JP2000232910A - 装身具の製造方法 - Google Patents

装身具の製造方法

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JP2000232910A
JP2000232910A JP11036033A JP3603399A JP2000232910A JP 2000232910 A JP2000232910 A JP 2000232910A JP 11036033 A JP11036033 A JP 11036033A JP 3603399 A JP3603399 A JP 3603399A JP 2000232910 A JP2000232910 A JP 2000232910A
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molds
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2個の装身具のそれぞれの表面に模様を形成
し、2個の装身具の側面同士を当接させることによっ
て、1個の模様を現出させるといった装飾効果を有する
装身具の製造方法を提供すること。 【解決手段】 本発明では、ワックス型(14)の表面に模
様を形成した後にロスト・ワックス・キャスティング法
によって装身具(1) を製造する装身具の製造方法におい
て、予め用意した2個のワックス型(14)の側面同士を当
接させた状態で、各ワックス型(14)の表面に模様を同時
に形成することとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装身具およびその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の装身具の製造方法としては、以下
に説明するロスト・ワックス・キャスティング法が広く
知られている。
【0003】(1)まず、ワックス素材を用いて装身具
の原型を形成する。その際に、原型の表面には予め模様
を刻設しておく。 (2)2枚のシリコンゴムで原型を挟み、それをアルミ
枠の中空部に充填する。 (3)ホット・プレス機でアルミ枠に充填したシリコン
ゴムを加圧・加熱して、シリコンゴムを固形化する。 (4)固形化されたシリコンゴムに切り込みを入れて、
シリコンゴムの内部から原型を取り出し、シリコンゴム
の内部に原型と同形状の中空部を形成する。 (5)ワックスポットを用いて、シリコンゴムの中空部
に溶融したワックスを注入する。 (6)シリコンゴムの中空部でワックスを冷却して固形
化することによって、原型と同形状のワックス型を形成
する。 (7)上記(1)〜(6)の工程を複数回繰り返して、
予め複数のワックス型を形成する。 (8)複数のワックス型をツリー状に連設してワックス
ツリーを形成する。 (9)中空容器の内部にワックスツリーを挿入し、さら
に中空容器の内部に埋設剤を流し込む。 (10)電気炉によって、中空容器の内部のワックスツリ
ーを溶融して脱ロウし、さらに、埋設剤を焼成する。こ
れにより、固形化した埋設剤の内部にワックスツリーと
同形状の中空部が形成される。 (11)埋設剤の中空部にバーナによって溶融させた金属
を流し込む。 (12)金属を注入した埋設剤を冷却することによって、
金属製のツリーが形成される。 (13)金属製のツリーから必要な部分を切断することに
よって、装身具を製造することができる。
【0004】そして、製造された装身具は、1個の装身
具の外周面に1個の模様を現出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
装身具にあっては、1個の装身具の外周面に1個の模様
を現出するものであったため、装身具の装飾的効果とし
ては単調なものであった。
【0006】また、上記従来の装身具の製造方法にあっ
ては、装身具の表面に模様を形成する場合に、ワックス
素材からなる原型の表面に模様を形成し、その原型に基
づいて装身具を製造していたため、上記(2)〜(6)
の各工程における温度・圧力等の条件によって、ワック
ス型に製造誤差が生じてしまい、製造された装身具の形
状にばらつきが生じるおそれがあった。
【0007】そのため、2個の装身具のそれぞれの表面
に模様を形成し、2個の装身具の側面同士を当接させる
ことによって、1個の模様を現出させるといった装飾効
果を有する装身具を製造する場合には、それぞれの装身
具に形成した模様の形状にばらつきが生じて、2個の装
身具の側面同士を当接させても、1個の模様をきれいに
現出させることができなかった。
【0008】しかも、各原型に模様を刻設していたた
め、模様の形成に熟練を要するとともに、多大な労力や
時間を要していた。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
