JP2000229659A - 切断部付き環状連結具 - Google Patents
切断部付き環状連結具Info
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Abstract
た取付け用又は封緘用のループを解除するために、鋏や
カッター等の切断具を使用することなく、手操作で簡単
にこのループを切断できる切断部付き環状連結具を提供
する。 【解決手段】延伸して断面を縮小し強度を向上した糸状
連結部4の一端に係合メス部2を、他端に係合オス部3
を合成樹脂で一体的に形成した環状連結具1において、
係合メス部2と係合オス部3を連結したループRを手操
作で切断する切断部6を形成し、該切断部6はループ状
態の糸状連結部4に作用する張力で切断しない程度の引
張強度を有するが、手操作でこの切断部6を形成する2
つの部材2,63間に捩じりや折り曲げや引き裂き作用を
加えた際に糸状連結部4が切断されることなく、切断部
6のみが切断されるように形成して構成する。
Description
や品質用の表示札等を取付けるためや、移送用容器やコ
ンテナ等の扉等の封緘を行なうために使用する環状連結
具の改良に関するものである。
て、値段や品質等を表示するための表示札を取り付ける
場合に、図16に示すように係合オス部3Xと係合メス
部2Xを合成樹脂を延伸したフィラメント等で形成され
た糸状連結部4Xで連結した合成樹脂製の環状連結具1
Xが用いられ、図17及び図18(a)に示すように、
この係合オス部3Xを表示札50の取付け孔51と衣類等の
生地52等に形成されたボタン孔53等の取付孔を通した後
に係合メス部3Xに挿入して、糸状連結部4Xでループ
Rを形成し、このループRにより、表示札50を生地52に
取り付ける方法が取られている。
や、コンテナ、倉庫、金庫、輸送車の扉等に対して、移
送や保管時に開封されなかったことを確認できるように
した合成樹脂製の封緘用の環状連結具が、幾種類も使用
されている。
示札等の取付け用の環状連結具と同様に、糸状連結部4
Xの両端部に係合オス部3Xと係合メス部2Xを設け
て、封緘時に係合オス部3Xと係合メス部2Xを係合さ
せてループRを作り、このループRで封緘している。
は、扉54a,54bの引手部分55a,55bに係合オス部3
Xと糸状連結部4Xを通し、この係合オス部3Xを係合
メス部2Xに係合させてこの扉54a,54bを封緘してい
る。
緘用の環状連結具は、表示札が衣類などの商品に一旦取
り付けられた後は、持ち運び時や梱包及び移送時におい
て容易に外れないように、糸状連結部は手操作では簡単
に破断できないような引張強さ(例えば50N〜100
N(約5kgf〜10kgf)程度以上)を持って形成
される。
られないように、あるいは、封緘が解かれたか否かが明
確に分かるように、係合オス部と係合メス部は、一度係
合した後で無理やり引張って係合を外した時には、係合
オス部又は係合メス部が破損して、再度の係合ができな
いように形成されている。また、糸状連結部4Xを切断
した場合にはその痕跡が残るように形成されている。
ープを解くためには、糸状連結部を切断する必要がある
ので、鋏やカッター等の切断具を用いて糸状連結部を切
断している。
来技術の表示札等の取付用や封緘用の環状連結具におい
ては、糸状連結部で形成されるループを解除するため
に、鋏やカッター等の切断具が必要不可欠となるので、
ループの解除が面倒であるという問題がある。
による切断部が鋭くなり易く、この切断部が商品である
高級肌着等の衣服の生地に接触して生地を傷めたり、こ
の切断部に手が接触すると痛みを感じる等の問題があ
る。
ためになされたものであって、その目的は、係合オス部
と係合メス部の係合により形成された取付け用又は封緘
用のループを解除するために、鋏やカッター等の切断具
を使用することなく、手操作で簡単にこのループを切断
できる切断部付き環状連結具を提供することにある。
