図上左から右方向に
伝導するとする。伝導に寄与する電子は、第2層Bの伝
導帯の底付近に存在する電子と考えられる。この電子の
運動エネルギをEとする。すると、第2層Bから第1層
Wに伝導する電子は第2層Bから第1層Wへのバンド電
位差Vにより加速されて、第1層Wにおける運動エネル
ギはE+Vとなる。又、第1層Wから第2層Bへ伝導す
る電子は第1層Wから第2層Bへのバンド電位差Vによ
り減速されて、第2層Bにおける電子の運動エネルギは
Eに戻る。伝導電子の運動エネルギは、多重層構造のポ
テンシャルエネルギによりこのような変調を受ける。
【0013】一方、第1層Wと第2層Bの厚さが電子の
量子波長と同程度となると、電子は波動として振る舞
う。電子の量子波の波長は電子の運動エネルギを用い
て、(1)、(2)式により求められる。さらに、波の
反射率Rは第2層B、第1層Wにおける量子波の波数ベ
クトルをKB,KWとする時、次式で求められる。
【数3】 R=(|KW|−|KB|)/(|KW|+|KB|) ={[mW(E+V)]1/2−(mBE)1/2}/{[mW(E+V)]1/2+(mBE)1/2} ={1-[mBE/mW(E+V)]1/2}/{1+[mBE/mW(E+V)]1/2}…(3) 又、mB=mWと仮定すれば、反射率は次式で表される。
【数4】 R={1−[E/(E+V)]1/2}/{1+[E/(E+V)]1/2} …(4) E/(E+V)=xとおけば、(4)式は次式のように変
形できる。
【数5】 R=(1−x1/2)/(1+x1/2) …(5) この反射率Rのxに対する特性は図3のようになる。
【0014】x≦0.1の時R≧0.52となり、そのための
E,Vの関係は
【数6】 E≦V/9 …(6) となる。第2層Bにおける伝導電子の運動エネルギEは
伝導帯の底付近であることから、(6)式の関係が満足
され、第2層Bと第1層Wとの境界での反射率Rは52
%以上となる。このようなバンド幅の異なる層で形成さ
れた多重層構造により、この量子波干渉層へ注入される
電子の量子波を効率良く反射させることができる。
【0015】又、xを用いて第2層Bの厚さの第1層W
の厚さに対する比DB/DWは次式で求められる。
【数7】 DB/DW=[mW/(mBx)]1/2 …(7)
【0016】ところが、第1層Wと第2層Bの厚さがこ
れらの各層における量子波の波長の1/4の偶数倍、例
えば、量子波長の1/2となると、量子波干渉層に定在
波が立ち、共鳴的伝導が生じるものと思われる。即ち、
定在波による量子波の周期と量子波干渉層のポテンシャ
ル周期とが一致する結果、各層でのキャリアの散乱が抑
制され、高移動度の伝導が実現すると考えられる。図1
に示すように、pin構造のi層において、このような
量子波干渉層Q1,Q2,Q3,Q4をキャリア閉込層
1,C2,C3をそれぞれ間に介在させて設けた受光素
子において、i層に光が入射すると、キャリア閉込層C
1,C2,C3の伝導帯に光励起された電子が蓄積され
る。この光励起された電子は、印加された順方向電圧に
よりp層側に流れようとする。その光励起電子は、閉込
られたキャリア閉込層に対してp層側に存在する量子波
干渉層による透過条件が満たされていないときは、電子
は移動しない。即ち、図1で左端の量子波干渉層Q1
透過した少数の電子はキャリア閉込層C1において基底
レベルに緩和され、次の量子波干渉層Q2を透過できな
い。
【0017】ところが、このキャリア閉込層C1,C2
3に閉じこめられた電子が多くなると、より高レベル
に電子が存在するようになる。この高レベルに存在する
電子の運動エネルギが増加するため、上記の量子波干渉
層による透過条件を満たすようになる。この結果、電子
は量子波干渉層Q2,Q3,Q4を透過してp層に流れ
る。これが光電流となる。
【0018】この受光素子には順方向電圧が印加される
ことから、低電圧駆動が可能となり、素子間の絶縁分離
が容易となる。又、光が入力されない状態では、電子は
量子波干渉層で高透過される状態ではないため、暗電流
を小さくすることができる。又、電子の移動は、量子波
