JP2000101888A - 冷却ccdカメラ - Google Patents

冷却ccdカメラ

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JP2000101888A
JP2000101888A JP10263807A JP26380798A JP2000101888A JP 2000101888 A JP2000101888 A JP 2000101888A JP 10263807 A JP10263807 A JP 10263807A JP 26380798 A JP26380798 A JP 26380798A JP 2000101888 A JP2000101888 A JP 2000101888A
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ccd
lens
cooling
camera
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JP10263807A
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Hisashi Kobayashi
尚志 小林
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズフォーカスを調整した後、速やかに、
露光を開始することのできる冷却CCDカメラを提供す
ること。 【解決手段】 レンズ17と、CCD6と、CCDを冷
却する冷却素子8と、冷却素子に供給する電流をPID
制御に基づいて制御する冷却制御手段12とを備えた冷
却CCDカメラであって、さらに、レンズフォーカス調
整の完了を検出するレンズフォーカス調整完了検出手段
30と、レンズフォーカス調整完了検出手段がレンズフ
ォーカス調整の完了を検出したときに、所定の時間にわ
たり、PID制御の係数P、I、Dを変更して、冷却制
御手段に出力するPID制御係数変更手段13を備えた
冷却CCDカメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却CCD(電荷結合
素子)カメラに関するものであり、さらに詳細には、レ
ンズフォーカスを調整した後、速やかに、露光を開始す
ることのできる冷却CCDカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】蛋白質、核酸配列などの固定された高分
子を、化学発光物質と接触して、化学発光を生じさせる
標識物質により、選択的に標識し、標識物質によって選
択的に標識された高分子と、化学発光物質とを接触させ
て、化学発光物質と標識物質との接触によって生ずる可
視光波長域の化学発光を、光電的に検出して、ディジタ
ル画像信号を生成し、画像処理を施して、CRTなどの
表示手段あるいは写真フイルムなどの記録材料上に、化
学発光画像を再生して、遺伝子情報などの高分子に関す
る情報を得るようにした化学発光検出システムが知られ
ている。蛍光物質を標識物質として使用した蛍光検出
(fluorescence) システムが知られている。この蛍光検
出システムによれば、蛍光画像を読み取ることにより、
遺伝子配列、遺伝子の発現レベル、蛋白質の分離、同
定、あるいは、分子量、特性の評価などをおこなうこと
ができ、たとえば、電気泳動させるべき複数のDNA断
片を含む溶液中に、蛍光色素を加えた後に、複数のDN
A断片をゲル支持体上で電気泳動させ、あるいは、蛍光
色素を含有させたゲル支持体上で、複数のDNA断片を
電気泳動させ、あるいは、複数のDNA断片を、ゲル支
持体上で、電気泳動させた後に、ゲル支持体を蛍光色素
を含んだ溶液に浸すなどして、電気泳動されたDNA断
片を標識し、励起光によって、蛍光色素を励起して、生
じた蛍光を検出することによって、画像を生成し、ゲル
支持体上のDNAを分布を検出したり、あるいは、複数
のDNA断片を、ゲル支持体上で、電気泳動させた後
に、DNAを変性(denaturation) し、次いで、サザン
・ブロッティング法により、ニトロセルロースなどの転
写支持体上に、変性DNA断片の少なくとも一部を転写
し、目的とするDNAと相補的なDNAもしくはRNA
を蛍光色素で標識して調製したプローブと変性DNA断
片とをハイブリダイズさせ、プローブDNAもしくはプ
ローブRNAと相補的なDNA断片のみを選択的に標識
し、励起光によって、蛍光色素を励起して、生じた蛍光
を検出することにより、画像を生成し、転写支持体上の
目的とするDNAを分布を検出したりすることができ
