JP2000229941A - アゾール誘導体とその用途 - Google Patents

アゾール誘導体とその用途

Info

Publication number
JP2000229941A
JP2000229941A JP11034441A JP3444199A JP2000229941A JP 2000229941 A JP2000229941 A JP 2000229941A JP 11034441 A JP11034441 A JP 11034441A JP 3444199 A JP3444199 A JP 3444199A JP 2000229941 A JP2000229941 A JP 2000229941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
azole
group
carbon atoms
membered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11034441A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Okada
久 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP11034441A priority Critical patent/JP2000229941A/ja
Publication of JP2000229941A publication Critical patent/JP2000229941A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】好適な新規アゾール化合物およびそれを用いた
有機発光素子を提供する。 【解決手段】下記一般式(I)で表される部分構造を有
する化合物およびそれを用いた有機発光素子。 【化1】 式中、Qは5員の単環または縮環アゾール、6員の単環
アゾール、ヘテロ原子を2個以上含む6員の縮環アゾー
ルまたはイソキノリン環を形成するに必要な原子群を表
す。XはC−RaまたはNを表す。R11、R12、R13
14およびRaは、それぞれ独立に水素原子または置換
基を表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルター用染
料、色変換フィルター、写真感光材料用染料、増感色
素、パルプ染色用染料、レーザー色素、医療診断用蛍光
薬剤、有機発光素子用材料等として用いるに好適な新規
アゾール化合物およびそれを用いた有機発光素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日、種々の表示素子に関する研究開発
が活発であり、中でも有機発光素子は、低電圧で高輝度
の発光を得ることができるため、有望な表示素子として
注目されている。例えば、有機化合物の蒸着により有機
薄膜を形成する発光素子が知られている(アプライド
フィジックス レターズ、51巻、913頁、1987
年)。この文献に記載の有機発光素子はトリス(8−ヒ
ドロキシキノリナト)アルミニウム錯体(Alq)を電
子輸送材料として用い、正孔輸送材料(アミン化合物)
と積層させることにより、従来の単層型素子に比べて発
光特性を大幅に向上させている。
【0003】また、上記積層型発光素子の発光効率を更
に改良する手段として、蛍光色素をドープする方法が知
られている。例えば、ジャーナル オブ アプライド
フィジックス 65巻、3610頁、1989年に記載
のクマリン色素をドープした有機発光素子はドープしな
い素子に比べて発光効率が大幅に向上している。この場
合、用いる蛍光性化合物の種類を変えることにより所望
の波長の光を取り出すことが可能であるが、電子輸送材
料としてAlqを用いた場合、高輝度を得るために駆動
電圧を高くすると、ドープした蛍光性化合物の発光の他
にAlqの緑色発光が観測されてくるため、青色や赤色
発光させる場合には色純度の低下が問題になり、色純度
を低下させないホスト材料の開発が望まれている。ま
た、色純度が良好で発光効率が高い従来の素子は電荷輸
送材料中に蛍光性色素を微量ドープしたものであり、製
造上素子特性の再現性を出すことが難しいことや、色素
の耐久性が低いために長時間使用した場合に輝度の低
下、色変化が起きるなどの問題があった。これを解決す
る手段として電荷輸送機能と発光機能を兼ねた材料の開
発が望まれているが、これまで開発された材料では蛍光
性色素を電荷輸送材料として高濃度で用いると、濃度消
光等により高輝度発光が難しいといった問題があった。
【0004】また、これまで開発されてきた有機発光素
子は、素子構成、材料の改善等により、発光強度、耐久
性等が改良されてきているものの、様々な用途展開を考
えた場合、未だ十分な性能を有していない。例えば、A
lqなどの従来の金属錯体は電界発光時に化学的に不安
定であり、また陰極との密着も悪く、素子劣化の問題も
解決されていない。さらにAlqの場合、オキシンを配
位子に用いた錯体であり、その素材安全性も懸念されて
おり、安全性上問題のない有機発光素子用の電子輸送材
料の開発が求められている。このような状況下、有機発
光素子等の用途を意図した蛍光性あるいは発光性色素の
研究が盛んに行われている。蛍光性を持つ化合物として
下記化合物a(Chem.Ber.,vol.100,
2261(1967年)等)やその亜鉛錯体(特開平1
0−226691)が知られている。
【0005】
【化5】
【0006】しかしながら、この化合物では発光効率、
輝度ともに低く、また繰り返し使用した場合、ダークス
ポット(未発光部位)が発生したり、輝度の低下が起き
るなどの問題があることがわかった。一方、有機発光素
子において高輝度発光を実現しているものは有機物質を
真空蒸着によって積層している素子であるが、製造工程
の簡略化、加工性、大面積化等の観点から塗布方式によ
る素子作製が望ましい。しかしながら、従来の塗布方式
で作製した素子では発光輝度、発光効率の点で蒸着方式
で作製した素子に劣っており、高輝度、高効率発光化が
大きな課題となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第一の目的
は、発光特性が良好であり、また繰り返し使用時での安
定性に優れた有機発光素子用材料および有機発光素子の
提供にある。本発明の第二の目的は、製造工程が簡便で
素子特性の変動が小さい高輝度、高効率有機発光素子お
よびそれに必要な有機発光素子用材料の提供にある。本
発明の第三の目的は、フィルター用染料、色変換フィル
ター、写真感光材料用染料、増感色素、パルプ染色用染
料、レーザー色素、医療診断用蛍光薬剤等に有用な化合
物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は下記手段によ
って達成された。 〔1〕下記一般式(I)で表される部分構造を有する化
合物またはその互変異性体。
【0009】
【化6】
【0010】(式中、Qは5員の単環または縮環アゾー
ル、6員の単環アゾール、ヘテロ原子を2個以上含む6
員の縮環アゾールまたはイソキノリン環を形成するに必
要な原子群を表す。XはC−RaまたはNを表す。
11、R12、R13、R14およびRaは、それぞれ独立に
水素原子または置換基を表す。) 〔2〕一般式(II)またはその互変異性体で表される
ことを特徴とする化合物。
【0011】
【化7】
【0012】(式中、Qは5員の単環または縮環アゾー
ル、6員の単環アゾール、ヘテロ原子を2個以上含む6
員の縮環アゾールまたはイソキノリン環を形成するに必
要な原子群を表す。XはC−RaまたはNを表す。