の本発明では、2個の装身具のそれぞれの表面に模様を
形成し、2個の装身具の側面同士を当接させることによ
って、1個の模様を現出させるべく構成することとし
た。
【0010】また、請求項2に記載の本発明では、2個
の装身具のうち一方の装身具の当接面に係止凸部を形成
し、他方の装身具の当接面に前記係止凸部に係止する係
止凹部を形成することとした。
【0011】また、請求項3に記載の本発明では、2個
の装身具の当接面に磁石をそれぞれ埋設することとし
た。
【0012】また、請求項4に記載の本発明では、ワッ
クス型の表面に模様を形成した後にロスト・ワックス・
キャスティング法によって装身具を製造する装身具の製
造方法において、予め用意した2個のワックス型の側面
同士を当接させた状態で、各ワックス型の表面に模様を
同時に形成することとした。
【0013】また、請求項5に記載の本発明では、2個
のワックス型の側面同士を当接させた状態で、2個のワ
ックス型の表面に、予め用意した模様を形成するための
模様形成用ワックス型を貼付し、その後、模様形成用ワ
ックス型を2個に分離することによって、2個のワック
ス型の表面に模様を同時に形成することとした。
【0014】また、請求項6に記載の本発明では、2個
のワックス型のうち一方のワックス型の当接面に係止凸
部を形成し、他方のワックス型の当接面に前記係止凸部
に係止する係止凹部を形成することとした。
【0015】また、請求項7に記載の本発明では、2個
のワックス型の当接面に磁石をそれぞれ埋設することと
した。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る装身具は、2個の装
身具のそれぞれの表面に模様を形成し、2個の装身具の
側面同士を当接させることによって、1個の模様を現出
させるべく構成したものである。
【0017】これによって、装身具の装飾的効果を一層
高めることができるものである。
【0018】特に、2個の装身具のうち一方の装身具の
当接面に係止凸部を形成し、他方の装身具の当接面に前
記係止凸部に係止する係止凹部を形成することにより、
一方の装身具の係止凸部と他方の装身具の係止凹部とを
係止させた状態で2 個の装身具の側面同士を当接させ
て、1個の模様をずれることなく現出させることがで
き、装身具の装飾的効果をより一層高めることができる
ものである。
【0019】また、2個の装身具の当接面に磁石をそれ
ぞれ埋設することにより、磁石の磁力を利用して、2個
の装身具の側面同士を容易に当接させることができ、よ
り一層装身具の装飾的効果を高めることができるもので
ある。
【0020】また、本発明に係る装身具の製造方法は、
ワックス型の表面に模様を形成した後にロスト・ワック
ス・キャスティング法によって装身具を製造するもので
ある。
【0021】しかも、外周面に予め模様を形成した原型
を用いてワックス型を形成するのではなく、ワックス型
の外周面に模様を形成するものである。
【0022】そのため、原型からワックス型を形成する
までの各工程における温度や圧力等の条件に依存せずに
模様を付したワックス型を形成することができ、これを
用いて装身具を鋳造することで、略同形状の装身具を大
量に製造することができるものである。
【0023】しかも、予め用意した2個のワックス型の
側面同士を当接させた状態で、各ワックス型の表面に模
様を同時に形成しているため、2個の装身具のそれぞれ
の表面に模様を形成し、2個の装身具の側面同士を当接
させることによって、1個の模様を現出させるといった
装飾効果を有する装身具を容易に、かつ、精度良く製造
することができるものである。
【0024】また、2個のワックス型の側面同士を当接
させた状態で、2個のワックス型の表面に、予め用意し
た模様を形成するための模様形成用ワックス型を貼付
し、その後、模様形成用ワックス型を2個に分離するこ
とによって、2個のワックス型の表面に模様を同時に形
成することにより、模様を形成するために熟練を要する
ことなく、誰でも容易に模様を付した装身具製造するこ
とができるものである。
【0025】また、2個のワックス型のうち一方のワッ
クス殻の当接面に係止凸部を形成し、他方のワックス型
の当接面に前記係止凸部に係止する係止凹部を形成する
ことにより、一方のワックス型の係止凸部と他方のワッ
クス型の係止凹部とを係止させた状態で2 個のワックス
型の側面同士を当接させて、それぞれのワックス型が互
いにずれてしまうのを防止することができ、1個の模様
を現出させるといった装飾効果を有する装身具をより一
層容易に、かつ、精度良く製造することができるもので
ある。
【0026】また、2個のワックス型同士を当接する面
に磁石をそれぞれ埋設することにより、磁石の磁力によ
って2個のワックス型の側面を容易に、かつ、確実に当