る。さらに、標識物質により標識した目的とする遺伝子
を含むDNAと相補的なDNAプローブを調製して、転
写支持体上のDNAとハイブリダイズさせ、酵素を、標
識物質により標識された相補的なDNAと結合させた
後、蛍光基質と接触させて、蛍光基質を蛍光を発する蛍
光物質に変化させ、励起光により、生成された蛍光物質
を励起して、生じた蛍光を検出することにより、画像を
生成し、転写支持体上の目的とするDNAの分布を検出
したりすることもできる。この蛍光検出システムは、オ
ートラジオグラフィのように、放射性物質を使用するこ
となく、簡易に、遺伝子配列などを検出することができ
るという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような化学発光検
出システムや蛍光検出システムにおいて、CCDカメラ
を用いて、化学発光画像や蛍光画像を生成する画像生成
装置が知られている。しかし、化学発光や蛍光はきわめ
て微弱な光であるため、化学発光画像や蛍光画像を生成
するためには、長時間の露光が必要とされ、そのため、
CCDが発熱して、暗電流が発生し、感度良く、化学発
光画像や蛍光画像を生成することが困難であり、したが
って、化学発光検出システムや蛍光検出システムに用い
られるCCDカメラは、CCDを冷却するペルチエ素子
などの冷却素子を備えており、さらに、ペルチエ素子な
どの冷却素子に供給される電流をPID制御して、CC
Dの温度が一定になるように制御する冷却制御手段を備
えているのが通常であった。
【0004】しかしながら、レンズフォーカスの調整時
には、頻繁に、画像を生成して、CRTの画面などに表
示をして、レンズフォーカスを調整する必要があるた
め、露光時や露光待機時に比べて、CCDの発熱量が大
きく、したがって、単に、冷却温度をPID制御すると
きは、レンズフォーカスの調整が完了して、露出可能状
態になった時に、CCDの温度が不安定で、温度が安定
するまでは、露光を開始することができないという問題
があった。したがって、本発明は、レンズフォーカスを
調整した後、速やかに、露光を開始することのできる冷
却CCDカメラを提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【発明の構成】本発明のかかる目的は、レンズと、CC
Dと、前記CCDを冷却する冷却素子と、前記冷却素子
に供給する電流をPID制御に基づいて制御する冷却制
御手段とを備えた冷却CCDカメラであって、さらに、
レンズフォーカス調整の完了を検出するレンズフォーカ
ス調整完了検出手段と、前記レンズフォーカス調整完了
検出手段がレンズフォーカス調整の完了を検出したとき
に、所定の時間にわたり、前記PID制御の係数P、
I、Dを変更して、前記冷却制御手段に出力するPID
制御係数変更手段を備えた冷却CCDカメラによって達
成される。本発明によれば、レンズフォーカスの調整完
了後、所定時間の間のみ、PID制御の係数P、I、D
を変更して、冷却素子に供給される電流をPID制御し
ているので、係数P、I、Dを一定に保持して、冷却素
子に供給される電流をPID制御することに起因するレ
ンズフォーカスの調整完了後のCCDの温度の大きな変
動をなくすことができ、レンズフォーカスの調整完了
後、ただちに、冷却CCDカメラの露光を開始すること
が可能になる。
【0006】本発明の好ましい実施態様においては、前
記冷却素子がペルチエ素子により構成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明にかかる好ましい実施態様につき、詳細に説明を加え
る。図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる冷却C
CDカメラを含む画像生成装置の略正面図である。本実
施態様にかかる画像生成装置は、化学発光物質と標識物
質との接触によって生ずる化学発光および蛍光物質の画
像を担持している画像担体からの蛍光を検出し、可視画
像を生成可能に構成されている。図1において、画像生
成装置は、冷却CCDカメラ1、暗箱2およびパーソナ
ルコンピュータ3とを有している。図1に示されるよう
に、パーソナルコンピュータ3は、CRT4とキーボー
ド5を備えている。
【0008】図2は、冷却CCDカメラ1の略縦断面図
である。図2に示されるように、冷却CCDカメラ1
は、CCD6と、アルミニウムなどの金属により作られ
た伝熱板7と、CCD6を冷却するためのペルチエ素子
8と、CCD6の前面に配置されたシャッタ9と、CC
D6が生成したアナログ画像データをディジタル画像デ
