JP2011036642A - 帯状嵌合部材、帯状嵌合具、および帯状嵌合具付包装袋 - Google Patents
帯状嵌合部材、帯状嵌合具、および帯状嵌合具付包装袋 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】長手帯状の嵌合基部211と、嵌合基部211の長手方向に沿って他部材が嵌合する嵌合凹溝213Bを有した嵌合部213と、嵌合部213に接合し嵌合基部211に連結する支持部212とを備えた帯状嵌合部材21とする。嵌合部213は嵌合凹溝213Bの一方の開口縁近傍に他部材と係合する内方に向けて突出する係合爪部213Eを有し、支持部212は嵌合部213との接合する位置Lが、係合爪部213Eが他部材に係合する係合位置Mから嵌合基部211に向けた垂線Xより、嵌合凹溝213Bの他方の開口他縁213A側に変位した位置に設ける。帯状嵌合部材21を包装袋に設けることで封入作業が容易で、一度嵌合した後に開封しようとすると、嵌合する嵌合部213同士に剪断応力が作用して係合爪部213Eが互いに咬み込む状態となり開封しにくくなるため、封入後に開封したことを容易に判断可能となる。
【選択図】図3
Description
例えば、1度開封するとテープの文字が抜けて再封できなくなる特殊なテープを開封口に貼るなどの方法が知られている。
この特許文献1のジッパーテープは、雄部材および雌部材が嵌合する構成で、雌部材の雄部材が嵌合する溝内に結合材を設け、嵌合時に雄部材に結合材が付着し、嵌合を解除して開封すると、結合材が雌部材から雄部材に付着した状態となり、開封したことが分かる構成が採られている。
そこで、一度開封したことを確実に容易に判断できるようにするために、ジッパーテープを用いずに包装袋の開口をヒートシールするなども考えられる。しかしながら、ヒートシールするなどの封止方法では、ヒートシールするための装置が必要となるとともに、封止作業毎にヒートシールする工程が必要で、封止作業が煩雑となるおそれがある。
また、本発明では、前記係合爪部は、先端が前記嵌合凹溝の開口縁から前記嵌合基部に向けて折り返す状態に突出する断面略U字状に形成された構成とすることが好ましい。
さらに、本発明では、前記嵌合部は、前記嵌合基部の幅方向の中心に対応する位置に設けられた構成とすることが好ましい。
そして、本発明では、前記嵌合部は、前記他部材と嵌合した状態から互いに離間する方向に引っ張り力を作用させて嵌合した状態が解除される強度が100N/50mm以上である構成とすることが好ましい。
また、本発明では、前記支持部は、前記嵌合部が前記他部材と嵌合した状態から互いに離間する方向に引っ張り力を作用させて嵌合した状態が解除される強度より小さい強度に形成された構成とすることが好ましい。
さらに、本発明では、前記嵌合基部に前記嵌合部の長手方向に沿ってリブ状に設けられ、前記嵌合部を前記他部材と嵌合する際に、先端部が前記他部材に当接して嵌合を規制し、弾性変形させて前記嵌合部と前記他部材と嵌合を可能とする嵌合規制リブを備えた構成とすることが好ましい。
この発明では、前記帯状嵌合部材の両方を本発明に記載の帯状嵌合部材を用いる場合、前記帯状嵌合部材は、断面形状で点対称となる状態に対向配置されて嵌合される構成とすることが好ましい。
また、本発明では、前記一対の帯状嵌合部材は、前記嵌合部に沿って設けられ互いに係脱可能なガイド部を備えた構成とすることが好ましい。
本発明の帯状嵌合具付包装袋によれば、本発明の帯状嵌合具を用いることで、開封側の嵌合強度を一度嵌合すると開封しにくい強度に調整可能となるため、収納物の収納の際には係合爪部と他部材とを嵌合させるいわゆるジッパーテープのような通常の動作と同様に容易に封止できるとともに、封入後は開封したことを容易に判断することができる。
以下、本発明の第一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、第一実施形態における帯状嵌合具付包装袋(以下「包装袋」と略記する)を示す平面図である。図2は、第一実施形態の包装袋の断面図である。図3は、第一実施形態の帯状嵌合具の断面状態を示す説明図である。なお、図1,2は、説明の都合上、帯状嵌合具を拡大した状態で記述する。
