JP2000230166A - ポリウレタン系接着剤及びこの接着剤を使用する化粧シート被覆材料の製造方法 - Google Patents

ポリウレタン系接着剤及びこの接着剤を使用する化粧シート被覆材料の製造方法

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JP2000230166A
JP2000230166A JP11030325A JP3032599A JP2000230166A JP 2000230166 A JP2000230166 A JP 2000230166A JP 11030325 A JP11030325 A JP 11030325A JP 3032599 A JP3032599 A JP 3032599A JP 2000230166 A JP2000230166 A JP 2000230166A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 初期接着性に優れ、且つ、優れた常態接着強
度、耐熱性、耐水性等を兼備する2液混合型のポリウレ
タン系接着剤、及び、この接着剤を使用して、曲面もし
くは凹凸面を有する化粧シート被覆材料を生産性良く製
造する方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 熱可塑性ポリエステル系ウレタン樹脂、
粘着性付与樹脂及び有機溶剤を含有する主剤と、粗製ジ
フェニルメタンジイソシアネート及びトリメチロールプ
ロパンとトリレンジイソシアネートとのアダクト体又は
トリレンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体を
含有する硬化剤とから成ることを特徴とするポリウレタ
ン系接着剤、及び、上記ポリウレタン系接着剤を化粧シ
ートの裏面に塗布し乾燥させ、これを曲面もしくは凹凸
面を有する芯材に被覆し接着させることを特徴とする化
粧シート被覆材料の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2液混合型のポリ
ウレタン系接着剤及びこの接着剤を使用する化粧シート
被覆材料の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性ポリエステル系ウレタン樹脂を
溶剤に溶解した主剤と、ポリイソシアネート化合物を含
有する硬化剤とから成るポリウレタン系接着剤は、常態
接着強度や耐熱性に優れているので、プラスチック、金
属、木材等のような各種材料(被着体)の接着に広く使
用されている。
【0003】しかし、この種のポリウレタン系接着剤に
は、初期接着性が十分でないという問題点がある。例え
ば、この種のポリウレタン系接着剤を使用して、化粧シ
ートを曲面もしくは凹凸面を有する芯材に被覆し接着さ
せて化粧シート被覆材料を製造する場合には、化粧シー
トの反発により、貼り合わせ直後に化粧シートと芯材の
曲面もしくは凹凸面との間に浮きが発生し、良好な品質
の製品を得ることが困難であるという問題点がある。
【0004】ポリウレタン系接着剤の初期接着性を改良
するために、粘着性付与樹脂を配合することは従来より
一般的に行われている。上記粘着性付与樹脂としては、
例えば、テルペン樹脂、フェノール樹脂、テルペンフェ
ノール樹脂、ロジン樹脂、キシレン樹脂等が挙げられて
いる(例えば、日刊工業新聞社の昭和62年9月25日
発行「ポリウレタン樹脂ハンドブック」の441〜44
5頁参照)。
【0005】又、ポリウレタン系接着剤の初期接着性を
更に改良するため、例えば、特開平6−200229号
公報では、「熱可塑性ポリエステル系ウレタン樹脂に粘
着付与剤としてフェノール変成キシレンホルムアルデヒ
ド樹脂又は/及びフェノール変成メシチレンホルムアル
デヒド樹脂を配合しこれを溶剤に溶解した主剤と、ポリ
イソシアネート硬化剤とからなるポリウレタン接着剤」
が開示されている。
【0006】ところが最近では、化粧シート被覆材料の
意匠性向上のため、芯材の曲面や凹凸面の形状が複雑に
なったり、化粧シートの材質として、従来多用されてい
た塩化ビニル樹脂シートに替わって、反発性の大きい紙