ータに変換するA/D変換器10と、A/D変換器10
によってディジタル化された画像データを一時的に記憶
する画像データバッファ11と、ペルチエ素子8に供給
される電流をPID制御する冷却制御部12と、冷却制
御部12において実行されるPID制御の係数を設定す
るPID制御係数設定部13と、冷却CCDカメラ1の
動作を制御するカメラ制御回路14とを備えている。暗
箱2との間に形成された開口部は、ガラス板15によっ
て閉じられており、冷却CCDカメラ1の周囲には、ペ
ルチエ素子8が発する熱を放熱するための放熱フィン1
6が長手方向のほぼ全面にわたって形成されている。
【0009】ガラス板15の前面の暗箱2内には、レン
ズフォーカス調整機能を有するカメラレンズ17が取付
けられている。図3は、暗箱2の略縦断面図である。図
3に示されるように、暗箱2内には、発光波長中心が4
50nmの励起光を発する第一の青色LED光源21が
設けられており、第一の青色LED光源21の斜め上方
には、発光波長中心が450nmの励起光を発する第二
の青色LED光源22および第三の青色LED光源23
が設けられている。第一の青色LED光源21の上面に
は、フィルタ24が貼着され、第二の青色LED光源2
2および第三の青色LED光源23の前面には、それぞ
れ、フィルタ25およびフィルタ26が貼着されてい
る。フィルタ24、25、26は、450nm近傍の波
長以外の蛍光物質の励起に有害な光をカットし、450
nm近傍の波長の光のみを透過する性質を有している。
カメラレンズ17の前面には、450nm近傍の励起光
をカットするフィルタ27が、取り外し可能に設けられ
ている。
【0010】図4は、パーソナルコンピュータ3の周辺
のブロックダイアグラムである。図4に示されるよう
に、パーソナルコンピュータ3は、冷却CCDカメラ1
の露出を制御するCPU30と、冷却CCDカメラ1の
生成した画像データを画像データバッファ11から読み
出す画像データ転送手段31と、画像データ転送手段3
1によって読み出された画像データに画像処理を施し、
画像データ記憶手段32に記憶させる画像処理手段33
と、画像データ記憶手段32に記憶された画像データに
基づいて、CRT4の画面上に可視画像を表示する画像
表示手段34とを備えている。第一の青色LED光源2
1、第二の青色LED光源22および第三の青色LED
光源23は、光源制御手段35により制御されており、
光源制御手段35には、キーボード5から、CPU30
を介して、指示信号が入力されるように構成されてい
る。CPU30は、冷却CCDカメラ1のカメラ制御回
路14に種々の信号を出力可能に構成されている。
【0011】図5は、CCD6の周辺のブロックダイア
グラムである。図5に示されるように、CCD6は、光
電センサ40と出力増幅器42を備えており、光電セン
サ40に蓄積された電荷は、電荷転送路44を介して、
出力増幅器42に送られて、出力されるように構成され
ている。電荷転送路44からの電荷の転送は、読み出し
制御回路46によって制御され、読み出し制御回路46
は、カメラ制御回路14により制御されている。本発明
の実施態様にかかる冷却CCDカメラ1を備えた画像生
成装置は、蛍光物質の画像を担持している画像担体から
の蛍光および化学発光物質と標識物質との接触により生
ずる化学発光を検出し、蛍光画像および化学発光画像を
生成可能に構成されており、蛍光画像を生成する場合に
は、以下のようにして、蛍光物質の画像を担持している
画像担体からの蛍光を検出し、可視画像を生成する。こ
こに、画像担体が蛍光物質の画像を担持しているとは、
蛍光色素によって標識された試料の画像を担持している
場合と、酵素を標識された試料と結合させた後に、酵素
を蛍光基質と接触させて、蛍光基質を蛍光を発する蛍光
物質に変化させ、得られた蛍光物質の画像を担持してい
る場合とを包含している。
【0012】まず、ユーザーにより、第一の青色LED
光源21がオンされ、カメラレンズ17を用いて、レン
ズフォーカス合わせがなされる。レンズフォーカス合わ
せにあたっては、ユーザーは、CRT4の画面上に表示
された画像を観察しながら、マニュアル操作で、レンズ
フォーカス合わせをおこなうため、CCD6の光電セン
サ40に蓄積された電荷は、次々に、電荷転送路44を
介して、出力増幅器42に送られて、出力され、CRT
4の画面上に画像が表示される。したがって、CCD6
の発熱量が、露光状態ないし露光待機状態に比して、大
きくなる。図6は、CCD6の温度を示すものであり、
図6(a) はペルチエ素子8に供給れれる電流の制御をお
