JP2000232817A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2000232817A
JP2000232817A JP11038617A JP3861799A JP2000232817A JP 2000232817 A JP2000232817 A JP 2000232817A JP 11038617 A JP11038617 A JP 11038617A JP 3861799 A JP3861799 A JP 3861799A JP 2000232817 A JP2000232817 A JP 2000232817A
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JP
Japan
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grain
combine
shelf
sheave
straw
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Pending
Application number
JP11038617A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Imamura
英一 今村
Tomoyuki Ichimaru
智之 市丸
Kenichiro Takeuchi
賢一朗 竹内
Atsushi Mizushima
淳 水島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱穀装置に送られてくる被処理物の量を適正
かつ迅速に測定して揺動棚の破損の防止、シーブの開度
および唐箕の送風風量の適正な設定、により穀粒回収率
を向上させること。 【解決手段】 扱胴29と二番処理胴30とを具備する
脱穀装置15に、籾流量検出センサ48を二番処理胴3
0に植設した枝梗分離用のツース30bの上方に設けた
コンバインである。上記構成により、揺動棚21上に供
給される被処理物の過度の堆積、シーブ22の詰まり、
過負荷による揺動棚21の破損を防止するとともに、被
処理物の選別能力を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圃場において穀類
の収穫作業を行うコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】コンバインは、車体フレームの下部側に
土壌面を走行する左右一対の走行クローラを有する走行
装置を配設し、車体フレームの前端側に分草具と、引起
しケースと、植立穀稈を刈り取る刈刃と、刈刃にて刈り
取られた穀稈を挟持して後方に搬送する株元搬送装置と
供給搬送装置とからなる刈取装置が設けられている。
【0003】車体フレームの上方には、刈り取り装置の
供給搬送装置から搬送されてくる穀稈を引き継いで搬送
するフィードチェーンを有する脱穀装置と、脱穀装置で
脱穀選別された穀粒を一時貯溜するグレンタンクが載置
されている。
【0004】脱穀装置は、それぞれ回転する扱胴、二番
処理胴、および排塵処理胴をもち、扱胴の扱歯により穀
稈から穀粒を脱穀し、二番処理胴で枝梗を分離し、排塵
処理胴で塵埃を分離し、扱胴の下部に設けた揺動棚、唐
箕送風機、シーブなどの作用により穀粒の選別を行い、
選別された穀粒を一番穀粒揚送筒によりグレンタンクに
揚送する。
【0005】脱穀装置の後方には、藁屑および塵埃を脱
穀装置内から吸引して圃場に放出する横断流ファンを設
け、かつ脱穀後の排藁は排藁チェーンで搬送して、その
まま直接に圃場に放出するか、カッターで切断してから
圃場に放出する。脱穀装置の最後部に排藁を圃場に直接
放出するか、カッターで切断後に放出するかを切り替え
るドロッパーカバーを設けている。
【0006】グレンタンクの後部に縦オーガと横オーガ
とからなる排出オーガを設けており、グレンタンク内に
一時貯留してある穀粒をコンバインの外部に排出できる
構成としている。
【0007】コンバインの走行、刈り取り、脱穀、穀粒
排出運転などは、コンバインの運転席に搭乗するオペレ
ータが運転席の操作装置を手動操作により操作するほ
か、操作装置に組み込まれた自動制御装置により自動操
作して行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】扱胴と二番処理胴とを
有する脱穀装置(脱穀装置の構成については本発明の脱
穀装置を示す図7を参照)のシーブの開度および唐箕の
送風風量を、揺動棚上の被処理物ボリューム検出値を用
いて自動制御することにより、効果的に揺動棚上の被処
理物の過度の堆積、シーブの詰まり、過負荷による揺動
棚の破損、唐箕送風の過大などを防止し、もって穀粒の
良好な選別を実現する構成は知られている。
【0009】しかし上記構成によると、揺動棚の上に堆
積した穀粒などの堆積高さが高くなった後にこれを棚上
ボリュームセンサで検出してシーブの開度および唐箕の
風量を大にする制御方法では、シーブの開度変化および
唐箕の風量変化までの動作時間遅れと、シーブの開度お
よび唐箕の風量が変化してから効果が現れるまでの時間
遅れが避けられない。
【0010】この遅れ時間の間、揺動棚の堆積は解消せ
ず、被処理物の堆積が引き続くので、揺動棚の堆積高さ
が過大となることがあり、揺動棚の堆積高さが過大にな
ればシーブに目詰まりが発生し、さらに揺動棚の被処理
物(脱穀されたものであり、穀粒と藁くずなど)堆積過
大による過大荷重が負荷されて、過大負荷による揺動棚
の破損が発生することさえあり、これらを避けるために
あらかじめシーブの開度および唐箕の送風風量を大に設
定しておくことは、唐箕送風動力の増大からエネルギー
損失増大と、風速過大に伴う穀粒同伴による穀粒回収率
の低下を招いて、いずれも脱穀装置の性能を低下させて
しまうという問題点があった。
【0011】そこで本発明の課題は、脱穀機に送られて
くる被処理物の量を適正かつ迅速に測定して揺動棚の破
損の防止、シーブの開度および唐箕の送風風量の適正な
設定、により穀粒回収率を向上させることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は次の構成
により解決される。すなわち、扱胴手段と二番処理胴手
段とを具備する脱穀装置を設けたコンバインにおいて、
籾流量検出手段を二番処理胴手段に植設した枝梗分離手
段の上方に設けたことを特徴とするコンバインである。
【0013】本発明の上記構成により、脱穀装置に設け
られる揺動棚上に供給される被処理物の過度の堆積、脱
穀装置に設けられるシーブの詰まり、過負荷による揺動