11、R12、R13、R14およびRaは、それぞれ独立に
水素原子または置換基を表す。) 〔3〕〔1〕における一般式(I)で表される部分構造
を有する化合物またはその互変異性体を配位子に有する
金属錯体。 〔4〕〔1〕、〔3〕における化合物が下記一般式(K
−I)またはその互変異性体として表されることを特徴
とする金属錯体。
【0013】
【化8】
【0014】(式中、Qは5員の単環または縮環アゾー
ル、6員の単環アゾール、ヘテロ原子を2個以上含む6
員の縮環アゾールまたはイソキノリン環を形成するに必
要な原子群を表す。XはC−RaまたはNを表す。
11、R12、R13、R14およびRaは、それぞれ独立に
水素原子または置換基を表す。Mは金属イオンを表す。
nは1〜4の整数を表す。) 〔5〕〔1〕、〔3〕における化合物が下記一般式(K
−II)またはその互変異性体として表されることを特
徴とする金属錯体。
【0015】
【化9】
【0016】(式中、Qは5員の単環または縮環アゾー
ル、6員の単環アゾール、ヘテロ原子を2個以上含む6
員の縮環アゾールまたはイソキノリン環を形成するに必
要な原子群を表す。XはC−RaまたはNを表す。
11、R12、R13、R14およびRaは、それぞれ独立に
水素原子または置換基を表す。Mは金属イオンを表す。
1およびX2はそれぞれ独立に架橋配位子を表す。) 〔6〕〔3〕〜〔5〕における金属錯体の金属イオンが
亜鉛イオンであることを特徴とする金属錯体。 〔7〕〔1〕〜〔6〕記載の化合物であることを特徴と
する有機発光素子材料。 〔8〕一対の電極間に発光層もしくは発光層を含む複数
の有機化合物薄膜を形成した有機発光素子において、少
なくとも一層が〔1〕〜〔6〕記載の化合物を含有する
層であることを特徴とする有機発光素子。
〔9〕一対の電極間に発光層もしくは発光層を含む複数
の有機化合物薄膜を形成した有機発光素子において、少
なくとも一層が〔1〕〜〔6〕記載の化合物をポリマー
に分散した層であることを特徴とする有機発光素子。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。まず、一般式(I)について説明する。Qは5員
の単環または縮環アゾール、6員の単環アゾール、ヘテ
ロ原子を2個以上含む6員の縮環アゾールまたはイソキ
ノリン環を形成するに必要な原子群を表す。Qで形成さ
れる5員の単環アゾールとして好ましくは、少なくとも
一個の窒素原子と炭素原子、酸素原子、硫黄原子、セレ
ン原子のいずれかから成るものであり、例えばイミダゾ
リン、イミダゾール、チアゾリジン、チアゾール、イソ
チアゾール、オキサゾリン、オキサゾール、イソオキサ
ゾール、セレナゾール、ピラゾール、ピロール、オキサ
ジアゾール、チアジアゾール、トリアゾールなどが挙げ
られ、より好ましくはイミダゾール、チアゾール、オキ
サゾール、セレナゾール、ピラゾール、ピロール、オキ
サジアゾール、チアジアゾール、トリアゾールであり、
更に好ましくはイミダゾール、チアゾール、オキサゾー
ルである。
【0018】Qで形成される5員の縮環アゾールは、5
員のアゾール部を少なくとも一つ持った縮環化合物であ
り、例えば5員環−5員環、5員環−6員環、5員環−
7員環の縮環アゾールなどが挙げられる。これらの縮環
は更に他の環と縮合していてもよい。5員の縮環アゾー
ルとして好ましくは、少なくとも一個の窒素原子と炭素
原子、酸素原子、硫黄原子、セレン原子のいずれかから
成るものであり、例えばベンズイミダゾール、ナフトイ
ミダゾール、ベンズチアゾール、ナフトチアゾール、ベ
ンズオキサゾール、ナフトオキサゾール、ベンズセレナ
ゾール、ナフトセレナゾール、インドール、イソインド
ール、インドレニン、ピロロイミダゾール、ピロロトリ
アゾール、ピラゾロイミダゾール、ピラゾロトリアゾー
ル、ピラゾロピリミジン、ピラゾロトリアジン、イミダ
ゾイミダゾール、イミダゾピリダジン、テトラザインデ
ンなどが挙げられ、より好ましくはベンズイミダゾー
ル、ナフトイミダゾール、ベンズチアゾール、ナフトチ
アゾール、ベンズオキサゾール、ナフトオキサゾール、
ベンズセレナゾール、ナフトセレナゾール、インドレニ
ンであり、更に好ましくはベンズイミダゾール、ナフト
イミダゾール、ベンズチアゾール、ナフトチアゾール、
ベンズオキサゾール、ナフトオキサゾールであり、特に
好ましくはベンズイミダゾール、ベンズチアゾール、ナ
フトチアゾール、ベンズオキサゾール、ナフトオキサゾ
ールである。
【0019】Qで形成される6員の単環アゾールとして
好ましくは、少なくとも一個の窒素原子と炭素原子、酸
素原子、硫黄原子、セレン原子のいずれかから成るもの
であり、例えばピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリ
ダジン、トリアジンなどが挙げられ、より好ましくはピ
リジン、ピラジン、ピリミジンであり、更に好ましくは
ピリジンである。Qで形成されるヘテロ原子を2個以上
含む6員の縮環アゾールとしては、6員のアゾール部を
少なくとも一つ持った縮環化合物であり、例えば6員環
−6員環、6員環−7員環の縮環アゾールなどが挙げら
れる。これらの縮環は更に他の環と縮合していてもよ
い。6員の縮環アゾールとして好ましくは、少なくとも
二個の窒素原子と炭素原子、酸素原子、硫黄原子、セレ
ン原子のいずれかから成るものであり、例えばプリン、
フタラジン、ナフチリジン、キノキサリン、キナゾリ
ン、シンノリン、プテリジン、ペリミジン、フェナント
ロリンなどが挙げられ、より好ましくはフタラジン、ナ
フチリジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、
プテリジンであり、更に好ましくはフタラジン、ナフチ
リジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリンであ
る。
【0020】Qで形成される環のうち、好ましくは5員
の単環または縮環アゾール、へテロ原子を2個以上含む
6員の縮環アゾール、イソキノリンであり、より好まし
くは5員の縮環アゾール、イソキノリンであり、更に好
ましくは5員の縮環アゾールである。Qで形成される環
は置換基を有してもよく、置換基としては例えばアルキ
ル基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素
数1〜12、特に好ましくは炭素数1〜8であり、例え
ばメチル、エチル、iso−プロピル、tert−ブチ
ル、n−オクチル、n−デシル、n−ヘキサデシル、シ
クロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどが
挙げられる。)、アルケニル基(好ましくは炭素数2〜
20、より好ましくは炭素数2〜12、特に好ましくは
炭素数2〜8であり、例えばビニル、アリル、2−ブテ
ニル、3−ペンテニルなどが挙げられる。)、アルキニ
ル基(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは炭素
数2〜12、特に好ましくは炭素数2〜8であり、例え
ばプロパルギル、3−ペンチニルなどが挙げられ
る。)、アリール基(好ましくは炭素数6〜30、より
好ましくは炭素数6〜20、特に好ましくは炭素数6〜
12であり、例えばフェニル、p−メチルフェニル、ナ
フチルなどが挙げられる。)、アミノ基(好ましくは炭
素数0〜30、より好ましくは炭素数2〜20、特に好
ましくは炭素数2〜16であり、例えばアミノ、メチル
アミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジベンジル
アミノ、ジフェニルアミノ、N−フェニル−N−ナフチ
ルアミノ、N−フェニル−N−(3−メチルフェニ
ル)、N,N−ジ(3−メチルフェニル)などが挙げら
れる。)、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜20、
より好ましくは炭素数1〜12、特に好ましくは炭素数
1〜8であり、例えばメトキシ、エトキシ、ブトキシな
どが挙げられる。)、アリールオキシ基(好ましくは炭
素数6〜20、より好ましくは炭素数6〜16、特に好
ましくは炭素数6〜12であり、例えばフェニルオキ
シ、2−ナフチルオキシなどが挙げられる。)、アシル
基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数
1〜16、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例え
ばアセチル、ベンゾイル、ホルミル、ピバロイルなどが
挙げられる。)、アルコキシカルボニル基(好ましくは
炭素数2〜20、より好ましくは炭素数2〜16、特に
好ましくは炭素数2〜12であり、例えばメトキシカル
ボニル、エトキシカルボニルなどが挙げられる。)、ア
リールオキシカルボニル基(好ましくは炭素数7〜2
0、より好ましくは炭素数7〜16、特に好ましくは炭
素数7〜10であり、例えばフェニルオキシカルボニル
などが挙げられる。)、アシルオキシ基(好ましくは炭
素数2〜20、より好ましくは炭素数2〜16、特に好
ましくは炭素数2〜10であり、例えばアセトキシ、ベ
ンゾイルオキシなどが挙げられる。)、アシルアミノ基
(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは炭素数2
〜16、特に好ましくは炭素数2〜10であり、例えば
アセチルアミノ、ベンゾイルアミノなどが挙げられ
る。)、アルコキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭
素数2〜20、より好ましくは炭素数2〜16、特に好
ましくは炭素数2〜12であり、例えばメトキシカルボ
ニルアミノなどが挙げられる。)、アリールオキシカル
ボニルアミノ基(好ましくは炭素数7〜20、より好ま
しくは炭素数7〜16、特に好ましくは炭素数7〜12
であり、例えばフェニルオキシカルボニルアミノなどが
挙げられる。)、スルホニルアミノ基(好ましくは炭素
数1〜20、より好ましくは炭素数1〜16、特に好ま
しくは炭素数1〜12であり、例えばメタンスルホニル
アミノ、ベンゼンスルホニルアミノなどが挙げられ
る。)、スルファモイル基(好ましくは炭素数0〜2
0、より好ましくは炭素数0〜16、特に好ましくは炭
素数0〜12であり、例えばスルファモイル、メチルス
ルファモイル、ジメチルスルファモイル、フェニルスル
ファモイルなどが挙げられる。)、カルバモイル基(好
ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1〜1
6、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えばカル
バモイル、メチルカルバモイル、ジエチルカルバモイ
ル、フェニルカルバモイルなどが挙げられる。)、アル
キルチオ基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましく
は炭素数1〜16、特に好ましくは炭素数1〜12であ
り、例えばメチルチオ、エチルチオなどが挙げられ
る。)、アリールチオ基(好ましくは炭素数6〜20、
より好ましくは炭素数6〜16、特に好ましくは炭素数
6〜12であり、例えばフェニルチオなどが挙げられ
る。)、スルホニル基(好ましくは炭素数1〜20、よ
り好ましくは炭素数1〜16、特に好ましくは炭素数1
〜12であり、例えばメシル、トシルなどが挙げられ
る。)、スルフィニル基(好ましくは炭素数1〜20、
より好ましくは炭素数1〜16、特に好ましくは炭素数
1〜12であり、例えばメタンスルフィニル、ベンゼン
スルフィニルなどが挙げられる。)、ウレイド基(好ま
しくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1〜1
6、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えばウレ
イド、メチルウレイド、フェニルウレイドなどが挙げら
れる。)、リン酸アミド基(好ましくは炭素数1〜2
0、より好ましくは炭素数1〜16、特に好ましくは炭
素数1〜12であり、例えばジエチルリン酸アミド、フ
ェニルリン酸アミドなどが挙げられる。)、ヒドロキシ
基、メルカプト基、ハロゲン原子(例えばフッ素原子、
塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、シアノ基、スルホ
基、カルボキシル基、ニトロ基、ヒドロキサム酸基、ス
ルフィノ基、ヒドラジノ基、イミノ基、ヘテロ環基(好
ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1〜1
2であり、ヘテロ原子としては、例えば窒素原子、酸素
原子、硫黄原子、具体的には例えばイミダゾリル、ピリ
ジル、フリル、チエニル、ピペリジル、モルホリノ、ベ
ンズオキサゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾ
リルなどが挙げられる。)、シリル基(好ましくは炭素
数3〜40、より好ましくは炭素数3〜30、特に好ま
しくは炭素数3〜24であり、例えばトリメチルシリ
ル、トリフェニルシリルなどが挙げられる。)などが挙
げられる。これらの置換基は更に置換されてもよい。ま
た、置換基が二つ以上ある場合は、同じでも異なっても
よい。また、可能な場合には連結して環を形成してもよ
い。
【0021】Qで形成される環の置換基として好ましく
は、アルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アリー
ル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルコキシカ
ルボニル基、アリールオキシカルボニル基、アミノ基、
カルボニルアミノ基、スルホニルアミノ基、カルバモイ
ル基、スルファモイル基、ヒドロキシ基、シアノ基、ニ
トロ基、ハロゲン原子、ヘテロ環基であり、より好まし
くはアルキル基、アルケニル基、アリール基、アルコキ
シ基、アリールオキシ基、置換アミノ基、ハロゲン原
子、芳香族ヘテロ環基である。
【0022】XはC−RaまたはNを表す。R11
12、R13、R14およびRaは、それぞれ独立に水素原
子または置換基を表す。R11、R12、R13、R14、Ra
で表される置換基としては、例えばQで形成される環の
置換基として挙げたものが適用できる。Raとして好ま
しくは、水素原子、アルキル基、アリール基、スルホニ
ル基、シアノ基、芳香族ヘテロ環基であり、より好まし
くは水素原子、アルキル基、シアノ基であり、更に好ま
しくは水素原子である。Xとして好ましくは、C−Ra
であり、より好ましくはCHである。
【0023】R11〜R14として好ましくは、水素原子、
アルキル基、アルケニル基、アラルキル基、アリール
基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アミノ基、ヒド
ロキシ基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、芳香族
ヘテロ環基であり、より好ましくは水素原子、アルキル
基、アルケニル基、アリール基、アルコキシ基、アリー
