JP2000229492A - ファイル作成用キット - Google Patents
ファイル作成用キットInfo
- Publication number
- JP2000229492A JP2000229492A JP11033301A JP3330199A JP2000229492A JP 2000229492 A JP2000229492 A JP 2000229492A JP 11033301 A JP11033301 A JP 11033301A JP 3330199 A JP3330199 A JP 3330199A JP 2000229492 A JP2000229492 A JP 2000229492A
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- cover
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- kit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】普及型プリンタ等を用いて表表紙や背表紙に印
刷を施し、少量からオリジナルのファイルを作成できる
ようにした、ファイル作成用キットを提供すること。 【解決手段】表表紙、または表表紙と背表紙とを形成す
る部分を、表紙の他の部分から切り離して一つのシート
とし、印刷終了後にこれらを所定の配置に接合できるよ
うな接合部を設けた。
刷を施し、少量からオリジナルのファイルを作成できる
ようにした、ファイル作成用キットを提供すること。 【解決手段】表表紙、または表表紙と背表紙とを形成す
る部分を、表紙の他の部分から切り離して一つのシート
とし、印刷終了後にこれらを所定の配置に接合できるよ
うな接合部を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙を綴じ込むための
ファイルに関する。より詳しくは、パソコン用プリンタ
等を用いて表表紙や背表紙に印刷を施し、少量からオリ
ジナルのファイルを作成できるようにした、ファイル作
成用キットに関する。
ファイルに関する。より詳しくは、パソコン用プリンタ
等を用いて表表紙や背表紙に印刷を施し、少量からオリ
ジナルのファイルを作成できるようにした、ファイル作
成用キットに関する。
【0002】
【従来の技術】表紙と綴具から構成されるファイルとし
て、広く用いられているものの一つに、いわゆるフラッ
トファイルと呼ばれるものがある。一般的なフラットフ
ァイルは、図6に示すように、表紙1と綴具2よりな
る。表紙1は、一枚の紙製シートを折って、表表紙3、
背表紙4、裏表紙5および綴具取付用折り込み部6が形
成されている。折り筋a-aは表表紙折返しガイド、折り
筋b-bは背表紙と表表紙の境界線であり、折り筋c-c、d-
d、e-eに沿って各辺のcとeが当接するように表紙を内
側に折り込んで、綴具取付用折り込み部6が形成されて
いる。
て、広く用いられているものの一つに、いわゆるフラッ
トファイルと呼ばれるものがある。一般的なフラットフ
ァイルは、図6に示すように、表紙1と綴具2よりな
る。表紙1は、一枚の紙製シートを折って、表表紙3、
背表紙4、裏表紙5および綴具取付用折り込み部6が形
成されている。折り筋a-aは表表紙折返しガイド、折り
筋b-bは背表紙と表表紙の境界線であり、折り筋c-c、d-
d、e-eに沿って各辺のcとeが当接するように表紙を内
側に折り込んで、綴具取付用折り込み部6が形成されて
いる。
【0003】このようなファイルにおいては、表紙1の
うち、表表紙3、背表紙4、裏表紙5および綴具取付用
折り込み部6を形成する全ての部分が一体化しており、
表紙シートのサイズが大きくなりがちであった。さら
に、背表紙4と裏表紙5の間には、予め綴具取付用の折
り込み部6が形成されており、この部分が、一般に普及
しているインクジェット・プリンタやレーザー・プリン
タ等を通過させる際に障害となるため、そのままでは表
紙に直接印刷を行うことができなかった。従って、オリ
ジナルのファイルを作成するには、粘着性のタックシー
ル等により表表紙や背表紙等を別途作成して貼り付ける
か、専門業者に特別注文して作成を依頼せねばならなか
った。
うち、表表紙3、背表紙4、裏表紙5および綴具取付用
折り込み部6を形成する全ての部分が一体化しており、
表紙シートのサイズが大きくなりがちであった。さら
に、背表紙4と裏表紙5の間には、予め綴具取付用の折
り込み部6が形成されており、この部分が、一般に普及
しているインクジェット・プリンタやレーザー・プリン
タ等を通過させる際に障害となるため、そのままでは表
紙に直接印刷を行うことができなかった。従って、オリ
ジナルのファイルを作成するには、粘着性のタックシー
ル等により表表紙や背表紙等を別途作成して貼り付ける
か、専門業者に特別注文して作成を依頼せねばならなか
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本願は普及型
プリンタ等を用いて表表紙や背表紙に直接印刷を施し、
少量からオリジナルのファイルを作成できるようにし
た、ファイル作成用キットを提供することを目的とす
る。
プリンタ等を用いて表表紙や背表紙に直接印刷を施し、
少量からオリジナルのファイルを作成できるようにし
た、ファイル作成用キットを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題の達成のため、
本願発明は、以下の構成を有する。すなわち、請求項1
に係る発明においては、表紙のうち、表表紙を形成する
部分が、他の部分から切り離されたフラットなシートと