棚の破損を防止するとともに、被処理物の選別能力を向
上させることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、脱穀装置の扱胴の一側
に二番処理胴を有するコンバインにおいて、籾流量検出
手段を二番処理胴手段に植設した枝梗分離手段の上方に
設けた(実施の形態では二番処理胴の長さ方向の中間部
上部に取り付け、かつ籾流量検出手段の受圧面が二番処
理胴の枝梗処理ツースの中心線の延長線上に位置する構
成とした)ので、籾流量検出手段は二番処理物中の穀粒
流量に比例した信号を出力し、この出力信号により脱穀
装置を制御して、揺動棚上の過度の処理物堆積防止、シ
ーブの詰まり防止、揺動棚の過負荷と破損防止、唐箕送
風動力の損失防止、穀粒回収効率を向上などの効果を発
揮することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図20を用いて説明する。図1には穀類の収穫作業を行
うコンバインの左側面図を示し、図2はコンバインの一
部切り欠き断面右側面図を示し、図3はコンバインの正
面立面図を示し、図4は内部の刈取装置と供給搬送装置
などを示す左側面略図であり、図5は図1のA−A線矢
視断面の脱穀装置の主要部平面図であり、図6は図5の
B−B線矢視の脱穀装置主要部の立面断面図であり、図
7は図6のC−C線矢視の脱穀装置主要部の側面断面図
であり、図8は本発明の実施の形態の脱穀装置のシーブ
および唐箕の制御のフローを示す図である。
【0016】図1ないし図4に示すように、コンバイン
1は、車体フレーム2の下部側に土壌面を走行する左右
一対の走行クローラ3を有する走行装置4を配設し、該
車体フレーム2の前端側に刈取装置6と供給搬送装置7
が設けられている。刈取装置6には、植立穀稈を分草す
る分草具8と、植立穀稈を引き起こす引起しケース9
と、植立穀稈を刈り取る刈刃11と該刈刃11にて刈り
取られた穀稈を挟持して後方に搬送する株元搬送装置1
2から構成されている。この株元搬送装置12の後方に
は、該株元搬送装置12から搬送されている穀稈を引き
継いで搬送する供給搬送装置7が設けられている。
【0017】前記刈取装置6は、走行装置4の上方の支
点を中心にして上下に揺動する刈取装置支持フレーム1
3で支持されているので、刈取装置6の分草具8、刈刃
11などは刈取装置支持フレーム13の上下揺動により
上下に昇降する構成である(図4参照)。
【0018】車体体フレーム2の上方には、前記供給搬
送装置7から搬送されてくる穀稈を引き継いで搬送する
フィードチェーン14を有する脱穀装置15と、該脱穀
装置15で脱穀選別された穀粒を一時貯溜するグレンタ
ンク10(図2)が載置されている。
【0019】フィードチェーン14は、穀粒のついた穀
桿を脱穀装置15に供給し、該脱穀装置15は詳細を後
に述べるように穀粒を穀桿から脱穀し、選別分離した穀
粒はグレンタンク10へ搬送する。脱穀装置15の後方
には、排藁チェーン69から搬送されてくる排稈を切断
するカッター73、73aを設けている(図5)。穀粒
を脱穀した穀桿や排藁は、そのまま、またはカッター7
3、73aで裁断して圃場へ放出する。
【0020】図1ないし図3に示すように、グレンタン
ク10の後部に縦オーガ18を連接し、縦オーガ18の
上端部に横オーガ19を連接している。縦オーガ18は
縦オーガ軸を中心に旋回可能であり、横オーガ19は、
縦オーガ18との連接部を中心に上下方向に回動可能で
あると共に、横オーガ19の前後方向にズーム伸縮可能
であるから、横オーガ19の先端部の穀粒排出口19a
を可動範囲の左右、上下、前後の任意の位置に移動し
て、グレンタンク10内に貯留してある穀粒をコンバイ
ン1の外部に排出することができる。
【0021】これらの操作は、コンバイン1上の一側に
設けた運転席20に搭乗したオペレータが各種レバー、
スイッチ等を操作して行うほか、横オーガ19の移動操
作は横オーガ19の先端部の排出口19a付近に設けた
操作スイッチでも操作を行うことができる構成である。
【0022】図5ないし図7により脱穀装置15を説明
すると、主脱穀部は、扱室26に扱胴29を設けたもの
で、扱胴29には多数のこぎ歯29aを植設してある。
フィードチェーン14により図4、図5の矢印A方向に
移送される穀粒のついた穀桿を扱室入口26a(図6)
で受け入れ、扱室26で図示しない駆動機構により図6
の矢印B方向に回転する扱胴29のこぎ歯29aと、フ
ィードチェーン14により図5の矢印A方向に移送され
る穀桿との相対運動によるこぎ作用により脱穀し、穀粒
や藁くずは扱網34を矢印C1方向(図6)に通過させ
て、揺動棚21で受け止める。
【0023】揺動棚21は図7に示すように傾斜してお
り、かつ支点21aを揺動中心として上下前後方向に揺
動するので、穀粒は図7の矢印D方向に移動しながら、
シーブ22の上で唐箕送風翼39aの送風を受けて風力
選別され、比重の重い穀粒はシーブ22および選別網2
3を図7の矢印E方向に通過し、一番棚板24で集積さ
れ、一番ラセン25で図示しない一番揚穀筒へ輸送され
る。
【0024】揺動棚21の上の残りの二番穀粒および藁
くずは揺動作用と唐箕39の選別風に吹き飛ばされてシ
ーブ22の上を図7の矢印D1方向に移動し、選別風の
弱まりと共に残った二番穀粒は矢印G方向に落下して二
番棚板58に集められ、二番ラセン59で二番揚穀筒6
0へ搬送される。比較的大きな藁くずなどはストローラ
ック16上にのって、揺動棚21の揺動作用で矢印Fの
方向に進みコンバイン1から圃場へ排出される。
【0025】二番穀粒は、正常な穀粒、枝梗粒、藁くず
の混合物であり、図6、図7に示すように二番揚穀筒6
0により矢印H方向に揚送されて、二番揚穀筒放出口6
0aから矢印H1に示すように二番処理室27の上方に
放出され、二番処理室27に落下する。二番処理室27
内部の二番処理胴30には、多数の処理羽根30aおよ
びツース30bが植設され、図示しない駆動装置により
図6の矢印J方向に回転する。
【0026】投入された二番穀粒は、回転する処理羽根
30aに衝突しながら矢印I方向に搬送される間に、ツ
ース30bとも衝突して、二番穀粒の分離が行われる。
ツース30bは丸棒状であり、二番穀粒と衝突して主と
して枝梗粒から枝梗を分離する作用を行う。分離された
穀粒は二番処理胴受網35を矢印C2方向に通過して揺
動棚21に落下し、残りの穀粒と藁くずは二番処理胴3
0の搬送終端部に植設された回転羽根30cにより跳ね
上げられ、かつ巻きこまれて二番処理室27の終端部2
7aから矢印C3方向に案内され揺動棚21上に落下
し、再び揺動棚21の上を矢印D方向に進行して分離選
