JP2000234964A - 歪検出装置 - Google Patents
歪検出装置Info
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Abstract
まうということがなく、歪抵抗素子の抵抗値を安定化さ
せることができる歪検出装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 一対の電極15を歪抵抗素子14の両端
部の上面から絶縁基板11の上面にわたって設けるとと
もに、電極15の焼成温度を歪抵抗素子14の焼成温度
よりも低く設定したものである。
Description
機械に用いられる重量、力、加速度、微少変位を歪量に
変換して検出する歪検出装置に関するものである。
を参照しながら説明する。
る。
基板1は例えばステンレス等の金属ベース基材2の上面
に絶縁ガラス層3を設けることにより構成されている。
4は銀を含有する一対の電極で、この電極4は前記絶縁
基板1の上面に設けられている。5は歪抵抗素子で、こ
の歪抵抗素子5は前記絶縁基板1の上面および一対の電
極4の側面と上面の一部にわたって設けられており、か
つこの歪抵抗素子5の両端は前記一対の電極4と電気的
に接続されている。6はガラスからなる絶縁層で、この
絶縁層6は前記歪抵抗素子5の上面に設けている。
について、次にその製造方法を説明する。
ガラスを含有するペーストを印刷した後、約850℃で
約10分間焼成することにより、前記金属ベース基材2
の上面に絶縁ガラス層3を設けた絶縁基板1を形成す
る。
をおいて銀を含有するペーストを印刷した後、約850
℃で約10分間焼成することにより、銀を含有する一対
の電極4を前記絶縁基板1の上面に形成する。
の側面から上面の一部にわたってメタルグレーズ系の抵
抗ペーストを印刷した後、約850℃で約10分間焼成
することにより、歪抵抗素子5を形成する。
を含有するペーストを印刷した後、約600℃で30分
間焼成することにより、絶縁層6を歪抵抗素子5の上面
に形成する。
装置について、次にその動作を説明する。
1に曲げモーメントが発生する。この曲げモーメントは
絶縁基板1の上面に設けられた歪抵抗素子5にも伝わ
り、この曲げモーメントにより歪抵抗素子5の抵抗値が
変化する。この歪抵抗素子5の抵抗値の変化を一対の電
極4を介して外部のコンピュータ(図示せず)等に出力
し、絶縁基板1に負荷された荷重を検出するものであ
る。
来の構成においては、電極4の側面から上面の一部にわ
たって歪抵抗素子5を設けているため、歪抵抗素子5の
下端が接触する部分の高さが絶縁基板1の上面と電極4
の上面とでは異なることになり、これにより、歪抵抗素
子5の膜厚は中央部に行くに従い小さくなってしまうも
ので、この構成においては、歪抵抗素子5の膜厚を一定
に製造することが困難となり、これにより、歪抵抗素子
5の抵抗値が変動するという課題を有していた。
で、歪抵抗素子の中央部の膜厚が小さくなってしまうと
いうことがなく、歪抵抗素子の抵抗値を安定化させるこ
とができる歪検出装置を提供することを目的とするもの
である。
に本発明の歪検出装置は、絶縁基板と、この絶縁基板の
上面に設けられた歪抵抗素子と、この歪抵抗素子の両端
部の上面から前記絶縁基板の上面にわたって設けられ、
かつ焼成温度を前記歪抵抗素子の焼成温度よりも低く設
定した少なくとも銀を含む一対の電極と、前記歪抵抗素
子の上面に設けた絶縁層とを備えたもので、この構成に
よれば、歪抵抗素子の中央部の膜厚が小さくなってしま
うということがなく、歪抵抗素子の抵抗値を安定化させ
ることができるものである。
は、絶縁基板と、この絶縁基板の上面に設けられた歪抵
抗素子と、この歪抵抗素子の両端部の上面から前記絶縁
基板の上面にわたって設けられ、かつ焼成温度を前記歪
抵抗素子の焼成温度よりも低く設定した少なくとも銀を
含む一対の電極と、前記歪抵抗素子の上面に設けた絶縁
層とを備えたもので、この構成によれば、焼成温度を前
記歪抵抗素子の焼成温度よりも低く設定した少なくとも
銀を含む一対の電極を歪抵抗素子の両端部の上面から絶
縁基板の上面にわたって設けているため、歪抵抗素子の
下面は絶縁基板の上面のみに当接することになり、その
結果、歪抵抗素子の膜厚は端部から中央部にわたって均
一となるため、歪抵抗素子の抵抗値を安定化させること
ができるという作用を有するものである。
の絶縁基板の上面に設けられた歪抵抗素子と、この歪抵
抗素子の両端部の上面から前記絶縁基板の上面にわたっ
て設けた一対の電極と、前記歪抵抗素子の上面に設けた
