JP2000230233A - 鋼管矢板側面付着土の排土装置 - Google Patents

鋼管矢板側面付着土の排土装置

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JP2000230233A
JP2000230233A JP11031095A JP3109599A JP2000230233A JP 2000230233 A JP2000230233 A JP 2000230233A JP 11031095 A JP11031095 A JP 11031095A JP 3109599 A JP3109599 A JP 3109599A JP 2000230233 A JP2000230233 A JP 2000230233A
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與之郎 山口
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祐信 堀口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラムシェルによって鋼管矢板井筒内の土砂
を掘削した後に、鋼管矢板側面に付着する土砂を確実に
しかも効率よく排土できるようにする。 【解決手段】 鋼管矢板側面付着土の排土装置1は、処
理対象となる鋼管矢板Y側面に密着するようにアール加
工が施された掻き落とし部が形成された上べら31、下
べら32を備える土べら3がH形鋼2に取り付けられて
いる。土べら3には、鋼管矢板Yの側面に付着する付着
土に対してジェットウォーターWを吹き付けるジェット
ノズル4が装備されている。ジェットノズル4からジェ
ットウォーターを吹き付けて付着土を引き剥がしまたは
その付着力を弱めた後、土べら3の掻き落とし部を鋼管
矢板Yに密着させてH形鋼2を下降させ、鋼管矢板Yに
付着する付着土を掻き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼管矢板側面付着
土の排土装置に関する。
【0002】
【従来の技術】海洋構造物等においては、鋼管矢板で井
筒を構成し、その井筒内をクラムシェルなどによって水
中土砂掘削が行われる。ここで、クラムシェルによって
水中土砂掘削を行った場合、鋼管矢板側面における隣接
する鋼管の間の土砂をうまく掘削・排除することができ
ない。
【0003】この鋼管矢板側面の土砂を排出するため、
従来においては、たとえばH形鋼などによって鋼管矢板
側面に付着した土砂を削ぎ落として排土していた。ある
いは、オレンジバケットなどで掘削することによって排
土していた。そして、最終的には、井筒内をドライにし
た時、再度ケレン棒等で排土していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、H形鋼、オレ
ンジバケットなどによって排土する場合には、いずれ
も、鋼管矢板側面に付着土がかなり残るという問題があ
った。そのため、作業効率が悪く、品質管理上も問題が
あるとともに、工期が長くなり、工費が嵩むという問題
があった。
【0005】そこで、本発明の課題は、クラムシェルに
よって鋼管矢板井筒内の土砂を掘削した後に、鋼管矢板
側面に付着する土砂を確実にしかも効率よく排土するこ
とができるようにし、もって工期の短縮、品質の向上、
および工費の低減を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明に係る鋼管矢板側面付着土の排土装置は、処理対象と
なる鋼管矢板側面に密着するようにアール加工が施され
た土べらが支柱に取り付けられており、前記鋼管矢板側
面に付着する付着土に対してジェットウォーターを吹き
付けるジェットノズルが装備されていることを特徴とす
るものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら、具体的に説明する。図1は、本発明
に係る鋼管矢板側面付着土の排土装置(以下、単に「排
土装置」という。)の斜視図である。
【0008】図1に示すように、排土装置1は支柱であ
るH形鋼2の先端に取り付けられた土べら3を有してお
り、この土べら3には、鋼管矢板Y(図2参照)の側面
に付着する付着土に対してジェットウォーターWを吹き
付けるジェットノズル4が設けられている。また、H形
鋼2の長手方向途中位置には、この鋼管矢板Yの側面に
嵌着され、H形鋼2の上下方向への移動を案内するため
のガイド装置5が設けられている。
【0009】土べら3は、上べら31および下べら32
を有しており、これら上べら31および下べら32は、
図2(a)に示すように、H形鋼2に対して先端が側面
視して45°下がるように傾斜して取り付けられてい
る。このうちの上べら31は、H形鋼2に固定された支
持部材33によって支持されており、この上べら31に
下べら32が一体的に取り付けられている。また、図2
(b)に示すように、上べら31には、処理対象となる
鋼管矢板Yの側面に密着するようにアール加工が施され
た掻き落とし部31A,31Bが形成されている。さら
に、図2(c)に示すように、下べら32は、図2
(b)に示す上べら31よりも若干大きく形成されてい
る。この下べら32にも、処理対象となる鋼管矢板Yの
側面に密着するようにアール加工が施された掻き落とし
部32A,32Bが形成されている。なお、土べら3
は、この実施形態においては上べら31および下べら3
2の2枚のへらを有しているが、1枚あるいは3枚以上
のへらを有する態様とすることもできる。また、土べら
3は、脱着可能なボルト組立式とされている。
【0010】また、ジェットノズル4は、図2(b),
(c)に示すように、9個のノズル口4A〜4Iを有し
ている。これらのうち、図2(b)に示すように、4個
のノズル口4A,4B,4C,4Dは上べら31の下面
に取り付けられている。これらのノズル口4A〜4D
は、上べら31における掻き落とし部31A,31Bの
幅方向に略均等に離間して取り付けられている。一方、
他の5個のノズル口4E,4F,4G,4H,4Iは、
図2(c)に示すように、下べら32の上面に取り付け
られている。これらのノズル口4E〜4Iも同様に、下
べら32の掻き落とし部32A,32Bの幅方向に略均
等に離間して取り付けられている。
【0011】さらに、これら9個のノズル口4A〜4I
