JP2000235983A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2000235983A
JP2000235983A JP11037937A JP3793799A JP2000235983A JP 2000235983 A JP2000235983 A JP 2000235983A JP 11037937 A JP11037937 A JP 11037937A JP 3793799 A JP3793799 A JP 3793799A JP 2000235983 A JP2000235983 A JP 2000235983A
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region
conductivity type
base
semiconductor substrate
semiconductor
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Yosuke Mizogami
洋介 溝上
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より狭いベース幅とより低いベース抵抗を両
立させる。 【解決手段】 パターニングによりベース領域を形成す
べき領域上に第1導電型不純物を含む層間絶縁膜106
aを形成する工程と、加熱処理して層間絶縁膜106a
中の第1導電型不純物を半導体基板1中に導入し、第1
導電型のベース領域109を形成する工程と、第1導電
型不純物を含有する第1の半導体膜108を全面に形成
する工程と、加熱処理して第1の半導体膜108から第
1導電型不純物を導入して第1導電型を有するグラフト
ベース領域110を形成する工程と、層間絶縁膜106
aにコンタクトホール112を形成する工程と、第2導
電型不純物を含有する第2の半導体膜113を全面に形
成する工程と、加熱処理して第2の半導体膜113から
第2導電型不純物を導入し、ベース領域109内に第2
導電型を有するエミッタ領域114を形成する工程とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置及び
その製造方法に関し、より詳しくは、非自己整合型のグ
ラフトベースバイポーラトランジスタ及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】グラフトベーストランジスタの構成は、
コレクタ領域である半導体基板と、半導体基板に形成さ
れた内部ベース領域と、内部ベース領域とつながった外
部ベース領域(グラフトベース領域)と、内部ベース領
域内に形成されたエミッタ領域とを備え、エミッタ領域
とコレクタ領域に挟まれた内部ベース領域のベース幅が
狭く、かつ外部ベース領域の不純物濃度が高い、という
特徴を有する。これにより、高い遮断周波数と低いベー
ス抵抗を両立させることができる。このトランジスタを
動作させるには、エミッタ/コレクタ間に電圧を印加
し、ベース引出電極からグラフトベース領域及び内部ベ
ース領域の表層を通して横方向にエミッタ領域にベース
電流を供給する。これにより、電流増幅率(hfe)に
従ってベース電流が増幅され、コレクタ電流として取り
出される。このようなグラフトベースバイポーラトラン
ジスタの作成方法としてベース領域内に形成されるエミ
ッタ領域のベース領域に対する配置を決めるために主と
して非自己整合型と自己整合型(セルフアライン型)が
ある。
【0003】従来、この種の自己整合型(セルフアライ
ン型)のグラフトベースバイポーラトランジスタとして
特開平6−291126号公報等に記載されているもの
が知られている。この構造の特徴は、エミッタ領域への
コンタクトホール形成時に行うエッチバックによりスペ
ーサ(サイドウオール)を形成して微細なエミッタを形
成することである。しかし、このスペーサの膜厚
(幅)、すなわち、実効的なエミッタ領域を精度よく製
造することは困難である。この理由は、以下の通りであ
る。すなわち、エッチバック前の絶縁膜の膜厚のばらつ
きや、エッチバック時のエッチング時間のばらつきがあ
り、これらのばらつきがスペーサの膜厚のばらつきにな
るためである。これによって、エミッタ寸法がばらつく
ために安定したDCやRF特性を得ることができない。
【0004】このような事情から、ベース領域に対する
エミッタ領域の配置をフォトリソグラフィー技術を用い
た位置合わせにより決める非自己整合型のグラフトベー
スバイポーラトランジスタが用いられる場合がある。非
自己整合型のグラフトベースバイポーラトランジスタの
ベース領域を形成する場合、n型の基板上にn型のエピ
タキシャル層が形成されたウエハにレジスト膜等をマス
クとしてイオン注入法により選択的にボロンを導入す
る。続いて、加熱処理を行ってボロンを活性化し、n型
のエピタキシャル層の表層にp型のベース領域を形成す
る。イオン注入法によるベース領域の作成例として特開
昭63−177554号公報等に記載されているものが
あり、ベース領域の不純物濃度分布は半導体基板内部に
