JP2000230048A - 可溶性ポリイミドおよびその製造法 - Google Patents

可溶性ポリイミドおよびその製造法

Info

Publication number
JP2000230048A
JP2000230048A JP3429599A JP3429599A JP2000230048A JP 2000230048 A JP2000230048 A JP 2000230048A JP 3429599 A JP3429599 A JP 3429599A JP 3429599 A JP3429599 A JP 3429599A JP 2000230048 A JP2000230048 A JP 2000230048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bis
polyimide
aminophthalimide
dianhydride
anhydride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3429599A
Other languages
English (en)
Inventor
Akinori Shiotani
陽則 塩谷
Makoto Matsuo
信 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP3429599A priority Critical patent/JP2000230048A/ja
Publication of JP2000230048A publication Critical patent/JP2000230048A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性が高く有機溶媒に可溶である新規な可
溶性ポリイミドを提供する。 【解決手段】 芳香族テトラカルボン酸二無水物とα,
ω−ビス(4−アミノフタルイミド)アルカン(ただ
し、アルカンの炭素数:2−16)とから得られるポリ
イミドおよびその製造法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規なポリイミドに
関する。さらに詳しくは有機溶媒に可溶で成形加工性に
優れ、さらに耐熱性に優れたポリイミドであり、多層基
板用の接着剤、液晶配向膜、カラ−フィルタ−保護膜な
どのコ−ティング用途などに使用される。
【0002】
【従来の技術】テトラカルボン酸二無水物とジアミンと
の反応から得られるポリイミドは優れた耐熱性、耐溶剤
性を有するため、電気電子産業分野に広く用いられてい
る。しかし、多くの全芳香族ポリイミドは一般に有機溶
媒への溶解性が悪いので,通常は前駆体であるポリアミ
ド酸溶液を塗布し、高温加熱により脱水閉環させること
でポリイミドとしている。そのため、加工性の点におい
て必ずしも優れているとはいえず、用途が限定されてい
る。
【0003】α,ω−ビス(4−アミノフタルイミド)
アルカンと芳香族ジカルボン酸クロリドとの反応から,
結晶性のポリ(アミドイミド)の合成例が報告されてい
る(J.M.S.−PURE APPL.CHEM.,
A32(11),1831(1995)。しかし,これ
らのジアミンを用いたポリイミドについての報告はな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は耐熱性を有す
る、かつ有機溶媒に可溶で加工性に優れたポリイミドを
提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】本発明者らは上記の課題に対し鋭意検討し
た結果、有機溶媒に可溶なポリイミドを見出し、本発明
を完成するに至った。すなわち本発明は、一般式(1)
【0006】
【化4】 (ただし、mは2−16の整数である。)で表される繰
り返し単位を有する可溶性ポリイミドに関する。
【0007】また、一般式(2)で表わされるα,ω−
ビス(4−アミノフタルイミド)アルカンおよび下記の
式(3)
【0008】
【化5】 (ただし、mは2−16の整数である。)で表わされる
芳香族テトラカルボン酸二無水物とを重合、イミド化さ
せることを特徴とする下記の一般式(1)
【0009】
【化6】 (ただし、mは2−16の整数である。)で表される繰
り返し単位を有する可溶性ポリイミドの製造法に関す
る。
【0010】本発明のポリイミドを構成するジアミン成
分は、一般式(2)で表わされる直鎖状アルカンの炭素
数(すなわち、m)が2から16個、より好ましくは4
から14個のα,ω−ビス(4−アミノフタルイミド)
アルカンである。これらのジアミンは、例えば4−ニト
ロフタル酸無水物とα,ω−ジアミノアルカンを縮合さ
せて、α,ω−ビス(4−ニトロフタルイミド)アルカ
ンを合成し、次いでこれを、例えばPd/C触媒存在下
で水素還元することによって得られる。例えば1,4−
ビス(4−アミノフタルイミド)ブタン、1,5−ビス
(4−アミノフタルイミド)ペンタン、1,6−ビス
(4−アミノフタルイミド)ヘキサン、1,7−ビス
(4−アミノフタルイミド)ヘプタン、1,8−ビス
(4−アミノフタルイミド)オクタン、1,9−ビス
(4−アミノフタルイミド)ノナン、1,10−ビス
(4−アミノフタルイミド)デカン、1,11−ビス
(4−アミノフタルイミド)ウンデカン、1,12−ビ
ス(4−アミノフタルイミド)ドデカン,1,13−ビ
ス(4−アミノフタルイミド)トリデカン,1,12−
ビス(4−アミノフタルイミド)テトラデカン,などが
挙げられる。これらのα,ω−ビス(4−アミノフタル
イミド)アルカンは、単独あるいは二種以上混合して用
いることができる。
【0011】さらに、本発明のポリイミドの物性,有機
溶媒の可溶性、加工性を損なわない範囲で、他のジアミ
ンを混合して用いることができる。使用されるジアミン
としては、ジアミノメタン、ジアミノエタン、ジアミノ
プロパン、ジアミノブタン、ジアミノペンタン、ジアミ
ノヘキサン、ジアミノヘプタン、ジアミノオクタン、ジ
アミノノナン、ジアミノデカン、ジアミノウンデカン、
ジアミノドデカン、ジアミノシクロプロパン、ビス(ア
ミノメチル)シクロプロパン、ジアミノシクロブタン、
ジアミノシクロペンタン、ジアミノシクロヘキサン、ビ
ス(アミノメチル)シクロヘキサン、ビシクロヘキシル
ジアミン、2,2−ビス(3−アミノシクロヘキシル)
