JP2000231626A - 電子筆記具および電子記載方法 - Google Patents

電子筆記具および電子記載方法

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JP2000231626A
JP2000231626A JP11300557A JP30055799A JP2000231626A JP 2000231626 A JP2000231626 A JP 2000231626A JP 11300557 A JP11300557 A JP 11300557A JP 30055799 A JP30055799 A JP 30055799A JP 2000231626 A JP2000231626 A JP 2000231626A
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JP11300557A
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Manabu Niie
学 新江
Makoto Shiotani
真 塩谷
Tatsuo Furukawa
達夫 古川
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
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    • G06K1/12Methods or arrangements for marking the record carrier in digital fashion otherwise than by punching
    • G06K1/128Methods or arrangements for marking the record carrier in digital fashion otherwise than by punching by electric registration, e.g. electrolytic, spark erosion
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/033Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
    • G06F3/0354Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor with detection of 2D relative movements between the device, or an operating part thereof, and a plane or surface, e.g. 2D mice, trackballs, pens or pucks
    • G06F3/03545Pens or stylus

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の電子印鑑システムでは、通常の印判面の
みを有する印鑑とは使い勝手が異なり、従来のような印
鑑と紙を使った印鑑方式との併用が困難であり、またユ
ーザーにとって機器導入コストが高く、計算機等の装置
の難しい操作を覚える必要があるため、万人に受け入れ
難いという問題があった。 【解決手段】本発明は、印判面を有し電子的情報の記憶
機能と出力機能とを有する電子印鑑と、シート状で押印
可能な面を有し電子的情報の記憶機能と入力機能とを有
する電子シートとを用いて、該電子印鑑を該電子シート
に押印時に、該電子印鑑の印判面の印影を該電子シート
表面に転写すると共に、該電子印鑑の記憶機能に格納し
た電子的情報を該電子印鑑の出力機能および該電子シー
トの入力機能を介して該電子シートの記憶機能に転送す
る。これにより、印判面の押印と共に電子的に押印が可
能な電子印鑑システムを実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙などの媒体に文
字、記号、絵、マークなどを記入・転写する記載用具に
関する。その中でも特に、印判面の印影を転写である押
印が可能な印鑑や使用者の手の動きに応じて文字や記号
を記載可能なペンに関する。
【0002】
【従来の技術】(1)通常は、電子的機能を有しない朱
肉を使用する従来の印鑑と、電子的機能を有しない通常
の紙を用いて、押印によって印鑑の印判面を紙に転写す
ることで印鑑による署名機能を実現している。
【0003】(2)特開平5-89220「電子捺印装置」 電子印鑑から発した識別信号を捉え、該識別信号を識別
データに変換し、該識別データに対応する捺印イメージ
用データをイメージデータ格納ファイルから読み出し、
該捺印イメージ用データを電子情報編集制御装置に創出
する装置から成る。電子的情報への押印を目的としてい
る。
【0004】(3)特開平6-247022「電子印鑑および電
子印鑑システム」 前記(2)と同様に電子的情報への押印を目的とする。
【0005】(4)特開平6-328827「電子印鑑及び端末
装置」 前記(2)および(3)と比較して、電子印鑑が印影デ
ータを有する点が異なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術(1)で
は、押印は、押印可能な面を有するシート類の表面に印
判面の印影を転写するだけである。このように押印して
もシート類の表面に印影が残るだけであるため、転写で
きる情報量が少なく、また印影のみで真贋を判断しなけ
ればならないという問題があった。
【0007】前記従来技術(2)〜(4)は電子的に押
印を行なうことを目的としているため、転写できる情報
量は多いが、印刷や手書き等により情報が記録されたシ
ート類に直接押印は実行できないという問題があった。
【0008】また、印刷や手書き等によって情報が記録
されたシート類をプリンタ等の印字装置にセットして印
影イメージを印刷することは可能であるが、この場合前
記(1)と同様に印影のみが情報として紙に記録される
ため、シート類に転写できる情報は少なく、また印影の
みで真贋を判断しなければ成らないという問題があっ
た。印影は、同じ印鑑でも形が異なることが多い。これ
は、印鑑に対する力の係り方、朱肉の色、朱肉の印判面
への付着具合などが異なることが多いためである。この
ため、印影の真贋の判断が困難な場合が多い。
【0009】さらに重要な点は、該従来技術において
は、該電子印鑑の他に電子印鑑から受信した識別情報や
印影イメージデータを処理するためには高価な計算機が
必要であるという問題があった。
【0010】このように従来技術(2)〜(4)に見ら
れる電子印鑑システムでは、印判面のみを有する印鑑と
は使い勝手が異なり、従来のような印鑑と紙を使った印
鑑方式との併用が困難であり、またユーザーにとって機
器導入コストが高く、計算機等の装置の難しい操作を覚
える必要があるため、万人に受け入れ難いという問題が
あった。また、従来技術(2)〜(4)では、承認や認
証すべき情報が記載された媒体−その多くは紙−に印影
を転写することはできない。つまり、伝統的な押印と
は、使い勝手が異なり使用者は不便を感じる。
【0011】なお、従来技術(2)〜(4)で電子押印
がされた電子化文書をプリントアウトすれば、一見紙に
印影を転写できているように感じるかもしれない。しか
しながら、プリントアウトされた文書には、単にイメー
ジデータが記載されたのみであって、印判面の印影が転
写されたものでない。また、プリントアウトされた押印
済みの文書は、従来技術(1)と同じ問題点を有する。
それは、プリンタの性能などによって、印影の形状等が
変わってしまうことがある。
【0012】さらに、従来技術(2)〜(4)のような
電子データのみでは、簡単にコピーがされてしまうとの
問題もある。
【0013】本発明の目的は、従来の印鑑と同様に押印
による印影確認が可能で、かつ電子的に押印が可能で、
安全性が高く、取扱いが容易な電子印鑑システムを低コ
ストで提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、印判面の押印
と共に、電子的に押印を行なうことが可能な電子印鑑を
用いた電子印鑑システムである。本発明の電子印鑑は、
非接触ICシートへの書込み部を備えていてもよい(On
e's seals with non-contact sheet writer)。前記目
的を達成するために、印判面を有し電子的情報の記憶機
能と出力機能とを有する電子印鑑を用いた電子印鑑シス
テムを構築する。すなわち、印判面を有し電子的情報の
記憶機能と出力機能とを有する電子印鑑と、シート状で
押印可能な面を有し電子的情報の記憶機能と入力機能と
を有する電子シートとを用いて、該電子印鑑を該電子シ
ートに押印時に、該電子印鑑の印判面の印影を該電子シ
ート表面に転写すると共に、該電子印鑑の記憶機能に格
納した電子的情報を該電子印鑑の出力機能および該電子
シートの入力機能を介して該電子シートの記憶機能に転
送することを特徴とする電子印鑑システムを構築する。
なお、電子シートは、非接触ICシートでもよい(non-
contact IC sheet)。
