JP2000230902A - 画像生成装置 - Google Patents

画像生成装置

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JP2000230902A
JP2000230902A JP11033754A JP3375499A JP2000230902A JP 2000230902 A JP2000230902 A JP 2000230902A JP 11033754 A JP11033754 A JP 11033754A JP 3375499 A JP3375499 A JP 3375499A JP 2000230902 A JP2000230902 A JP 2000230902A
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image carrier
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JP11033754A
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Moriyuki Igami
盛志 伊神
Katsuaki Muraishi
勝明 村石
Kazuhiro Makino
和浩 牧野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも蛍光検出システムとオートラジオ
グラフィシステムの双方に使用でき、安全かつ低コスト
で、画像を生成することのできる画像生成装置を提供す
る。 【解決手段】 画像担体40に向けて、白色光を発する
励起光源20と、CCDカメラ1と、CCDカメラの画
像担体側に設けられたカメラレンズ17と、励起光源の
画像担体側に設けられたフィルタ手段22と、CCDカ
メラとカメラレンズとの間に設けられた励起光カットフ
ィルタユニット16とを備え、フィルタ手段が透過波長
を異にする4つフィルタ22a、22b、22c、22
dを備え、励起光カットフィルタユニットが透過波長を
異にする3つの励起光カットフィルタ16a、16b、
16cを備え、フィルタ22a、22b、22c、22
dが切り替え可能に構成された画像生成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像生成装置に関
するものであり、さらに詳細には、少なくとも蛍光検出
システムとオートラジオグラフィシステムの双方に使用
でき、安全かつ低コストで、画像を生成することのでき
る画像生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】放射線が照射されると、放射線のエネル
ギーを吸収して、蓄積し、その後に、特定の波長域の電
磁波を用いて励起すると、照射された放射線のエネルギ
ーの量に応じた光量の輝尽光を発する特性を有する輝尽
性蛍光体を、放射線の検出材料として用いて、放射性標
識を付与した物質を、生物体に投与した後、その生物体
あるいはその生物体の組織の一部を試料とし、この試料
を、輝尽性蛍光体層が形成された蓄積性蛍光体シートと
一定時間重ね合わせることにより、放射線エネルギーを
輝尽性蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光体に蓄積し、しか
る後に、電磁波によって、輝尽性蛍光体層を走査して、
輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性蛍光体から放出された輝
尽光を光電的に検出して、ディジタル画像信号を生成
し、画像処理を施して、CRTなどの表示手段上あるい
は写真フイルムなどの記録材料上に、画像を生成するよ
うに構成されたオートラジオグラフィシステムが知られ
ている(たとえば、特公平1−60784号公報、特公
平1−60782号公報、特公平4−3952号公報な
ど。)。
【0003】他方、オートラジオグラフィシステムにお
ける放射性標識物質に代えて、蛍光物質を標識物質とし
て使用した蛍光検出システムが知られている。このシス
テムによれば、蛍光画像を読み取ることにより、遺伝子
配列、遺伝子の発現レベル、蛋白質の分離、同定、ある
いは、分子量、特性の評価をおこなうことができ、たと
えば、電気泳動させるべき複数のDNA断片を含む溶液
中に、蛍光色素を加えた後に、複数のDNA断片をゲル
支持体上で電気泳動させ、あるいは、蛍光色素を含有さ
せたゲル支持体上で、複数のDNA断片を電気泳動さ
