JPH0916084A - 封緘具 - Google Patents

封緘具

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JPH0916084A
JPH0916084A JP19898395A JP19898395A JPH0916084A JP H0916084 A JPH0916084 A JP H0916084A JP 19898395 A JP19898395 A JP 19898395A JP 19898395 A JP19898395 A JP 19898395A JP H0916084 A JPH0916084 A JP H0916084A
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head
hole
plug
insertion portion
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JP19898395A
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Inventor
Akira Sato
昭 佐藤
Shinichi Sato
信一 佐藤
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SATO GOOC KK
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SATO GOOC KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 封緘後の頭部側のフィラメントの膨らみをな
くして、フィラメントが他の物品へ引っ掛からないよう
にする。また、封緘具の嵌合に際し、軽い力で嵌合でき
るようにする。さらに、フィラメントの腰を弱くして札
等の姿勢を安定させる。 【構成】 頭部と差し込み部間に、この差し込み部の軸
線に並行してフィラメントを配設する。前記頭部には前
記差し込み部の嵌着孔をこの差し込み部の軸線に並行し
て設ける。前記嵌着孔には、前記差し込み部の軸線に交
差する方向からこの差し込み部を挿入するための差し込
み導入口を設け、またこの差し込み導入口に設けた挿入
係止部も含めて、前記嵌着孔を、この中に差し込んだ後
の差し込み部の動作を制限する形状にする。前述の構成
に、前記挿入係止部と距離をおいた前記嵌着孔に、前記
差し込み部がこの挿入係止部に挿入する時に生じる挿入
抵抗の反力受け部を設けた、点やフィラメントを撚り糸
で形成した、点等を選択的に追加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の物品相互の連
結、例えば商品に値札等を取り付けたり、履物のスリッ
パや靴等の連結に使用する封緘具の改良に関し、詳しく
は、封緘具の係止機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、前記したように複数の物品として
例示したスリッパや靴、あるいは商品と値札、ラベル等
を連結したり、さらにはドアその他の開口部を封緘する
際、合成樹脂性の封緘具が使用される場合が多く見受け
られるようになってきた。これは、合成樹脂製であるこ
とから生産性に優れていることに加え、古くから知られ
ている糸や紐の作業性よりも優れていることに起因する
ものと思われる。
【0003】前記封緘具は、頭部とこの頭部に嵌着する
差し込み部とをフィラメントで連結したものであって、
前記フィラメントに複数の物品等を通した後、頭部に差
し込み部を嵌着して、それらを離脱不能にして前記複数
の物品を連結するようにしている。このようにして複数
の物品を連結した封緘具は、容易に連結を解除できない
ことから、商品への各種タグの取り付け、一対の商品の
連結、陳列商品の紛失防止、あるいは、各種封緘等に、
広く使用されている。このような、封緘具は、例えば特
公昭57−8473号公報、実公昭57−4616号公
報あるいは、特公平1−36631号公報等を通じて知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述したよう