状連結具は、次のような特徴を有している。 1)糸状連結部の一端に係合メス部を、他端側に前記係
合メス部に係合する係合オス部を形成した環状連結具に
おいて、前記係合メス部と係合オス部を連結してループ
状としたものを手操作で切断する切断部を形成し、該切
断部は、該環状連結具が連結された状態で前記糸状連結
部に作用する張力によって切断しない程度の引張強度を
有するが、手操作によってこの切断部を形成する2つの
部材の間に捩じりや折り曲げや引き裂き作用を加えた際
に前記糸状連結部が切断されることなく、切断部のみが
切断されるように形成したことを特徴とする。
引き裂きにより、手操作で容易に破断できる部分であ
り、破断用のノッチを入れて応力集中が生じ易く形成し
たり、折り曲げにより破断し易い薄板部分又は薄い断面
形状部を形成したりする。また、小孔を開けて形成する
こともできる。要するに、この切断部は、手操作で切断
又は破断可能な構造的に弱い部分である。
ィラメントや合成樹脂を延伸したフィラメントや糸や鎖
等で形成することができるが、この糸状連結部は、切断
及び破断した場合にはその痕跡が明確に残るように形成
され、好ましくは、再度接続できないように形成され
る。 2)前記切断部を、前記係合メス部と前記糸状連結部の
間に設ける。
易にループを切断して解除することができ、また、切断
部が延伸されて形成される糸状連結部分から外れるの
で、この切断部は延伸とは無関係に形成するができるよ
うになり、切断強度を計算等により容易に設定できる。
より大きく形成するので、係合オス部より手で持ちやす
く、切断部を手操作でより切断しやすい構造となる。 3)前記係合メス部と前記糸状連結部の間に偏平部分を
形成し、該偏平部分に溝部を設けることにより前記切断
部を形成することにより、この切断部の断面積を糸状連
結部の断面積と関係なく設定でき、この切断部の引張強
度を高く保ちながら、折り曲げにより容易に切断できる
ように形成できる。 4)前記切断部の前記糸状連結部側に偏平形状の第1把
持部を設けることにより、この第1把持部と係合メス部
をそれぞれ把持して、捩じったり、折り曲げたり、引き
裂いたりすることが容易にできるようになる。
対側に偏平形状の第2把持部を設けることにより、この
第2把持部と第1把持部又は第2把持部と切断部の周囲
部材とをそれぞれ把持して捩じったり、折り曲げたりす
ることが容易にできるようになる。 6)前記切断部を、前記糸状連結部に設けることによ
り、係合オス部と係合メス部の近傍とは別の部分で切断
できるので、商品等に取り付けた時に、手操作し易い部
分で、ループを切断できる。
前記係合メス部が、貫通孔とこの貫通孔内の中間部で円
周方向に形成した環状突起とからなり、前記係合オス部
が、前記環状突起部分を通過できる頭部と、この頭部の
後に設けられて前記環状突起部分を通過した後に拡がる
弾性的に拡縮可能な係合羽と、この係合羽の後方に設け
られ前記環状突起部分より大径のストッパー部とを有し
て形成される。
る連結部材である糸状連結部の両端部に設けた係合オス
部と係合メス部との係合により、簡単に、ループを形成
して、表示札の取付けや封緘部分に対する封緘を行なう
事ができ、しかも、この環状連結部具に設けた切断部を
捩じり、折り曲げ又は引き裂きにより切断することがで
き、簡単にこのループを解除できる。
なるので、手間が省け封緘作業の効率をアップできる。
断部付き環状連結具の実施の形態について説明する。 〔第1の実施の形態〕本発明の第1の実施の形態の切断
部付き環状連結具1は、糸状連結部4の一端側に係合メ
ス部2を、他端側にこの係合メス部2に係合する係合オ
ス部3を設けると共に、係合メス部2と係合オス部3と
の係合によって形成されるループRを切断するための切
断部6を設けて形成される。
なポリプロピレン(PP)やナイトン等の分子配向性合
成樹脂で一体的に形成し、その糸状連結部4は、成型し
た金型内あるいは延伸機によって3倍から4倍に延伸し
て断面を縮小し、強度を向上したフィラメントで形成す
