JP2000235819A - 押釦スイッチ - Google Patents

押釦スイッチ

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JP2000235819A
JP2000235819A JP11035865A JP3586599A JP2000235819A JP 2000235819 A JP2000235819 A JP 2000235819A JP 11035865 A JP11035865 A JP 11035865A JP 3586599 A JP3586599 A JP 3586599A JP 2000235819 A JP2000235819 A JP 2000235819A
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JP
Japan
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emitting element
chip
type light
housing
light emitting
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JP11035865A
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English (en)
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Kazunari Takahashi
一成 高橋
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップ型発光素子に熱を加わえることなく、
チップ型発光素子を一対の端子に接続できるようにした
押釦スイッチを提供する。 【解決手段】 固定接点12a,13aを設けたハウジ
ング2と、このハウジング2内に収納されて固定接点1
2aと接離する可動接点16と、ハウジング2に支持さ
れた一対の端子14,15と、一対の電極部27a,2
7bを有するチップ型発光素子24と、弾性を有し、チ
ップ型発光素子24と各端子14,15との間に配設さ
れる導電部材17と、ハウジング2に取り付けられ、チ
ップ型発光素子24を導電部材17方向へ押圧する押さ
え部材28とを備え、チップ型発光素子24は、導電部
材17に弾性接触することにより各電極部27a,27
bが導電部材17を介してそれぞれ各端子14,15に
導通してハウジング2に支持されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は押釦スイッチに係
り、特に、押釦スイッチに収納される発光素子の取り付
け構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10乃至図12は従来の押釦スイッチ
を示すもので、この押釦スイッチ51は、上部を開口し
た筐体状のハウジング52を有し、このハウジング52
には、一対の端子53,54及び一対の端子55,56
がインサート成形により取り付けられている。この一対
の端子53,54及び一対の端子55,56は、各々一
端部がハウジング52の内底面に露出して固定接点53
a,54a及び接点部55a,56aとされているとと
もに、他端部が各々ハウジング52の外側に導出されて
いる。
【0003】ハウジング52内には、導電金属材からな
るドーム状の可動接点57と、この可動接点57を反転
動作させて固定接点54aと接離させるステム58とが
収納されており、可動接点57はその周縁部を固定接点
53aに接触させている。また、ステム58には、接点
部55a,56aに各々接続する導電板ばねからなる一
対のブラシ59a,59bと、上部を開口した凹部60
とが形成されており、この凹部60には、チップ型発光
素子としてのチップ型LED61が発光部62を上方に
向け、その一対の電極部63を各々半田64により一対
のブラシ59a,59bに接続させて収納されている。
【0004】また、ハウジング52の上部には、その開
口を覆うように透明な弾性シート65が固着されてい
る。また更に、ハウジング52からのステム58の抜け
落ちを防ぐカバー66が、弾性シート65の上からハウ
ジング52に掛止されており、弾性シート65を介して
カバー66に形成された孔66aからチップ型LED6
1の発光部62及びステム58の上部の一部をハウジン
グ52の外側へ臨ませている。
【0005】このように構成された押釦スイッチ51
は、図示せぬ回路基板に一対の端子53,54及び一対
の端子55,56の各々他端部が半田付けされて実装さ