シートや木質シート等が増加しているため、上記文献や
公報に開示されているような粘着性付与樹脂を配合した
ポリウレタン系接着剤を使用しても、反発性の大きい化
粧シートを複雑な形状の曲面や凹凸面を有する芯材に被
覆し接着させる場合、貼り合わせ直後に化粧シートと芯
材の曲面や凹凸面との間に依然として浮きが発生する。
即ち、ポリウレタン系接着剤に見られる初期接着性不十
分の問題点は依然として解決されていないのが現状であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するため、初期接着性に優れ、且つ、優れ
た常態接着強度、耐熱性、耐水性等を兼備する2液混合
型のポリウレタン系接着剤、及び、この接着剤を使用し
て、曲面もしくは凹凸面を有する化粧シート被覆材料を
生産性良く製造する方法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
達成するために、ポリウレタン系接着剤の硬化剤として
用いる各種ポリイソシアネート化合物について詳細に検
討した。その結果、特定のポリイソシアネート化合物を
硬化剤として用いることにより、上記課題を効果的に達
成し得ることを見出した。
【0009】即ち、請求項1に記載の発明(以下、「第
1発明」と記す)によるポリウレタン系接着剤は、熱可
塑性ポリエステル系ウレタン樹脂、粘着性付与樹脂及び
有機溶剤を含有する主剤と、粗製ジフェニルメタンジイ
ソシアネート及びトリメチロールプロパンとトリレンジ
イソシアネートとのアダクト体を含有する硬化剤とから
成ることを特徴とする。
【0010】又、請求項2に記載の発明(以下、「第2
発明」と記す)によるポリウレタン系接着剤は、熱可塑
性ポリエステル系ウレタン樹脂、粘着性付与樹脂及び有
機溶剤を含有する主剤と、粗製ジフェニルメタンジイソ
シアネート及びトリレンジイソシアネートのイソシアヌ
レート変性体を含有する硬化剤とから成ることを特徴と
する。
【0011】更に、請求項3に記載の発明(以下、「第
3発明」と記す)による化粧シート被覆材料の製造方法
は、上記第1発明又は第2発明によるポリウレタン系接
着剤を化粧シートの裏面に塗布し乾燥させ、これを曲面
もしくは凹凸面を有する芯材に被覆し接着させることを
特徴とする。
【0012】第1発明及び第2発明によるポリウレタン
系接着剤の主剤に主成分として含有される熱可塑性ポリ
エステル系ウレタン樹脂とは、多塩基酸と多価ヒドロキ
シル化合物との縮合反応によって得られる末端水酸基を
有する飽和ポリエステル樹脂の活性水酸基と、ジイソシ
アネート化合物のイソシアネート基とを、ほぼ当量で反
応させて得られるもので、分子鎖中にウレタン結合を有
する線状高分子からなるエラストマー樹脂である。その
平均分子量は、特に限定されるものではないが、一般的
に1万〜50万のものが好適に用いられる。
【0013】上記多塩基酸としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、アジピン酸、アゼライン酸、セ
バシン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、琥
珀酸等の飽和ジカルボン酸が挙げられ、これらの1種も
しくは2種以上が好適に用いられる。
【0014】又、上記多価ヒドロキシル化合物として
は、特に限定されるものではないが、例えば、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等の飽和二価アルコールが挙げられ、これらの1種も
しくは2種以上が好適に用いられる。
【0015】末端水酸基を有する飽和ポリエステル樹脂
の活性水酸基と反応させるジイソシアネート化合物とし
ては、特に限定されるものではないが、例えば、トリレ
ンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイ
ソシアネート(MDI)、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート、シクロヘキシルメ
タンジイソシアネート等が挙げられ、これらの1種もし
くは2種以上が好適に用いられる。
