JP2000232561A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

Info

Publication number
JP2000232561A
JP2000232561A JP11030836A JP3083699A JP2000232561A JP 2000232561 A JP2000232561 A JP 2000232561A JP 11030836 A JP11030836 A JP 11030836A JP 3083699 A JP3083699 A JP 3083699A JP 2000232561 A JP2000232561 A JP 2000232561A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reading
ccd sensor
cover
sensor
document
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11030836A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Shimizu
三男 志水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP11030836A priority Critical patent/JP2000232561A/ja
Publication of JP2000232561A publication Critical patent/JP2000232561A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CCDセンサを用いた原稿サイズ検知を行う
場合であっても、CCDセンサの温度上昇を抑制すると
ともに、そのために装置の大型化等を招いたり、FCO
Tに悪影響を与えてしまうことを防止する。 【解決手段】 原稿載置台1を開閉可能に覆うカバー2
と、その開閉状態を認識する開閉認識手段9a,9b
と、前記原稿載置台1上の原稿からイメージデータの読
み取りを行う読み取り手段6と、前記開閉認識手段9
a,9bが前記カバー2の開状態を認識すると前記読み
取り手段6を起動して当該読み取り手段6が読み取り動
作を行い得る状態にする起動制御手段18とを備えて、
画像読み取り装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機また
はスキャナ装置に用いられるもので、読み取り対象とな
る原稿から光学的にイメージデータを読み取る画像読み
取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像読み取り装置としては、例
えばCCD(Charge Coupled Device)センサを利用し
て、プラテンガラス上に載置された原稿からイメージデ
ータの読み取りを行うものが広く知られている。このよ
うな画像読み取り装置には、CCDセンサでの読み取り
結果を基に、読み取り対象となる原稿のサイズを検知す
る機能を有したものがある。
【0003】例えば、特開平9−191370号公報、
特開平9−247373号公報または特開平9−247
374号公報には、簡単な構成かつ短時間で原稿のサイ
ズを検知すべく、プラテンガラスを開閉自在に覆うプラ
テンカバーの開閉状態を認識するとともに、プラテンカ
バーが開じかけの状態と閉じた後の状態とのCCDセン
サでの読み取り結果を比較することで、プラテンガラス
上に載置された原稿のサイズを検知する画像読み取り装
置が開示されている。
【0004】また、これとは別に、プラテンガラス上に
原稿が載置されると、その原稿からのイメージデータの
読み取りを行う前に、一旦その原稿に対する走査(プリ
スキャン)を行い、そのプリスキャン時におけるCCD
センサでの読み取り結果を基に、プラテンガラス上の原
稿のサイズを検知するように構成された画像読み取り装
置もある。
【0005】ところで、原稿サイズの検知は、プラテン
カバーの開閉状態を利用して行う場合であっても、また
プリスキャン時に行う場合であっても、いずれもCCD
センサがイメージデータの読み取り動作を開始する前に
行わなければならない。
【0006】そのため、従来、画像読み取り装置におい
ては、図8に示すように、装置の立ち上げ後(図中のPo
wer ON)、AGC(Auto Gain Control)、AOC(Auto
Offset Control)またはシェーディング補正等の処理を
行うのに必要となる基準データの採取が終了し(図中の
AGC/AOC/Shading)、CCDセンサが読み取り動作の待機
状態になると(図中のStandby)、それ以降いつでも原稿
サイズの検知が可能となるように、常時CCDセンサに
対して所定の電源電圧(V1)が供給されるようになっ
ている。
【0007】また、その他にも、画像読み取り装置に
は、図9に示すように、CCDセンサが読み取り動作を
行わない読み取り待機時に(図中のStandby)、CCDセ
ンサの自己発熱を抑制すべく、クロック信号(以下「CC
D CLK 信号」と称す)の供給をOFFするとともに、装
置内を空冷するファンを間欠回転させることで、消費電
力の削減および騒音の低減を図ったものもある。ただ
し、この場合においても、CCDセンサに対しては、常
時所定の電源電圧(V1)が供給される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような原稿サイズの検知機能を有した画像読み取り装
置では、カラー画像の読み取りに対応しようとした場合
に、いかに述べるような問題が生じてしまうおそれがあ
る。
【0009】白黒画像の読み取りにのみ対応する場合で
あれば、CCDセンサは、多くの電力を消費したり、カ
ラーフィルタの付設を必要とすることがない。そのた
め、上述したように、CCDセンサに対して常時駆動電