れ、カバー66の孔66aから臨むステム58の一部を
弾性シート65の上から押圧すると、一対のブラシ59
a,59bが撓みながら接点部55a,55bとの接続
を保った状態で、ステム58が降下して可動接点57を
押圧して反転させ固定接点54aに接触させる。これに
より、固定接点53a,54a間が可動接点57によっ
て導通されて押釦スイッチ51がオン状態となり、チッ
プ型LED61の発光部62が点灯する。
【0006】また、ステム58の押圧を解除すると、可
動接点57は、自らの反転復元力により元の状態に復帰
し固定接点54aから離間して押釦スイッチ51がオフ
状態となり、これに伴い、この可動接点57の反転復元
力によってステム58が元の位置に押し上げられるとと
もに、チップ型LED61の発光部62が消灯するよう
になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の押釦スイッチ51にあっては、チップ型LED
61は、その一対の電極部63を各々半田64によって
一対のブラシ59a,59bに接続させているので、半
田64を溶融させるために与える熱がチップ型LED6
1に加わることとなり、このため、この熱によってチッ
プ型LED61が損傷を受け発光部62が点灯できなく
なる虞があった。また、チップ型LED61は、その一
対の電極部63を各々半田64により一対のブラシ59
a,59bを接続しなければなず、従って、作業性が悪
いという課題があった。
【0008】本発明は上述したような事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、チップ型発光素子に熱を加わ
えることなく、チップ型発光素子を一対の端子に簡単に
接続できるようにした押釦スイッチを提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の手段として、本発明は、固定接点を設けたハウ
ジングと、このハウジング内に収納されて前記固定接点
と接離する可動接点と、前記ハウジングに支持された一
対の端子と、一対の電極部を有するチップ型発光素子
と、弾性を有し、前記チップ型発光素子と前記端子との
間に配設される導電部材と、前記ハウジングに取り付け
られ、前記チップ型発光素子を前記導電部材方向へ押圧
する押さえ部材とを備え、前記チップ型発光素子は、前
記導電部材に弾性接触することにより前記各電極部が前
記導電部材を介してそれぞれ前記各端子に導通して前記
ハウジングに支持されるようにした。
【0010】また、上記課題を解決するための第2の手
段として、本発明は、前記第1の手段において、前記押
さえ部材は、前記ハウジングに掛止される押さえ板で構
成され、前記押さえ部材には、前記チップ型発光素子の
発光部を露出させる孔部が形成されているとともに、前
記チップ型発光素子を前記導電部材方向へ押圧する押さ
え部が、前記孔部の周縁部あるいは前記孔部の開口縁部
に設けられた構成とした。
【0011】また、上記課題を解決するための第3の手
段として、本発明は、前記第1の手段において、前記押
さえ部材は、前記ハウジングに掛止される押さえ板で構
成され、前記押さえ部材には、前記チップ型発光素子の
発光部を露出させる孔部が形成されているとともに、前
記チップ型発光素子を前記導電部材方向へ押圧する押さ
え部を、前記押さえ板の裏面から前記チップ型発光素子
側へ遠ざかるに従い、前記孔部から遠ざかる方向に広が
って傾斜して設けた。
【0012】また、上記課題を解決するための第4の手
段として、本発明は、前記第1,第2,第3の手段にお
いて、前記導電部材は、絶縁性を有する弾性体と、この
弾性体に埋設された複数の導電体とを備えた異方性導電
体で構成され、前記導電部材は、前記押さえ部材で押圧
された際に、前記チップ型発光素子の一対の電極部を前
記一対の端子のみに各々導通させるようにした。
【0013】また、上記課題を解決するための第5の手
段として、本発明は、前記第1,第2,第3の手段にお
いて、前記導電部材を、コイルばねで形成した。
【0014】また、上記課題を解決するための第6の手
段として、本発明は、前記導電部材を、ばね性を有する
前記各端子に一体に形成した弾性腕で構成した。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の押釦スイッチの第
1の実施形態を図1乃至図5を用いて説明する。
【0016】この押釦スイッチ1は、第1,第2の収納
部9,10が形成されたハウジング2と、このハウジン
グ2に支持される第1〜第4の端子12〜15と、第1
の収納部9に収納される可動接点16と、第2の収納部
10に収納される導電部材17と、この導電部材17上
