JPH0637925U - デジタイザー用センサー板 - Google Patents
デジタイザー用センサー板Info
- Publication number
- JPH0637925U JPH0637925U JP7855992U JP7855992U JPH0637925U JP H0637925 U JPH0637925 U JP H0637925U JP 7855992 U JP7855992 U JP 7855992U JP 7855992 U JP7855992 U JP 7855992U JP H0637925 U JPH0637925 U JP H0637925U
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- wiring
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- glass plate
- rectangular glass
- digitizer
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な手段で、極細線がゆるみや浮きあるい
は断線を生じることなく作業性よく所定パターンに布線
された高精度のデジタイザー用センサー板を提供する。 【構成】 方形ガラス板上に該板の各辺に沿って、該板
表面より少なくとも該板の各辺外側上方に延びる平滑な
傾斜面を有する布線用支柱2を所定間隔に植立して、前
記ガラス板1の対辺の各布線用支柱2に極細線3を引掛
け折り返し所定パターンに布線し、極細線布線端末部6
を方形ガラス板1の外側に導出し、極細線3の布線パタ
ーンと布線用支柱2上に接着剤4を介して上部方形ガラ
ス板5を載置固定してデジタイザー用センサー板を構成
する。
は断線を生じることなく作業性よく所定パターンに布線
された高精度のデジタイザー用センサー板を提供する。 【構成】 方形ガラス板上に該板の各辺に沿って、該板
表面より少なくとも該板の各辺外側上方に延びる平滑な
傾斜面を有する布線用支柱2を所定間隔に植立して、前
記ガラス板1の対辺の各布線用支柱2に極細線3を引掛
け折り返し所定パターンに布線し、極細線布線端末部6
を方形ガラス板1の外側に導出し、極細線3の布線パタ
ーンと布線用支柱2上に接着剤4を介して上部方形ガラ
ス板5を載置固定してデジタイザー用センサー板を構成
する。
Description
【0001】
この考案は、CAD用入力機器の電磁誘導方式のデジタイザーに使用されるセ ンサー板の構造に関するものである。
【0002】
従来のデジタイザー用センサー板の一例としては、本出願人による実公平3− 48662号公報に開示されたデジタイザー用センサー板がある。このセンサー 板は、図4,図5,図6に図示する如く方形ガラス板1、方形ガラス板1上に所 定パターンで植立された円柱状支柱2、布線パターンにしたがって規定張力で対 辺の各円柱状支柱2に引掛け折り返し布線された極細線3、方形ガラス板1の外 側に導出された極細線3の布線端末部6、前記布線を固定する紫外線硬化接着剤 4、さらにこの上に接着剤4により固定された上部方形ガラス板5により構成さ れていた。
【0003】 具体的なセンサー板の製作は、次のようにして行われる。先ず所望寸法の円柱 状支柱2を多数個用意する。次いで、金属板等に布線パターンの円柱状支柱2位 置と対称となる位置に形成された上記支柱2よりやや径大の円柱状溝に各々円柱 状支柱2を挿入し、円柱状支柱2の先端が前記金属板面より1.5 〜 2.0mm上に出 た状態とする。そして、この各円柱状支柱2の先端部に接着剤4を極く少量塗布 し、その上に方形ガラス板1を載せ、接着硬化後これを金属板から引き上げ裏返 して、ガラス板1上に円柱状支柱2を布線パターンで植立する。
【0004】 そして、布線パターンにしたがって極細線3を規定張力で対辺の各円柱状支柱 2に引掛け折り返し布線する。布線終了後、紫外線硬化接着剤4を円柱状支柱2 上端が0.5mm 余す程度までガラス板1上に静かに流し、紫外線ランプで硬化し、 布線を固定する。さらにこの上に円柱状支柱2が隠れるまで接着剤4を静かに流 し、接着剤中に泡が入らないようにして、上部方形ガラス板5を重ね、該ガラス 板5下面が各円柱状支柱2上端と接する状態で、接着剤4を紫外線ランプで硬化 せしめてセンサー板を構成していた。
【0005】
上述のデジタイザー用センサー板では、極細線3を前記ガラス板1上に植立さ れた円柱状支柱2に引掛け折り返し布線するに際し、折り返し時に生じる張力の ゆるみを完全になくすことは困難であり、張力のゆるみにより極細線3が円柱状 支柱2からはずれたり、極細線3が張力のゆるんだまま布線されるために布線後 の修正作業を必要とする難点があった。また、極細線3がガラス板表面から浮い たまま布線される浮きを生じたり、組立工程中に誤って浮きの生じた折り返し部 に触れて極細線3に断線を生じる難点があった。
【0006】 本考案は簡単な手段で、前記難点が解消した高精度のデジタイザー用センサー 板を提供するものである。
【0007】
方形ガラス板1、このガラス板上に該板の各辺に沿って所定間隔に植立される とともに、該板表面より少なくとも該板の各辺外側上方に延びる平滑な傾斜面を 有する布線用支柱2、前記方形ガラス板1の対辺の各布線用支柱2に引掛け折り 返し布線された極細線3、前記方形ガラス板1の周辺より外側に導出された極細 線3の布線端末部6及び極細線3の布線パターンと布線用支柱2上に接着剤4を 介して載置固定された上部方形ガラス板5とでデジタイザー用センサー板を構成 する。
【0008】
布線用支柱に引掛けられた極細線は、極細線布線用支柱に形成された平滑な傾 斜面を張力により滑りおりガラス板表面に密着して布線される。また、布線用支 柱の傾斜面は極細線が布線用支柱から外れるのを防ぎ、高精度の布線を可能とす る。
【0009】
以下、本考案を図1,図2に沿って説明する。図1は本考案によるセンサー板 の要部断面図、図2は本考案のセンサー板の製作工程の説明図である。図におい て、1は方形透明ガラス板、2は布線用支柱、3はマグネットワイヤからなる極 細線、4は透明接着剤、5は上部の方形透明ガラス板である。
【0010】 本考案のデジタイザー用センサー板の製作を図2により説明する。先ず所望寸 法で、平滑な傾斜面7を有する円錐台状の布線用支柱2を多数個用意する。前記 支柱2はアクリル樹脂などの透明プラスチック樹脂やセラミック、金属および透 明接着剤等による注型品でよい。