圧(V1)を供給しても、CCDセンサの温度が大きく
上昇したり、その温度上昇によってカラーフィルタの分
光感度特性が悪化してしまうことがない。つまり、白黒
画像にのみ対応するのであれば、CCDセンサを用いた
原稿サイズ検知機能を有していても、CCDセンサの信
頼性等が問題となってしまうことはない。
【0010】ところが、カラー画像の読み取りに対応し
ようとした場合には、CCDセンサの消費電力が大きく
なってしまい(3ライン構成のCCDセンサであれば白
黒時の略3倍)、またCCDセンサがRGB(Red,Gree
n,Blue)の各色に対応したカラーフィルタを有している
必要がある。そのため、CCDセンサに対して常時駆動
電圧(V1)を供給すると、CCDセンサの温度が大き
く上昇してしまうとともに、その温度上昇によってカラ
ーフィルタの分光感度特性が悪化して、結果としてイメ
ージデータの読み取り画質に悪影響を与えてしまうおそ
れがある。つまり、CCDセンサの温度上昇により、C
CDセンサに対する信頼性が損なわれる可能性がある。
【0011】これに対し、空冷能力の高いファンを配設
することによって、CCDセンサの温度上昇を抑えるこ
とも考えられるが、この場合には、画像読み取り装置の
大型化、コストアップ等を招いてしまうことになる。
【0012】また、プリスキャン時に原稿のサイズを検
知する画像読み取り装置であれば、そのプリスキャンを
CCDセンサによる読み取り動作の一部とみなすこと
で、読み取り待機時におけるCCD CLK 信号のOFF等に
よって、CCDセンサの温度上昇を抑制することも考え
られるが、プリスキャンを必要とするために迅速なサイ
ズ検知処理が行えず、結果としてスタートボタンの押下
からイメージデータ出力までの時間(ファースト・コピ
ー・アウトプット・タイム;以下「FCOT」と略す)
に大きな影響を及ぼしてしまう。
【0013】一方、プラテンカバーの開閉状態を利用し
て原稿のサイズを検知する画像読み取り装置について
は、プリスキャンを必要としないので迅速なサイズ検知
処理を行い得るが、そのサイズ検知処理を行う必要がど
の時点で発生するかが分からないので、CCDセンサに
常時駆動電圧(V1)を供給していなければならず、上
述したような温度上昇の抑制を行うことができない。
【0014】そこで、本発明は、カラー画像の読み取り
に対応しつつ、CCDセンサを用いた原稿サイズ検知を
行う場合であっても、CCDセンサの温度上昇を抑制す
ることによって、CCDセンサに対する信頼性が損なわ
れるのを防ぐとともに、そのために装置の大型化等を招
いたり、FCOTに悪影響を与えてしまうことのない画
像読み取り装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出された画像読み取り装置で、読み取り
対象となる原稿が載置される原稿載置台と、前記原稿載
置台の原稿載置面側を開閉可能に覆うカバーと、前記カ
バーの開閉状態を認識する開閉認識手段と、前記原稿載
置台上に載置された原稿からイメージデータの読み取り
を行う読み取り手段と、前記開閉認識手段が前記カバー
の開状態を認識すると前記読み取り手段を起動してその
読み取り手段が読み取り動作を行い得る状態にする起動
制御手段とを備えることを特徴とするものである。
【0016】上記構成の画像読み取り装置によれば、読
み取り対象となる原稿を原稿載置台上に載置すべく、そ
の原稿載置台を覆うカバーが開けられると、そのカバー
が開状態にあることを開閉認識手段が認識する。そし
て、カバーの開状態が認識されると、起動制御手段が読
み取り手段を起動する。これにより、原稿載置台上に原
稿が載置された時点では、読み取り手段がいつでも読み
取り動作を行い得る状態にあるので、例えば読み取り手
段での読み取り結果を利用した原稿載置台上の原稿のサ
イズ検知が可能になる。一方、起動制御手段による起動
以前等には、読み取り手段が読み取り動作を行い得る状
態にある必要がないので、例えば電源電圧の削減等によ
って読み取り手段での温度上昇を抑制し得るようにな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
画像読み取り装置について説明する。図1は本実施の形
態における画像読み取り装置の要部の回路構成を示すブ
ロック図であり、図2はその画像読み取り装置全体の概
略構成を示す側断面図であり、図3はその画像読み取り
装置を背面側からみた場合の外観構成を示す斜視図であ
り、図4はその画像読み取り装置に用いられるプラテン
カバーを示す説明図である。
【0018】先ず、本実施の形態の画像読み取り装置全
体の概略構成について説明する。本実施の形態の画像読
み取り装置は、シート状の原稿から、この原稿に描かれ
ている画像をイメージデータとして読み取るためのもの
であり、図2に示すように構成されているものである。
【0019】すなわち、この画像読み取り装置は、読み
取り対象となる原稿が載置されるプラテンガラス1と、
このプラテンガラス1の原稿載置面側を開閉可能に覆う
プラテンカバー2と、照明ランプ3aおよび第一ミラー
3bを有しプラテンガラス1に沿って副走査方向に移動
する第一走査体3と、第二ミラー4aおよび第三ミラー
4bを有し第一走査体3の1/2の速度で副走査方向に
移動する第二走査体4と、第二走査体4からの反射光を
集光させる結像レンズ5と、集光された反射光を受光し
て光電変換を行うCCDセンサ6と、CCDセンサ6で
得られた電気信号に対する処理およびこの画像読み取り
装置全体の動作制御を行う読み取り制御部(不図示)
と、を備えている。
【0020】このうち、プラテンカバー2には、プラテ
ンガラス1と対向する面に、矩形状の原稿覆い面2aが
形成されている。この原稿覆い面2aは、その表面が白
色になっているものとする。
【0021】また、CCDセンサ6には、カラー画像の
読み取りに対応すべく、その受光面側に、カラーフィル
タ(不図示)が付設されている。なお、このCCDセン