に載置されるチップ型発光素子24と、このチップ型発
光素子24を導電部材17方向へ押圧する押さえ部材と
しての押さえ板28とから構成されている。
【0017】ハウジング2は、絶縁合成樹脂製で上部を
開口した4角箱状に形成され、側壁部3,4,5,6、
及び底壁部7とを有している。このハウジング2には、
図1に示すように、その内底面に分割壁8を立設して側
壁部4,6間を連結し、ハウジング2内を2つに分割す
ることにより、第1,第2の収納部9,10が形成され
ている。また、側壁部3,5には、図4に示すように、
係合突起11が各々形成されている。
【0018】第1,第2の端子12,13は、黄銅また
はリン青銅等に銀メッキを施して形成され、インサート
成形によりハウジング2の底壁部7に取り付けられてい
る。そして、図2,図4に示すように、第1の端子12
は、その一端部が、第1の収容部9内において、ハウジ
ング2の内底面に露出して固定接点12aとされている
とともに、他端部が側壁部4からハウジング2の外側へ
延設されて上方に折り曲げられている。また、第2の端
子13は、その一端部が、第1の収容部9内において、
ハウジング2の内底面に上記固定接点12aの周囲を囲
むようにU字状に露出して固定接点13aとされている
とともに、他端部が側壁部6からハウジング2の外側へ
延設されて上方に折り曲げられている。
【0019】第3,第4の端子14,15は、黄銅また
はリン青銅等に銀メッキを施して形成され、インサート
成形によりハウジング2の底壁部7に取り付けられてい
る。そして、図2,図4に示すように、第3の端子14
は、その一端部が、第2の収容部10内において、ハウ
ジング2の内底面に露出して接点部14aとされている
とともに、他端部が側壁部4からハウジング2の外側へ
延設されて上方に折り曲げられている。また、第4の端
子15は、その一端部が、第2の収容部10内におい
て、ハウジング2の内底面に上記接点部14aと所定間
隔を置いて露出して接点部15aとされているととも
に、他端部が側壁部6からハウジング2の外側へ延設さ
れて上方に折り曲げられている。
【0020】可動接点16は、ステンレス板に銀メッキ
を施して舟形状に形成され、2本のスリット16aを穿
設することにより反転動作する中央片部16bが設けら
れている。そして、図4に示すように、この可動接点1
6は、その周縁部を第2の端子13の固定接点13aに
常時接触させて第1の収納部9に収納されており、中央
片部16bが第1の端子12の固定接点12aと対向し
ている。
【0021】導電部材17は、絶縁性を有する矩形状の
弾性体18と、導電線材からなる複数の導電体19とを
備えた異方性導電体で構成され、図5に示すように、導
電体19は弾性体18に所定間隔をもって埋設され、隣
接する導電体19間が弾性体18によって絶縁状態に保
持されている。この導電部材17は、弾性体18の上下
面18a,18bを押圧すると、弾性体18が圧縮され
て上下面18a,18bから導電体19が1〜2μm程
度突出し、上下面18a,18b間を導通させるように
なっている。そして、この導電部材17は、その下面1
8bを第3,第4の端子14,15の接点部14a,1
5aに当接させて第2の収納部10に収納されている。
【0022】ステム20は、絶縁合成樹脂を成形してな
るもので、直方体状の押釦部21と、この押釦部21の
下部に連設された矩形状の鍔部22と、この鍔部22の
下面に設けられた押圧部23とを備え、ハウジングから
押釦部23を突出させて第1の収納部9に収納されてお
り、その押圧部23を可動接点16の中央片部16bに
当接させている。
【0023】チップ型発光素子24は、傾斜部25aを
有する台形状の発光部25と、この発光部25の下部に
連設された矩形状の基部26と、この基部26の下面に
形成された一対の電極部27a,27bとを備えたチッ
プ型LEDで構成され、基部26は発光部25と一対の
電極部27a,27bとを支持している。そして、この
チップ型発光素子24は、導電部材17上に載置され、
一対の電極部27a,27bを導電部材17の上面18
aに当接させた状態で第2の収納部10に収納されてお
り、導電部材17が第3,第4の端子14,15とチッ
プ型発光素子24との間に位置している。
【0024】押さえ板28は、洋白又はステンレス等の
金属薄板からなり、その左右両端部分を下方へ垂直に折
り曲げることにより、図1に示すように、側板部29,
30が形成され、この側板部29,30には各々係合孔
31が穿設されている。また、押さえ板28の天板部3
2には、矩形状の孔部33が穿設されているとともに、
この孔部33の左方において天板部32の一部が切り欠
かれ、この切欠部の両端を下方へ折り曲げることによ