こなわないときのCCD6の温度、図6(b) はペルチエ
素子8に供給される電流をPID制御の係数をP=a、
I=b、D=cに保持したまま、PID制御した場合の
CCD6の温度、図6(c) はレンズフォーカス合わせの
完了後、所定時間Tの間のみ、PID制御の係数をP=
a’、I=b’、D=c’に変更して、ペルチエ素子8
に供給される電流をPID制御した場合のCCD6の温
度を、それぞれ、示している。
【0013】図6(a) に示されるように、CCD6の温
度は、ペルチエ素子8に供給される電流の制御をおこな
わないときには、レンズフォーカス合わせが開始される
と、上昇し、レンズフォーカス合わせ完了後も、しばら
くの間は、もとの温度に復帰しない。これに対して、P
ID制御の係数をP=a、I=b、D=cに保持したま
ま、ペルチエ素子8に供給される電流をPID制御した
場合には、図6(b) に示されるように、レンズフォーカ
ス合わせを開始した直後に、CCD6の温度に変動が見
られるものの、比較的速やかに、CCD6の温度は、レ
ンズフォーカス合わせの開始前の温度に復帰する。しか
しながら、レンズフォーカス合わせ完了後は、しばらく
の間、CCD6の温度は大きく変動する。したがって、
冷却CCDカメラ1の露光は、レンズフォーカス合わせ
完了後、所定時間Tが経過して、CCD6の温度が安定
するまでは開始することができない。
【0014】そこで、本実施態様においては、レンズフ
ォーカス合わせ完了後、所定時間Tの間は、PID制御
の係数をP=a’、I=b’、D=c’に変更して、ペ
ルチエ素子8に供給される電流をPID制御し、その後
に、PID制御の係数をP=a、I=b、D=cに復帰
させるように構成している。このように、ペルチエ素子
8に供給される電流をPID制御する場合には、図6
(c) に示されるように、PID制御の係数をP=a、I
=b、D=cに保持したまま、ペルチエ素子8に供給さ
れる電流をPID制御した場合に生ずるCCD6の温度
大きな変動を抑制することができ、レンズフォーカス合
わせ完了後、ただちに、冷却CCDカメラ1の露光を開
始することが可能になる。すなわち、本実施態様におい
ては、レンズフォーカス合わせが完了すると、ユーザー
により、キーボード5を介して、CPU30にレンズフ
ォーカス合わせ完了信号が入力され、レンズフォーカス
合わせ完了信号を受けると、CPU30は、カメラ制御
回路14にレンズフォーカス合わせ完了信号を出力す
る。カメラ制御回路14はレンズフォーカス合わせ完了
信号を受けると、PID制御係数設定部13に、PID
制御係数変更信号を出力し、PID制御係数設定部13
は、PID制御の係数をP=a’、I=b’、D=c’
に変更して、冷却制御部12に出力する。その結果、冷
却制御部12は、入力されたPID制御の係数をP=
a’、I=b’、D=c’にしたがって、ペルチエ素子
8に供給される電流をPID制御する。レンズフォーカ
ス合わせ完了信号が入力されてから、所定時間Tが経過
すると、CPU30は遷移時間経過信号をカメラ制御回
路14に出力し、カメラ制御回路14は、PID制御係
数設定部13に、PID制御係数復帰信号を出力する。
PID制御係数設定部13は、冷却制御部12に、PI
D制御の係数をP=a、I=b、D=cに設定し直させ
て、ペルチエ素子8に供給される電流のPID制御を実
行させる。
【0015】こうして、レンズフォーカス合わせが完了
すると、蛍光画像を担持しているサンプルがフィルタ2
4上に載置され、暗箱2が閉じられる。その後、ユーザ
ーがキーボード5に露出開始信号を入力すると、光源制
御手段35によって、第一の青色LED光源21あるい
は第二の青色LED光源22および第三の青色LED光
源23がオンされて、画像担体(図示せず)に向けて、
励起光が発せられる。同時に、露出開始信号は、CPU
30を介して、冷却CCDカメラ1のカメラ制御回路1
4に入力され、カメラ制御回路12により、シャッタ9
が開かれ、CCD6の露出が開始される。第一の青色L
ED光源21あるいは第二の青色LED光源22および
第三の青色LED光源23から発せられた励起光は、フ
ィルタ24、25、26により、450nm近傍の波長
の光以外の波長成分がカットされ、その結果、450n
m近傍の波長の光によって、画像担体中の蛍光物質が励
起されて、蛍光が発せられる。
【0016】画像担体中の蛍光物質から発せられた蛍光
は、フィルタ27およびカメラレンズ17を介して、冷
却CCDカメラ1のCCD6の光電面に入射し、光電面
に画像を形成する。CCD6の光電センサ40は、こう
して、光電面に形成された画像の光を受け、これを電荷