サ6は、読み取り制御部から送出されるCCD CLK 信号に
同期して動作するものとする。
【0022】また図3に示すように、この画像読み取り
装置の背面側には、その内部(特にCCDセンサ6およ
び読み取り制御部)を空冷するためのファン7と、第一
走査体3および第二走査体4を移動させる駆動源となる
モータ8と、が設けられている。
【0023】ファン7は、読み取り制御部による制御に
従って、フル回転またはスロー回転を選択的に行い得る
ようになっている。
【0024】モータ8は、プラテンガラス1上の原稿に
対する読み取り動作を行わない非走査時に、第一走査体
3および第二走査体4を予め定められたホームポジショ
ンに位置させるようになっている。ホームポジションと
しては、例えばプラテンガラス1上の規定位置に載置さ
れた原稿に対し、少なくとも主走査方向1ライン分の読
み取りを行い得る位置が考えられる。
【0025】さらに、この画像読み取り装置では、図4
(a)に示すように、プラテンカバー2がプラテンガラ
ス1の原稿載置面側を開閉可能に覆うようになっている
ことから、そのプラテンカバー2の開閉状態を認識する
ための開閉センサとして、アングルセンサ9aおよびプ
ラテンインターロックセンサ9bが設けられている。
【0026】アングルセンサ9aは、図4(b)および
(c)に示すように、プラテンガラス1の上面位置から
プラテンカバー2側に突出し、かつ、プラテンカバー2
側に向けて付勢された移動子を有するもので、プラテン
カバー2が全開状態から全閉状態へ所定角度以上回動さ
れると、その移動子の押圧を介して、プラテンカバー2
が閉じかけの状態(半開きの状態)にあることを検出す
るものである。
【0027】プラテンインターロックセンサ9bは、プ
ラテンカバー2の原稿覆い面2a側(またはその対向面
側)に設けられたフォトセンサやリミットスイッチ等か
らなるもので、プラテンカバー2が完全に閉じられる
と、そのプラテンカバー2が全閉状態にあることを検出
するものである。
【0028】このような構成の画像読み取り装置では、
プラテンカバー2が開けられた状態でプラテンガラス1
上に原稿が載置され、その後プラテンカバー2が完全に
閉じられると、第一走査体3がプラテンガラス1に沿っ
て副走査方向に移動して、プラテンガラス1上の原稿を
走査する。第一走査体3が原稿を走査すると、第一走査
体3の照明ランプ3aの照射によって得られた原稿から
の光学像は、第一走査体3の第一ミラー3bおよび第二
走査体4の第二および第三ミラー4a,4bによって光
軸方向が変えられた後、結像レンズ5を介してCCDセ
ンサ6に入射される。そして、CCDセンサ6で光電変
換が行われ、この光電変換によって得られた電気信号
が、読み取り制御部での処理を経た後に、イメージデー
タとして出力される。このようにして、この画像読み取
り装置では、プラテンガラス1上の原稿からのイメージ
データの読み取りを行うようになっている。
【0029】ここで、以上のような画像読み取り装置全
体の動作制御を行う読み取り制御部について、図1を参
照しながら詳しく説明する。
【0030】図例のように、読み取り制御部は、アナロ
グ信号処理回路11と、A/D変換器12と、シェーデ
ィング補正回路13と、ギャップ補正回路14と、CC
Dドライバ15と、タイミング発生回路16と、原稿サ
イズ検知回路17と、CPU(Central Processing Uni
t)18と、を備えている。
【0031】アナログ信号処理回路11は、CCDセン
サ6での光電変換によって得られた電荷を受け取って、
これをアナログ電気信号とするものである。
【0032】A/D変換器12は、アナログ信号処理回
路11からアナログ電気信号を受け取って、これをデジ
タル信号に量子化するものである。
【0033】シェーディング補正回路13は、A/D変
換器12にて量子化された後のデジタル信号に対し、シ
ェーディング補正を行うものである。
【0034】ギャップ補正回路14は、シェーディング
補正回路13によるシェーディング補正後のデジタル信
号に対し、ギャップ補正を行うものである。
【0035】CCDドライバ15は、CCDセンサ6の
駆動を行うものである。具体的には、CCDセンサ6が
動作するための電源電圧およびCCD CLK 信号を、そのC
CDセンサ6に対して供給するものである。ただし、こ
のCCDドライバ15では、詳細を後述するように、互
いに電圧値の異なる第一電源電圧(V1)と第二電源電
圧(V2)とを選択的にCCDセンサ6へ供給するよう
になっている。なお、第一電源電圧(V1)は、CCD
センサ6が読み取り動作を行い得る電圧値(例えば12
V)の電源電圧であり、第二電源電圧(V2)は、第一
電源電圧(V1)よりも小さい電圧値(例えば7V)の
電源電圧であるものとする。
【0036】タイミング発生回路16は、上述した各回
路11〜15に対してタイミング信号を発生させること
で、これらの動作タイミングを制御するものである。
【0037】原稿サイズ検知回路17は、プラテンカバ
ー2が半開きの状態と全閉状態とにおけるCCDセンサ
6での読み取り結果を比較することで、プラテンガラス
1上に載置された原稿のサイズを検知するものである。
【0038】CPU18は、上述した各回路11〜17
およびこの画像読み取り装置の各部(例えば、照明ラン
プ3a、ファン7、モータ8)に対する動作制御を行う
ものである。
【0039】次に、以上のように構成された画像読み取
り装置における処理動作例について説明する。図5は、
本実施の形態の画像読み取り装置がイメージデータの読
み取りを行う場合の処理動作例の概要を示すタイミング
チャートである。
【0040】図例のように、この画像読み取り装置で
は、装置全体の電源投入が行われると(図中のPower O
N)、CPU18がCCDドライバ15にCCDセンサ
6の駆動を行うように指示を与える。これにより、CC
Dドライバ15は、CCDセンサ6に対して、第一電源
