JP2000230131A - カチオン性アミノジアントラキノン類、その用途、該化合物を含有する染色用組成物及び染色方法 - Google Patents

カチオン性アミノジアントラキノン類、その用途、該化合物を含有する染色用組成物及び染色方法

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JP2000230131A JP11340632A JP34063299A JP2000230131A JP 2000230131 A JP2000230131 A JP 2000230131A JP 11340632 A JP11340632 A JP 11340632A JP 34063299 A JP34063299 A JP 34063299A JP 2000230131 A JP2000230131 A JP 2000230131A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケラチン繊維が受けるであろう種々の処理に
対して優れた耐性を有し、広範囲の色調において強い着
色に至らしめることができる直接染料として使用される
化合物を提供する。 【解決手段】 第4級化された脂肪族鎖、少なくとも1
つの第4級化され飽和した環を有する脂肪族鎖、少なく
とも1つの第4級化された不飽和の環を有する脂肪鎖か
ら選択される少なくとも1つのカチオン性基Zを含有す
るカチオン性アミノジアントラキノン類を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Zが第4級化され
た脂肪族鎖、少なくとも1つの第4級化され飽和した環
を有する脂肪族鎖及び少なくとも1つの第4級化された
不飽和の環を有する脂肪族鎖から選択される少なくとも
1つのカチオン性のZ基を含むカチオン性アミノジアン
トラキノン類、ケラチン物質、特に毛髪等のヒトのケラ
チン繊維の染色に適用される直接染料としてのそれらの
用途、それらを含有する染色用組成物及びそれらを使用
する酸化染色方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ケラチ
ン繊維、特に毛髪等のヒトのケラチン繊維を、直接染料
を含有する染色用組成物、すなわち該繊維と親和性を有
する染料分子で染色することが知られている。それらを
使用する染色方法は、いわゆる直接染色法であり、直接
染料を繊維に作用させ、ついでそれらをすすぐことから
なる。これから得られる着色は、ケラチン繊維に直接染
料を結合させる相互作用の性質から、一時的又は半永久
的な着色であり、その繊維の表面及び/又は芯部からの
脱着が、染色力が弱く、洗浄及び発汗に対する耐性が乏
しい原因である。カチオン性アミノアントラキノン類は
既知の直接染料として既に開示されている。このような
アミノアントラキノン類は、特に、仏国特許第1422
016号及びその追加証第87902号、同13916
75号、同1401163号、同1379649号、同
1430089号、同1584965号、同20503
97号、同2548895号、米国特許第516940
3号、同5314505号、同5486629号、同5
520770号、及び欧州特許第818193号及び同
852136号に記載されており、アントラキノン環を
1つだけ含有する。しかしながら、毛髪の染色において
は、より好ましい特性を有する直接染料が、常に探求さ
れている。
【0003】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】そ
こで、この問題に関し多くの研究を行ったところ、本出
願人は、少なくとも1つのカチオン性基Zを含有し、該
Zが第4級化された脂肪族鎖、少なくとも1つの第4級
化され飽和した環を有する脂肪族鎖及び少なくとも1つ
の第4級化された不飽和の環を有する脂肪族鎖から選択
された、新規のクラスのカチオン性アミノアントラキノ
ン類を見出した。
【0004】この新規の染料ファミリーは、染色用媒体
に高い溶解度を示すという非常に好ましい特徴を示し、
またこれら新規の染料は、(毛髪が被るであろう種々の
攻撃:光、悪天候、シャンプー、発汗に対し)耐性を有
する強い着色を生じせしめるもので、従来公知のカチオ
ン性アミノアントラキノン類で得られる色調に比べて、
大幅に改善されている。この発見が本発明の基礎を形成
する。
【0005】よって、本発明の主題は、以下の式(I):
【化16】 {上式中、 ・Bは、好ましくは1〜14の炭素原子を有する直鎖状
又は分枝状のアルキル鎖を表す結合手であり、これは、
酸素、硫黄又は窒素原子等の一又は複数のヘテロ原子及
び/又は一又は複数のZ基(以下に定義する)が挿入され
ていてもよく、一又は複数のヒドロキシル又はC-C
アルコキシ基で置換されていてもよく、一又は複数の
ケトン官能基を担持していてもよく; ・R、R、R、R、R'、R'、R'及び
R'は同一でも異なっていてもよく、結合手Bの2つ
の価の一方、水素原子;ハロゲン原子;Z基(以下に定
義する);(C-C)アルキル基;モノヒドロキシ(C
-Cアルキル)基;ポリヒドロキシ(C-Cアルキ
ル)基;シアノ基;ニトロ基;カルボキシル基;カルバ
ミル基;スルホ基;同一でも異なっていてもよく、以下
に定義されるNHR又はNHR'と同じ意味を有す
る置換又は非置換のアミノ基;以下に定義するOR
はSR又はOR'又はSR'基を表し; ・R及びR'は同一でも異なっていてもよく、結合
手Bの2つの価の一方;水素原子;以下に定義するZ
基;C-Cアルキル基;モノヒドロキシ(C-C
アルキル)基;ポリヒドロキシ(C-Cアルキル)基;
(C-C)アルコキシ(C-Cアルキル)基;アリー
ル基;ベンジル基;シアノ(C-Cアルキル)基:カ
ルバミル(C-Cアルキル)基;N-(C-C)アル
キルカルバミル(C-Cアルキル)基;N,N-ジ(C
-C)アルキルカルバミル(C-Cアルキル)基;チ