【0011】 次いで金属板9に上記支柱2よりやや径大の円柱状溝8を形成する。前記溝8 の形成位置は、布線パターンの布線用支柱2位置に対応して対称となるよう予め 設定しておく。また、前記溝8の深さは各々の布線用支柱2を溝8に入れたとき に、布線用支柱2の先端が金属板面より1.5 〜 2.0mm上に出ている状態に設定し ておく。そして、前記溝8に布線用支柱2を入れ、この各布線用支柱2の先端部 に接着剤4を極く少量塗布し、その上に方形ガラス板1を載せ、接着硬化後これ を金属板から引き上げ裏返して、布線パターンに対応して逆円錐台状布線用支柱 2をガラス板1上に植立させる。
【0012】 そして、極細線3を所定の布線パターンにしたがって規定張力でガラス板1の 対辺の各布線用支柱2に引掛け折り返し布線する。布線終了後、紫外線硬化接着 剤を布線用支柱2上端が0.5mm 余す程度までガラス板1上に静かに流し、紫外線 ランプで硬化し、布線を固定する。さらにこの上に布線用支柱2が隠れるまで接 着剤4を静かに流し、接着剤中に泡が入らないようにして、上部方形ガラス板5 を重ね、該ガラス板5下面が各布線用支柱2上端と接する状態で、接着剤4を紫 外線ランプで硬化せしめて、センサー板を構成するものである。
【0013】 前述された如く、実施例の布線用支柱2それぞれには、ガラス板1表面から該 ガラス板外側上方に延びる平滑な傾斜面7が形成されていて本考案センサー板の 特徴をなしている。
【0014】 布線用支柱2がこのように構成されたことで、極細線3を前記布線用支柱2に 引っ掛け折り返し布線する場合、極細線3が布線時の張力で前記支柱2の平滑な 傾斜面7を滑りおり、ガラス板1表面から浮くことなくガラス板1表面に密着し て布線される。また、前記平滑傾斜面7は布線折り返し時の極細線3が布線用支 柱2から外れるのを防止し、極細線3が精度よく布線される。
【0015】 図3は本考案に用いる布線用支柱2の他の実施例を示す斜視図であり、平滑な 傾斜面7が方形ガラス板の各辺外側方向となる面側にのみ形成されていることを 特徴とするものである。なお、布線用支柱2はこれら実施例に限定されることな く種々可能なことはいうまでもない。
【0016】
本考案によるデジタイザー用センサー板は、極細線がガラス板面から浮いたり 、布線用支柱からはずれることなくガラス板面に密着して布線される。この結果 、極細線が浮きやたるみなく布線され、高精度のデジタイザー用センサー板が得 られる。また、組立工程中の極細線の断線がなく、布線後の修正作業も不要でセ ンサー板製作作業性が向上する。といった効果を奏するものである。
【図1】本考案によるセンサー板の要部拡大断面図であ
る。
る。
【図2】本考案のセンサー板の製作工程の説明図であ
る。
る。
【図3】本考案に用いる布線用支柱の他の実施例であ
る。
る。
【図4】センサー板の構造を示す斜視図である。
【図5】従来例のセンサー板の断面図である。
【図6】従来例のセンサー板の要部を示す部分拡大図で
ある。
ある。
1 方形ガラス板 2 布線用支柱 3 極細線 4 接着剤 5 上部方形ガラス板 6 布線端末部 7 傾斜面
Claims (1)
- 【請求項1】 方形ガラス板1、このガラス板上に該板
の各辺に沿って所定間隔に植立されるとともに、該板表
面より少なくとも該板の各辺外側上方に延びる平滑な傾
斜面を有する布線用支柱2、前記方形ガラス板1の対辺
の各布線用支柱2に引掛け折り返し布線された極細線
3、前記方形ガラス板1の周辺より外側に導出された極
細線3の布線端末部6及び極細線3の布線パターンと布
線用支柱2上に接着剤4を介して載置固定された上部方
形ガラス板5からなるデジタイザー用センサー板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7855992U JPH0637925U (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | デジタイザー用センサー板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7855992U JPH0637925U (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | デジタイザー用センサー板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0637925U true JPH0637925U (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=13665268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7855992U Pending JPH0637925U (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | デジタイザー用センサー板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637925U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6320235B2 (ja) * | 1979-08-25 | 1988-04-26 | Otsuka Pharma Co Ltd | |
JP4108239B2 (ja) * | 1998-11-30 | 2008-06-25 | ロレアル | カチオン性アミノジアントラキノン類、その用途、該化合物を含有する染色用組成物及び染色方法 |
-
1992
- 1992-10-15 JP JP7855992U patent/JPH0637925U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6320235B2 (ja) * | 1979-08-25 | 1988-04-26 | Otsuka Pharma Co Ltd | |
JP4108239B2 (ja) * | 1998-11-30 | 2008-06-25 | ロレアル | カチオン性アミノジアントラキノン類、その用途、該化合物を含有する染色用組成物及び染色方法 |
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