の形で蓄積する。フィルタ27によって、励起光である
450nm近傍の波長の光がカットされるため、画像担
体18中の蛍光物質から発せられた蛍光のみが、CCD
6の光電センサ40によって受光される。所定の露出時
間が経過すると、CPU30は、冷却CCDカメラ1の
カメラ制御回路14に露出完了信号を出力する。カメラ
制御回路14は、CPU30から露出完了信号を受ける
と、読み出し制御回路46を駆動して、CCD6の光電
センサ40が電荷の形で蓄積したアナログ画像データ
を、電荷転送路44を介して、10フレーム/sec 未満
の低速で、出力増幅器42に送り、さらに、A/D変換
器10に転送させて、ディジタル化し、画像データバッ
ファ11に一時的に記憶させる。
【0017】カメラ制御回路14に露出完了信号を出力
するのと同時に、CPU30は、画像データ転送手段3
1にデータ転送信号を出力して、冷却CCDカメラ1の
画像データバッファ11から画像データを読み出させ、
画像処理手段33に入力させる。画像処理手段33は、
画像データ転送手段31から入力された画像データに画
像処理を施し、画像データ記憶手段32に記憶させる。
その後、ユーザーがキーボード5に画像生成信号を入力
すると、画像表示手段35により、データ記憶手段33
に記憶された画像データが読み出され、読み出された画
像データに基づいて、CRT4の画面上に、蛍光画像が
表示される。化学発光画像を生成する場合には、フィル
タ27を取り除き、第一の青色LED光源21、第二の
青色LED光源22および第三の青色LED光源23を
いずれもオフ状態に保持し、フィルタ24上に、化学発
光を発するサンプルを載置して、サンプルから発せられ
る化学発光を検出する以外は、蛍光画像を生成する場合
と全く同様にして、サンプルから発せられる化学発光
を、カメラレンズ17を介して、CCD6の光電センサ
40により光電的に検出させ、アナログ画像データを生
成する。CCD6の光電センサ40が電荷の形で生成し
たアナログ画像データは、電荷転送路42、出力増幅器
44を介して、A/D変換器10に出力されて、ディジ
タル化され、画像データバッファ11に一時的に記憶さ
れた後、データ演算部12によって、暗電流補正が施さ
れ、画像データバッファ11を介して、パーソナルコン
ピュータ3に送られて、CRT4の画面上に化学発光画
像が表示される。
【0018】本実施態様によれば、PID制御の係数
P、I、Dを、レンズフォーカス合わせの完了後、所定
時間Tの間のみ、P=a’、I=b’、D=c’に変更
して、ペルチエ素子8に供給される電流をPID制御し
ているので、係数P、I、Dを一定に保持して、ペルチ
エ素子8に供給される電流をPID制御することに起因
するレンズフォーカス合わせの完了後のCCD6の温度
の大きな変動をなくすことができ、レンズフォーカス合
わせの完了後、ただちに、冷却CCDカメラ1の露光を
開始することが可能になる。本発明は、以上の実施態様
に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発
明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明
の範囲内に包含されるものであることがいうまでもな
い。
【0019】たとえば、前記実施態様においては、カメ
ラ制御回路14は、レンズフォーカス合わせの完了後、
ユーザーからの入力信号にしたがって、レンズフォーカ
ス合わせの完了を検出し、PID制御係数設定部13に
より、PID制御の係数をP=a’、I=b’、D=
c’に変更させ、冷却制御部12が、ペルチエ素子8に
供給される電流をPID制御するように構成されている
が、レンズフォーカス合わせの完了時に、ユーザーが暗
箱2の扉を閉じたことを検出して、PID制御係数設定
部13により、PID制御の係数をP=a’、I=
b’、D=c’に変更させ、冷却制御部12が、ペルチ
エ素子8に供給される電流をPID制御するように構成
することもできる。さらに、本発明において、手段と
は、必ずしも物理的手段を意味するものではなく、各手
段の機能がソフトウエアによって実現される場合も包含
する。また、一つの手段の機能が二以上の物理的手段に
より実現されても、二以上の手段の機能が一つの物理的
手段により実現されてもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、レンズフォーカスを調
整した後、速やかに、露光を開始することのできる冷却
CCDカメラを提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる冷