せ、あるいは、複数のDNA断片をゲル支持体上で電気
泳動させた後に、ゲル支持体を蛍光色素を含んだ溶液に
浸すなどして、電気泳動させたDNA断片を標識し、励
起光によって、蛍光色素を励起して、生じた蛍光を検出
することにより、画像を生成し、ゲル支持体上のDNA
断片の分布を検出したり、あるいは、複数のDNA断片
をゲル支持体上で電気泳動させた後に、DNAを変性
し、次いで、サザン・ブロッティング法により、ニトロ
セルロースなどの転写支持体上に、変性DNA断片の少
なくとも一部を転写し、目的とするDNAと相補的なD
NAもしくはRNAを蛍光色素で標識して調製したプロ
ーブと変性DNA断片とをハイブリダイズさせ、プロー
ブDNAもしくはプローブRNAと相補的なDNA断片
のみを選択的に標識し、励起光により、蛍光色素を励起
して、生じた蛍光を検出することにより、画像を生成
し、転写支持体上の目的とするDNA断片の分布を検出
したりすることができる。さらに、標識物質により標識
した目的とする遺伝子を含むDNAと相補的なDNAプ
ローブを調製して、転写支持体上のDNAとハイブリダ
イズさせ、酵素を標識物質により標識された相補的なD
NAと結合させた後、蛍光基質と接触させて、蛍光基質
を蛍光を発する蛍光物質に変化させ、励起光によって、
生成された蛍光物質を励起して、生じた蛍光を検出する
ことによって、画像を生成し、転写支持体上の目的とす
るDNA断片の分布を検出したりすることができる。こ
の蛍光検出システムによれば、放射性物質を使用するこ
となく、簡易に、遺伝子配列などを検出することができ
るという利点がある。
【0004】従来、蛍光検出システムに使用される撮像
装置としては、ほとんどの物質が紫外線の照射を受ける
と、蛍光を発するため、励起光源として、250nmな
いし400nmの波長の紫外線を発する紫外線光源を用
い、蛍光物質の蛍光スペクトルに応じたバンドパスフィ
ルタを用いて、励起光である紫外線をカットして、蛍光
物質から生じた蛍光のみを検出し、蛍光画像を撮影する
ように構成されたものが知られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、250
nmないし400nmの波長の紫外線は人体にとって有
害であるため、励起光源として、紫外線光源を用いる場
合には、ユーザが紫外線の被曝を受けることを防止しな
ければならない。そのためには、ユーザに紫外線防護眼
鏡を着用させるなどの措置が必要になり、必然的にコス
トが高くなってしまうという問題があった。また、蛍光
検出システムは、オートラジオグラフィシステムと同様
な目的に使用されるため、画像生成装置は、蛍光検出シ
ステムとオートラジオグラフィシステムの双方に使用で
きるものであることが望ましい。
【0006】したがって、本発明は、少なくとも蛍光検
出システムとオートラジオグラフィシステムの双方に使
用でき、安全かつ低コストで、画像を生成することので
きる画像生成装置を提供することを目的とするもであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
画像担体に向けて、白色光を発する少なくとも一つの励
起光源と、CCDカメラと、前記CCDカメラの前記画
像担体側に設けられたカメラレンズと、前記励起光源の
前記画像担体側に設けられたフィルタ手段と、前記CC
Dカメラと前記カメラレンズとの間に設けられた励起光
カットフィルタ手段とを備え、前記フィルタ手段が透過
波長を異にする複数のフィルタを備え、前記励起光カッ
トフィルタ手段が透過波長を異にする複数の励起光カッ
トフィルタを備え、前記複数のフィルタが切り替え可能
に構成された画像生成装置によって達成される。
【0008】本発明によれば、励起光源として、白色光
を発する光源を用いているので、ユーザの安全に配慮す
る必要性がなく、安全かつ低コストで、画像を生成する
ことが可能になり、さらに、フィルタ手段を構成する複
数のフィルタの中から、所望のフィルタを選択するとと
もに、励起光カットフィルタ手段を構成する複数の励起
光カットフィルタの中から、所望の励起光カットフィル
タを選択することにより、蛍光物質に応じた波長の励起
光で、蛍光物質を励起し、また、輝尽性蛍光体を励起す
ることができ、蛍光検出システムとオートラジオグラフ
ィシステムの双方に使用することが可能となる。
【0009】本発明の好ましい実施態様においては、前
記CCDカメラが冷却CCDカメラによって構成されて
いる。本発明の好ましい実施態様によれば、蛍光などが