図1,2に示すように、包装袋1は、包装袋用フィルムである一枚の基材フィルム10に、対をなす帯状嵌合部材21がそれぞれ接着されている。これら対をなす帯状嵌合部材21により、帯状嵌合具20が構成されている。
基材フィルム10は、折り返されて重なり合う両側端部に互いの基材フィルム10がヒートシールされたサイドシール部11がそれぞれ設けられている。これらサイドシール部11間には、対をなす帯状嵌合部材21がそれぞれ配設されている。
そして、基材フィルム10には、サイドシール部11の二方がシールされることにより一方の開口を介して外部に連通する収納空間12を区画する袋体13に形成されている。この収納空間12には、固体や粉体、液体などを収納可能である。また、袋体13の底部には、ガゼット14が形成されている。
ここで、厚み寸法が10μm未満であると、シール強度、袋強度が弱くなる場合があるためである。一方、厚み寸法が200μmを超えると、袋の柔軟性が低下して用途が限られて汎用性が望めなくなる場合があるためである。
さらに、基材フィルム10は、単層構造でも多層構造でもよい。
帯状嵌合部材21は、図3に示すように、長手帯状の嵌合基部211を有し、この嵌合基部211の収納空間12側の面には、幅方向の略中間部に位置して長手方向に沿って支持部212が連結されている。さらに、支持部212の先端部には、嵌合部213が接合されている。
嵌合部213は、収納空間12側となる包装袋1の内方に向けて開口する凹溝状の嵌合凹溝213Bを有した断面略U字状で並列に二条連結して形成され、断面略W字状に形成されている。すなわち、長手方向に沿った湾曲する底部213Cの両側に腕部213Dが連続して設けられて断面略U字状の嵌合部213が、隣接する腕部213Dが共有する状態で連設され、断面略W字状に形成されている。
さらに、嵌合部213は、嵌合凹溝213Bの一方の開口縁となる腕部213Dの先端に嵌合凹溝213Bの内方に向けて突出する係合爪部213Eが設けられている。この係合爪部213Eは、嵌合凹溝213Bの一方の開口縁となる腕部213Dの先端から折り返す断面略U字状に突設されている。
さらに、嵌合部213は、嵌合基部211の幅方向の中心に対応する位置に嵌合部213の中心が位置する状態に支持部212に接合されている。
なお、嵌合凹溝213Bが複数条ある構成、すなわち支持部212が接合する嵌合凹溝213Bに並設する他方の嵌合凹溝213Bを構成する底部213C、腕部213Dおよび係合爪部213E(図3における係合位置Mが記されていない図中下側の嵌合凹溝213B)が、本発明の第二の係合爪部を構成する。複数条の嵌合凹溝213Bが併設する構成では、支持部212が接合されない側の全てが第二の係合爪部となる。すなわち、第二の係合爪部を複数設けた構成としてもよい。そして、第二の係合爪部は、係合爪部213Eの突出する側と反対側に向けて突出する構成としてもよい。
ここで、幅寸法が2mm未満であると、基材フィルム10との十分な接着領域が得られなくなり、適切な接着状態が得られなくなるおそれがあるためである。一方、幅寸法が50mmを超えると袋サイズに比べ帯状嵌合具20自体が大きく不細工になる場合があるためである。
嵌合基部211の厚み寸法は、50μm以上500μm以下とすることが好ましく、100μm以上200μm以下とすることがより好ましい。
帯状嵌合具20は、例えばポリエチレンやポリプロピレンなど、一般的にテープ材料として利用されている各種材料を利用できる。なお、嵌合部213は、嵌合基部211の長手方向の一側を互いに離れる方向に開く状態に引張力を作用した際の強度が、係合爪部213Eが折損したり支持部212が切断したりするなどの帯状嵌合部材21の材料破壊する強度より強くなるように設計されている。すなわち、互いに嵌合する嵌合部213の嵌合状態が解除する前に、帯状嵌合部材21が材料破壊するように形成されている。