却CCDカメラを含む画像生成装置の略正面図である。
【図2】図2は、冷却CCDカメラと暗箱の略縦断面図
である。
【図3】図3は、暗箱の略縦断面図である。
【図4】図4は、パーソナルコンピュータの周辺のブロ
ックダイアグラムである。
【図5】図5は、CCDの周辺のブロックダイアグラム
である。
【図6】図6(a) はペルチエ素子8に供給れれる電流の
制御をおこなわないときのCCDの温度変化を示すグラ
フ、図6(b) はペルチエ素子に供給される電流をPID
制御の係数をP=a、I=b、D=cに保持したまま、
PID制御した場合のCCDの温度変化を示すグラフ、
図6(c) はレンズフォーカス合わせ完了後、所定時間T
の間のみ、PID制御の係数をP=a’、I=b’、D
=c’に変更して、ペルチエ素子に供給される電流をP
ID制御した場合のCCD6温度変化を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 冷却CCDカメラ 2 暗箱 3 パーソナルコンピュータ 4 CRT 5 キーボード 6 CCD 7 伝熱板 8 ペルチエ素子 9 シャッタ 10 A/D変換器 11 画像データバッファ 12 冷却制御部 13 PID制御係数設定部 14 カメラ制御回路 15 ガラス板 16 放熱フィン 17 カメラレンズ 18 画像担体 21 第一の青色LED光源 22 第二の青色LED光源 23 第三の青色LED光源 24 フィルタ 25 フィルタ 26 フィルタ 27 フィルタ 30 CPU 31 画像データ転送手段 32 画像データ記憶手段 33 画像処理手段 34 画像表示手段 35 光源制御手段 40 光電センサ 42 出力増幅器 44 電荷転送路 46 読み出し制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 35/28 H01L 27/14 B Fターム(参考) 4M118 AA10 AB01 BA10 GA04 HA20 HA36 5C022 AA08 AB21 AB37 AB38 AC42 AC43 AC52 AC55 AC61 5H004 GA02 GB20 HA01 HA06 HA16 HB01 HB15 JA23 JB05 JB06 JB09 JB19 KA62 KB02 KB04 KB06 KC39 LB07 MA32

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズと、CCDと、前記CCDを冷却
    する冷却素子と、前記冷却素子に供給する電流をPID
    制御に基づいて制御する冷却制御手段とを備えた冷却C
    CDカメラにおいて、さらに、レンズフォーカス調整の
    完了を検出するレンズフォーカス調整完了検出手段と、
    前記レンズフォーカス調整完了検出手段がレンズフォー
    カス調整の完了を検出したときに、所定の時間にわた
    り、前記PID制御の係数P、I、Dを変更して、前記
    冷却制御手段に出力するPID制御係数変更手段を備え
    たことを特徴とする冷却CCDカメラ。
  2. 【請求項2】 前記冷却素子がペルチエ素子であること
    を特徴とする請求項1に記載の冷却CCDカメラ。
JP10263807A 1998-09-18 1998-09-18 冷却ccdカメラ Pending JP2000101888A (ja)

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JP10263807A JP2000101888A (ja) 1998-09-18 1998-09-18 冷却ccdカメラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008177917A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Canon Inc 固体撮像装置
KR102060367B1 (ko) 2018-03-29 2019-12-30 (주)하이비젼시스템 온도 제어 지그를 통한 카메라 모듈 해상력 검사 장치
US11936966B2 (en) 2021-01-27 2024-03-19 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Imaging device with cooling mechanism

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