JP2000231310A - 複写機 - Google Patents

複写機

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JP2000231310A
JP2000231310A JP11031953A JP3195399A JP2000231310A JP 2000231310 A JP2000231310 A JP 2000231310A JP 11031953 A JP11031953 A JP 11031953A JP 3195399 A JP3195399 A JP 3195399A JP 2000231310 A JP2000231310 A JP 2000231310A
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JP
Japan
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self
power
diagnosis
copying machine
turned
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JP11031953A
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English (en)
Inventor
Joji Kato
譲二 加藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源がオンされた際の待ち時間を減少させ、
作業性を向上させることができる。 【解決手段】 一定時間操作されない場合に自機の電源
をオフし、複写機自体の自己診断処理を実行する複写機
において、自己診断処理の結果を記憶するための不揮発
性記憶部204と、電源オフの前に自己診断処理を実行
させ、電源オフ前の自己診断処理の結果を不揮発性記憶
部204に記憶させ、複写機の電源がオンされた際に、
不揮発性記憶部204に記憶されている電源オフ前の自
己診断処理の結果に基づいて、自己診断処理の実行制御
を行うCPU201と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機自体の自己
診断処理を行い、かつ、一定時間操作されない場合に自
機の電源をオフする、いわゆる省エネ制御を行う複写機
に関し、より詳細には、作業性の良い複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機として、例えば、複写機自
体の自己診断処理を行う自己診断部と、一定時間操作さ
れない場合に自機の電源をオフする電源管理部と、を備
えたものがある。この様な複写機にあっては、電源がオ
ンされた際のイニシャル動作において、自機の主要箇所
に所定の動作を行わせたり、周辺装置との通信を行った
りすることにより、自機が正常か否かを診断するための
自己診断処理を行う。また、一定時間操作されない場合
に自機の電源をオフする、いわゆる省エネ制御を行う。
【0003】上記従来の複写機によれば、電源がオンさ
れた際のイニシャル動作において自己診断処理を行うの
で、動作の信頼性が向上し、また、一定時間操作されな
い場合に自機の電源をオフするので、消費電力の節約が
できる。
【0004】例えば、1日の初めに複写機の電源を立ち
上げたとき、または、昼休み等で一定時間操作されず、
省エネ制御によって電源がオフされ、昼休み後に電源を
立ち上げたとき、ユーザは、複写機の電源立上げの際に
毎回行われる自己診断処理が終わるのを待ち、自己診断
処理終了後に所望の操作を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術によれば、電源がオンされた際に毎回自己診断
処理を行うため、電源がオンされた際の待ち時間が長く
なり、作業性が悪いという問題点があった。特に、複写
機が複雑であればチェックする箇所が多く、自己診断処
理に費やす時間が長くなるため、電源がオンされた際の
待ち時間が長くなるといった問題点があった。
【0006】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、電源がオンされた際の待ち時間を減少させ、作業性
の向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る複写機は、一定時間操作されない
場合に自機の電源をオフする電源管理手段および複写機
自体の自己診断処理を実行する自己診断手段を有する複
写機において、前記自己診断手段による自己診断処理の
結果を記憶するための記憶手段と、前記電源管理手段お
よび自己診断手段を制御して、前記電源管理手段による
電源オフの前に、前記自己診断手段による自己診断処理