干渉層を波動として伝搬すると考えられるので、応答速
度が高速となる。
【0019】又、価電子帯においても、エネルギレベル
が周期的に変動するが、バンド電位差Vが伝導帯のバン
ド電位差と異なること、第1層W、第2層Bにおける正
孔の有効質量が電子の有効質量と異なること等のため、
電子に対して高透過性に設定された第1層Wと第2層B
の幅の設定値は正孔に対する高透過性が得られる条件に
はならない。よって、上記の構造の量子波干渉層は、電
子に対して高透過性(高移動度)となり、正孔に対して
高透過性(高移動度)にはならない。
【0020】又、逆に、価電子帯のバンド電位差、正孔
の有効質量を用いて、第1層W、第2層Bの厚さを設計
することで、量子波干渉層を正孔に対して高移動度と
し、電子に対して通常の移動度とする層とする正孔透過
層とすることも可能である。
【0021】以上の議論を、図4を用いて更に説明す
る。図4の(a)〜(h)は、多重量子井戸構造のポテ
ンシャルにおける電子の量子波の反射と、多重量子井戸
の伝導帯を示すポテンシャルの周期との関係を示したも
のである。図4の(a)〜(d)は、伝播する電子の量
子波の波長の1/4の厚さの第2層Bと第1層Wとが周
期的に形成された多重層を用いたときの関係を示し、図
4の(e)〜(h)は、伝播する電子の量子波の波長の
1/2の厚さの第2層Bと第1層Wとが周期的に形成さ
れた多重層を用いたときの関係を示している。図4の
(a)〜(h)では、各層の厚さを等しくしているが、
これは視覚的な理解を助けるためのものである。いま、
第2層Bの伝導帯の底付近にある電子が、図4の(a)
及び(e)上左から右に流れ、図4の(b)或いは
(f)のように、第1層Wとの界面に到達するとする。
【0022】図4の(a)のように、伝播する電子の量
子波の波長の1/4の厚さの第2層Bと第1層Wとが周
期的に形成された多重量子井戸に、電子の量子波が第2
層Bから第1層Wとの界面に到達すると、図4の(c)
のように、入射波QW1に対し、透過波QW2と、透過
波QW2と同位相の反射波QW3が生じる。次に、図4
の(d)のように、透過波QW2が第1層Wから第2層
Bとの界面に到達すると、透過波QW4と、透過波QW
4と逆位相の反射波QW5が生じる。界面での透過波と
反射波の位相のこれらの関係は、界面での伝導帯のポテ
ンシャルが下がるか、上がるかの違いによるものであ
る。また、やはり視覚的な理解を助けるため、QW1、
QW2、QW3、QW4、QW5はすべて同振幅で図示
してある。
【0023】さて、図4の(a)のような、伝播する電
子の量子波の波長の1/4の厚さの第2層Bと第1層W
とが周期的に形成された多重量子井戸においては、QW
1、QW2、QW4で構成される図上左から右へ伝播す
る電子の量子波と、2つの界面での反射による反射波Q
W3、QW5で構成される図上右から左へ伝播する電子
の量子波は、互いに打ち消しあう関係にあることがわか
る(図4の(d))。ここから、図4の(a)のよう
な、伝播する電子の量子波の波長の1/4の奇数倍厚さ
の第2層Bと第1層Wとが周期的に形成された多重量子
井戸においては、電子の量子波を打ち消す、即ち電子を
伝播しない反射層として作用することが理解できる。
【0024】同様の議論で、図4の(e)〜(h)に示
すように、伝播する電子の量子波の波長の1/4の偶数
倍の厚さの第2層Bと第1層Wとが周期的に形成された
多重量子井戸においては、電子の量子波を定在波とする
ことが理解できる。
【0025】即ち、図4の(e)のような、伝播する電
子の量子波の波長の1/2の厚さの第2層Bと第1層W
とが周期的に形成された多重量子井戸に電子の量子波が
第2層Bから第1層Wとの界面に到達すると、図4の
(g)のように、入射波QW1に対し、透過波QW2
と、透過波QW2と同位相の反射波QW3が生じる。次
に図4の(h)のように、透過波QW2が第1層Wから
次の第2層Bとの界面に到達すると、透過波QW4と、
透過波QW4と逆位相の反射波QW5が生じる。図4の
(e)のような、伝播する電子の量子波の波長の1/2
