JP2000230664A - 遮断弁 - Google Patents

遮断弁

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JP2000230664A
JP2000230664A JP11034058A JP3405899A JP2000230664A JP 2000230664 A JP2000230664 A JP 2000230664A JP 11034058 A JP11034058 A JP 11034058A JP 3405899 A JP3405899 A JP 3405899A JP 2000230664 A JP2000230664 A JP 2000230664A
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Masaki Yamaguchi
正樹 山口
文雄 ▲たか▼岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型でシール面の広い遮断弁を実現する。 【解決手段】 板金製フランジ3の対向する2辺から駆
動機構2側に曲げ加工した係止爪3c,3dのほぼ中央
根本に曲げ加工を逃げる穴3e,3fを開口するように
構成している。これによって、係止爪の曲げアールによ
ってガスシール面3kの巾が減少することを防止し、ま
たアルミダイキャスト製のフランジを備えた遮断弁のフ
ランジ外形寸法に合わせて設計された従来のメータ上ケ
ースに装着した場合でも気密性が損なわれないという効
果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスメータに内蔵
されガスの事故を未然に防ぐガス遮断装置の遮断アクチ
ュエータとして使用される遮断弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス事故を未然に防ぐため、従来より種
々の安全装置が利用されており、中でもガスメータに内
蔵され流量センサによりガスの流量を監視しマイクロコ
ンピュータによりガスの使用状態を異常使用と判断した
場合や、地震センサ,ガス圧力センサ,ガス警報器など
のセンサの状況を監視し危険状態と判断した場合は、ガ
スメータに内蔵された遮断弁によりガスを遮断する電池
電源によるマイクロコンピュータ搭載ガス遮断装置内蔵
ガスメータ(以下マイコンメータと省略する)は、安全
性,ガス配管の容易性,低価格等の優位性のため普及が
促進され、近年ほぼ全世帯普及されるに至っている。
【0003】このマイコンメータの本体部分は、その大
半は、ガス入口,出口,弁室,および遮断弁と制御手段
を装着可能な電装室を有するメータ上ケースと、計量部
を内蔵するメータ下ケースと、制御室の開口部を覆うフ
タで構成されている。
【0004】従来マイコンメータの遮断弁としては、自
己保持型電磁ソレノイドをアクチュエータとした遮断弁
が主に利用されていた。
【0005】以下に従来の遮断弁について説明する。第
1の従来の遮断弁は、特開昭62−180183号公報
に開示されている。その遮断弁を図4に示した。図4に
おいて、ガス通路101には、ガスの入口101aとガ
スの出口101bを設け、出口101bには弁座102
を設けている。
【0006】磁性体のヨーク103には、磁性体金属製
の吸着片104が固定されており、その上のプランジャ
105と永久磁石106とにより磁気回路107a,1
07bが形成されている。プランジャ105と吸着片1
04は、吸着面108で吸着している。プランジャ10
5の先端部にはベンゴム109が装着され、その下の弁
ゴム受け110と台座111の間にはバネ112が設け
られている。ヨーク103の内側には、中央孔部にパイ
プ113を挿入したコイルボビン114がありその外側
にコイル銅線115を巻き付けるとともに、コイル銅線
115にはリード線116a,117bが接続されてい
る。
【0007】パイプ113の内面および吸着片104に
設けた溝部にはシールパッキン材料117を設け、更に
パイプ113の上方では台座111にあけた貫通孔11
8にパイプ113を通すとともに、その外周と台座11
1の間にシールパッキン材料119を設けている。
【0008】ヨーク103には固定板120が固定され
ており台座111の足部121にネジで固定されてい
る。また、固定板120はヨーク103と一体的に形成
されていることもある。台座111は通常アルミダイキ
ャスト製である。
【0009】台座111はシールパッキン材料122を