別される。
【0027】扱室26を図5の矢印A方向に進行し、扱
室26終点に到達した穀粒を脱穀した後の穀桿のうち長
尺のままのものは、図5に示したように矢印A1方向に
進み、排藁チェーン69および排藁穂先チェーン70に
挟持されてコンバイン1の後部に搬送され、ここで後に
述べるドロッパーカバー75(図16参照)を経て直接
圃場へ放出されるか、または藁用カッター73、73a
に投入されて切断されたのちに圃場に放出される(図
5)。
【0028】扱室26を矢印A方向に進行し、扱室26
の終点に到達した穀粒を脱穀した後の穀桿のうち、藁く
ずなど短尺のものは、矢印A2方向に排塵処理室28へ
投入される。藁屑などは、排塵処理室28において二番
処理胴30と一体的に回転する排塵処理胴31に周設さ
れたスクリュウ状の送り羽根31aによって矢印K方向
に搬送されながら、衝突、裁断、分離され、残留してい
た穀粒は排塵処理胴受網36を図7の矢印C4方向に通
過して揺動棚21の上に落下する(図5、図7)。
【0029】排塵処理室28と揺動棚21の後部上方は
脱穀装置15の後部に設けた横断流ファン71に連通し
ていて、横断流ファンの羽根車71aを回転させると排
塵処理室28と揺動棚21の後部上方の藁くず、枝梗お
よび塵埃を含む空気は吸引され、横断流ファン出口71
bから矢印L方向のコンバイン1の外部へ放出される
(図5、図7)。
【0030】脱穀装置15内において処理される単位時
間当たりの穀稈の量、したがって脱穀される穀粒の量、
および分離して排出すべき排藁などの量は、コンバイン
1の刈り取り速度が一定であっても、圃場植物の植生状
況、生育状況により変動する。
【0031】穀粒および排藁の量が変動しても穀粒を適
正かつ効率的に選別できるようにするために、脱穀装置
15内の揺動棚21には開度および送風角度を調節でき
るシーブ22が設けてあり、かつ送風風量は唐箕39の
送風翼39aの回転速度またはダンパー開度を変更して
調節できる構成としている。
【0032】コンバイン1に搭乗するオペレータは、脱
穀装置15内での処理量が増えたと判断した場合には、
手動でシーブ22の開度を大に、かつ唐箕39の送風風
量を大に調節する。しかし、オペレータがこの手動操作
を、コンバイン1の走行速度および走行方向操舵と、刈
り取り装置6の昇降操作と平行して行うことは、極めて
困難であるので、次のように自動制御することが行われ
ている。
【0033】扱網34の下面に棚上ボリュームセンサ4
9により検出される揺動棚21の上に落下し、堆積した
穀粒や藁くずの堆積高さが大であれば、シーブ22の開
度を大に、かつ唐箕39の送風風量を大に調節する自動
制御を行う場合には次のようなことが問題点としてあっ
た。
【0034】すなわち、揺動棚21の上に堆積した穀粒
などの堆積高さが高くなった後にこれを棚上ボリューム
センサ49で検出してシーブ22の開度および唐箕39
の風量を大にする制御方法では、シーブ22の開度変化
および唐箕39の風量変化までの動作時間遅れと、シー
ブ22の開度および唐箕39の風量が変化してから効果
が現れるまでの時間遅れが避けられない。
【0035】この遅れ時間の間、揺動棚21の堆積は解
消せず、被処理物の堆積が引き続くので、揺動棚21の
堆積高さが過大となることがあり、揺動棚21の堆積高
さが過大になればシーブ22に目詰まりが発生し、さら
に揺動棚21の被処理物(脱穀されたものであり、穀粒
と藁くずなど)堆積過大による過大荷重が負荷されて、
過大負荷による揺動棚21の破損が発生することさえあ
り、これらを避けるためにあらかじめシーブ22の開度
および唐箕39の送風風量を大に設定しておくことは、
唐箕送風動力の増大からエネルギー損失増大と、風速過
大に伴う穀粒同伴による穀粒回収率の低下を招いて、い
ずれも脱穀装置15の性能を低下させてしまうという問
題点があった。
【0036】そこで、揺動棚21上の被処理物の堆積を
検出する棚上ボリュームセンサー49のほかに、二番処
理胴30の被処理物の中に含まれる二番還元物の中の籾
の流量だけを検出する、該籾流量検出センサー48によ
る検出値と、前記棚上ボリュームセンサー49の検出値
とを、それぞれの設定値との比較により揺動棚21上の
被処理物の量を適正量にするようにシーブ22の開閉度
合と唐箕39の送風風量を制御するようにした。
【0037】すなわち、二番還元被処理物の中に含まれ
る穀粒流量だけを検出する籾流量検出センサー48が規
定値以上であることを感知し、かつ棚上ボリュームセン
サー49が規定値未満である場合には、二番処理室27
を通過する被処理物(二番還元物)の流量が規定値以上
であることを示しているので、現時点で揺動棚21上の
被処理物堆積高さが低くても短時間経過後には揺動棚2
1上の被処理物堆積高さが増大すると予測できるので、
シーブ22の開度を、例えば2段階開いて被処理物の通
過を容易にするとともに、唐箕送風翼39aの回転数を
例えば、1段階上げて唐箕39の送風風量を増大して被
処理物選別能力を増大しておき、所定時間後において揺
動棚21上の被処理物堆積高さが過大になることをあら
かじめ防止する制御を行う。
【0038】また、棚上ボリュームセンサー49が規定
値以上であり籾流量検出センサー48が規定値未満の場
合には、二番処理室27を通過する被処理物の流量が規
定値未満であることを示しているので、現時点で揺動棚
21上の被処理物堆積高さが高くても短時間経過後には
揺動棚21上の被処理物堆積高さが減少すると予測でき
るので、シーブ22の開度を小さくして被処理物の通過
を緩やかにするとともに、唐箕39の送風量を大に調節
して、シーブ22の開度を小さくしたことによる唐箕3
9の送風風量低下を防ぎ、被処理物選別能力を維持でき
るようにし、また、次の時点において揺動棚21上の被
処理物堆積高さが過小になり被処理物選別能力が低下す
ることをあらかじめ防止する制御を行う。
【0039】図8は、上記の制御の形態をフロー図とし
て示したもので、棚上ボリュームセンサ49と籾流量検
出センサー48との2種類の検出器を用いて行う脱穀装
置15のシーブ22の開度および唐箕39の風量制御の
作動を説明する。まずステップs1でシーブ22の開度
を設定する。ここでは一例としてシーブ22の開度が5
段階あるとしてその中間である第3段階に設定する。つ
いでステップs2で唐箕39の風量を設定する。ここで
は一例として風量段階が5段階あるとしてその第2段階
に設定する。
【0040】ステップs3で手動運転か自動運転かを選
択して、手動運転であればステップs4に進み、先に設
定したシーブ22の開度を第3段階とし、唐箕39風量
第2段階で運転が継続される。もし必要であればシーブ