に、広く使用されている封緘具でも、まだまだ改善しな
ければならないことが山積している。そのなかに、次の
ような問題がある。前記従来の封緘具は、特公昭57−
8473号公報提案のものにおいては、図14に示すよ
うに、頭部101に差し込み部102を挿入した時に、
フィラメント103が頭部101側においては軸線X方
向を向き、差し込み部102側においては軸線Y方向を
向くため、フィラメント103の膨らみが大きくなる。
また、実公昭57−4616号公報あるいは、特公平1
−36631号公報提案のものにおいては、図15に示
すように、フィラメント203の折り返し部204付近
ではフィラメント203の膨らみが小さいものの、やは
り頭部201に差し込み部202を挿入した時に、フィ
ラメント203が頭部201側においては軸線X方向を
向き、差し込み部202側においては軸線Y方向を向く
ため、フィラメント203の膨らみが大きくなる。この
ような形態で各種札等を例えば衣服に取り付けた場合、
衣服の移動や陳列の際、頭部側が重いためフィラメント
の膨らみ部分が下向きになって、ぶらぶら揺れることが
多くこの膨らみ部分に他の商品のボタン等が引っ掛かっ
て商品を傷つけたり、あるいは重ね置きの商品の分離を
阻害する等の問題があった。
【0005】そこで、本発明は、封緘後の頭部側のフィ
ラメントの膨らみをなくして、フィラメントの他の物品
等への引っ掛かりを防止した封緘具を提供することを第
一の目的とし、また、封緘具の嵌合に際し、きわめて小
さな力で嵌合できるようにすることによって、より作業
性を向上させることができる封緘具を提供することを第
二の目的とし、さらに、ループ状になるフィラメントの
腰を弱くすることによってフィラメントの他の物品への
引っ掛かりをさらに少なくすることに加え、封緘する物
品が各種札等軽量のものの場合でもその姿勢を安定させ
ることができる封緘具を提供することを第三の目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、頭部とこの頭部に嵌着する差し込み部とを
フィラメントで連結した封緘具において、前記頭部およ
び差し込み部間にこの差し込み部の軸線方向と並行して
前記フィラメントを配設し、さらに、前記差し込み部を
前記フィラメントよりも大形に形成する一方、前記頭部
に、前記差し込み部の嵌着孔をこの差し込み部の軸線に
並行して形成し、この嵌着孔を、前記差し込み部が、自
己の軸線方向への動作を制限される形状にするととも
に、この嵌着孔に、前記差し込み部の軸線方向と交差す
る方向からこの差し込み部を挿入するための差し込み導
入口を設け、この差し込み導入口に、前記差し込み部を
挿入する際は強制挿入し、挿入後においては前記差し込
み部を、その挿入方向と反挿入方向へ動作制限する挿入
係止部を備えた封緘具を特徴とし、また、これに加え、
前記差し込み部を、大形部と小形部とで形成し、前記頭
部の嵌着孔を、前記差し込み部の大形部が嵌着する大形
孔と、前記小形部が嵌着する小形孔とで形成するととも
に、前記大形孔を、前記差し込み部の大形部を自己の軸
線方向への動作制限をする形状とし、前記小形孔を、前
記挿入係止部にした封緘具を特徴とし、さらに、前記二
つの形態の封緘具それぞれに、前記挿入係止部と距離を
おいた前記嵌着孔付近に、前記差し込み部がこの挿入係
止部に挿入する時に生じる挿入抵抗の反力受け部を追加
して設けた封緘具を特徴とし、そしてさらに、直前記載
の封緘具に追加して、前記頭部の挿入方向と反対側か
ら、嵌め込み支え片を前記フィラメント方向に延設した
封緘具を特徴とする。また上記四つの形態の封緘具それ
ぞれに追加して、前記フィラメントを撚り糸で形成した
封緘具を特徴とする。
【0007】なお、本発明でいう「フィラメント」と
は、そのものの延伸、未延伸を問わず、頭部および差し
込み部と一緒に合成樹脂で直線状に一体成形したもの、
もしくは、そのものの延伸、未延伸を問わず、頭部およ
び差し込み部と一緒に合成樹脂で中間部を松葉状に折り
返して一体成形したもの、あるいは、撚り糸状等にした