る。 〔係合オス部〕この係合オス部3は、図2に示すよう
に、係合メス部2の内径dの環状突起部23を通過できる
頭部31と、この頭部31の後方に設けられた弾性的に拡縮
可能な係合羽32と、この係合羽32の後方に設けられ、環
状突起部22より拡大したストッパー部33とを有して形成
される。
は、接続部材35、36があり、また、ストッパー部33は接
続部材37と拡大部34とを介して糸状連結部4に接続して
いる。この拡大部34は、糸状連結部4を延伸する際の始
点とするためのものであり、糸状連結部4が延伸時に引
張られる時にこの拡大部34の糸状連結部4側から延伸さ
れることになる。 〔係合メス部〕そして、係合メス部2は、図3に示すよ
うに、内径Dの貫通孔22を有する枠体21とこの貫通孔22
内に設けられた内径dの環状突起部23とからなり、枠体
21は、切断用のノッチ部61と拡大部62とからなる切断部
6を介して糸状連結部4に接続して形成される。
度は、表示札等が簡単に外されて入れ替えられないよう
に、あるいは、封緘が解かれたか否かが明確に分かるよ
うに、一度係合した後で無理やり引張って係合を外した
時には、係合オス部3又は係合メス部2が破損して、再
度の係合ができないように形成される。
は、表示札が衣類などの商品に一旦取り付けられた後
は、持ち運び時や梱包及び移送時において容易に外れな
いように、手操作では簡単に破断できないような引張強
さ(例えば50N〜100N(約5kgf〜10kg
f)程度以上)を持って形成され、また、糸状連結部4
を切断した場合にはその痕跡が残るように形成される。 〔切断部〕そして、本発明においては、係合メス部2と
係合オス部3を連結してループ状Rとしたものを手操作
で切断する切断部6を形成する。
部3が連結されたループ状態で糸状連結部4に作用する
張力によって切断しない程度の引張強度を有するが、手
操作によってこの切断部6を形成する2つの部材2,62
の間に捩じりや折り曲げや引き裂き作用を加えた際に糸
状連結部4が切断されることなく、切断部6のみが切断
されるように形成する。
部4の間に設け、延伸される糸状連結部4の部分から外
すことにより、この切断部6を延伸とは無関係に形成す
ることができるので、この環状連結具1の製造が容易と
なり、また、切断及び破断の強度を計算等により容易に
設定できる。
る。図3の切断部6は、切断用のノッチ部61により、隣
接する部分62,21よりも断面積を減少させて形成する。
この構成により、この切断用のノッチ部61では、力が加
わった時に応力集中が発生するので容易に切断できるこ
とになる。
2B、2Cでは、切断部6A、6B、6Cは、偏平形状
に形成された拡大部62A、62B、62Cと、拡大部62A、
62B、62Cと係合メス部2A、2B、2C側の境に設け
た溝部(ノッチ部)61A、61B、61Cを設けて形成す
る。
差異は、切断部6Bの幅Baが切断部6Aの幅Bbより
大きく形成されている点にあり、その他は同じである。
また、図5の係合メス部2Bと図6の係合メス部2Cと
の差異は、係合メス部2Cの糸状連結部4と反対側に第
2把持部となる偏平部分7Cを設けている点にある。
Cの断面積は糸状連結部4の断面積と関係なく設定で
き、切断部6A、6B、6Cの引張強度を高く保てるの
で、糸状連結部4よりも引張強度が低下することを防止
でき、ループRを形成した状態で、糸状連結部4に作用
する張力によって切断しない程度の引張強度を付加でき
る。
この切断部6A、6B、6Cを形成する2つの部材であ
る係合メス部2と拡大部62A,62B,62Cの間に手操作
により捩じり、折り曲げ、引き裂き等の作用を加えた際
に糸状連結部4が切断されることなく、切断部6A、6
B、6Cのみが容易に切断できるように形成できる。
は、切断部6A、6B、6Cの糸状連結部4側に設けら
れた偏平形状の第1把持部として機能するので、この第
1把持部62A、62B、62Cと係合メス部2A、2B、第
2把持部7Cをそれぞれ把持して、手操作によって捩じ