接させることができ、これによって、ワックス型の表面
に容易に模様を形成することができるものである。
【0027】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0028】図1〜図3は、本発明に係る装身具の製造
方法を示した図である。
【0029】まず、ワックス素材を用いて装身具1の原
型2を形成する。原型2は、環状の原型本体3と棒状の
注入路形成体4とから構成している(図1(a) 参照) 。
【0030】次に、原型2を上下2枚のシリコンゴム5
で挟み、それを矩形枠状のアルミ枠6の中空部7に充填
する(図1(b) 参照)。
【0031】そして、アルミ枠6に充填したシリコンゴ
ム5をホットプレス機8を用いて加圧・加熱して、シリ
コンゴム5を固形化する(図1(c) 参照)。
【0032】次に、固形化されたシリコンゴム5にナイ
フ9で切り込みを入れて、シリコンゴム5の内部から原
型2を取り出し、シリコンゴム5の内部に原型2と略同
形状の中空部10を形成する。中空部10は、原型本体3に
対応する本体用中空部11と、注入路形成体4に対応する
注入路用中空部12とから構成している(図1(d) 参
照)。
【0033】そして、ワックスポット13を用いて、シリ
コンゴム5の注入路用中空部12から本体用中空部11へ溶
融したワックスを注入して、シリコンゴム5の中空部10
にワックスを充填する(図1(e) 参照)。
【0034】さらに、シリコンゴム5の中空部10に充填
したワックスを冷却して固形化することによって、原型
2と略同形状のワックス型14を形成し、シリコンゴム5
を上下に分離して、シリコンゴム5の内部からワックス
型14を取り出す。ワックス型14は、原型本体3に対応す
るワックス型本体15と、注入路形成体4に対応するワッ
クス型注入路形成体16とから構成している(図1(f) 参
照)。
【0035】以上の工程を複数回繰り返して、予め複数
のワックス型14を形成しておく。
【0036】一方、上記工程と同様にして、模様を形成
するための型となる模様形成用ワックス型17を形成して
おく。
【0037】次に、図2に示すように、2個のワックス
型14のワックス型本体15の側面同士を当接させた状態に
保持し、その状態で2個のワックス型14のワックス型本
体15の外周面に、予め用意した模様形成用ワックス型17
を貼着する。貼着は、模様形成用ワックス型17の裏面を
バーナで加熱した後、ワックス型本体15の外周面に模様
形成用ワックス型17を張り付けることによって行う。
【0038】そして、カッターで模様形成用ワックス型
17を切断して、2個のワックス型本体15に分離する。
【0039】尚、本実施例では、ワックス型14に模様形
成用ワックス型17を貼着することにより模様を形成して
いるが、ワックス型14のワックス型本体15の外周面に直
接模様を刻設してもよい。
【0040】次に、ワックス素材からなる支持体18に複
数のワックス型14をツリー状に熱溶着してワックスツリ
ー19を形成する(図3(a) 参照)。
【0041】そして、中空容器20の内部にワックスツリ
ー19を挿入するとともに、中空容器20の内部に埋設剤21
を流し込む(図3(b) 参照)。
【0042】さらに、電気炉22によって、中空容器20の
内部の埋設剤21を焼成して、埋設剤21を固形化するとと
もに、中空容器20の内部のワックスツリー19を溶融し
て、固形化した埋設剤21からワックス素材からなるワッ
クスツリー19を排出する(図3(c) 参照)。これによっ
て、固形化した埋設剤21の内部にワックスツリー19と略
同形状のツリー状中空部が形成される。
【0043】次に、遠心注入機23によって、埋設剤21の
ツリー状中空部にバーナ24で溶融した金属を流し込む
(図3(d) 参照)。
【0044】そして、埋設剤21を冷却した後、中空容器
20から埋設剤21を取り出し、さらに、埋設剤21を切断し
て、埋設剤21の内部から金属製のツリー25を取り出す
(図3(e) 参照)。
【0045】次に、金属製のツリー25から必要な部分を
切断することによって装身具1(指輪)を製造する(図
3(f) 参照)。
【0046】このようにして製造された装身具1は、2
個の装身具1の側面同士を当接させることによって、1
個の模様を現出させることができ、装身具1の装飾効果
を高めることができる。
【0047】尚、本実施例では、ロスト・ワックス・キ
ャスティング法を用いて装身具を製造しているが、他の
製造方法を用いることもでき、装身具1の外周面に直接
模様を刻設することもできる。
【0048】以上に説明したように、本実施例では、ロ
スト・ワックス・キャスティング法を用いた装身具の製
造方法において、外周面に予め模様を形成した原型2を
用いてワックス型14を形成するのではなく、ワックス型
14の外周面に模様を形成しているため、原型2からワッ