【0015】これにより、通常の印判面のみを有する印
鑑と同様に印判面の押印が可能であり、電子的にも押印
が可能な電子印鑑システムを提供することができる。
【0016】前記では、印判面を有し電子的情報の記憶
機能と出力機能とを有する電子印鑑を用いたが、代わり
に印判面を有し電子的情報の記憶機能と出力機能と入力
機能とを有する電子印鑑を用いてもよい。
【0017】後者の電子印鑑と、シート状で押印可能な
面を有し電子的情報の記憶機能と入力機能と出力機能と
を有する電子シートと用いた場合、該電子印鑑を該電子
シートに押印時に、該電子印鑑の印判面の印影を該電子
シート表面に転写すると共に、該電子印鑑の記憶機能に
格納した電子的情報を該電子印鑑の出力機能および該電
子シートの入力機能を介して該電子シートの記憶機能に
転送し、また、該電子印鑑は該電子シートの出力機能を
介して出力された電子的情報を該電子印鑑の入力機能を
介して入力することを特徴とする電子印鑑システムを構
築する。以上により、印判面の押印と共に電子的に押印
が可能な電子印鑑システムを実現する。
【0018】さらに、本発明は下記の内容を含む。
【0019】押印時に電子シート内の情報を読み取るス
テップと、読み取った情報が空である時に電子印鑑から
電子シートへ電子印鑑内の情報を転送するステップを有
することを特徴とする電子印鑑での押印方法。
【0020】押印時に電子シート内の情報を読み取るス
テップと、読み取った情報が押印しようとする電子印鑑
の情報と一致する場合に電子印鑑から電子シートへ電子
印鑑内の情報を転送するステップを有することを特徴と
する電子印鑑。
【0021】電子シート内の情報を読み取るステップ
と、読み取った情報が押印しようとする電子印鑑の情報
と一致するかどうかを判断するステップを有することを
特徴とする電子印鑑での押印方法。
【0022】押印時に電子印鑑固有の情報である印鑑情
報と電子印鑑の所有者の情報である印鑑所有者情報を電
子シートへ転送することを特徴とする電子印鑑。
【0023】電子押印時に電子シートから読み込んだ情
報やある時点からの押印回数や電子印鑑のステータスを
記録する機能を有することを特徴とする電子印鑑。
【0024】電子押印時に電子印鑑から電子シートへ転
送する情報が、印鑑固有の情報である印鑑情報の内容の
一部であることを特徴とする電子印鑑。
【0025】該電子印鑑の印判面の内容が該電子印鑑内
の電子的情報の内容に含まれることを特徴とする電子印
鑑。
【0026】前記IC部はタイマー機能とカレンダー機能
あるいは時計機能を有することを特徴とする電子印鑑。
【0027】ヒューマンインターフェース部はLCD(Liq
uid Crystal Display)表示機能やLED(Light - Emittin
g Diode)点灯機能や電子音発生機能を有することを特
徴とする電子印鑑。
【0028】電子的情報の記憶後は変更不可能なメモリ
ーと、電子的情報の記憶後でも変更可能なメモリー素子
で記憶部を構成することを特徴とする電子印鑑。
【0029】検知部を圧力センサで構成することを特徴
とする電子印鑑。
【0030】検知部を押し式のマイクロスイッチで構成
することを特徴とする電子印鑑。
【0031】公証能力を有する実印として使用すること
を目的として、該電子印鑑の印判面の印影と該電子的情
報との関連付けを認定機関に登録したことを特徴とする
電子印鑑。
【0032】前記印鑑情報や印鑑所有者情報を暗号化し
たことを特徴とする電子印鑑。
【0033】印鑑情報や印鑑所有者情報を暗号化するた
めに電子印鑑の所有者もしくは使用者の秘密鍵や押印し
た電子シートの受取主の公開鍵を記憶することを特徴と
する電子印鑑。
【0034】印判面を有し少なくとも電子的情報の記憶
機能と出力機能を有する電子印鑑とシート状で押印可能
な面を有し少なくとも電子的情報の記憶機能と入力機能
を有する電子シートとを用いた電子印鑑システムであっ
て、該電子印鑑から該電子シートへ電子的情報を転送し
電子シートに記録する時に、該電子的情報を公開鍵方式
や秘密鍵方式で暗号化した後に電子シートに記録するこ
とを特徴とする電子印鑑システム。
【0035】パスワードの類を電子印鑑に入力すること
で押印時に電子印鑑から電子的情報を送信することを特
徴とする電子印鑑。
【0036】指紋識別手段を有し、あらかじめ電子印鑑
に登録した指紋に反応して押印時に電子印鑑から電子シ
ートへ電子的情報を転送することを特徴とする電子印
鑑。
【0037】印判面を有し少なくとも電子的情報の記憶
機能と出力機能を有する電子印鑑であって、公証能力を
有しない印判もしくは三文判として使用することを目的
として、電子的情報を認定機関に登録せずに使用するこ
とを特徴とする電子印鑑。
【0038】また、本発明は、電子データの格納および
文字、記号、絵などの記入がされる電子シートでもあ
る。なお、電子シートの形状はシート状でなくともよ
く、上記の機能を有すればよい。
【0039】シート状で押印可能な面を有し少なくとも
電子的情報の記憶機能と入力機能を有する電子シートで
あって、該電子シートに設けられた押印欄の情報である
押印欄情報を有し、押印時に電子印鑑から転送される印
鑑情報を記録することを特徴とする電子シート。また、
電子印鑑からは、印鑑所有者情報も転送され、電子シー
トはこの印鑑所有者情報を記録してもよい。
【0040】またさらに、電子シートは、電子シート表
面に記入された文字などを認識し、対応する電子データ
を格納してもよい。また、電子シートは、電子データを
格納して、格納された電子データに対応するものを電子
シート表面上に出力してもよい。
【0041】電子シート全体をアンテナで囲み、シート
のどの位置でも電子印鑑からの電子的情報の転送を受信
する特徴とする電子シート。
【0042】該電子シートの中で押印欄をアンテナで囲
み、押印位置から電子印鑑からの電子的情報の転送を受
信する電子シート。
【0043】電子印鑑が有する印鑑情報や印鑑所有者情
報を認定機関に登録するシステムであって、該電子印鑑
の印判面の印影と、印鑑情報と、印鑑所有者情報との関
連付けを登録することを特徴とする電子印鑑登録システ
ム。
【0044】押印時に電子印鑑の有効性や真贋を判定す
るシステムであって、電子印鑑の有効性や真贋を判断す
る認証局と、電子印鑑内の電子的情報を読み取るための
読取り手段と、前記読取り手段が電子印鑑と通信するた
めのアンテナと、読み取った電子情報を前記認証局へ送
り認証局から判断結果を受信するための照会手段と前記
認証局と前記照会手段を結ぶためのネットワークとで構
成することを特徴とする電子印鑑チェックシステム。
【0045】押印された電子印鑑の有効性を判定するシ
ステムであって、電子印鑑内の記録された前記有効期限
情報や電子シートに記録された電子印鑑の有効期限情報
を読み取り有効性を判定するための読取り手段と、前記
読取り手段が電子印鑑や電子シートと通信するためのア
ンテナとで構成することを特徴とする電子印鑑チェック
システム。
【0046】押印時に電子印鑑と電子シートの間でやり
取りされる情報のモニタを行なうシステムであって、電
子印鑑と電子シート間の情報のやり取りを読み取るため
の読取り手段と、前記読取り手段が電子印鑑と電子シー
ト間の通信を傍受するためのアンテナと、傍受した情報
を表示するための表示手段とで構成することを特徴とす
る電子押印モニタシステム。
【0047】電子的情報の記憶機能と、角度や加速度等
を検知する検知機能と、前記電子的情報や前記検知機能
によって得られた情報を入出力する入出力機能とを有す
ることを特徴とする電子筆記具。なお、この電子筆記具
は、物理的あるいは光学的に情報を記録できる媒体(例
えば紙)に情報を記録する筆記機能を有していてもよ
い。
【0048】電子筆記具と、シート状で押印可能な面を
有し少なくとも電子的情報の記憶機能と入力機能を有す
る電子シートから成るシステムであって、該電子筆記具
を使い該電子シートに筆記した時に、電子筆記具の筆跡
を電子シート表面に転写すると共に、電子筆記具の記憶
機能に格納した電子的情報を該電子筆記具の出力機能お
よび該電子シートの入力機能を介して電子シート内の記
憶機能に転送することを特徴とする電子署名システム。
【0049】本発明によれば、従来の印鑑と同様に押印
による印影確認が可能で、かつ電子的に押印が可能で、
安全性が高く、取扱いが容易な電子印鑑システムを低コ
ストで提供することができる。
【0050】また本発明によれば、電子印鑑内に印鑑情
報および印鑑所有者情報を記憶し、電子印鑑を押印した
時に電子シート内のICチップへ該印鑑情報および印鑑所
有者情報を転送するため、容易に複数の情報を電子シー
トに記録することが可能である。
【0051】また本発明によれば、電子印鑑は従来の印
鑑と同様に印判面を有しており朱肉を付けて押印すれば
印影を転写することができるため、押印による印影確認
が可能である。
【0052】また本発明によれば、電子印鑑内の印鑑情
報および印鑑所有者情報を電子シート内のICチップに書
き込むため、ICチップ内の電子的情報に押印することが
可能である。
【0053】また本発明によれば、押印によって転写し
た印影と電子シート内のICチップに書き込んだ印鑑情報