例えば、嵌合部213は、通常の開封時と同様の嵌合基部211を開くような引張力を作用して嵌合部213の嵌合状態が解除するまでの引張力、すなわち嵌合強度を100N/50mm以上に設定することが好ましい。100N/50mm以上とすることで、人手による帯状嵌合具20の嵌合状態の解除が極めて困難となり、収納物の確実な封入状態の確保が得られる。また、嵌合強度を低く設定しても、この嵌合強度より材料破壊する強度を弱くすることで、開封した場合に再封入できなくなるので、改ざん防止などの不正防止が得られる。
また、包装袋1の開封位置は、帯状嵌合具20の互いに嵌合する嵌合部213の位置よりも収納空間12側であればよく、袋体13のサイドシール部11にノッチを入れたり、嵌合基部211に開封テープを設けたりすることで、開封可能とする構成を適用できる。
次に、包装袋の利用に関して、図面を参照して説明する。
図4は、封止後に嵌合を解除する力が作用した状態での帯状嵌合具の断面状態を示す説明図である。
そして、包装袋1を開封して収納された物品を取り出す場合には、ノッチの位置で基材フィルム10を切り裂いたり、開封テープにより開封したり、ハサミなどの道具を用いて開封する。
この状態で開封しようとする力がさらに加わると、嵌合する嵌合部213が互いに反対方向に引っ張られる剪断応力が作用する。この剪断応力は、係合爪部213Eが互いに咬み込む状態であることから、嵌合状態が解除されない。
そして、道具などを用いて嵌合を無理に解除しようとすると、例えば係合爪部213Eが折損したり、支持部212が切断したりするなど、嵌合部213が損傷したり、場合により基材フィルム10が破れたりする。
このため、開封前の封止状態にすることはできないため、開封されたことがわかる状態となる。したがって、封入作業が容易な帯状嵌合具20を用いた構成でも、例えば改ざんなどの不正を防止することができる。
このため、開封時の場合と同様に、嵌合状態は解除されず確実な封止状態の維持が得られる。
上述したように、上記第一実施形態では、収納物を封入する場合には、嵌合部213を互いに嵌合させる通常の動作と同様な作業で容易に封入できる。一方、互いに嵌合する嵌合部213の嵌合を解除するための嵌合基部211間を広げる引張力が加わると、支持部212に引っ張られて嵌合する嵌合部213同士に剪断応力が作用して、係合爪部213Eが互いに咬み込む状態となる。このため、嵌合状態が維持されて嵌合が解除されないので、例えば、改ざんなどのための開封や、封入した内圧の増大による収納物の漏洩などの不都合を防止できる。
このため、嵌合する嵌合部213同士に作用する剪断応力による係合爪部213Eの咬み込み状態がより強固となり、嵌合状態の維持がより確実に得られるとともに、対称形状となって、製造性の向上が得られる。
このため、嵌合基部211間が広げられる引張力により支持部212に引っ張られる状態となって作用する剪断応力の方向と、嵌合凹溝213Bの開口する方向である互いの嵌合方向とのなす角度が大きくなる状態となり、剪断応力による係合爪部213Eのより強固な咬み込み状態が得られ、簡単な構成で嵌合状態の維持がより確実に得られる。
このため、帯状嵌合部材21を基材フィルム10にシールする工程で、帯状嵌合部材21が蛇行しにくく、製袋効率を向上できる。
このため、嵌合部213を嵌合、すなわち係合爪部213E同士が係合するために腕部213Dを嵌合可能とする嵌合凹溝213Bの深さ寸法を最小限に設定することができ、嵌合部213の小型化による帯状嵌合具20の小型化が容易に得られる。
このため、強い嵌合強度を得ることができる。
このため、嵌合状態では、嵌合凹溝213Bの開口が帯状基材の垂線方向に沿うようにして他方の嵌合部213が容易に嵌合できるようにするとともに、嵌合後に開封のために嵌合基部211が離間する方向に引張力が作用した場合には、支持部212が引っ張られて嵌合部213は開口が側方に向く状態に回転して良好に剪断応力を作用させることができ、大きな嵌合強度が得られる。