プロパン、2,2−ビス(4−アミノシクロヘキシル)
プロパン、ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシ
ル)メタン、 キシリレンジアミン、ジクロロベンジジ
ン、ジメチルベンジジン、ジメトキシベンジジン、ジア
ミノジフェニルエーテル、ジアミノジフェニルスルフィ
ド、ジアミノジフェニルスルホキシド、ジアミノジフェ
ニルスルホン、ジアミノベンゾフェノン、ジアミノジフ
ェニルメタン、2,2−ビス(3−アミノフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェ
ニル]プロパン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェ
ノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(3
−アミノフェノキシ)フェニル]−1,1,1,3,
3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス[4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル]−1,1,1,
3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、1,4−ビス
(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(4
−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(3−ア
ミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノ
フェノキシ)ベンゼン、4,4’−ビス(3−アミノフ
ェノキシ)ビフェニル、4,4’−ビス(4−アミノフ
ェノキシ)ビフェニル、ビス[4−(3−アミノフェノ
キシ)フェニル]ケトン、ビス[4−(4−アミノフェ
ノキシ)フェニル]ケトン、ビス[4−(3−アミノフ
ェノキシ)フェニル]スルフィド、ビス[4−(4−ア
ミノフェノキシ)フェニル]スルフィド、ビス[4−
(3−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、ビス
[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、
ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]エーテ
ル、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]エ
−テルなどが挙げられる。これらのジアミンは、単独あ
るいは二種以上混合して用いることができる。また、こ
れらのジアミンの使用量は全ジアミンの20%以下が好
ましい。
【0012】また、本発明のポリイミドを構成するため
に用いられるテトラカルボン酸二無水物は,3,3’,
4、4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物,2,
3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物,2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プ
ロパン二無水物、2,2−ビス(2,3−ジカルボキシ
フェニル)プロパン二無水物、2,2−ビス(3,4−
ジカルボキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘ
キサフルオロプロパン二無水物、2,2−ビス(2,3
−ジカルボキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−
ヘキサフルオロプロパン二無水物、ビス(3,4−ジカ
ルボキシフェニル)スルホン二無水物、ビス(3,4−
ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物、ビス(2,
3−ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物、3,
3’,4、4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無
水物、2,2’,3,3’−ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸二無水物、4,4−(p−フェニレンジオキシ)
ジフタル酸二無水物、4,4−(m−フェニレンジオキ
シ)ジフタル酸二無水物、ピロメリット酸二無水物、
1,2,5,6−ナフタレンジカルボン酸二無水物、
1,4,5,8−ナフタレンジカルボン酸二無水物、
2,3,6,7−ナフタレンジカルボン酸二無水物、
1,2,3,4−ベンゼンテトラカルボン酸二無水
物、、3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸二
無水物、2,3,6,7−アントラセンテトラカルボン
酸二無水物、1,2,7,8−フェナントレンテトラカ
ルボン酸二無水物、エチレンテトラカルボン酸二無水
物、ブタンテトラカルボン酸二無水物、シクロペンタン
テトラカルボン酸二無水物、シクロヘキサンテトラカル
ボン酸二無水物、1,1−ビス(2,3−ジカルボキシ
フェニル)エタン二無水物、ビス(2,3−ジカルボキ
シフェニル)メタン二無水物、ビス(3,4−ジカルボ
キシフェニル)メタン二無水物、などが挙げられる。こ
れらのテトラカルボン酸二無水物は、単独あるいは二種
以上混合して用いることができる。
【0013】上記テトラカルボン酸二無水物成分とジア
ミン成分の使用量は、テトラカルボン酸二無水物成分に
対して、ジアミン成分をモル比で0.9〜1.1の範囲
内で用いることができる。この範囲外でポリイミドを製
造した場合には、得られたポリイミドの機械的強度が著
しく低下する。特に0.95〜1.05の範囲内でポリ
イミドを製造することが望ましい。このとき、得られる
ポリイミドの対数粘度(ηinh)は0.3〜2.0の
範囲内にあるのが望ましい。より好ましくは、0.4〜
1.5の範囲内である。0.3以下であると、得られる
ポリイミドの機械的強度が著しく低下する。また、2.