きわめて微弱な場合でも、高感度で、画像を生成するこ
とが可能となる。
【0010】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、画像生成装置は、さらに、画像担体の種類および蛍
光物質の種類を入力する入力手段と、前記入力手段に入
力された入力データにしたがって、前記フィルタ手段を
構成する前記複数のフィルタの中から、所望のフィルタ
を選択する第一のフィルタ選択手段と前記励起光カット
フィルタ手段を構成する前記複数の励起光カットフィル
タの中から、所望の励起光カットフィルタを選択する第
二のフィルタ選択手段を備えている。本発明のさらに好
ましい実施態様によれば、画像担体の種類および蛍光物
質の種類を入力手段の入力することにより、フィルタ手
段を構成する複数のフィルタの中から、画像担体あるい
は蛍光物質の種類に応じて、所望のフィルタが選択さ
れ、同時に、励起光カットフィルタ手段を構成する励起
光カットフィルタの中から、画像担体あるいは蛍光物質
の種類に応じて、所望の励起光カットフィルタが選択さ
れるから、画像担体あるいは蛍光物質の種類に応じて、
所望の波長の励起光で画像担体あるいは蛍光物質を励起
して、効率良く、画像担体あるいは蛍光物質から光を発
光させることが可能となるとともに、励起光をカットし
て、検出すべき光のみをCCDカメラにより検出するこ
とが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施態様にかか
る画像生成装置を含む画像生成システムの略正面図であ
る。図1に示されるように、画像生成システムは、冷却
CCDカメラ1および暗箱2を含む画像生成装置3とパ
ーソナルコンピュータ4を備えており、パーソナルコン
ピュータ4は、CRT5とキーボード6とを備えてい
る。
【0012】図2は、冷却CCDカメラ1の略縦断面図
である。図2に示されるように、冷却CCDカメラ1
は、CCD7と、アルミニウムなどの金属で作られた伝
熱板8と、CCD7を冷却するためのペルチェ素子9
と、CCD7の前面に配置されたシャッタ10と、CC
D7により生成されたアナログ画像データをディジタル
画像データに変換するA/D変換器11と、A/D変換
器11により、ディジタル化された画像データを一時的
に記憶する画像データバッファ12と、冷却CCDカメ
ラ1の動作を制御するカメラ制御回路13を備えてい
る。暗箱2との間に形成された開口部は、ガラス板14
により閉じられたおり、冷却CCDカメラ1の周囲に
は、ペルチェ素子9が発する熱を放熱するための放熱フ
ィン15が、長手方向のほぼ1/2にわたって形成され
ている。ガラス板14の前面には、励起光カットフィル
タユニット16を介して、暗箱2内に配置されたカメラ
レンズ17が取付けられている。
【0013】図3は、暗箱2の略縦断面図である。図3
に示されるように、暗箱2内の上部には、白色光を発す
る一対の励起光源20、20が設けられており、暗箱2
内の底部には、蛍光物質の画像を坦持しているゲル支持
体もしくは転写支持体または放射性標識物質の画像を坦
持している蓄積性蛍光体シート(本明細書においては、
総称して、「画像担体」という。)を載置する画像担体
載置板21が設けられている。一対の励起光源20、2
0の画像担体載置板21側には、それぞれ、フィルタ部
材22、22が設けられている。カメラレンズ17は、
一対の励起光源20、20の間に配置され、励起光カッ
トフィルタユニット16を介して、冷却CCDカメラ1
のガラス板14(図3においては図示されていない。)
の前面に取付けられている。
【0014】図4は、各フィルタ部材22の略正面図で
ある。図4に示されるように、各フィルタ部材22は、
円板23を備え、円板23には、4つの透過波長を異に
するフィルタ22a、22b、22c、22dが形成さ
れている。円板23はモータ(図示せず)によって、4
つのフィルタ22a、22b、22c、22dのいずれ
か1つが励起光源20の前面に位置するように回転可能
に構成されている。図5は、励起光カットフィルタユニ
ット16の略一部破断斜視図である。図5に示されるよ
うに、励起光カットフィルタユニット16は、筐体24
と、筐体24内に設けられた円板25を備え、円板25
には、4つの透過波長を異にする励起光カットフィルタ
16a、16b、16c、16dが形成されている。筐
体24の上面および下面には、CCD7とカメラレンズ
17を結ぶ光路に対応する位置に、孔24aが形成さ
れ、筐体24のその他の部分は遮光材料によって形成さ