および印鑑所有者情報の両情報を比較することで不正を
容易に発見することができるため、安全性を高めること
が可能である。
【0054】また本発明によれば、押印するという従来
の印鑑で行なっている取扱い方法を採用するため、取扱
いが容易である。
【0055】また本発明によれば、印鑑による署名を行
なうユーザは電子印鑑のみを持てばよいため、安価、低
コストに電子印鑑システムを構築できる。
【0056】なお、本発明は、以下のものでもある。
【0057】従来、紙の書類への押印(従来技術
(1))の場合、転写された印影の真贋の判断困難であ
った。また、電子押印(従来技術(2)〜(4))の場
合、紙の書類への印影の転写(押印)不可能であった(単
なる印影イメーシ゛のコピーであり証明(承認)能力性低
い)。これらの問題は、紙などの物理的あるいは光学的
に情報を記録、記載する媒体(書類)に電子押印または
電子的な記載ができなかったために起こった。また、電
子データの書類には、印影の転写(物理的な押印)や物
理的な記載ができなかったために起こったものでもあ
る。
【0058】これらの問題点を解決するために本発明
は、情報が記載される媒体に電子押印および電子的な記
載、サインをするものである。具体的には、記載される
紙にへの押印(転写)や記載の内容に対応した電子デー
タを格納する電子媒体が本発明の1形態である。この電
子媒体として、紙状の電子シートが含まれる。また、電
子媒体は転写された印影を理解し、それに対応する印影
情報を記憶するものも含まれる。さらに、この電子媒体
は押印(転写)、または記載と共に、転写または記載され
た内容に対応させて印影情報または記載情報を格納する
ものである。例えば、電子印鑑または電子筆記具から転
送される印影情報または記載情報を記録する。なお、本
発明においては、印鑑情報および記載情報の両方とも用
いてもよい。
【0059】また、本発明は、電子的な押印、記載と物
理的な押印(転写)、記載の両方を実現するものでもあ
る。
【0060】また、本発明の構成は、以下の通りでもあ
る。媒体に対して文字または記号の記載が可能な記載手
段を用いて、前記媒体への記載を行う電子記載方法であ
って、前記記載手段の使用者が前記媒体に対して記入動
作を行うことに応じて、前記以下のステップを実行する
もの、前記媒体に、前記記入動作に応じた文字または記
号を記載するステップと、前記記載するステップに対応
させて、前記記載手段から、前記記載手段を識別する電
子情報を送信するステップと、前記媒体に対応付けて前
記媒体に関連する記憶手段に記憶するステップ。
【0061】また、電子的な情報を出力する電子筆記具
において、前記電子筆記具の使用者が媒体に対して記入
動作を行うことに応じた文字または記号を、前記媒体に
記載する記載手段と、前記記載手段での記載に対応し
て、前記媒体に対応した記憶装置に、記憶された前記電
子筆記具を識別する電子情報を送信する送信手段。
【0062】さらに、媒体に対して印判面の印影を転写
可能な印鑑を用いて、前記媒体に記載された情報に対し
て承認を与える方法であって、前記印鑑の使用者が前記
媒体に対して押印動作を行うことに応じて、前記以下の
ステップを実行するもの、前記媒体に、前記印影を転写
するステップと、前記印鑑を識別する電子情報を、前記
媒体に対応付けて、前記媒体に関連する記憶手段送信す
るステップを有し、wherein 記憶された電子情報と転写
された印影を用いて、前記媒体に記載された情報に対す
る承認の真贋の確認できる。
【0063】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1から図23
を用いて説明する。
【0064】(1.電子シート利用電子印鑑システム) (1.1 システムの概要)図1は電子シートと電子印
鑑を組合せた電子印鑑システムの構成を表わす図であ
る。本発明による電子印鑑システムは電子印鑑10と電
子シート100で構成する。
【0065】本発明による電子印鑑システムの概要は次
の通りである。
【0066】電子印鑑に朱肉をつけて押印するのは従来
の印鑑と同様である。電子印鑑10を電子シート100
に押印すると、押印を検知して印判面20の印影140
が電子シート表面に転写されると共に、電子印鑑のIC部
30に記録している情報がアンテナ部40から発せられ
る。電子シート100は該情報をアンテナ部120で受
け、ICチップ部110に記録する。ここでは、電子印鑑
から電子シートへ電子印鑑内の情報を転送することを電
子押印と呼ぶことにする。
【0067】(1.2 電子印鑑(電子実印)) (1.2.1 電子印鑑の構成)図2は電子印鑑のより
詳細な構成を表わす図である。
【0068】電子印鑑10は、通常の印鑑と同様に押印
時に印影を転写するための印判面20と、印鑑情報を記
憶し回路の制御を行なうIC部30と、電子シート内のIC
との情報交換を行なうアンテナ部40と、電子印鑑の状
態および電子シートの状態を表示するヒューマンインタ
ーフェース(ヒューマンI/F)部50と、押印したこと
を検知する検知部60と、電子印鑑のモードを選択する
ためのスイッチ部70と、IC部30の回路をリセットす
るリセットスイッチ部80と、電子印鑑に電源を供給す
る電源部90で構成する。
【0069】IC部30は、回路制御を実行する処理部3
1と、電子的情報を記憶する記憶部32で構成する。処
理部31はタイマー機能を有する。
【0070】ヒューマンインターフェース部50は、LC
D表示機能やLED点灯機能や電子音発生機能を有する。図
3は、ヒューマンインターフェース部50の外観を表わ
す図であり、51はLCD表示部であり、52はLED点灯部
であり、53は電子音発生部である。検知部60は例え
ば圧力センサやマイクロスイッチである。
【0071】スイッチ部70では、押印モード、訂正モ
ード、チェックモード、表示モード、OFFの内でいずれ
かを選択する。押印モードは、電子押印を実行するため
のモードである。訂正モードは、電子押印済の電子シー
トに再度押印するためのモードである。チェックモード
は、電子押印済の電子シートになされた電子押印が同じ
電子印鑑によって押印されたものかどうかを調べるため
のモードである。表示モードは、電子印鑑内の情報をヒ
ューマンインターフェース部に表示するためのモードで
ある。リセットスイッチ80は、前記記憶部に一時記憶
している情報を初期状態に戻すために使用する。
【0072】電源部90は、充電池もしくは通常の使い
切りの電池を使用する。
【0073】充電池を使用する場合、電子印鑑10の外
部に充電用端子を設け、該端子を介して電子印鑑内部の
充電池に充電可能な充電用スタンドと組み合せること
で、電子印鑑内部に充電池を入れたまま充電を行なうこ
とも可能である。このような充電機能を電子印鑑のケー
スに持たせてもよい。
【0074】(1.2.2 電子印鑑に登録する情報)
電子印鑑中の記憶部32に記憶させる情報は、必要に応
じて、認証局で認証され、暗号化された情報とする。認
証局で登録した情報の書き換え、変更は、認証局を経由
するものとする。また全ての情報を暗号化してもよい
し、一部を暗号化したものでもよい。記憶部32に記憶
させる情報は、印鑑情報210と印鑑所有者情報220
から成る。
【0075】印鑑情報210(図4)は電子印鑑固有の
情報であり、例えば印鑑識別情報211や印影情報21
2(図4)や有効期限213から成る。印鑑識別情報2
11は、識別番号であったり識別記号であったりそれら
の組み合わせである。印影情報212は、該電子印鑑の
印影イメージデータであったり、印影の特徴を表わす特
徴データであったり、認証局に登録した印影イメージデ
ータに対応する印影イメージ登録番号であったりする。
有効期限213は電子印鑑に登録した情報が有功な期限
を表わす。有効期限213としては、年、月、日、時を
用いてもよい。
【0076】一方、印鑑所有者情報220は、電子印鑑
10の所有者および/または使用者を特定する情報であ
る。例えば、図5に示す通り印鑑所有者情報220は、
氏名221や氏名番号222や住所223や電話番号2
24や電子メールアドレス225等の内、必要な情報か
ら成る。前記氏名や氏名番号は法人名(業者名)や法人
登録番号(業者登録番号)であってもよい。記憶部32
の記憶容量に応じて項目の増減は自由である。
【0077】(1.2.3 電子押印によって転送する
情報)電子押印によって電子印鑑から電子シートに転送
する情報は、前述の印鑑情報210および/または印鑑
所有者情報220である。
【0078】印鑑情報210の内、電子押印によって電
子シートに転送する情報は前記の印鑑識別情報211や
印影情報212や有効期限213である。印鑑識別情報
211はその内容の全てを転送せずに内容の一部を転送
する場合もある。これは電子シートに転送した印鑑情報
を用いて電子印鑑を複製されないようにするためであ
る。
【0079】電子シートに転送した印影情報212や有
効期限213は押印時もしくは押印後に読み取られ、電
子印鑑の真贋や有効性を判定するために使用される。
【0080】印鑑所有者情報220の内、電子押印によ
って電子シートに転送する情報は印鑑所有者情報を構成
する全ての項目であってもよいし、その一部であっても
よい。