り、4角状の孔部34と、天板部32の裏面の孔部34
の周縁部に設けられた2つの押さえ部35とが形成され
ている。そして、この2つの押さえ部35は、図3に示
すように、押さえ板28の天板部32の裏面から下方
(チップ型発光素子24側)へ遠ざかるに従い、孔部3
4から遠ざかる方向に広がって傾斜するように設けられ
ている。
【0025】この押さえ板28は、図4に示すように、
その係合孔31にハウジング2の係合突起11を係合さ
せてハウジング2の上部に取り付けられており、孔部3
3からステム20の押釦部21を突出させて、押さえ板
28の裏面にステム20の鍔部22が当接されている。
そして、図3に示すように、チップ型発光素子24の発
光部25が2の押さえ部35間に位置して孔部34から
ハウジング2の外側に露出しており、2つの押さえ部3
5は、発光部25の傾斜部25aを導電部材17方向へ
押圧してチップ型発光素子24を導電部材17に弾性接
触させて押さえ、チップ型発光素子24を介して導電部
材17を固定接点14a,15aに押圧して圧縮させる
ことにより、導電部材17の弾発力によって導電部材1
7と協力してチップ型発光素子24を挟持してハウジン
グ2に支持している。尚、押さえ部35を孔部34の開
口縁部、即ち孔部34の内周面で構成し、チップ型発光
素子24の発光部25を孔部34から突出させ、孔部3
4の開口縁部で発光部25を押さえてチップ型発光素子
24を導電部材17方向へ押圧してもよい。
【0026】そして、このとき、導電体19は、押さえ
部35の押圧によってチップ型発光素子24の一対の電
極部27a,27bが押圧する導電部材17の上面18
aの両端部と、この両端部と対向する導電部材17の下
面18bの両端部とから突出し、この間を接続して、チ
ップ型発光素子24の一対の電極部27a,27bを第
3,第4の端子14,15の接点部14a,15aのみ
に各々導通させている。
【0027】次に、このように構成された押釦スイッチ
1の組立方法について説明すると、先ず、第1〜第4の
端子12〜15が取り付けられたハウジング2の第1の
収納部9に可動接点16を収納し、その周縁部を第2の
端子13の固定接点13aに接触させて、中央片部16
bを第1の端子12の固定接点12aと対向させる。次
いで、ハウジング2の第2の収納部10に導電部材17
を収納し、その下面18bを第3,第4の端子14,1
5の接点部14a,15aに当接させる。次に、第1の
収納部9にステム20を収納し、その押圧部23を可動
接点16の中央片部16bに当接させる。次に、第2の
収納部10にチップ型発光素子24を収納し、その一対
の電極部27a,27bを導電部材17の上面18aに
当接させる。
【0028】しかる後、係合孔31が係合突起11に対
応するように、押さえ板28をハウジング2の上部に被
せると、押さえ板28の側板部29,30の下縁部が係
合突起11にぶつかった状態となり、この状態で押さえ
板28を下方へ押し込むと、押さえ板28の弾性によっ
て側板部29,30が外方へ撓み、係合孔31の下縁部
が係合突起11を通過したときに、側板部29,30は
元の状態に復元して係合孔31に係合突起11が掛け止
めされ、押さえ板28がハウジング2に取り付けられ
る。このように押釦スイッチ1は、ハウジング2に構成
部品、即ち可動接点16、ステム20、導電部材17、
チップ型発光素子24及び押さえ板28を順番に重ねて
いくだけで組立でき、組立作業性の向上が図られてい
る。
【0029】このようにして押釦スイッチ1の組立は完
了するが、組立後においては、押さえ板28は、その天
板部32の裏面がステム20の鍔部22に当接し、ハウ
ジング2からのステム20の抜け落ちを防ぐとともに、
2つの押さえ部35がチップ型発光素子24を押圧して
押さえ、導電部材17の弾発力によりチップ型発光素子
24を2つの押さえ部35と導電部材17とで挟持して
ハウジング2に支持しており、押さえ板28は、一部材
でステム20の抜け落ち防止機能とチップ型発光素子2
4の支持機能との2つの機能を有している。
【0030】また、2つの押さえ部35がチップ型発光
素子24を押圧することにより、導電部材17の上下面
18a,18bから導電体19が突出し、チップ型発光
素子24の一対の電極部27a,27bを第3,第4の
端子14,15の接点部14a,15aのみに各々導通
させており、導電部材17は、一部材で一対の電極部2
7a,27bと接点部14a,15aとを同時に導通さ
せることができるようになっている。
【0031】また、2つの押さえ部35は、押さえ板2
8の天板部32の裏面から下方(チップ型発光素子24
側)へ遠ざかるに従い、孔部34から遠ざかる方向に広
がって傾斜するように設けられているので、チップ型発
