JP2001020317A - 地中掘削具 - Google Patents

地中掘削具

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JP2001020317A
JP2001020317A JP11189102A JP18910299A JP2001020317A JP 2001020317 A JP2001020317 A JP 2001020317A JP 11189102 A JP11189102 A JP 11189102A JP 18910299 A JP18910299 A JP 18910299A JP 2001020317 A JP2001020317 A JP 2001020317A
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JP
Japan
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drums
scraper
outer periphery
rows
excavating
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JP11189102A
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English (en)
Inventor
Shigemitsu Yoshida
茂光 吉田
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Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】確実に粘着土を排除することができる地中掘削
具を得る。 【解決手段】回転駆動される一対のドラム38,40を
回転中心を平行に並べて配置し、一対のドラム38,4
0の外周に複数の掘削刃44を複数列設けた。一対のド
ラム38,40の間に配置したスクレーパ46を掘削刃
44の列の間に突出させ、スクレーパ46に流体を吐出
する噴射口52,53を開口形成した。噴射口52,5
3は、ドラム38,40の外周と両側の掘削刃44とに
向かって開口形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の掘削刃を外
周に取り付けたドラムを回転させながら地中に挿入して
掘削する地中掘削具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、土木基礎工事等に用いられる
ものであって、地中に挿入して、回転するドラムの外周
に取り付けた掘削刃により連続壁用溝等を掘削する地中
掘削具が知られている。地中を掘削する際には、溝壁の
安定のためにベントナイト系の泥水を注入しながら掘削
したり、セメントミルクを注入しながら土とセメントミ
ルクを撹拌しながら掘削する。
【0003】このような地中掘削具では、特に粘土層の
掘削時にセメントミルクや泥水等が掘削土と泥状に混ざ
り、ドラムや掘削刃の周囲に粘着土が付着する。そのた
め、掘削刃の周囲に付着する粘土層の土や掘削刃の間に
噛み込んだ玉石やレキ等を除去するための装置を設けて
いる。
【0004】例えば、実公平6−37082号公報にあ
るように、ドラムの全長をカバーできる撒水管を設け、
撒水管に高圧噴流水の噴射ノズルを一定間隔で取り付け
ている。そして、噴射ノズルから高圧水をドラムに噴射
して、付着しようとする粘着土を流して除去するように
している。
【0005】また、特開平7−34485号公報にある
ように、多数の鋼線をドラムの外周に近接させて配置
し、鋼線により粘着土を掻き取るようにしたものも知ら
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、付着し
た粘着土を掻き取ることが出来ないと、刃が立たない状
態になってスリップする現象が生じ掘削能力を低下させ
それ以上の掘削が出来なくなる。従来の噴射ノズルを備
えた前者のものでは、ドラムと共に回転する掘削刃の外
側の離れた位置から高圧水を噴射しても、粘着土を効率
よく除去できない場合があった。また、鋼線を備えた後
者のものでは、付着した粘着土を十分に掻き取ることが
出来ない場合があった。
【0007】本発明の課題は、確実に粘着土を排除する
ことができる地中掘削具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成すべ
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、回転駆動されるドラムの外周に複数の掘削刃を複数
列設けた地中掘削具において、前記掘削刃の列の間に、
かつ、前記ドラムの外周近傍に突出させたスクレーパを
設け、該スクレーパに流体を吐出する噴射口を開口形成
したことを特徴とする地中掘削具がそれである。
【0009】また、回転駆動される一対のドラムを回転
中心を平行に並べて配置し、一対の前記ドラムの外周に
複数の掘削刃を複数列設けた地中掘削具において、一対
の前記ドラムの間に配置したスクレーパを前記掘削刃の
列の間に突出させ、前記スクレーパに流体を吐出する噴
射口を開口形成したことを特徴とする地中掘削具がそれ
である。
【0010】前記噴射口は、前記ドラム外周と両側の前
記掘削刃とに向かって開口形成するとよい。また、前記
掘削刃の列の間に突出させた前記スクレーパと前記掘削
刃との間の隙間を小さく構成するのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1に示すように、1は自走
式の建設機械本体で、リーダ2がステー4及びキャッチ
ングホーク6によって起倒自在に支持されている。リー
ダ2の前面にはその長手方向に沿って長尺状の2本のガ
イドレール8が敷設されている。
【0012】建設機械本体1には、主ウインチ12が搭
載されており、主ウインチ12から引き出された主ワイ
ヤ14は、リーダ2に沿って引き出され、リーダ2の中
間に回転可能に支持されたシーブ16を介して、リーダ
2の上端に回転可能に支承されたシーブ18に掛け渡さ
れている。更に、主ワイヤ14は、吊りシーブ20とリ
ーダ2の上端に設けられたシーブ22との間に掛け渡さ
れた後、その一端はリーダ2の上端に止結されている。
吊りシーブ20は、ケリーバ26の先端に接続されてい
る。
【0013】ガイドレール8には、一対の振止め台2
8,30が摺動可能に支持されている。振止め台28,
30はケリーバ26を摺動可能に支持し、ケリーバ26
が下降するに従って、ガイドレール8に沿って下降する
ように構成されている。ケリーバ26の下端には、地中
掘削具32が取り付けられており、地中掘削具32は、
内蔵する図示しない油圧モータにより回転駆動される一