もの、または、これらに類似した紐状物を言う。
【0008】
【実施例】次に図面により本発明の実施例を説明する。
まず、第一実施例について説明すれば、図1〜図7にお
いて、頭部1とこの頭部1に嵌着する差し込み部2とを
フィラメント3で連結している。このフィラメント3は
頭部1と差し込み部2の間において差し込み部2の軸線
に並行して配設している。差し込み部2は、先端側に位
置する大形部2a、その直後に位置する小形部2b、こ
の小形部2bの直後に位置する把持部2cから形成して
いる。
【0009】一方、前記頭部1には、嵌着孔4を形成し
ている。この嵌着孔4は、差し込み部2の軸線に対し並
行して配設し、差し込み部2の大形部2aが入る大形孔
4aと小形部2bが入る有底の小形孔4bとに分けてい
る。大形孔4aは、差し込み部2の軸線方向への大形部
2aの移動を制限するために、少なくとも前記軸線方向
の前後に壁4f、4hを設けている。また小形孔4bに
は挿入係止部の役目を持たせている。これを詳述すれ
ば、嵌着孔4である大形孔4aから小形孔4bに渡っ
て、差し込み部2の軸線方向と交差する方向からこの差
し込み部2を挿入するための差し込み導入口4cを形成
し、この差し込み導入口4cには、差し込み部2の小形
部2bを挿入する際は強制挿入し、挿入後においては小
形部2bをその挿入方向と反挿入方向へ動作制限する挿
入係止部4dを設けている。すなわちこの挿入係止部4
dは、差し込み導入口4cの一部を変形して、通常は差
し込み部2の小形部2bの幅よりも狭い状態でテーパー
状に開口し、このテーパー開口部に小形部2bの力が加
わった時に弾性力により開く係止突起4eを設けて、こ
の係止突起4eと小形孔4bの底壁部分とで、挿入後に
おける小形部2bの挿入方向と反挿入方向への動作を制
限している。
【0010】また、挿入係止部4dと距離をおいた嵌着
孔4の差し込み導入口4c先端付近には、挿入係止部4
d方向に向かって反力受け部5を延設している。この反
力受け部5は、差し込み部2の小形部2bを挿入係止部
4dの係止突紀4eに抗して、強制的に小形孔4b内に
挿入する際に生じる反力を受けて軽い力で挿入するため
のものであって、大形部2aの先端付近との接触部分が
前記反力を受ける支点となるように配置している。
【0011】さらに、より挿入作業をしやすくするため
に、前記頭部1の挿入方向と反対側から、嵌め込み支え
片6を前記フィラメント3方向に延設している。この嵌
め込み支え片6は差し込み部2を嵌着したときに、その
把持部2cと対向する位置に配置するのが好ましい(図
6参照)。なぜならば、差し込み部2の挿入時には把持
部2cと嵌め込み支え片6を指で摘む程度で頭部1に差
し込み部2を嵌着でき、嵌着後においては、剛性がある
把持部2cに直接反挿入方向への外力が作用しないた
め、差し込み部2を抜けにくくできる点で優れているか
らである。
【0012】さて、このように形成した頭部1と差し込
み部2とを連結するフィラメント3は、撚り糸により形
成している。このようにフィラメント3を撚り糸にした
場合は、頭部1と差し込み部2とを連結するに際し接着
でもよいが、好ましくは、頭部1と差し込み部2を射出
成形により成形し、この成形に際し、あらかじめフィラ
メント3を金型内に配置してインサート成形するのが効
率面、強度面からみて有効である。
【0013】このように構成した第一実施例の作用効果
について説明すると、図2、図6、図7において、差し
込み部2を札7およびを図示しない衣服等の物品に通し
た後、差し込み部2の大形部2aの先端部を嵌着孔4の
大形孔4a内に臨ませ、反力受け部5に引っ掛ける。次
に、差し込み部2の把持部2cと嵌め込み支え片6を指
で軽く摘むと、差し込み部2の小形部2bは差し込み導
入口4cの一部であるテーパー開口部に至り、小形部2
bの力によって係止突起4eを広げて小形孔4b内に入
る。これに伴って一端は開いた係止突起4eは弾性力に
よって元の位置に復帰する。したがって、差し込み部2
の大形部2aは自己の軸線方向への動作を壁4f、4h
により制限される一方、小形部2bは係止突起4eと小
形孔4bの底壁により、自己の軸線方向と交差する方向