このことにより、通常のジッパーテープのような手作業による開封作業ができないことから、改ざん防止などを防止できる。
このため、封入が容易でかつ改ざん防止などで封止する帯状嵌合具20を同一材料の帯状嵌合部材21にて構成でき、製造性の向上が容易に得られる。
次に、本発明の第二実施形態を図面に基づいて説明する。
この第二実施形態は、第一実施形態における帯状嵌合具20に代えて、嵌合を案内するガイド部としての案内咬合部81と、不用意に嵌合する不都合を防止するための嵌合規制リブ82とを備えた帯状嵌合具80を設けたものである。
なお、第二実施形態において、第一実施形態と同一または類似の構成については、同一の符号を付し、説明を省略または簡略化する。
図5は、第二実施形態における帯状咬合具付包装袋における帯状咬合具近傍を示す断面図である。図6は、第二実施形態における帯状咬合具付包装袋に加わる外力に対して嵌合を規制している状態を説明する断面図である。
図5に示すように、包装袋1は、第一実施形態と同様に、一枚の基材フィルム10に、帯状嵌合具80を構成する対をなす帯状嵌合部材である雄側帯状嵌合部材83および雌側帯状嵌合部材84がそれぞれ接着されている。
雄側帯状嵌合部材83および雌側帯状嵌合部材84は、第一実施形態と同様に、嵌合基部211の幅方向における収納空間12側に位置して、先端部に嵌合部213を有した支持部212がそれぞれ設けられている。
また、嵌合部213は、少なくとも支持部212が着色されていることが好ましい。すなわち、支持部212が伸びてしまった場合、着色状態が不鮮明となり、目視により改ざんしようとしたことが容易に判断できるためである。特に支持部212のみを着色し嵌合部は透明とすることで、伸びによる着色状態の変化がより明確となり好ましい。なお、着色としては、共押出の際に支持部212の樹脂にカラーマスターバッチを混合しておけばよい。
また、雌側帯状嵌合部材84には、嵌合基部211の幅方向における開口側で雄部811に対応する位置に、雄部811が係脱可能な断面が円弧凹状の雌部812が、嵌合基部211の長手方向に沿って設けられている。
これら雄部811および雌部812は、係合した状態で、対をなす嵌合部213が嵌合可能に対向する位置に案内する案内咬合部81を構成する。
なお、雄部811が断面略片矢印状に限られるものではなく、一般的に利用されているジッパーテープや接着テープなど、係合により嵌合部213の嵌合を案内させるいずれの形状とすることができる。
この嵌合規制リブ82は、図6に示すように、対をなす嵌合部213が近接する方向に外部から力が加わった際、嵌合規制リブ82の先端が雌側帯状嵌合部材84に当接し、嵌合を規制する。また、嵌合規制リブ82は、弾性変形可能に設けられ、利用者が改ざん防止のために嵌合部213を嵌合させる場合には、図6に示す状態から、さらに対をなす嵌合部213が近接するように力を加えることで弾性変形され、嵌合部213を嵌合可能に形成されている。
このような弾性変形可能な嵌合規制リブ82としては、例えばポリプロピレンや直鎖状低密度ポリエチレンなどが好適に用いられる。
次に、第二実施形態の包装袋の利用に関して説明する。
物品を取り出す際には、第一実施形態と同様に、ノッチの位置で基材フィルム10を切り裂いたり、開封テープにより開封したり、ハサミなどの道具を用いて開封する。
このように、開封前の封止状態にすることができないため、開封あるいは開封未遂が発覚でき、例えば改ざんなどの不正を防止することができる。
上述したように、上記第二実施形態では、第一実施形態の作用効果に加え、以下の作用効果を奏する。
すなわち、対をなす嵌合部213が嵌合した状態から互いに離間する方向に引っ張り力を作用させて嵌合した状態が解除される強度より小さい強度に支持部212を形成している。
このことにより、例えば改ざんなどのために嵌合部213の嵌合を解除する引っ張り力が加わることで、支持部212が切断したり、支持部212が伸びる塑性変形にて例えば白濁して外部から視認でき、開封のために大きな力を加えた形跡が残る。このため、嵌合状態が維持されて嵌合が解除されないので、例えば、改ざんなどのための開封や、封入した内圧の増大による収納物の漏洩などの不都合を防止できる。