の厚さの第2層Bと第1層Wとが周期的に形成された多
重量子井戸においては、QW1、QW2、QW4で構成
される図上左から右へ伝播する電子の量子波と、第2の
界面での反射による反射波QW5で構成される図上右か
ら左へ伝播する電子の量子波は、互いに強めあう関係に
あることがわかる(図4の(h))。また逆に、反射波
QW3とQW5が打ち消しあい、QW1、QW2、QW
4で構成される図4の(e)上左から右へ伝播する電子
の量子波が定在波となるとも理解できる。ここから、伝
播する電子の量子波の波長の1/4の偶数倍の厚さの第
2層Bと第1層Wとが周期的に形成された多重量子井戸
においては、電子の量子波を定在波とする、即ち電子に
対して高透過性(高移動度)となる透過層として作用す
ることが理解できる。
【0026】全く同様の議論が、正孔と、正孔の量子波
の波長の1/2の厚さの第2層Bと第1層Wとが周期的
に形成された多重量子井戸構造についても明らかに成り
立つ。
【0027】上記のキャリアの透過機能を有する量子波
干渉層は、0Vから所定の(わずかな)バイアス電圧ま
でキャリアを高透過せず、所定の(わずかな)バイアス
電圧で高透過するので、光受光素子をn層だけ、又は、
p層だけで形成し、上記の量子波干渉層とキャリア閉込
層を、n層又はp層に形成しても良い。同様に、pn接
合の受光素子を形成し、そのn層、p層に形成しても良
い。
【0028】〔請求項4の発明〕請求項4の発明は、図
5に示すように、第1層Wと第1層Wよりもバンド幅の
広い第2層Bとの多重周期から量子波干渉層を次のよう
に形成したことを特徴とする。 第1層W、第2層B
を、それぞれ、厚さDWk,DBkで任意周期Tkだけ繰り
返して部分量子波干渉層Ikとする。但し、
【数8】 DWk=nWkλWk/4=nWkh/4[2mWk(Ek+V)]1/2 …(8)
【数9】 DBk=nBkλBk/4=nBkh/4(2mBkk)1/2 …(9) ここで、Ekは第2層を伝導するキャリアの運動エネル
ギの複数の異なる値、mWkは第1層における運動エネル
ギEk+Vを有するキャリアの有効質量、mBkは第2層
における運動エネルギEkを有するキャリアの有効質
量、nWk、nBkは任意の偶数である。このように形成さ
れた部分量子波干渉層IkをI1,…,Ijと、kの最大値
jだけ直列接続して量子波干渉層が形成される。この運
動エネルギEkの離散間隔を狭くすれば、連続したある
エネルギ範囲にあるキャリアを高透過(高移動度)させ
ることができる。
【0029】〔請求項5、6〕請求項5は、キャリア閉
込層のバンド幅を第1層のバンド幅に等しくしている。
又、請求項6はそのキャリア閉込層の厚さをその層の量
子波の波長λWとしている。これにより、光励起された
キャリアの閉込(蓄積)を効果的に行うとともに、順方
向電圧により、隣接する量子波干渉層とともにキャリア
の高透過層(高移動度層)に変化し、量子波干渉効果を
更に大きくすることができる。
【0030】〔請求項7〕図6に示すように、第1層W
と第2層Bとの境界において、エネルギバンドを急変さ
せる厚さが第1層W、第2層Bに比べて十分に薄いδ層
を設けても良い。この効果としては、製造技術上の問題
から生じる層間のバンドギャップを急峻にするためと考
えられる。これを図7に示す。δ層を形成しないとき、
図7(a)の如くバンドを形成しようとしても、積層時
に第1層Wと第2層Bの成分が層間で一部混合し、急峻
なバンドギャップが得られない(図7(b))。しか
し、図7(c)の如く層間にδ層を形成するときは、成
分が層間で一部混合したとしても、δ層を形成しないと
きに比較し、急峻なバンドギャップが得られるものと考
えられる(図7(d))。
【0031】このδ層は、図6(a)に示すように、各
第1層Wの両側の境界に設けられているが、片側の境界
だけに設けても良い。又、δ層は、図6(a)に示すよ
うに、境界に第2層Bのバンドの底よりもさらに高い底
を有するバンドが形成されるように設けているが、図6
(b)に示すように、境界に第1層Wの底よりもさらに