【0016】こうして得られる熱可塑性ポリエステル系
ウレタン樹脂は、単独で用いられても良いし、2種類以
上が併用されても良い。
【0017】上記熱可塑性ポリエステル系ウレタン樹脂
のなかでも、多塩基酸としてアジピン酸を用い、多価ヒ
ドロキシル化合物として1,4−ブタンジオールや1,
6−ヘキサンジオールを用いた熱可塑性ポリエステル系
ウレタン樹脂は、結晶化速度が速いため優れた初期接着
性を発揮し得るので、特に好適に用いられる。
【0018】第1発明及び第2発明によるポリウレタン
系接着剤の主剤に含有される粘着性付与樹脂としては、
特に限定されるものではないが、例えば、テルペン樹
脂、フェノール樹脂、テルペンフェノール樹脂、ロジン
樹脂、ケトン樹脂、キシレン樹脂、フェノール変性キシ
レン樹脂等が挙げられ、好適に用いられる。
【0019】上記粘着性付与樹脂は、単独で用いられて
も良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0020】主剤中における上記粘着性付与樹脂の含有
量は、特に限定されるものではないが、熱可塑性ポリエ
ステル系ウレタン樹脂100重量部に対し、粘着性付与
樹脂10〜200重量部であることが好ましく、より好
ましくは30〜150重量部である。
【0021】熱可塑性ポリエステル系ウレタン樹脂10
0重量部に対する粘着性付与樹脂の含有量が10重量部
未満であると、十分な常態接着強度を得られないことが
あり、逆に熱可塑性ポリエステル系ウレタン樹脂100
重量部に対する粘着性付与樹脂の含有量が200重量部
を超えると、初期接着性が低下することがある。
【0022】第1発明及び第2発明によるポリウレタン
系接着剤の主剤に含有される有機溶剤としては、特に限
定されるものではないが、例えば、酢酸エチル、メチル
エチルケトン、アセトン、トルエン、キシレン、ジクロ
ルメタン、1,1,1−トリクロルエタン等が挙げら
れ、好適に用いられる。
【0023】上記有機溶剤は、単独で用いられても良い
し、2種類以上が併用されても良い。
【0024】主剤中における上記有機溶剤の含有量は、
特に限定されるものではないが、前記熱可塑性ポリエス
テル系ウレタン樹脂及び粘着性付与樹脂の合計量100
重量部に対し、有機溶剤50〜5000重量部であるこ
とが好ましい。
【0025】第1発明及び第2発明によるポリウレタン
系接着剤の主剤には、上述した必須成分以外に、本発明
の課題達成を阻害しない範囲で必要に応じて、充填剤、
軟化剤、可塑剤、界面活性剤、増粘剤、揺変剤、カップ
リング剤、着色剤、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤
等の各種添加剤の1種もしくは2種以上が含有されてい
ても良い。
【0026】第1発明及び第2発明によるポリウレタン
系接着剤の主剤の製造方法は、特別なものではなく、例
えば、佐竹式攪拌機や万能ミキサー等の攪拌混合機を用
いて、必須成分である熱可塑性ポリエステル系ウレタン
樹脂、粘着性付与樹脂及び有機溶剤の各所定量と必要に
応じて含有させる上記各種添加剤の1種もしくは2種以
上の各所定量とを、攪拌混合し均一に溶解もしくは分散
させれば良い。
【0027】第1発明によるポリウレタン系接着剤の硬
化剤には、粗製ジフェニルメタンジイソシアネート及び
トリメチロールプロパンとトリレンジイソシアネートと
のアダクト体が含有される。
【0028】又、第2発明によるポリウレタン系接着剤
の硬化剤には、粗製ジフェニルメタンジイソシアネート
及びトリレンジイソシアネートのイソシアヌレート変性
体が含有される。
【0029】上記粗製ジフェニルメタンジイソシアネー
ト(以下、「ポリメリックMDI」と記す)は、MDI
とMDIより多核化及び多官能化したMDIオリゴマー
との混合物である。
【0030】又、トリメチロールプロパン(TMP)と
トリレンジイソシアネート(TDI)とのアダクト体
は、低蒸気圧のトリイソシアネートであり、TDIの四
位のイソシアネート基はウレタン結合に変わり、二位の
イソシアネート基が活性を保持しており、且つ、過剰の
TDIは除去されている。上記アダクト体は、通常、有
機溶剤で希釈された状態で市販されている。