オカルバミル(C-Cアルキル)基;トリフルオロ(C
-Cアルキル)基;スルホ(C-Cアルキル)基;
(C-C)アルキルカルボキシ(C-Cアルキル)
基;(C-C)アルキルスルフィニル(C-Cアル
キル)基;アミノスルホニル(C-Cアルキル)基;N
-Z-アミノスルホニル(C-Cアルキル)基;N-(C
-C)アルキルアミノスルホニル(C-Cアルキ
ル)基;N,N-ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル
(C-Cアルキル)基;(C-C)アルキルカルボニ
ル(C-Cアルキル)基;アルキルが一又は複数のヒ
ドロキシル基で置換されていてもよいアミノ(C-C
アルキル)基;アルキルが一又は複数のヒドロキシル基
で置換されていてもよく、アミンがC-Cアルキ
ル、モノヒドロキシ(C-Cアルキル)、ポリヒドロ
キシ(C-C アルキル)、(C-C)アルキルカルボ
ニル、カルバミル、N-(C-C)アルキルカルバミル
又はN,N-ジ(C-C)アルキルカルバミル、(C-
)アルキルスルホニル、ホルミル、トリフルオロ(C
-C)アルキルカルボニル、(C-C)アルキルカ
ルボキシル又はチオカルバミル基、又はZ基(以下に定
義する)から選択される、同一でも異なっていてもよい
一又は複数の基で置換されたアミノ(C-Cアルキ
ル)基を示すか、又はそれらが結合している窒素原子と
共に、炭素含有又は一又は複数のヘテロ原子含有の5又
は6員環を形成し得るものであり; ・R及びR'は同一でも異なっていてもよく、結合
手Bの2つの価の一方;水素原子;C-Cアルキル
基;モノヒドロキシ(C-Cアルキル)基;ポリヒド
ロキシ(C-Cアルキル)基;Z基(以下に定義す
る);(C-C)アルコキシ(C-Cアルキル)基;
アリール基;ベンジル基;カルボキシ(C-Cアルキ
ル)基;(C-C)アルキルカルボキシ(C-Cアル
キル)基;シアノ(C-Cアルキル)基;カルバミル
(C-Cアルキル)基;N-(C-C)アルキルカル
バミル(C-Cアルキル)基;N,N-ジ(C-C)ア
ルキルカルバミル(C-Cアルキル)基;トリフルオ
ロ(C-Cアルキル)基;アミノスルホニル(C-C
アルキル)基;N-Z-アミノスルホニル(C-C
ルキル)基;N-(C-C)アルキルアミノスルホニル
(C-Cアルキル)基;N,N-ジ(C-C)アルキル
アミノスルホニル(C-Cアルキル)基;(C-C)
アルキルスルフィニル(C-Cアルキル)基;(C-
)アルキルスルホニル(C -Cアルキル)基;(C
-C)アルキルカルボニル(C-Cアルキル)基;
アルキルが一又は複数のヒドロキシル基で置換されてい
てもよいアミノ(C-C アルキル)基;アルキルが一
又は複数のヒドロキシル基で置換されていてもよく、ア
ミンがC-Cアルキル、モノヒドロキシ(C-C
アルキル)、ポリヒドロキシ(C-Cアルキル)、(C
-C)アルキルカルボニル、ホルミル、トリフルオロ
(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)アルキル
カルボキシル、カルバミル、N-(C-C)アルキルカ
ルバミル、N,N-ジ(C-C)アルキルカルバミル、
チオカルバミル又は(C-C)アルキルスルホニル
基、又はZ基(以下に定義する)から選択され、同一でも
異なっていてもよい一又は複数の基で置換されたアミノ
(C-Cアルキル)基を示すか、又はそれらが結合し
ている窒素原子と共に、炭素含有又は一又は複数のヘテ
ロ原子含有の5又は6員環を形成し得るものであり; ・Zは次の式(II)及び(III)の不飽和のカチオン性
基、及び次の式(IV)の飽和したカチオン性基:
【化17】
【化18】 [上式中: ・Dは、好ましくは1〜14の炭素原子を有する直鎖状
あるいは分枝状のアルキル鎖を表し、酸素、硫黄又は窒
素原子等の一又は複数のヘテロ原子が挿入されていても
よく、一又は複数のヒドロキシル又はC-Cアルコ
キシ基で置換されていてもよく、一又は複数のケトン官
能基を担持していてもよい結合手であり; ・環の構成要素であるE、G、J、L及びMは、同一で
も異なっていてもよく、炭素、酸素、硫黄又は窒素原子
を表し; ・nは0〜4の整数であり; ・mは0〜5の整数であり; ・R基は同一でも異なっていてもよく、結合手Bの2つ
の価の一方、第1のZ基と同一又は異なる第2のZ基、
ハロゲン原子、ヒドロキシル基、C-C アルキル
基、モノヒドロキシ(C-Cアルキル)基、ポリヒド
ロキシ(C-Cアルキル)基、ニトロ基、シアノ基、
シアノ(C-Cアルキル)基、C-Cアルコキシ
基、トリ(C-C)アルキルシラン(C-Cアルキ
ル)基、アミド基、アルデヒド基、カルボキシル基、C
-Cアルキルカルボニル基、チオ基、チオ(C-C
アルキル)基、(C-C)アルキルチオ基、アミノ
基、(C-C)アルキルカルボニル、カルバミル又は
(C-C)アルキルスルホニル基で保護されたアミノ
基、R''及びR'''が同一でも異なっていてもよく、C
-Cアルキル基、モノヒドロキシ(C-Cアルキ
ル)基又はポリヒドロキシ(C-Cアルキル)基を表す
NHR''又はNR''R'''基を表し; ・Rは、結合手Bの2つの価の一方、C-Cアル
キル基、モノヒドロキシ(C-Cアルキル)基、ポリ
ヒドロキシ(C-Cアルキル)基、シアノ(C-C
アルキル)基、トリ(C-C)アルキルシラン(C-C
アルキル)基、(C-C)アルコキシ(C-Cアル
キル)基、カルバミル(C-Cアルキル)基、(C-C
)アルキルカルボキシ(C-Cアルキル)基、ベンジ
ル基、第1のZ基と同一又は異なる第2のZ基を表し; ・R、R及びR10は同一でも異なっていてもよ
く、結合手Bの2つの価の一方、C-Cアルキル
基、モノヒドロキシ(C-Cアルキル)基、ポリヒド
ロキシ(C-Cアルキル)基、(C-C)アルコキシ
(C-Cアルキル)基、シアノ(C-Cアルキル)
基、アリール基、ベンジル基、アミド(C-Cアルキ
ル)基、トリ(C-C)アルキルシラン(C-Cアル