ルオキシ基、置換アミノ基、ハロゲン原子、芳香族ヘテ
ロ環基である。
【0024】一般式(I)で表される部分構造を有する
化合物のうち好ましくは、下記一般式(II)で表され
る化合物または一般式(I)で表される部分構造を有す
る化合物を配位子とする金属錯体である。なお、金属錯
体は異なった金属イオンを含む異核錯体であってもよ
い。
【0025】
【化10】
【0026】式中、Q、X、R11、R12、R13、R
14は、それぞれ一般式(I)におけるそれらと同義であ
り、また好ましい範囲も同様である。一般式(I)で表
される部分構造を有する化合物を配位子とする金属錯体
としてより好ましくは下記一般式(K−I)または(K
−II)で表される金属錯体である。
【0027】
【化11】
【0028】
【化12】
【0029】式中、Q、X、R11、R12、R13、R
14は、それぞれ一般式(I)におけるそれらと同義であ
り、また好ましい範囲も同様である。Mは金属イオンを
表す。金属イオンとしては2〜4価の陽イオンが好まし
く、より好ましくは2価または3価の陽イオンであり、
更に好ましくはBe2+、Mg 2+、Al3+、Ga3+、Zn
2+であり、特に好ましくはAl3+、Zn2+であり、最も
好ましくはZn2+である。またnが2以上の場合、金属
イオンは同一または異種のものであってもよい。nは1
〜4の整数を表す。nとして好ましくは一般式(K−
I)で表される錯体が中性の錯体となる整数である。ま
たnが2以上の場合、金属錯体の配位子は同一または互
いに異なってもよい。
【0030】X1およびX2はそれぞれ独立に架橋配位子
を表す。架橋配位子としては、例えばハロゲンイオン
(例えばCl-、Br-、I-など)、ヒドロキソ、オキ
ソ、チオシアナト、イソチオシアナト、ニトロ、ニトリ
ト、カルボナト、カルボキシラト(例えばアセタト、オ
キサラトなど)、アルコラト(例えばフェノラトなど)
などが挙げられ、好ましくはハロゲンイオン、ヒドロキ
ソ、オキソであり、より好ましくはハロゲンイオンであ
り、特に好ましくはCl-である。
【0031】一般式(K−I)で表される化合物のう
ち、好ましくは一般式(K−Ia)で表される化合物で
あり、更に好ましくは一般式(K−Ib)で表される化
合物であり、特に好ましくは一般式(K−Ic)で表さ
れる化合物である。
【0032】
【化13】
【0033】
【化14】
【0034】
【化15】
【0035】式中、Q、R11、R12、R13、R14は、そ
れぞれ一般式(I)におけるそれらと同義であり、また
好ましい範囲も同様である。M、nはそれぞれ一般式
(K−I)におけるそれらと同義であり、また好ましい
範囲も同様である。ZはO、S、N−R1またはCR
2(R3)を表す。R1、R2、R3はそれぞれ水素原子ま
たは置換基を表す。R1、R2、R3で表される置換基と
しては例えば一般式(I)におけるR11〜R14で表され
る置換基として挙げたものが適用できる。R1、R2、R
3として好ましくは水素原子、アルキル基、アリール
基、ヘテロ環基であり、より好ましくはアルキル基、ア
リール基、芳香族ヘテロ環基である。Rk1、Rk2、Rk3
およびRk4は、それぞれ水素原子または置換基を表す。
k1〜Rk4で表される置換基としては例えば一般式
(I)におけるR11〜R14で表される置換基として挙げ
たものが適用でき、また好ましい範囲も同様である。
【0036】一般式(K−II)で表される化合物のう
ち、好ましくは一般式(K−IIa)で表される化合物
であり、更に好ましくは一般式(K−IIb)で表され
る化合物であり、特に好ましくは一般式(K−IIc)
で表される化合物である。
【0037】
【化16】
【0038】
【化17】
【0039】
【化18】
【0040】式中、Q、R11、R12、R13、R14は、そ
れぞれ一般式(I)におけるそれらと同義であり、また
好ましい範囲も同様である。M、X1、X2はそれぞれ一
般式(K−II)におけるそれらと同義であり、また好
ましい範囲も同様である。Z、Rk1、Rk2、Rk3、Rk4
は、それぞれ一般式(K−Ib)におけるそれらと同義
であり、また好ましい範囲も同様である。
【0041】一般式(I)で表される部分構造を有する
化合物は、低分子量化合物であってもよいし、一般式
(I)で表される残基がポリマー主鎖に接続された高分
子量化合物(好ましくは重量平均分子量(ポリスチレン
換算)1000〜5000000、より好ましくは50
00〜2000000、更に好ましくは10000〜1
000000)もしくは、一般式(I)の骨格を主鎖に
もつ高分子量化合物(好ましくは重量平均分子量(ポリ
スチレン換算)1000〜5000000、より好まし
くは5000〜2000000、更に好ましくは100
00〜1000000)であってもよい。高分子量化合
物の場合は、ホモポリマーであっても良いし、他のモノ
マーとの共重合体であっても良い。また、一般式(I)
は便宜的に極限構造式で表しているが、その互変異性体
であってもよい。また、幾何異性体が存在する場合はい
ずれのものであってもよい。
【0042】以下に本発明の一般式(I)で表される部
分構造を有する化合物の具体例を示すが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
【0043】
【化19】
【0044】
【化20】
【0045】
【化21】
【0046】
【化22】
【0047】
【化23】
【0048】
【化24】
【0049】
【化25】
【0050】
【化26】
【0051】
【化27】
【0052】
【化28】
【0053】
【化29】
【0054】
【化30】
【0055】
【化31】
【0056】本発明の一般式(I)で表される部分構造
を有する化合物は、例えば特開平10−226691
号、Liebigs Ann.Chem.,Vol.3
15,303(1901年)、Chem.Ber.,V
ol.100,2261(1967年)等に記載の方法
を参考にして合成できる。一般式(I)で表される部分
構造を有する化合物を配位子に有する金属錯体の合成
は、配位子を合成すると同時に錯体化しても、また一旦
単離した配位子を用いて金属または金属塩との反応によ
り合成することもできる。金属塩としては、特に限定は
ないが硝酸塩、ハロゲン塩(例えば塩酸塩など)、硫酸
塩、カルボン酸塩(例えば酢酸塩など)、ホスホン酸
塩、スルホン酸塩、水酸化物などが好適に用いられ、好
ましくは硝酸塩、塩酸塩、硫酸塩、酢酸塩である。金属
錯体を合成する際に用いる配位子と金属塩のモル比は合
成する錯体に応じて適宜選択するが、通常金属イオンに
対して配位子を0.1〜10倍モル、好ましくは0.5
〜8倍モル、更に好ましくは1〜6倍モルである。金属
錯体の合成に際しては溶媒を用いてもよく、溶媒として
は特に限定はないが水、アルコール類(例えばメタノー
ル、エタノール、2−プロパノールなど)、エステル類
(例えば酢酸エチルなど)、エーテル類(例えばジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン
など)、アミド類(例えばジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミドなど)、ニトリル類(例えばアセトニ
トリルなど)、ケトン類(例えばアセトン、シクロヘキ
サノンなど)、炭化水素類(例えばヘキサン、ベンゼ
ン、トルエンなど)、ハロゲン化炭化水素類(例えばジ
クロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン
など)、カルボン酸類(例えば酢酸など)などを用いる