開度設定ダイヤル、唐箕風量段階設定ダイヤルを変更す
ることによりシーブ22の開度および唐箕39風量段階
を変更して手動運転を継続する。
【0041】ステップs3で自動を選択した場合はステ
ップs105に進み、籾流量検出センサー48により二
番処理室27を通過する穀粒の流量を検出して検出値が
規定値よりも高いか判定して、NOであればステップs
106に進み揺動棚21の上に落下し堆積した穀粒や藁
くずの堆積高さを棚上ボリュームセンサ49により検出
して、検出値が規定値よりも高いかを判定し、NOであ
ればステップs107へ進みシーブ22の開度をダイヤ
ル設定値(ここでは第3段階)に調節する。
【0042】次いでステップs108に進み唐箕風量段
階をダイヤル設定値(ここでは第2段階)に調節したの
ち、ステップs109に進み脱穀装置15の運転をチェ
ックしてYESであればステップs110のタイマーで
一定時間の経過を待ちステップs105に戻る。ステッ
プs109で脱穀装置15の運転がNOであればステッ
プs111へ進み脱穀装置15の運転をストップする。
【0043】ステップs105において、YESの場合
はステップs114に進み揺動棚21の上に堆積した穀
粒や藁くずの堆積高さを棚上ボリュームセンサ49によ
り検出して、検出値が規定値よりも高いかを判定し、N
Oであればステップs115へ進み、シーブ22の開度
を2段階開き(ここでは第5段階となる)、次いでステ
ップs116に進み唐箕39の風量段階を1段階上昇し
(ここでは第3段階となる)、その後はステップs10
9に進む。
【0044】ステップs114において揺動棚21の上
に堆積した穀粒や藁くずの堆積高さの検出値が規定値よ
りも高いとステップs117へ進みシーブ22の開度を
最大に開き(ここでは第5段階となる)、次いでステッ
プs118に進み唐箕39の風量を最大にする(ここで
は第5段階となる)。
【0045】ステップs105において、二番処理室2
7を通過する穀粒の流量の検出値が規定値よりも高くな
いと判断したときは、ステップs106に進み揺動棚2
1の上に堆積した穀粒や藁くずの堆積高さが規定値より
も高いとステップs112へ進みシーブ22の開度を最
小に閉じ(ここでは第1段階となる)、次いでステップ
s113に進み唐箕39の風量を最大にする(ここでは
第5段階となる)。
【0046】このように本実施の形態では、籾流量検出
センサー48が規定値以上であることを感知して棚上ボ
リュームセンサー49が規定値未満である場合(ステッ
プs115、ステップs116)には、二番処理室27
を通過する被処理物の流量が規定値以上であることを示
しているので、現在揺動棚21上の被処理物堆積高さが
低くても短時間経過後には揺動棚21上の被処理物堆積
高さが増大すると予測できるので、シーブ22の開度を
2段階開いて被処理物の通過を容易にするとともに、唐
箕39の風量段階を1段階上昇して唐箕39の送風風量
を増大し穀粒選別能力を増大しておき、次の時点におい
て揺動棚21上の被処理物堆積高さが過大になることを
あらかじめ防止する制御を行う。
【0047】また、棚上ボリュームセンサー49が規定
値以上であり籾流量検出センサー48が規定値未満の場
合(ステップs112、ステップs113)には、二番
処理室27を通過する被処理物の流量が規定値未満であ
ることを示しているので、現在揺動棚21上の被処理物
堆積高さが高くても短時間経過後には揺動棚21上の被
処理物堆積高さが減少すると予測できるので、シーブ2
2の開度を最小に閉じて、唐箕39の風量段階を最大に
して、シーブ22の開度を最小に閉じたことによる唐箕
39の送風風量低下を防ぎ、穀粒選別能力を維持できる
ようにしておく。
【0048】揺動棚21上の被処理物が少ない状態でシ
ーブ22を開けた場合に、唐箕風が強すぎると、穀粒が
一番ラセン25内に落ちずに吹き飛ばされ、機体後方か
ら機外へ排出されてしまうが、本実施の形態では上記し
た穀粒が機外へ排出されることを防止する。
【0049】こうして、本実施の形態では揺動棚21上
の被処理物の過度の堆積、シーブ22の詰まり、過負荷
による揺動棚21の破損を防止するとともに、被処理物
の選別能力を向上させ、脱穀装置15の性能向上効果を
発揮することができる。
【0050】図6、図7および図9に示す実施の形態は
脱穀装置15内の、二番処理室27に設けた籾流量検出
センサ48に関する。籾流量検出センサ48は、穀粒流
量に比例して衝撃受圧板の受ける衝撃力が大になる特性
を利用して、受圧板の衝撃力を電気信号に変換して出力
する圧電式検出器を用いるが、穀粒流量に比例した信号
を出力できるものであれば、検出器の形式には制限はな
い。
【0051】この場合は、籾流量検出センサ48を、二
番処理室27内の脱穀装置15の内壁面15bで、二番
処理胴30の長さ方向の中間部上部に取り付け、かつ籾
流量検出センサ48の受圧面48aが二番処理胴30に
植設したツース30bの中心線の延長線上に位置する
(図9)ように取り付ける構成を特徴とする。
【0052】二番処理胴30には多数の二番処理羽根3
0aおよびツース30bが植設され、かつ最後部端に回
転羽根30cが設けてあり、正常な穀粒、枝梗粒、藁く
ずの混合物である二番穀粒を処理する(図7)。
【0053】処理羽根30aは回転しながら二番穀粒と
衝突し、二番穀粒の分離と二番穀粒を矢印I方向へ搬送
させる。処理羽根30aとともに回転するツース30b
は、主として枝梗粒と衝突して、枝梗粒から枝梗を分離
する。二番処理胴30の搬送終端部に設けられた回転羽
根30cは、二番処理胴受網35を矢印C2方向に通過
して揺動棚21に落下した残りの穀粒と藁くずを跳ね上
げ、穀粒と藁くずなどを二番処理室27の終端部27a
から矢印C3方向に、揺動棚21上に落下させる。
【0054】回転羽根30cは、二番処理胴受網35を
通過した残りの穀粒と藁くずを跳ね上げるから、回転羽
根30cの上方に籾流量検出センサ48を設けて二番処
理胴を通過する穀粒流量を検出することができる。しか
し、回転羽根30cによる跳ね上げ作用は強力であるた
め、二番処理流量が増大してくると藁屑なども多量にな
り、多量の藁屑が受圧面48aに跳ね上げられて固着
し、受圧面48aは固着した藁屑により穀粒の衝突衝撃
を感知し難くなる。したがって、回転羽根30cの上方
に籾流量検出センサ48を設置することは、穀粒流量に
比例したセンサ出力が得られず、穀粒流量の増大により
かえってセンサ出力が低下するので、好ましくない。
【0055】そこで図9に示す例では、籾流量検出セン
サ48を、二番処理室27内の脱穀装置15の側壁面1
5aで、二番処理胴30の長さ方向の中間部上部に取り
付け、かつ籾流量検出センサ48の受圧面48aが二番