介してガス通路101のボデー123に固定されてい
る。シールパッキン122には一般的にはコルクシート
が使用され、有効にガスシールするためには、ボデー1
23と台座111とで挟持される部分にある一定の幅、
すなわちガスシール巾が確保されている。
【0010】以上のように構成された遮断弁について、
以下その動作について説明する。開弁保持状態において
は、永久磁石106の磁力でプランジャ105と吸着片
104は吸着面108で吸着しており、ベンゴム109
は弁座102から離れた状態になっていてガス通路は開
放している。図に表記していないガスメータに内蔵され
流量センサによりガスの流量を監視しマイクロコンピュ
ータによりガスの使用状態を異常使用と判断した場合
や、地震センサ,ガス圧力センサ,ガス警報器などのセ
ンサの状況を監視し危険状態と判断した場合等には、コ
イル銅線115に電流が印加され、吸着面108の磁束
が減少し、プランジャ105はバネ112の反力に付勢
され吸着片104から離脱し、ベンゴム109が弁座1
02に当接しガス通路101を遮断し、その後前記電流
の印加を停止した時も閉弁状態を保持する。コイル銅線
115に前記の逆電流を印加しプランジャ105と吸着
片104との吸引力が増大したり、外力によってベンゴ
ム109を台座111側に付勢した場合、再度プランジ
ャ105と吸着片104が吸着し、ガス通路101を開
放する。
【0011】以上のような、第1の従来例における遮断
弁は、比較的単純な構造、少ない電力量でガス通路を開
閉できるため、広く普及したが、台座111がアルミダ
イキャスト製で比較的高価なため、ガス事業者の投資負
担が大きく、また、アルミダイキャスト製で磁気的には
非磁性体であるため別途電磁ヨークが必要な場合が多
く、軸方向に大型化するという問題点があった。このた
め、以下の第2の従来例のような遮断弁が考案され、普
及した。
【0012】第2の従来の遮断弁は、特開平6−323
462号公報に開示されている。その遮断弁を図5に示
した。
【0013】図5において、駆動部Kはプランジャ20
3を図の左右に運動させる励磁力を与える中空のコイル
201,磁気回路を形成するヨーク204,吸引片20
2を励磁する永久磁石205,ヨーク204がカシメ止
めされていて主通路Sに気密に固定されるベース20
6,プランジャ203が摺動するガイドパイプ207,
流通気体であるガスをシールするOリング208,20
8aよりなっている。弁体側の説明は省略する。
【0014】第1の従来例と異なるのは、台座すなわち
ベース206が板金加工された鋼板製でヨーク204と
締結されている点である。このベース206は中心軸の
対称位置に中心軸の同心円に対して垂線方向に曲げアー
ル206Rを有する係合爪206aがコイル201側に
曲げ起こされて形成されている。
【0015】この第2の従来例によれば、第1の従来例
の遮断弁と同等のガス気密性と構造強度を維持しなが
ら、比較的安価で、また、ベース206が継鉄の機能も
有するため部品点数を削減できると同時に軸方向に小型
な遮断弁を構成することができ、近年ではマイコンメー
タ用遮断弁の主流になっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】マイコンメータの健全
性を確保するには、遮断弁やゴム部品といった内蔵機構
や電子部品の寿命、および計量精度維持のため、定期的
な部品交換やマイコンメータ全体の交換が必要である。
近年では、環境保全,リサイクル意識の向上、ガス事業
者の負担の減少といった理由から、耐久劣化の少ないガ
ス通路部、外装部品などのリサイクルの要求が高まって
いる。一方で、遮断弁の形態としては、加工上アルミダ
イキャスト製より廉価で、特に鋼製の場合は自己保持型
電磁ソレノイドの継鉄の機能も有する。板金製のフラン
ジすなわちベース206を備えた第2の従来例に記載し
た遮断弁の需要が高まっている。
【0017】しかしながら、上記の板金製のベース20
6を備えた第2の従来例の構成では、ベース206に形
成された係止爪206aの根本の曲げアール206Rの
ため、またメータ上ケースとの間のパッキンのガスシー
ル巾が概ねベース206の板厚206t分減少し、メー
タ上ケースとベース206間の気密性が低下するため、
第1の従来例のアルミダイキャスト製のフランジすなわ
ち台座111を備えた遮断弁のフランジ外形寸法に合わ
せて設計されたメータ上ケースを再利用することができ
ないという課題を有していた。
【0018】本発明はこのような従来の課題に鑑み、板
金製のフランジを備え、かつアルミダイキャスト製のフ