ったり、折り曲げたり、引き裂いたりすることが容易に
できるようになる。 〔第2の実施の形態〕次に、切断部付き環状連結具の第
2の実施の形態について図7〜図9を参照して説明す
る。
は、図8、図9の係合メス部2の長方形の貫通孔22D内
に形成された突起部23D内を通過できる偏平形状の頭部
31Dと、この頭部31Dの後方に設けられた弾性的に拡縮
可能な係合羽32Dと、この係合羽32Dの後方に設けら
れ、突起部23Dより拡大して形成されるストッパー部33
Dとを有して形成される。
には、接続部材35D、36Dがあり、また、ストッパー部
33Dは糸状連結部4に接続している。このストッパー部
33Dは、糸状連結部4を延伸する際の始点となり、糸状
連結部4が延伸時に引張られる時にこのストッパー部33
Dの糸状連結部4側から延伸されることになる。
D、2Eは、図8、図9に示すように、貫通孔22D,22
Eを有する枠体21D,21Eとこの貫通孔22D,22E内に
設けられた環状突起部23D,23Eとからなり、枠体21
D,21Eは、切断用のノッチ部61D,61Eと拡大部62
D,62Eとからなる切断部6D,6Eを介して糸状連結
部4に接続して形成される。
部4と反対側に第2把持部となる偏平部分7Eを設けて
ある。
と同様な効果を得ることができ、更に、係合メス部2
D、2Eが偏平な形状に形成されるので、切断部6D、
6Eの周囲を把持し易い形状にすることができる。 〔第3の実施の形態〕また、図10に第3の実施の形態
の切断部6Fを示す。この切断部6Fは、係合メス部2
Fに接続して配設せず、接続部材64Fと拡大部63Fを介
して溝部61Fと拡大部62Fを設け、この拡大部62Fに糸
状連結部4を接続した構成となっている。
メス部2Fとが係合した時にそれぞれに接続する糸状連
結部4が邪魔になることがない。また、溝部61Fの両側
に位置する拡大部62Fと拡大部63Fを把持して容易に切
断部6Fを切断できる。 〔第4の実施の形態〕そして、図11に示す第4の実施
の形態の切断部6Gでは、係合メス部2Gに接続して配
設せず、糸状連結部4の途中に拡大部63Gと溝部61Gと
拡大部62Gを連続して設けた構成となっている。なお、
この図11の係合メス部2Gは、図3の係合メス部2と
同じ構成であるが、図8の係合メス部2Dと同様に構成
することもできる。
ス部2Gとが係合した時にそれぞれに接続する糸状連結
部4が邪魔になることがない。また、溝部61Gの両側に
位置する拡大部62Gと拡大部63Gを把持して容易に切断
部6Gを切断できる。特に、この切断部6Gの糸状連結
部4Gの長さを変化させることにより、この切断部6G
を掴み易い位置に設けることができるので、作業効率を
更に向上できる。
5の実施の形態を示す。この切断部付き環状連結具1H
では、係合メス部2Hが、糸状連結部4の延長上に形成
されている点が、第1〜第4の実施の形態と異なる。即
ち、この第1〜第4の実施の形態の切断部付き環状連結
具1〜1Gで示された係合メス部2〜2Gの係合方向
は、糸状連結部4と略垂直の方向に形成されている。
く、その丸みを帯びた傘状の頭部31Hと係合メス部2H
の環状突起部23Hとが柔軟性を有し、頭部31Hの後端側
が環状突起部23Hより大径に形成され、頭部31Hはその
丸みを帯びた傘部で環状突起部23Hを押し広げながら通
過するが、一旦通過した後は、頭部31Hの後側が環状突
起部23Hに当接し後退できないように形成される。
は、貫通穴でなく閉止されて形成され、この枠体21Hに
接続して切断部6Hが形成される。この切断部6Hは、
切断用のノッチ部61Hと拡大部62Hとからなる。
メス部2Hとが係合した時にそれぞれに接続する糸状連
結部4が略同方向に並ぶので、角部のない円弧状のリー
プRhを形成できる。そして、溝部61Hの両側に位置す
る係合オス部3Hと係合メス部2Hの係合体と拡大部62
Hとを把持して容易に切断部6Hを切断できる。この切