キル)基、又はアミンが(C-C)アルキルカルボニ
ル、カルバミル又は(C-C)アルキルスルホニル基
で保護されたアミノ(C-Cアルキル)基を表し;R
、R及びR10基の2つが、それらが結合している
窒素原子と共に、炭素を含有するか、もしくは一又は複
数のヘテロ原子を含有し得る飽和した5又は6員環、例
えばピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環又はモ
ルホリン環を形成可能であり;該環は、ハロゲン原子、
ヒドロキシル基、C-Cアルキル基、モノヒドロキ
シ(C-Cアルキル)基、ポリヒドロキシ(C-C
アルキル)基、ニトロ基、シアノ基、シアノ(C-C
アルキル)基、C-Cアルコキシ基、トリ(C-
)アルキルシラン(C-Cアルキル)基、アミド
基、アルデヒド基、カルボキシル基、ケト(C-C
ルキル)基、チオ基、チオ(C-Cアルキル)基、(C
-C)アルキルチオ基、アミノ基、(C-C)アル
キルカルボニル、カルバミル又は(C-C)アルキル
スルホニル基で保護されたアミノ基で置換又は非置換さ
れ得るものであり;また、R、R及びR10基の1
つは、第1のZ基と同一又は異なる第2のZ基を表し得
るものであり; ・R11は、結合手Bの2つの価の一方、C-C
ルキル基;モノヒドロキシ(C-Cアルキル)基;ポ
リヒドロキシ(C-Cアルキル)基;アリール基;ベ
ンジル基;アミノ(C-Cアルキル)基、アミンが(C
-C)アルキルカルボニル、カルバミル又は(C-C
)アルキルスルホニル基で保護されたアミノ(C-C
アルキル)基;カルボキシ(C-Cアルキル)基;シ
アノ(C-Cアルキル)基;カルバミル(C-C
ルキル)基;トリフルオロ(C-Cアルキル)基;トリ
(C-C)アルキルシラン(C-Cアルキル)基;ス
ルホンアミド(C-Cアルキル)基;(C-C)アル
キルカルボキシ(C-C アルキル)基;(C-C)ア
ルキルスルフィニル(C-Cアルキル)基;(C -C
)アルキルスルホニル(C-Cアルキル)基;(C-
)アルキルケト(C-Cアルキル)基;N-(C-
)アルキルカルバミル(C-Cアルキル)基;N-
(C-C)アルキルスルホンアミド(C-Cアルキ
ル)基を表し; ・x及びyは0又は1の整数で;次の条件: − 式(II)の不飽和のカチオン性基においては; − x=0の場合、結合手Dは窒素原子に結合してお
り; − x=1の場合、結合手Dは環の構成要素であるE、
G、J又はLの一つに結合しており; − yは: 1)環の構成要素であるE、G、J及びLが同時に炭素
原子であり、R基が不飽和の環の窒素原子により担持
されている場合か;又は 2)環の構成要素であるE、G、J及びLの少なくとも
1つが、R基が結合している窒素原子を表す場合:1
のみを示し得るもので; − 式(III)の不飽和のカチオン性基においては: − x=0の場合、結合手Dは窒素原子に結合してお
り; − x=1の場合、結合手Dは環の構成要素であるE、
G、J、L又はMの一つに結合しており; − yは、環の構成要素であるE、G、J、L及びMの
少なくとも1つが2価の原子を表し、R基が不飽和の
環の窒素原子により担持されている場合に1のみを示し
得るもので; − 式(IV)のカチオン性基においては: − x=0の場合、結合手Dは、RないしR10基を
担持する窒素原子に結合しており; − x=1の場合、RないしR10基の2つは、それ
らが結合している窒素原子と共同して、上述した5又は
6員の飽和した環を形成し;結合手Dは該飽和した環の
炭素原子により担持されている;を有するものであり、 ・Xは一価又は二価のアニオンを表し、好ましくは塩
素、臭素、フッ素又はヨウ素等のハロゲン原子、水酸化
物、硫酸水素、又は硫酸メチルもしくは硫酸エチル等の
(C-C)硫酸アルキルから選択される]から選択さ
れ; − (i)カチオン性基Zの数は少なくとも1であり; − (ii)式(I)が、次の式(VI):
【化19】 [上式中、R、R、R及びRは同一でも異なっ
ていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又
はヒドロキシル基を示し、Rは水素原子又はアルキル
基を示し、R及びRは同一でも異なっていてもよ
く、アルキル、モノ-又はポリヒドロキシアルキル基、
又はアリール基を示し、Dは式(I)と同一の意味を有
し、Xはアニオンを示す]の化合物を示さない;と理
解される}のアミノジアントラキノン類にある。
【0006】上述した式(I)、(II)、(III)及び
(IV)において、アルキル及びアルコキシ基は、直鎖状
又は分枝状であり得る。式(I)の化合物は、強無機酸、
例えばHCl、HBr、HSO、又は有機酸、例え
ば酢酸、酒石酸、乳酸、クエン酸又はコハク酸で塩化し
てもよい。
【0007】上述した式(II)の不飽和基Zの環とし
て、例えば特に、ピロール、イミダゾール、ピラゾー
ル、オキサゾール、チアゾール及びトリアゾール環を挙
げることができる。上述した式(III)の不飽和基Zの
環として、例えば特に、ピリジン、ピリミジン、ピラジ
ン、オキサジン及びトリアジン環を挙げることができ
る。
【0008】式(I)のカチオン性アミノジアントラキノ
ンとして、特に次の式(I)ないし(I)12
【化20】
【化21】
【化22】
【化23】
【化24】
【化25】
【化26】
【化27】
【化28】
【化29】 の化合物を挙げることができる。
【0009】本発明における式(I)のカチオン性アミノ
ジアントラキノン類は、一般に従来からよく知られてい
る方法により、容易に得ることができる。例えば以下の
方法がある。 ・上述した式(I)において記載した結合手Bにより離間
した2つの第3級アミンを担持する化合物1分子と、ハ
ロアルキル基を含有するアントラキノン分子2つを縮合
させる。 ・上述した式(I)において記載した結合手Bにより離間
した2つのハロゲン基を担持する化合物1分子と、第3
級アミン基を含有するアントラキノン分子2つを縮合さ
