JP2511492Y2 - 装飾用板のファイバ―支持構造 - Google Patents

装飾用板のファイバ―支持構造

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JP2511492Y2
JP2511492Y2 JP1990010117U JP1011790U JP2511492Y2 JP 2511492 Y2 JP2511492 Y2 JP 2511492Y2 JP 1990010117 U JP1990010117 U JP 1990010117U JP 1011790 U JP1011790 U JP 1011790U JP 2511492 Y2 JP2511492 Y2 JP 2511492Y2
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fiber
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暉彦 藤井
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Osaka Gas Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、埋設したファイバーの先端を表面に出現さ
せた装飾用板を製造する際のファイバーを支持するため
の構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、セメントを含む材料を用いてファイバーを埋設
し、該ファイバーの先端を表面に出現させ、該表面を研
磨してなる装飾用板は公知である。例えば、第4図に示
す如く型枠a内に上方から複数のファイバーbを導入
し、該ファイバーの先端cを型枠aの基台dに挿入固定
するとともに、他方端部を束ねた状態で、型枠a内にセ
メントを含む材料eを流し込んみ、硬化した後、型枠a
から取出してファイバーbの先端cが突出した材料cの
表面を研磨して装飾用板を製造するものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、ファイバーbを束ねた位置から離れるにつれ
て基台dに対する角度が鋭角になるため、図中の研磨面
fまで研磨した場合には、第5図に示す如く中心から離
れたファイバーbの先端cは楕円形になって、その形状
が不揃いになり、装飾効果上の問題が発生する。
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところ
は、型枠内にファイバーを係着する支持体を設けて、該
ファイバーの先端を基台に対して常に垂直に支持し、表
面を研磨した際にもその先端部の形状を一定となすこと
が可能な装飾用板のファイバー支持構造を提供する点に
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前述の課題解決の為に、埋設したファイバ
ーの先端を表面に出現させてなる装飾用板において、基
台の周囲に側壁を立設してなる型枠内に、縦要素及び横
要素を有するメッシュ状に構成され、且つ、該縦要素又
は横要素の一部を切断した切断部を一側方に折曲立起さ
せた複数の脚部を有する支持体を、該脚部の先端にて該
基台に所定間隔を開けて支持させた状態で横設し、前記
型枠内に導いた複数のファイバーの先端部をそれぞれ前
記支持体に係着するとともに、この係着箇所から垂下さ
せたファイバーの先端を前記基台に挿入固定してファイ
バーを垂直に支持し、前記型枠にセメントを含む材料を
流し込んでなる装飾用板のファイバー支持構造を構成し
た。
〔作用〕
以上の如き内容からなる本考案の装飾用板のファイバ
ー支持構造は、ファイバーの先端を型枠の基台に挿入固
定するとともに、該基台上に脚部にて所定間隔を開けた
位置に横設したメッシュ状の支持体にもファイバーを係
着することで、ファイバーの先端部を二点支持により基
台に対して垂直に支持するものであり、この状態で型枠
内にセメントを含む材料を流し込んだ場合にも、常に垂
直状態を保持するものである。そして、前記支持体を構
成する縦要素又は横要素の一部を切断し、この切断した
切断部を一側方に折曲立起させることによって、脚部を
構成するのである。
〔実施例〕
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考案の詳
細を説明する。
第1図〜第3図は本考案の代表的実施例を示し、図中
1は型枠、2は支持体、3はファイバーをそれぞれ示し
ている。
型枠1は、基台4の周囲に側壁5を立設したもので、
この内部にセメントに特殊混和剤を混入して混練した材
料6を流し込み、所望の大きさ及び形状のブロック状の
装飾用板7を硬化形成するものである。
支持体2は、縦要素8と横要素9を縦横にメッシュ状
に一体形成したもので、その素材は合成樹脂や金属等の
適宜素材が用いられる。
そして、前記支持体2を型枠1内に、基台4から所定
間隔を開けて横設するには、例えば第2図に示す如く前
記縦要素8又は横要素9の一部を切断して、該切断部を
一側方に折曲立起させて複数の脚部10,…を形成し、該
脚部10を第1図に示す如く前記基台4上に載置するので
ある。
こうして、基台4から所定間隔を開けて横設された支
持体2に、型枠1内に導入された複数のファイバー3の
先端部11をストラップタイ12等で係着するとともに、該
ファイバー3の先端13を基台4に開口した孔14に挿入固
定し、ファイバー3の先端部11を該基台4に対して垂直
に支持するのである。尚、該基台4を発泡スチロール等