0以上であると、フィルム化が困難となる。
【0014】また、ポリイミドを製造する際にジカルボ
ン酸無水物を混合して用いることができる。使用される
ジカルボン酸無水物としては、サクシン酸無水物、1,
2−シクロペンタンジカルボン酸無水物、1,2−シク
ロヘキサンジカルボン酸無水物、無水フタル酸、2,3
−ベンゾフェノンジカルボン酸無水物、3,4−ベンゾ
フェノンジカルボン酸無水物、2,3−ジカルボキシフ
ェニルフェニルエーテル無水物、3,4−ジカルボキシ
フェニルフェニルエーテル無水物、2,3−ビフェニル
ジカルボン酸無水物、3,4−ビフェニルジカルボン酸
無水物、2,3−ジカルボキシフェニルフェニルスルホ
ン無水物、3,4−ジカルボキシフェニルフェニルスル
ホン無水物、2,3−ジカルボキシフェニルフェニルス
ルフィド無水物、3,4−ジカルボキシフェニルフェニ
ルスルフィド無水物、1,2−ナフタレンジカルボン酸
無水物、2,3−ナフタレンジカルボン酸無水物、1,
8−ナフタレンジカルボン酸無水物、1,2−アントラ
センジカルボン酸無水物、2,3−アントラセンジカル
ボン酸無水物、1,9−アントラセンジカルボン酸無水
物などが挙げられる。これらのジカルボン酸無水物は、
単独あるいは二種以上混合して用いることができる。ま
た、これらのジカルボン酸無水物は、使用するテトラカ
ルボン酸二無水物に対して0.1〜5モル%であること
が好ましい。5モル%以上使用した場合には、生成する
ポリイミドの機械的強度が著しく低下する。より好まし
くは、0.1〜1モル%の範囲内である。
【0015】また、ポリイミドを製造する際にモノアミ
ンを混合して用いることができる。使用されるモノアミ
ンとしては、デシルアミン、ウンデシルアミン、ドデシ
ルアミン、シクロプロピルアミン、シクロブチルアミ
ン、シクロペンチルアミン、シクロヘキシルアミン、シ
クロヘプチルアミン、シクロオクチルアミン、シクロノ
ニルアミン、シクロデシルアミン、シクロウンデシルア
ミン、シクロドデシルアミン、アミノビシクロヘキサ
ン、アニリン、トルイジン、キシリジン、クロロアニリ
ン、ブロモアニリン、ニトロアニリン、アニシジン、フ
ェネチジン、アミノベンヅアルデヒド、アミノベンゾト
リフルオリド、アミノベンゾニトリル、アミノビフェニ
ル、アミノフェニルフェニルエ−テル、アミノベンゾフ
ェノン、アミノフェニルフェニルスルフィド、アミノフ
ェニルフェニルスルホン、ナフチルアミン、アミノアン
トラセンなどが挙げられる。これらのモノアミンは、単
独あるいは二種以上混合して用いることができる。ま
た、これらのモノアミンは、使用するジアミン成分に対
して0.1〜5モル%であることが好ましい。5モル%
以上使用した場合には、生成するポリイミドの機械的強
度が著しく低下する。より好ましくは、0.1〜1モル
%の範囲内である。また,重合に際して,置換または未
置換のイミダゾ−ル,ピラゾ−ル、ベンズイミダゾ−
ル、ピリジン、キノリン、ピリミジン、ピラジン、p−
ヒドロキシ安息香酸、m−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒ
ドロキシフェニル酢酸、p−ヒドロキシベンゼンスルホ
ン酸、などの添加剤を加えると、重合度を増大させるこ
とができる。これらの添加剤の使用量はポリイミドの繰
り返し単位1モル当たり,0.1〜4.0当量、好まし
くは0.5〜2.0当量である。
【0016】これらのテトラカルボン酸二無水物とジア
ミンとからポリイミドを製造する手段に特に制限はな
い。例えば、(a1)テトラカルボン酸二無水物とジア
ミンとを有機溶媒中で重合させて、加熱脱水、イミド化
する方法、(a2)テトラカルボン酸二無水物とジアミ
ンとを縮合触媒存在下の有機溶媒中で重合させて、化学
閉環、イミド化する方法、などの公知の手法を用いるこ
とができる。
【0017】この際に用いられる溶媒としては、N,N
−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミ
ド、N,N−ジメチルメトキシアセトアミド、N−メチ
ル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾ
リジノン、カプロラクタム、N−メチルカプロラクタ