クス型14を形成するまでの各工程における温度や圧力等
の条件に依存せずに模様を付したワックス型14を形成す
ることができ、これを用いて装身具1を鋳造すること
で、略同形状の装身具1を大量に製造することができ
る。
【0049】しかも、予め用意した2個のワックス型14
の側面同士を当接させた状態で、各ワックス型14の表面
に模様を同時に形成しているため、2個の装身具1のそ
れぞれの表面に模様を形成し、2個の装身具1の側面同
士を当接させることによって、1個の模様を現出させる
といった装飾効果を有する装身具1を容易に、かつ、精
度良く製造することができる。
【0050】また、2個のワックス型14の側面同士を当
接させた状態で、2個のワックス型14の表面に、予め用
意した模様を形成するための模様形成用ワックス型16を
貼付し、その後、模様形成用ワックス型16を2個に分離
することによって、2個のワックス型14の表面に模様を
同時に形成しているため、模様を形成するために熟練を
要することなく、誰でも容易に模様を付した装身具1を
製造することができる。
【0051】図4は、他実施例としてのワックス型14を
示した図であり、本実施例では、ワックス型14の側面に
磁石26を間隔を開けて埋設している(図4(b) 参照)。
【0052】そして、磁石26の磁力を利用して、2個の
ワックス型14同士を当接させ、その状態で2個のワック
ス型14の表面に模様形成用ワックス型(図示省略)を貼
着することにより、2個のワックス型14の表面に模様を
同時に形成するようにしている(図4(a) 参照)。
【0053】このように、2個のワックス型14同士を当
接する面に磁石26をそれぞれ埋設することにより、磁石
26の磁力によって、2個のワックス型14の側面を容易
に、かつ、確実に当接させることができ、これによっ
て、ワックス型14の表面に容易に模様を形成することが
できる。
【0054】尚、本実施例ではワックス型14の側面に磁
石26を埋設しているが、装身具1の側面にも磁石26を埋
設してもよく、その場合には、2個の装身具1同士を容
易に当接させることができ、2個の装身具によって1個
の模様を簡単に現出させることができて、装身具1の装
飾的効果をより一層高めることができる。
【0055】図5及び図6は、他実施例としてのワック
ス型14を示した図であり、本実施例では、一方(上方)
のワックス型14の下端面に係止凸部27と係止凹部28とを
形成し、他方(下方)のワックス型14の上端面に、前記
係止凸部27と係止凹部28とにそれぞれ係止する係止凹部
28と係止凸部27とを形成している。
【0056】そのため、一方のワックス型14の係止凸部
27と他方のワックス型14の係止凹部28とを係止させた状
態で2 個のワックス型14の側面同士を当接させることに
より、それぞれのワックス型14が互いにずれてしまうの
を防止することができ、1個の模様を現出させるといっ
た装飾効果を有する装身具1をより一層容易に、かつ、
精度良く製造することができる。
【0057】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0058】(1)請求項1に記載の本発明では、2個
の装身具のそれぞれの表面に模様を形成し、2個の装身
具の側面同士を当接させることによって、1個の模様を
現出させるべく構成しているため、装身具の装飾的効果
を一層高めることができる。
【0059】(2)請求項2に記載の本発明では、2個
の装身具のうち一方の装身具の当接面に係止凸部を形成
し、他方の装身具の当接面に前記係止凸部に係止する係
止凹部を形成しているため、一方の装身具の係止凸部と
他方の装身具の係止凹部とを係止させた状態で2 個の装
身具の側面同士を当接させることにより、1個の模様を
ずれることなく現出させることができ、装身具の装飾的
効果をより一層高めることができる。
【0060】(3)請求項3に記載の本発明では、2個
の装身具の当接面に磁石をそれぞれ埋設しているため、
磁石の磁力を利用して、2個の装身具の側面同士を容易
に当接させることができ、より一層装身具の装飾的効果
を高めることができる。
【0061】(4)請求項4に記載の本発明では、外周
面に予め模様を形成した原型を用いてワックス型を形成
するのではなく、ワックス型の外周面に模様を形成して
いるため、原型からワックス型を形成するまでの各工程
における温度や圧力等の条件に依存せずに模様を付した
ワックス型を形成することができ、これを用いて装身具
を鋳造することで、略同形状の装身具を大量に製造する
ことができる。
【0062】しかも、予め用意した2個のワックス型の
側面同士を当接させた状態で、各ワックス型の表面に模
様を同時に形成しているため、2個の装身具のそれぞれ
の表面に模様を形成し、2個の装身具の側面同士を当接