ことができる。また、これら溶媒を混合して用いてもよ
い。溶媒として好ましくはアルコール類、エーテル類、
ケトン類であり、より好ましくはアルコール類であり、
特に好ましくはメタノール、エタノール、2−プロパノ
ールである。金属錯体を合成する際の反応温度は特に限
定はないが、好ましくは10〜150℃、好ましくは1
0〜100℃、より好ましくは10〜80℃である。
【0057】以下に本発明の化合物の合成について具体
例をもって説明する。 合成例1.例示化合物15の合成 2−メチルベンズチアゾール14.9g(0.10モ
ル)、フタルイミド16.2g(0.11モル)、塩化
亜鉛31.6g(0.23モル)をN,N−ジメチルア
ニリン163gに溶解し、窒素雰囲気下37時間150
℃にて加熱攪拌した。室温まで冷却した後、3N塩酸水
704mlを加え、95℃にて3時間加熱攪拌した。室
温まで冷却した後、析出した固体を濾取し、水で洗浄し
た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:
クロロホルム)にて精製した後、クロロホルム/エタノ
ールにて再結晶することにより例示化合物15を8.6
g(0.031モル)得た。収率31% 黄緑色固体:融点239〜241℃
【0058】合成例2.例示化合物16の合成 2−メチルベンズオキサゾール13.3g(0.10モ
ル)、フタルイミド16.2g(0.11モル)、塩化
亜鉛31.6g(0.23モル)をN,N−ジメチルア
ニリン163gに溶解し、窒素雰囲気下43時間150
℃にて加熱攪拌した。室温まで冷却した後、3N塩酸水
704mlを加え、95℃にて3時間加熱攪拌した。室
温まで冷却した後、析出した固体を濾取し、水で洗浄し
た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:
クロロホルム)にて精製した後、クロロホルム/エタノ
ールにて再結晶することにより例示化合物16を4.4
0g(0.017モル)得た。収率17% 黄色固体:融点181〜183℃
【0059】合成例3.例示化合物19の合成 1−メチルイソキノリン2.00g(0.014モ
ル)、フタルイミド2.25g(0.015モル)、塩
化亜鉛4.39g(0.032モル)をN,N−ジメチ
ルアニリン28gに溶解し、窒素雰囲気下20時間15
0℃にて加熱攪拌した。室温まで冷却した後、3N塩酸
水100mlを加え、95℃にて2時間加熱攪拌した。
室温まで冷却した後、析出した固体を濾取し、水で洗浄
した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒:クロロホルム)にて精製した後、クロロホルム/酢
酸エチル/n−ヘキサンにて再結晶することにより例示
化合物19を1.88g(0.0069モル)得た。収
率49% 黄緑色固体:融点246〜248℃
【0060】合成例4.例示化合物31の合成 例示化合物15 2.78g(0.010モル)をメタ
ノールに溶解(懸濁状態)し、28%ナトリウムメトキ
シド−メタノール溶液2.05ml(0.01モル)を
加えた。室温下攪拌しているところへ、酢酸亜鉛二水和
物1.10g(0.005モル)のメタノール15ml
溶液を滴下した。3時間加熱還流した後、室温まで冷却
し、固体を濾取した。得られた固体をメタノールにて洗
浄することにより例示化合物31を2.99g(4.8
2ミリモル)得た。収率96%(EL素子作製には昇華
精製品を使用) 黄色固体:融点>300℃
【0061】合成例5.例示化合物32の合成 例示化合物16 0.787g(3.00ミリモル)を
メタノールに溶解(懸濁状態)し、28%ナトリウムメ
トキシド−メタノール溶液0.62ml(3.00ミリ
モル)を加えた。室温下攪拌しているところへ、酢酸亜
鉛二水和物0.33g(1.50ミリモル)のメタノー
ル10ml溶液を滴下した。3時間加熱還流した後、室
温まで冷却し、固体を濾取した。得られた固体をメタノ
ールにて洗浄することにより例示化合物32を0.86
g(1.46ミリモル)得た。収率97%(EL素子作
製には昇華精製品を使用) 橙色固体:融点>300℃
【0062】合成例6.例示化合物34の合成 例示化合物19 1.05g(3.86ミリモル)をメ
タノールに溶解(懸濁状態)し、28%ナトリウムメト
キシド−メタノール溶液0.79ml(3.86ミリモ
ル)を加えた。室温下攪拌しているところへ、酢酸亜鉛
二水和物0.424g(1.93ミリモル)のメタノー
ル10ml溶液を滴下した。3時間加熱還流した後、室
温まで冷却し、固体を濾取した。得られた固体をメタノ
ールにて洗浄することにより例示化合物34を1.14
g(1.88ミリモル)得た。収率97%(EL素子作
製には昇華精製品を使用) 黄色固体:融点>300℃
【0063】次に、本発明の化合物を含有する有機発光
素子に関して説明する。本発明の化合物を含有する有機
発光素子の有機層の形成方法は、特に限定されるもので
はないが、抵抗加熱蒸着、電子ビーム、スパッタリン
グ、分子積層法、コーティング法などの方法が用いら
れ、特性面、製造面で抵抗加熱蒸着、コーティング法が
好ましい。本発明の化合物を有機発光素子用材料として
用いた場合、ホール注入層、ホール輸送層、電子注入
層、電子輸送層、発光層等のいずれに用いてもよいが、
電子輸送層および/または発光層として用いることが好
ましい。
【0064】本発明の発光素子は陽極、陰極の一対の電
極間に発光層もしくは発光層を含む複数の有機化合物薄
膜を形成した素子であり、発光層のほか正孔注入層、正
孔輸送層、電子注入層、電子輸送層、保護層などを有し
てもよく、またこれらの各層はそれぞれ他の機能を備え
たものであってもよい。各層の形成にはそれぞれ種々の
材料を用いることができる。
【0065】陽極は正孔注入層、正孔輸送層、発光層な
どに正孔を供給するものであり、金属、合金、金属酸化
物、電気伝導性化合物、またはこれらの混合物などを用
いることができ、好ましくは仕事関数が4eV以上の材
料である。具体例としては酸化スズ、酸化亜鉛、酸化イ
ンジウム、酸化インジウムスズ(ITO)等の導電性金
属酸化物、あるいは金、銀、クロム、ニッケル等の金
属、さらにこれらの金属と導電性金属酸化物との混合物
または積層物、ヨウ化銅、硫化銅などの無機導電性物
質、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリピロールなど
の有機導電性材料、およびこれらとITOとの積層物な
どが挙げられ、好ましくは、導電性金属酸化物であり、
特に、生産性、高導電性、透明性等の点からITOが好
ましい。陽極の膜厚は材料により適宜選択可能である
が、通常10nm〜5μmの範囲のものが好ましく、よ
り好ましくは50nm〜1μmであり、更に好ましくは
100nm〜500nmである。
【0066】陽極は通常、ソーダライムガラス、無アル
カリガラス、透明樹脂基板などの上に層形成したものが
用いられる。ガラスを用いる場合、その材質について
は、ガラスからの溶出イオンを少なくするため、無アル
カリガラスを用いることが好ましい。また、ソーダライ
ムガラスを用いる場合、シリカなどのバリアコートを施
したものを使用することが好ましい。基板の厚みは、機
械的強度を保つのに十分であれば特に制限はないが、ガ
ラスを用いる場合には、通常0.2mm以上、好ましく
は0.7mm以上のものを用いる。陽極の作製には材料
によって種々の方法が用いられるが、例えばITOの場
合、電子ビーム法、スパッタリング法、抵抗加熱蒸着
法、化学反応法(ゾルーゲル法など)、酸化インジウム
スズの分散物の塗布などの方法で膜形成される。陽極は
洗浄その他の処理により、素子の駆動電圧を下げたり、