電圧(V1)を印加するとともに、CCD CLK 信号を送出
する。ただし、このとき、CPU18は、消費電力の削
減および騒音の低減を考慮して、ファン7にスロー回転
を行わせる。なお、ファン7の特性上、いきなりスロー
回転を行えない場合には、一旦フル回転をさせた後にス
ロー回転をさせるようにすればよい。
【0041】ここで、CPU18は、CCDセンサ6が
読み取り動作を行うのに必要となる基準データを採取し
て、AGC(Auto Gain Control)、AOC(Auto Offse
t Control)およびシェーディング補正等を行うべく、照
明ランプ3aに光の照射を行わせるとともに、タイミン
グ発生回路16によるタイミング制御およびCCDドラ
イバ15による駆動制御を通じて、CCDセンサ6にプ
ラテンガラス1の原稿覆い面2aまたはプラテンガラス
1上の白基準板(ただし不図示)についての読み取りを
行わせる(図中のAGC/AOC/Shading)。この基準データの
採取時に、CPU18は、ファン7に対してフル回転を
行うように指示を与える。
【0042】そして、基準データの採取が終了すると、
CCDセンサ6は、読み取り動作の待機状態となる(図
中のStandby )。このとき、CCDセンサ6による読み
取り動作が行われていないことから、CPU18は、C
CDドライバ15に対して、第二電源電圧(V2)をC
CDセンサ6へ印加するように指示を与える。さらに、
ファン7にはスロー回転を行わせる。
【0043】また、CPU18は、CCDセンサ6にお
ける自己発熱の抑制のため、CCDドライバ15にCCD
CLK 信号の送出停止を指示する。ただし、このとき、C
CDドライバ15は、CCD CLK 信号のすべてを停止する
のではなく、その一部についてはCCDセンサ6に対し
て送出し続ける。すなわち、CCD CLK 信号のうちの主転
送クロック、RS(リセット)パルスおよびSH(シフ
ト)パルスについては停止状態とするが、CP(シフト
クランプ)パルスについては送出し続ける。これは、C
CDセンサ6の読み取り待機中にも、CCDセンサ6内
部の出力アンプの動作状態とし、その出力信号のバイア
スレベルを読み取り動作中と略同等レベルにさせること
によって、CCDセンサ6が読み取り動作に移行した直
後のアナログ信号処理回路11の応答性を高めるためで
ある。
【0044】このようにして読み取り待機状態になる
と、CCDセンサ6では、ファン7のスロー回転によっ
て強制空冷の効果が期待できなくても、第二電源電圧
(V2)が印加されているので、その温度が極端に高く
なることがない。
【0045】その後、CPU18は、CCDセンサ6が
読み取り動作を開始するのにあたって(図中のCOPY)、
CCDドライバ15に対して、第一電源電圧(V1)を
CCDセンサ6へ印加するとともに、CCD CLK 信号のす
べてをCCDセンサ6へ送出するように指示を与える。
さらには、ファン7にフル回転を行わせる。そして、C
PU18は、照明ランプ3aに光の照射を行わせるとと
もに、タイミング発生回路16によるタイミング制御お
よびCCDドライバ15による駆動制御を通じて、CC
Dセンサ6にプラテンガラス1上の原稿についての読み
取りを行わせる。
【0046】これにより、CCDセンサ6は、プラテン
ガラス1上に載置された原稿について、その読み取り動
作を行うこととなる。この読み取り動作によってCCD
センサ6で得られた電荷は、アナログ信号処理回路1
1、A/D変換器12、シェーディング補正回路13お
よびギャップ補正回路14での処理を経た後に、イメー
ジデータとして出力される。
【0047】そして、読み取り動作が終了すると、CC
Dセンサ6は、再び読み取り待機状態となる。すなわ
ち、CPU18は、上述した場合と同様に、第二電源電
圧(V2)をCCDセンサ6に印加させるとともに、C
Pパルスを除いてCCD CLK 信号の送出を停止させる。さ
らには、ファン7をスロー回転にする。ただし、CPU
18は、CCDセンサ6での温度上昇を考慮して、CC
Dセンサ6による読み取り動作の終了後、一定時間を置
いてからファン7をスロー回転にするものとする。
【0048】続いて、この画像読み取り装置の特徴点で
ある、原稿サイズ検知を行う場合の処理動作例について
説明する。図6は、本実施の形態の画像読み取り装置が
原稿サイズ検知を行う場合の処理動作例を示すタイミン
グチャートである。
【0049】図例のように、この画像読み取り装置で
は、CCDセンサ6の読み取り待機時に(図中のStandb
y )、読み取り対象となる原稿のプラテンガラス1上へ
の載置のために、全閉状態のプラテンカバー2が開けら
れると、プラテンインターロックセンサ9bによってそ
のことが検出される(図中のON→0FF)。
【0050】プラテンカバー2が全閉状態にないことを
プラテンインターロックセンサ9bが検出すると、CP
U18は、プラテンカバー2が半開きの状態にあると認
識し、CCDドライバ15に対して、第一電源電圧(V
1)をCCDセンサ6へ印加するとともに、CCD CLK 信
号のすべてをCCDセンサ6へ送出するように指示を与
える(図中のCCD ON)。さらに、このとき、CPU18
は、プラテンインターロックセンサ9bのOFFを起算
点として、内蔵または付設されたタイマー(ただし不図
示)のカウントを開始する(図中のTimer 起動)。
【0051】この時点で、CCDセンサ6を読み取り動
作状態にするのは、以下の理由による。読み取り待機中
のCCDセンサ6は、通常、読み取り動作状態に移行し
ても、その応答性の問題から、ある一定時間(約250ms)
待たないと読み取り動作が行えない。これに対し、プラ
テンカバー2が全開状態から全閉状態へ移行するのに要
する時間は、プラテンカバー2を閉じる速度にも依る
が、一般に数十ms程度である。そのため、プラテンカバ
ー2が開けられた状態では、常時CCDセンサ6に対し
て第一電源電圧(V1)の印加およびCCD CLK 信号の送