は、平面視してそれぞれ交互に位置するように配置され
ている。したがって、H形鋼2を上下方向に移動させた
ときに、ノズル口4A〜4Iのそれぞれから噴射される
ジェットウォーターWは、すべて鋼管矢板Yの側面にお
ける異なる位置に吹き付けられるようになっている。そ
して、これらのノズル口4A〜4Iは、それぞれ分岐管
6に接続されており、分岐管6は、鋼管Hを介して図示
しないジェットウォーター装置の水槽に連通している。
【0012】また、ガイド装置5は、図3および図4に
示すように、H形鋼2の上下方向への移動を案内するた
めのガイド部材51を有しているとともに、鋼管矢板Y
に嵌着される嵌着部材52を有している。嵌着部材52
は、外側嵌着板52Aと、内側嵌着板52Bを備えてお
り、それらの上側を連結板52Cで連結して構成されて
いる。この嵌着部材52を、仮想線で示す鋼管矢板Yの
腹起しYaに嵌着することによって、ガイド装置5が鋼
管矢板Yに嵌着される。
【0013】次に、前記の構成を有する排土装置1によ
る鋼管矢板Yの側面の排土手順について説明する。前準
備的な処理として図1に示す排土装置1の上端部を図示
しないクローラクレーンで吊るして排土装置1を吊持す
る。排土装置1を吊持したならば、このまま排土を行う
対象となる鋼管矢板Yの内側面に沿って適宜の位置まで
降ろす。そして、ノズル4からジェットウォーターWを
鋼管矢板Yに向けて噴出し、鋼管矢板Yの側面にジェッ
トウォーターWを吹き付け、付着土を吹き飛ばすととも
に、その付着力を軽減させる。
【0014】続いて、クローラクレーンによって排土装
置1を一旦引き上げ、排土が開始される。まず、ガイド
装置5が鋼管矢板Yの腹起しYaの高さに位置するよう
にH形鋼2を降下させる。そして、ガイド装置5におけ
る嵌着部材52を鋼管矢板Yの腹起しYaに嵌め込み、
ガイド装置5を鋼管矢板Yに嵌着する。
【0015】ガイド装置5を鋼管矢板Yの腹起しYaに
嵌着したら、土べら3における上べら31および下べら
32の掻き落とし部31A,31B、32A,32Bを
鋼管矢板Yの側面に密着させる。このとき、上べら31
および下べら32の掻き落とし部31A,31B、32
A,32Bにはアール加工が施されていることから、鋼
管矢板Yの側面に密着した状態となる。そして、掻き落
とし部31B,31A、32A,32Bを鋼管矢板Yの
側面に接触させたまま、H形鋼2をガイド装置5におけ
るガイド部材51に沿って降下させる。すると、掻き落
とし部31A,31B、32A,32Bが鋼管矢板Yの
側面に接触しながら降下するので、鋼管矢板Yの側面に
付着する付着土を掻き落とす。このとき、上べら31お
よび下べら32は、H形鋼2に対して先端が側面視して
45°下がるように傾斜して取り付けられているので、
付着土を掻き落とす力が強く作用する。また、鋼管矢板
YにはあらかじめジェットウォーターWが噴射されてお
り、付着土の付着力は弱められているため、掻き落とし
部31A,31B、32A,32Bによって、鋼管矢板
Yの側面に付着する付着土を容易に掻き落とすことがで
きる。
【0016】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、クラム
シェルによって鋼管矢板井筒内の土砂を掘削した後に、
鋼管矢板側面に付着する土砂を確実にしかも効率よく排
土することができる。したがって、工期の短縮、品質の
向上、および工費の低減を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排土装置の斜視図である。
【図2】本発明に係る排土装置における土べらを示す図
であり、(a)は側面図、(b)上べらを示す平面図、
(c)は下べらを示す平面図である。
【図3】本発明に係る排土装置におけるガイド装置の斜
視図である。
【図4】本発明に係る排土装置におけるガイド装置を示
す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 (鋼管矢板側面付着土の)排土装置 2 H形鋼 3 土べら 31 上べら 31A,31B、32A,32B 掻き落とし部 32 下べら 33 支持部材 4 ジェットノズル 4A〜4I ノズル口 5 ガイド装置 6 分岐管 Y 鋼管矢板 W ジェットウォーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 寿峰 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内 Fターム(参考) 2D050 AA08 CB10 EE00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理対象となる鋼管矢板側面に密着する
    ようにアール加工が施された土べらが支柱に取り付けら
    れており、 前記鋼管矢板側面に付着する付着土に対してジェットウ
    ォーターを吹き付けるジェットノズルが装備されている
    ことを特徴とする鋼管矢板側面付着土の排土装置。
JP03109599A 1999-02-09 1999-02-09 鋼管矢板側面付着土の排土装置 Expired - Fee Related JP3528149B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002242219A (ja) * 2001-02-22 2002-08-28 Nishimatsu Constr Co Ltd 付着物除去装置
JP2018028180A (ja) * 2016-08-15 2018-02-22 鹿島建設株式会社 土べら落とし方法
CN112302018A (zh) * 2020-10-29 2021-02-02 沈建国 水利工程用拔柱装置

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JP2002242219A (ja) * 2001-02-22 2002-08-28 Nishimatsu Constr Co Ltd 付着物除去装置
JP2018028180A (ja) * 2016-08-15 2018-02-22 鹿島建設株式会社 土べら落とし方法
CN112302018A (zh) * 2020-10-29 2021-02-02 沈建国 水利工程用拔柱装置

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