断時に、係合オス部3Hと係合メス部2Hの係合体が把
持し易い大きさと位置になるので、より切断し易くな
る。
と係合メス部2Hの枠体21Hの形状は、係合した時にラ
グビーボールのような偏平回転体形状になるように形成
されるが、この係合オス部3Hのストッパー部33Hの最
大径、あるいは最大断面積を、係合メス部2Hの枠体21
Hの最大径、あるいは最大断面積よりも小さく形成す
る。即ち、ストッパー部33Hと枠体21Hの境目を係合体
の中央ではなく、ストッパー部33H側で分離し、図14
(c)の(L2 /L3 )が(3/7)〜(4.5/5.
5)程度、好ましくは(4/6)になるように形成す
る。
や生地等の取付け孔に通す時には通過が容易となり、し
かも、係合した時に係合体2H+3Hは把持し易い大き
な形状となるので、この係合した部分と拡大部62Hを把
持して、切断部6Hを手操作で捩じったり、折り曲げた
り、引き裂いたりして、容易に切断できる。
す第6の実施の形態では、係合オス部3Iと係合メス部
2Iは、係合の際や、切断部6Iの切断の際に、より把
持し易いように、偏平形状に形成される。この偏平形状
以外は、図14に示す第5の実施の形態と同じである。
は、多くの実施の形態の一部を示したもので、図2、図
7の係合オス部3,3Aの形状や、図3〜図6,図8〜
図11の係合メス部2,2A〜2Gと切断部6,6A〜
6Gの形状は適宜に組み合わせて使用でき、また、これ
ら変形したものや、同じ構成要素及び機能を有する他の
形状のものを使用できる。
緘の対象物により異なり、その大きさは種々のものが考
えられるので、限定する必要もないが、例えば、代表的
なものでは、図1の切断部付き環状連結具1は全長が1
00〜250mm、係合オス部2の頭部31の径は1.8
mmφ、連結部4の径は0.4〜1.0mmで、係合メ
ス部3の貫通孔22の内径は2.5mmφで、貫通孔22の
長さは5.0mmである。 〔使用方法〕次の使用方法の例を説明する。
素、例えば係合メス部の参照番号は2,2A〜2Iであ
るが、2で代表することにする。即ち、英文字を省いて
表示する。
品質等を表示するための表示札を取り付ける場合には、
図18(a)と同様に、切断部付き環状連結部1の係合
オス部3を、表示札50等の取付け孔51と衣類等の生地52
等に形成されたボタン孔53等の取付孔を通した後に、係
合メス部2に挿入すると、図12に示すように、この頭
部31と係合羽32が環状突起部23を通過した後に後方の係
合羽32が貫通孔22内に拡がると共に、ストッパー部33が
貫通孔22内で環状突起部23に当接するため、この環状突
起部23を係合羽32とストッパー部33で挟み込んで係合す
る。この係合により、ループRが形成され、このループ
Rにより、表示札50を商品の生地52に取り付けることが
できる。
際には、この切断部付き環状連結部1の切断部6を捩じ
るか折り曲げるかして、鋏やカッター等の切断具を使用
することなく、図13に示すように、切断部6を手操作
で切断又は破断してループRを解除できるので、簡単に
この切断部付き環状連結部1と共に、表示札50等を除去
することができる。
や、コンテナ、倉庫、金庫、輸送車の扉等に対して封緘
する場合は、図18(b)と同様に、封緘対象物である
扉54a,54bの引手部分55a,55bに糸状連結部4を通
して一周させた後に、係合オス部3を係合メス部2に挿
入して係合させてループRを作り、このループRにより
封緘する。この封緘に際しては、必要に応じて、表示札
50と共に封緘する。
連結部1の切断部6を手操作で捩じるか折り曲げるか又
は引き裂くかして、鋏やカッター等の切断具を使用する
ことなく、切断部6を切断又は破断しループRを解除で
きるので、簡単に封緘を解くことができる。
本発明による切断部付き環状連結具1によれば、係合オ
ス部3と係合メス部2を係合させることにより、糸状連
結部4のループRを簡単に形成することができ、しか
も、鋏やカッター等の切断具を使用せずに、切断部6を