れている。円板25は、モータ26により、4つのフィ
ルタ16a、16b、16c、16dのいずれか1つが
冷却CCDカメラ1のCCD7とカメラレンズ17の間
に位置するように回転可能に構成されている。
【0015】図6は、パーソナルコンピュータ4のブロ
ックダイアグラムである。図6に示されるように、パー
ソナルコンピュータ4は、画像生成システム全体の動作
を制御するCPU30と、冷却CCDカメラ1により生
成され、画像データバッファ12に一時的に記憶された
画像データを読み出す画像データ転送手段31と、画像
データ転送手段31によって読み出された画像データに
画像処理を施して、画像データ記憶手段32に記憶させ
る画像処理手段33と、画像データ記憶手段32に記憶
された画像データに基づいて、CRT5の画面上に、可
視画像を表示させる画像表示手段34とを備えている。
一対の励起光源20、20は光源制御手段35によって
制御されている。また、CPU30は、カメラ制御回路
13、光源制御手段35、フィルタ部材22、22の円
板23を回転させるモータ36、36および励起光カッ
トフィルタユニット16の円板25を回転させるモータ
26を制御可能に構成されている。図6において、38
はRAMであって、RAM38には、各励起光源20か
ら、画像担体40に励起光するときに、励起する蛍光物
質の種類に応じて使用する各フィルタ部材22のフィル
タ22a、22b、22c、22dおよび励起光カット
フィルタユニット16の励起光カットフィルタ16a、
16b、16c、16dが予め決定されて、記憶され、
また、画像担体40が蓄積性蛍光体シートである場合
に、使用する各フィルタ部材22のフィルタ22a、2
2b、22c、22dおよび励起光カットフィルタユニ
ット16の励起光カットフィルタ16a、16b、16
c、16dが予め決定されて、記憶されている。CPU
30には、キーボード6から種々の信号が入力される。
【0016】以上のように構成された画像生成装置を含
む画像生成システムは、ゲル支持体または転写支持体に
坦持された蛍光物質の画像および蓄積性蛍光体シートに
蓄積された放射性標識物質の画像を読み取り、画像を生
成可能に構成されている。ゲル支持体または転写支持体
に坦持された蛍光物質の画像を読み取り、蛍光画像を生
成する場合には、暗箱2が開かれ、暗箱2内の画像担体
載置板21上に、画像担体40として、蛍光物質の画像
を坦持しているゲル支持体または転写支持体が、ユーザ
によって載置される。その後、ユーザにより、カメラレ
ンズ17を用いて、レンズフォーカス調整がなされ、レ
ンズフォーカス調整が完了すると、暗箱2が閉じられ
る。
【0017】次いで、ユーザが、キーボード6に蛍光物
質の種類を入力すると、CPU30は、入力された蛍光
物質の種類にしたがって、使用すべき各フィルタ部材2
2のフィルタ22a、22b、22c、22dおよび励
起光カットフィルタユニット16の励起光カットフィル
タ16a、16b、16c、16dを、RAM38から
読み出し、読み出したデータに基づき、モータ36、3
6およびモータ37に駆動信号を出力して、フィルタ2
2a、22b、22c、22dのうち、所望のフィルタ
が各励起光源20の前面に位置し、励起光カットフィル
タ16a、16b、16c、16dのうち、所望の励起
光カットフィルタが冷却CCDカメラ1のCCD7とカ
メラレンズ17の間に位置するように、各フィルタ部材
22の円板23および励起光カットフィルタユニット1
6の円板25を回転させる。次いで、ユーザが、キーボ
ード6に露光開始信号を入力すると、CPU30は光源
制御手段35に露光開始信号を出力して、励起光源2
0、20をオンするとともに、カメラ制御回路13に露
光開始信号を出力して、シャッタ10を開き、CCD7
の露光を開始させる。
【0018】励起光源20、20から発せられた白色光
は、励起光源20、20の前面に位置しているフィルタ
22a、22b、22c、22dのいずれかを透過する
ことによって、画像担体40に含まれている蛍光物質を
励起するのに適した波長の励起光とされ、画像担体40
に含まれている蛍光物質を励起する。その結果、蛍光物
質から蛍光が発せられ、カメラレンズ17を介して、冷
却CCDカメラ1とカメラレンズ17の間に位置してい
る励起光カットフィルタ16a、16b、16c、16
dのいずれか1つに入射する。ここに、冷却CCDカメ
ラ1のCCD7とカメラレンズ17の間に位置している
励起光カットフィルタ16a、16b、16c、16d