出を行って、CCDセンサ6を読み取り動作状態にして
おかなければ、原稿サイズの検知が行えなくなってしま
うからである。
【0052】なお、このとき、CPU18は、CCDセ
ンサ6を読み取り動作状態にするが、先に説明した読み
取り動作時とは異なり、ファン7についてはスロー回転
のままである。これは、図示しない操作パネル等に設け
られたスタートボタンが押下されるまでは、原稿のサイ
ズを予め検知するだけなので、ファン7をフル回転させ
る必要性に乏しく、またこの段階ではまだ待機状態にあ
ることから、騒音を極力抑えるためである。
【0053】その後、プラテンカバー2がさらに開け続
けられると、この画像読み取り装置では、アングルセン
サ9aによってそのことが検出される(図中のON→0F
F)。そして、CPU18は、その検出結果を基に、プラ
テンカバー2が全開状態にあると認識し、先に起動した
タイマーを再起動する。
【0054】そして、プラテンカバー2の全開状態で、
読み取り対象となる原稿がプラテンガラス1上の規定位
置(例えば原稿の一角をプラテンガラス1の一角に合わ
せた位置)に載置された後に、プラテンカバー2が閉じ
られると、この画像読み取り装置では、プラテンカバー
2が全開状態から所定角度以上回動された時点で、アン
グルセンサ9aによってそのことが検出される(図中の
0FF →ON)。
【0055】アングルセンサ9aがプラテンカバー2の
半開き状態を検出すると、CPU18は、その時点で、
照明ランプ3aに光の照射を行わせるとともに、タイミ
ング発生回路16によるタイミング制御およびCCDド
ライバ15による駆動制御を通じて、CCDセンサ6に
プラテンガラス1上に載置された原稿についての読み取
りを行わせる(図中の検知1)。このとき、CCDセン
サ6は、少なくとも主走査方向1ライン分について、読
み取りを行う。また、このときに、CPU18は、先に
起動したタイマーを再起動する。
【0056】その後、プラテンカバー2がさらに閉じ続
けられ全閉状態になると、この画像読み取り装置では、
プラテンインターロックセンサ9bによってそのことが
検知される(図中の0FF →ON)。
【0057】プラテンインターロックセンサ9bがプラ
テンカバー2の全閉状態を検出すると、CPU18は、
その時点で、再び、照明ランプ3aに光の照射を行わせ
るとともに、タイミング発生回路16によるタイミング
制御およびCCDドライバ15による駆動制御を通じ
て、CCDセンサ6にプラテンガラス1上に載置された
原稿についての読み取りを行わせる(図中の検知2)。
このとき、CCDセンサ6は、先の場合(検知1)と同
位置について、読み取りを行う。また、このときに、C
PU18は、先に起動したタイマーを再起動する。
【0058】そして、CCDセンサ6が再びプラテンガ
ラス1上の原稿についての読み取りを行うと、原稿サイ
ズ検知回路17は、先にCCDセンサ6が行った読み取
り結果(検知1の結果)と、再び行った読み取り結果
(検知2の結果)とを比較する。
【0059】プラテンカバー2が半開きの状態の場合、
プラテンガラス1上の原稿外領域では、照明ランプ3a
の照射光が反射されない。そのため、原稿外領域は、黒
く読み取られる。これに対し、プラテンカバー2が全閉
状態の場合には、プラテンガラス1上の原稿外領域であ
っても、プラテンカバー2の原稿覆い面2aによって照
明ランプ3aの照射光が反射されるので、その部分が白
く読み取られる。したがって、それぞれの場合における
読み取り結果を比較すれば、プラテンガラス1上の原稿
のサイズが分かるようになる。
【0060】このことから、原稿サイズ検知回路17
は、それぞれの読み取り結果を比較することで、プラテ
ンガラス1上に載置された原稿の主走査方向のサイズを
検知する。なお、原稿の副走査方向のサイズについて
は、第一走査体3および第二走査体4を移動させること
で、主走査方向の場合と同様にして検知することも考え
られるが、検知処理の迅速化のため、プラテンガラス1
の下方に設けられた専用センサ(例えば光反射型のフォ
トセンサ)等を用いて検知することが好ましい。
【0061】このようにして、プラテンガラス1上の原
稿のサイズを検知した後に、操作パネル等のスタートボ
タンが押下されると、CPU18は、先に説明したよう
に、照明ランプ3aに光の照射を行わせるとともに、タ
イミング発生回路16によるタイミング制御およびCC
Dドライバ15による駆動制御を通じて、CCDセンサ
6にプラテンガラス1上の原稿についての読み取りを行
わせる(図中のCOPY)。また、CPU18は、この時点
でファン7にフル回転を行わせる。
【0062】そして、読み取り動作が終了すると、CP
U18は、CCDセンサ6を再び読み取り待機状態にす
べく、第二電源電圧(V2)をCCDセンサ6に印加さ
せるとともに、CPパルスを除いてCCD CLK 信号の送出
を停止させ、さらにはファン7をスロー回転にする。ま
た、CPU18は、先に起動したタイマーのカウントを
終了してリセットすることにより、次のタイマーの起動
に備える。
【0063】ここで、上述したような処理動作を行う画
像読み取り装置において、プラテンカバー2が開けられ
た後に、そのプラテンカバー2が閉じられなかった場合
の処理動作例について説明する。図7は、本実施の形態
の画像読み取り装置において、プラテンカバーが閉じら
れなかった場合の処理動作例を示すタイミングチャート
である。
【0064】図例のように、この画像読み取り装置で
は、プラテンインターロックセンサ9bでの検出結果に
応じて、CCDセンサ6へ第一電源電圧(V1)の印加
およびCCD CLK 信号の送出を行うとともに、タイマーの
起動を行う(図中のCCD ON&Timer起動)。さらに、その
後のアングルセンサ9aでの検出結果に応じて、タイマ
ーの再起動を行う。
【0065】このようにしてタイマーが起動(または再
起動)されると、そのタイマーは、それ以降、時間の経