への動作が制限される結果、差し込み部2は頭部1内に
嵌着され容易には外れない状態となる。
【0014】したがって、頭部1に差し込み部2を嵌着
した後は、フィラメント3は頭部1側と差し込み部2側
において並行状態になって、膨らまないので他の物品、
例えばボタン等に引っ掛かることがなく、強引に引っ張
ることによる商品の損傷を防止できるばかりか、衣服等
の商品を重ね置きしても分離を阻害されることはなく作
業効率を向上できる。また、反力受け部5により、差し
込み部2の小形部2bを極めて小さい力で挿入できるば
かりか、嵌め込み支え片6がさらに差し込み部2の小形
部2bの挿入を容易にする一方、嵌め込み支え片6によ
り差し込み部2の反挿入方向への離脱をも防止する。こ
れに加え、フィラメント3を撚り糸にして腰を弱くする
ことによって、フィラメント3の膨らみがさらに小さく
なるばかりか、札7の位置を安定させ、さらには商品に
札がフィットするので見栄えが良い等多くの効果があ
る。
【0015】なお、反力受け部5は嵌着孔4内に設ける
のが好ましいが、差し込み部2の一部を支点とした、て
この作用で係止突起4eを広げられれば嵌着孔4付近の
どの位置でも良い。一方、図7に示すように、好ましく
は小形部2bの断面形状を四角形にした方が挿入係止部
4dから差し込み部2が抜けにくい点で有利であるが、
小形部2bの断面形状はその他多角形でも円形でも良
く、場合によっては小形部2bの断面形状に小形孔4b
の断面形状を合わせて形成したほうがが良いこともあ
る。また、フィラメント3は撚り糸が都合が良いが、頭
部1と差し込み部2とフィラメント3を例えばナイロ
ン、ポリプロピレン等の合成樹脂で一体成形した場合に
ついて考えるに、フィラメント3の延伸、未延伸を問わ
ず、フィラメント3を直線的に形成して撚り糸に比べ多
少腰が強くなった場合、頭部1に差し込み部2を嵌着す
るとフィラメント3の中間部は多少円弧状に膨らむこと
になる。しかし、この状態で商品等にぶら下げた場合、
頭部1と差し込み部2はフィラメント3に比べはるかに
重いこと、フィラメント3は滑りやすいことから頭部
1、差し込み部2側は下向きになり、自由度の大きい頭
部1、差し込み部2側がぶらぶらすることになる。しか
し、自由度の大きい頭部1、差し込み部2側のフィラメ
ント3は並行状態にあって膨らまないため、ボタン等に
引っ掛かる危険が従来に比して極めて小さくできる。さ
らに、フィラメント3の中間を折り返して松葉状に形成
すれば、頭部1と差し込み部2とフィラメント3を合成
樹脂で一体成形しても、フィラメント3が膨らむことは
ない。
【0016】次に、第二実施例について説明する。図8
〜図11において、頭部11には、嵌着孔14を形成し
ている。この嵌着孔14は、差し込み部12の軸線に対
し並行して配設し、差し込み部12が入る大きさに形成
されている。この嵌着孔14は、差し込み部12の軸線
方向への移動を制限するために、前記軸線方向の前後に
壁14f、14hを設けている。また、嵌着孔14の一
部は挿入係止部の役目も果たす。これを詳述すれば、嵌
着孔14に、差し込み部12の軸線方向と交差する方向
からこの差し込み部12を挿入するための差し込み導入
口14cを形成し、この差し込み導入口14cには、差
し込み部12を挿入する際は強制挿入し、挿入後におい
ては、この差し込み部12をその挿入方向と反挿入方向
へ動作制限する挿入係止部14dを設けている。すなわ
ちこの挿入係止部14dは、差し込み導入口14cの一
部を変形して、通常は差し込み部12の幅よりも狭い状
態でテーパー状に開口し、このテーパー開口部に差し込
み部12の力が加わった時に弾性力により開く係止突起
14eを設けて、この係止突起14eと嵌着孔14の底
壁部分とで、挿入後における差し込み部12の挿入方向
と反挿入方向への動作を制限している。
【0017】また、挿入係止部14dと距離をおいた嵌
着孔14の差し込み導入口14c先端付近には、挿入係
止部14d方向に向かって反力受け部15を延設してい
る。この反力受け部15は、差し込み部12を挿入係止
部14dの係止突起14eに抗して、強制的に嵌着孔1