対のチェーン34,35のリンクに掘削ビットが植設さ
れた掘削刃36を備えている。
【0014】また、図2,図3に示すように、地中掘削
具32は、図示しない油圧モータにより回転駆動される
複数のドラム38,40(一部のみ図示する)を備えて
いる。本実施形態では、合計4個のドラム38,40を
備え、図2に示す地中掘削具32の正面側に、一対のド
ラム38,40がその回転中心が平行となるように配置
されている。
【0015】地中掘削具32の背面側にも正面側のドラ
ム38,40と同軸上に一対のドラム38,40が配置
されている。尚、本実施形態では地中掘削具32の正面
側と反面側とでは同じ構成であるので、同じ部材につい
ては同一番号を付し、以下、正面側の構成について詳細
に説明する。
【0016】各ドラム38,40の外周には、それぞれ
複数の掘削刃44が取り付けられている。複数の掘削刃
44は各ドラム38,40の外周に沿って等間隔で配置
されると共に、ドラム38,40の軸方向には、その外
周に2列に配置されて取り付けられている。
【0017】また、一対のドラム38,40の中間に、
スクレーパ46が設けられている。スクレーパ46は、
ドラム38,40の外周に2列に配置された掘削刃44
の間隔よりもその幅が小さく形成されている。スクレー
パ46は、2列に配置された掘削刃44の間にドラム3
8,40の外周近傍に達するように突出されており、ス
クレーパ46と掘削刃44との間の隙間が小さくなるよ
うに、スクレーパ46の幅が決定されている。
【0018】スクレーパ46には、流路48が形成され
ており、流路48の一端には供給管50が接続されてい
る。供給管50を介して流路48にはセメントミルクや
高圧水が供給される。スクレーパ46には、流路48の
他端が接続された複数の噴射口52,53が形成されて
いる。各噴射口52,53は、それぞれ掘削刃44やド
ラム38,40の外周に近い位置に形成されている。
【0019】一部の噴射口52はドラム38,40の軸
方向と平行な方向に開口形成されており(図2,図4参
照)、噴射口52から吐出されるセメントミルクや高圧
水等が2列に配置された掘削刃44の側面にそれぞれ吹
き付けられるように構成されている。また、他の噴射口
53は両ドラム38,40の外周に向かってそれぞれ開
口形成されており、噴射口53から吐出されるセメント
ミルクや高圧水等がドラム38,40の外周に吹き付け
られるように構成されている。
【0020】次に、前述した本実施形態の地中掘削具3
2の作動について説明する。まず、地中掘削具32の各
ドラム38,40を回転駆動しながら、主ウインチ12
を駆動して主ワイヤ14を繰り出す。これにより、ケリ
ーバ26、地中掘削具32は自重で下降して掘削が開始
される。その際、ケリーバ26は振止め台28,30に
より、ケリーバ26の振れが防止される。
【0021】ドラム38,40、チェーン34,35の
回転により、各掘削刃36,44により掘削が行われ
る。また、供給管50にセメントミルクや高圧水等が供
給され、流路48を介して各噴射口52,53からセメ
ントミルクや高圧水等が吐出される。掘削する土質が粘
着土である場合には、セメントミルクや泥水と混じり合
ってドラム38,40の外周や掘削刃44の周囲に付着
する。
【0022】2列の掘削刃44の間に入り込んだ粘着土
は、ドラム38,40の回転と共に、スクレーパ46に
より掻き落とされる。また、一方の噴射口52から吐出
されるセメントミルクや高圧水等により掘削刃44の側
面に付着した粘着土が洗い落とされる。他の噴射口53
から吐出されるセメントミルクや高圧水等により、各ド
ラム38,40の外周に付着した粘着土が洗い落とされ
る。
【0023】各噴射口52,53は、掘削刃44やドラ
ム38,40の外周近傍のスクレーパ46に形成されて
いるので、吐出されるセメントミルクや高圧水等の勢い
が強く、掘削刃44の周囲や各ドラム38,40の外周
に付着した粘着土を確実に洗い落とすことができる。
【0024】以上本発明はこの様な実施形態に何等限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々なる態様で実施し得る。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の地中掘削具
は、スクレーパにより掘削刃の間の粘着土を掻き落とす
と共に、スクレーパに形成した噴射口から流体を吐出し
て粘着土を洗い落とすので、確実に粘着土を排除するこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての地中掘削具を取り
付けた建設機械の側面図である。
【図2】図1の矢印A方向から見た地中掘削具の要部拡
大図である。
【図3】図2のBB断面図である。
【図4】本実施形態のスクレーパの拡大断面図である。
【符号の説明】
1…建設機械本体 2…リーダ 12…主ウインチ 26…ケリーバ 28,30…振止め台 32…地中掘削具 34,35…チェーン 36…掘削刃 38,40…ドラム 44…掘削刃 46…スクレーパ 48…流路 50…供給管 52,53…噴射口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動されるドラムの外周に複数の掘
    削刃を複数列設けた地中掘削具において、 前記掘削刃の列の間に、かつ、前記ドラムの外周近傍に
    突出させたスクレーパを設け、該スクレーパに流体を吐
    出する噴射口を開口形成したことを特徴とする地中掘削
    具。
  2. 【請求項2】 回転駆動される一対のドラムを回転中心
    を平行に並べて配置し、一対の前記ドラムの外周に複数
    の掘削刃を複数列設けた地中掘削具において、 一対の前記ドラムの間に配置したスクレーパを前記掘削
    刃の列の間に突出させ、前記スクレーパに流体を吐出す
    る噴射口を開口形成したことを特徴とする地中掘削具。
  3. 【請求項3】 前記噴射口は、前記ドラム外周と両側の
    前記掘削刃とに向かって開口形成したことを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の地中掘削具。
  4. 【請求項4】 前記掘削刃の列の間に突出させた前記ス
    クレーパと前記掘削刃との間の隙間を小さくしたことを
    特徴とする請求項1ないし請求項3記載の地中掘削具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2387836B (en) * 2002-04-23 2005-08-31 Hewlett Packard Co Media folding
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