は、励起光源20、20から発せられた白色光が、励起
光源20、20の前面に位置しているフィルタ22a、
22b、22c、22dのいずれかを透過して、画像担
体40に含まれている蛍光物質を励起する励起光の波長
の光をカットするものが選ばれているから、蛍光物質か
ら発せられた蛍光のみが冷却CCDカメラ1のCCD7
とカメラレンズ17の間に位置している励起光カットフ
ィルタ16a、16b、16c、16dを透過して、C
CD7によって受光される。
【0019】こうして、所定の時間が経過し、ユーザ
が、キーボード6に露光終了信号を入力すると、CPU
30は、カメラ制御回路13に露光終了信号を出力す
る。カメラ制御回路13は、露光終了信号を受けると、
シャッタ10を閉じ、CCD7が電荷の形で蓄積してい
るアナログ画像データを、A/D変換器11に転送さ
せ、ディジタル化させて、ディジタル画像データを、画
像データバッファ12に一時的に記憶させる。さらに、
CPU30は画像データ転送手段31に画像転送信号を
出力して、画像データバッファ12に一時的に記憶され
た画像データを読み出させ、画像処理手段33に入力さ
せる。画像処理手段33は、入力された画像データに所
定の画像処理を施し、画像データ記憶手段32に記憶さ
せる。その後、ユーザが、キーボード6に画像生成信号
を入力すると、CPU30は画像表示手段34に画像生
成信号を出力して、画像データ記憶手段32に記憶され
た画像データに基づき、可視画像をCRT5の画面上に
生成する。
【0020】他方、放射性標識物質の画像を蓄積した蓄
積性蛍光体シートが画像担体40であるときは、ゲル支
持体または転写支持体が画像担体である場合と全く同様
にして、画像担体40を画像担体載置板21上に載置
し、レンズフォーカス調整後、暗箱2を閉じて、キーボ
ード6に画像担体40が蓄積性蛍光体シートである旨が
入力される。CPU30は、画像担体40が蓄積性蛍光
体シートである旨が入力されると、RAM38に記憶さ
れたデータを読み出し、読み出したデータに基づいて、
モータ36、36およびモータ26に駆動信号を出力し
て、フィルタ22a、22b、22c、22dのうち、
励起光源20,20から発せられた白色光のうち、蓄積
性蛍光体シートに設けられた輝尽性蛍光体層(図示せ
ず)に含まれた輝尽性蛍光体を励起するのに適した波長
の光のみを透過するフィルタが各励起光源20の前面に
位置し、励起光カットフィルタ16a、16b、16
c、16dのうち、蓄積性蛍光体シートに照射される励
起光をカットするのに適した励起光カットフィルタが冷
却CCDカメラ1のCCD7とカメラレンズ17の間に
位置するように、各フィルタ部材22の円板23および
励起光カットフィルタユニット16の円板25を回転さ
せる。次いで、ユーザが、キーボード6に露光開始信号
を入力すると、CPU30は光源制御手段35に露光開
始信号を出力して、励起光源20、20をオンするとと
もに、カメラ制御回路13に露光開始信号を出力して、
シャッタ10を開き、CCD7の露光を開始させる。
【0021】励起光源20、20から発せられた白色光
は、励起光源20、20の前面に位置しているフィルタ
22a、22b、22c、22dのいずれかを透過する
ことによって、画像担体40である蓄積性蛍光体シート
に設けられた輝尽性蛍光体層に含まれた輝尽性蛍光体を
励起するのに適した波長の励起光とされて、輝尽性蛍光
体を励起する。その結果、輝尽性蛍光体から輝尽光が発
せられ、カメラレンズ17を介して、冷却CCDカメラ
1のCCD7とカメラレンズ17の間に位置している励
起光カットフィルタ16a、16b、16c、16dの
いずれか1つに入射する。ここに、冷却CCDカメラ1
のCCD7とカメラレンズ17の間に位置している励起
光カットフィルタ16a、16b、16c、16dは、
蓄積性蛍光体シートに照射された励起光の波長の光をカ
ットするものが選ばれているから、輝尽性蛍光体から発
せられた輝尽光のみが冷却CCDカメラ1のCCD7と
カメラレンズ17の間に位置している励起光カットフィ
ルタ16a、16b、16c、16dを透過して、CC
D7によって受光される。
【0022】こうして、所定の時間が経過し、ユーザ
が、キーボード6に露光終了信号を入力すると、CPU
30は、カメラ制御回路13に露光終了信号を出力す
る。カメラ制御回路13は、露光終了信号を受けると、
シャッタ10を閉じ、CCD7が電荷の形で蓄積してい
るアナログ画像データを、A/D変換器11に転送さ
せ、ディジタル化させて、ディジタル画像データを、画