せる。 ・(a)上述した式(I)において記載した結合手Bにより
離間した2つのハロゲン基を担持する化合物1分子と、
第3級アミン基を含有するアントラキノン分子1つを縮
合させ、(b)前記第1のアントラキノン分子とは異な
り、第3級アミン基をさらに含有する第2のアントラキ
ノン分子1つを縮合させる。 ・(a)上述した式(I)において記載した結合手Bにより
離間した2つの第3級アミンを担持する化合物1分子
と、ハロアルキル基を含有するアントラキノン分子1つ
を縮合させ、(b)前記第1のアントラキノン分子とは異
なり、ハロアルキル基をさらに含有する第2のアントラ
キノン分子1つを縮合させる。 ・ハロアルキル基を含有するアントラキノン分子1つ
と、第3級アミン基を含有するアントラキノン分子1つ
を縮合させる。
【0010】便宜上、第4級化工程は、一般的に合成の
最終工程であるが、式(I)の化合物の調製に至る一連の
反応において、より初期の段階で行ってもよい。
【0011】また本発明の主題は、染色に適した媒体
に、少なくとも1つの上述した式(I)のカチオン性アミ
ノジアントラキノン類を有効量含有せしめてなることを
特徴とする、ケラチン物質の染色用組成物にある。
【0012】さらに本発明の主題は、染色に適した媒体
に、少なくとも1つの上述した式(I)のカチオン性アミ
ノジアントラキノン類を有効量含有せしめてなることを
特徴とする、毛髪等のヒトのケラチン繊維の直接染色用
組成物にある。
【0013】本発明の他の主題は、式(I):
【化30】 [上式中、B、R、R、R、R、R
R'、R'、R'、R'及びR'は、上述したも
のと同一の意味を有し、カチオン性基Zの数は少なくと
も1である]のカチオン性アミノジアントラキノン類か
らなり、ケラチン物質、特に毛髪等のヒトのケラチン繊
維の染色用組成物に使用される直接染料にある。
【0014】しかしながら、本発明の他の特徴、側面及
び利点は、本発明の例証を意図し、限定するものではな
い以下の記載並びに種々の実施例を読むことにより、よ
り明らかになるであろう。
【0015】本発明の式(I)のカチオン性アミノジアン
トラキノン(類)及び/又はそれらの酸付加塩類は、染色
用組成物の全重量に対して、好ましくは約0.005〜
12重量%、より好ましくは約0.05〜6重量%であ
る。
【0016】また、本発明の式(I)のカチオン性アミノ
ジアントラキノン類は、酸化染料(酸化染料先駆物質及
び場合によってはカップラー)を使用するよく知られて
いる酸化染色方法において、酸化染料とは異なる色調の
色を得るため、又は光沢を増加させるために使用しても
よい。
【0017】本発明の染色用組成物は、色調の範囲を広
げ、種々の色を得るために、式(I)のカチオン性アミノ
ジアントラキノン類に加えて、従来から使用されている
直接染料、特にニトロベンゼン染料、例えばニトロフェ
ニレンジアミン類、ニトロジフェニルアミン類、ニトロ
アニリン類、ニトロフェノールエーテル類又はニトロフ
ェノール類、ニトロピリジン類、本発明のものとは異な
る他のアントラキノン染料、モノ-又はジアゾ、トリア
リールメタン、アジン、アクリジン及びキサンテン染
料、又は金属含有染料をさらに含有してもよい。これら
他の直接染料の割合は、染色用組成物の全重量に対して
約0.5〜10重量%の間で変わり得る。
【0018】染色に適した媒体(又は担体)は、一般的
に、水、又は水に十分に溶解しない化合物を溶解させる
ための少なくとも1種の有機溶媒と水との混合物からな
る。有機溶媒としては、例えば、C-C低級アルカ
ノール類、例えばエタノール及びイソプロパノール;グ
リセロール;グリコール類及びグリコールエーテル類、
例えば2-ブトキシエタノール、プロピレングリコー
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、及び芳
香族アルコール類、例えばベンジルアルコール又はフェ
ノキシエタノール、それらの類似物及び混合物を挙げる
ことができる。溶媒類は、染色用組成物の全重量に対し
て、好ましくは約1〜40重量%、さらに好ましくは約
5〜30重量%の割合で存在し得る。また本発明の組成
物に、コプラ、ラウリン酸及びオレイン酸から誘導され
る酸のモノ-及びジエタノールアミド等の脂肪アミド類
を、約0.05〜10重量%の濃度で添加することもで
きる。
【0019】さらに、本発明の組成物に、従来からよく
知られている、アニオン性、カチオン性、非イオン性、
両性又は双性イオン型の界面活性剤、又はそれらの混合
物を、組成物の全重量に対して好ましくは約0.1〜5
0重量%、さらに好ましくは約1〜20重量%の割合で
添加することができる。
【0020】またさらに、約0.2〜5%の範囲内の割
合で、増粘剤を使用することもできる。
【0021】また、前記染色用組成物は、種々の慣習的
なアジュバント類、例えば、酸化防止剤、香料、金属イ
オン封鎖剤、分散剤、毛髪用コンディショナー、防腐
剤、不透明化剤、並びにケラチン物質の染色に通常使用
される任意の他のアジュバントをさらに含有してもよ
い。
【0022】もちろん、当業者であれば、本発明の染色
用組成物に固有の有利な特性が考えられる添加により変
化しないか、実質的にしないように留意して、上述した
任意の付加的な化合物(類)を選択するであろう。
【0023】本発明の染色用組成物のpHは、一般的に
は約3〜12、好ましくは約5〜11である。これは、
ケラチン繊維の染色において通常使用される酸性化剤又
は塩基性化剤を使用して、所望の値に調節することがで
きる。
【0024】酸性化剤としては、例えば、無機酸又は有
機酸、例えば、塩酸、オルトリン酸、硫酸、カルボン酸
類、例えば酢酸、酒石酸、クエン酸、乳酸及びスルホン
酸類を挙げることができる。
【0025】塩基性化剤としては、例えば、水酸化アン
モニウム、アルカリ金属の炭酸塩類、アルカノールアミ
ン類、例えばモノ-、ジ-及びトリエタノールアミンとそ