低い底を有するバンドを有するように形成しても良い。
さらに、図6(c)に示すように、境界に第2層Bより
も高いエネルギレベルを有し第1層Wよりも低いエネル
ギレベルを有する2つのδ層を形成しても良い。更に、
前述の通り、図6(c)で各層の両側の境界に設けられ
ているδ層は、図6(d)に示すように、片側の境界だ
けに設けても良い。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例に
基づいて説明する。なお本発明は下記実施例に限定され
るものではない。
【0033】〔第1実施例〕図8は量子波干渉層をi層
に形成したpin受光素子の断面図である。GaAsから成
る基板10の上に、n-GaAsから成る厚さ0.3μm、電子濃
度2×1018/cm3のバッファ層12が形成され、その上にn
-Ga0.51In0.49Pから成る厚さ0.13μm、電子濃度2×1018
/cm3のn形コンタクト層14が形成されている。n形コ
ンタクト層14の上には、n-Al0.51In0.49Pから成る厚
さ0.43μm、電子濃度1×1018/cm3のn層16が形成され
ている。そのn層16の上には、不純物無添加のi層1
8が形成され、そのi層18の上にはAl0.51In0.49Pか
ら成る厚さ0.43μm、正孔濃度1×1018/cm3のp層20が
形成されている。さらに、そのp層20の上にp-Ga0.5 1
In0.49Pから成る厚さ0.13μm、正孔濃度2×1018/cm3
第2p形コンタクト層22とp-GaAsから成る厚さ0.06μ
m、正孔濃度2×1018/cm3の第1p形コンタクト層24が
形成されている。さらに、基板10の裏面には厚さ0.2
μmのAu/Geから成る電極26が形成され、第1p形コン
タクト層26の上には厚さ0.2μmのAu/Znから成る電極
28が形成されている。
【0034】上記のi層18の中に、不純物無添加のGa
0.51In0.49Pから成る第1層Wと不純物無添加のAl0.51I
n0.49Pから成る第2層Bを10周期多重化した量子波干
渉層Q1、これと同様な構成の量子波干渉層Q2,Q3,Q4
と全体で4組設けられている。1つの量子波干渉層Q1
の詳細なバンド構造が図6の(a)に示されている。第
1層Wの厚さは10nm、第2層Bの厚さは14nmであり、第
2層Bと第1層Wとの間には厚さ1.3nmの不純物無添加
のAl0.33Ga0.33In0.33Pから成るδ層が形成されてい
る。又、各量子波干渉層Qi,Qi+1間には厚さ20nm、不
純物無添加のGa0. 51In0.49Pから成るキャリア閉込層Ci
が形成されている。第2層Bと第1層Wの厚さの条件
は、外部電圧が印加されていない状態で、上記した
(1)、(2)式で決定されている。
【0035】尚、p層20又はn層16に接合する第2
層Bは10nmである。又、基板10は、2インチ径の大き
さであり、基板の主面は面方位(100)に対して15°方位
[011]方向にオフセットしている。
【0036】この受光素子は、ガスソースMBE法によ
り製造された。ガスソースMBE法は、結晶のエレメン
ト材料全てを固体ソースから供給する従来形のMBE法
とは異なり、V族元素(As,P)等をガス状原料(AsH3,PH3)
の熱分解により供給し、III族エレメント(In,Ga,Al)は
固体ソースから供給する超高真空下の分子線結晶成長法
である。なお、有機金属ガス気相成長法(MOCVD)
を用いることもできる。
【0037】上記の構成の受光素子において、p層20
とn層16との間に順方向に電圧Vを増加させて行く
と、図1に示すように、i層18のバンドの傾斜が平坦
となる電位が存在する。キャリア閉込層C1,C2,C3
の存在により、キャリア閉込層C1,C2,C3にキャリ
アが蓄積されていない場合には量子波干渉層Q1〜Q4
おいて電子に対して透過条件が成立していない。
【0038】次に、キャリア閉込層C1〜C3のバンド幅
に共鳴したエネルギの光が入射すると、このキャリア閉
込層C1〜C3に電子が励起される。このキャリア閉込層