【0081】また転送する情報は必要に応じて暗号化す
る。
【0082】なお、本実施例では、電子シートに情報を
転送したが、認証局、書類の提出先のコンピュータに情
報を転送してもよい。この場合、情報として押印した書
類を特定する情報を付加すればよりよい。これらの状態
を図31および32に示す。
【0083】まず、図31について説明する。電子印鑑
10は、通信端末920と情報のやり取りをする。本実
施例では、有線でつながっているが、無線で情報のやり
取りを行ってもよい。電子印鑑10の使用者が押印動作
行うことにより、通信端末920へ電子印鑑10に記憶
されている印鑑情報280が送信される。この印鑑情報
は、図31に示したとおりであるが、上述の実施例と同
じでよい。さらに、押印動作に応じて電子シート940
に格納された、電子シートに記載された文書についての
文書情報270が電子シートから電子印鑑を介して通信
端末に送信される。この文書情報は、ICチップ部11
0に格納されている。文書情報270は、文書を他の文
書と区別できるものであればよい。図31に示したもの
でもよいし、例えば、番号などの文書ID、文書の内容
そのもの、文書の内容の抄録などでよい。また、文書情
報270は、電子印鑑10が認識して電子シートから吸
い上げるようにしてもよい。また、電子シートが押印さ
れたことを検知して、電子印鑑10に送信するようにし
てもよい。
【0084】通信端末920は、ネットワーク930を
介して認証局910と接続されている。認証局910
は、転送された文書情報270や印鑑情報280を記憶
する文書捺印データDB(Data Base)911を有す
る。そして、電子印鑑の照合などの際には、電子シート
と文書捺印DB911を用いればよい。なお、電子印鑑
は、図24を用いて後述する電子ペンでもよい。また、
印鑑情報280を電子シートに送信し、電子シートも格
納してもよい。
【0085】次に図31の変形例について説明する。図
32は、電子シートでなく通常の紙(シート)950で
も本発明を適用できることを示す図である。まず、電子
印鑑10’の使用者が、押印動作をする前にキー入力部
51から押印する文書の文書情報270を入力する。こ
れは、図31の文書情報270と同じものでよい。ま
た、押印動作の後に入力するようにしてもよい。そし
て、電子印鑑10’は、図31と同様に通信端末92
0’に文書情報および印鑑情報を送信する。そして、通
信端末920’からネットワーク930を介して認証局
910の文書捺印DBに文書情報および印鑑情報を送信
する。
【0086】なお、電子印鑑は、キー入力部51を有さ
なくとも、通信端末920’から文書情報を入力しても
よい。その際は、通信端末920’が有するキーボード
921から入力してもよい。
【0087】また、電子シートの要求に応じて、電子印
鑑から電子シートへ所定のデータを送信する場合もあ
る。例えば、電子印鑑を電子シートに押印する時に、使
用者に課金する場合である。 図34および図35を用
いて説明する。
【0088】図34は概略を説明する図である。電子印
鑑10''は電子シート940’のICチップ部110’と
電子的な情報のやり取りを行なう。電子印鑑10''には
印鑑情報280と、金銭のプリペイド情報である所持金
額293を記憶している。電子シート940’はICチッ
プ部110’に文書情報270と、電子印鑑の使用者に
対して課金する金額である課金額291と、使用者が支
払いを行なったかどうかを確認するための受領確認フラ
グ292を記憶している。
【0089】図35は電子押印する時の電子印鑑と電子
シート各々の処理フローを表わす。ステップ1101で
開始するフローは電子印鑑10''のフローであり、ステ
ップ1111で開始するフローは電子シート940’の
フローである。
【0090】使用者が電子印鑑10''を使い押印する
と、電子印鑑10''から電子シート940’へ印鑑情報
280を送信する(1102)。電子シート940’は
印鑑情報280を受信すると(1112)、課金額29
1を電子印鑑10''へ送信する(1113)。電子印鑑
10''は課金額291を受信すると(1103)、所持
金額>課金額である場合、所持金額293から課金額分
を減算する(1104)。図34では課金額が3000
円であるため、減算後の所持金額は7000円である
(293’)。電子印鑑10''は課金額分に相当する支
払金額294を電子シート940’へ送信する(110
5)。電子シート940’は支払金額294を受信する
と(1114)、課金額=支払金額である場合、受領確
認フラグ292を受領済292’とする(1115)。
電子シート940’は受領確認後、文書情報270を電
子印鑑10''へ送信する(1116)。そして、電子印
鑑10''が文書情報270を受信し処理を終了する。
【0091】このように、電子押印時に電子シートから
電子印鑑へ課金額を送信し、それに対して電子印鑑は所
持金額から課金額分を引いた後、課金額分の支払額を電
子シートへ送信し、それを電子シートが受領すること
で、電子印鑑の使用者に対して課金を行なう。
【0092】上記では、電子印鑑から電子シートへ支払
金額294を送信したが、書類の提出先や課金を管理す
る部署のコンピュータに送信してもよい。この場合、印
鑑情報280と文書情報270を付加して送信すればな
お良い。
【0093】図34および図35では電子印鑑を使用し
たが、代わりに電子印鑑10''のような金銭支払い機能
を有する電子ペンであってもよい。
【0094】(1.2.4 電子印鑑の登録)本実施例
の電子印鑑は公的な認証局で登録を行なった上で使用す
る。本実施例では、登録しているが認証局に登録しなく
ともよい。
【0095】認証局においては、電子印鑑固有の識別情
報である印鑑識別情報211や該電子印鑑の印影情報2
12や有効期限213や該電子印鑑に記録する印鑑所有
者情報220から成る印鑑登録情報230(図6)を登
録する。
【0096】印影情報212が印影イメージを指し示す
情報である場合は、印影イメージデータ241を合わせ
て登録する(図7)。
【0097】図8は認証局において電子印鑑の登録を行
なうためのシステムの一例である。
【0098】リーダ/ライタ710は、電子印鑑への情
報の書込みおよび電子印鑑からの情報の読み出しを行な
う。
【0099】印鑑登録装置720は、印鑑登録情報23
0や印鑑登録情報240を印鑑登録データベース740
に登録する装置である。
【0100】入力手段730では、印影情報や印鑑所有
者情報と、場合によっては印鑑識別情報を入力する。
【0101】このように認証局によって印鑑登録を行な
った電子印鑑を電子実印と呼ぶことにする。電子印鑑
は、電子印鑑登録を行なうことで従来の実印と同様に本
人確認のための公証能力を有する。
【0102】また、有効期限213を電子印鑑に記録し
使用する場合は、有効期限213が示す期限までに認証
局で登録更新を行なうことが必要である。
【0103】ここでは、電子印鑑10に記憶している情
報を印鑑登録DB740に送信しているが、電子印鑑1
0および印鑑登録DB740の両方に、他の装置から情
報を送信するようにしてもよい。この他の装置として
は、電子印鑑10の使用者、所有者が管理するもので、
印鑑情報210などを有するものである。
【0104】(1.2.5 電子印鑑の動作) (1.2.5.1 押印モード処理)図9は押印モード
における電子押印処理フローを表わす図である。
【0105】電子印鑑10のスイッチ部70を押印モー
ドにして押印すると、電子印鑑10が記憶する印鑑情報
210と印鑑所有者情報220を電子シートに転送す
る。
【0106】より詳しく図9での処理の内容を説明する
と以下の通りとなる。使用者が、電子印鑑10のスイッ
チ部70を押印モードにした場合(301)、電子シー
ト100から情報の読み込みを行って電子シート100
との通信が可能かどうかの確認処理を行う(310)。
通信が確認できれば(310Y)、電子押印の準備処理
を行う(320)。準備が成功すれば(320Y)、電
子押印実行処理(340)を行い、後処理を行って終了
する(350)。
【0107】図10は押印モードにおける電子押印の1
例を示す処理フローを表わす図である。
【0108】以下、この処理の流れを説明する。使用者
が電子印鑑10のスイッチ部70を押印モードにした場
合(301)、検知部60は圧力Pを検知する(31
1)。検知された圧力Pが予め定めた圧力P1より大か判
定する(312)。大である場合(312Y)、電子シ
ート100内に記録されている情報の読み込みを行う。
この時、読み込みに失敗すると(314N)、ヒューマ
ンI/F50において、失敗を示す表示を行い(31
5)、処理を終了する。なお、失敗を示す表示例として
は、“can't read”がある。一方、読み込みに成功する
と(314Y)、読み込んだ情報において印鑑情報21
0が空かどうかを調べる(321)。印鑑情報210が
記録されていた場合(321N)、ヒューマンI/F5
0において、情報が記録されている旨の表示を行い(3
23)処理を終了する。記録されている旨の表示として
は、“used”などがある。一方、印鑑情報210が空
(記録されていない)であった場合(321Y)、ヒュ