ランジを備えた遮断弁のフランジ外形寸法に合わせて設
計されたメータ上ケースに装着した場合でも気密性が損
なわれない遮断弁を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、本発明の遮断弁においては、駆動機構と、駆
動機構を固定されたフランジと、駆動機構に連結しフラ
ンジを挟んで突出した弁体とで構成され、フランジの駆
動機構側と弁体側との間の気密性を付与する気密手段を
有する遮断弁において、弁室にパッキンを介して取り付
けられるフランジは概ね四角形の辺を有する板金製で、
対向する2辺のほぼ中央から駆動機構側に係止爪が曲げ
加工されており、個々の係止爪のほぼ中央の根元に曲げ
加工を逃げる穴が開口され、駆動機構は前記係止穴と嵌
合されている。これによって、板金製のフランジを備
え、かつ、アルミダイキャスト製のフランジを備えた遮
断弁のフランジ外形寸法に合わせて設計されたメータ上
ケースに装着した場合でも気密性が損なわれない遮断弁
を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、駆動機構と、駆動機構を固定されたフランジと、駆
動機構に連結しフランジを挟んで突出した弁体とで構成
され、フランジの駆動機構側と弁体側との間の気密性を
付与する気密手段を有する遮断弁において、弁室にパッ
キンを介して取り付けられるフランジは概ね四角形の辺
を有する板金製で、対向する2辺のほぼ中央から駆動機
構側に係止爪が曲げ加工されており、個々の係止爪のほ
ぼ中央の根元に曲げ加工を逃げる穴が開口され、駆動機
構は前記係止穴と嵌合されている。これによって、板金
製のフランジを備え、かつ、アルミダイキャスト製のフ
ランジを備えた遮断弁のフランジ外形寸法に合わせて設
計されたメータ上ケースに装着した場合でも気密性が損
なわれない遮断弁を提供することができる。
【0021】本発明の請求項2に記載の発明は、係止爪
根元の穴部におけるフランジ平面縁部形状は、概ねフラ
ンジ中心軸を中心とし、概ねフランジの中心から係止爪
の根元までの最短距離を半径とする、概ね円弧形に形成
されている。これによって、ほぼ均等なガスシール巾を
有する小型の遮断弁を提供できる。
【0022】本発明の請求項3に記載の発明は、係止爪
は、フランジの四辺すべてに形成されている。これによ
って、取り付け位置や端子取り出し位置の差によってメ
ータ上ケースに対する取り付けネジ孔が90度回転した
場合においても、一種類のフランジで実現でき、取り付
けの自由度が向上する。
【0023】本発明の請求項4に記載の発明は、駆動機
構をフランジと挟み込んで両端が係止爪と嵌合された概
ねコの字状のフレームを備えている。これによって、駆
動機構を中心軸に対して均等な荷重で締結できる。
【0024】本発明の請求項5に記載の発明は、駆動機
構は電磁ソレノイドで、フランジは鋼製である。これに
よって、駆動機構が電磁ソレノイドの場合に、鋼製のフ
ランジは電磁ヨークとして機能するため、部品点数を削
減でき、軸方向の小型化ができる。
【0025】本発明の請求項6に記載の発明は、フレー
ムは鋼製である。これによって、鋼製のフレームは電磁
ヨークとして機能するため、部品点数を削減できる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1から図
3を用いて説明する。
【0027】(実施例1)図1は、本発明の遮断弁、お
よび、メータ上ケースの一部を遮断弁の中心で断面をと
った断面図である。
【0028】図1において、1は再生利用したいアルミ
ダイキャスト製のフランジを備えた遮断弁のフランジ外
形寸法に合わせて設計されたメータ上ケースの一部分で
あり、ガス入口1a,ガス出口1b,弁座1c,弁座1
cと同軸の概ね円形に形成された弁室1d、弁室の外側
で遮断弁を取り付け可能な取付台1e,取付台1eに概
ね垂直に配設され遮断弁と制御手段を装着可能な電装室
の内壁を形成する壁1f、同様に計量室とのガス隔壁を
形成する壁1gとが一体的に形成されている。
【0029】遮断弁の駆動機構2は、永久磁石11と、
永久磁石11の一極に当接して配設された吸着片12
と、吸着片12と同軸に配設された電磁コイル13と、
吸着片12の外側から電磁コイル13の中心穴の内側を
経て電磁コイル13から突出して配設された非磁性体製
のパイプ14と、概ね中央が永久磁石11の他極に当接
して配設され電磁コイル13の外側を覆って概ねコの字
型に形成されたヨーク15と、ヨーク15との間で電磁
コイル13を挟持するフランジ3と、フランジ3とパイ