ム、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホン、スルホ
ラン、テトラメチル尿素、ヘキサメチルホスホルアミ
ド、フェノール、クレゾ−ル、キシレノ−ル、クロロフ
ェノ−ル、エチレングリコ−ル、ジエチレングリコ−
ル、トリエチレングリコ−ル、グライム、ジグライム、
トリグライムなどが挙げられる。これらの溶媒は単独あ
るいは二種以上混合して用いることができる。溶媒の使
用量に特に制限はないが、生成するポリイミドの含量が
5〜20重量%以下とするのが望ましい。
【0018】加熱によるイミド化は、通常80〜300
℃程度の温度で行うのが好ましい。化学閉環により、イ
ミド化を行う際には、室温から200℃程度の温度範囲
内で行い、無水酢酸、トリフルオロ酢酸無水物およびピ
リジン、ピコリン、イミダゾ−ル、キノリン、トリエチ
ルアミンなどを添加して反応させる。また、イミド化は
通常常圧で行うが、加圧下、もしくは減圧下で行うこと
もできる。反応時間は、1〜200時間である。
【0019】このようにして得られたポリイミド溶液
は、そのまま使用することもできるし,あるいは貧溶媒
中に投じて析出させる。このとき用いられる貧溶媒とし
ては、メタノ−ル、エタノ−ル、アセトン、トルエン、
キシレン、ジオキサン、テトラヒドロフランなどの溶媒
が挙げられる。これら貧溶媒の使用量に特に制限はない
が、イミド化に使用した溶媒量の5〜100倍程度が好
ましい。より好ましくは、20〜50倍程度である。イ
ミド化に使用した溶媒量の5倍以内の貧溶媒でポリイミ
ドを析出させた場合には、析出したポリイミド粉末から
溶媒が完全に除去されない。析出したポリイミド粉末
は、ロ過,洗浄,乾燥を行う。
【0020】ポリイミド溶液あるいはポリイミド粉末か
ら、ポリイミド成形体を製造する方法に特に制限はな
い。例えば、(b1)ポリイミド溶液の流延塗布による
フィルムの製造、(b2)プレス成形によるフィルムお
よびシ−トの製造、(b3)押出し成形によるフィルム
およびシ−トの製造、(b4)射出成形による成形体の
製造、など公知の製造法が適用できる。
【0021】流延塗布によりポリイミドフィルムを作製
するとき、(c1)得られたポリイミド粉末を再び溶媒
に溶解させ、ガラス板等の平滑な表面に塗布し、溶媒を
蒸発させてフィルムを得る方法、(c2)ポリイミド前
駆体であるポリアミド酸溶液をガラス板等の平滑な表面
に塗布し、溶媒を蒸発させてイミド化させてフィルムを
得る方法、(c3)ポリイミド製造の際のポリイミド溶
液を、そのままガラス板等の平滑な表面に塗布し、溶媒
を蒸発させてフィルムを得る方法、などの公知の方法を
用いることができる。このとき用いられる溶媒は、ジク
ロロメタン、クロロホルム、N,N−ジメチルアセトア
ミド、N,N−ジメチルメトキシアセトアミド、N−メ
チル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダ
ゾリジノン、カプロラクタム、N−メチルカプロラクタ
ム、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホン、スルホ
ラン、テトラメチル尿素、ヘキサメチルホスホルアミ
ド、フェノ−ル、クレゾ−ル、キシレノ−ル、クロロフ
ェノール、エチレングリコ−ル、ジエチレングリコ−
ル、トリエチレングリコ−ル、グライム、ジグライム、
トリグライムなどが挙げられる。これらの溶媒から単独
あるいは二種以上混合して用いられる。溶媒の使用量に
特に制限はないが、作業上の見地から、生成するポリイ
ミドが15〜25重量%とするのが望ましい。
【0022】これらのド−プをガラス板等の平滑な表面
に流延塗布して薄膜として、室温から徐々に加熱するこ
とにより、ポリイミドフィルムを得ることができる。こ
の時の加熱温度に特に制限はないが、300℃までで十
分である。また、このポリイミドフィルムの製造は、通
常常圧で行われるが、減圧下で行ってもかまわない。こ
のようにして得たポリイミドは有機溶媒に可溶で成形加
工性に優れ、さらに耐熱性に優れたものであり、多層基
板用の接着剤、液晶配向膜、カラ−フィルター保護膜な
どのコ−ティング用途などに使用される。得られたポリ
イミドフィルムは、引張強度が700〜1100kg/