ーマンI/F50において、空である旨の表示を行う
(322)。空である旨の表示としては、“stand by”
等がある。そして、タイマーを開始開始し(331)、
T<T1の範囲で検知部60で圧力P>P2の判定を行
う(322および333)。この時、T≧T1になると
(332N)、ヒューマンI/F50においてその旨を
示す表示を行う。この表示としては例えば、“time ove
r”等がある。そして、タイマーを停止(351)の後
終了する。一方T<T1で検知部60で圧力P>P2と
なる圧力を検知すると(333Y)、記憶部32に記憶
された印鑑情報210および印鑑所有者情報220をア
ンテナ40から電子シート100へ送信する(34
1)。そして、T<T2の範囲で電子シート100から
の返信を待つ(342および344)。返信があり(3
42Y)、かつ返信内容が押印欄情報である場合(34
3)、ヒューマンI/F50においてその旨の表示を行
う。この表示としては例えば"success"等がある。表示
を行い、タイマーを停止して(351)処理を終了す
る。一方、返信がT<T2の範囲でなかった場合(34
4N)および返信内容が失敗である場合(343)、ヒ
ューマンI/F50に失敗の旨の表示を行う(34
6)。この表示としては、例えば"error”等がある。こ
の表示を行い、タイマー停止(351)の後終了する。
【0109】なお、本実施例では、電子印鑑10から電
子シート100へ印鑑情報210および印鑑所有者情報
220を送信したが、印鑑所有者情報220を送信せず
に印鑑情報210を送信してもよい。
【0110】押印モード時の詳細処理フロー図におい
て、P1は、印判面が電子シート表面に接触したと判断す
る圧力の閾値である。P2は、印判面から電子シート等の
面に印影が転写されたと判断する圧力の閾値である。T1
は、押印し始めたが押印が実行されなかったことを判断
するためのタイムアウト値である。T2は、電子印鑑から
電子シートに印鑑情報および印鑑所有者情報を送信した
が、電子シートから返答がなかったことを判断するため
のタイムアウト値である。
【0111】電子押印処理において適宜ヒューマンイン
ターフェース部50で動作ステータスを確認する。
【0112】このように、電子印鑑は押印した時に情報
が電子シート側に確実に転送されたかを確認する機能を
有する。本機能により、例えば電子シートの、電子的に
押印可能な欄外に押印した場合にも、欄外に押印したこ
とを判別する。
【0113】なお、本処理フロー以外でも電子押印は可
能であり、例えば押印時にスイッチ70を押印モードに
することで電子押印処理340を実行してもよい。
【0114】なお、本実施例では、電子印鑑10から情
報を送信したが、電子印鑑10以外の装置から情報を送
信するようにしてもよい。この場合、電子印鑑10自体
は、情報を有してもよいし、有さなくともよい。
【0115】電子印鑑10が情報を有している場合、上
記の装置と電子印鑑10の情報を比較して一致したとき
に、電子シート100に情報を送信する構成としてもよ
い。
【0116】(1.2.5.2 訂正モード処理)訂正
モードとは、印影の転写がうまくいかない時など、再度
押印する必要がある場合のモードである。図11は訂正
モードにおける訂正のための電子押印処理フローを表わ
す図である。
【0117】使用者が、電子印鑑10のスイッチ部70
を訂正モードにした場合(401)、電子シート100
から情報の読み込みを行って通信が可能かどうかの確認
処理を行う(410)。通信が確認できれば(410
Y)、前ステップで読み込んだ情報から押印情報240
の確認処理を行う(420)。確認に成功すれば(42
0Y)、押印情報240の訂正のための電子押印が可能
かどうかの確認処理を行う(430)。そして、押印情
報240の訂正のための電子押印が可能であれば(43
0Y)、押印情報の訂正のための電子押印実行処理を行
い(440)、後処理を行って終了する(450)。
【0118】この処理の流れを簡単に説明すると以下の
通りである。使用者が、電子印鑑10のスイッチ部70
を訂正モードにして押印すると、電子シート(ICペー
パ)から押印済みの印鑑識別情報を読み取り、該印鑑識
別情報と電子印鑑内の印鑑識別情報が一致した場合に、
電子印鑑内に記録した印鑑情報210および印鑑所有者
情報220を電子シート100に転送する。
【0119】図12は訂正モードにおける訂正押印の1
例を示す処理フローを表わす図である。
【0120】以下、図12の内容を説明する。使用者が
電子印鑑10のスイッチ部70を訂正モードにした場合
(401)、検知部60は圧力Pを検知する(41
1)。圧力PがP1より大であるかを判定し(41
2)、大である場合(412Y)、電子シート100内
に記録されている情報の読み込みを行う(413)。こ
の時、読み込みに失敗すると(414N)、ヒューマン
I/F50において、失敗した旨の表示を行い(41
5)終了する。例えば、“can't read”等の表示を行
う。一方、読み込みに成功すると(414Y)、読み込
んだ情報の内で印鑑情報240が空かどうか調べる(4
21)。この時、情報が空である場合(421Y)、ヒ
ューマンI/F50において、空である旨の表示を行い
(423)終了する.例えば、“no data”等と表示を
行う。一方、情報が空でない場合(421N)、ステッ
プ413で読み込んだ印鑑情報と記憶部32内の印鑑情
報を比較する(422)。この時、一致しない場合(4
22N)、ヒューマンI/F50において一致しない旨
の表示を行い(425)終了する。表示としては、例え
ば“notsame”等がある。一方、一致する場合(422
Y)、ヒューマンI/F50においてその旨を示す表示
を行う(424)。そして、タイマーを開始する。(4
31)そして、T<T1の範囲で検知部60において圧
力Pを検知し、圧力PがP>P2か否かの判定を行う
(432および433)。この時、T≧T1になると
(432N)、ヒューマンI/Fにおいてその旨を示す
表示を行い(434)、タイマー停止(451)の後終
了する。表示としては、例えば“time over”等があ
る。一方、T<T1で検知部60で圧力P>P2となる
圧力Pを検知すると(433Y)、記憶部32に記憶さ
せた印鑑情報および印鑑所有者情報をアンテナ40から
電子シート100へ送信する(441)。そして、T<
T2の範囲電子シート100からの返信を待つ(442
および444)。返信があり(442Y)かつ返信内容
が押印欄情報である場合(443)、ヒューマンI/F
50においてその旨の表示を行い(445)、タイマー
を停止して(451)処理を終了する。表示としては、
例えば“success”等がある。一方、返信がT<T2の
範囲でなかった場合(444N)および返信内容が失敗
である場合(443)、タイマー停止(451)の後終
了する。
【0121】なお、本実施例では、電子印鑑10から電
子シート100へ印鑑情報および印鑑所有者情報を送信
したが、印鑑所有者情報を送信せず、印鑑情報を送信し
てもよい。
【0122】このように、電子印鑑10は電子押印済の
電子シート100内に記録した印鑑情報210や印鑑所
有者情報220に上書きする機能を有する。ここで、電
子押印によって電子シート100に記録する印鑑情報2
10や印鑑所有者情報220を押印情報240と呼ぶこ
とにする。
【0123】使用者は、訂正処理において適宜ヒューマ
ンインターフェース部50で動作ステータスを確認する
ことができる。
【0124】なお、本処理フロー以外でも訂正の電子押
印は可能であり、例えば押印時にスイッチ70を訂正モ
ードにすることで押印情報訂正実行処理440を実行し
てもよい。
【0125】なお、訂正モード以外では、上書き機能で
なく、すでに記録された情報と共に新たな情報を記録す
る機能としてもよい。さらに、複数の印鑑分の情報が記
録されている場合、訂正モードでは、記録された情報の
うち1または複数のうちの1部について、上書きしても
よい。この際、最終に押印されたものに上書きする機能
としてもよい。また、物理的に押印(転写)された印影
に最も近い印影に対応する情報に上書きしてもよい。
【0126】(1.2.5.3 チェックモード処理)
図13はチェックモードにおけるチェック処理フローを
表わす図である。
【0127】使用者が、電子印鑑10のスイッチ部70
をチェックモードにした場合(501)、電子シート1
00からの情報を読み込みを行って通信が可能かどうか
の確認処理を行う(510)。通信が確認できれば(5
10Y)、押印情報確認処理を行い(520)、処理を
終了する。
【0128】この処理の流れをより簡単に説明すると以
下の通りである。使用者が、電子印鑑10のスイッチ部
70をチェックモードにして押印状態に入ると、電子シ
ート100(ICペーパ)から押印済みの印鑑識別情報を
読み取る。そして該 印鑑識別情報と電子印鑑内の印鑑
識別情報が一致するかどうかで、電子押印されたものが
同一の電子印鑑によるものかどうかを判断する。
【0129】図14はチェックモードにおけるチェック
処理の詳細フローを表わす図である。
【0130】以下、図14の内容を説明する。使用者