このため、支持部212が切断したり伸びたりすることで着色状態が変化し、支持部212が損傷していることが、外部からより明確に視認できる。したがって、開封のために外部から大きな力が加わったことを容易に認識でき、例えば、改ざんなどのための開封や、封入した内圧の増大による収納物の漏洩などの不都合を、より防止できる。
このことにより、製袋時や未使用の包装袋1の搬送時などで、対をなす嵌合部213が近接する方向に外部から力が加わった際、嵌合規制リブ82が他方の嵌合基部211に当接して外部からの力に抗し、嵌合部213が嵌合することを防止する。このため、利用時に既に嵌合部213が嵌合して改ざん防止が機能してしまっている不都合を防止できる。
このことにより、案内咬合部81が咬合する状態で、対をなす嵌合部213が嵌合可能に対向する状態に位置決めされる。このため、対をなす嵌合部213を嵌合させる際、例えば一般的なジッパーテープの咬合と同様に、摘むように力を加えて案内咬合部81を咬合させつつ嵌合部213を嵌合させればよく、容易に嵌合部213を嵌合させることができる。
このことにより、物品を収納する前の未使用の包装袋1の搬送時などで外部から力が加わった場合、案内咬合部81および嵌合規制リブ82により、間に位置する対をなす嵌合部213が近接する状態に外力が加わりにくくなる。このため、嵌合部213が誤って嵌合してしまい、使用時に既に改ざん防止が機能してしまう不都合を防止できる。
なお、本発明は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良などは、本発明に含まれるものである。
すなわち、帯状嵌合具20として、係合爪部213Eと第二の係合爪部を有し、断面W字状の嵌合部213を有した一対の帯状嵌合部材21にて構成したが、嵌合させる嵌合部213の形状としては、第二の係合爪部を有するものに限られない。例えば、図7に示すように嵌合凹溝213Bが1条のもの、つまり第二の係合爪部を有しないもの(上述の実施形態と同一もしくは類似の構成については同一の符号を付す。)、さらには第二の係合爪部を2条以上設けて、全体として3条以上の嵌合凹溝213Bを並列に設けたものなど、開封や内圧などにて嵌合基部211が離間する方向に引張力が作用した際に剪断応力が作用して互いにより咬み込む状態となる形状であればよい。
なお、係合爪部213Eを有した嵌合凹溝213Bを複数条設けることにより、互いに嵌合する嵌合部213に加わる剪断応力に抗する嵌合強度が増大するので、利用目的などに応じて適宜設定すればよい。
なお、係合爪部213Eの係合する部分が、図8に示すような面である場合、嵌合部213の幅方向における係合する領域における中央の位置を係合する位置Mとして、支持部212との接合する位置Lを設定すればよい。
なお、図9は、上述の実施形態と同一もしくは類似の構成については同一の符号を付し、説明は省略する。
この帯状嵌合具30は、一方が上述の実施形態の帯状嵌合部材21で、他方の帯状嵌合部材31が支持部212を用いず嵌合部213を嵌合基部211に直接設けた構成である。すなわち、帯状嵌合具30は、帯状嵌合部材21の嵌合凹溝213Bに係合する係合爪部213Eを先端部に設けた腕部213Dを突設する構成とするなどしてもよい。係合爪部213Eの形状としては、上記実施形態の形状に限らず、例えば鉤状に突出するもの、鋸歯状に複数突出するものなど、互いに引っ掛かり合う各種形状を適用できる。
なお、この図10に示す構成では、支持部212が嵌合基部211に連結された側(図10中A,A)からは、開封し易く、反対側(図10中B,B)からは容易に開封不可能となるので、どちらか一方からの開封を防止する用途に利用できる。この構成では、一方の帯状嵌合部材31は支持部212を有しないので、構造が簡単で製造が容易となり、製造性を向上できる。