1〜C3における電子濃度が高くなり、第2層Bの伝導
帯の底付近以上の電子が多く存在するようになると、n
層16の電子が隣のキャリア閉込層C1に伝導し、キャ
リア閉込層C1の電子は隣のキャリア閉込層C2に伝導す
る。このようにして、電子は各キャリア閉込層Ciを介
在させて、各量子波干渉層中は電子の波としての性質に
より高速に伝導すると考えられる。このようにして、光
励起により電子は高速にn層16からp層20へと伝導
すると考えられる。
【0039】尚、この光受光素子は、キャリア閉込層C
1〜C3に励起される電子がn層16からp層20への電
子の伝導に対してゲートスイッチの機能を有しているの
で、光電気変換効率が高い。さらに、キャリア閉込層C
1〜C3に電子が励起されていない場合には、量子波干渉
層Q1〜Q4は電子に対して透過条件が満たされていない
が、キャリア閉込層C1〜C3に電子が励起された場合に
のみ、電子の透過条件が満たされるようになり、量子波
干渉層Q1〜Q4を電子は量子波として伝導すると考えら
れるため、スイッチング速度も高速になると思われる。
【0040】この光受光素子のV−I特性を測定した。
図9に示すように、光を照射した場合には、わずかな順
方向電圧により、10-10〜10-7Aまで電流が立ち上がり、
0.8Vの順方向電圧により、電流は10-5Aまで急峻に増加
しているのが分かる。それに対して、暗電流は量子波干
渉層による電子の透過作用の影響が少なく、順方向電圧
を印加しても小さい値に抑制されている。尚、光電流の
暗電流に対する比は、順方向電圧が1.2V以下の範囲で1
00倍程度、1.5V付近でも10倍程度あることが理解さ
れる。尚、i層18の電位を平坦にする順方向電圧は0.
5Vと考えられるが、この0.5Vの電圧で、光電流は約1×1
0-5Aとなっているのが分かる。
【0041】〔比較例〕比較のため、上記と同様な受光
素子のi層に形成した量子波干渉層を以下のように形成
したものを作製した。即ち、i層18は、Ga0.51In0.49
Pから成る厚さ5nmの第1層WとAl0.51In0.49Pから成る
厚さ7nmの第2層Bと第1層Wの両側に形成された厚さ
1.3nmの不純物無添加のAl0.33Ga0.33In0.33Pから成るδ
層とを1組として10周期繰り返された量子波干渉層Q
1と、これと同一構造の量子波干渉層Q2,…,Q4とを合
わせて、全体で4組設けた。1つの量子波干渉層Q1
詳細なバンド構造は図6(a)に示すものと同様であ
る。又、各量子波干渉層Qi,Q i+1間には厚さ20nm、不
純物無添加のGa0.51In0.49Pから成るキャリア閉込層C1
〜C3が形成されている。第2層Bと第1層Wの厚さの
条件は、電極28と電極26間に順方向電圧を印加し
て、i層18に電位傾斜がない状態において上記した
(1)、(2)式で、nW、nBを1(奇数)として決定
したものである。これは本発明者らが、本発明のキャリ
ア透過層に対し、逆の働きを持つキャリア反射層と考え
ているものである。これはすでに図4(a)乃至(d)
を用いて説明したものに相当する。尚、n層16又はp
層20に接合する第2層Bは0.05μmとした。
【0042】この光受光素子のV−I特性を測定した。
図10に示す。光を照射した場合には、0.2Vの順方向電
圧により、電流は4桁程急峻に増加しているが、その値
は10 -7Aと、図9に示す上記実施例の10-5Aに比して小さ
い。また、図10の比較例は、微電圧では電流は全く流
れないが、図9に示す上記実施例ではわずかな順方向電
圧で電流が生じている。
【0043】上記実施例とこの比較例とを検討すると、
光電流と暗電流とでのV−I特性の差、本発明にかかる
実施例と比較例とでのV−I特性の差が生ずるのは、単
に多重量子井戸構造にしたがためではなく、多重量子井
戸構造の各層の膜厚に大きく依存しているためと理解で
きる。このように、本発明によれば、キャリアを高速に
移動させるキャリア透過層となる多重量子井戸構造の量
子波干渉層を提供できることがわかった。