を実行させ、電源オフ前の自己診断処理の結果を前記記
憶手段に記憶させる電源オフ時制御手段と、複写機の電
源がオンされた際に、前記記憶手段に記憶されている電
源オフ前の自己診断処理の結果に基づいて、前記自己診
断手段による自己診断処理の実行制御を行う電源オン時
制御手段と、を備えたものである。
【0008】この請求項1の複写機にあっては、電源管
理手段および自己診断手段を制御して、電源管理手段に
よる電源オフの前に、自己診断手段による自己診断処理
を実行させ、電源オフ前の自己診断処理の結果を記憶手
段に記憶させ、複写機の電源がオンされた際に、記憶手
段に記憶されている電源オフ前の自己診断処理の結果に
基づいて、自己診断手段による自己診断処理の実行制御
を行う。
【0009】また、請求項2に係る複写機は、一定時間
操作されない場合に自機の電源をオフする電源管理手段
および複写機自体の自己診断処理を実行する自己診断手
段を有する複写機において、前記電源管理手段によって
電源がオフされた電源オフ回数を記憶する記憶手段と、
前記電源管理手段および自己診断手段を制御して、前記
電源管理手段による電源オフの前に、前記自己診断手段
による自己診断処理を実行させると共に、前記記憶手段
に記憶されている電源オフ回数に1加算した値を更新後
の電源オフ回数として前記記憶手段に記憶させる電源オ
フ時制御手段と、複写機の電源がオンされた際に、前記
記憶手段に記憶されている電源オフ回数に基づいて、前
記自己診断手段による自己診断処理の実行制御を行う電
源オン時制御手段と、を備えたものである。
【0010】この請求項2の複写機にあっては、電源管
理手段および自己診断手段を制御して、電源管理手段に
よる電源オフの前に、自己診断手段による自己診断処理
を実行させると共に、記憶手段に記憶されている電源オ
フ回数に1加算した値を更新後の電源オフ回数として前
記記憶手段に記憶させ、複写機の電源がオンされた際
に、記憶手段に記憶されている電源オフ回数に基づい
て、自己診断手段による自己診断処理の実行制御を行
う。
【0011】また、請求項3に係る複写機は、請求項1
または2に記載の複写機において、前記電源オン時制御
手段は、前記電源オフ前の自己診断処理の結果が正常で
ある場合または前記電源オフ回数が所定値以下の場合
に、複写機の電源がオンされた際の自己診断処理を省略
するように制御するものである。
【0012】この請求項3の複写機にあっては、電源オ
フ前の自己診断処理の結果が正常である場合または電源
オフ回数が所定値以下の場合に、複写機の電源がオンさ
れた際の自己診断処理を省略する。
【0013】また、請求項4に係る複写機は、請求項1
または2に記載の複写機において、前記電源オン時制御
手段は、前記電源オフ前の自己診断処理の結果または前
記電源オフ回数に基づいて、自己診断処理の全部を実行
するか、自己診断処理の一部のみを実行するか、自己診
断処理を省略するかを判定し、前記自己診断手段による
自己診断処理の実行制御を行うものである。
【0014】この請求項4の複写機にあっては、電源オ
フ前の自己診断処理の結果または電源オフ回数に基づい
て、自己診断処理の全部を実行するか、自己診断処理の
一部のみを実行するか、自己診断処理を省略するかを判
定し、自己診断手段による自己診断処理の実行制御を行
う。
【0015】また、請求項5に係る複写機は、請求項1
〜4のいずれか一つに記載の複写機において、さらに、
前記電源オフ前の自己診断処理を行うか否かを設定する
設定手段を備え、前記設定手段を介して前記電源オフ前
の自己診断処理を行わないことが設定されている場合、
前記電源オフ時制御手段は、前記電源管理手段による電
源オフのみを実行し、前記電源オン時制御手段は、前記
自己診断手段による自己診断処理の全てを実行するよう
に制御するものである。
【0016】この請求項5の複写機にあっては、電源オ
フ前の自己診断処理を行わないことが設定されている場
合、電源オフ時制御手段は、電源管理手段による電源オ
フのみを実行し、電源オン時制御手段は、自己診断手段
による自己診断処理の全てを実行するように制御する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、実
施の形態1、実施の形態2の順で、添付の図面を参照し
て詳細に説明する。
【0018】実施の形態1.本発明の実施の形態1の複
写機としてデジタル複写機を例に挙げる。図1は、実施
の形態1のデジタル複写機の構成を示すブロック図であ
る。実施の形態1のデジタル複写機は、操作キーおよび
表示素子を有する操作部101と、光源、CCD等の固
体撮像素子および走行体メカ機構等を有するスキャナ部
102と、プロッタ部103と、メイン制御部104
と、メカ機構部および電気磁石を有するメインスイッチ
105と、PSU106と、を複写機本体に備え、周辺