さらに、異なる帯状嵌合部材21を嵌合する構成、例えば一方を図1〜4に記載のものを利用し、他方を図7に示すもの、図8に示すもの、図9に示すものを利用してもよい。
この構成により、改ざん防止のために嵌合させた嵌合部213を切除した後でも、案内咬合部81を残しておくことで、再封できるジッパーテープ付包装袋として利用でき、有効利用できる。この構成の場合、例えば嵌合基部211が嵌合部213側と案内咬合部81側とで容易に分離できるように、嵌合基部211に肉薄部分を設けたりカットテープを設けたりすると使い勝手がよく好ましい。
そして、案内咬合部81としては、ジッパーテープのような係脱する雄部811および雌部812を長手方向に沿って設けた構成に限らず、例えば所定の位置で剥離可能に接着する構成など、対をなす嵌合部213が対向して外部から摘むように力を加えることで嵌合できる位置に位置決めできるいずれの構成を適用できる。
また、案内咬合部81と嵌合規制リブ82との間に嵌合部213が位置しなくてもよい。例えば、嵌合規制リブ82を嵌合部213より案内咬合部81側に位置して設けてもよい。
そして、嵌合規制リブ82を雄側帯状嵌合部材83側に設けて説明したが、雌側帯状嵌合部材84側に設けたり、双方に設けたりしてもよい。また、雄側帯状嵌合部材83および雌側帯状嵌合部材84の双方に設ける構成としては、互いに対向せず、先端部が対向する他方の嵌合基部211に当接する構成としたり、互いに対向して先端部が互いに当接して嵌合部213の嵌合を規制したりしてもよい。そして、1つ設ける場合に限らず、複数、例えば嵌合基部211の幅方向における嵌合部213の両側に設けるなどしてもよい。
そして、支持部212を着色した構成を例示したが、着色しない構成としてもよい。
図11は、本発明を説明するための比較例1の帯状嵌合具を示す断面図である。図12は、本発明を説明するための比較例2の帯状嵌合具を示す断面図である。
(試験片)
MFR8、融点123℃のポリエチレンを構成材料として、市販の押出成型機にて図3に示す形状の試験片である一対の各種帯状嵌合部材を押出成型した。
各帯状嵌合部材は、嵌合基部211の幅寸法を50mm、厚さ200μmで形成し、一対の帯状嵌合部材の嵌合を解除する際の強度が異なるように嵌合部213の形状や大きさが異なるように、適宜設計された金型を用いて形成した。
嵌合を解除する際の強度は、引張試験機(IMADA製,商品名:DPZ−200N)を用い、嵌合した状態の帯状嵌合部材の嵌合基部211の対向する側縁同士間を離間する方向に引張力を加えて引張強さを測定し、最大荷重時の測定結果を嵌合強度とした。
そして、以下の表1に示すように、嵌合強度が30[N/50mm],60[N/50mm],80[N/50mm],100[N/50mm]となる帯状嵌合具を試験片とした。これら各嵌合強度の試験片を、厚さ80μmの基材フィルムにヒートシールして包装袋1を作製した。
被験者10名に各試験片を有する包装袋1を開封する作業を実施した。この開封作業としては、通常の開封、すなわち包装袋1の開口側の縁を摘んで開口を広げる動作である。そして、開封できなくなる嵌合強度を検査した。開封できた場合を「○」、開封できない場合を「×」として評価した。その結果を、以下の表1に示す。
表1に示すように、嵌合強度が100[N/50mm]となると、全員が開封できなくなることがわかった。
(試験片)
(実施例1)
MFR8、融点123℃のポリエチレンを構成材料として、市販の押出成型機にて上述した実施形態の図3に示す形状で、嵌合強度100[N/50mm]となる金型を用いて一対の帯状嵌合部材を作製した。そして、試験1と同様に、作製した一対の帯状嵌合部材からなる帯状嵌合具を用いて図1,2に示す包装袋1を作製した。この図3に示す形状の帯状嵌合具を備えたものを実施例1とした。
(実施例2)
同様に、MFR8、融点123℃のポリエチレンを構成材料として、図10に示す形状で、嵌合強度100[N/50mm]となる金型を用いて一対の帯状嵌合部材を作製した。そして、作製した一対の帯状嵌合部材からなる帯状嵌合具を用いて、実施例1と同様に包装袋を作製した。この図10に示す形状の帯状嵌合具を備えたものを実施例2とした。