絶縁層とを備え、前記電極における歪抵抗素子の両側縁
との接続部分に切欠部を設けたもので、この構成によれ
ば、電極における歪抵抗素子の両側縁の接続部分に切欠
部を設けているため、電極を設ける際に、電極が歪抵抗
素子の両側縁と絶縁基板との境界部に沿って流れ出すと
いうことはなくなり、その結果、歪抵抗素子の抵抗体と
しての有効な長さを均一にできるため、歪検出装置にお
ける歪抵抗素子の抵抗値が安定するという作用を有する
ものである。
出装置について、図面を参照しながら説明する。
出装置の側断面図、図2は同歪検出装置の絶縁層を除い
た状態を示す上面図である。
この絶縁基板11は例えばステンレス等の金属ベース基
材12の上面に絶縁ガラス層13を設けることにより構
成されている。14は歪抵抗素子で、この歪抵抗素子1
4は前記絶縁基板11の上面に設けている。15は少な
くとも銀を含有する一対の電極で、この一対の電極15
は前記歪抵抗素子14の両端部の上面から絶縁基板11
の上面にわたって設けており、かつこの一対の電極15
は前記歪抵抗素子14と電気的に接続され、さらにこの
一対の電極15は焼成温度を前記歪抵抗素子14の焼成
温度よりも低く設定して構成しているものである。
は、焼成温度を前記歪抵抗素子14の焼成温度よりも低
く設定した少なくとも銀を含む一対の電極15を歪抵抗
素子14の両端の上面から絶縁基板11の上面にわたっ
て設けているため、歪抵抗素子14の下面は絶縁基板1
1の上面のみに当接することになり、その結果、歪抵抗
素子14の膜厚は端部から中央にわたって均一となるた
め、歪検出装置における歪抵抗素子14の抵抗値を安定
化させることができるという作用効果を有するものであ
る。また前記一対の電極15は図2に示すように、歪抵
抗素子14の両側縁との接続部分に切欠部16を設けて
いる。17はガラスからなる絶縁層で、この絶縁層17
は前記歪抵抗素子14の上面に設けている。
形態における歪検出装置について、次にその製造方法に
ついて説明する。
にガラスを含有するペーストを印刷した後、約850℃
で約10分間焼成することにより、前記金属ベース基材
12の上面に絶縁ガラス層13を設けた絶縁基板11を
形成する。
レーズ系の抵抗ペースドを印刷した後、約850℃で約
10分間焼成することにより、歪抵抗素子14を絶縁基
板11の上面に形成する。
子14における両端部の側面から上面にわたって銀のペ
ーストを印刷した後、約600℃で約10分間焼成する
ことにより、銀を含有する一対の電極15を歪抵抗素子
14の両端部の上面から絶縁基板11の上面にわたって
形成する。このとき、電極15の焼成温度は歪抵抗素子
14の焼成温度よりも低く設定しているため、電極15
を焼成すると同時に歪抵抗素子14が溶融するというこ
とはなくなり、その結果、電極15を構成する銀が歪抵
抗素子14の内部に拡散するということはないため、歪
抵抗素子14の抵抗値は安定するという作用効果を有す
るものである。
5が直接当接して接続される場合を考えて見ると、図3
に示すように、電極15を設ける際に、溶融した銀を含
有するペーストが歪抵抗素子14の両側縁と絶縁基板1
1との境界部に沿って流れ出してしまい、その結果、歪
抵抗素子14の抵抗体としての有効な長さが変動するた
め、歪検出装置における歪抵抗素子の抵抗値が不安定に
なるものである。
歪検出装置においては、前記電極15における歪抵抗素
子14の両側縁の接続部分に切欠部16を設けているた
め、電極15を設ける際に、電極15が歪抵抗素子14
の両側縁と絶縁基板11との境界部に沿って流れ出すと
いうことはなくなり、その結果、歪抵抗素子14の抵抗
体としての有効な長さを均一にできるため、歪検出装置
における歪抵抗素子14の抵抗値が安定するという作用
効果を有するものである。
スを含有するペーストを印刷した後、約600℃で30
分間焼成することにより、絶縁層17を歪抵抗素子14
の上面に形成する。
施の形態における歪検出装置について、次にその動作を
説明する。
板11に曲げモーメントが発生する。この曲げモーメン
トは絶縁基板11の上面に設けられた歪抵抗素子14に
も伝わり、この曲げモーメントにより歪抵抗素子14の
抵抗値が変化する。そしてこの抵抗値の変化を一対の電
極15を介して外部のコンピュータ(図示せず)等に出
力し、絶縁基板11に負荷された荷重を検出するもので
ある。
縁基板と、この絶縁基板の上面に設けられた歪抵抗素子
と、この歪抵抗素子の両端部の上面から前記絶縁基板の
上面にわたって設けられ、かつ焼成温度を前記歪抵抗素
子の焼成温度よりも低く設定した少なくとも銀を含む一