像データバッファ12に一時的に記憶させる。以下、蛍
光物質の画像を坦持したゲル支持体または転写支持体が
画像担体40の場合と全く同様にして、放射性標識物質
の可視画像がCRT5の画面上に表示される。
【0023】本実施態様によれば、白色光を発する励起
光源20、20を用いているので、励起光源として、紫
外線光源を用いる場合に比し、ユーザの安全に配慮する
必要性がなく、安全でかつ低コストで、画像を生成する
ことが可能になる。さらに、フィルタ部材22を構成す
る4つの透過波長の異なるフィルタ22a、22b、2
2c、22dの中から、所望のフィルタを選択するとと
もに、励起光カットフィルタユニット16の円板25に
形成された4つの透過波長の異なる励起光カットフィル
タ16a、16b、16c、16dの中から、所望の励
起光カットフィルタを選択することにより、蛍光物質に
応じた波長の励起光で、蛍光物質を励起し、また、輝尽
性蛍光体を励起することができ、蛍光検出システムとオ
ートラジオグラフィシステムの双方に使用することが可
能となる。
【0024】図7は、本発明の他の実施態様にかかる画
像生成装置3の暗箱2の略縦断面図である。図7に示さ
れるように、本実施態様にかかる画像生成装置3は、暗
箱3の上部に設けられた一対の励起光源20、20に加
えて、暗箱2の底部に、白色光を発する第三の励起光源
41が設けられている。第三の励起光源41の上側に
は、第三のフィルタ部材42が配置されており、第三の
フィルタ部材42は、フィルタ部材22と同様に、円板
43を備え、円板43には、図8に示されるように、4
つの透過波長の異なるフィルタ42a、42b、42
c、42dが形成されており、円板43はCPU30に
よって制御されるモータ(図示せず)により、回転可能
に構成されている。第三のフィルタ部材42の上方に
は、拡散板44が支持部材(図示せず)によって支持さ
れており、画像担体40は拡散板44上に載置されるよ
うに構成されている。
【0025】本実施態様にかかる画像生成装置3におい
ては、蛍光物質の画像を坦持したゲル支持体または転写
支持体が画像担体40であるときは、蛍光物質の励起に
あたり、一対の励起光源20、20または第三の励起光
源41から、白色光がフィルタ部材22、22または第
三のフィルタ部材42を介して、画像担体40に照射さ
れ、他方、放射性標識物質の画像を坦持した蓄積性蛍光
体シートが画像担体40であるときは、前述の実施態様
と全く同様に、一対の励起光源20、20のみから、白
色光が第三のフィルタ部材42を介して、画像担体40
に照射されるように構成されている。さらに、本実施態
様においては、第三の励起光源41のみを用いて、フイ
ルムデンシトメトリあるいはディジタイザとして、画像
生成装置3を利用することもできる。
【0026】本発明は、以上の実施態様に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、
種々の変更が可能であり、それらも、本発明の範囲内に
包含されるものであることはいうまでもない。たとえ
ば、前記実施態様においては、画像生成装置3は一対の
励起光源20、20あるいはこれらに加えて、第三の励
起光源41を備えているが、少なくとも一つの励起光源
を備えていればよい。また、前記実施態様においては、
フィルタ部材22、22、第三のフィルタ部材42およ
び励起光カットフィルタユニット16は、いずれも、4
つの透過波長の異なるフィルタを備えているが、これら
が備えているフィルタの数は、画像を生成するために用
いる蛍光物質の種類などにしたがって、任意に決定する
ことができる。
【0027】さらに、前記実施態様においては、フィル
タ部材22、22、第三のフィルタ部材42および励起
光カットフィルタユニット16は、いずれも、円板状に
形成されているが、円板状に構成される必要性は必ずし
もなく、たとえば、矩形板によって構成し、その長手方
向に沿って、複数のフィルタを形成するようにしてもよ
い。また、前記実施態様においては、冷却CCDカメラ
1を用いているが、画像を生成するために用いる蛍光物
質から発せられる蛍光の光量および輝尽性蛍光体から発
せられる輝尽光の光量によっては、冷却手段を有さない
CCDカメラを用いることもできる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも蛍光検出シ
ステムとオートラジオグラフィシステムの双方に使用で
き、安全かつ低コストで、画像を生成することのできる