光素子24を導電部材17に確実且つバランスよく押圧
してハウジング2に支持できるとともに、押さえ板28
をハウジング2に取り付ける際に、2つの押さえ部35
間にチップ型発光素子24の発光部25が入り易く、チ
ップ型発光素子24が第2の収納部10内に多少位置ず
れして収納されたとしても、2つの押さえ部35の押圧
によりチップ型発光素子24を正規の位置に戻し正しく
位置決めすることができる。
【0032】しかして、このように構成・組み立てられ
た押釦スイッチ1は、図示せぬ回路基板にハウジング2
の側板部4,6から延設する第1〜第4の端子12〜1
5の他端部が各々半田付けされて実装され、これら他端
部がこの図示せぬ回路基板に接続される。そして、押さ
え板28の孔部33から突出するステム20の押釦部2
1を操作者が手指で下方(矢印A方向)へ押圧すると、
ステム20が降下して可動接点16の中央片部16bを
押圧部23が押圧し、この中央片部16bを反転させて
固定接点12aに接触させる。これにより、固定接点1
2a,13a間が可動接点16によって導通されて押釦
スイッチ1がオン状態となり、チップ型発光素子24の
発光部25が点灯し、操作者が押釦部21を押圧する矢
印A方向から見て、発光部25の点灯を目視できて押釦
スイッチ1の作動を確認できる。
【0033】また、ステム20の押圧を解除すると、可
動接点16の中央片部16bは、自らの反転復元力によ
り元の状態に復帰し固定接点12aから離間して押釦ス
イッチ1がオフ状態となり、これに伴い、この中央片部
16bの反転復元力によってステム20が元の位置に押
し上げられるとともに、チップ型発光素子24の発光部
25が消灯するようになっている。
【0034】次に、図6,図7は本発明の第2の実施形
態を示し、この第2の実施形態が上記第1の実施形態と
異なる点は、上記導電部材17を、図6に示すように、
絶縁性を有する矩形状の弾性体36と、この弾性体36
中に混入された導電粒子からなる複数の導電体37とで
形成された異方性導電体38で構成した点であり、他は
上記第1の実施形態と同様である。この場合、異方性導
電体38は、その上下面36a,36bが押圧される
と、弾性体36が圧縮されて、複数の導電体37が弾性
体36内で近接して当接するとともに上下面36a,3
6bに露出して、上下面36a,36b間を接続させる
ようになっている。
【0035】このように上記導電部材17を異方性導電
体38で構成すると、図7に示すように、異方性導電体
38は、押さえ部35の押圧によってチップ型発光素子
24の一対の電極部27a,27bが押圧する異方性導
電体38の上面36aの両端部と、この両端部と対向す
る異方性導電体38の下面36bの両端部との間のみが
導電体37によって接続されて、チップ型発光素子24
の一対の電極部27a,27bを第3,第4の端子1
4,15の接点部14a,15aのみに各々導通させる
ことができる。また、異方性導電体38の弾発力によ
り、異方性導電体38と押さえ板28の押さえ部35と
で挟持させてチップ型発光素子24をハウジング2に支
持できる。
【0036】また、図8は本発明の第3の実施形態を示
し、この第3の実施形態が上記第1の実施形態と異なる
点は、上記導電部材17を、図8に示すような2つの導
電コイルばね39a,39bに置換した点であり、他は
上記第1の実施形態と同様である。この場合、押釦スイ
ッチ1の部品点数が増加するものの、簡単な構成でチッ
プ型発光素子24の一対の電極部27a,27bと第
3,第4の端子14,15の接点部14a,15aとを
各々導通させるとともに、2つの導電コイルばね39
a,39bの弾発力により、2つの導電コイルばね39
a,39bと押さえ板28の押さえ部35とで挟持させ
てチップ型発光素子24をハウジング2に支持できる。
【0037】また、図9は本発明の第4の実施形態を示
し、この第4の実施形態が上記第1の実施形態と異なる
点は、上記導電部材17を用る代わりに、上記第3,第
4の端子14,15を弾性を有するばね材で形成し、図
9に示すように、これら第3,第4の端子14,15の
一端部に一体に各々、一端側に至るに従い上方へ傾斜す
る弾性腕40a,40bを設け、この弾性腕40a,4
0bを導電部材として構成した点であり、他は上記第1
の実施形態と同様である。そして、これら弾性腕40
a,40bにチップ型発光素子24の一対の電極部27
a,27bを各々当接させ、押さえ板28の押さえ部3
5でチップ型発光素子24を弾性腕40a,40bに押
圧し、チップ型発光素子24の一対の電極部27a,2
7bと第3,第4の端子14,15の弾性腕40a,4
0bとを各々導通させるとともに、弾性腕40a,40