過とともにカウント値を増加させる。そして、そのカウ
ント値が予め設定された値を超えた時点で、タイマー
は、その旨をCPU18に通知する。すなわち、タイマ
ーは、起動(または再起動)されてからの経過時間を計
時するとともに、その経過時間が予め設定された所定時
間(T1)を超えたか否かを判断し、経過時間が所定時
間(T1)を超えた場合にその旨をCPU18に通知す
る。なお、このタイマーによって計時される所定時間
(T1)は、例えば3分とすることが考えられるが、こ
れは任意に設定し得るようにしてもよい。
【0066】このタイマーによる通知が、アングルセン
サ9aおよびプラテンインターロックセンサ9bでの検
出結果からプラテンカバー2が全開状態にあると認識し
た後、再びアングルセンサ9aによってプラテンカバー
2の半開き状態が検出される前にあると、CPU18
は、CCDセンサ6を再び読み取り待機状態にすべく、
第二電源電圧(V2)をCCDセンサ6に印加させると
ともに、CPパルスを除いてCCD CLK 信号の送出を停止
させる(図中のCCD OFF)。つまり、CPU18は、プラ
テンカバー2が閉じられる前に、タイマーから所定時間
(T1)の経過が通知されると、CCDセンサ6を非起
動状態である読み取り待機状態にする。
【0067】これは、以下に述べる理由による。プラテ
ンカバー2が開けられた状態で長時間放置された場合に
は、CCDセンサ6に対し第一電源電圧(V1)の印加
等が行われ、ファン7もスロー回転を行っているので、
CCDセンサ6自身の発熱のため、CCDセンサ6の温
度上昇が大きくなってしまい、結果としてCCDセンサ
6の信頼性等に悪影響を与えてしまう。そのため、かか
る場合には、CCDセンサ6の温度上昇を抑制すべく、
所定時間(T1)が経過した時点で、原稿からのイメー
ジデータ読み取りの実行要求がなされないと判断し、C
CDセンサ6を読み取り待機状態にする。
【0068】その後、アングルセンサ9aとプラテンイ
ンターロックセンサ9bとのいずれか一方または両方に
よって、プラテンカバー2が閉じられたことが検出され
ても、原稿サイズ検知回路17での原稿サイズ検知が行
えないので、CPU18は、例えば「原稿のサイズが検
知できません」といったメッセージを操作パネル等に表
示させて、その旨を画像読み取り装置のユーザに通知す
る。
【0069】なお、このような状態で原稿からのイメー
ジデータの読み取り処理を続行する場合には、再度、プ
ラテンカバー2の開閉を行って、CPU18等に上述し
た処理を繰り返させるか、あるいは操作パネル等から原
稿サイズを指定させて、それ以降の処理を続行し得るよ
うにすればよい。
【0070】以上のように、本実施の形態の画像読み取
り装置は、請求項1に記載した発明の如く、アングルセ
ンサ9aおよびプラテンインターロックセンサ9bで検
出されるプラテンカバー2の開閉状態に応じて、CPU
18がCCDセンサ6の読み取り動作状態と待機状態と
を切り替えるようになっている。さらに詳しくは、プラ
テンカバー2が開けられると、CPU18がCCDセン
サ6を起動して読み取り動作状態にするようになってい
る。
【0071】そのため、この画像読み取り装置では、プ
ラテンガラス1上に原稿が載置された時点で、CCDセ
ンサ6がいつでも読み取り動作を行い得る状態にあるの
で、その原稿のサイズをCCDセンサ6の読み取り結果
を利用して検知することが可能になる。一方、プラテン
カバー2が開けられる以前には、CCDセンサ6が読み
取り待機状態にあるので、第二電源電圧(V2)の印加
等によってCCDセンサ6での温度上昇を抑制できるよ
うになる。
【0072】つまり、この画像読み取り装置によれば、
カラー画像の読み取りに対応する場合であっても、原稿
サイズ検知回路17によりプラテンカバー2の開閉状態
を利用して原稿のサイズを検知することができるので、
プリスキャンを必要としない迅速なサイズ検知処理が可
能となり、結果としてFCOTに大きな影響を及ぼして
しまうことがなくなる。
【0073】しかも、そのために、CCDセンサ6に対
して常時第一電源電圧(V1)を供給する必要がなく、
CCDセンサ6の読み取り待機状態には、第二電源電圧
(V2)の印加等によってCCDセンサ6の温度上昇を
抑制することができる。したがって、CCDセンサ6の
カラーフィルタにおける分光感度特性の悪化等による読
み取り画質の低下を極力抑えられるようになり、結果と
してCCDセンサ6に対する信頼性が損なわれるのを避
けることができる。また、CCDセンサ6の読み取り待
機状態には、電力の消費が抑えられるので、消費電力を
低減することもできる。
【0074】さらには、CCDセンサ6の温度上昇を抑
制するために、空冷能力の高いファンを配設する必要も
ないので、画像読み取り装置の大型化、コストアップ等
を招いてしまうことがない。ただし、この画像読み取り
装置では、従来のものと同様に、通常の空冷能力を有し
たファン7を備えている。しかも、そのファン7は、C
CDセンサ6の読み取り動作時にはフル回転し、読み取
り待機時にはスロー回転する。したがって、更なるCC
Dセンサ6の温度上昇の抑制が実現できるとともに、消
費電力の削減および騒音の低減も併せて達成し得るよう
になる。
【0075】また、本実施の形態の画像読み取り装置
は、請求項2に記載した発明の如く、CPU18により
CCDセンサ6が起動された後、プラテンカバー2の半
開き状態と全閉状態とにおけるCCDセンサ6でのそれ
ぞれの読み取り結果を基に、原稿サイズ検知回路17が
プラテンガラス1上に載置された原稿のサイズを検知す
るようになっている。したがって、この画像読み取り装
置によれば、上述したようにCCDセンサ6の温度上昇
の抑制しつつ、簡単な構成かつ短時間で原稿のサイズを
検知することができる。
【0076】また、本実施の形態の画像読み取り装置
は、請求項3に記載した発明の如く、タイマーによる計
時時間が所定時間(T1)を超えると、CPU18がC