ねじ切り、又は折ることにより、容易にループRを解除
できる。
た場合には、このループRにより、商品52側にこの表示
札50を簡単に取り付けることができ、消費者が表示札50
を取り外したい時には、切断具無しで容易に切断部6を
切断して外すことができる。しかも、切断部分が特定で
き、この切断部6を偏平形状にしたり、ノッチ部61に丸
みを付けておくことにより、ループRの解除後に尖った
部分が発生するを防止することができる。
旦解除された環状連結具1は、再度ループRを形成する
のは不可能であるので、封緘機能を十分に果たすことが
でき、その上、封緘の解除作業において切断具が不要に
なるので、手間が省け作業効率を向上できる。
による切断部付き環状連結具によれば、係合オス部と係
合メス部を係合させることにより、糸状連結部のループ
を簡単に形成することができ、しかも、鋏やカッター等
の切断具を使用せずに、切断部をねじ切り、折り曲げ、
引き裂き等により、容易にループを解除できる。
場合には、消費者が表示札を取り外すのが著しく容易と
なると共に、ループ解除後の切断部分が特定でき、しか
も、糸状連結部を切断したような尖った部分が発生する
を防止することができ、高級肌着等の衣服の生地を傷め
たり、手に触れて痛みを感じさせること等を防止でき
る。
旦解除された環状連結具は、再度のループ形成は不可能
であるので、封緘機能を十分に果たすことができ、その
上、封緘の解除作業において切断具が不要になるので、
手間が省け作業効率を向上できる。
で、(a)は平面図で、(b)は正面図である。
部を示す図で、(a)は平面図で、(b)は正面図で、
(c)は(a)のX−X端面図で、(d)は(a)のY
−Y端面図で、(e)は(a)のZ−Z断面図である。
部と切断部を示す図で、(a)は平面図で、(b)は正
面図である。
部と偏平形状の拡大部を有する切断部を示す図で、
(a)は平面図で、(b)は正面図である。
部と幅広の偏平形状の拡大部を有する切断部を示す図
で、(a)は平面図で、(b)は正面図である。
部を有する係合メス部と切断部を示す図で、(a)は平
面図で、(b)は正面図である。
状連結具の係合オス部を示す図で、(a)は平面図で、
(b)は正面図で、(c)は(a)のX−X端面図で、
(d)は(a)のY−Y端面図で、(e)は(a)のZ
−Z断面図である。
状連結具の係合メス部と幅広の偏平形状の拡大部を有す
る切断部を示す図で、(a)は平面図で、(b)は正面
図である。
状連結具の第2把持部を有する係合メス部と切断部を示
す図で、(a)は平面図で、(b)は正面図である。
環状連結具の係合メス部と切断部を示す図で、(a)は
平面図で、(b)は正面図である。
環状連結具の係合メス部と切断部を示す図で、(a)は
平面図で、(b)は正面図である。
環状連結具のループを形成した状態を示す図である。
環状連結具のループを解除した状態を示す図である。
環状連結具の係合メス部と係合オス部と切断部を示す図
で、(a)は平面図で、(b)は側面図で、(c)は結
合した状態を示す平面図である。
環状連結具の係合メス部と係合オス部と切断部を示す図
で、(a)は平面図で、(b)は側面図である。
平面図で、(b)は正面図である。
部分的な断面を含む図である。
(a)は表示札の取付けを、(b)は扉の封緘を示す。
Claims (7)
- 【請求項1】 糸状連結部の一端に係合メス部を、他端
側に前記係合メス部に係合する係合オス部を形成した環
状連結具において、前記係合メス部と係合オス部を連結
してループ状としたものを手操作で切断する切断部を形
成し、該切断部は、該環状連結具が連結された状態で前
記糸状連結部に作用する張力によって切断しない程度の
引張強度を有するが、手操作によってこの切断部を形成
する2つの部材の間に捩じりや折り曲げや引き裂き作用
を加えた際に前記糸状連結部が切断されることなく、切
断部のみが切断されるように形成したことを特徴とする
切断部付き環状連結具。 - 【請求項2】 前記切断部を、前記係合メス部と前記糸