(比較例1)
さらに、MFR8、融点123℃のポリエチレンを構成材料として、図11に示す形状の金型を用いて一対の帯状嵌合部材を作製した。そして、作製した一対の帯状嵌合部材からなる帯状嵌合具を用いて実施例1と同様に包装袋を作製した。この図11に示す形状の帯状嵌合具60を備えたものを比較例1とした。ここで、図11に示す帯状嵌合具60は、図1に示す実施例1における嵌合部213に接合する支持部212の位置を反対に設計した。すなわち、帯状嵌合具60は、嵌合基部61に支持部62が連結され、この支持部62に係合爪部63Aを有した嵌合部63が接合されている。そして、支持部62は、嵌合部63に接合する位置Lが、係合爪部63Aが係合する位置Mから嵌合基部61に向けた垂線Xよりも、係合爪部63Aが突出する一方の開口縁側に変位する位置に設けられている。
(比較例2)
また、MFR8、融点123℃のポリエチレンを構成材料として、図12に示す形状の金型を用いて一対の帯状嵌合部材を作製した。そして、作製した一対の帯状嵌合部材からなる帯状嵌合具を用いて実施例1と同様に包装袋を作製した。この図12に示す形状の帯状嵌合具を備えたものを比較例2とした。ここで、図12に示す帯状嵌合具70は、嵌合基部71に支持部72が連結され、この支持部72に係合爪部73Aを有した嵌合部73が接合されている。そして、支持部72が嵌合部73に接合する位置Lが、係合爪部73Aが係合する位置Mから嵌合基部71に向けた垂線Xよりも、係合爪部73Aが突出する一方の開口縁側に変位する位置に設けられている。
(嵌合強度)
実施例1,2および比較例1,2の包装袋について、上述した引張試験機を用いて嵌合強度を10回測定した。その結果を、以下の表2に示す。
一方、実施例1では、開封側(図3中A,A)および収納空間12側である非開口側(図3中B,B)の双方側とも、一般的には開封することが極めて困難な100[N/50mm]以上の嵌合強度が得られ、例えば改ざんなどの開封および内圧の増大による開封などを防止できる。
また、実施例2でも、開口側(図10中A,A)で100[N/50mm]以上の嵌合強度が得られ、例えば改ざんのための開封などの不正を防止できる。
(実施例3)
MFR4、融点117℃のポリエチレンを構成材料として、市販の押出成型機にて上述した図3に示す形状で、嵌合基部の幅寸法を50mm、支持部の厚さ寸法を0.14μmとし、袋体13の破壊強度および嵌合部213の嵌合強度より小さい強度となる金型を用いて帯状嵌合具を作製し、実施例3とした。
そして、上述した引張試験機を用い、嵌合した状態の帯状嵌合具の一対の嵌合基部の対向する側縁同士間を離間する方向に引張力を加え、引き裂かれるまでの引張強さを測定し、最大荷重時の測定結果を引き裂き強度とした。引き裂き強度の測定は、10回実施した。その結果を、以下の表3に示す。
(参考例3)
支持部の厚さ寸法を0.16μmとした以外は実施例3と同様に作製し、参考例3とした。そして、実施例3と同様に引き裂き強度を測定した。測定結果は、以下の表3に示す。
(参考例4)
支持部の厚さ寸法を0.23μmとした以外は実施例3と同様に作製し、参考例4とした。そして、実施例3と同様に引き裂き強度を測定した。測定結果は、以下の表3に示す。
(参考例5)
支持部の厚さ寸法を0.26μmとした以外は実施例3と同様に作製し、参考例5とした。そして、実施例3と同様に引き裂き強度を測定した。測定結果は、以下の表3に示す。
上記表3に示す結果から、支持部としてポリエチレンを用いた場合、0.14μm以下の厚さ寸法に形成することで、嵌合強度より小さい支持部を形成でき、嵌合部の嵌合が解除される前に支持部が切断あるいは伸びる塑性変形が生じることが分かる。
また、支持部を嵌合強度と同等以上に強く形成する場合には、参考例3〜5に示すように、厚さ寸法を厚く形成すればよい。このように、支持部の厚さ寸法を設計する簡単な構成で、用途に合わせ帯状嵌合具を形成できることが分かる。
10……基材フィルム