機として、ドキュメントを供給するドキュメント・フィ
ーダ107と、ソーティングを行うソータ108と、両
面印刷のための両面機109と、を備えている。
【0019】ユーザは、操作部101により動作モード
の指定やデータの入力を行うことができる。スキャナ部
102は、画像を読み取り、電気変換して画像信号を出
力する。プロッタ部103は、電子写真方式が採用され
たもので、スキャナ部102から送られてくる画像信号
や、図示しないファックス制御部から送られてくる画像
信号に基づいて転写紙に画像形成を行う。メイン制御部
104は、操作部101,スキャナ部102,プロッタ
部103その他のデジタル複写機各部の制御を行う。
【0020】メインスイッチ105は、メカ機構部およ
び電気磁石からなる遮断機構を有し、トリガ入力として
所定の電圧が印加された場合、電気磁石によってメカ機
構部を吸着してACライン系の接点を開放する。実施の
形態1では、トリガ入力としてメイン制御部104から
の強制オフ信号があった場合、自機全体に電源電圧Vc
cを供給するPSU106への電源ラインを遮断し、自
機をオフする。
【0021】図2は、実施の形態1のメイン制御部10
4の構成を示すブロック図である。実施の形態1のメイ
ン制御部104は、デジタル複写機の複写機本体および
周辺機の制御を実際に行う素子であるCPU201と、
複写機本体および周辺機を制御するためのプログラムお
よび制御に必要なデータが格納されているROM202
と、CPU201が制御の際に使用するデータや状態を
一時的に記憶するためのRAM203と、図示しないバ
ッテリにより電源をバックアップされたRAMを有する
不揮発性記憶部204と、I/Oポート205と、UA
RT(シリアル通信部)206と、タイマ207と、こ
れら各部を接続するCPUバス208と、を備えてい
る。
【0022】本発明の要部であるCPU201は、RO
M202に格納されているプログラムに従い、I/Oポ
ート205を介して、制御する対象の駆動や図示しない
センサの検出信号の入力を行い、操作部101,スキャ
ナ部102およびプロッタ部103の制御やメインスイ
ッチ105の制御を行う。また、CPU201は、UA
RT206を介して、周辺機であるドキュメント・フィ
ーダ107,ソータ108および両面機109とのステ
ータスの情報の交換や、これら周辺機への動作指示を行
う。
【0023】電源がオンされた際や電源オフの際に、C
PU201は、自機の各部に所定の動作を行わせたり、
周辺機との通信を行うことにより自機が正常か否かを診
断するための自己診断処理を行う。
【0024】タイマ207は、CPU201が一定間隔
で行う処理のために周期的に割り込みを発生させ、ま
た、時間測定にも利用される。CPU201は、自機が
操作されていない時間をタイマ207にカウントさせ、
一定時間操作されない場合、強制オフ信号をメインスイ
ッチ105に出力し、自機の電源をオフする。換言すれ
ば、いわゆる自動電源オフを行う。
【0025】本発明の要部である不揮発性記憶部204
は、図示しないバッテリにより電源をバックアップされ
ているので、電源電圧Vccがオフされても記憶したデ
ータを保持することができる。実施の形態1では不揮発
性記憶部204としてバッテリにより電源をバックアッ
プされたRAMを例に挙げるが、不揮発性記憶部204
は、バッテリにより電源をバックアップされたRAMに
限定されるものではなく、フラッシュROMやEEPR
OM等の不揮発性メモリであってもよく、電源電圧Vc
cがオフされても記憶したデータを保持するものであれ
ばよい。
【0026】図3は、実施の形態1の不揮発性記憶部2
04の記憶内容を示す説明図である。実施の形態1の不
揮発性記憶部204は、電源が自動電源オフによりオフ
されたか否かを示す前回オフ情報A、自動電源オフの際
に自己診断処理を行うか否かを示すフラグBおよび自動
電源オフがなされた回数のカウント値(0〜255)を
示す自動オフ回数K(本発明の電源オフ回数)等を記憶
している。CPU201は、操作部101を介してフラ
グBの値を入力し、不揮発性記憶部204にフラグBの
値を設定する。
【0027】なお、CPU201は本発明の電源管理手
段,自己診断手段,電源オフ時制御手段,電源オン時制
御手段および設定手段に対応し、不揮発性記憶部204
は本発明の記憶手段に対応する。
【0028】以上の構成において、実施の形態1の動作
をフローチャートを参照して説明する。図4は、実施の
形態1のデジタル複写機の全体の動作を示すフローチャ
ートである。電源立ち上げ後、後述する条件により自己
診断処理等を行う初期処理(S401)の後、コピア動
作等のメイン処理(S402)、および、自機の状態を
監視して自動電源オフを行う監視処理(S403)を繰
り返す。
【0029】メイン処理は、当業者に知られた従来の技