状連結部の間に設けた請求項1記載の切断部付き環状連
結具。 - 【請求項3】 前記係合メス部と前記糸状連結部の間に
偏平部分を形成し、該偏平部分に溝部を設けることによ
り前記切断部を形成した請求項1又は2に記載の切断部
付き環状連結具。 - 【請求項4】 前記切断部の前記糸状連結部側に偏平形
状の第1把持部を設けた請求項1〜3のいずれかに記載
の切断部付き環状連結具。 - 【請求項5】 前記係合メス部の前記糸状連結部と反対
側に偏平形状の第2把持部を設けた請求項1〜4のいず
れかに切断部付き環状連結具。 - 【請求項6】 前記切断部を、前記糸状連結部に設けた
請求項1記載の切断部付き環状連結具。 - 【請求項7】 前記係合メス部が、貫通孔とこの貫通孔
内の中間部で円周方向に形成した環状突起とからなり、
前記係合オス部が、前記環状突起部分を通過できる頭部
と、この頭部の後に設けられて前記環状突起部分を通過
した後に拡がる弾性的に拡縮可能な係合羽と、この係合
羽の後方に設けられ前記環状突起部分より大径のストッ
パー部とを有して形成された請求項1〜6のいずれかに
切断部付き環状連結具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03413799A JP3636608B2 (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 切断部付き環状連結具 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP03413799A JP3636608B2 (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 切断部付き環状連結具 |
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---|---|
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JP3636608B2 JP3636608B2 (ja) | 2005-04-06 |
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ID=12405843
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---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006330025A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Japan Medical Dynamic Marketing Inc | 医療機器用バンド付表示札 |
CN110482003A (zh) * | 2019-09-30 | 2019-11-22 | 成都理工大学 | 一种能反向断裂的封口钉 |
Citations (4)
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JPS581666A (ja) * | 1981-06-26 | 1983-01-07 | 株式会社トスカ | 封緘具 |
JPH07271307A (ja) * | 1994-03-27 | 1995-10-20 | Toshifumi Motonaga | 除きやすくされた商札の柄 |
JPH10333580A (ja) * | 1997-06-05 | 1998-12-18 | Toska Co Ltd | 表示札等の吊り下げ具 |
-
1999
- 1999-02-12 JP JP03413799A patent/JP3636608B2/ja not_active Expired - Fee Related
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