【0031】更に、トリレンジイソシアネートのイソシ
アヌレート変性体は、マンニッヒ塩基やトリエチルもし
くはトリn−ブチルホスフィリン等の触媒の存在下、
2,4−TDIとイソシアヌル酸とを反応させてTDI
をイソシアヌレート変性したものであり、通常、有機溶
剤で希釈された状態で市販されている。
【0032】第1発明によるポリウレタン系接着剤の硬
化剤においては、ポリメリックMDIとTMPとTDI
とのアダクト体とが併用されていることが必要である。
又、第2発明によるポリウレタン系接着剤の硬化剤にお
いては、ポリメリックMDIとTDIのイソシアヌレー
ト変性体とが併用されていることが必要である。
【0033】第1発明又は第2発明における硬化剤とし
て、TMPとTDIとのアダクト体(第1発明)又はT
DIのイソシアヌレート変性体(第2発明)を用いるこ
となく、ポリメリックMDIのみを単独で用いると、得
られるポリウレタン系接着剤の初期接着性が不十分とな
る。
【0034】又、第1発明又は第2発明における硬化剤
として、ポリメリックMDIを用いることなく、TMP
とTDIとのアダクト体(第1発明)又はTDIのイソ
シアヌレート変性体(第2発明)のみを単独で用いる
と、得られるポリウレタン系接着剤の常態接着強度や耐
熱性が不十分となる。
【0035】第1発明又は第2発明によるポリウレタン
系接着剤の硬化剤には、上述した必須成分以外に、本発
明の課題達成を阻害しない範囲で必要に応じて、充填
剤、軟化剤、可塑剤、界面活性剤、増粘剤、揺変剤、カ
ップリング剤、着色剤、安定剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、反応促進剤、有機溶剤等の各種添加剤の内、イソ
シアネート基との反応性を有しない各種添加剤の1種も
しくは2種以上が含有されていても良い。
【0036】第1発明又は第2発明によるポリウレタン
系接着剤の硬化剤の製造方法は、特別なものではなく、
例えば、佐竹式攪拌機や万能ミキサー等の攪拌混合機を
用いて、必須成分であるポリメリックMDI及びTMP
とTDIとのアダクト体(第1発明)又はTDIのイソ
シアヌレート変性体(第2発明)の各所定量と必要に応
じて含有させる上記各種添加剤の1種もしくは2種以上
の各所定量とを、攪拌混合し均一に溶解もしくは分散さ
せれば良い。尚、上記製造は、窒素ガスのような不活性
ガス雰囲気下もしくは減圧脱水下で行うことが好まし
い。
【0037】第1発明及び第2発明によるポリウレタン
系接着剤は、前述した主剤と上述した硬化剤とから成る
2液混合型接着剤であり、使用する直前に主剤と硬化剤
とを混合して用いる。主剤と硬化剤との混合割合は、特
に限定されるものではないが、主剤中の熱可塑性ポリエ
ステル系ウレタン樹脂100重量部に対し、硬化剤中の
ポリメリックMDI及びTMPとTDIとのアダクト体
(第1発明)又はTDIのイソシアヌレート変性体(第
2発明)の合計量が1〜200重量部の範囲となるよう
な割合であることが好ましい。
【0038】こうして得られる第1発明及び第2発明に
よるポリウレタン系接着剤は、初期接着性、常態接着強
度、耐熱性、耐水性等に優れ、プラスチック、金属、木
材等のような各種材料(被着体)の接着に広く使用され
る。特に、強い初期接着性が要求される曲面もしくは凹
凸面を有する化粧シート被覆材料の製造に好適に用いら
れる。
【0039】次に、第3発明による化粧シート被覆材料
の製造方法は、既述した第1発明又は第2発明によるポ
リウレタン系接着剤を化粧シートの裏面に塗布し乾燥さ
せ、これを曲面もしくは凹凸面を有する芯材に被覆し接
着させることを特徴とする。
【0040】第3発明で用いられる化粧シートとして
は、特に限定されるものではないが、例えば、塩化ビニ
ル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ
プロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ポリ
アミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポ
リビニルアルコール樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合
樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂等から成る無地又は文
字や模様等の印刷が施された合成樹脂シート、木材の突
き板シート、合成樹脂が含浸された突き板シート、アル
ミ箔等の金属箔、紙、布等が挙げられ、好適に用いられ
る。
【0041】又、第3発明で用いられる曲面もしくは凹
凸面を有する芯材としては、特に限定されるものではな
いが、例えば、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン
樹脂、ABS樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、エ
チレン−酢酸ビニル共重合樹脂、塩素化ポリプロピレン
樹脂等の合成樹脂、天然木材、合板、パーティクルボー
ド、硬質ファイバーボード、半硬質ファイバーボード、
集成材等の木材、アルミニウム、鉄、ステンレス等の金
属等から成る異形の横断面を有する成形体等が挙げら
れ、好適に用いられる。
【0042】先ず、化粧シートが供給され、この化粧シ
ートの裏面に第1発明又は第2発明によるポリウレタン
系接着剤が塗布された後、熱風等により乾燥される。接
着剤の塗布は、ナイフコーター、ロールコーター、カー
テンフローコーター、スプレー等で行われ、通常、乾燥
後の塗膜厚が1〜500μm、好ましくは5〜300μ
mとなるように塗布される。乾燥は、一般に常温〜10
0℃、好ましくは40〜60℃程度の温度で1秒〜30
分間、好ましくは5秒〜1分間程度の時間で行われる。
【0043】次いで、この化粧シートが曲面もしくは凹
凸面を有する芯材の表面に沿って被覆され、ロール等で
圧着されるか、或いは、真空成形機のゴム板等で吸着さ
れ、接着される。圧着は、通常、0.1〜10kg/c
m(線圧)程度の圧力で瞬時に行われる。
【0044】上記製造方法において、化粧シートと芯材
との組み合わせは何ら制限されるものではないが、特に
好適な組み合わせは、合成樹脂シートと木材、合成樹脂
シートと金属、合成樹脂シートと合成樹脂、突き板シー
トと木材等の組み合わせである。こうして、曲面もしく
は凹凸面を有する化粧シート被覆材料が生産性良く製造
される。
【0045】
【作用】第1発明によるポリウレタン系接着剤は、熱可
塑性ポリエステル系ウレタン樹脂、粘着性付与樹脂及び
有機溶剤を含有する主剤に対し、硬化剤として、ポリメ
リックMDI及びTMPとTDIとのアダクト体を併用
するので、初期接着性に優れ、且つ、優れた常態接着強
度、耐熱性、耐水性等を発揮する。
【0046】又、第2発明によるポリウレタン系接着剤
は、熱可塑性ポリエステル系ウレタン樹脂、粘着性付与
樹脂及び有機溶剤を含有する主剤に対し、硬化剤とし
て、ポリメリックMDI及びTDIのイソシアヌレート
変性体を併用するので、初期接着性に優れ、且つ、優れ
た常態接着強度、耐熱性、耐水性等を発揮する。
【0047】更に、第3発明による化粧シート被覆材料
の製造方法は、上記第1発明又は第2発明によるポリウ
レタン系接着剤を用いて行われるので、反発性の大きい
化粧シートと複雑な形状の曲面や凹凸面を有する芯材と
を接着する場合でも、貼り合わせ直後に化粧シートと芯
材の曲面や凹凸面との間に浮きが発生することがなく、
従って生産性が良好である。又、上記製造方法により得
られる化粧シート被覆材料は、優れた常態接着強度、耐
熱性、耐水性等を兼備する。
【0048】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明するた
め以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。尚、実施例中の「部」は
「重量部」を意味する。
【0049】(実施例1)
【0050】(1)ポリウレタン系接着剤の調製 熱可塑性ポリエステル系ウレタン樹脂としてアジピン酸
と1,6−ヘキサンジオールとを縮合反応させた末端水
酸基を有する飽和ポリエステル樹脂とトリレンジイソシ
アネートとを反応させて得られた熱可塑性ポリエステル