術であるので、その説明を省略し、本発明の要部である
初期処理および監視処理について図5〜図7を用いて説
明する。
【0030】図5は、実施の形態1の監視処理のフロー
チャートである。まず、CPU201は、タイマ207
のカウント値から予め設定された一定時間が経過したか
否かを判定する(S501)。一定時間が経過していな
ければ監視処理を終了し、一定時間が経過していればタ
イマ207のカウント値をクリアして(S502)、一
定時間の間に自機に対する操作が行われたか否かを判定
する(S503)。
【0031】一定時間の間に操作が行われた場合は監視
処理を終了し、一定時間の間に操作が行われなかった場
合は自己診断処理を行う(S504)。自己診断処理の
結果から自機にエラーが発生しているか否かを判定し
(S505)、自機にエラーが発生している場合は、ユ
ーザにエラー発生を知らせるエラー警告処理を行い(S
508)、監視処理を終了する。一方、自機にエラーが
発生していない場合は、不揮発性記憶部204に記憶さ
れた前回オフ情報Aに1を代入し(S506)、強制オ
フ信号をメインスイッチ105に出力して(S50
7)、電源をオフする。
【0032】図6は、実施の形態1の初期処理のフロー
チャートである。CPU201は、不揮発性記憶部20
4から前回オフ情報Aを読み出し(S601)、A=1
であるか否か、換言すれば、前回の電源オフが、CPU
201による電源オフ、いわゆる自動電源オフによって
行われたか否かを判定する(S602)。前回の電源オ
フが自動電源オフによって行われた場合は、前回の電源
オフの際に自己診断処理が行われ、かつ、自機にエラー
が発生していなかった場合であるので、電源がオンされ
た際の自己診断処理を省略し、前回オフ情報Aに0を代
入して初期化し(S604)、初期処理を終了する。
【0033】一方、A=1でない場合、換言すれば、前
回の電源オフが自動電源オフによって行われなかった場
合、例えば、手動により電源がオフされた場合は、前回
の電源オフの際に自己診断処理が行われていないので、
初期処理において自己診断処理を行い(S603)、初
期処理を終了する。
【0034】図7は、実施の形態1の自己診断処理のフ
ローチャートである。まず、スキャナ部102を動作さ
せてエラーの有無を確認するスキャナメカ動作確認処理
を行い(S701)、次にプロッタ部103を動作させ
てエラーの有無を確認するプロッタメカ動作確認処理を
行い(S702)、周辺機を動作させてエラーの有無を
確認する周辺機動作確認処理を行い(S703)、自己
診断処理を終了する。
【0035】なお、図6のステップS602でA=1で
あった場合に、より信頼性を高めるため、自己診断処理
の内で幾つかの処理のみを行うような、処理時間の短い
簡易な自己診断処理を行うようにしてもよい。また、自
己診断処理の手順および内容は、図7を用いて説明した
実施の形態1の例に特に限定されるものではない。
【0036】前述した様に実施の形態1によれば、一定
時間操作が行われなかった場合のCPU201による電
源オフの際に、自己診断処理を行い、自己診断処理の結
果を示す前回オフ情報Aを不揮発性記憶部204に記憶
させ、電源がオンされた際に、不揮発性記憶部204に
記憶させた前回オフ情報Aに基づいて自己診断処理の実
行制御を行うため、電源がオンされた際の待ち時間を減
少させ、作業性を向上させることができる。
【0037】実施の形態2.実施の形態2のデジタル複
写機にあっては、フラグBが0に設定されている場合、
自動電源オフの際の自己診断処理を行わず、初期処理に
おいて自己診断処理の全てを行う。また、自動電源オフ
の際の自己診断処理が予め設定された設定回数分行われ
ると、初期設定処理において自己診断処理を行う。
【0038】実施の形態2のデジタル複写機の構成は、
実施の形態1のデジタル複写機の構成と同様であるの
で、その説明を省略する。また、実施の形態2の動作
は、実施の形態1の動作と基本的に同一であり、監視処
理よび初期処理の一部のみが異なる。実施の形態2の監
視処理よび初期処理について図8および図9を参照して
説明する。なお、実施の形態1の監視処理よび初期処理
の説明で用いた図5および図6と同一の部分は同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0039】図8は、実施の形態2の監視処理のフロー
チャートである。ステップS503で一定時間内に自機
に対して操作が行われなかった場合、フラグBが1であ
るか否かを判定する、すなわち、自動電源オフの際に自
己診断処理を行う設定であるか否かを判定する(S80
1)。フラグBが1でないときは、前回オフ情報Aに0
を代入し(S803)、ステップS507に進み、強制
オフ信号を出力して電源をオフする。一方、フラグBが
1であるときは、ステップS504に進み、自己診断処