させることによって、1個の模様を現出させるといった
装飾効果を有する装身具を容易に、かつ、精度良く製造
することができる。
【0063】(5)請求項5に記載の本発明では、2個
のワックス型の側面同士を当接させた状態で、2個のワ
ックス型の表面に、予め用意した模様を形成するための
模様形成用ワックス型を貼付し、その後、模様形成用ワ
ックス型を2個に分離することによって、2個のワック
ス型の表面に模様を同時に形成しているため、模様を形
成するために熟練を要することなく、誰でも容易に模様
を付した装身具製造することができる。
【0064】(6)請求項6に記載の本発明では、2個
のワックス型のうち一方のワックス殻の当接面に係止凸
部を形成し、他方のワックス型の当接面に前記係止凸部
に係止する係止凹部を形成しているため、一方のワック
ス型の係止凸部と他方のワックス型の係止凹部とを係止
させた状態で2 個のワックス型の側面同士を当接させる
ことにより、それぞれのワックス型が互いにずれてしま
うのを防止することができ、1個の模様を現出させると
いった装飾効果を有する装身具をより一層容易に、か
つ、精度良く製造することができる。
【0065】(7)請求項7に記載の本発明では、2個
のワックス型同士を当接する面に磁石をそれぞれ埋設し
ているため、磁石の磁力によって2個のワックス型の側
面を容易に、かつ、確実に当接させることができ、これ
によって、ワックス型の表面に容易に模様を形成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワックス型の製造方法を示す説明図。
【図2】ワックス型の表面に模様を形成する方法を示す
説明図。
【図3】ワックス型から装身具を製造する方法を示す説
明図。
【図4】他実施例としてのワックス型を示す説明図。
【図5】他実施例としての2 個のワックス型を係止させ
た状態を示す正面図。
【図6】他実施例としてのワックス型を示す斜視図。
【符号の説明】
1 装身具 2 原型 5 シリコンゴム 14 ワックス型 17 模様形成用ワックス型 18 ワックスツリー 25 ツリー 26 磁石 27 係止凸部 28 係止凹部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月3日(2000.4.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 装身具の製造方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に記載
の本発明では、ワックス型の表面に模様を形成した後に
ロスト・ワックス・キャスティング法によって装身具を
製造する装身具の製造方法において、予め用意した2個
のワックス型の側面同士を当接させた状態で、各ワック
ス型の表面に模様を同時に形成することとした。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、請求項2に記載の本発明では、2個
のワックス型の側面同士を当接させた状態で、2個のワ
ックス型の表面に、予め用意した模様を形成するための
模様形成用ワックス型を貼付し、その後、模様形成用ワ
ックス型を2個に分離することによって、2個のワック
ス型の表面に模様を同時に形成することとした。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、請求項3に記載の本発明では、2個
のワックス型のうち一方のワックス型の当接面に係止凸
部を形成し、他方のワックス型の当接面に前記係止凸部
に係止する係止凹部を形成することとした。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、請求項4に記載の本発明では、2個
のワックス型の当接面に磁石をそれぞれ埋設することと
した。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る製造方法によって製
造される装身具は、2個の装身具のそれぞれの表面に模
様を形成し、2個の装身具の側面同士を当接させること
によって、1個の模様を現出させるべく構成したもので
ある。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】また、本発明に係る装身具の製造方法は、
ロスト・ワックス・キャスティング法によって装身具を
製造するものである。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】(1)請求項1に記載の本発明では、外周
面に予め模様を形成した原型を用いてワックス型を形成
するのではなく、ワックス型の外周面に模様を形成して
いるため、原型からワックス型を形成するまでの各工程
における温度や圧力等の条件に依存せずに模様を付した