そのピーク値を有するガウス分布で近似できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
造のグラフトベースバイポーラトランジスタにあって
は、ベース抵抗は主としてベース領域の表層の不純物濃
度により決まり、遮断周波数は主として電流担体である
電子が実効的なベース領域(ベース幅)を通過する時間
により決まる。したがって、ベース抵抗を低くするため
ベース領域の表面濃度を高くし、かつ遮断周波数を高く
するためベース幅を狭くする必要がある。しかし、ベー
ス幅を狭くすべくベース拡散層の深さを浅くしようとす
ると、表面濃度を低くする必要がある。ベース拡散層の
表面濃度の低下はベース領域の表面濃度の低下につなが
る。
【0006】グラフトベースバイポーラトランジスタの
ようにグラフトベース領域から表面を通してベース領域
にベース電流を供給するような構造の場合、ベース領域
の表面濃度の低下によってベース抵抗が高くなり、雑音
指数(NF:Noise Figure)、最大発振周波数(以下、
fmaxともいう)等の高周波特性が悪化する。逆に、
イオン注入時にベース拡散層の表面濃度を高くすべくド
ーズ量を増すとベース拡散層の不純物は深いところまで
分布し、ベース幅が広くなる。また、イオン注入法では
チャネリングという問題もあり、不純物濃度分布は裾を
引いてしまい、ベース拡散層の不純物は深いところまで
分布する。このように、ベース幅が増すと、電流利得遮
断周波数(以下、fTともいう)が悪化する、という問
題を生じる。
【0007】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、より狭いベース幅とより低いベース抵抗を有す
るベース領域を備えた非自己整合型のグラフトベースバ
イポーラトランジスタ及びその製造方法を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、半導体装置に係り、半導体
基板への導入領域に第1導電型を付与することができ、
かつ該導入領域の抵抗値を変化させ得る第1導電型不純
物を含有する、半導体基板上の部分領域に形成された層
間絶縁膜と、前記層間絶縁膜の下の半導体基板の表層で
あって該層間絶縁膜の略全被覆領域に前記層間絶縁膜の
第1導電型不純物が導入されて形成され、前記半導体基
板の表面から深さ方向に漸減する不純物濃度分布を有す
る第1導電型のベース領域と、前記第1導電型不純物を
含有する第1の半導体膜からなり、前記層間絶縁膜の周
辺部の半導体基板上に形成されたベース引出電極と、前
記ベース引出電極の下の半導体基板の表層であって該ベ
ース引出電極の略全被覆領域に前記ベース引出電極の第
1導電型不純物が導入されて形成された、前記ベース領
域に隣接する第1導電型を有するグラフトベース領域
と、前記層間絶縁膜に形成されたコンタクトホールを通
して前記半導体基板と接触する、前記半導体基板への導
入領域に第2導電型を付与することができ、かつ該導入
領域の抵抗値を変化させ得る第2導電型不純物を含有す
る第2の半導体膜からなるエミッタ電極と、前記エミッ
タ電極の下のベース領域の表層であって該エミッタ電極
の略全被覆領域に前記エミッタ電極の第2導電型不純物
が導入されて形成された第2導電型を有するエミッタ領
域と、少なくとも前記ベース領域下に隣接して形成され
た前記第2導電型を有するコレクタ領域とを有すること
を特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の半
導体装置に係り、前記半導体基板の表面から深さ方向に
漸減するベース領域の不純物濃度分布がガウス分布又は
補誤差関数分布であることを特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の半導体装置に係り、前記層間絶縁膜中の第1導電型
不純物がボロン又はリンであることを特徴としている。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
何れか一に記載の半導体装置の製造方法に係り、前記第
1の半導体膜及び第2の半導体膜がポリシリコン膜であ
ることを特徴としている。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
何れか一に記載の半導体装置に係り、前記半導体装置
は、さらに前記ベース領域下のコレクタ領域内に形成さ
れた前記第2導電型を有する高濃度埋込層と、前記半導
体基板の表面から前記高濃度埋込層に達する前記第2導
電型を有するコレクタ引出領域と、前記コレクタ引出領
域と接触するコレクタ電極とを有することを特徴として
いる。
【0013】請求項6記載の発明は、半導体装置の製造
方法に係り、半導体基板上の部分領域に、該半導体基板
への導入領域に第1導電型を付与することができ、かつ
該導入領域の抵抗値を変化させ得る第1導電型不純物を
含有する層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜
をパターニングしてベース領域を形成すべき領域上に残