が、電子印鑑10のスイッチ部70をチェックモードに
した場合(501)、検知部60は圧力Pを検知する
(511)。圧力PがP1より大であるか判定して(5
12)、大である場合(512Y)、電子シート100
内に記録されている情報の読み込みを行う(513)。
この時、読み込みに失敗すると、ヒューマンI/F50
においてその旨を示す表示を行い(515)、終了す
る。表示としては、例えば“can't read”等がある。一
方、読み込みに成功すると(514Y),読み込んだ情
報の内で印鑑情報が空かどうか調べる(521)。この
時、情報が空である場合(521Y)、ヒューマンI/
F50においてその旨を示す表示を行い(523)終了
する。表示としては、例えば“no data”等がある。一
方、情報が空でない場合(521N)、ステップ513
で読み込んだ印鑑情報と記憶部32内の印鑑情報を比較
する(522)。この時、一致しない場合(522
N)、ヒューマンI/F50でその旨の表示を行い(5
25)終了する。表示としては、例えば“not same”等
がある。一方、一致する場合(522Y)、ヒューマン
I/F50においてその旨を示す表示を行い(52
4)、終了する。表示としては、例えば、“same”等が
ある。
【0131】チェック結果は適宜ヒューマンインターフ
ェース部50に表示することで使用者が確認することが
できる。
【0132】このように、電子印鑑は電子シート側に電
子印鑑の情報、すなわち押印情報が入っているかを使用
者が確認することができる機能を有する。これにより、
ペーパー表面の印影が電子印鑑の朱肉印鑑印影と似てい
る場合、本物かどうかを使用者が確認することができ
る。
【0133】また、ヒューマンインターフェース部50
は、押印後に電子押印が成功したかどうかを使用者が確
認するためにも使用できる。
【0134】なお、チェックモードで使用する場合は電
子印鑑の印影が写らないように印判面20にふたをする
など、覆いを掛けて使用する構成としてもよい。
【0135】そこで覆いを掛けないままチェックモード
で使用することがないように、印判面にふたがないこと
を検知するセンサを取り付け、チェックモードでふたが
ない場合はヒューマンI/F部50から警告を発するよう
な機能を付加する場合もある。また、印影が電子シート
に転写されるおそれがある時に、使用者に警告する構成
としてもよい。また、覆いを用いずに電子シートの上に
他のもの(紙など)を重ねて、その上に押印するように
してもよい。
【0136】なお、本処理フロー以外でもチェック処理
の実行は可能であり、例えば押印時にスイッチ70をチ
ェックモードにすることで押印情報確認処理520を実
行してもよい。
【0137】(1.2.6 押印ログ情報)電子印鑑中
の記憶部32または変更可能記憶部34には、押印した
回数や電子シートから読み取った情報を記録する。本実
施例では、変更可能記憶部34は記憶部32の1部であ
る。但し、変更可能記憶部34は、物理的に記憶部32
と分離していてもよい。また、変更可能記憶部34を記
憶部32と置き換えてもよい。
【0138】図15は押印モード処理300の処理35
0および訂正モード処理400の処理450において、
押印した電子シートから読み取った押印欄情報と押印回
数を記録するための処理を実行するフローを表わす。
【0139】記録した情報はヒューマンインターフェー
ス部で表示したり、電子印鑑から読み出すことで別途保
存することも可能である。
【0140】但し、記録された情報は、訂正モード以外
でのその内容変更することは不可能としてもよい。この
時、電子印鑑は訂正前に押印した電子印鑑と同じ物の場
合に訂正モードで記録された情報を変更可能とする。
【0141】(1.2.7 電子印鑑の形状および印影
について)電子印鑑の形状は、円筒形のものであった
り、四角柱形のものであったり、カード状のものであっ
たり、いずれの形状でもよい。
【0142】また印判面20には、姓だけでなく氏名や
住所や電話番号や電子メールのアドレスやその他前記の
印鑑所有者情報220の内容を彫ったものでもよい。さ
らに、電子印鑑は、図書や書類などの受付け日を記録す
るための日付スタンプでもよい。この場合、印鑑情報2
10として受付けたまたは押印された日付情報を有す
る。この日付情報は、印鑑にセットされた日付でもよい
し、日付スタンプ内のタイマにより確定してもよい。
【0143】(1.3 電子印鑑対応電子シート) (1.3.1 電子シートの構成)図16および図17
は、本実施例における電子シートの構成例を示す図であ
る。
【0144】電子シート100は、ICチップ部110と
アンテナ部120から成る回路部130を少なくとも一
つ有する。ICチップ部110は情報の記録と回路の制御
を行なう。アンテナ部120は外部との通信に使用す
る。
【0145】図16は、シートの外周を囲うようにアン
テナ部を張り巡らした電子シート100aである。この
場合は電子シートのどの位置にでも押印可能である。
【0146】図17は押印位置140b1、140b2
にそれぞれ回路部130b1、130b2を配置し、押
印位置毎に情報を記録できるようにした電子シート10
0bである。
【0147】なお、電子シート100aと100bの構
成を組み合せた電子シートも可能である。本実施例で
は、押印位置を示す境界線をアンテナの配線位置に対応
させて描いてもよい。また、アンテナの配線を可視状態
とし、アンテナ自体あるいは透けて見えるアンテナを境
界線として利用してもよい。
【0148】(1.3.2 電子押印に関連する電子シ
ート内の情報)電子押印に関連する電子シート内の情報
は、押印場所を表わす押印欄情報251と、前述の押印
情報252である。押印情報252は前述のように電子
押印した印鑑の印鑑情報253や印鑑所有者情報254
で構成する(図18)。
【0149】押印欄情報251は、押印場所を表わす情
報で、例えば押印欄の名称、役割などを示す。押印欄情
報251は、あらかじめ電子シートに記録しておいても
よい。
【0150】印鑑情報253と印鑑所有者情報254
は、各々前記電子印鑑内の印鑑情報210と印鑑所有者
情報220と同一内容であるか、内容の一部である。
【0151】なお、ここで挙げた押印情報は一例であ
り、印鑑情報と印鑑所有者情報に加えて、押印情報の状
態を表わすステータス情報を含んでいてもよい。この場
合、押印情報の履歴を電子シート内に記録する。なお、
変更不可記憶部33は、記録されている情報が変更され
なければよく、IC以外でもよい。
【0152】(2.変形例) (2.1 電子印鑑について) (2.1.1 電子シートとの通信確立処理)押印モー
ド処理300の処理310、および訂正モード処理40
0の処理410、およびチェックモード処理500の処
理510は、図19に示す処理フロー910のように規
定回数読み込みを試すようにすればよい。
【0153】(2.1.2 カレンダー機能、時計機
能)処理部31にカレンダー機能や時計機能を持たせて
もよい。この場合、電子押印時に押印の日付や時間を印
鑑情報や印鑑識別情報とともに電子シートに転送する。
そして、押印の日付や時間をIC部内の記憶部32に記録
する。これにより、より詳細なログ情報を記録すること
ができる。
【0154】(2.1.3 記憶部の構成)図20のよ
うに、記憶部32を書き換え不可能なメモリーで構成す
る変更不可記憶部33と、書き換え可能なメモリーで構
成する変更可能記憶部34に分ける。
【0155】印鑑情報210は、記憶させた後に変更で
きないように変更不可記憶部33に記憶させる。印鑑所
有者情報220は、変更可能記憶部34に記憶させる。
【0156】この場合、図21のように認証局では、別
途印鑑識別情報と印影情報を変更不可記憶部33に書き
込み、それを電子印鑑に実装する方法もとれる。
【0157】(2.1.4 検知部の構成)図2の検知
部60は前記の圧力センサの代わりにマイクロスイッチ
でも良い。
【0158】この場合、電子印鑑10を本体部11と印
判面20を有する可動部12で構成し、電子印鑑10を
電子シート100に押印した時に、可動部12が検知部
60のマイクロスイッチを押すように配置する(図2
2)。スイッチ70がOFF以外の時に検知部60のマイ
クロスイッチがONになった時点で電子押印を実行する。
すなわち、処理333や処理433において条件式「P
>P2」の代わりに「マイクロスイッチ=ON」とすればよ
い。また、処理310や処理410は前記処理910に
置きかえればよい。
【0159】(3.電子シート利用電子印鑑システムの
セキュリティ) (3.1 電子印鑑検証システム)図23は電子印鑑を
検証するためのシステムである。
【0160】電子印鑑の押印場所801では、電子印鑑
から情報を読み取るための読取装置810と、読み取っ
た情報の表示手段813と、接続線812で繋がったア
ンテナ811と、ネットワーク803を介して認証局8
02に照会するための照会端末820を備える。照会端
末820は表示手段821や入力手段822を有する。
読取装置810と照会端末820は接続線814で接続
される。アンテナ811は押印対象の電子シート100
の下に敷き、押印時の下敷きとして使用することで電子
印鑑使用者にも違和感がない。押印時に電子印鑑10か