処理胴30に植設したツース30bの中心線の延長線上
に位置する(図9)ように取り付ける構成とした。
【0056】ツース30bは丸棒状であって枝梗の分離
に適切な比較的弱い衝突力を及ぼすので、ツース30b
による二番処理物の跳ね上げ力は比較的弱く、処理流量
が増大しても藁屑などは弱く跳ね上げられて受圧面48
aに固着することがなく、したがって受圧面48aは常
に穀粒流量に比例した衝撃力を受圧するので、籾流量検
出センサ48は二番処理物中の穀粒流量に比例した信号
を出力する。
【0057】この出力信号により図8に示す制御のフロ
ーにより脱穀装置15を制御すれば、揺動棚21上の過
度の処理物堆積防止、シーブ22の詰まり防止、揺動棚
21に過負荷と破損防止、適切な唐箕39の風量調節に
よる送風動力の損失防止、穀粒回収効率の向上などが図
れる。また、受網35からの穀粒漏下によって二番処理
胴内の穀粒含有率は出口方向(矢印I)へ進む程低下す
るため、終端部羽根30cで検出するよりも、脱穀処理
流量に対して相関のより強い入力が得られる(図7)。
【0058】なお、上述の籾流量検出センサ48を、二
番処理室27の取り外し可能な掃除口の蓋15b(図
2、図6、図7および図9参照)の内面側に設けること
により、籾流量検出センサ48自身の点検、メンテナン
スが容易になると共に、二番処理室27内部の点検、掃
除などを行う際には籾流量検出センサ48は必ず取り外
される構造となるから、掃除棒、掃除用の刃物などによ
り籾流量検出センサ48の受圧板48aなどの重要部分
を損傷させないという効果も得られる。
【0059】また、図2のコンバイン1の右側面図に示
すように、脱穀、選別された収穫穀粒は、コンバイン1
の車体フレーム2の後部上部に載置されたグレンタンク
10に一時貯留される。図10と図11に示す例はグレ
ンタンク10の構造に関する工夫を行ったものであり、
図10はグレンタンク10の正面立面図(コンバイン1
の右側面立面)であり、図11(a)は図10のD−D
線矢視のグレンタンク側面立面図(コンバイン1の背面
立面)である。
【0060】図10および図11に示すように、グレン
タンク10は箱形のタンクであり、タンク下部を傾斜面
としてホッパーを形成し、ホッパーの下部に図示しない
スクリューコンベアを配置して、タンク内に貯留した穀
粒を排出できるようにしている。グレンタンク10の側
面(コンバイン1の後方)下部には、上記スクリューコ
ンベアに連接し、縦オーガ接続部18aを介して縦オー
ガ18を配置している。
【0061】グレンタンク10は、収穫穀粒を大量に収
納できるように内容積は大きくし、かつコンバイン1の
重量を軽減するために比較的軽量に構成することが望ま
しい。しかし、タンク10の軽量化を図るために、タン
ク10の外壁板10a、10b、10cの板厚を薄くす
ると、タンク10内に穀粒を貯留した時に穀粒の重量お
よび、穀粒の圧力により、大きな平面積をもつタンク外
壁板10a、10b、10cが変形するという問題があ
った。
【0062】そこで、図10および図11に示す例で
は、グレンタンク10の外壁板10a、10bの変形を
防止する外壁板に設ける補強リブ10d、10eおよび
補強パイプ10f,10gを有する構造とする。すなわ
ち、グレンタンク10に設ける補強リブ10d、10e
は、タンク10の外側への突出を避けてタンク10内面
側に設ける。コンバイン1の前方側のグレンタンク10
の側壁面10aには、断面「コ」字形の補強リブ10d
(図11(b)に示す図11(a)のE−E線矢視断面
参照)をタンク内面側で、垂直方向にスポット溶接など
で取り付けて、側壁面10aの補強を図り変形を防止す
ると共に、該側壁面の外面に取り付けるサンバイザー取
付アングル20a(図10)の取付部の補強を兼ねる構
成としている。
【0063】コンバイン1の後方側のグレンタンク10
の側壁面10bには、断面「コ」字形の補強リブ10e
をタンク内面側で、垂直方向にスポット溶接などで取り
付けて、側壁面10bの補強を図り変形を防止すると共
に、該側壁面の外面に取り付けるグレンタンク回動支点
10iの取付部の補強を兼ねる構成としている。
【0064】コンバイン1の前方側のグレンタンク10
の側壁面10aの補強リブ10dとコンバイン1の後方
側のグレンタンク10の側壁面10bの補強リブ10e
とは、タンク内の上方および下方の水平方向に、それぞ
れ補強パイプ(上)10gおよび補強パイプ(下)10
hの両端を溶接などで強固に接続し、補強リブ10d,
10eによる補強と変形防止効果をさらに増強してい
る。
【0065】コンバイン1の側面側のグレンタンク10
の正面壁面10cには、断面「く」字形の補強リブ10
fをタンク内面側で、水平方向にスポット溶接などで取
り付けて、正面壁面10cの補強を図り正面壁面10c
の変形を防止するようにしている。
【0066】上記構成によれば、グレンタンク10の外
壁板10a、10bの内面に補強リブ10d、10eお
よび補強パイプ10f,10gを設け、グレンタンク1
0の外壁板10a、10bを補強し、変形を防止する構
造とし、グレンタンク10の外壁板10cの内面に補強
リブ10fを設け、グレンタンク10の外壁板10cを
補強し、変形を防止する構造としている。
【0067】各補強手段によりグレンタンク10の外壁
板は必要最小厚さのものであればよく、軽量でありなが
ら十分な強度を有し、穀粒を貯留してもグレンタンク1
0が変形することない。さらに、補強リブ10dにより
サンバイザー取付部20aを強固に支持するので、サン
バイザーがコンバイン1の走行時に振動したり、振動に
より破損することがない。
【0068】また、補強リブ10eにより回動支点10
iを強固に支持するのでグレンタンク10を収納位置か
ら開放位置に回動させる場合に、グレンタンク10の回
動を円滑にかつ安全に支持する。しかも補強リブ10d
および補強リブ10eはタンク内にあっても垂直方向に
取り付けられるので穀粒の付着、堆積を引き起こすこと
がなく、かつ補強リブの断面積は必要最小限としてグレ
ンタンク10の内容積の減少を最低限にとどめることが
できる。
【0069】また補強パイプ10f,10gは水平方向
に設置するが必要最低の直径を有するので若干の穀粒が
堆積することはあっても、穀粒が付着し、ブリッジを発
生して穀粒排出に悪影響を及ぼすことがなく、さらに補
強パイプ10fは水平方向に設置するが壁面の突出量が
小さくかつ上面は下向き傾斜して穀粒が堆積しがたい形
状とし、グレンタンク10の内容積の減少を最低限にと
どめることができる。
【0070】本発明実施例2のグレンタンク10のいず
れの補強手段も、グレンタンク10を軽量化し、かつ穀