ワックス型を形成することができ、これを用いて装身具
を鋳造することで、略同形状の装身具を大量に製造する
ことができる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】(2)請求項2に記載の本発明では、2個
のワックス型の側面同士を当接させた状態で、2個のワ
ックス型の表面に、予め用意した模様を形成するための
模様形成用ワックス型を貼付し、その後、模様形成用ワ
ックス型を2個に分離することによって、2個のワック
ス型の表面に模様を同時に形成しているため、模様を形
成するために熟練を要することなく、誰でも容易に模様
を付した装身具製造することができる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】(3)請求項3に記載の本発明では、2個
のワックス型のうち一方のワックス殻の当接面に係止凸
部を形成し、他方のワックス型の当接面に前記係止凸部
に係止する係止凹部を形成しているため、一方のワック
ス型の係止凸部と他方のワックス型の係止凹部とを係止
させた状態で2個のワックス型の側面同士を当接させる
ことにより、それぞれのワックス型が互いにずれてしま
うのを防止することができ、1個の模様を現出させると
いった装飾効果を有する装身具をより一層容易に、か
つ、精度良く製造することができる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】(4)請求項4に記載の本発明では、2個
のワックス型同士を当接する面に磁石をそれぞれ埋設し
ているため、磁石の磁力によって2個のワックス型の側
面を容易に、かつ、確実に当接させることができ、これ
によって、ワックス型の表面に容易に模様を形成するこ
とができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個の装身具(1) のそれぞれの表面に模
    様を形成し、2個の装身具(1) の側面同士を当接させる
    ことによって、1個の模様を現出させるべく構成したこ
    とを特徴とする装身具。
  2. 【請求項2】 2個の装身具(1) のうち一方の装身具
    (1) の当接面に係止凸部(27)を形成し、他方の装身具
    (1) の当接面に前記係止凸部(27)に係止する係止凹部(2
    8)を形成したことを特徴とする請求項1記載の装身具。
  3. 【請求項3】 2個の装身具(1) の当接面に磁石(26)を
    それぞれ埋設したことを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の装身具。
  4. 【請求項4】 ワックス型(14)の表面に模様を形成した
    後にロスト・ワックス・キャスティング法によって装身
    具(1) を製造する装身具の製造方法において、 予め用意した2個のワックス型(14)の側面同士を当接さ
    せた状態で、各ワックス型(14)の表面に模様を同時に形
    成することを特徴とする装身具の製造方法。
  5. 【請求項5】 2個のワックス型(14)の側面同士を当接
    させた状態で、2個のワックス型(14)の表面に、予め用
    意した模様を形成するための模様形成用ワックス型(17)
    を貼付し、その後、模様形成用ワックス型(17)を2個に
    分離することによって、2個のワックス型(14)の表面に
    模様を同時に形成することを特徴とする請求項4記載の
    装身具の製造方法。
  6. 【請求項6】 2個のワックス型(14)のうち一方のワッ
    クス型(14)の当接面に係止凸部(27)を形成し、他方のワ
    ックス型(14)の当接面に前記係止凸部(27)に係止する係
    止凹部(28)を形成したことを特徴とする請求項4又は請
    求項5記載の装身具の製造方法。
  7. 【請求項7】 2個のワックス型(14)の当接面に磁石(2
    6)をそれぞれ埋設したことを特徴とする請求項4〜請求
    項6のいずれかに記載の装身具の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102082980B1 (ko) * 2019-12-31 2020-03-02 주식회사 르본인터내셔널 정밀 왁스패턴의 사출용 고무몰드
KR102098930B1 (ko) * 2020-02-24 2020-04-09 주식회사 르본인터내셔널 정밀 왁스패턴의 사출용 고무몰드
KR102679736B1 (ko) 2023-05-12 2024-07-01 주식회사 르본인터내셔널 정밀 왁스패턴의 사출용 고무몰드

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