す工程と、加熱処理して前記層間絶縁膜中の第1導電型
不純物を前記半導体基板中に導入し、第1導電型のベー
ス領域を形成する工程と、前記第1導電型不純物を含有
する第1の半導体膜を全面に形成する工程と、加熱処理
して前記第1の半導体膜から前記第1導電型不純物を前
記半導体基板に導入し、前記ベース領域に隣接し、該ベ
ース領域とつながっている前記第1導電型を有するグラ
フトベース領域を形成する工程と、前記第1の半導体膜
をパターニングして前記グラフトベース領域と接触する
ベース引出電極を形成する工程と、前記層間絶縁膜にコ
ンタクトホールを形成する工程と、前記半導体基板への
導入領域に第2導電型を付与することができ,かつ該導
入領域の抵抗値を変化させ得る第2導電型不純物を含有
する第2の半導体膜を全面に形成する工程と、加熱処理
して前記第2の半導体膜から前記第2導電型不純物を前
記半導体基板に導入し、前記ベース領域内に第2導電型
を有するエミッタ領域を形成する工程と、前記第2の半
導体膜をパターニングして前記エミッタ領域と接触する
エミッタ電極を形成する工程とを有することを特徴とし
ている。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項6記載の半
導体装置に係り、前記ベース領域中に導入された第1導
電型不純物の濃度分布が前記半導体基板の表面で最も高
く、該表面から深さ方向に漸減するガウス分布又は補誤
差関数分布であることを特徴としている。
【0015】また、請求項8記載の発明は、請求項6又
は7記載の半導体装置の製造方法に係り、前記層間絶縁
膜中の第1導電型不純物がボロン又はリンであることを
特徴としている。
【0016】また、請求項9記載の発明は、請求項6乃
至8の何れか一に記載の半導体装置の製造方法に係り、
前記第1の半導体膜及び第2の半導体膜がポリシリコン
膜であることを特徴としている。
【0017】また、請求項10記載の発明は、請求項6
乃至9の何れか一に記載の半導体装置の製造方法に係
り、前記層間絶縁膜を形成する工程の前の半導体基板に
は前記コレクタ領域となる領域内に前記第2導電型を有
する高濃度埋込層が埋め込まれており、前記半導体基板
の表面から前記高濃度埋込層に達する前記第2導電型を
有するコレクタ引出領域を形成する工程と、前記コレク
タ引出領域と接触するコレクタ電極を形成する工程を有
することを特徴としている。
【0018】
【作用】この発明においては、半導体基板への導入領域
に第1導電型を付与することができ、かつ該導入領域の
抵抗値を変化させ得る第1導電型不純物を含有する層間
絶縁膜、例えばBSG(Boro-Silicate Glass)膜やP
SG(Phospho-SilicateGlass)膜からその直下の半導
体基板に固相―固相拡散によりボロンやリンを導入して
ベース拡散層を形成しているので、ベース拡散層の不純
物濃度分布は表面で最も高くなり、ガウス分布又は補誤
差関数分布に従って表面から深さ方向に漸減する分布を
有する。
【0019】したがって、エミッタ領域からグラフトベ
ース領域に至るベース領域中の表面を含む領域の不純物
濃度は高く、このためベース電流の流路に沿ってベース
抵抗は低くなる。より浅いベース拡散層を形成する場合
もイオン注入の場合のように表面濃度は下がらないた
め、同じくベース抵抗は低くなる。また、イオン注入と
異なり、チャネリングも生じないため、浅いベース拡散
層を形成しやすい。これにより、より狭いベース幅とよ
り低いベース抵抗を両立させることができ、トランジス
タのNF、fmax等の高周波特性を向上させることが
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。 ◇第1の実施の形態 図1は、この発明の第1の実施の形態である非自己整合
型グラフトベースバイポーラトランジスタの構成を示す
断面図である。このバイポーラトランジスタは、同図に
示すように、n導電型(第2導電型)を付与し得る一定
かつ高濃度の不純物(以下、n型不純物(第2導電型不
純物)という)がドープされた低抵抗のn型シリコン
からなる半導体の基板101上に、一定かつ低濃度のn
型不純物がドープされた低抵抗のn型シリコンからな
るエピタキシャル層102が形成されている。これらの
基板101とエピタキシャル層102が半導体基板1を
構成し、コレクタ領域1となる。エピタキシャル層10
2表面には、素子形成領域2を囲むようにして素子分離
領域3にフィールド絶縁膜105が形成されている。こ
の素子形成領域2の中央部のエピタキシャル層102上
に、半導体基板への導入領域にp型(第1導電型)を付
与し、かつ導入領域の抵抗値を変化させる不純物(以
下、p型不純物(第1導電型不純物)という)が導入さ
れたBSG膜からなる第1の層間絶縁膜106aが形成
されている。
【0021】この第1の層間絶縁膜(BSG膜)106
aの下のエピタキシャル層102の表層には、第1の層
間絶縁膜(BSG膜)106a中のp型不純物が導入さ
れたp型のベース領域(内部ベース領域)109が形成
されている。このベース領域109は表面濃度が1×1