画像生成装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様にかかる画像生成装置を含む
画像生成システムの略正面図である。
【図2】図2は、冷却CCDカメラの略縦断面図であ
る。
【図3】図3は、暗箱の略縦断面図である。
【図4】図4は、各フィルタ部材の略正面図である。
【図5】図5は、励起光カットフィルタユニットの略一
部破断斜視図である。
【図6】図6は、パーソナルコンピュータのブロックダ
イアグラムである。
【図7】図7は、本発明の他の実施態様にかかる画像生
成装置3の暗箱2の略縦断面図である。
【図8】図8は、第三のフィルタ部材の略正面図であ
る。
【符号の説明】
1 冷却CCDカメラ 2 暗箱 3 画像生成装置 4 パーソナルコンピュータ 5 CRT 6 キーボード 7 CCD 8 伝熱板 9 ペルチェ素子 10 シャッタ 11 A/D変換器 12 画像データバッファ 13 カメラ制御回路 14 ガラス板 15 放熱フィン 16 励起光カットフィルタユニット 16a、16b、16c 励起光カットフィルタ 16d 開口部 17 カメラレンズ 20 励起光源 21 画像担体載置板 22、22 フィルタ部材 22a、22b、22c、22d フィルタ 23 フィルタ部材の円板 24 励起光カットフィルタユニットの筐体 24a 筐体の孔 25 励起光カットフィルタユニットの円板 26 モータ 30 CPU 31 画像データ転送手段 32 画像データ記憶手段 33 画像処理手段 34 画像表示手段 35 光源制御手段 36、36 モータ 37 モータ 40 画像担体 41 第三の励起光源 42 第三のフィルタ部材 42a、42b、42c、42d フィルタ 43 第三のフィルタ部材の円板 44 拡散板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 和浩 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2G043 AA01 BA16 CA03 CA07 DA02 DA06 EA01 EA19 FA01 GA02 GA08 GB07 GB18 GB19 JA02 LA03 MA01 2G083 AA03 AA09 BB04 DD13 DD14 DD18 EE10 4B029 AA07 AA23 BB01 BB11 BB12 BB20 FA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像担体に向けて、白色光を発する少な
    くとも一つの励起光源と、CCDカメラと、前記CCD
    カメラの前記画像担体側に設けられたカメラレンズと、
    前記励起光源の前記画像担体側に設けられたフィルタ手
    段と、前記CCDカメラと前記カメラレンズとの間に設
    けられた励起光カットフィルタ手段とを備え、前記フィ
    ルタ手段が透過波長を異にする複数のフィルタを備え、
    前記励起光カットフィルタ手段が透過波長を異にする複
    数の励起光カットフィルタを備え、前記複数のフィルタ
    が切り替え可能に構成されたことを特徴とする画像生成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記CCDカメラが冷却CCDカメラに
    よって構成されたことを特徴とする請求項1に記載の画
    像生成装置。
  3. 【請求項3】 さらに、画像担体の種類および蛍光物質
    の種類を入力する入力手段と、前記入力手段に入力され
    た入力データにしたがって、前記フィルタ手段を構成す
    る前記複数のフィルタの中から、所望のフィルタを選択
    する第一のフィルタ選択手段と前記励起光カットフィル
    タ手段を構成する前記複数の励起光カットフィルタの中
    から、所望の励起光カットフィルタを選択する第二のフ
    ィルタ選択手段を備えたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の画像生成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009526993A (ja) * 2006-02-15 2009-07-23 リ−コール インコーポレーティッド 分子撮像のための蛍光フィルタリングシステムおよび方法

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