bの弾発力により、チップ型発光素子24を押さえ板2
8の押さえ部35に押し付けてハウジング2に支持して
いる。
【0038】この場合、弾性腕40a,40bのばね定
数を一定にするために、弾性腕40a,40bの傾斜角
度を常に一定に製造する必要があり、弾性腕40a,4
0bを形成する工程が多少煩雑となるものの、押釦スイ
ッチ1の部品点数を削減できる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0040】固定接点を設けたハウジングと、このハウ
ジング内に収納されて前記固定接点と接離する可動接点
と、前記ハウジングに支持された一対の端子と、一対の
電極部を有するチップ型発光素子と、弾性を有し、前記
チップ型発光素子と前記各端子との間に配設される導電
部材と、前記ハウジングに取り付けられ、前記チップ型
発光素子を前記導電部材方向へ押圧する押さえ部材とを
備え、前記チップ型発光素子は、前記導電部材に弾性接
触することにより前記各電極部が前記導電部材を介して
それぞれ前記各端子に導通して前記ハウジングに支持さ
れるので、前記チップ型発光素子に熱を加わえることな
く、前記チップ型発光素子を前記一対の端子に接続し
て、簡単に前記ハウジングに支持することができる。
【0041】また、前記押さえ部材は、前記ハウジング
に掛止される押さえ板で構成され、前記押さえ部材に
は、前記チップ型発光素子の発光部を露出させる孔部が
形成されているとともに、前記チップ型発光素子を前記
導電部材方向へ押圧する押さえ部が、前記孔部の周縁部
あるいは前記孔部の開口縁部に設けられているので、前
記チップ型発光素子を前記導電部材に確実且つバランス
よく押圧できるとともに、前記チップ型発光素子を正し
く位置決めすることができる。また、前記押さえ部は、
前記孔部を形成する工程と同じ製造工程で形成できるた
め、生産性を向上させることができる。
【0042】また、前記押さえ部材は、前記ハウジング
に掛止される押さえ板で構成され、前記押さえ部材に
は、前記チップ型発光素子の発光部を露出させる孔部が
形成されているとともに、前記チップ型発光素子を前記
導電部材方向へ押圧する押さえ部が、前記押さえ板の裏
面から前記チップ型発光素子側へ遠ざかるに従い、前記
孔部から遠ざかる方向に広がって傾斜して設けられてい
るので、前記押さえ部材を前記ハウジングに掛止する際
に、前記チップ型発光素子の位置ずれを修正することが
できる。
【0043】また、前記導電部材は、絶縁性を有する弾
性体と、この弾性体に埋設された複数の導電体とを備え
た異方性導電体で構成され、前記導電部材は、前記押さ
え部材で押圧された際に、前記チップ型発光素子の一対
の電極部を前記一対の端子のみに各々導通させるので、
前記チップ型発光素子に熱を加わえることなく、前記一
対の電極部と前記一対の端子とを簡単に導通させること
ができる。
【0044】また、前記導電部材は、コイルばねからな
るので、簡単な構成で前記一対の電極部と前記一対の端
子とを導通させることができる。
【0045】また、前記導電部材は、ばね性を有する前
記各端子に一体に形成した弾性腕で構成したので、前記
チップ型発光素子に熱を加わえることなく、前記チップ
型発光素子を前記一対の端子に接続して、簡単に前記ハ
ウジングに支持することができ、また、併せて押釦スイ
ッチの部品点数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る押釦スイッチの
分解斜視図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る押釦スイッチを
ステムの部分で切断した縦断面図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る押釦スイッチを
チップ型発光素子の部分で切断した縦断面図。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る押釦スイッチの
横断面図。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る押釦スイッチの
導電部材の断面図。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る押釦スイッチの
異方性導電体の断面図。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る押釦スイッチを
チップ型発光素子の部分で切断した縦断面図。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る押釦スイッチを
チップ型発光素子の部分で切断した縦断面図。