19cm−3程度で深さ方向に漸減するようなの不純
物濃度分布を有する。また、p型不純物(第1導電型不
純物)がドープされたポリシリコンからなるベース引出
電極108aが第1の層間絶縁膜106aの端部からフ
ィールド絶縁膜105上方に延在している。そして、ベ
ース引出電極108aは第1の層間絶縁膜106aの外
縁からフィールド絶縁膜105の内縁にわたって開口さ
れたベースコンタクトホール107を通して半導体基板
1と接触している。
【0022】ベース引出電極108a下のエピタキシャ
ル層102の表層にはベース領域109を囲むように環
状のp型のグラフトベース領域(外部ベース領域)11
0が形成されている。このグラフトベース領域110は
表面濃度が略1×1020cm−3で深さ方向に漸減す
る不純物濃度分布を有し、グラフトベース領域110の
内縁がベース領域109の周辺部と重なり、その外縁が
フィールド絶縁膜105の内縁と接するように形成され
ている。
【0023】さらに、ベース領域109の中央部の第1
の層間絶縁膜(BSG膜)106a、及び第2の層間絶
縁膜111に形成されたエミッタコンタクトホール11
2を通して半導体基板1と接触するエミッタ電極113
aが形成されている。また、エミッタ電極113aは、
n型不純物(第2導電型不純物)がドープされたポリシ
リコン膜からなっている。エミッタ電極113a直下の
ベース領域109内の表層には、エミッタ電極113a
と略同じ幅の円形状のn型のエミッタ領域114が形成
されている。エミッタ領域114は表面濃度が1×10
20cm−3程度で深さ方向に漸減する不純物濃度分布
を有する。
【0024】上記ベース引出電極108aやエミッタ電
極113aは第2及び第3の層間絶縁膜111、115
で被覆されている。そして、第2及び第3の層間絶縁膜
111、115に形成されたビアホール116a、11
6bを通してベース配線117aがベース引出電極10
8aと接続され、エミッタ配線117bがエミッタ電極
113aと接続されている。ベース配線117aやエミ
ッタ配線117bはアルミニウム膜又はその合金膜、バ
リアメタル膜とアルミニウム膜等の組み合わせ、バリア
メタル膜と金膜の組み合わせ等が考えられる。
【0025】次に、図2乃至図3を参照して、第1の実
施の形態である非自己整合型のグラフトベースバイポー
ラトランジスタの製造方法を説明する。図2乃至図3
は、この製造方法を工程順に示す断面図である。この実
施の形態では、p型のベース領域の形成にBSG膜から
の固相−固相拡散を用いており、イオン注入による不純
物の導入に比べて、不純物濃度の制御がより難しくなっ
ているといえる。すなわち、制御パラメータとして主に
BSG膜形成時の成膜温度、BSG膜中のボロン濃度、
及び半導体基板への拡散温度等があり、主としてドーズ
量と加速電圧を制御すればよいイオン注入の場合と比べ
て制御パラメータが多い。
【0026】この実施の形態の製造方法は、まず、図2
(a)に示すように、上記したn型不純物(第2の導電
型不純物)を含有する半導体基板1のエピタキシャル層
102表面に半導体表面保護用のシリコン酸化膜103
と酸化防止用のシリコン窒化膜104を形成した後、シ
リコン窒化膜104とシリコン酸化膜103をパターニ
ングし、平面形状が四角形状の素子形成領域2にこれら
を残す。次に、図2(b)に示すように、LOCOS
(LOCal Oxidation of Silicon)法によりシリコン窒化
膜104とシリコン酸化膜103をマスクとして熱酸化
し、素子形成領域2を囲む素子分離領域3にシリコン酸
化膜からなるフィールド絶縁膜105を形成する。次
に、図2(c)に示すように、シリコン窒化膜104と
シリコン酸化膜103を除去して半導体基板1を露出し
た後、図2(d)に示すように、CVD(Chemical Vap
or Deposition)法により濃度略1×1020cm−3
のボロン(第1導電型不純物)を含むBSG膜106を
全面に形成する。なお、このBSG膜は第1の層間絶縁
膜106aとなる。
【0027】続いて、BSG膜106をパターニングし
て、ベース領域を形成すべき領域とフィールド絶縁膜1
05の上にそれぞれBSG膜106aと106bを残
す。これにより、第1の層間絶縁膜(BSG膜)106
aの外縁とフィールド絶縁膜105の内縁の間に半導体
基板1が露出し、ベースコンタクトホール107とな
る。後に、露出した半導体基板1内にp型のグラフトベ
ース領域が形成される。次に、図3(a)に示すよう
に、CVD法により全面にポリシリコン膜(第1の半導
体膜)108を形成する。続いて、ドーズ量略1×10
15cm−2、加速電圧略15kVの条件でBFを用
いてイオン注入し、ボロンをポリシリコン膜108に導
入する。
【0028】次に、図3(b)に示すように、浅いベー
ス領域を形成するため、短時間の加熱処理が可能なラン
プアニール法を用いて加熱処理を行う。ランプアニール
の条件はトランジスタの特性により調整することができ
るが、この実施の形態では、温度1000〜1050
℃、時間10秒とする。加熱処理により、第1の層間絶