対の電極と、前記歪抵抗素子の上面に設けた絶縁層とを
備えたもので、この構成によれば、焼成温度を前記歪抵
抗素子の焼成温度よりも低く設定した少なくとも銀を含
む一対の電極を歪抵抗素子の両端部の上面から絶縁基板
の上面にわたって設けているため、歪抵抗素子の下面は
絶縁基板の上面のみに当接することになり、その結果、
歪抵抗素子の膜厚は端部から中央部にわたって均一とな
るため、歪抵抗素子の抵抗値を安定化させることができ
るというすぐれた効果を有するものである。
断面図
図
極が直接当接して接続される場合の上面図
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁基板と、この絶縁基板の上面に設け
られた歪抵抗素子と、この歪抵抗素子の両端部の上面か
ら前記絶縁基板の上面にわたって設けられ、かつ焼成温
度を前記歪抵抗素子の焼成温度よりも低く設定した少な
くとも銀を含む一対の電極と、前記歪抵抗素子の上面に
設けた絶縁層とを備えた歪検出装置。 - 【請求項2】 絶縁基板と、この絶縁基板の上面に設け
られた歪抵抗素子と、この歪抵抗素子の両端部の上面か
ら前記絶縁基板の上面にわたって設けた一対の電極と、
前記歪抵抗素子の上面に設けた絶縁層とを備え、前記電
極における歪抵抗素子の両側縁との接続部分に切欠部を
設けた歪検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03668099A JP4305992B2 (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 歪検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03668099A JP4305992B2 (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 歪検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000234964A true JP2000234964A (ja) | 2000-08-29 |
JP4305992B2 JP4305992B2 (ja) | 2009-07-29 |
Family
ID=12476575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03668099A Expired - Fee Related JP4305992B2 (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 歪検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4305992B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112611315A (zh) * | 2020-11-25 | 2021-04-06 | 陕西电器研究所 | 一种离子束溅射薄膜高温应变片及其制备方法 |
CN114322744A (zh) * | 2022-01-13 | 2022-04-12 | 江南大学 | 通过疲劳调控提高直书写打印应变片敏感系数的制作方法 |
-
1999
- 1999-02-16 JP JP03668099A patent/JP4305992B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112611315A (zh) * | 2020-11-25 | 2021-04-06 | 陕西电器研究所 | 一种离子束溅射薄膜高温应变片及其制备方法 |
CN112611315B (zh) * | 2020-11-25 | 2023-12-19 | 陕西电器研究所 | 一种离子束溅射薄膜高温应变片及其制备方法 |
CN114322744A (zh) * | 2022-01-13 | 2022-04-12 | 江南大学 | 通过疲劳调控提高直书写打印应变片敏感系数的制作方法 |
CN114322744B (zh) * | 2022-01-13 | 2022-11-04 | 江南大学 | 通过疲劳调控提高直书写打印应变片敏感系数的制作方法 |
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JP4305992B2 (ja) | 2009-07-29 |
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