理を行う。
【0040】また、ステップS505で自機にエラーが
発生していない場合、自動オフ回数Kの値に1を加算し
(S802)、ステップS506に進み、前回オフ情報
Aに1を代入する。
【0041】図9は、実施の形態2の初期処理のフロー
チャートである。実施の形態2の初期処理においては、
まず、前回オフ情報Aおよび自動オフ回数Kを読み出し
(S901)、前回オフ情報Aが0であるか、または自
動オフ回数Kが予め設定された設定回数以上であるかを
判定する(S902)。A=0または自動オフ回数Kが
設定回数以上である場合は、自動オフ回数Kに0を代入
して初期化し(S903)、ステップS603に進み、
自己診断処理を行う。一方、A=1かつ自動オフ回数K
が設定回数未満である場合は、ステップS604に進
み、Aに0を代入する。
【0042】なお、ステップS902で、A=1かつ自
動オフ回数Kが設定回数未満のとき、より信頼性を高め
るため、自己診断処理の内で幾つかの処理のみを行うよ
うな、処理時間の短い簡易な自己診断処理を行うように
してもよい。
【0043】前述した様に実施の形態2によれば、自動
電源オフの際に自己診断処理を行うか否かの設定に従っ
て、自動電源オフの際に自己診断処理を行うか、自動電
源オフの際に自己診断処理を行わずに電源がオンされた
際に自己診断処理を行うか、の何れかを選択的に行うた
め、ユーザの希望する信頼性および作業性に柔軟に対応
することができる。
【0044】また、前述した様に実施の形態2によれ
ば、自動電源オフされた自動オフ回数Kを記憶し、電源
がオンされた際に、記憶した自動オフ回数Kに基づい
て、自己診断処理の実行制御を行うため、電源がオンさ
れた際の待ち時間を減少させ、作業性を向上させること
ができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複写機
(請求項1)は、電源管理手段および自己診断手段を制
御して、電源管理手段による電源オフの前に、自己診断
手段による自己診断処理を実行させ、電源オフ前の自己
診断処理の結果を記憶手段に記憶させ、複写機の電源が
オンされた際に、記憶手段に記憶されている電源オフ前
の自己診断処理の結果に基づいて、自己診断手段による
自己診断処理の実行制御を行うため、電源がオンされた
際の待ち時間を減少させ、作業性を向上させることがで
きる。
【0046】また、本発明の複写機(請求項2)は、電
源管理手段および自己診断手段を制御して、電源管理手
段による電源オフの前に、自己診断手段による自己診断
処理を実行させると共に、記憶手段に記憶されている電
源オフ回数に1加算した値を更新後の電源オフ回数とし
て前記記憶手段に記憶させ、複写機の電源がオンされた
際に、記憶手段に記憶されている電源オフ回数に基づい
て、自己診断手段による自己診断処理の実行制御を行う
ため、電源がオンされた際の待ち時間を減少させ、作業
性を向上させることができる。
【0047】また、本発明の複写機(請求項3)は、電
源オフ前の自己診断処理の結果が正常である場合または
電源オフ回数が所定値以下の場合に、複写機の電源がオ
ンされた際の自己診断処理を省略するため、電源がオン
された際の待ち時間を減少させ、作業性を向上させるこ
とができる。
【0048】また、本発明の複写機(請求項4)は、電
源オフ前の自己診断処理の結果または電源オフ回数に基
づいて、自己診断処理の全部を実行するか、自己診断処
理の一部のみを実行するか、自己診断処理を省略するか
を判定し、自己診断手段による自己診断処理の実行制御
を行うため、電源がオンされた際の待ち時間を減少さ
せ、作業性を向上させることができる。
【0049】また、本発明の複写機(請求項5)は、電
源オフ前の自己診断処理を行わないことが設定されてい
る場合、電源オフ時制御手段は、電源管理手段による電
源オフのみを実行し、電源オン時制御手段は、自己診断
手段による自己診断処理の全てを実行するように制御す
るため、ユーザの希望する信頼性および作業性に柔軟に
対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のデジタル複写機の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】実施の形態1のメイン制御部の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】実施の形態1の不揮発性記憶部の記憶内容を示
す説明図である。
【図4】実施の形態1のデジタル複写機の全体の動作を
示すフローチャートである。
【図5】実施の形態1の監視処理のフローチャートであ
る。
【図6】実施の形態1の初期処理のフローチャートであ
る。
【図7】実施の形態1の自己診断処理のフローチャート
である。
【図8】実施の形態2の監視処理のフローチャートであ