の誘導体、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び次
の式(V):
【化31】 [ここで、Wは、C-Cアルキル基又はヒドロキシル
基で置換されていてもよいプロピレン残基であり;R
12、R13、R14及びR15は同一でも異なってい
てもよく、水素原子、C-Cアルキル又はヒドロキ
シ(C-Cアルキル)基を表す]の化合物を挙げること
ができる。
【0026】本発明の染色用組成物は、種々の形態、例
えば、液体、クリーム、ゲルの形態、又はケラチン繊
維、特に毛髪等のヒトのケラチン繊維を染色するのに適
した任意の他の形態で提供することができる。特に、噴
霧剤が存在するエアゾール缶に、加圧下にて包装するこ
ともでき、またフォームの形態にすることもできる。
【0027】また、本発明の他の主題は、少なくとも1
つの式(I)のカチオン性アミノジアントラキノンを含有
する染色用組成物を、乾燥した又は湿ったケラチン繊維
に作用させることからなる、直接染色によるケラチン繊
維、特に毛髪等のヒトのケラチン繊維の染色方法に関す
る。本発明の組成物は、そのまま残る組成物、すなわち
繊維に組成物を適用した後、中間のすすぎをすることな
く乾燥させる組成物として使用することができる。
【0028】他の実施態様において、組成物を約3〜6
0分、好ましくは約5〜45分のさらし時間、繊維に作
用させ、すすぎ、場合によっては洗浄し、再度すすいで
乾燥させる。
【0029】
【実施例】次に本発明を例証するものであって限定する
ものではない実施例及び具体例を示す。調製例 実施例1 式(I)の化合物の合成
【化32】 7.0g(0.0207モル)の1-(3-ジメチルアミノ
プロピルアミノ)-4-メチルアミノアントラキノン(RN-2
5264-26-0)と2.09g(0.1305モル)の1,3-ジ
ブロモプロパン(RN-109-64-8)を、50mlの2-メチル
-1-プロパノールに懸濁させた。ついで、混合物を2-
メチル-1-プロパノールの還流温度で4時間、攪拌しつ
つ加熱し(薄層クロマトグラフィーにおける出発アント
ラキノンの消失に対応)、ついで煮沸物を脱水し、2-メ
チル-1-プロパノールで洗浄し、無水メタノール中で再
度ペースト状にした。
【0030】無水リン酸が存在する真空下において50
℃で乾燥させたところ、214-216℃[コフラー(Ko
fler)]で溶解する深青色の結晶が7.7g得られ、そ
の元素分析を、C4352Br+2H
として算出した: % C H N O Br 理論値 56.58 6.18 9.21 10.52 17.51 実測値 56.89 6.33 9.01 10.59 17.52
【0031】実施例2 式(I)の化合物の合成
【化33】 180mlのイソブタノールに33.0g(0.1モル)
の1-(2-ブロモエチルアミノ)-アントラキノン(RN 359
1-05-7)と10.2g(0.05モル)の1,4-ジイミダ
ゾール-1-イルブタン(RN 69506-86-1)が入ったもの
を、7時間還流して加熱した(薄層クロマトグラフィー
における出発アントラキノンが消失)。得られた懸濁物
を室温まで冷却し、180mlの無水エタノールで希釈
し、脱水した。
【0032】還流下において、90%エタノールで再結
晶させて精製した後、無水リン酸が存在する真空下にお
いて50℃で乾燥させたところ、224-225℃[コ
フラー]で溶解する赤色の結晶が32.8g得られ、こ
れの元素分析を、C42 Br+H
として算出した: % C H N O Br 理論値 58.08 4.64 9.68 9.21 18.40 実測値 58.28 4.68 9.45 9.10 18.46
【0033】染色用組成物の実施例 実施例3及び4 :次の表に示す2つの染色用組成物を調
製した:(全ての含有量はグラムで表す−A.M.は活性物
質を示す)
【表1】
【0034】上述した各々の組成物を、白髪を90%含
有するパーマネントウエーブがかかった又はナチュラル
なグレイの髪の束に20分間作用させた。流水ですす
ぎ、乾燥させたところ、毛髪は次の表に示す色調に染色
された。
【表2】

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の式(I): 【化1】 {上式中、 ・Bは、好ましくは1〜14の炭素原子を有する直鎖状
    又は分枝状のアルキル鎖を表す結合手であり、これは、
    酸素、硫黄又は窒素原子等の一又は複数のヘテロ原子及
    び/又は一又は複数のZ基(以下に定義する)が挿入され
    ていてもよく、一又は複数のヒドロキシル又はC-C
    アルコキシ基で置換されていてもよく、一又は複数の
    ケトン官能基を担持していてもよい; ・R、R、R、R、R'、R'、R'及び
    R'は同一でも異なっていてもよく、結合手Bの2つ
    の価の一方、水素原子;ハロゲン原子;Z基(以下に定
    義する);(C-C)アルキル基;モノヒドロキシ(C
    -Cアルキル)基;ポリヒドロキシ(C-Cアルキ
    ル)基;シアノ基;ニトロ基;カルボキシル基;カルバ
    ミル基;スルホ基;同一でも異なっていてもよく、以下
    に定義するNHR又はNHR'と同じ意味を有する
    置換又は非置換のアミノ基;以下に定義するOR又は
    SR又はOR'又はSR'基を表し; ・R及びR'は同一でも異なっていてもよく、結合
    手Bの2つの価の一方;水素原子;以下に定義するZ
    基;C-Cアルキル基;モノヒドロキシ(C-C
    アルキル)基;ポリヒドロキシ(C-Cアルキル)基;
    (C-C)アルコキシ(C-Cアルキル)基;アリー
    ル基;ベンジル基;シアノ(C-Cアルキル)基:カ
    ルバミル(C-Cアルキル)基;N-(C-C)アル
    キルカルバミル(C-Cアルキル)基;N,N-ジ(C
    -C)アルキルカルバミル(C-Cアルキル)基;チ