【0044】又、上記実施例では、Q1〜Q4の4つの量
子波干渉層をキャリア閉込層C1〜C3を介在させて直列
に接続したが、本発明はこれら量子波干渉層とキャリア
閉込層の数には限定されない。少なくとも量子波干渉層
1,キャリア閉込層C1,量子波干渉層Q2の様に、1
組形成されていれば良い。
【0045】上記の実施例の受光素子は、電子の波動的
性質を用いたものである。よって電子/正孔透過層にお
ける電子/正孔の移動速度は波の伝搬速度となり、高速
応答が実現できるとともに、使用帯域を拡大できる。上
記実施例では、δ層を形成している。このδ層によりポ
テンシャル界面でのバンドギャップエネルギの変化を急
峻とし、量子波干渉効果(高透過)を著しく向上させる
ことができる。効果は低下するもののδ層がない多重量
子井戸構造でも良い。又、上記実施例では、量子波干渉
層をGa0.51In0.49PとAl0.51In0.49Pとの多重層で構成
し、δ層をAl0.33Ga0.33In0.33Pで構成したが、多重層
を構成する第1層及び第2層、並びにδ層は、4元系の
AlxGayIn1-x-yP或いはAlxGayIn1-x-yAs(0≦x,y,x+y≦1
の任意の値)で組成比を異にして形成しても良い。
【0046】さらに、量子波干渉層は、他のIII族-V族
化合物半導体、II族-VI族化合物半導体、Si/Ge、その他
の異種半導体の多重接合で構成することが可能である。
具体的には下記のような組み合わせが望ましい。尚、バ
ンド幅の広い層/バンド幅の狭い層//基板を意味し、
x、yは明記していない場合は、それぞれ0<x,y<1の任
意の値である。 <1> AlxIn1-xP/GayIn1-yP//GaAs <2> AlxGa1-xAs/GaAs//GaAs <3> GaxIn1-xP/InP//InP <4> GaxIn1-xP/GayIn1-yAs//GaAs <5> AlAs/AlxGa1-xAs//GaAs 0.8≦x≦0.9 <6> InP/GaxIn1-xAsyP1-y//GaAs <7> Si/SiGex//任意 0.1≦x≦0.3 <8> Si/SiGexCy//任意 0.1≦x≦0.3, 0<y≦0.1 <9> Alx1Gay1In1-x1-y1N/Alx2Gay2In1-x2-y2N//Si,SiC,GaN,サファイア 0≦x1,x2,y1,y2,x1+y1,x2+y2≦1 <10> Alx1Gay1In1-x1-y1Nx2Py2As1-x2-y2 /Alx3Gay3In1-x3-y3Nx4Py4As1-x4-y4//任意 0≦x1,x3,y1,y3,x1+y1,x3+y3≦1, 0<x2,x4<1, 0≦y2,y4,x2+y2,x4+y4≦1
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を説明するための説明図。
【図2】本発明の理論を説明するための説明図。
【図3】第2層におけるキャリアの運動エネルギの第1
層における運動エネルギに対する比xに対する反射率R
の関係を示した特性図。
【図4】本発明の概念を説明するための説明図。
【図5】本発明の概念を説明するための説明図。
【図6】本発明の概念を説明するための説明図。
【図7】本発明の概念を説明するための説明図。
【図8】本発明の実施例に係る受光素子の構造を示した
断面図。
【図9】その受光素子における光の非照射時、照射時の
V−I特性の測定図。
【図10】比較例の受光素子における光の非照射時、照
射時のV−I特性の測定図。
【符号の説明】
10…基板 12…バッファ層 14…n形コンタクト層 16…n層 18…i層 20…p層 22…第2p形コンタクト層 24…第1p形コンタクト層 26,28…電極 Q1〜Q4…量子波干渉層 B…第2層 W…第1層 C,C1〜C3…キャリア閉込層

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1層と第1層よりもバンド幅の広い第
    2層とを多重周期で積層した量子波干渉層を有し、入力