で形成した場合には、該基台4に予め孔14を形成する必
要はなく、ファイバー3の先端13を直接押し込むこと
で、結果として該先端13が孔14に挿入された状態となる
のである。
そして、複数のファイバー3,…の上方突出端部をスト
ラップタイ12等で束ねた状態で、前記支持体2が埋没す
るまで前記材料6を型枠1に流し込むのである。
それから、前記材料6が硬化した段階で、型枠1から
取出し、前記基台4に面した側、即ちファイバー3の先
端13が突出した表面を第1図に一点鎖線で示した研磨面
15まで表面研磨して、装飾用板7を製造するのである。
こうして製造した装飾用板7は、床や壁面に埋設した
り、テーブルの天板として使用し、ファイバー3を束ね
た側から図示しない光源にて光を表面に導き、室内等に
おける装飾効果を高めるのである。
〔考案の効果〕
以上にしてなる本考案の装飾用板のファイバー支持構
造によれば、埋設したファイバーの先端を表面に出現さ
せてなる装飾用板において、基台の周囲に側壁を立設し
てなる型枠内に、前記基台上から脚部にて所定間隔を開
けてメッシュ状の支持体を横設し、前記型枠内に導いた
複数のファイバーの先端部をそれぞれ前記支持体に係着
するとともに、この係着箇所から垂下させたファイバー
の先端を前記基台に挿入固定してファイバーを垂直に支
持し、前記型枠にセメントを含む材料を流し込んでなる
ので、セメントを含む材料を型枠内に流し込む前後にお
いて、ファイバーの先端部を基台に対して垂直に支持す
ることができ、従って最終製品の装飾用板の表面に対し
て垂直に支持することができ、該表面を研磨した場合に
も、その研磨量に関係なく常にファイバーの先端の形状
を至る所で一定にすることができ、複数のファイバーを
配列させて文字等を構成した場合にはその効果は顕著で
ある。また、支持体を構成する縦要素又は横要素の一部
を切断したのち、この切断部を折曲立起させることによ
って、脚部を構成することができるから、支持体に別体
形成された脚部を取付ける場合に比べて、製造面におい
て有利にしながらも、脚部を容易迅速に支持体に備えさ
せることができるのである。また、支持体をメッシュ状
に構成してあるから、ファイバーの先端を挿入するため
の孔及びセメントを含む材料を通過させるための孔を特
別に設ける必要がなく、支持体の製造工程数の削減化を
図ることができるのである。さらに、支持体と脚部とが
一体形成されるとともに、この支持体にファイバーの先
端を係着することによって、ファイバーの先端部とファ
イバーの係着部との位置関係が、セメントを含む材料を
型枠内に流し込んだとしても、変更されることがないか
ら、例えば前記位置関係が変更された場合に、各ファイ
バーの先端が一直線上に並ぶように該先端面を研磨する
と、各ファイバーの研磨量が異なるため、研磨終了後の
各ファイバーの長さが異なり、ファイバーの先端から放
出される光量のうちのある特定のファイバーの先端から
放出される光量だけが異なるといったことを回避するこ
とができ、バラツキ等のない安定した装飾効果を上げる
ことができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は装飾用板の製造する際の各部材の配置状態を示
し縦断面図、第2図は支持体の斜視図、第3図はファイ
バーの先端部を支持体に係着した状態の部分斜視図、第
4図は従来例を示す縦断面図、第5図は従来の支持構造
で製造した装飾用板の平面図である。 1:型枠、2:支持体、3:ファイバー、4:基台、5:側壁、6:
材料、7:装飾用板、8:縦要素、9:横要素、10:脚部、11:
先端部、12:ストラップタイ、13:先端、14:孔、15:研磨
面。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】埋設したファイバーの先端を表面に出現さ
    せてなる装飾用板において、基台の周囲に側壁を立設し
    てなる型枠内に、縦要素及び横要素を有するメッシュ状
    に構成され、且つ、該縦要素又は横要素の一部を切断し
    た切断部を一側方に折曲立起させた複数の脚部を有する
    支持体を、該脚部の先端にて該基台に所定間隔を開けて
    支持させた状態で横設し、前記型枠内に導いた複数のフ
    ァイバーの先端部をそれぞれ前記支持体に係着するとと
    もに、この係着箇所から垂下させたファイバーの先端を
    前記基台に挿入固定してファイバーを垂直に支持し、前
    記型枠にセメントを含む材料を流し込んでなることを特
    徴とする装飾用板のファイバー支持構造。
JP1990010117U 1990-02-02 1990-02-02 装飾用板のファイバ―支持構造 Expired - Lifetime JP2511492Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR3024478B1 (fr) * 2014-07-31 2016-09-02 Jerome Jaccon Procede d'obtention d'une paroi ayant un eclairage incorpore

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2645567B2 (ja) * 1988-03-16 1997-08-25 テラゾー工業株式会社 発光体埋設ブロック及びその製造方法

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