CDセンサ6を読み取り待機状態にするようになってい
る。したがって、この画像読み取り装置によれば、例え
ばプラテンカバー2が開状態のまま放置された場合であ
っても、所定時間(T1)を経過した後には、CPU1
8がCCDセンサ6を読み取り動作状態から読み取り待
機状態にするので、CCDセンサ6の温度が大きく上昇
してしまうのを防ぐことができ、結果としてCCDセン
サ6に対する信頼性、特にカラーフィルタについての信
頼性を高く維持することができる。
【0077】なお、本実施の形態では、プラテンカバー
2が開状態のまま放置されると、CPU18がCCDセ
ンサ6を読み取り待機状態にする場合について説明した
が、請求項3に記載した発明はこれに限定されるもので
はない。例えば、プラテンカバー2が開状態から全閉状
態になって、原稿サイズ検知回路17がプラテンガラス
1上の原稿のサイズを検知した場合であっても、その後
操作パネル等のスタートボタンが押下されなければ、タ
イマーはカウントを継続しているので、所定時間(T
1)が経過した時点で、上述の場合と同様に、CPU1
8はCCDセンサ6を読み取り待機状態にして、その温
度上昇を抑制する。
【0078】また、本実施の形態では、CCDセンサ6
での応答性確保や温度変化の削減等を考慮して、CCD
センサ6の読み取り待機時に、CCDドライバ15がC
CDセンサ6に対して第一電源電圧(V1)よりも小さ
い電圧値(例えば7V)の第二電源電圧(V2)を印加
する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定
されるものではない。例えば、CCDドライバ15は、
CCDセンサ6の読み取り待機時に、CCDセンサ6に
対して電源電圧を印加しないようにしてもよく、この場
合であっても上述と同様の効果が得られるようになる。
【0079】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の画像読
み取り装置は、カバーの開状態が認識されると、起動制
御手段が読み取り手段を起動するようになっているの
で、原稿載置台上に原稿が載置された時点では、読み取
り手段がいつでも読み取り動作を行い得る状態にあり、
例えば読み取り手段での読み取り結果を利用した原稿載
置台上の原稿のサイズ検知が可能になる。一方、起動制
御手段による起動以前等には、読み取り手段が読み取り
動作を行い得る状態にある必要がないので、例えば電源
電圧の削減等によって読み取り手段での温度上昇を抑制
し得るようになる。したがって、この画像読み取り装置
では、カラー画像の読み取りに対応する場合であって
も、空冷能力の高いファン等を必要とすることなく、読
み取り手段の温度上昇を抑制できるので、読み取り手段
での読み取り画質の低下を極力抑えられるようになり、
結果として読み取り手段に対する信頼性が損なわれるの
を避けることができる。また、そのために、画像読み取
り装置の大型化、コストアップ等を招いてしまうことも
ない。さらに、この画像読み取り装置によれば、読み取
り手段での読み取り結果を基に、カバーの開閉状態を利
用して原稿のサイズを検知することが可能となるので、
プリスキャンを必要としない迅速なサイズ検知処理が可
能となり、結果としてFCOTに大きな影響を及ぼして
しまうことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像読み取り装置の実施の形態
の一例における要部の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 本発明に係る画像読み取り装置全体の一概略
構成例を示す側断面図である。
【図3】 本発明に係る画像読み取り装置を背面側から
みた場合の外観構成の一例を示す斜視図である。
【図4】 本発明に係る画像読み取り装置に用いられる
プラテンカバーの一例を示す説明図であり、(a)はそ
の外観を示す斜視図、(b)はプラテンカバーの半開き
状態を示す側面図、(c)はプラテンカバーの全閉状態
を示す側面図である。
【図5】 本発明に係る画像読み取り装置がイメージデ
ータの読み取りを行う場合の一処理動作例の概要を示す
タイミングチャートである。
【図6】 本発明に係る画像読み取り装置が原稿サイズ
検知を行う場合の処理動作の一例を示すタイミングチャ
ートである。
【図7】 本発明に係る画像読み取り装置において、プ
ラテンカバーが閉じられなかった場合の処理動作の一例
を示すタイミングチャートである。
【図8】 従来の画像読み取り装置がイメージデータの
読み取りを行う場合の処理動作例を示すタイミングチャ
ート(その1)である。
【図9】 従来の画像読み取り装置がイメージデータの
読み取りを行う場合の処理動作例を示すタイミングチャ
ート(その2)である。
【符号の説明】
1…プラテンガラス、2…プラテンカバー、6…CCD
センサ、9a…アングルセンサ、9b…プラテンインタ
ーロックセンサ、15…CCDドライバ、16…タイミ
ング発生回路、17…原稿サイズ検知回路、18…CP

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取り対象となる原稿が載置される原
    稿載置台と、 前記原稿載置台の原稿載置面側を開閉可能に覆うカバー
    と、 前記カバーの開閉状態を認識する開閉認識手段と、 前記原稿載置台上に載置された原稿からイメージデータ
    の読み取りを行う読み取り手段と、 前記開閉認識手段が前記カバーの開状態を認識すると前
    記読み取り手段を起動して当該読み取り手段が読み取り
    動作を行い得る状態にする起動制御手段とを備えること
    を特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 前記起動制御手段により前記読み取り手
    段が起動された後、前記カバーの開状態と閉状態とにお
    ける前記読み取り手段でのそれぞれの読み取り結果を基