プ14間を気密に保持するシール部材4aと、パイプ1
4と吸着片12間を気密に保持するシール部材4bと、
一端が吸着片12に当接可能で他端がフランジ3から弁
室1d側に突出してその端に弁体6を取り付けられパイ
プ14内を摺動可能に配設されたプランジャ16とで構
成されている。
【0030】弁体6は、中央に穴17aを有し、穴17
aの駆動機構2側にプランジャ16に形成された副弁1
6aに当接可能な副弁座17bを形成され、反対面外周
部に弁座1cと当接可能な主弁17cを形成されたベン
ゴム17と、ベンゴム17の駆動機構2側に配設された
弁ゴム受け18と、ベンゴム17の弁座1c側に配設さ
れた弁ゴム押さえ19と、プランジャ16の端に配設さ
れたスプリング受け20と、フランジ3と弁ゴム受け1
8との間に弁体6を弁座1c方向に付勢するよう圧縮し
て配設されたスプリング21と、弁ゴム押さえ19とス
プリング受け20との間に副弁16aを副弁座17bの
方向に付勢するよう圧縮して配設されスプリング21よ
り付勢力の強いスプリング22とで構成されている。
【0031】フランジ3は、四角形の辺を有する鋼板の
板金製で、対向する2辺3a,3bのほぼ中央から駆動
機構側に係止爪3c,3dが曲げ加工されており、個々
の係止爪3c,3dのほぼ中央の根元に曲げ加工を逃げ
る穴3e,3fが開口され、平面部3gの概ね中央に穴
3hを有しその穴3hにパイプ14を挿入して電磁コイ
ル13をはさんでヨーク15と係止爪3c,3dが嵌合
され、メータ上ケース1の取付台1eにパッキン5を介
して取り付けられている。
【0032】以上のように構成された本発明の遮断弁の
動作に関しては、従来の遮断弁とほぼ同様であるので、
説明を省略する。
【0033】上記の本発明の遮断弁は、フランジ3の係
止爪3c,3dの根本に穴3e,3fが開口されている
ため、係止穴の根本の曲げアール3i,3jがメータ上
ケース1の弁室1dの内周円から離れた位置となり、平
面部3gに形成された取付台1eとのガスシール用平面
3k(以下ガスシール面と省略する)をフランジ3の対
面巾3Lに近い位置まで拡大することができるため、板
金製フランジ3の外形寸法すなわち対面巾3Lを拡大す
ることなく広いガスシール面3kを得ることができ、ま
たアルミダイキャスト製のフランジを備えた遮断弁のフ
ランジ外形寸法に合わせて設計された従来のメータ上ケ
ースに装着した場合でも気密性が損なわれないという効
果がある。
【0034】また、上記の本発明の遮断弁は、概ねコの
字状のヨーク15は中央部で永久磁石11を保持し、そ
の両端15a,15bで係止爪3c,3dと嵌合されて
いるため、係止爪3c,3d加わる引張力は均等でフラ
ンジ3に無理なひずみを加えず、また、駆動機構2に対
しても偏心荷重を加えないという効果を有する。
【0035】また、上記の本発明の遮断弁は、フランジ
3が鋼製であるため、電磁ヨークとして機能できる、す
なわち、ヨーク15からプランジャ16に至る磁気回路
の一部として機能でき、この部分に別途電磁ヨークを配
する必要がないため、部品点数を削減できるという効果
を有する。
【0036】(実施例2)図2は、本発明の遮断弁のフ
ランジを弁体側から投影した正面図である。
【0037】図2においてフランジ23は、四角形の辺
を有する板金製で、対向する2辺23a,23bのほぼ
中央から駆動機構側に係止爪23c,23dが曲げ加工
されており、個々の係止爪23c,23dのほぼ中央の
根元に曲げ加工を逃げる穴23e,23fが開口され、
平面部23gの概ね中央に穴23hを有し、係止爪根元
の穴部におけるフランジ平面縁部23m,23nの形状
は、概ねフランジ23の中心軸を中心とし、概ねフラン
ジ23の中心から係止爪の根元までの最短距離23rを
半径とする、概ね円弧形状に形成されている。
【0038】これによって、半径23rを外周とする広
いガスシール面23kを形成でき、ほぼ均等なガスシー
ル巾を有する小型の遮断弁を提供できるという効果を有
する。
【0039】また、縁部23m,23nの端から曲げ加
工が行われるため、通常板厚の1.5倍以上必要な穴開
け代を確保したときの穴23e,23fの係止爪23
c,23d側の大きさが最小になり、穴が大きくなるこ
とによって発生する係止爪23c,23dの強度低下を
低く押さえることができるという効果を有する。これは
また、フランジ23が電磁ヨークの機能を兼ねる場合に
は磁路断面積の確保のためにも有効である。
【0040】(実施例3)図3は、本発明の遮断弁を駆
動機構側から投影した背面図である。