    光を電気に変換する受光素子において、 前記第1層と前記第2層の各層の厚さを、各層を伝導す
    るキャリアの、各層における量子波の波長の4分の1の
    偶数倍に設定した量子波干渉層を、前記第2層よりもバ
    ンド幅の狭いキャリア閉込層を介在させて複数配設した
    ことを特徴とする量子波干渉層を有した受光素子。
  2. 【請求項2】 前記量子波の波長を決定するための前記
    キャリアの運動エネルギをキャリアが電子である場合に
    は第2層の伝導帯の底付近、キャリアが正孔である場合
    には前記第2層の価電子帯の底付近に設定したことを特
    徴とする請求項1に記載の量子波干渉層を有した受光素
    子。
  3. 【請求項3】 前記第1層における前記量子波の波長λ
    WはλW=h/[2mW(E+V)]1/2で決定され、前記第2
    層における前記量子波の波長λBはλB=h/(2mBE)
    1/2で決定され、前記第1層の厚さDWはDW=nWλW
    4、前記第2層の厚さDBはDB=nBλB/4で決定され
    る、但し、hはプランク定数、mWは第1層におけるキ
    ャリアの有効質量、mBは第2層におけるキャリアの有
    効質量、Eは第2層に流入されるキャリアの運動エネル
    ギ、Vは第1層に対する第2層のバンド電位差、nW
    Bは偶数であることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の量子波干渉層を有した受光素子。
  4. 【請求項4】 前記量子波干渉層は、前記第2層を伝導
    するキャリアの運動エネルギを複数の異なる値Ek、前
    記第1層におけるその各運動エネルギをEk+Vとし、
    第2層、第1層の各エネルギに対応した各量子波長をλ
    Bk,λWkとする時、第2層、第1層をnBkλBk/4、n
    WkλWk/4の厚さで、Tk周期繰り返された部分量子波
    干渉層Ikが前記値Ekの数だけ繰り返し形成された層、
    但し、nWk、nBkは偶数、であることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の量子波干渉層を有した受光素
    子。
  5. 【請求項5】 前記キャリア閉込層のバンド幅は、前記
    第1層のバンド幅に等しいことを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれか1項に記載の量子波干渉層を有し
    た受光素子。
  6. 【請求項6】 前記キャリア閉込層の厚さは、前記量子
    波の波長λWであることを特徴とする請求項5に記載の
    量子波干渉層を有した受光素子。
  7. 【請求項7】 前記第1層と前記第2層との境界には、
    前記第1層と前記第2層の厚さに比べて充分に薄く、エ
    ネルギバンドを急変させるδ層が設けられていることを
    特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載
    の量子波干渉層を有した受光素子。
  8. 【請求項8】 前記受光素子は、pin接合構造を有
    し、前記量子波干渉層及び前記キャリア閉込層は、i層
    に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    7のいずれか1項に記載の量子波干渉層を有した受光素
    子。
  9. 【請求項9】 前記量子波干渉層及び前記キャリア閉込
    層は、n層、又は、p層に形成されていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の量子
    波干渉層を有した受光素子。
  10. 【請求項10】 前記受光素子は、pn接合構造を有す
    ることを特徴とする請求項9に記載の量子波干渉層を有
    した受光素子。
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