20,30,80……帯状嵌合具
21,31……帯状嵌合部材
211……嵌合基部
212……支持部
213……嵌合部
213A…開口他縁(他方の開口縁)
213B…嵌合凹溝
213C…底部
213D…腕部
213E…係合爪部
81……ガイド部としての案内咬合部
82……嵌合規制リブ
83……帯状嵌合部材としての雄側帯状嵌合部材
84……帯状嵌合部材としての雌側帯状嵌合部材
Claims (11)
- 長手帯状の嵌合基部と、この嵌合基部の長手方向に沿って他部材が嵌合する嵌合凹溝を有した嵌合部と、この嵌合部に接合し前記嵌合基部に連結する支持部とを備えた帯状嵌合部材であって、
前記嵌合部は、前記嵌合凹溝の一方の開口縁近傍に前記他部材と係合する内方に向けて突出する係合爪部を有し、
前記支持部は、前記嵌合部との接合する位置が、前記係合爪部が前記他部材に係合する係合位置から前記嵌合基部に向けた垂線よりも、前記嵌合凹溝の他方の開口縁側に変位した位置に設けられた
ことを特徴とした帯状嵌合部材。 - 請求項1に記載の帯状嵌合部材であって、
前記嵌合部は、前記嵌合凹溝の一方の開口縁近傍に、前記係合爪部と並列状に配置され、前記他部材と係合する第二の係合爪部が一体的に設けられた
ことを特徴とした帯状嵌合部材。 - 請求項1または請求項2に記載の帯状嵌合部材であって、
前記係合爪部は、先端が前記嵌合凹溝の開口縁から前記嵌合基部に向けて折り返す状態に突出する断面略U字状に形成された
ことを特徴とした帯状嵌合部材。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の帯状嵌合部材であって、
前記嵌合部は、前記嵌合基部の幅方向の中心に対応する位置に設けられた
ことを特徴とした帯状嵌合部材。 - 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の帯状嵌合部材であって、
前記嵌合部は、前記他部材と嵌合した状態から互いに離間する方向に引っ張り力を作用させて嵌合した状態が解除される強度が100N/50mm以上である
ことを特徴とした帯状嵌合部材。 - 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の帯状嵌合部材であって、
前記支持部は、前記嵌合部が前記他部材と嵌合した状態から互いに離間する方向に引っ張り力を作用させて嵌合した状態が解除される強度より小さい強度に形成された
ことを特徴とした帯状嵌合部材。 - 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の帯状嵌合部材であって、
前記嵌合基部に前記嵌合部の長手方向に沿ってリブ状に設けられ、前記嵌合部を前記他部材と嵌合する際に、先端部が前記他部材に当接して嵌合を規制し、弾性変形させて前記嵌合部と前記他部材と嵌合を可能とする嵌合規制リブを備えた
ことを特徴とした帯状嵌合部材。 - 互いに嵌合する嵌合部を有する一対の帯状嵌合部材を備えた帯状嵌合具であって、
前記帯状嵌合部材の少なくともいずれか一方が、請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の帯状嵌合部材である
ことを特徴とした帯状嵌合具。 - 請求項8に記載の帯状嵌合具であって、
前記帯状嵌合部材の両方を請求項1から請求項7までのいずれか一項に記載の帯状嵌合部材を用いる場合、
前記帯状嵌合部材は、断面形状で点対称となる状態に対向配置されて嵌合される
ことを特徴とした帯状嵌合具。 - 請求項8または請求項9に記載の帯状嵌合具であって、
前記一対の帯状嵌合部材は、前記嵌合部に沿って設けられ互いに係脱可能なガイド部を備えた
ことを特徴とした帯状嵌合具。 - 基材フィルムと、
この基材フィルムに取り付けられた請求項8から請求項10までのいずれか一項に記載の帯状嵌合具と、を備えた
ことを特徴とした帯状嵌合具付包装袋。
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