    オカルバミル(C-Cアルキル)基;トリフルオロ(C
    -Cアルキル)基;スルホ(C-Cアルキル)基;
    (C-C)アルキルカルボキシ(C-Cアルキル)
    基;(C-C)アルキルスルフィニル(C-Cアル
    キル)基;アミノスルホニル(C-Cアルキル)基;N
    -Z-アミノスルホニル(C-Cアルキル)基;N-(C
    -C)アルキルアミノスルホニル(C-Cアルキ
    ル)基;N,N-ジ(C-C)アルキルアミノスルホニル
    (C-Cアルキル)基;(C-C)アルキルカルボニ
    ル(C-Cアルキル)基;アルキルが一又は複数のヒ
    ドロキシル基で置換されていてもよいアミノ(C-C
    アルキル)基;アルキルが一又は複数のヒドロキシル基
    で置換されていてもよく、アミンが、C-Cアルキ
    ル、モノヒドロキシ(C-Cアルキル)、ポリヒドロ
    キシ(C-C アルキル)、(C-C)アルキルカルボ
    ニル、カルバミル、N-(C-C)アルキルカルバミル
    又はN,N-ジ(C-C)アルキルカルバミル、(C-
    )アルキルスルホニル、ホルミル、トリフルオロ(C
    -C)アルキルカルボニル、(C-C)アルキルカ
    ルボキシル又はチオカルバミル基、又はZ基(以下に定
    義する)から選択される、同一でも異なっていてもよい
    一又は二の基で置換されたアミノ(C-Cアルキル)
    基を示すか、又はそれらが結合している窒素原子と共
    に、炭素含有又は一又は複数のヘテロ原子含有の5又は
    6員環を形成し得るものであり; ・R及びR'は同一でも異なっていてもよく、結合
    手Bの2つの価の一方;水素原子;C-Cアルキル
    基;モノヒドロキシ(C-Cアルキル)基;ポリヒド
    ロキシ(C-Cアルキル)基;Z基(以下に定義す
    る);(C-C)アルコキシ(C-Cアルキル)基;
    アリール基;ベンジル基;カルボキシ(C-Cアルキ
    ル)基;(C-C)アルキルカルボキシ(C-Cアル
    キル)基;シアノ(C-Cアルキル)基;カルバミル
    (C-Cアルキル)基;N-(C-C)アルキルカル
    バミル(C-Cアルキル)基;N,N-ジ(C-C)ア
    ルキルカルバミル(C-Cアルキル)基;トリフルオ
    ロ(C-Cアルキル)基;アミノスルホニル(C-C
    アルキル)基;N-Z-アミノスルホニル(C-C
    ルキル)基;N-(C-C)アルキルアミノスルホニル
    (C-Cアルキル)基;N,N-ジ(C-C)アルキル
    アミノスルホニル(C-Cアルキル)基;(C-C)
    アルキルスルフィニル(C-Cアルキル)基;(C-
    )アルキルスルホニル(C -Cアルキル)基;(C
    -C)アルキルカルボニル(C-Cアルキル)基;
    アルキルが一又は複数のヒドロキシル基で置換されてい
    てもよいアミノ(C-C アルキル)基;アルキルが一
    又は複数のヒドロキシル基で置換されていてもよく、ア
    ミンが、C-Cアルキル、モノヒドロキシ(C-C
    アルキル)、ポリヒドロキシ(C-Cアルキル)、
    (C-C)アルキルカルボニル、ホルミル、トリフル
    オロ(C-C)アルキルカルボニル、(C-C)アル
    キルカルボキシル、カルバミル、N-(C-C)アルキ
    ルカルバミル、N,N-ジ(C-C)アルキルカルバミ
    ル、チオカルバミル又は(C-C)アルキルスルホニ
    ル基、又はZ基(以下に定義する)から選択され、同一で
    も異なっていてもよい一又は二の基で置換されたアミノ
    (C-Cアルキル)基を示すか、又はそれらが結合し
    ている窒素原子と共に、炭素含有又は一又は複数のヘテ
    ロ原子含有の5又は6員環を形成し得るものであり; ・Zは次の式(II)及び(III)の不飽和のカチオン性
    基、及び次の式(IV)の飽和したカチオン性基: 【化2】 【化3】 [上式中: ・Dは、好ましくは1〜14の炭素原子を有する直鎖状
    あるいは分枝状のアルキル鎖を表し、酸素、硫黄又は窒
    素原子等の一又は複数のヘテロ原子が挿入されていても
    よく、一又は複数のヒドロキシル又はC-Cアルコ
    キシ基で置換されていてもよく、一又は複数のケトン官
    能基を担持していてもよい結合手であり; ・環の構成要素であるE、G、J、L及びMは、同一で
    も異なっていてもよく、炭素、酸素、硫黄又は窒素原子
    を表し; ・nは0〜4の整数であり; ・mは0〜5の整数であり; ・R基は同一でも異なっていてもよく、結合手Bの2つ
    の価の一方、第1のZ基と同一又は異なる第2のZ基、
    ハロゲン原子、ヒドロキシル基、C-C アルキル
    基、モノヒドロキシ(C-Cアルキル)基、ポリヒド
    ロキシ(C-Cアルキル)基、ニトロ基、シアノ基、
    シアノ(C-Cアルキル)基、C-Cアルコキシ
    基、トリ(C-C)アルキルシラン(C-Cアルキ
    ル)基、アミド基、アルデヒド基、カルボキシル基、C
    -Cアルキルカルボニル基、チオ基、チオ(C-C
    アルキル)基、(C-C)アルキルチオ基、アミノ
    基、(C-C)アルキルカルボニル、カルバミル又は
    (C-C)アルキルスルホニル基で保護されたアミノ
    基、R''及びR'''が同一でも異なっていてもよく、C
    -Cアルキル基、モノヒドロキシ(C-Cアルキ
    ル)基又はポリヒドロキシ(C-Cアルキル)基を表す
    NHR''又はNR''R'''基を表し; ・Rは、結合手Bの2つの価の一方、C-Cアル
    キル基、モノヒドロキシ(C-Cアルキル)基、ポリ
    ヒドロキシ(C-Cアルキル)基、シアノ(C-C
    アルキル)基、トリ(C-C)アルキルシラン(C-C