cm2と十分高く、実用に供しうる。
【0023】
【実施例】以下、実施例により、本発明のポリイミドの
製造およびそのフィルムの製造法について詳細説明す
る。モノマ−の融点はセイコ−インスツルメンツ株式会
社製SSC5200 RDSC220Cを用いて,窒素
中10℃/minの昇温速度でDSCを測定し,吸熱ピ
−クの頂点から決定した。モノマ−の1HNMRはJE
OL EX−400装置を用いて,ジメチルスルホキシ
ド−d6溶媒中,室温にて測定した。実施例中の対数粘
度(ηinh)、ガラス転移温度(Tg)、5%重量減
少温度(Td5)、および機械的強度についての評価
は、次のように行った。
【0024】得られたポリイミドの対数粘度(ηin
h)は30℃の0.5g/dLのm−クレゾ−ル溶液に
おいて、下記式により求めた。 ηinh=ln(T1/T0)/C T1:溶液の落下時間(sec) T0:溶媒の落下時間(sec) C:溶液のポリマー濃度(g/dL)
【0025】得られたポリイミドフィルムのガラス転移
温度(Tg)は、セイコ−インスツルメンツ株式会社製
SSC5200 RDSC220Cにより、窒素中10
℃/minの昇温速度で測定した。得られたポリイミド
フィルムの5%重量減少温度(Td5)は、セイコ−イ
ンスツルメンツ株式会社社製SSC5200 TG/D
TA320により、窒素中10℃/minの昇温速度で
測定した。得られたポリイミドフィルムの機械的強度
は、幅4mmのサンプルを用い、オリエンテック社製T
ENSILON AR6000シリ−ズ、万能引張試験
機UTM−II−20、フラットタイプ自動平衡式記録
計R−840を用い、チャック間30mm、引張速度2
mm/minの条件で測定した。
【0026】合成例1 窒素置換した500mL三つ口フラスコに、撹拌機、窒
素導入管、還流冷却器を取り付け、4−ニトロフタル酸
無水物24.93g(129mmol)、m−クレゾ−
ル100mL、1,8−ジアミノオクタン8.87g
(61.5mmol)を入れた。190℃にて,4時間
加熱した。冷却後、内容物を500mLのメタノ−ルに
投入して,生成物を析出させた。析出物を濾過し、30
0mLのアセトンで洗浄して、120℃で3時間真空乾
燥して、26.11g(86%)の黄色い粉末を得た。
この1,8−ビス(4−ニトロフタルイミド)オクタン
の元素分析結果および融点を表1に示す。
【0027】合成例2〜4 1,8−ジアミノオクタンの代わりに、1,6−ジアミ
ノヘキサン,1,12−ジアミノドデカン、1,4−ジ
アミノブタンを用いて,合成例1に準拠して、それぞ
れ、α,ω−ビス(4−ニトロフタルイミド)アルカン
を合成した。その結果を表1に示す。
【0028】合成例5 300mlオ−トクレーブのガラス製内筒管に、合成例
1において合成した1,8−ビス(4−ニトロフタルイ
ミド)オクタン12.02g(24.23mmol)、
1.03gの触媒5%Pd/C、テトラヒドロフラン
(THF)60mlを入れた後、水素置換した。水素3
0kg/cm2に加圧した。オートクレ−ブを100℃
に加温し、3時間反応した。反応終了後、Pd/Cをロ
別した後、エバポレ−タ−によりロ液からTHFを留去
した。残った固形物をテトラヒドロフラン/エタノ−ル
(1:2)110mLから再結晶した。60℃で6時間
真空乾燥して7.1g(67%)の黄色い針状晶を得
た。この1,8−ビス(4−アミノフタルイミド)オク
タンの元素分析結果および融点,1HNMRデータを表
2に示す。
【0029】合成例6〜8 1,8−ビス(4−ニトロフタルイミド)オクタンの代
わりに、1,6−ビス(4−ニトロフタルイミド)ヘキ
サン、1,12−ビス(4−ニトロフタルイミド)ドデ
カン、1,4−ビス(4−ニトロフタルイミド)ブタン
を用いて、合成例5に準拠して対応のビス(4−アミノ
フタルイミド)アルカンを合成した。それらの結果を表
2に示す。
【0030】実施例1 窒素置換した三つ口フラスコに、撹拌機、窒素導入管、
還流管を取り付け、合成例5で得た1,8−ビス(4−
アミノフタルイミド)オクタン0.652g(1.5m
mol)とm−クレゾ−ル5.6mL(5.8g)を入
れ、続けて、3,4,3’,4’−ビフェニルテトラカ
ルボン酸二無水物(s−BPDA)0.441g(1.