発光効率を高めることも可能である。例えばITOの場
合、UV−オゾン処理などが効果的である。
【0067】陰極は電子注入層、電子輸送層、発光層な
どに電子を供給するものであり、電子注入層、電子輸送
層、発光層などの負極と隣接する層との密着性やイオン
化ポテンシャル、安定性等を考慮して選ばれる。陰極の
材料としては金属、合金、金属酸化物、電気伝導性化合
物、またはこれらの混合物を用いることができ、具体例
としてはアルカリ金属(例えばLi、Na、K等)また
はそのフッ化物、アルカリ土類金属(例えばMg、Ca
等)またはそのフッ化物、金、銀、鉛、アルミニウム、
ナトリウム−カリウム合金またはそれらの混合金属、リ
チウム−アルミニウム合金またはそれらの混合金属、マ
グネシウム−銀合金またはそれらの混合金属、インジウ
ム、イッテリビウム等の希土類金属等が挙げられ、好ま
しくは仕事関数が4eV以下の材料であり、より好まし
くはアルミニウム、リチウム−アルミニウム合金または
それらの混合金属、マグネシウム−銀合金またはそれら
の混合金属等である。陰極の膜厚は材料により適宜選択
可能であるが、通常10nm〜5μmの範囲のものが好
ましく、より好ましくは50nm〜1μmであり、更に
好ましくは100nm〜1μmである。陰極の作製には
電子ビーム法、スパッタリング法、抵抗加熱蒸着法、コ
ーティング法などの方法が用いられ、金属を単体で蒸着
することも、二成分以上を同時に蒸着することもでき
る。さらに、複数の金属を同時に蒸着して合金電極を形
成することも可能であり、またあらかじめ調整した合金
を蒸着させてもよい。陽極及び陰極のシート抵抗は低い
方が好ましく、数百Ω/□以下が好ましい。
【0068】発光層の材料は、電界印加時に陽極または
正孔注入層、正孔輸送層から正孔を注入することができ
ると共に陰極または電子注入層、電子輸送層から電子を
注入することができる機能や、注入された電荷を移動さ
せる機能、正孔と電子の再結合の場を提供して発光させ
る機能を有する層を形成することができるものであれば
何でもよい。好ましくは発光層に本発明の化合物を含有
するものであるが、本発明の化合物の他の発光材料を用
いることもできる。例えばベンゾオキサゾール誘導体、
ベンゾイミダゾール誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、
スチリルベンゼン誘導体、ポリフェニル誘導体、ジフェ
ニルブタジエン誘導体、テトラフェニルブタジエン誘導
体、ナフタルイミド誘導体、クマリン誘導体、ペリレン
誘導体、ペリノン誘導体、オキサジアゾール誘導体、ア
ルダジン誘導体、ピラリジン誘導体、シクロペンタジエ
ン誘導体、ビススチリルアントラセン誘導体、キナクリ
ドン誘導体、ピロロピリジン誘導体、チアジアゾロピリ
ジン誘導体、シクロペンタジエン誘導体、スチリルアミ
ン誘導体、芳香族ジメチリディン化合物、8−キノリノ
ール誘導体の金属錯体や希土類錯体に代表される各種金
属錯体等、ポリチオフェン、ポリフェニレン、ポリフェ
ニレンビニレン等のポリマー化合物等が挙げられる。発
光層の膜厚は特に限定されるものではないが、通常1n
m〜5μmの範囲のものが好ましく、より好ましくは5
nm〜1μmであり、更に好ましくは10nm〜500
nmである。発光層の形成方法は、特に限定されるもの
ではないが、抵抗加熱蒸着、電子ビーム、スパッタリン
グ、分子積層法、コーティング法(スピンコート法、キ
ャスト法、ディップコート法など)、LB法などの方法
が用いられ、好ましくは抵抗加熱蒸着、コーティング法
である。
【0069】正孔注入層、正孔輸送層の材料は、陽極か
ら正孔を注入する機能、正孔を輸送する機能、陰極から
注入された電子を障壁する機能のいずれかを有している
ものであればよい。その具体例としては、カルバゾール
誘導体、トリアゾール誘導体、オキサゾール誘導体、オ
キサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、ポリアリ
ールアルカン誘導体、ピラゾリン誘導体、ピラゾロン誘
導体、フェニレンジアミン誘導体、アリールアミン誘導
体、アミノ置換カルコン誘導体、スチリルアントラセン
誘導体、フルオレノン誘導体、ヒドラゾン誘導体、スチ
ルベン誘導体、シラザン誘導体、芳香族第三級アミン化
合物、スチリルアミン化合物、芳香族ジメチリディン系
化合物、ポルフィリン系化合物、ポリシラン系化合物、
ポリ(N−ビニルカルバゾール)誘導体、アニリン系共
重合体、チオフェンオリゴマー、ポリチオフェン等の導
電性高分子オリゴマー等が挙げられる。正孔注入層、正
孔輸送層の膜厚は特に限定されるものではないが、通常
1nm〜5μmの範囲のものが好ましく、より好ましく
は5nm〜1μmであり、更に好ましくは10nm〜5
00nmである。正孔注入層、正孔輸送層は上述した材
料の1種または2種以上からなる単層構造であってもよ
いし、同一組成または異種組成の複数層からなる多層構
造であってもよい。正孔注入層、正孔輸送層の形成方法
としては、真空蒸着法やLB法、前記正孔注入輸送剤を
溶媒に溶解または分散させてコーティングする方法(ス
ピンコート法、キャスト法、ディップコート法など)が
用いられる。コーティング法の場合、樹脂成分と共に溶
解または分散することができ、樹脂成分としては例え
ば、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレ
ート、ポリエステル、ポリスルホン、ポリフェニレンオ
キシド、ポリブタジエン、ポリ(N−ビニルカルバゾー
ル)、炭化水素樹脂、ケトン樹脂、フェノキシ樹脂、ポ
リアミド、エチルセルロース、酢酸ビニル、ABS樹
脂、ポリウレタン、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂など
が挙げられる。
【0070】電子注入層、電子輸送層の材料は、陰極か
ら電子を注入する機能、電子を輸送する機能、陽極から
注入された正孔を障壁する機能のいずれか有しているも
のであればよい。好ましくは電子注入層及び/又は電子
輸送層に本発明の化合物を含有するものであるが、本発
明の化合物の他の材料を用いることもできる。その具体
例としては、トリアゾール誘導体、オキサゾール誘導
体、オキサジアゾール誘導体、フルオレノン誘導体、ア
ントラキノジメタン誘導体、アントロン誘導体、ジフェ
ニルキノン誘導体、チオピランジオキシド誘導体、カル
ボジイミド誘導体、フルオレニリデンメタン誘導体、ジ
スチリルピラジン誘導体、ナフタレンペリレン等の複素
環テトラカルボン酸無水物、フタロシアニン誘導体、8
−キノリノール誘導体の金属錯体やメタルフタロシアニ
ン、ベンゾオキサゾールやベンゾチアゾールを配位子と
する金属錯体に代表される各種金属錯体等が挙げられ
る。電子注入層、電子輸送層の膜厚は特に限定されるも
のではないが、通常1nm〜5μmの範囲のものが好ま
しく、より好ましくは5nm〜1μmであり、更に好ま
しくは10nm〜500nmである。電子注入層、電子
輸送層は上述した材料の1種または2種以上からなる単
層構造であってもよいし、同一組成または異種組成の複
数層からなる多層構造であってもよい。電子注入層、電
子輸送層の形成方法としては、真空蒸着法やLB法、前
記電子注入輸送剤を溶媒に溶解または分散させてコーテ
ィングする方法(スピンコート法、キャスト法、ディッ
プコート法など)などが用いられる。コーティング法の
場合、樹脂成分と共に溶解または分散することができ、
樹脂成分としては例えば、正孔注入輸送層の場合に例示
したものが適用できる。
【0071】保護層の材料としては水分や酸素等の素子
劣化を促進するものが素子内に入ることを抑止する機能