ら読み取った情報は照会端末820を介して認証局80
2に問い合わせを行なう。認証局ではネットワーク80
3を介して送られてきた印鑑識別情報211や印影情報
212や有効期限213や印鑑所有者情報220等の電
子印鑑に記録している情報と、印鑑登録DB740に登
録している情報とを照合して一致するかどうかを調べて
真贋や有効性を判断し、その結果を照会端末820に返
信する。返信された結果は表示手段821で表示され
る。
【0161】(3.1.1 電子印鑑の有効性判定)図
23のシステムを用いて、電子印鑑の有効性を判定す
る。すなわち、電子印鑑内に記録された有効期限213
を読み取り、該有効期限と現在の日時とを比較すること
で有効性を判定する。例えば、該判定機能は読取装置8
10に設ける。このように有効期限213で電子印鑑の
有効性を判定する場合に限り、図23のシステムにおい
て、読取装置810と照会端末820は必ずしも接続線
814で接続される必要はない。
【0162】また、押印時でなくとも押印済の電子シー
ト100をアンテナ811上に置き、電子シート内に記
録された押印情報を読み取って有効性を判定しても良
い。
【0163】(3.1.2 電子印鑑の真贋判定および
複製防止)図23のシステムを用いて、電子印鑑の真贋
を判定する方法について述べる。
【0164】電子押印によって転送する情報の内、印鑑
情報210に関しては、印鑑識別情報211の内容の内
の一部と印影情報212とする。
【0165】印鑑識別情報の一部とは、例えば図4のよ
うに印鑑識別情報が「41421356」という8桁の番号で表
わされる時、下4桁であるとする。すなわちここでは「1
356」を電子押印によって転送し、「4142」は転送しな
いものとする。なおこの転送方法は一例である。従っ
て、電子シートに記憶された押印情報と電子シート表面
に残った印影を用いて電子印鑑を複製した場合、印鑑識
別情報の一部、すなわちここでは上4桁の「4142」が複
製した電子印鑑には欠落していることになる。
【0166】ここで述べた方法により電子シート内の情
報を基に作成する電子印鑑の複製に対して有効な真贋判
定システムを実現することができる。
【0167】(3.2 電子押印モニタシステム)図2
3のシステムは、電子印鑑が電子シートから不正に情報
を読み取っていないかどうかを監視するシステムとして
も使用可能である。すなわち、押印時に電子印鑑内の情
報と共に、電子印鑑から電子シートへ転送する情報や電
子シートから電子印鑑に転送する情報を、読取装置81
0がアンテナ811を介して読み取って表示手段813
に表示し、該表示した情報を監視する。ここで電子シー
トから不正に情報を読み取ることとは、複数の押印欄情
報や押印情報を1度に読み取ることである。電子シート
から電子印鑑に転送する情報の中に複数の押印欄情報が
あるかどうかは容易に判定可能であるため、読取装置8
10に該判定機能を設けることで自動的に判定も可能で
ある。従って、本用途に限って図23のシステムを使用
する場合は、読取装置810と照会端末820は必ずし
も接続線814で接続される必要はない。
【0168】(3.3 情報の暗号化)電子シート内の
押印情報を関係者以外読めないようにし、セキュリティ
を万全なものにするために、秘密鍵や公開鍵を使った暗
号を用いてもよい。すなわち、電子印鑑にあらかじめ所
有者の秘密鍵と電子シートで作った文書の受取主の公開
鍵を登録しておく。電子印鑑から電子シートに転送する
押印情報は、所有者の秘密鍵を用いて暗号化し、さらに
受取主の公開鍵で暗号化する。このようにして暗号化し
た押印情報は、受取主自身の秘密鍵と所有者の公開鍵を
使用しないと復号できないため、第三者による情報の盗
み読みを防止するすることができる。また電子印鑑にあ
らかじめ登録するキーは、文書の受取主の公開鍵だけで
もよい。この場合、電子印鑑から電子シートに転送する
押印情報は受取主の公開鍵で暗号化する。このようにし
て暗号化した押印情報は、受取主自身の秘密鍵を使用し
ないと復号できないため、前記の例と同様に第三者によ
る情報の盗み読みを防止するすることができる。またも
ちろん秘密鍵だけを使った暗号方式を用いてもよい。こ
の場合、所有者と受取主が共通の秘密鍵を使用する。電
子印鑑に登録する秘密鍵や公開鍵は任意に変更可能とす
る。
【0169】(3.4 使用者以外の使用を防止する方
法) (3.4.1 パスワード付きの電子印鑑)電子印鑑に
あらかじめパスワードを記憶させ、電子印鑑使用者がパ
スワードを入力し、それが一致した時に電子押印が可能
となる機能を設ける。なお電子印鑑に記憶させるパスワ
ードは暗号化したものとする。パスワードの入力方法
は、電子印鑑のヒューマンインターフェース部にパスワ
ード入力手段を設ける方法や、電子印鑑に鍵穴の類を設
け、その鍵穴に電子的にパスワードを保持する鍵状の物
体を差し込む方法等がある。これにより電子印鑑の所有
者もしくは正当な使用者以外が不正に使用することを防
止することが可能となる。また電子印鑑にはあらかじめ
複数のパスワードを記憶させておき、複数の使用者が各
々異なったパスワードを使用するようにして、なおかつ
電子印鑑が使用されたパスワードを電子押印の都度記録
しておけば、使用者を特定することができるようにな
る。例えば会社印等、複数の人間が使用する電子印鑑の
場合、容易に使用者を特定することが可能となる。
【0170】これにより複数の使用者で電子印鑑を共有
する場合でも不正使用を防止できる。
【0171】(3.4.2 指紋識別装置付き電子印
鑑)電子印鑑の握り部分に指紋検出手段を設け、電子印
鑑を握った人の指紋を読み取り、あらかじめ電子印鑑に
登録してある指紋と一致する場合のみ電子押印を可能と
する機能を設ける。
【0172】(4.電子印鑑のバリエーション) (4.1 電子三文判)ID付き電子三文判は、あらかじ
め電子印鑑(ID付き電子三文判)に記録している印鑑識
別情報と後から記録する印鑑所有者情報の対応を、特定
の登録業者や登録機関に登録して使用する電子印鑑であ
る。例えば、ID付き電子三文判を購入した販売店で、購
入者の情報と購入したID付き電子三文判の印鑑情報を電
話やFAXを用いて登録業者に連絡し登録するといったシ
ステムが考えられる。ID付き電子三文判は、公証能力は
持たないが電子シート内に印鑑識別情報と印鑑所有者情
報を同時に記録するため、印鑑識別情報と印鑑所有者情
報を用いることで訂正機能を実現できる。一方、ID無し
電子三文判は、単に電子印鑑(ID無し電子三文判)内に
印鑑所有者情報を登録して使用する電子印鑑である。
【0173】(4.2 電子印鑑の機能を有する電子筆
記具)電子印鑑の代わりに、ボールペンや万年筆などの
筆記具に電子印鑑の機能を持たせる場合もある。これを
電子ペンと呼ぶ。電子ペンは、非接触ICシートへの書
込み部を有していてもよい(Writing materials with n
on-contact IC sheetwriter)。
【0174】図24は、電子ペンの構成を表わす図であ
る。
【0175】電子ペン1000は、通常のペンと同様に
使用者の記載動作により文字や記号などを記載を実行す
るペン部21を有する。なお、ペン部21は、ボールペ
ン、万年筆、鉛筆などの筆記用具と同様の機能を有して
いる。電子ペン1000は、ペン部21以外に回路制御
を実行する処理部31と、電子的情報を記憶する記憶部
32と、電子シート内のICとの情報交換を行うアンテ
ナ部40と、アンテナ部40から送信するデータの変調
や受信したデータの符号化を行うRF部45(無線周波
数変調・符号部(Radio Frequency Modulator/Encode
r))と、電子ペン1000の状態および電子シートの
うち少なくとも一方を表示するヒューマンインターフェ
ース部(ヒューマンI/F部)50と、圧力センサ61
と、ジャイロセンサ62と、加速度センサ63と、電子
ペンのモードを選択するためのスイッチ部70と、処理
部31の回路をリセットするリセットスイッチ部80
と、電子ペンに電源を供給する電源部90で構成され
る。
【0176】なお、本実施例は、電子シートに電子的情
報(データ)を送信するが、上述した電子印鑑と同様に
書込みを行う媒体以外に電子的情報を送信してもよい。
【0177】上記の電子ペン1000の構成要素の内、
圧力センサ61と、ジャイロセンサ62と、加速度セン
サ63については必ずしも併用する必要はない。また、
ペンの動く速度を検出する速度センサを設けてもよい。
圧力センサ61は、ペン部21にかかる圧力(筆圧)を
検出する。筆圧に加え、使用者の握った時に指から電子
ペンにかかる圧力を検出してもよい。また、筆圧の代わ
りに指から電子ペンにかかる圧力を検出してもよい。ジ
ャイロセンサ62は電子ペンの姿勢を検出し、加速度セ
ンサ63は電子ペンのx、y、z方向の加速度を検出す
る。電子印鑑における印影情報に対応するものとして、
例えばサインすなわち筆跡がある。これをサイン情報と
呼ぶものとすれば、該サイン情報を電子筆記具の記憶部
に記憶させて使用する。サイン情報は、サインの筆跡を
イメージデータとして記憶し、また真の使用者が使用し
た際の加速度、筆圧を記憶してもよい。
【0178】電子シートに転送する情報には、前記サイ