縁膜(BSG膜)106a中、及びポリシリコン膜10
8中のボロンを半導体基板1に導入するとともに、活性
化する。これにより、第1の層間絶縁膜(BSG膜)1
06aの下の素子形成領域2中央部のエピタキシャル層
102表層に極めて浅いp型のベース領域109が形成
され、また、ベース領域109の周囲に相互の端部が重
なり、ベース領域109を取り囲むようにp型のグラフ
トベース領域110が形成される。このとき、グラフト
ベース領域110の濃度の方が高いので、グラフトベー
ス領域110の深さはベース領域109の深さよりも多
少深くなる。このベース領域109とエピタキシャル層
102の境界がベースーコレクタ接合となる。
【0029】次に、ポリシリコン膜108をパターニン
グしてグラフトベース領域110と接続するp型のベー
ス引出電極108aを形成する。次に、図3(c)に示
すように、CVD法によりシリコン窒化膜からなる第2
の層間絶縁膜111を堆積する。次に、図3(d)に示
すように、第2の層間絶縁膜111と第1の層間絶縁膜
(BSG膜)106aを図示しないレジスト膜をマスク
としてCFとCHFとHeの混合ガスを用いたドラ
イエッチング法により異方性エッチングし、ベース領域
109内のエミッタ領域を形成すべき領域上にエミッタ
コンタクトホール112を形成する。このとき、CF
とCHFとHeの流量をそれぞれ20sccm、10
sccm、100sccmとする。続いて、CVD法に
より全面に膜厚略200nmのポリシリコン膜(第2の
半導体膜)113を形成した後、イオン注入により加速
エネルギ40〜100keV、ドーズ量1〜3×10
16cm−2の条件でポリシリコン膜113にAsを導
入し、n導電型を付与する。
【0030】次に、加熱処理を行い、ポリシリコン膜1
13中のAsを半導体基板1中に導入する。これによ
り、図1に示すように、エミッタコンタクトホール11
2下のベース領域109内に極めて浅いn型導電型を有
するエミッタ領域114が形成されるとともに、エミッ
タ領域114とベース領域109の境界にエミッタ−ベ
ース接合が形成される。このとき、ベース−コレクタ接
合内で、かつ、エミッタ領域114以外の部分がベース
領域109となる。また、エミッタ−ベース接合とベー
ス−コレクタ接合の間の狭い領域が実効的なベース幅と
なる。
【0031】この後、ポリシリコン膜113をパターニ
ングしてエミッタ領域114と接続するエミッタ電極1
13aを形成する。さらに、これらの電極108a、1
13aを被覆してシリコン酸化膜からなる第3の層間絶
縁膜111、115を形成した後、パターニングし、ビ
アホール116a、116bを形成する。続いて、ビア
ホール116aを通してベース引出電極108aと接触
するベース配線117aとビアホール116bを通して
エミッタ電極113aと接触するエミッタ配線117b
を形成する。これにより、図1に示すトランジスタが完
成する。
【0032】図4は、このトランジスタのコレクタ領域
1、ベース領域109及びエミッタ領域114を含む全
体の不純物濃度分布を示すグラフである。図4の縦軸は
対数目盛で表した不純物濃度分布を示し、横軸は線形目
盛りで表した半導体基板の表面から測った深さを示す。
同図に示すように、1×1018〜1019cm−3
度の一定の不純物濃度分布を有するn型の基板101と
不純物濃度1×1017cm−3程度の一定の不純物濃
度分布を有するn型のエピタキシャル層102からなる
半導体基板1をn型のコレクタ領域として用いている。
エピタキシャル層102と基板101との界面から表面
までの不純物濃度分布は、エピタキシャル層102と基
板101との界面の近くで基板101側からの不純物の
アウトデイフュージョンにより基板101の1×10
18〜1019cm−3程度の濃度から1×1017
程度のエピタキシャル層102の濃度まで漸減
し、さらにエピタキシャル層102表面に向かって1×
1017cm−3程度からエピタキシャル層102表面
での濃度1×1016cm−3程度まで漸減している。
【0033】P型のベース拡散層109aでは、半導体
基板1の表面で不純物濃度が最も高く、略1×1019
cm−3の表面不純物濃度を有し、ガウス分布又は補誤
差関数(エラーファンクション)分布に従って表面から
深さ方向に漸減するような不純物濃度分布を有してい
る。なお、ガウス分布は拡散させる不純物量が一定(し
たがって、表面濃度は時間と共に低下する)と仮定した
場合の分布であり、一方、補誤差関数分布は不純物を拡
散させている間中表面濃度が一定と仮定した場合の分布
である。いずれの分布になるかは拡散方式によるが、実
施例のような固相―固相拡散では不純物源の不純物量に
よりガウス分布も補誤差関数分布も採り得ると考えられ
る。図4では、ガウス分布を仮定している。
【0034】ベース拡散層109aの不純物濃度分布と
エピタキシャル層102の不純物濃度との交差点がベー
ス−コレクタ接合面となり、ベース−コレクタ接合面の
内側がベース領域109となる。なお、図には示してい
ないが、グラフトベース領域110では、半導体基板1