5mmol)を加えた。190℃で6.5時間反応さ
せ、粘調なポリイミド溶液を得た。反応終了後、得られ
たポリイミド溶液を、激しく撹拌している500mLの
メタノ−ル中に投入し、黄色の粉末を析出させた。この
黄色粉末をロ別後、120℃で3時間真空乾燥し、0.
90g(収率91.1%)のポリイミド粉末を得た。こ
のポリイミド粉末の対数粘度(ηinh)は0.45d
L/gであった。Tg=196℃、5%重量減少温度
(Td5)=455℃。
【0031】実施例2 1,8−ビス(4−アミノフタルイミド)オクタン2.
173g(5mmol)、m−クレゾール13.7m
L、3,4,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物(s−BPDA)1.472g(5mmo
l)、2−メチルイミダゾ−ル0.576g(7.0m
mol)、を添加して,190℃で11.5時間反応さ
せ、粘調なポリイミド溶液を得た。実施例1と同様に処
理して、3.41g(収率98.8%)のポリイミド粉
末を得た。このポリイミド粉末の対数粘度(ηinh)
は1.04dL/gであった。 Tg=196℃、Td5
=455℃。
【0032】実施例3 1,8−ビス(4−アミノフタルイミド)オクタン2.
172g(5mmol)、m−クレゾ−ル13.9m
L、2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物(a−BPDA)1.471g(5mmo
l)、2−メチルイミダゾ−ル0.434g(5.3m
mol)を添加して、190℃で11.5時間反応さ
せ、粘調なポリイミド溶液を得た。実施例1と同様に処
理して、3.41g(収率98.6%)のポリイミド粉
末を得た。このポリイミド粉末の対数粘度(ηinh)
は0.84dL/gであった。Tg=212℃、Td5
472℃。
【0033】実施例4 1,12−ビス(4−アミノフタルイミド)ドデカン
2.455g(5mmol)、m−クレゾ−ル15.3
mL、2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物(a−BPDA)1.472g(5mmo
l)、2−メチルイミダゾ−ル0.839g(10.2
mmol)を添加して,190℃で10時間反応させ、
粘調なポリイミド溶液を得た。実施例1と同様に処理し
て、3.50g(収率93.3%)のポリイミド粉末を
得た。このポリイミド粉末の対数粘度(ηinh)は
0.45dL/gであった。Tg=178℃、Td5=4
52℃。
【0034】実施例5 1,6−ビス(4−アミノフタルイミド)ヘキサン2.
033g(5mmol)、m−クレゾ−ル13.9m
L、2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸
二無水物(a−BPDA)1.472g(5mmo
l)、2−メチルイミダゾ−ル0.415g(5.0m
mol)を添加して、190℃で10時間反応させ、粘
調なポリイミド溶液を得た。実施例1と同様に処理し
て、3.27g(収率98.5%)のポリイミド粉末を
得た。このポリイミド粉末の対数粘度(ηinh)は
0.56dL/gであった。Tg=236℃、Td5=4
71℃。
【0035】実施例6 1,8−ビス(4−アミノフタルイミド)オクタン0.
652g(1.5mmol)、m−クレゾ−ル5.0m
L、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル二
無水物(ODPA)0.465g(1.5mmol)、
2−メチルイミダゾール0.247g(3.0mmo
l)を添加して,190℃で7.5時間反応させ、粘調
なポリイミド溶液を得た。実施例1と同様に処理して、
1.06g(収率99.7%)のポリイミド粉末を得
た。このポリイミド粉末の対数粘度(ηinh)は0.