粒貯留時に変形することを防止するとともに、各補強手
段の断面積は大きくないので各補強手段による穀粒貯留
の減少は無視できるほど小さく、また各補強手段に貯留
穀粒が堆積付着することがほとんど無く、グレンタンク
からの穀粒排出機能に影響を与えることがない。
【0071】なお、上方の補強パイプ10gは中空であ
るから、該パイプ10gの両端をグレンタンク外壁板1
0a,10bを貫通してタンク外に突出開口させる構造
とすることにより、分解修理などのためにコンバイン1
からグレンタンク10をつり下ろす場合のグレンタンク
10の棒状つり金具(図示せず)の挿入穴とすることが
できる。
【0072】図12ないし図14に示す例は、グレンタ
ンク10に穀粒を貯留する前と、穀粒貯留中および穀粒
を貯留した後とのコンバイン1の全体の重量バランスを
改善するための実施の形態である。
【0073】図12ないし図14は、図10に示したグ
レンタンク10の正面図のF−F線矢視のグレンタンク
断面略図であり、本例の作動を示す図である。図12は
グレンタンク10に穀粒を貯留する以前の状態を、図1
3はグレンタンク10に穀粒を貯留中の状態を、また図
14はグレンタンク10に穀粒を貯留後の状態をそれぞ
れ示す。
【0074】本例は、グレンタンク10の内部に可撓性
の水袋80、第一可動板81および第二可動板82なら
びにグレンタンク10の外部に接続パイプ83および水
タンク84を設ける構成を特徴とする。水袋80の下部
80aはグレンタンク10の内壁下部に水密に固着し、
上部80bは第一可動板81の端部に水密に固着する。
水袋80の一端に開口部を設け接続パイプ83を水密に
接続し、接続パイプ83の他端は脱穀装置15の上部高
所に設置した水タンク84に水密に接続する。
【0075】第一可動板81はグレンタンク10の横幅
とほぼ等しい幅を持ち、上記水袋上部80bを固着した
端部とは反対側の端部を、ヒンジ81aによりグレンタ
ンク10の壁面上部内部に揺動可能に固着している。第
二可動板82はグレンタンク10の横幅よりもやや小さ
い幅(したがって第一可動板81よりもやや小さい幅)
を持ち、ヒンジ82aにより上記第一可動板のヒンジ8
1aとは反対側のグレンタンク壁面上部内部に揺動可能
に固着している。
【0076】図12に示すように、グレンタンク10に
穀粒を受け入れる前の状態では、水袋80に水(A)を
充満し、第一可動板81はほぼ水平位置にあり、第二可
動板82は第一可動板81の上側でほぼ水平位置にあ
り、水タンク84は空であるように構成する。
【0077】図13に示すグレンタンク10に穀粒を受
け入れつつある状態では、穀粒(B)の受け入れにより
第一可動板81および第二可動板82が共に回動降下し
て水袋80が圧縮され、その結果水袋80内の水(A)
の一部が接続パイプ83を経由して水タンク84に輸送
される。
【0078】図14に示すグレンタンク10内に穀粒を
受け入れ終わった状態では、穀粒(B)はグレンタンク
10内に充満し、第一可動板81および第二可動板82
はともにグレンタンク内壁に平行となる位置まで回動降
下して水袋80は完全に圧縮され、その結果水袋80内
の水(A)の全部が接続パイプ83を経由して水タンク
84に輸送され、水タンク84が充満する。
【0079】なお、図12ないし図14には、グレンタ
ンク10の下部の穀粒排出用のスクリュウコンベア10
jおよび該スクリュウコンベア10jを覆う三角屋根1
0kを示した。
【0080】本例によれば、グレンタンク10内の水袋
80の水(A)が穀粒(B)の受け入れに伴い脱穀装置
15の上部高所の水タンク84に移動するように作用す
るので、水袋80に水(A)を一度供給すれば、その後
は補給することなく、繰り返し重量バランス作用して、
グレンタンク10内の穀粒(B)の収納状態の変化によ
るコンバイン1の重量バランスの変化を改善するので、
軟弱地盤における操縦操作や傾斜地移動時の運転操作を
容易かつ安全にすることができ、また、水タンク内の水
量を見ることによりグレンタンク内の穀粒貯留量を概算
することができる。
【0081】なお、上記図12〜図14の変形例とし
て、図15に示すように水タンク84を設けることな
く、また接続パイプ83を短い給排水パイプ85に代え
ることにより、穀粒(A)の受け入れにより水袋80内
の水(A)を自動的に排水して、穀粒(A)の多少によ
るグレンタンク10の重量変化を大幅に低減することが
できるので、電気あるいは機械的制御機構を用いること
なしに、コンバイン1の重量バランスを一層向上すると
いう優れた効果を得ることができる。
【0082】コンバイン1の脱穀装置15の後部終端に
設ける脱穀後の穀稈の処理手段に関する実施の形態につ
いて、図5および図16ないし図18を用いて説明す
る。図16は、図5のG−G線矢視の脱穀装置15後部
の側面断面略図であり、図17はドロッパーカバー75
付近の側面断面略図であり、図18はドロッパーカバー
75の組立説明斜視図である。
【0083】脱穀後の穀稈の処理手段について、図5お
よび図16を参照して説明すると、脱穀装置15内の扱
胴29により脱穀された後の穀稈は、排藁チェーン69
および穂先チェーン70により脱穀装置15の最後部に
搬送され、排藁処理室72に投入される。排藁処理室7
2の下部は、後述する藁用カッター73,73aの上部
との間を排藁ダンパー72aにより区画され、排藁処理
室72の後部はドロッパーカバー75によって区画され
る。
【0084】脱穀された穀稈をそのまま圃場に放出する
場合(以下「ドロッパー作業時」と言う)は、図16の
実線で示すように、ドロッパーカバー75を開放し、脱
穀された穀稈を、短尺に切断してから圃場に放出する場
合(以下「カッター作業時」と言う)は、図16の参考
線で示すように、排藁ダンパー72aを開放し、ドロッ
パーカバー75を閉鎖し、穀稈を藁用カッター73、7
3aで切断し、排藁室76に一時貯留し、排藁室ダンパ
ー77を開放して切断した排藁を圃場に放出する。
【0085】このように、脱穀後の穀稈を長尺のまま、
または切断して圃場に放出するコンバイン1において、
揺動開閉するドロッパーカバー75のがたつきなど振動
を制止し、かつ排藁短尺処理のため藁用カッタ−73、
73aの稼働中に生じる排藁の詰まりの防止、排藁詰ま
り時のドロッパーダンパー75の破損の防止などを解決
する必要があった。
【0086】そこで、図17および図18に示すよう
に、ドロッパーカバー75の本体75aを支持アーム7
5bで支持し、該支持アーム75bは中間部に嵌合ピン
75cを固着し、上部端部に支持軸75dを軸着する。
嵌合ピン75cの基部は太径で、先端側に小径部75