    アルキル)基、(C-C)アルコキシ(C-Cアル
    キル)基、カルバミル(C-Cアルキル)基、(C-C
    )アルキルカルボキシ(C-Cアルキル)基、ベンジ
    ル基、第1のZ基と同一又は異なる第2のZ基を表し; ・R、R及びR10は同一でも異なっていてもよ
    く、結合手Bの2つの価の一方、C-Cアルキル
    基、モノヒドロキシ(C-Cアルキル)基、ポリヒド
    ロキシ(C-Cアルキル)基、(C-C)アルコキシ
    (C-Cアルキル)基、シアノ(C-Cアルキル)
    基、アリール基、ベンジル基、アミド(C-Cアルキ
    ル)基、トリ(C-C)アルキルシラン(C-Cアル
    キル)基、又はアミンが(C-C)アルキルカルボニ
    ル、カルバミル又は(C-C)アルキルスルホニル基
    で保護されたアミノ(C-Cアルキル)基を表し;R
    、R及びR10基の2つが、それらが結合している
    窒素原子と共に、炭素を含有するか、もしくはピロリジ
    ン環、ピペリジン環、ピペラジン環又はモルホリン環等
    の一又は複数のヘテロ原子を含有し得る飽和した5又は
    6員環を形成可能であり;該環は、ハロゲン原子、ヒド
    ロキシル基、C-Cアルキル基、モノヒドロキシ(C
    -Cアルキル)基、ポリヒドロキシ(C-Cアルキ
    ル)基、ニトロ基、シアノ基、シアノ(C-Cアルキ
    ル)基、C-Cアルコキシ基、トリ(C-C)アル
    キルシラン(C-Cアルキル)基、アミド基、アルデ
    ヒド基、カルボキシル基、ケト(C-Cアルキル)
    基、チオ基、チオ(C-Cアルキル)基、(C-C)
    アルキルチオ基、アミノ基、(C-C)アルキルカル
    ボニル、カルバミル又は(C-C)アルキルスルホニ
    ル基で保護されたアミノ基で置換又は非置換され得るも
    のであり;また、R、R及びR10基の1つは、第
    1のZ基と同一又は異なる第2のZ基を表し得るもので
    あり; ・R11は、結合手Bの2つの価の一方、C-C
    ルキル基;モノヒドロキシ(C-Cアルキル)基;ポ
    リヒドロキシ(C-Cアルキル)基;アリール基;ベ
    ンジル基;アミノ(C-Cアルキル)基、アミンが(C
    -C)アルキルカルボニル、カルバミル又は(C-C
    )アルキルスルホニル基で保護されたアミノ(C-C
    アルキル)基;カルボキシ(C-Cアルキル)基;シ
    アノ(C-Cアルキル)基;カルバミル(C-C
    ルキル)基;トリフルオロ(C-Cアルキル)基;トリ
    (C-C)アルキルシラン(C-Cアルキル)基;ス
    ルホンアミド(C-Cアルキル)基;(C-C)アル
    キルカルボキシ(C-C アルキル)基;(C-C)ア
    ルキルスルフィニル(C-Cアルキル)基;(C -C
    )アルキルスルホニル(C-Cアルキル)基;(C-
    )アルキルケト(C-Cアルキル)基;N-(C-
    )アルキルカルバミル(C-Cアルキル)基;N-
    (C-C)アルキルスルホンアミド(C-Cアルキ
    ル)基を表し; ・x及びyは0又は1の整数で;次の条件: − 式(II)の不飽和のカチオン性基においては; − x=0の場合、結合手Dは窒素原子に結合してお
    り; − x=1の場合、結合手Dは環の構成要素であるE、
    G、J又はLの一つに結合しており; − yは: 1)環の構成要素であるE、G、J及びLが同時に炭素
    原子であり、R基が不飽和の環の窒素原子により担持
    されている場合か;又は 2)環の構成要素であるE、G、J及びLの少なくとも
    1つが、R基が結合している窒素原子を表す場合:1
    のみを示し得るもので; − 式(III)の不飽和のカチオン性基においては: − x=0の場合、結合手Dは窒素原子に結合してお
    り; − x=1の場合、結合手Dは環の構成要素であるE、
    G、J、L又はMの一つに結合しており; − yは、環の構成要素であるE、G、J、L及びMの
    少なくとも1つが2価の原子を表し、R基が不飽和の
    環の窒素原子により担持されている場合に1のみを示し
    得るもので; − 式(IV)のカチオン性基においては: − x=0の場合、結合手Dは、RないしR10基を
    担持する窒素原子に結合しており; − x=1の場合、RないしR10基の2つは、それ
    らが結合している窒素原子と共同して、上述した5又は
    6員の飽和した環を形成し;結合手Dは該飽和した環の
    炭素原子により担持されている;を有するものであり、 ・Xは一価又は二価のアニオンを表す]から選択さ
    れ; − (i)カチオン性基Zの数は少なくとも1であり; − (ii)式(I)が、次の式(VI): 【化4】 [上式中、 R、R、R及びRは同一でも異なっていてもよ
    く、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はヒドロキ
    シル基を示し、 Rは水素原子又はアルキル基を示し、 R及びRは同一でも異なっていてもよく、アルキ
    ル、モノ-又はポリヒドロキシアルキル基、又はアリー
    ル基を示し、 Dは式(I)と同一の意味を有し、 Xはアニオンを示す]の化合物を示さない;と理解さ
    れる}のカチオン性アミノジアントラキノン類及びその
    酸付加塩類。
  2. 【請求項2】 式(II)の不飽和のZ基の環が、ピロー
    ル、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、チアゾ
    ール及びトリアゾール環から選択されることを特徴とす
    る請求項1に記載のカチオン性アミノジアントラキノン
    類。
  3. 【請求項3】 式(III)の不飽和のZ基の環が、ピリ