の表面で不純物濃度が最も高く、略1×1020cm
−3の表面不純物濃度を有し、ガウス分布又は補誤差関
数分布に従って表面から深さ方向に漸減するような不純
物濃度分布を有している。
【0035】n型のエミッタ拡散層114aでは、半導
体基板1の表面で不純物濃度が最も高く、略1×10
20cm−3の表面不純物濃度を有し、この場合もガウ
ス分布又は補誤差関数分布に従って表面から深さ方向に
漸減するような不純物濃度分布を有している。図4で
は、ガウス分布で記載している。n型のエミッタ拡散層
114aとp型のベース拡散層109aとは不純物濃度
略1×1018cm−3の点で交わっている。略この点
にエミッタ−ベース接合面が形成される。このとき、エ
ミッタ−ベース接合面の内側がエミッタ領域114とな
る。ベース−コレクタ接合面とエミッタ−ベース接合面
の間の狭い領域が実効的なベース幅であり、実施の形態
の場合、略50nmとなっている。
【0036】(比較例)図5は、イオン注入によりベー
ス拡散層を形成した場合のトランジスタ内の不純物濃度
分布を示すグラフである。図5の縦軸と横軸は、図4の
それらと同じ項目を示し、かつ同じ目盛りで表されてい
る。図4と比較して大きく異なるところは、ベース拡散
層の不純物濃度のピークが半導体内部にあり、このピー
クでの不純物濃度が、略1×1019cm−3のとき、
半導体基板の表面では、不純物濃度が略1×1018
−3近くまで下がっている。また、イオン注入時のチ
ャネリングのためベース拡散層が尾を引き、深さが深く
なっている。したがって、エミッタ拡散層とベース拡散
層との交差点の不純物濃度は1×1018cm−3と図
4と同じであるにもかかわらず、結果的にベース領域の
幅が広くなっている。
【0037】例えば、ベース拡散層を、加速エネル略ギ
25keV、ドーズ量略1×10 cm−2の条件で
イオン注入して形成し、この後、膜厚200nmのポリ
シリコン膜に加速エネルギ40〜100keV、ドーズ
量略1〜3×1016cm の条件でAsをイオン注
入してn型化する。さらに加熱し、固相拡散によりAs
をベース拡散層中に導入してエミッタ領域を形成し、不
純物濃度略1×10 cm−3のところにベース−エ
ミッタ接合を形成した場合、ベース領域の幅は略100
nmとなる。上記実施の形態の場合と比較して約2倍広
くなっている。
【0038】以上のように、第1の実施の形態の半導体
装置の製造方法によれば、第1の層間絶縁膜(BSG
膜)106aからその直下の半導体基板1に固相―固相
拡散によりボロンを導入する方法を用いているので、ベ
ース拡散層109の不純物濃度分布は表面で最も高くな
り、ガウス分布又は補誤差関数分布に従って表面から深
さ方向に漸減する分布を有する。したがって、エミッタ
領域114からグラフトベース領域110に至るベース
領域109中の表面を含む領域の不純物濃度は高く、こ
のためベース電流の流路に沿うベース抵抗は低くなる。
また、より浅いベース拡散層109を形成する場合もイ
オン注入の場合のように表面濃度は下がらないため、同
じくベース抵抗は低くなる。さらに、イオン注入と異な
り、チャネリングも生じないため、浅いベース拡散層を
形成しやすい。これにより、より狭いベース幅とより低
いベース抵抗を両立させることができ、トランジスタの
NF、及びfmax等の高周波特性を向上させることが
可能となる。
【0039】◇第2の実施の形態 図6は、この発明の第2の実施の形態であるグラフトベ
ーストランジスタの構成を示す断面図である。この形態
のグラフトベーストランジスタが、第1の実施の形態の
グラフトベーストランジスタと大きく異なるところは、
コレクタ電極124を半導体基板1表面から引き出して
いる点である。同図において、図1の構成部分と同一の
各部には同一の符号を付してその説明を省略する。同図
に示すように、半導体基板1中、素子形成領域2からそ
の両側の素子分離領域3にわたる領域の直下であって、
基板101とエピタキシャル層102の境界領域にn型
の高濃度埋込層121が埋め込まれている。そして、半
導体基板1表面からこの高濃度埋込層121に達するn
型のコレクタ引出領域122がイオン注入等により形成
され、コレクタコンタクトホール123を通してコレク
タ電極124と接続されている。
【0040】この形態のグラフトベーストランジスタを
作成する場合、半導体基板4として上記高濃度埋込層1
21を有するものを用い、最初に半導体基板1表面から
この高濃度埋込層121に達するコレクタ引出領域12
2を形成する。以降は、配線の形成工程前まで第1の実
施の形態と同様な工程を経る。そして、配線の形成工程
でエミッタ配線117bとベース配線117aを形成す
る他、コレクタ引出領域122と接触するコレクタ電極
/配線124を形成すると、この形態のグラフトベース
トランジスタが完成する。この形態のグラフトベースト
ランジスタでは、コレクタ電流はエミッタ電極113a
からエミッタ領域114に流入してベース領域109を
通ってコレクタ領域1に流れ、コレクタ領域1の高濃度
埋込層121及びコレクタ引出領域122を経てコレク