c’をもつ。支持プレート75eは脱穀装置15の後部
にある排藁処理室72に固着され、支持プレート75e
の上部に設けた軸受穴75fは、上記支持軸75dを回
転可能かつ若干の軸方向移動可能に支持する。
【0087】支持プレート75eの下部に上記軸受穴7
5fの中心を円弧半径の中心とする部分円弧状長穴75
hを設け、該部分円弧状長穴75hの大きさは上記嵌合
ピン75cの小径部75c’は摺動可能であるが、嵌合
ピン75cの大径部は挿入不能の幅をもつものとする。
【0088】部分円弧状長穴75hの下端は大径穴75
gとし、該大径穴75gの直径は上記嵌合ピン75cの
大径の基部が遊嵌可能とする。支持軸75dは軸受穴7
5fに挿入した後圧縮スプリング75iを嵌装し、該圧
縮スプリング75iは割ピン75jで支持軸75dに係
止する。
【0089】上記構成により、ドロッパー作業時には、
ドロッパーカバー75を手動で押し上げて回動すると、
嵌合ピン75cの小径部75c’が円弧状長穴75hを
摺動し、回動の最後に嵌合ピン75cが大径穴75gに
到達すると、圧縮スプリング75iが軸方向力を及ぼし
て嵌合ピン75cの大径の基部が大径穴75gに嵌合し
て、ドロッパーカバー75を開放状態に支持する。
【0090】ドロッパー作業からカッター作業に切り替
える時には、圧縮スプリング75iの軸方向力に抗して
支持軸75dを軸方向に手動で若干押圧すると、嵌合ピ
ン75cが大径穴75gから離脱し、嵌合ピン75cの
小径部75c’が円弧状長穴75hを摺動し、ドロッパ
ーカバー75を閉鎖することができる。
【0091】カッター作業時などでドロッパーカバー7
5の閉鎖中は、圧縮スプリング75iの圧縮力を適切に
調節することにより、嵌合ピン75cが支持プレート7
5eを押圧して摩擦力を発生して制止するので、ドロッ
パーカバー75ががたついたり振動することはない。
【0092】また、カッター作業時でカッター73,7
3aに藁屑が詰まった場合には、排藁処理室72の排藁
の圧力の増大によりドロッパーカバー75が押圧され、
嵌合ピン75cの発生する摩擦力に抗してドロッパーカ
バー75を開放することができる。また、ドロッパーカ
バー75の開放忘れの時のドロッパー作業時において、
穀稈圧力によりドロッパカバー75が開放し、カバー7
5及び排藁チェーン69の破損を防止する。
【0093】こうして、コンバイン1における収穫作業
の、ドロッパー作業時にはドロッパーカバー75を開放
位置に確実に係止し、カッター作業時には、閉鎖したド
ロッパーカバー75ががたついたり振動することがな
く、かつカッター73、73aが詰まった場合には、ド
ロッパーカバー75が排藁の圧力増大により自動的に開
放されるので、カッター73,73aおよびドロッパー
カバー75の破損を防止できる。
【0094】図19および図20に示す実施の形態はコ
ンバイン1から横オーガ19を経由して穀粒をトラック
などの穀粒運搬手段に搬送する作業を安全かつ容易にす
るためのものである。図19はコンバイン1のズーム伸
縮可能な横オーガ19の排出口付近の側面図であり、図
20は横オーガ19の排出口に取り付ける自動操作スイ
ッチの内部構造図である。
【0095】ズーム伸縮可能な横オーガ19をもつ排穀
オーガを用いてグレンタンク10に一時貯留した穀粒
を、トラックなどの穀粒運搬手段上に搬送する作業は、
横オーガ19の排出口19aの位置を自在に移動、設定
できる構成を備えたコンバイン1は穀粒搬送作業が容易
かつ能率的に行うことができる。
【0096】このとき、横オーガ19の排出口19aは
運転席20に搭乗するオペレータからは視認しにくい位
置にあるので、排出口19a付近に先端操作スイッチを
設けることにより、該先端操作スイッチをオペレータの
補助者が排出口19a付近に立って操作し、排出口19
aの移動調節操作を容易にする構造としている。
【0097】しかし、横オーガ19の排出口19aは上
下、左右、前後の三次元方向に自在に移動できるから、
運転席のオペレータに比べて未熟練の補助者にとって
は、反対方向にスイッチ操作するなど、かえって誤操作
しやすいという問題があった。
【0098】そこで、図19および図20に示す例で
は、横オーガ19の先端部の排出口19aに操作ステッ
ク91をもつ操作スイッチ90を設ける。図20に示す
ように操作スイッチ90の内部には、基盤90aを設
け、該基盤90aに板バネ90bと6個のリミットスイ
ッチ90c,90d,90e、90f、90g、90h
(図示せず)を取り付ける。
【0099】操作ステック91は棒状の本体部91aの
下端に膨大部91bを設け、本体部91aの上部は取付
部91cとして、板バネ90bの中間部に結合する。本
体部91aは、基盤中央の基盤穴90iを非接触に通過
し、基盤90aの下部に設けたリミットスイッチ90
e、90f、90g、90h(図示せず)に接触できる
接触子91dを固着する。
【0100】板バネ90bの先端は、ステック91の上
下運動によりリミットスイッチ90cまたは90dに接
触する。接触子91dはステック91の左右動によりリ
ミットスイッチ90eまたは90fと、またステック9
1の前後動によりリミットスイッチ90gまたは90h
(図示せず)と接触する。ステック91と操作スイッチ
90との間には可撓性のブーツを設けて、ステック91
の上下、左右、前後運動を妨げることなく塵埃、湿気な
どの侵入を防止する構造である。
【0101】上記構成により、グレンタンク10に一時
貯留した穀粒を横オーガ19を経由して穀粒をトラック
などの穀粒運搬手段Dに搬送する作業を行う場合は、ま
ず運転席20の図示しない操作レバー、スイッチを操作
して横オーガ19の排出口19aを穀粒運搬手段Dの穀
粒受け入れ口に臨ませる。
【0102】図19は排出口19aを袋状のフレックス
コンテナCの開口部に臨ませた状態を示している。つい
で穀粒搬送運転を開始するとフレックスコンテナCの中
に穀粒Bが貯留されはじめる。図19に示すようにステ
ック91の膨大部91bが貯留された穀粒Bの表面に接
触し、更に穀粒Bが蓄積すると膨大部91bは押し上げ
られ、ステック91の上昇により、板バネ90bの先端
がリミットスイッチ90cに接触して、スイッチをON
にする。
【0103】図示しない制御回路はリミットスイッチ9
0cのONにより横オーガ19を上昇するように制御す
る。横オーガ19の上昇により膨大部91bと穀粒Bの
表面との接触が絶たれると、ステック91、板バネ90
bは下降し、リミットスイッチ90cはOFFとなり、
横オーガ19の上昇制御を終了する。
【0104】反対に、ステック91の膨大部91bが貯
留された穀粒Bの表面から離隔した場合は、ステック9
1の下降により、板バネ90bの先端がリミットスイッ