4内に挿入する際に生じる反力を受けて軽い力で挿入す
るためのものであって、差し込み部12の先端付近との
接触部分が前記反力を受ける支点となるように配置して
いる。
【0018】このように構成した第二実施例の作用効果
について説明すると、差し込み部12を札および衣服等
の物品に通した後、差し込み部12の先端部を嵌着孔1
4内に臨ませ、反力受け部15に引っ掛ける。次に、差
し込み部12と頭部11を指で軽く摘むと、差し込み部
12は差し込み導入口14cの一部であるテーパー開口
部に至り、差し込み部12の力によって係止突起14e
を広げて嵌着孔14内に入る。これに伴って一端は開い
た係止突起14eは弾性力によって元の位置に復帰す
る。したがって、差し込み部12は自己の軸線方向への
動作を壁14f、14hにより制限される一方、係止突
起14eと嵌着孔14の底壁により、自己の軸線方向と
交差する方向への動作が制限される結果、差し込み部1
2は頭部11内に嵌着され容易には外れない状態とな
る。
【0019】したがって、頭部11に差し込み部12を
嵌着した後は、フィラメント13は頭部11側と差し込
み部12側において並行状態になって、膨らまないので
他の物品、例えばボタン等に引っ掛かることがなく、強
引に引っ張ることによる商品の損傷を防止できるばかり
か、衣服等の商品を重ね置きしても分離を阻害されるこ
とはなく作業効率を向上できる。また、反力受け部15
により、差し込み部12を極めて小さい力で挿入できる
他、フィラメント13の態様による第一実施例と同様の
効果がある。
【0020】なお、上述した各実施例では挿入係止部4
d,14dの係止突起4e,14eを、図5、図10に
示す形状で説明したが、例えば、図12に示すように挿
入係止部の係止突起24eのネック部24iを薄くし
て、挿入力の低下を計るとともに、差し込み部22が反
挿入方向へ移動しようとした場合に、凸部24j,24
kの接触によって差し込み部22の頭部からの抜けを防
止するようにしてもよい。
【0021】また、図13に示すように、挿入係止部3
4dの係止突起34eを鋸歯状に形成するとともに、差
し込み部32の係止突紀34eに対応する部位に係止突
起34eに嵌合する形状の凹凸を付けるようにしてもよ
い。
【0022】なお、頭部と差し込み部をフィラメントで
連結する点、反力受け部の位置に関する点、挿入係止部
に関する点および、フィラメント自身に関する点等、上
述した各態様は、上述したすべての実施例に必要に応じ
それぞれ適用できることを付記する。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば次の効果
を奏する。頭部に差し込み部を嵌着した後においては、
フィラメントの頭部側と差し込み部側の部分は並行状態
になって膨らまないため、フィラメントが撚り糸であっ
たり、合成樹脂性の松葉状に折り曲がった形態の場合は
もちろん、フィラメントが合成樹脂で直線的に形成され
ていた場合でも、フィラメントよりも重い頭部と差し込
み部、すなわち隙間の少ない並行状態のフィラメントの
部分が下向きになるので、、ぶらぶらしても他の物品等
へ引っ掛かって商品を損傷したり、重ね置き商品の分離
を阻害したりすることはない。また、反力受け部を設け
ることにより、封緘具の嵌合に際し、きわめて小さな力
で嵌合でき、作業性を向上させることができ、これに、
嵌め込み支え片を設ければ、さらに軽い力で嵌合できる
ので作業性をより向上できる。これに加え、フィラメン
トを撚り糸にして腰を弱くすることによって、フィラメ
ントの膨らみがさらに小さくなるばかりか、札の位置を
安定させ、さらには商品に札がフィットするので見栄え
が良い等多くの効果を奏する。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す封緘具の封緘前の
全体斜視図
【図2】本発明の第一の実施例を示す封緘具の札を装着
した状態の全体斜視図
【図3】本発明の第一の実施例を示す封緘具の封緘前の
平面図
【図4】本発明の第一の実施例を示す封緘具の封緘前の
正面図
【図5】本発明の第一の実施例を示す封緘具の封緘前の