【0041】図3において、43はフランジ,55はヨ
ーク,53は電磁コイルである。フランジ43は四角形
の辺を有する板金製で、四辺のすべてに係止爪43e,
43f,43g,43hが駆動機構側すなわちヨーク5
5側に曲げ加工されており、図では各係止爪に隠れてい
るがその根本に曲げ加工を逃げる穴が開口されており、
メータ上ケースの固定台にネジ止めするための穴43
i,43jがもうけられている。ヨーク55は、係止爪
43eと43fに締結されているが、係止爪43hと4
3gにも締結可能である。
【0042】これによって、取り付け位置や電磁コイル
53の端子取り出し位置の差等によってメータ上ケース
に対する取り付けネジ孔が90度回転した場合において
も、一種類のフランジで実現でき、取り付けの自由度が
向上するため、従来の多様なメータのリサイクルに対応
できるという効果を有する。
【0043】なお、以上の説明では、駆動機構を電磁ソ
レノイドで構成した例で説明したが、その他の電動機構
(モータ)についても同様に実施可能である。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように本発明の
遮断弁によれば次の効果が得られる。
【0045】板金製のフランジを備え、かつ、アルミダ
イキャスト製のフランジを備えた遮断弁のフランジ外形
寸法に合わせて設計されたメータ上ケースに装着した場
合でも気密性が損なわれない遮断弁を提供することがで
き、メータ上ケース等のリサイクルを促進することがで
きる。
【0046】また、ほぼ均等なガスシール巾を有する小
型の遮断弁を提供できる。また、取り付け位置や端子取
り出し位置の差によってメータ上ケースに対する取り付
けネジ孔が90度回転した場合においても、一種類のフ
ランジで実現でき、取り付けの自由度が向上する。
【0047】また、駆動機構を中心軸に対して均等な荷
重で締結できる。また、駆動機構が電磁ソレノイドの場
合に、鋼製のフランジは電磁ヨークとして機能するた
め、部品点数を削減でき、軸方向の小型化ができる。
【0048】また、鋼製のフレームは電磁ヨークとして
機能するため、部品点数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における遮断弁の断面図
【図2】本発明の実施例2における遮断弁のフランジの
正面図
【図3】本発明の実施例3における遮断弁の背面図
【図4】第1の従来の遮断弁の断面図
【図5】第2の従来の遮断弁の断面図
【符号の説明】
1 メータ上ケース 1d 弁室 2 駆動機構 3,23,43 フランジ 3a,3b,23a,23b 辺 3c,3d,23c,23d,43e,43f,43
g,43h 係止爪 3e,3f,23e,23f 穴 4a,4b シール部材(気密手段) 5 パッキン 6 弁体 15,55 ヨーク(フレーム) 23m,23n 平面縁部 23r 半径

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動機構と、駆動機構が固定されたフラ
    ンジと、前記駆動機構に連結し前記フランジを挟んで突
    出した弁体と、前記駆動機構側と前記弁体側との間の気
    密性を付与する気密手段と、前記弁体が設けられる弁室
    とを備え、前記弁室にパッキンを介して取り付けられる
    前記フランジは概ね四角形の辺を有する板金製で、対向
    する2辺のほぼ中央から前記駆動機構側に係止爪が曲げ
    加工され、個々の前記係止爪のほぼ中央の根元に曲げ加
    工を逃げる穴が開口され、前記駆動機構は前記係止穴と
    嵌合された遮断弁。
  2. 【請求項2】 係止爪の根元の穴部におけるフランジの
    平面縁部の形状は、前記フランジの中心軸を中心とし、
    前記フランジの中心から係止爪の根元までの最短距離を
    半径とする円弧形に形成された請求項1記載の遮断弁。
  3. 【請求項3】 係止爪は、フランジの四辺すべてに形成
    された請求項1または2記載の遮断弁。
  4. 【請求項4】 駆動機構をフランジと挟み込んで両端が
    係止爪と嵌合されたコの字状のフレームとを備えた請求
    項1〜3のいずれか1項記載の遮断弁。
  5. 【請求項5】 駆動機構は電磁ソレノイドを有し、フラ
    ンジは鋼製である請求項1〜4のいずれか1項記載の遮
    断弁。
  6. 【請求項6】 フレームは鋼製である請求項5記載の遮
    断弁。
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