ン情報の他に、ボールペン機能でサインしている筆跡
を、加速度センサーや圧力センサーを用いて、加速度や
筆圧をリアルタイムで検出したデータでも良い。このよ
うに、筆記具を用いた署名を行なう場合でも前記電子印
鑑の場合と同様に電子署名を行なうことが可能である。
【0179】また、前記の電子印鑑と電子筆記具を組み
合せてもよい。
【0180】(5.電子シートのバリエーション)電子
印鑑に電子実印、ID付き電子三文判、ID無し電子三文判
があるように、電子シートにもランクを設けても良い。
例えば、ID付きの電子印鑑以外は電子押印を受け付けな
いID対応電子シートや、IDのあるなしに関わらず電子押
印を受け付けるID非対応電子シートがある。
【0181】(6.まとめ)以上の説明はあくまで実施
例に基づくものであり、その仕様を限定するものではな
い。電子印鑑は従来の印鑑と同様に印判面を有すること
から、従来の印鑑方式との併用が可能(印鑑と普通紙)
である。電子押印済の電子シートから文書情報と共に押
印情報を読み出すことで、結果として電子情報への押印
が可能であるため、情報の電子化を実現する。このよう
に完全電子化への過渡期に違和感なく導入可能である。
ユーザーにとっても機器導入コストも低く、計算機等の
装置の難しい操作を覚える必要がないため、万人に受け
入れやすい電子印鑑システムを実現する。しかも、電子
印鑑単位で認証を行なう認証システムを取り入れること
で強固なセキュリティを実現する。また、このように印
鑑文化を継承するだけでなく、電子印鑑の機能を有する
電子筆記具を使用することでサイン文化の国にも導入可
能である。
【0182】なお、電子印鑑10の構成は、図25、図
26、図27、図28、図29、図33に示す通りの構
成としてもよい。回路制御を実行するCPU(処理部)
31と電子的情報を記憶する記憶部32で構成してもよ
い。また、アンテナ40から送信するデータの変調や受
信したデータの符号化を行うRF部45を設けてもよ
い。また、この際記憶部32の構成は、図30に示す通
りとなる。
【0183】
【発明の効果】本発明によれば、従来の印鑑と同様に押
印による印影確認が可能で、かつ電子的に押印が可能な
電子印鑑システムを、低コストで実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電子シート利用電子印鑑シス
テムの構成図である。
【図2】本発明の1実施例の電子印鑑の構成図である。
【図3】本発明の1実施例の電子印鑑の外部インターフ
ェースを示す図である。
【図4】本発明の1実施例の印鑑情報を示す図である。
【図5】本発明の1実施例の印鑑所有者情報を示す図で
ある。
【図6】本発明の1実施例の印鑑登録情報を示す図であ
る。
【図7】本発明の1実施例の印影イメージデータを有す
る印鑑登録情報を示す図である。
【図8】本発明の1実施例の印鑑登録システムを示す図
である。
【図9】本発明の1実施例の電子印鑑の押印モードの処
理フローである。
【図10】本発明の1実施例の電子印鑑の押印モードの
詳細処理フローの例である。
【図11】本発明の1実施例の電子印鑑の訂正モードの
処理フローである。
【図12】本発明の1実施例の電子印鑑の訂正モードの
詳細処理フローの例である。
【図13】本発明の1実施例の電子印鑑のチェックモー
ドの処理フローである。
【図14】本発明の1実施例の電子印鑑のチェックモー
ドの詳細処理フローの例である。
【図15】本発明の1実施例の電子印鑑のログ記録処理
フローである。
【図16】本発明の1実施例の用紙全体で押印可能な電
子シートを示す図である。
【図17】本発明の1実施例の押印領域内で押印可能な
電子シートを示す図である。
【図18】本発明の1実施例の電子シートに記録する情
報を示す図である。
【図19】本発明の1実施例の電子シートとの通信確立
処理の別方法を示す図である。
【図20】本発明の1実施例のIC部の構成図である。
【図21】本発明の1実施例のROMを実装する場合の印
鑑登録システムを示す図である。
【図22】本発明の1実施例の検知部にマイクロスイッ
チを用いた電子印鑑の構成図である。
【図23】本発明の1実施例の電子印鑑の複製チェック
システムを示す図である。
【図24】本発明の1実施例の電子ペンの構成を示す図
である。
【図25】図1に示した電子シート利用電子印鑑システ
ムの変形例の構成図である。
【図26】図2に示した電子印鑑の変形例の構成図であ
る。
【図27】図8に示した印鑑登録システムの変形例を示
す図である。
【図28】図21に示したROMを実装する場合の印鑑登
録システムの変形例を示す図である。
【図29】図22に示した検知部にマイクロスイッチを
用いた電子印鑑の変形例の構成図である。
【図30】図20に示したIC部の変形例の構成図であ
る。
【図31】印鑑情報を認証局に転送する電子印鑑システ
ムの構成図である。
【図32】図31に示した印鑑情報を認証局に転送する
電子印鑑システムの変形例の構成図である。
【図33】図23に示した電子印鑑の複製チェックシス
テムの変形例を示す図である。
【図34】押印時に電子印鑑から電子シートへ金銭デー
タを送信する電子印鑑システムの構成図である。
【図35】図34に示した電子印鑑システムにおける金
銭データ授受のフローである。
【符号の説明】
10…電子印鑑、20…印判面、30…IC部、40…
アンテナ部、50…ヒューマンインターフェース部、6
0…検知部、70…スイッチ部、80…リセットスイッ
チ部、90…電源部、100…電子シート、110…I
Cチップ部、120…アンテナ部、130…回路部、1
40…印影、210…印鑑情報、220…印鑑所有者情
報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 7/00 G06F 15/62 455

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体に対して文字または記号の記載が可能
    な記載手段を用いて、前記媒体への記載を行う電子記載
    方法であって、前記記載手段の使用者が前記媒体に対し
    て記入動作を行うことに応じて、 前記媒体に、前記記入動作に応じた文字または記号を記
    載し、 前記媒体への記載に対応させて、前記記載手段から、前
    記記載手段を識別する電子情報を送信し、 前記媒体に対応付けて前記媒体に関連する記憶手段に記
    憶することを特徴とする電子記載方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電子記載方法において、 前記記載手段は、印判面を有する印鑑であって、 前記記載は、前記印判面の印影の前記媒体への転写であ
    ることを特徴とする電子記載方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の電子記載方法において、 前記記載手段は、使用者の記載動作により文字または記
    号を前記媒体に記載するペンであるであることを特徴と
    する電子記載方法。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の電子記載方法において、 前記記載手段から前記記憶手段に、前記電子情報にあわ
    せて前記金銭の支払いに関する金銭データを送信し、 前記記憶手段は、前記金銭データを記憶することを特徴
    とする電子記載方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の電子記載方法において、 前記金銭データは、金銭的な価値を有する有価データで
    あることを特徴とする電子記載方法。
  6. 【請求項6】電子的な情報を出力する電子筆記具におい
    て、 前記電子筆記具の使用者が媒体に対して記入動作を行う
    ことに応じた文字または記号を、前記媒体に記載する記
    載手段と、 前記記載手段での記載に対応して、前記媒体に対応した
    記憶装置に、記憶された前記電子筆記具を識別する電子
    情報を送信する送信手段とを有することを特徴とする電
    子筆記具。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の電子筆記具において、 前記記載手段は、印影を前記媒体に転写される印判面を
    有する印鑑であることを特徴とする電子筆記具。
  8. 【請求項8】請求項6に記載の電子筆記具において、 前記電子筆記具は、使用者の記載動作により文字または
    記号を前記媒体に記載するペンであることを特徴とする
    電子筆記具。
  9. 【請求項9】請求項6に記載の電子筆記具において、 前記送信手段は、さらに前記記憶手段に、金銭の支払い
    に関する金銭データを送信することを特徴とする電子筆
    記具。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の電子筆記具において、 前記金銭データは、金銭的な価値を有する有価データで
    あることを特徴とする電子筆記具。
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