82dL/gであった。Tg=180℃、Td5=439
℃。
【0036】実施例7 1,8−ビス(4−アミノフタルイミド)オクタン0.
652g(1.5mmol)、m−クレゾ−ル4.9m
L、3,3’,4、4’−ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸二無水物(BTDA)0.483g(1.5mmo
l)を190℃で7.5時間反応させ、粘調なポリイミ
ド溶液を得た。実施例1と同様に処理して、1.08g
(収率99.9%)のポリイミド粉末を得た。このポリ
イミド粉末の対数粘度(ηinh)は0.51dL/g
であった。Tg=191℃、Td5=455℃。
【0037】実施例8 1,8−ビス(4−アミノフタルイミド)オクタン0.
652g(1.5mmol)、m−クレゾ−ル5.5m
L、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)−
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン二無
水物(6FDA)0.667g(1.5mmol)、2
−メチルイミダゾ−ル0.246g(3.0mmol)
を添加して、190℃で7.5時間反応させ、粘調なポ
リイミド溶液を得た。実施例1と同様に処理して,1.
23g(収率97.6%)のポリイミド粉末を得た。こ
のポリイミド粉末の対数粘度(ηinh)は0.50d
L/gであった。Tg=202℃、Td5=447℃。
【0038】実施例9 1,4−ビス(4−アミノフタルイミド)ブタン1.8
92g(5mmol)、m−クレゾ−ル13mL、2,
3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
(a−BPDA)1.472g(5mmol)、2−メ
チルイミダゾ−ル0.46g(5.6mmol)を添加
して、190℃で6.5時間反応させ、粘調なポリイミ
ド溶液を得た。実施例1と同様に処理して、3.17g
(収率99.5%)のポリイミド粉末を得た。このポリ
イミド粉末の対数粘度(ηinh)は0.40dL/g
であった。Tg=242℃、Td5=462℃。
【0039】実施例2〜5で得たポリイミド粉末をm−
クレゾールに溶解させて、約15%溶液とし、これをド
クタ−ナイフを用いて洗浄したガラス板上に塗布した。
このガラス板を100℃で1時間予熱した後、300℃
まで30分かけて昇温し、300℃で1時間イミド化し
た。このガラス板を水中に浸漬することによりポリイミ
ドフィルムを剥離し、厚さ15〜30μmのポリイミド
フィルムを得た。これらのフィルムの引っ張り試験の結
果を表3に示した。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【発明の効果】この発明によれば、有機溶媒に可溶で成
形加工性優れ、さらに耐熱性に優れているポリイミドを
得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J043 PA02 QB15 QB26 RA37 SA05 SA39 SA42 SA47 SB01 TA22 TA71 TB01 UA122 UA131 UA132 UA222 UA262 UA341 UA431 UA671 UA672 UB011 UB022 UB052 UB122 UB152 UB302 VA021 VA022 VA061 VA062 VA102 ZA02 ZA23 ZB01 ZB03 ZB25

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1) 【化1】 (ただし、mは2−16の整数である。)で表される繰
    り返し単位を有する可溶性ポリイミド。
  2. 【請求項2】 一般式(2)で表わされるα,ω−ビス
    (4−アミノフタルイミド)アルカンおよび下記の式
    (3)で表わされる芳香族テトラカルボン酸二無水物 【化2】 (ただし、mは2−16の整数である。)とを重合、イ
    ミド化させることを特徴とする下記の一般式(1)で表
    される繰り返し単位を有する可溶性ポリイミドの製造
    法。 【化3】 (ただし、mは2−16の整数である。)
JP3429599A 1999-02-12 1999-02-12 可溶性ポリイミドおよびその製造法 Pending JP2000230048A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3429599A JP2000230048A (ja) 1999-02-12 1999-02-12 可溶性ポリイミドおよびその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3429599A JP2000230048A (ja) 1999-02-12 1999-02-12 可溶性ポリイミドおよびその製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000230048A true JP2000230048A (ja) 2000-08-22

Family

ID=12410179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3429599A Pending JP2000230048A (ja) 1999-02-12 1999-02-12 可溶性ポリイミドおよびその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000230048A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008101068A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Toyobo Co Ltd ポリイミド系樹脂およびそれを用いたフレキシブル配線板