る。
【図9】実施の形態2の初期処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
101 操作部 102 スキャナ部 103 プロッタ部 104 メイン制御部 105 メインスイッチ 106 PSU 107 ドキュメント・フィーダ 108 ソータ 109 両面機 201 CPU 202 ROM 203 RAM 204 不揮発性記憶部 205 I/Oポート 206 UART 207 タイマ 208 CPUバス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定時間操作されない場合に自機の電源
    をオフする電源管理手段および複写機自体の自己診断処
    理を実行する自己診断手段を有する複写機において、 前記自己診断手段による自己診断処理の結果を記憶する
    ための記憶手段と、 前記電源管理手段および自己診断手段を制御して、前記
    電源管理手段による電源オフの前に、前記自己診断手段
    による自己診断処理を実行させ、電源オフ前の自己診断
    処理の結果を前記記憶手段に記憶させる電源オフ時制御
    手段と、 複写機の電源がオンされた際に、前記記憶手段に記憶さ
    れている電源オフ前の自己診断処理の結果に基づいて、
    前記自己診断手段による自己診断処理の実行制御を行う
    電源オン時制御手段と、 を備えたことを特徴とする複写機。
  2. 【請求項2】 一定時間操作されない場合に自機の電源
    をオフする電源管理手段および複写機自体の自己診断処
    理を実行する自己診断手段を有する複写機において、 前記電源管理手段によって電源がオフされた電源オフ回
    数を記憶する記憶手段と、 前記電源管理手段および自己診断手段を制御して、前記
    電源管理手段による電源オフの前に、前記自己診断手段
    による自己診断処理を実行させると共に、前記記憶手段
    に記憶されている電源オフ回数に1加算した値を更新後
    の電源オフ回数として前記記憶手段に記憶させる電源オ
    フ時制御手段と、 複写機の電源がオンされた際に、前記記憶手段に記憶さ
    れている電源オフ回数に基づいて、前記自己診断手段に
    よる自己診断処理の実行制御を行う電源オン時制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする複写機。
  3. 【請求項3】 前記電源オン時制御手段は、前記電源オ
    フ前の自己診断処理の結果が正常である場合または前記
    電源オフ回数が所定値以下の場合に、複写機の電源がオ
    ンされた際の自己診断処理を省略するように制御するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の複写機。
  4. 【請求項4】 前記電源オン時制御手段は、前記電源オ
    フ前の自己診断処理の結果または前記電源オフ回数に基
    づいて、自己診断処理の全部を実行するか、自己診断処
    理の一部のみを実行するか、自己診断処理を省略するか
    を判定し、前記自己診断手段による自己診断処理の実行
    制御を行うことを特徴とする請求項1または2記載の複
    写機。
  5. 【請求項5】 さらに、前記電源オフ前の自己診断処理
    を行うか否かを設定する設定手段を備え、 前記設定手段を介して前記電源オフ前の自己診断処理を
    行わないことが設定されている場合、前記電源オフ時制
    御手段は、前記電源管理手段による電源オフのみを実行
    し、前記電源オン時制御手段は、前記自己診断手段によ
    る自己診断処理の全てを実行するように制御することを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の複写
    機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010165007A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Mitsubishi Electric Corp 情報処理装置
JP2011037109A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Seiko Epson Corp 画像形成装置及び画像形成装置における制御方法
JP2020016511A (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 三菱電機株式会社 半導体集積回路および回転検出装置

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