【図9】本発明の第4の実施形態に係る押釦スイッチを
チップ型発光素子の部分で切断した縦断面図。
【図10】従来の押釦スイッチの断面図。
【図11】従来の押釦スイッチに係るハウジングの平面
図。
【図12】従来の押釦スイッチの分解斜視図。
【符号の説明】
1 押釦スイッチ 2 ハウジング 3 側壁部 4 側壁部 5 側壁部 6 側壁部 7 底壁部 8 分割壁 9 第1の収納部 10 第2の収納部 11 係合突起 12 第1の端子 12a 固定接点 13 第2の端子 13a 固定接点 14 第3の端子 14a 接点部 15 第4の端子 15a 接点部 16 可動接点 16a スリット 16b 中央片部 17 導電部材 18 弾性体 18a 上面 18b 下面 19 導電体 20 ステム 21 押釦部 22 鍔部 23 押圧部 24 チップ型発光素子 25 発光部 25a 傾斜部 26 基部 27a 電極部 27b 電極部 28 押さえ板(押さえ部材) 29 側板部 30 側板部 31 係合孔 32 天板部 33 孔部 34 孔部 35 押さえ部 36 弾性体 37 導電体 38 異方性導電体 39a 導電コイルばね 39b 導電コイルばね 40a 接点部 40b 接点部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定接点を設けたハウジングと、このハ
    ウジング内に収納されて前記固定接点と接離する可動接
    点と、前記ハウジングに支持された一対の端子と、一対
    の電極部を有するチップ型発光素子と、弾性を有し、前
    記チップ型発光素子と前記各端子との間に配設される導
    電部材と、前記ハウジングに取り付けられ、前記チップ
    型発光素子を前記導電部材方向へ押圧する押さえ部材と
    を備え、前記チップ型発光素子は、前記導電部材に弾性
    接触することにより前記各電極部が前記導電部材を介し
    てそれぞれ前記各端子に導通して前記ハウジングに支持
    されることを特徴とする押釦スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記押さえ部材は、前記ハウジングに掛
    止される押さえ板で構成され、前記押さえ部材には、前
    記チップ型発光素子の発光部を露出させる孔部が形成さ
    れているとともに、前記チップ型発光素子を前記導電部
    材方向へ押圧する押さえ部が、前記孔部の周縁部あるい
    は前記孔部の開口縁部に設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の押釦スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記押さえ部材は、前記ハウジングに掛
    止される押さえ板で構成され、前記押さえ部材には、前
    記チップ型発光素子の発光部を露出させる孔部が形成さ
    れているとともに、前記チップ型発光素子を前記導電部
    材方向へ押圧する押さえ部が、前記押さえ板の裏面から
    前記チップ型発光素子側へ遠ざかるに従い、前記孔部か
    ら遠ざかる方向に広がって傾斜して設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の押釦スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記導電部材は、絶縁性を有する弾性体
    と、この弾性体に埋設された複数の導電体とを備えた異
    方性導電体で構成され、前記導電部材は、前記押さえ部
    材で押圧された際に、前記チップ型発光素子の一対の電
    極部を前記一対の端子のみに各々導通させることを特徴
    とする請求項1又は2又は3に記載の押釦スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記導電部材は、コイルばねからなるこ
    とを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の押釦スイ
    ッチ。
  6. 【請求項6】 前記導電部材は、ばね性を有する前記各
    端子に一体に形成した弾性腕で構成したことを特徴とす
    る請求項1に記載の押釦スイッチ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109755060A (zh) * 2018-12-27 2019-05-14 桂林电子科技大学 按键和按键的制作方法

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