    ジン、ピリミジン、ピラジン、オキサジン及びトリアジ
    ン環から選択されることを特徴とする請求項1に記載の
    カチオン性アミノジアントラキノン類。
  4. 【請求項4】 式(IV)において、R、R及びR
    10基の2つが、ピロリジン環、ピペリジン環、ピペラ
    ジン環又はモルホリン環を形成し;該環が、ハロゲン原
    子、ヒドロキシル基、C-Cアルキル基、モノヒド
    ロキシ(C-C アルキル)基、ポリヒドロキシ(C-
    アルキル)基、ニトロ基、シアノ基、シアノ(C-
    アルキル)基、C-Cアルコキシ基、トリ(C-
    )アルキルシラン(C-Cアルキル)基、アミド
    基、アルデヒド基、カルボキシル基、(C-Cアルキ
    ル)カルボニル基、チオ基、チオ(C-Cアルキル)
    基、(C-C)アルキルチオ基、アミノ基、(C-C
    )アルキルカルボニル、カルバミル又は(C-C)ア
    ルキルスルホニル基で保護されたアミノ基で置換又は非
    置換され得るものであることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか1項に記載のカチオン性アミノジアント
    ラキノン類。
  5. 【請求項5】 X−1が、ハロゲン原子、水酸化物、硫
    酸水素又は(C-C )硫酸アルキルから選択されるこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    のカチオン性アミノジアントラキノン類。
  6. 【請求項6】 次の式(I)ないし(I)12: 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】 【化9】 【化10】 【化11】 【化12】 【化13】 【化14】 から選択されることを特徴とする請求項1ないし5のい
    ずれか1項に記載のカチオン性アミノジアントラキノン
    類。
  7. 【請求項7】 酸付加塩類が、塩酸塩類、臭化水素酸塩
    類、硫酸塩類、クエン酸塩類、コハク酸塩類、酒石酸塩
    類、乳酸塩類及び酢酸塩類から選択されることを特徴と
    する請求項1ないし6のいずれか1項に記載のカチオン
    性アミノジアントラキノン類。
  8. 【請求項8】 次の式(I): 【化15】 [上式中、B、R、R、R、R、R
    R'、R'、R'、R'及びR'は、請求項1と
    同一の意味を有し、カチオン性のZ基の数は少なくとも
    1である]のカチオン性アミノジアントラキノン類から
    なり、ヒトの毛髪等のケラチン繊維の染色用組成物に使
    用される直接染料。
  9. 【請求項9】 染色に適した媒体に、請求項1ないし7
    のいずれか1項に記載の式(I)のカチオン性アミノジア
    ントラキノン類の少なくとも1つ又は請求項8に記載の
    直接染料を有効量含有することを特徴とするケラチン繊
    維の染色用組成物。
  10. 【請求項10】 染色に適した媒体に、請求項1ないし
    7のいずれか1項に記載の式(I)のカチオン性アミノジ
    アントラキノン類の少なくとも1つ又は請求項8に記載
    の直接染料を有効量含有することを特徴とする毛髪等の
    ヒトのケラチン繊維の直接染色用組成物。
  11. 【請求項11】 3〜12のpHを有することを特徴と
    する請求項9又は10に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 カチオン性アミノジアントラキノン類
    が、組成物の全重量に対して0.005〜12重量%の
    範囲の割合で存在していることを特徴とする請求項9な
    いし11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 カチオン性アミノジアントラキノン類
    が、組成物の全重量に対して0.05〜6重量%の範囲
    の割合で存在していることを特徴とする請求項12に記
    載の組成物。
  14. 【請求項14】 ニトロフェニレンジアミン類、ニトロ
    ジフェニルアミン類、ニトロアニリン類、ニトロフェノ
    ールエーテル類又はニトロフェノール類等のニトロベン
    ゼン染料、ニトロピリジン類、式(I)のものとは異なる
    アントラキノン染料、モノ-又はジアゾ、トリアリール
    メタン、アジン、アクリジン及びキサンテン染料、又は
    金属含有染料から選択される他の直接染料をさらに含有
    していることを特徴とする請求項9ないし13のいずれ
    か1項に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 染色に適した媒体が、アルコール、グ
    リコール及びグリコールエーテルから選択される有機溶
    媒及び/又は水を含有する水性媒体であり、組成物の全
    重量に対して1〜40重量%の割合であることを特徴と
    する請求項9ないし14のいずれか1項に記載の組成
    物。
  16. 【請求項16】 請求項9ないし15のいずれか1項に
    記載の染色用組成物を乾燥した又は湿ったケラチン繊維
    に適用し、これらの繊維を中間のすすぎなしに乾燥させ
    ることを特徴とする、直接染色による、ヒトの毛髪等の
    ケラチン繊維の染色方法。
  17. 【請求項17】 請求項9ないし15のいずれか1項に
    記載の染色用組成物を乾燥した又は湿ったケラチン繊維
    に適用し、該組成物を3〜60分作用させ、繊維をすす
    ぎ、場合によっては洗浄し、再度すすいで乾燥させるこ
    とを特徴とする、直接染色による、ヒトの毛髪等のケラ
    チン繊維の染色方法。
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