    に、前記原稿載置台に載置された原稿のサイズを検知す
    るサイズ検知手段を備えることを特徴とする請求項1記
    載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 前記開閉認識手段による前記カバーの開
    状態認識からの経過時間を計時して該経過時間が所定時
    間を超えたか否かを判断する計時手段を備えるととも
    に、 前記起動制御手段は、前記計時手段により前記経過時間
    が所定時間を超えたと判断された場合に前記読み取り手
    段を非起動状態にするものであることを特徴とする請求
    項1または2記載の画像読み取り装置。
JP11030836A 1999-02-09 1999-02-09 画像読み取り装置 Pending JP2000232561A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11030836A JP2000232561A (ja) 1999-02-09 1999-02-09 画像読み取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11030836A JP2000232561A (ja) 1999-02-09 1999-02-09 画像読み取り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000232561A true JP2000232561A (ja) 2000-08-22

Family

ID=12314795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11030836A Pending JP2000232561A (ja) 1999-02-09 1999-02-09 画像読み取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000232561A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008022160A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2011188252A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取制御プログラム
JP2014093736A (ja) * 2012-11-06 2014-05-19 Ricoh Co Ltd 自動原稿搬送装置、自動原稿搬送装置を備えた画像読取装置および画像形成装置
JP2014096721A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Toshiba Corp 原稿読取装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008022160A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2011188252A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取制御プログラム
JP2014093736A (ja) * 2012-11-06 2014-05-19 Ricoh Co Ltd 自動原稿搬送装置、自動原稿搬送装置を備えた画像読取装置および画像形成装置
JP2014096721A (ja) * 2012-11-09 2014-05-22 Toshiba Corp 原稿読取装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7187479B2 (en) Image reading apparatus
US6784410B2 (en) Image input system, image input apparatus, image input method, program, and storage medium
JP2000232561A (ja) 画像読み取り装置
JP3557675B2 (ja) 画像読取装置
US20060061834A1 (en) Image reading apparatus
JP2004109639A (ja) 画像読取装置
JP2002271589A (ja) 画像読取装置
JP3995840B2 (ja) 画像読取装置
JPH11355532A (ja) 画像読み取り装置
US7898703B2 (en) Scanning device capable of shortening a warm-up time period
JP3973667B2 (ja) 画像読取装置
JPH11244231A (ja) 電子内視鏡光量制御装置
JP2596324B2 (ja) 逆光補正装置及びそれを用いた撮像装置
JP4181422B2 (ja) 画像読取装置および画像読取装置における読取準備方法
JPS63196158A (ja) 画像読取装置
JP2666343B2 (ja) 撮像装置
JP2004088318A (ja) カラー読取装置
JP3538938B2 (ja) 画像読取装置
JP2004120189A (ja) 画像読取装置
JP3345261B2 (ja) 電子現像型カメラの現像動作制御装置
JP2001069317A (ja) 画像読取装置
JP2000083145A (ja) 画像読み取り装置
JPH10126577A (ja) スキャナ装置
JP2000207533A (ja) 画像処理装置
JPH04110061U (ja) 画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050214

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050809