頭部の右側面図
【図6】本発明の第一の実施例を示す封緘具の頭部と差
し込み部の縦断面した作用説明図
【図7】図6の右側面図
【図8】本発明の第二の実施例を示す封緘具の封緘前の
平面図
【図9】本発明の第二の実施例を示す封緘具の封緘前の
頭部を縦断面した正面図
【図10】図9のA−A線の断面図
【図11】図9の右側面図
【図12】本発明の他の実施例を示す封緘具の挿入係止
部の右側面図
【図13】本発明の他の実施例を示す封緘具の挿入係止
部の右側面図
【図14】従来の封緘具の説明図
【図15】従来の封緘具の説明図
【符号の説明】
1、11 頭部 2、12、22、32 差し込み部 2a 大形部 2b 小形部 3、13、フィラメント 4、14、嵌着孔 4a 大形孔 4b 小径孔 4c、14c 差し込み導入口 4d、14d、24d、34d 挿入係止部 5、15 反力受け部 6 嵌め込み支え片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部とこの頭部に嵌着する差し込み部と
    をフィラメントで連結した封緘具において、前記頭部お
    よび差し込み部間にこの差し込み部の軸線方向と並行し
    て前記フィラメントを配設し、さらに、前記差し込み部
    を前記フィラメントよりも大形に形成する一方、前記頭
    部に、前記差し込み部の嵌着孔をこの差し込み部の軸線
    に並行して形成し、この嵌着孔を、前記差し込み部が、
    自己の軸線方向への動作を制限される形状にするととも
    に、この嵌着孔に、前記差し込み部の軸線方向と交差す
    る方向からこの差し込み部を挿入するための差し込み導
    入口を設け、この差し込み導入口に、前記差し込み部を
    挿入する際は強制挿入し、挿入後においては前記差し込
    み部を、その挿入方向と反挿入方向へ動作制限する挿入
    係止部を備えたことを特徴とする封緘具。
  2. 【請求項2】 前記差し込み部を、大形部と小形部とで
    形成し、前記頭部の嵌着孔を、前記差し込み部の大形部
    が嵌着する大形孔と、前記小形部が嵌着する小形孔とで
    形成するとともに、前記大形孔を、前記差し込み部の大
    形部を自己の軸線方向への動作制限をする形状とし、前
    記小形孔を、前記挿入係止部にしたことを特徴とする請
    求項1記載の封緘具。
  3. 【請求項3】 前記挿入係止部と距離をおいた前記嵌着
    孔付近に、前記差し込み部がこの挿入係止部に挿入する
    時に生じる挿入抵抗の反力受け部を設けたことを特徴と
    する請求項1または2記載の封緘具。
  4. 【請求項4】 前記頭部の挿入方向と反対側から、嵌め
    込み支え片を前記フィラメント方向に延設したことを特
    徴とする請求項3記載の封緘具。
  5. 【請求項5】 前記フィラメントを撚り糸で形成したこ
    とを特徴とする請求項1ないし4記載の封緘具。
JP19898395A 1995-06-30 1995-06-30 封緘具 Pending JPH0916084A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0251637A (ja) * 1988-08-12 1990-02-21 Tokico Ltd 減衰力調整式油圧緩衝器
JP2015007679A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 株式会社トスカバノック リリース可能なアタッチ部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0251637A (ja) * 1988-08-12 1990-02-21 Tokico Ltd 減衰力調整式油圧緩衝器
JP2015007679A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 株式会社トスカバノック リリース可能なアタッチ部材

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