系ウレタン樹脂(商品名「デスモコール400」、バイ
エル社製)100部及び粘着性付与樹脂としてt−ブチ
ルフェノ−ル変性キシレンホルムアルデヒド樹脂(商品
名「ニカノールHP100」、三菱ガス化学社製)10
0部をジクロルメタン(有機溶剤)500部に溶解して
主剤を得た。
【0051】ポリメリックMDI(商品名「スミジュー
ル44V−20」、住友バイエルウレタン社製)とTM
PとTDIとのアダクト体(商品名「コロネートL」、
日本ポリウレタン工業社製)とを重量比で1/1の割合
で混合して硬化剤を得た。
【0052】次いで、上記で得られた主剤700部に対
し、上記で得られた硬化剤35部を混合してポリウレタ
ン系接着剤を調製した。
【0053】(2)化粧シート被覆材料の製造 プロフィールラミネーター(型式「PL−300」、丸
仲商事社製)を用い、厚さ170μmの塩化ビニル樹脂
シートを15m/分の速度で供給し、その片面にナイフ
コーターで上記ポリウレタン系接着剤を塗布厚(we
t)100μmで塗布し、40℃の熱風乾燥炉を通過さ
せて乾燥した。次いで、この塩化ビニル樹脂シートを異
形断面を有する半硬質ファイバーボードから成る芯材の
表面から裏面の両縁部にかけて包み込むように被覆しな
がら、圧着ローラーで圧着して化粧シート被覆材料(化
粧シート被覆建材)を製造した。尚、上記芯材は、長さ
2m、幅100mm、厚さ20mmで、その表面に、深
さと幅が約5mm、角のRが2mmの二本のU字状の溝
が70mm間隔で長さ方向に設けられたものであった。
又、上記のプロフィールラミネーターは、化粧シートを
連続的に送り出す供給ロール、接着剤を化粧シートに塗
布するナイフコーター、塗布された接着剤を乾燥する熱
風乾燥炉、一定長さの芯材を供給する芯材供給機、化粧
シートを芯材に被覆しながら化粧シートを芯材の曲面も
しくは凹凸面に沿って圧着する圧着ロール及び化粧シー
トを芯材の長さに合わせて切断するカッターを備えてい
るものであった。
【0054】(3)評価 上記で得られた化粧シート被覆建材の性能(外観、
初期接着性、常態剥離接着強度、耐熱クリープ性)
を以下の方法で評価した。その結果は表1に示すとおり
であった。
【0055】外観(化粧シートの収まり性) 化粧シート被覆建材を30℃の雰囲気下に1日間放置し
た後、取り出して、化粧シート被覆建材のU字状溝部分
の化粧シートの収まり性を目視で観察し、化粧シートの
浮きが発生していないものを合格とし、化粧シートの浮
きが発生しているものを不合格とした。
【0056】初期接着性(初期クリープ性) 接着直後に、化粧シート被覆建材の平面部を長さ100
mm×幅25mmの寸法に切断し、予め化粧シートの一
端部を剥離させ、垂直に保持した芯材の上端を固定し
て、化粧シートの剥離した一端部に100gの分銅を取
り付けた状態で30℃の雰囲気下に1時間放置した後の
180度角剥離長さ(mm)を測定した。
【0057】常態剥離接着強度 化粧シート被覆建材の平面部を長さ100mm×幅25
mmの寸法に切断し、予め化粧シートの一端部を剥離さ
せ、これを20℃で2日間放置した後、20℃−60%
RHの雰囲気下で、オートグラフを用いて、芯材と化粧
シートの剥離した一端部をチャックに固定し、引張速度
200mm/分で180度角剥離接着強度(kg/25
mm)を測定した。
【0058】耐熱クリープ性 化粧シート被覆建材の平面部を長さ100mm×幅25
mmの寸法に切断し、予め化粧シートの一端部を剥離さ
せ、これを20℃で2日間放置した後、垂直に保持した
芯材の上端を固定して、化粧シートの剥離した一端部に
500gの分銅を取り付けた状態で60℃の雰囲気下に
1日間放置した後の180度角剥離長さ(mm)を測定
した。
【0059】(実施例2)ポリメリックMDI(スミジ
ュール44V−20)とTDIのイソシアヌレート変性
体(商品名「コロネート2030」、日本ポリウレタン
工業社製)とを重量比で1/1の割合で混合して硬化剤
を得た。次いで、実施例1で得られた主剤700部に対
し、上記で得られた硬化剤35部を混合してポリウレタ
ン系接着剤を調製した。
【0060】(比較例1)実施例1で得られた主剤70
0部に対し、硬化剤としてポリメリックMDI(スミジ