WO2016140328A1 (ja) * 2015-03-04 2016-09-09 日産化学工業株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子
CN112194791A (zh) * 2020-06-16 2021-01-08 中国科学院长春应用化学研究所 一种透明聚酰亚胺薄膜及其制备方法
CN116354864A (zh) * 2023-03-17 2023-06-30 天津科技大学 含分子内酰亚胺环及脂肪烷基的二胺、基于二胺形成的聚酰亚胺及其制备方法和应用

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008101068A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Toyobo Co Ltd ポリイミド系樹脂およびそれを用いたフレキシブル配線板
WO2016140328A1 (ja) * 2015-03-04 2016-09-09 日産化学工業株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子
TWI596139B (zh) * 2015-03-04 2017-08-21 Nissan Chemical Ind Ltd Liquid crystal alignment agent, liquid crystal alignment film and liquid crystal display element
KR20170128414A (ko) * 2015-03-04 2017-11-22 닛산 가가쿠 고교 가부시키 가이샤 액정 배향제, 액정 배향막 및 액정 표시 소자
CN107533260A (zh) * 2015-03-04 2018-01-02 日产化学工业株式会社 液晶取向剂、液晶取向膜及液晶表示元件
JPWO2016140328A1 (ja) * 2015-03-04 2018-01-25 日産化学工業株式会社 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子
CN107533260B (zh) * 2015-03-04 2020-12-25 日产化学工业株式会社 液晶取向剂、液晶取向膜及液晶表示元件
KR102591733B1 (ko) 2015-03-04 2023-10-19 닛산 가가쿠 가부시키가이샤 액정 배향제, 액정 배향막 및 액정 표시 소자
CN112194791A (zh) * 2020-06-16 2021-01-08 中国科学院长春应用化学研究所 一种透明聚酰亚胺薄膜及其制备方法
CN116354864A (zh) * 2023-03-17 2023-06-30 天津科技大学 含分子内酰亚胺环及脂肪烷基的二胺、基于二胺形成的聚酰亚胺及其制备方法和应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101545666B1 (ko) 디아민, 폴리이미드, 그리고, 폴리이미드 필름 및 그 이용
KR101961512B1 (ko) 폴리이미드 전구체 수용액 조성물, 및 폴리이미드 전구체 수용액 조성물의 제조 방법
JP2002146021A (ja) 可溶性、透明なポリイミドおよびその製造法
KR20170016384A (ko) 폴리이미드 막의 제조 방법
JP3702579B2 (ja) 無色透明なポリイミドおよびその製造法
US6277950B1 (en) Organic-soluble aromatic polyimides, organic solutions and preparation thereof
TWI401279B (zh) Polyamic acid, polyimide and a method for producing the same
WO2016148150A1 (ja) 新規なテトラカルボン酸二無水物、並びに該酸二無水物から得られるポリイミド及びポリイミド共重合体
KR20110010008A (ko) 신규 폴리머 제조 방법, 이에 의해 제조된 신규 폴리머 및 상기 폴리머로 제조된 필름
JP2009270023A (ja) ポリイミド前駆体の製造方法およびその製造方法を用いて得られるポリイミド
JP6693676B2 (ja) ポリイミド及びポリイミドフィルム
JP2002069179A (ja) 可溶性、透明なポリイミドおよびその製造法
JP6980228B2 (ja) 熱架橋性ポリイミド、その熱硬化物および層間絶縁フィルム
JP3061051B2 (ja) 脂肪族多環構造を含む可溶性ポリイミド樹脂
TWI602853B (zh) Polyadimide containing adamantane imine preparation
Liou et al. Synthesis and properties of new soluble aromatic polyamides and polyimides on the basis of N, N′‐bis (3‐aminobenzoyl)‐N, N′‐diphenyl‐1, 4‐phenylenediamine
CN108137804B (zh) 新型四甲酸二酐及由该四甲酸二酐衍生的聚酰亚胺以及由该聚酰亚胺构成的成形体
KR20160147712A (ko) 레지스트 수지 및 그 제조 방법
JP2016196630A (ja) 新規なポリイミド共重合体
JP6103992B2 (ja) ポリイミド
JP2000230048A (ja) 可溶性ポリイミドおよびその製造法
JP3988007B2 (ja) 可溶性ポリイミドおよびその製造方法
TWI785179B (zh) 製備聚醯胺酸的方法以及藉此製備的聚醯胺酸、聚醯亞胺樹脂、聚醯亞胺膜及圖像顯示元件
JPH11322925A (ja) 可溶性ポリイミドおよびその製造法
JP6765093B2 (ja) ポリイミド