を有しているものであればよい。その具体例としては、
In、Sn、Pb、Au、Cu、Ag、Al、Ti、N
i等の金属、MgO、SiO、SiO2 、Al23
GeO、NiO、CaO、BaO、Fe23 、Y23
、TiO2 等の金属酸化物、MgF2 、LiF、Al
3 、CaF2 等の金属フッ化物、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリメチルメタクリレート、ポリイミド、
ポリウレア、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロロ
トリフルオロエチレン、ポリジクロロジフルオロエチレ
ン、クロロトリフルオロエチレンとジクロロジフルオロ
エチレンとの共重合体、テトラフルオロエチレンと少な
くとも1種のコモノマーとを含むモノマー混合物を共重
合させて得られる共重合体、共重合主鎖に環状構造を有
する含フッ素共重合体、吸水率1%以上の吸水性物質、
吸水率0.1%以下の防湿性物質等が挙げられる。保護
層の形成方法についても特に限定はなく、例えば真空蒸
着法、スパッタリング法、反応性スパッタリング法、M
BE(分子線エピタキシ)法、クラスターイオンビーム
法、イオンプレーティング法、プラズマ重合法(高周波
励起イオンプレーティング法)、プラズマCVD法、レ
ーザーCVD法、熱CVD法、ガスソースCVD法、コ
−ティング法を適用できる。
【0072】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれにより限定されるものではない。 実施例1.洗浄したITO電極付きガラス基板上に、フ
タロシアニンを膜厚5nm、ビス〔N−(1−ナフチ
ル)−N−フェニル〕ベンジジンを膜厚50nm、表1
記載化合物を膜厚50nmで、この順に真空蒸着(8×
10-6〜1×10-5torr)した。この上にパターニ
ングしたマスク(発光面積が5mm×5mmとなるマス
ク)を設置し、マグネシウム:銀=10:1を250n
m共蒸着した後、銀300nmを蒸着した(8×10-6
〜1×10-5Torr)。東陽テクニカ製ソースメジャ
ーユニット2400型を用いて、ITOを陽極、Mg:
Agを陰極として直流定電圧をEL素子に印加し発光さ
せ、その輝度をトプコン社の輝度計BM−8、発光波
長、色度を浜松フォトニクス社製スペクトルアナライザ
ーPMA−11を用いて測定した。また、作製した素子
を60℃、20%RHの条件下に3時間放置後発光させ
た相対輝度(素子作製直後の輝度を100とした場合の
経時後の輝度を相対値で表した値(駆動電圧10V))
および発光面のダークスポット(未発光部)の有無を評
価した。結果を表1に示す。
【0073】
【表1】
【0074】
【化32】
【0075】表1の結果より、本発明の化合物を用いる
と最低駆動電圧が低く、かつ高輝度発光が可能であるこ
とがわかる。また、高温保管後の輝度低下、ダークスポ
ットの発生も少なく耐久性に優れていることがわかる。
【0076】実施例2 実施例1と同様にITO基板を洗浄後、銅フタロシアニ
ン5nm、TPD(N,N−ビス(3−メチルフェニ
ル)−N,N−ジフェニルベンジジン)40nm、赤色
発光材料Rおよび表2記載の化合物をそれぞれ蒸着速度
0.04Å/秒、4Å/秒で膜厚60nmとなるように
共蒸着した。次いでAl:Li=100:2比で膜厚2
00nmとなるように共蒸着した。駆動電圧8Vと15
Vでの輝度、色度を測定した結果を表2に示す。
【0077】
【表2】
【0078】
【化33】
【0079】
【化34】
【0080】表2の結果から明らかなように、本発明の
化合物を用いた素子では、蛍光性化合物をドープした系
でも高輝度発光が可能であることが判る。また比較化合
物をホストに用いた素子では駆動電圧を高くすると赤色
純度が低下するのに対し、本発明の化合物をホストに用
いた素子では色純度の変化が殆ど見られず、色純度の高
い高輝度発光が可能であることが判る。
【0081】実施例3 ポリ(N−ビニルカルバゾール)40mg、青色発光材
料B10.0mg、緑色発光材料G2.0mg、赤色発
光材料R0.5mg、表3記載の化合物12.0mgを
1,2−ジクロロエタン3mlに溶解し、洗浄したIT
O基板上にスピンコートした。生成した有機薄膜の膜厚
は、約110nmであった。有機薄膜上にパターニング
したマスク(発光面積が5mm×5mmとなるマスク)
を設置し、蒸着装置内でマグネシウム:銀=10:1を
50nm共蒸着した後、銀150nmを蒸着した。この
素子を実施例1と同様な方法で評価した。結果を表3に
示す。
【0082】
【表3】
【0083】
【化35】
【0084】
【化36】
【0085】表3の結果から明らかなように、本発明の
化合物を用いた素子では、比較化合物に比べ、通常発光
輝度が低い塗布方式においても低電圧駆動、高輝度発光
が可能であることが判る。また、比較化合物e(PB
D)を用いた素子ではダークスポットの発生が顕著に見
られるのに対し、本発明の素子では良好な面状発光を示
した。更に、本発明の化合物を用いて青色、緑色および
赤色発光材料を組み合わせて用いると良好な白色発光が
可能なことが判る。
【0086】
【発明の効果】本発明により、非ドープ型でも高輝度発
光が可能な有機発光素子が得られる。特に通常輝度の低
い塗布方式でも良好な発光特性が得られ、製造コスト面
等で有利な素子作製が可能である。また、駆動電圧の違
いによる色度変化が小さい有機発光素子が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 413/12 C07D 413/12 4H048 417/06 209 417/06 209 471/04 112 471/04 112T 114 114A C09K 11/06 640 C09K 11/06 640 655 655 660 660 680 680 G03C 1/10 G03C 1/10 H05B 33/14 H05B 33/14 B 33/22 33/22 B // C07F 3/06 C07F 3/06 Fターム(参考) 2H023 FD01 3K007 AB02 AB04 AB06 AB11 AB18 CA01 CB01 DA01 DA04 DB03 EB00 4C063 AA01 BB03 BB09 CC12 CC15 CC25 CC34 CC41 CC52 CC58 CC62 DD07 EE05 4C065 AA04 AA19 BB09 CC02 DD02 EE02 HH05 JJ01 KK05 LL01 PP09 4C204 BB05 CB04 DB13 DB30 EB03 FB01 GB01 4H048 AA01 AA03 AB92 VA12 VA13 VA14 VA20 VA30 VA32 VA40 VA60 VA66 VA80 VA85 VB10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表される部分構造を
    有する化合物またはその互変異性体。 【化1】 (式中、Qは5員の単環または縮環アゾール、6員の単
    環アゾール、ヘテロ原子を2個以上含む6員の縮環アゾ
    ールまたはイソキノリン環を形成するに必要な原子群を
    表す。XはC−RaまたはNを表す。R11、R12
    13、R14およびRaは、それぞれ独立に水素原子また
    は置換基を表す。)
  2. 【請求項2】 一般式(II)またはその互変異性体で
    表されることを特徴とする化合物。 【化2】 (式中、Qは5員の単環または縮環アゾール、6員の単
    環アゾール、ヘテロ原子を2個以上含む6員の縮環アゾ