ュール44V−20)35部を混合してポリウレタン系
接着剤を調製した。
【0061】(比較例2)実施例1で得られた主剤70
0部に対し、硬化剤としてTMPとTDIとのアダクト
体(コロネートL)35部を混合してポリウレタン系接
着剤を調製した。
【0062】(比較例3)実施例1で得られた主剤70
0部に対し、硬化剤としてTDIのイソシアヌレート変
性体(コロネート2030)35部を混合してポリウレ
タン系接着剤を調製した。
【0063】実施例2、及び、比較例1〜3で得られた
4種類のポリウレタン系接着剤を使用し、実施例1の場
合と同様にして4種類の化粧シート被覆建材を製造し
た。
【0064】上記で得られた4種類の化粧シート被覆建
材の性能(外観、初期接着性、常態剥離接着強
度、耐熱クリープ性)を実施例1の場合と同様にして
評価した。その結果は表1に示すとおりであった。
【0065】
【表1】
【0066】表1から明らかなように、本発明による実
施例1及び実施例2のポリウレタン系接着剤を使用して
製造された実施例1及び実施例2の化粧シート被覆建材
は、外観(化粧シートの収まり性)、初期接着性(初期
クリープ性)、常態剥離接着強度及び耐熱クリープ性の
いずれについても優れており、優れたバランスの性能を
発揮した。
【0067】これに対し、硬化剤としてポリメリックM
DI(スミジュール44V−20)のみを用いた比較例
1のポリウレタン系接着剤を使用して製造された比較例
1の化粧シート被覆建材は、外観(化粧シートの収まり
性)と初期接着性(初期クリープ性)が劣っていた。
【0068】又、硬化剤としてTMPとTDIとのアダ
クト体(コロネートL)のみを用いた比較例2のポリウ
レタン系接着剤を使用して製造された比較例2の化粧シ
ート被覆建材は、常態剥離接着強度と耐熱クリープ性が
劣っていた。
【0069】更に、硬化剤としてTDIのイソシアヌレ
ート変性体(コロネート2030)のみを用いた比較例
3のポリウレタン系接着剤を使用して製造された比較例
3の化粧シート被覆建材は、常態剥離接着強度が劣って
いた。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるポリウ
レタン系接着剤は、初期接着性に優れ、且つ、優れた常
態接着強度、耐熱性、耐水性等を発揮するので、プラス
チック、金属、木材等のような各種材料(被着体)の接
着に広く用いられる。又、反発性の大きい化粧シートと
複雑な形状の曲面や凹凸面を有する芯材とから化粧シー
ト被覆材料を製造する場合の接着剤としても好適に用い
られる。
【0071】又、上記ポリウレタン系接着剤を用いる本
発明の製造方法によれば、外観(化粧シートの収まり
性)に優れ、且つ、優れた常態接着強度、耐熱性、耐水
性等を有する化粧シート被覆材料を生産性良く得ること
が出来る。更に、得られた化粧シート被覆材料は、高性
能であるので、建材用や自動車(車輌)内装材用等とし
て好適に用いられる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性ポリエステル系ウレタン樹脂、
    粘着性付与樹脂及び有機溶剤を含有する主剤と、粗製ジ
    フェニルメタンジイソシアネート及びトリメチロールプ
    ロパンとトリレンジイソシアネートとのアダクト体を含
    有する硬化剤とから成ることを特徴とするポリウレタン
    系接着剤。
  2. 【請求項2】 熱可塑性ポリエステル系ウレタン樹脂、
    粘着性付与樹脂及び有機溶剤を含有する主剤と、粗製ジ
    フェニルメタンジイソシアネート及びトリレンジイソシ
    アネートのイソシアヌレート変性体を含有する硬化剤と
    から成ることを特徴とするポリウレタン系接着剤。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のポリウレ
    タン系接着剤を化粧シートの裏面に塗布し乾燥させ、こ
    れを曲面もしくは凹凸面を有する芯材に被覆し接着させ
    ることを特徴とする化粧シート被覆材料の製造方法。
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