チ90dに接触して、スイッチをONにより横オーガ1
9を下降するように制御する。横オーガ19の下降によ
り膨大部91bと穀粒Bの表面とが接触すると、ステッ
ク91、板バネ90bは上昇し、リミットスイッチ90
dはOFFとなり、横オーガ19の下降制御を終了す
る。
【0105】同様にして、ステック91の膨大部91b
が貯留された穀粒Bの表面またはフレックスコンテナC
に接触し膨大部91bが左に押圧されると、ステック9
1が傾動して接触子90gはリミットスイッチ91dに
接触し、スイッチをONにして、横オーガ19を右旋回
するように制御し、膨大部91bが右に押圧されると、
ステック91が傾動して接触子91dはリミットスイッ
チ90fに接触し、スイッチをONにして、横オーガ1
9を左旋回するように制御する。
【0106】また、ステック91の膨大部91bが後方
に押圧されると、ステック91が傾動して接触子91d
はリミットスイッチ90gに接触し、スイッチをONに
して、横オーガ19を前進(伸張)するように制御し、
膨大部91bが前に押圧されると、ステック91が傾動
して接触子91dはリミットスイッチ90h(図示せ
ず)に接触し、スイッチをONにして、横オーガ19を
後進(短縮)するように制御する。
【0107】こうして、操作ステック91の操作方向と
横オーガ19の動作方向が完全に一致するように作用す
るので、穀粒運搬手段上の補助者は、最初に操作ステッ
ク91の先端をフレックスコンテナCの開口部の方向へ
向けるだけで横オーガ19を誘導することができる。
【0108】また、穀粒排出運転開始後は、自動的に横
オーガ19を移動調節することができるので、未熟練の
補助者であっても誤操作することなく、操作の容易さと
安全性を向上するので、コンバイン1の穀粒搬出運転を
能率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の穀類の収穫作業を行う
コンバインの左側面図を示す。
【図2】 図1のコンバインの一部切り欠き断面右側面
図を示す。
【図3】 図1のコンバインの正面立面図を示す。
【図4】 図1のコンバイン内部の刈取装置と供給搬送
装置などを示す左側面略図である。
【図5】 図1のA−A線矢視の脱穀装置の主要部平面
図である。
【図6】 図5のB−B線矢視の脱穀装置主要部の立面
断面図である。
【図7】 図6のC−C線矢視の脱穀装置主要部の側面
断面図である。
【図8】 図1の脱穀装置のシーブおよび唐箕の制御の
フローを示す図である。
【図9】 図1の脱穀装置内二番処理室に設けた籾流量
検出センサを示す。
【図10】 図1の変形例のコンバインのグレンタンク
10の正面立面図(コンバイン1の右側面立面)であ
る。
【図11】 図10のD−D線矢視のグレンタンク側面
立面図(コンバイン1の背面立面)である。
【図12】 図10のF−F線矢視のグレンタンク側面
断面略図であり、本発明実施例2の変形例の作動を示す
図である。
【図13】 図10のF−F線矢視のグレンタンク側面
断面略図であり、作動を示す図である。
【図14】 図10のF−F線矢視のグレンタンク側面
断面略図であり、作動を示す図である。
【図15】 図10のF−F線矢視のグレンタンク側面
断面略図であり、作動を示す図である。
【図16】 図5のG−G線矢視の脱穀装置15後部の
側面断面略図であり、図1の変形例を示す。
【図17】 図16の脱穀装置後部のドロッパーカバー
付近の側面断面略図である。
【図18】 図16の脱穀装置後部のドロッパーカバー
の組立説明斜視図である。
【図19】 図1の変形例のコンバインのズーム伸縮可
能な横オーガの排出口付近の側面図である。
【図20】 図19の横オーガの排出口付近に取り付け
る操作スイッチの内部構造図である。
【符号の説明】
1 コンバイン 2 車体フレ
ーム 3 走行クローラ 4 走行装置 6 刈取装置 7 供給搬送
装置 8 分草具 9 引起しケ
ース 10 グレンタンク 11 刈刃 12 株元搬送装置 13 刈取装
置支持フレーム 14 フィードチェーン 15 脱穀装
置 16 ストローラック 18 縦オー
ガ 19 横オーガ 20 運転席 21 揺動棚 22 シーブ 23 選別網 24 一番棚
板 25 一番ラセン 26 扱室 27 二番処理室 28 排塵処
理室 29 扱胴 30 二番処
理胴 30a 処理羽根 30b ツー
ス 30c 回転羽根 31 排塵処
理胴 34 扱網 35 二番処
理胴受網 36 排塵処理胴受網 39 唐箕 39a 唐箕送風翼 48 籾流量
検出センサー 48a 受圧板 49 棚上ボ
リュームセンサー 58 二番棚板 59 二番ラ
セン 60 二番揚穀筒 69 排藁チ
ェーン 70 排藁穂先チェーン 71 横断流
ファン 72 排藁処理室 73,73a
藁用カッター 75 ドロッパーカバー 76 排藁室 77 排藁室ダンパー 80 水袋 81 第一可動板 82 第二可
動板 83 接続パイプ 84 水タン
ク 85 給排水パイプ 90 操作ス
イッチ 91 操作ステック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 賢一朗 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 水島 淳 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B094 AA07 AA08 AA11 AB02 AB06 AB07 AB10 AB12 AC03 AC14 AD01 AD07 AE01 AF01 AF02 AH01 AH05 EA05 HA01 JA10 JB08 JC01 JE14 2B095 AA01 AA02 AA07 AA12 BA03 BA11 BA21 BA25 BA30 BA35 BB29 CA02 CA09 CB15 CB21 EA02 FA13 GA02 GB03 GB08 GB09

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱胴手段と二番処理胴手段とを具備する
    脱穀装置を設けたコンバインにおいて、 籾流量検出手段を二番処理胴手段に植設した枝梗分離手
    段の上方に設けたことを特徴とするコンバイン。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107439161A (zh) * 2017-07-28 2017-12-08 张荟芬 一种高效的玉米脱粒破碎装置

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