    ールまたはイソキノリン環を形成するに必要な原子群を
    表す。XはC−RaまたはNを表す。R11、R12
    13、R14およびRaは、それぞれ独立に水素原子また
    は置換基を表す。)
  3. 【請求項3】 請求項1における一般式(I)で表され
    る部分構造を有する化合物またはその互変異性体を配位
    子に有する金属錯体。
  4. 【請求項4】 請求項1、3における化合物が下記一般
    式(K−I)またはその互変異性体として表されること
    を特徴とする金属錯体。 【化3】 (式中、Qは5員の単環または縮環アゾール、6員の単
    環アゾール、ヘテロ原子を2個以上含む6員の縮環アゾ
    ールまたはイソキノリン環を形成するに必要な原子群を
    表す。XはC−RaまたはNを表す。R11、R12
    13、R14およびRaは、それぞれ独立に水素原子また
    は置換基を表す。Mは金属イオンを表す。nは1〜4の
    整数を表す。)
  5. 【請求項5】 請求項1、3における化合物が下記一般
    式(K−II)またはその互変異性体として表されるこ
    とを特徴とする金属錯体。 【化4】 (式中、Qは5員の単環または縮環アゾール、6員の単
    環アゾール、ヘテロ原子を2個以上含む6員の縮環アゾ
    ールまたはイソキノリン環を形成するに必要な原子群を
    表す。XはC−RaまたはNを表す。R11、R12
    13、R14およびRaは、それぞれ独立に水素原子また
    は置換基を表す。Mは金属イオンを表す。X1およびX2
    はそれぞれ独立に架橋配位子を表す。)
  6. 【請求項6】 請求項3〜5における金属錯体の金属イ
    オンが亜鉛イオンであることを特徴とする金属錯体。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6記載の化合物であることを
    特徴とする有機発光素子材料。
  8. 【請求項8】 一対の電極間に発光層もしくは発光層を
    含む複数の有機化合物薄膜を形成した有機発光素子にお
    いて、少なくとも一層が請求項1〜6記載の化合物を含
    有する層であることを特徴とする有機発光素子。
  9. 【請求項9】 一対の電極間に発光層もしくは発光層を
    含む複数の有機化合物薄膜を形成した有機発光素子にお
    いて、少なくとも一層が請求項1〜6記載の化合物をポ
    リマーに分散した層であることを特徴とする有機発光素
    子。
JP11034441A 1999-02-12 1999-02-12 アゾール誘導体とその用途 Pending JP2000229941A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11034441A JP2000229941A (ja) 1999-02-12 1999-02-12 アゾール誘導体とその用途

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11034441A JP2000229941A (ja) 1999-02-12 1999-02-12 アゾール誘導体とその用途

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000229941A true JP2000229941A (ja) 2000-08-22

Family

ID=12414336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11034441A Pending JP2000229941A (ja) 1999-02-12 1999-02-12 アゾール誘導体とその用途

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000229941A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004069800A1 (ja) * 2003-02-10 2004-08-19 Fujitsu Limited 有機金属複核錯体、有機el素子及び有機elディスプレイ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004069800A1 (ja) * 2003-02-10 2004-08-19 Fujitsu Limited 有機金属複核錯体、有機el素子及び有機elディスプレイ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5351124B2 (ja) 新規ヘテロ環化合物、発光素子材料及び発光素子
US6528187B1 (en) Material for luminescence element and luminescence element using the same
JP4404473B2 (ja) 新規含窒素へテロ環化合物、発光素子材料およびそれらを使用した発光素子
JP3788676B2 (ja) 有機エレクトロルミネツセンス素子材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネツセンス素子
JP2001345183A (ja) 高効率赤色発光素子、イリジウム錯体から成る発光素子材料及び新規イリジウム錯体
JP2002173674A (ja) 発光素子および新規レニウム錯体
JP2002302671A (ja) イリジウム錯体からなる発光素子材料及び発光素子
JP4686011B2 (ja) 新規ヘテロ環化合物、発光素子材料およびそれを使用した発光素子
EP1620525B1 (en) Organic electroluminescent device and platinum compound
JP4105358B2 (ja) ベンズイミダゾール誘導体、発光素子材料及び発光素子
JP2000159777A (ja) 新規ジオキソボラン化合物、発光素子材料およびそれを使用した発光素子
JP4116225B2 (ja) 新規縮合へテロ環化合物、発光素子材料およびそれを使用した発光素子
JP2002038141A (ja) 新規縮合へテロ環化合物、発光素子材料およびそれを使用した発光素子
JP3949391B2 (ja) 発光素子
JP2000344780A (ja) 新規ベンゾピラン化合物、発光素子材料及びそれを使用した発光素子
JP2000355687A (ja) 新規アゾール誘導体、発光素子材料およびそれを使用した発光素子
US7648778B2 (en) Organic electroluminescent element
JP3835783B2 (ja) 有機エレクトロルミネツセンス素子材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネツセンス素子
JP2001031961A (ja) 新規メチン化合物、発光素子材料、およびそれを使用した発光素子
JP4253429B2 (ja) 発光素子材料、それを使用した発光素子およびアミン化合物
JP2001294851A (ja) 新規アゾールホウ素化合物、発光素子材料およびそれを使用した発光素子
JP2000144125A (ja) 発光素子材料およびそれを使用した発光素子
JP2000229966A (ja) アゾール誘導体とその用途
JPH11292875A (ja) 新規メチン化合物、有機エレクトロルミネツセンス素子材料およびそれを使用した有機エレクトロルミネツセンス素子
JP2000229957A (ja) アゾール誘導体とその用途