タ電極/配線124に至る。この形態によれば、第1の
実施の形態と略同様な効果を得ることができる。
【0041】以上、この発明の実施の形態を図面により
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上
記実施の形態では、ベース領域(ベース拡散層)109
の表層を高濃度にして低抵抗化できるため、横方向に電
流が流れるグラフトベーストランジスタに有効である
が、これに限られない。
【0042】また、NPNグラフトベーストランジスタ
にこの発明を適用しているが、PNPグラフトベースト
ランジスタにも適用することができる。この場合、ベー
ス領域109を形成するための導電型不純物を含有する
第1の層間絶縁膜として、半導体基板への導入領域にn
導電型(第2導電型)を付与することができ、かつこの
導入領域の抵抗値を変化させ得るn型不純物(第2導電
型不純物)であるリンを含有するPSG膜を用いる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、不純物含有絶縁膜から半導体基板への固相−固
相拡散によりベース拡散層を形成しているので、不純物
濃度分布は表面で最も高くなり、このため浅いベース拡
散層を形成する場合も表面濃度はあまり低下せず、エミ
ッタ領域からベース領域表層を通してグラフトベース領
域に至るベース電流の流路に沿ってベース抵抗をより低
くすることができる。さらに、イオン注入と異なり、チ
ャネリングも生じないため、浅いベース拡散層を形成し
やすい。これにより、より狭いベース幅とより低いベー
ス抵抗を両立させることができ、トランジスタのNF、
fmax等の高周波特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態であるグラフトベ
ースバイポーラトランジスタの構成を示す断面図であ
る。
【図2】同グラフトベースバイポーラトランジスタの製
造方法を示す断面図(その1)である。
【図3】同グラフトベースバイポーラトランジスタの製
造方法を示す断面図(その2)である。
【図4】同グラフトベースバイポーラトランジスタの半
導体基板内の不純物濃度分布を示すグラフである。
【図5】比較例のグラフトベースバイポーラトランジス
タの半導体基板内の不純物濃度分布を示すグラフであ
る。
【図6】この発明の第2の実施の形態であるグラフトベ
ースバイポーラトランジスタの構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1、4 半導体基板 2 素子形成領域 3 素子分離領域 101 基板 102 エピタキシャル層 105 フィールド絶縁膜 106a,106b 第1の層間絶縁膜(BSG
膜) 107 ベースコンタクトホール 108a ベース引出電極 109 ベース領域(内部ベース領域) 109a ベース拡散層 110 グラフトベース領域(グラフトベース拡散
層、外部ベース領域) 111 第2の層間絶縁膜 112 エミッタコンタクトホール 113a エミッタ電極 114 エミッタ領域 114a エミッタ拡散層 115 第3の層間絶縁膜 121 高濃度埋込層 122 コレクタ引出領域 123 コレクタコンタクトホール 124 コレクタ電極/配線

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板への導入領域に第1導電型を
    付与することができ、かつ該導入領域の抵抗値を変化さ
    せ得る第1導電型不純物を含有する、半導体基板上の部
    分領域に形成された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜の下の半導体基板の表層であって、該層
    間絶縁膜の略全被覆領域に、前記層間絶縁膜の第1導電
    型不純物が導入されて形成され、前記半導体基板の表面
    から深さ方向に漸減する不純物濃度分布を有する第1導
    電型のベース領域と、 前記第1導電型不純物を含有する第1の半導体膜からな
    り、前記層間絶縁膜の周辺部の半導体基板上に形成され
    たベース引出電極と、 前記ベース引出電極の下の半導体基板の表層であって該
    ベース引出電極の略全被覆領域に前記ベース引出電極の
    第1導電型不純物が導入されて形成された、前記ベース
    領域に隣接する第1導電型を有するグラフトベース領域
    と、 前記層間絶縁膜に形成されたコンタクトホールを通して
    前記半導体基板と接触する、前記半導体基板への導入領
    域に第2導電型を付与することができ、かつ該導入領域
    の抵抗値を変化させ得る第2導電型不純物を含有する第
    2の半導体膜からなるエミッタ電極と、 前記エミッタ電極の下のベース領域の表層であって該エ
    ミッタ電極の略全被覆領域に前記エミッタ電極の第2導
    電型不純物が導入されて形成された第2導電型を有する
    エミッタ領域と、 少なくとも前記ベース領域下に隣接して形成された前記
    第2導電型を有するコレクタ領域とを有することを特徴
    とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板の表面から深さ方向に漸
    減するベース領域の不純物濃度分布がガウス分布又は補
    誤差関数分布であることを特徴とする請求項1記載の半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 前記層間絶縁膜中の第1導電型不純物が
    ボロン又はリンであることを特徴とする請求項1又は2
    記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の半導体膜及び第2の半導体膜
    が、ポリシリコン膜であることを特徴とする請求項1乃
    至3の何れか一に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記半導体装置は、さらに前記ベース領
    域下のコレクタ領域内に形成された前記第2導電型を有
    する高濃度埋込層と、 前記半導体基板の表面から前記高濃度埋込層に達する前
    記第2導電型を有するコレクタ引出領域と、 前記コレクタ引出領域と接触するコレクタ電極とを有す
    ることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一に記載の
    半導体装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板上の部分領域に、該半導体基
    板への導入領域に第1導電型を付与することができ、か
    つ該導入領域の抵抗値を変化させ得る第1導電型不純物
    を含有する層間絶縁膜を形成する工程と、 前記層間絶縁膜をパターニングしてベース領域を形成す
    べき領域上に残す工程と、 加熱処理して前記層間絶縁膜中の第1導電型不純物を前
    記半導体基板中に導入し、第1導電型のベース領域を形
    成する工程と、 前記第1導電型不純物を含有する第1の半導体膜を全面
    に形成する工程と、 加熱処理して前記第1の半導体膜から前記第1導電型不
    純物を前記半導体基板に導入し、前記ベース領域に隣接
    し、該ベース領域とつながっている前記第1導電型を有
    するグラフトベース領域を形成する工程と、 前記第1の半導体膜をパターニングして前記グラフトベ
    ース領域と接触するベース引出電極を形成する工程と、 前記層間絶縁膜にコンタクトホールを形成する工程と、 前記半導体基板への導入領域に第2導電型を付与するこ
    とができ,かつ該導入領域の抵抗値を変化させ得る第2
    導電型不純物を含有する第2の半導体膜を全面に形成す
    る工程と、 加熱処理して前記第2の半導体膜から前記第2導電型不
    純物を前記半導体基板に導入し、前記ベース領域内に第
    2導電型を有するエミッタ領域を形成する工程と、 前記第2の半導体膜をパターニングして前記エミッタ領
    域と接触するエミッタ電極を形成する工程とを有するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ベース領域中に導入された第1導電
    型不純物の濃度分布が前記半導体基板の表面で最も高
    く、該表面から深さ方向に漸減するガウス分布又は補誤
    差関数分布であることを特徴とする請求項6記載の半導
    体装置。
  8. 【請求項8】 前記層間絶縁膜中の第1導電型不純物が
    ボロン又はリンであることを特徴とする請求項6又は7
    記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の半導体膜及び第2の半導体膜
    が、ポリシリコン膜であることを特徴とする請求項6乃
    至8の何れか一に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記層間絶縁膜を形成する工程の前の
    半導体基板には前記コレクタ領域となる領域内に前記第
    2導電型を有する高濃度埋込層が埋め込まれており、 前記半導体基板の表面から前記高濃度埋込層に達する前
    記第2導電型を有するコレクタ引出領域を形成する工程
    と、 前記コレクタ引出領域と接触するコレクタ電極を形成す
    る工程を有することを特徴とする請求項6乃至9の何れ
    か一に記載の半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007227982A (ja) * 2007-06-12 2007-09-06 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 半導体装置の製造方法および半導体装置
JP2012204724A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 電流値依存性の少ない増幅率を有する半導体デバイス

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