して提供され、かつ、複数に切り離された表紙の何れか
に、互いに所定の配置で接合するための接合部が設けら
れていることを特徴とするファイル作成用キットであ
る。
本願発明は、以下の構成を有する。すなわち、請求項1
に係る発明においては、表紙のうち、表表紙を形成する
部分が、他の部分から切り離されたフラットなシートと
して提供され、かつ、複数に切り離された表紙の何れか
に、互いに所定の配置で接合するための接合部が設けら
れていることを特徴とするファイル作成用キットであ
る。
【0006】また、請求項2に係る発明においては、表
紙のうち、表表紙と背表紙を形成する部分が一体化し
て、他の部分から切り離されたフラットなシートとして
提供され、かつ、複数に切り離された表紙の何れかに、
互いに所定の配置で接合するための接合部が設けられて
いることを特徴とするファイル作成用キットである。
紙のうち、表表紙と背表紙を形成する部分が一体化し
て、他の部分から切り離されたフラットなシートとして
提供され、かつ、複数に切り離された表紙の何れかに、
互いに所定の配置で接合するための接合部が設けられて
いることを特徴とするファイル作成用キットである。
【0007】
【作用】請求項1に係る発明の構成においては表表紙
が、請求項2に係る発明においては表表紙および背表紙
が、表紙の他の部分から切り離されて、フラットなシー
トとして提供されているため、普及型プリンタ等を用い
てこれらに容易に印刷を施すことができる。表表紙のみ
を切り離したものを使用するか、表表紙と背表紙を一体
化して切り離したものを使用するかは、プリンタの印刷
範囲とファイルのサイズ、印刷ニーズ等を考慮した上
で、適宜選択することができる。何れの場合も、表表紙
等に印刷を施した後に、表紙の接合部を利用して各表紙
を合体させ、ファイルを作成する。
が、請求項2に係る発明においては表表紙および背表紙
が、表紙の他の部分から切り離されて、フラットなシー
トとして提供されているため、普及型プリンタ等を用い
てこれらに容易に印刷を施すことができる。表表紙のみ
を切り離したものを使用するか、表表紙と背表紙を一体
化して切り離したものを使用するかは、プリンタの印刷
範囲とファイルのサイズ、印刷ニーズ等を考慮した上
で、適宜選択することができる。何れの場合も、表表紙
等に印刷を施した後に、表紙の接合部を利用して各表紙
を合体させ、ファイルを作成する。
【0008】
【発明の効果】本発明のキットを使用すれば、普及型プ
リンタ等を利用して、一冊単位で簡単にオリジナルファ
イルを作成することができる。
リンタ等を利用して、一冊単位で簡単にオリジナルファ
イルを作成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を、以下、具体
例を用いて詳細に説明する。図1に、本発明の第一実施
例によるファイル・キットの内容を示す。このキット
は、フラットタイプのファイルを作成するためのもので
あり、二つの部材11、12を構成要素とする。部材1
1は、表紙のうち、表表紙3を形成する部分を他から切
り離したもので、フラットな紙製シートである。部材1
2は、同じく紙製シートからなる表紙のその他の部分
で、折り筋a-a近傍の裏側には両面テープ16が貼付さ
れており、綴具取付用折り込み部6が形成され、綴具2
も取付済みである。綴具2には、例えば図2の拡大図に
示すような、ポリプロピレン等の樹脂製の可撓性綴込帯
7と押さえ具8で構成されたものを使用する。綴込帯7
は、その基端に設けられた円盤状に広がった足部9を、
綴具取付用折り込み部6に設けた取付孔6aの裏表紙側
の縁に掛止し、表紙に取付けられている。さらに、綴込
帯7の先端部は、押さえ具8の挿通孔8aを挿通して、
押さえ具8表面のロック用突起10下方に挟み込まれ、
固定されている。
例を用いて詳細に説明する。図1に、本発明の第一実施
例によるファイル・キットの内容を示す。このキット
は、フラットタイプのファイルを作成するためのもので
あり、二つの部材11、12を構成要素とする。部材1
1は、表紙のうち、表表紙3を形成する部分を他から切
り離したもので、フラットな紙製シートである。部材1
2は、同じく紙製シートからなる表紙のその他の部分
で、折り筋a-a近傍の裏側には両面テープ16が貼付さ
れており、綴具取付用折り込み部6が形成され、綴具2
も取付済みである。綴具2には、例えば図2の拡大図に
示すような、ポリプロピレン等の樹脂製の可撓性綴込帯
7と押さえ具8で構成されたものを使用する。綴込帯7
は、その基端に設けられた円盤状に広がった足部9を、
綴具取付用折り込み部6に設けた取付孔6aの裏表紙側
の縁に掛止し、表紙に取付けられている。さらに、綴込
帯7の先端部は、押さえ具8の挿通孔8aを挿通して、
押さえ具8表面のロック用突起10下方に挟み込まれ、
固定されている。
【0010】このキットによるファイルの作成にあたっ
ては、まず、普及型プリンタ等を使用して部材11に所
望の印刷を施した後、部材12の折り筋a-a近傍に設け
られた両面テープ16表面の離型紙を剥離し、部材11
の一辺a'-a'を折り筋a-aと合致させて、これらを貼り合
わせ接合する。このように作成したファイルの完成図
を、図3に示す。このファイルに書類を綴じ込む際に
は、綴具の押さえ具8を取り外してから、表紙の折り込
み部6上に綴込帯7を挿通させる孔を穿設した書類等を
置いて、再び押さえ具8を載せ、書類等の孔を貫通した
綴込帯7の先端部を挿通孔8aに挿通して、ロック用突
起10の下方に係止し、押さえ具8の上に固定する。
ては、まず、普及型プリンタ等を使用して部材11に所
望の印刷を施した後、部材12の折り筋a-a近傍に設け
られた両面テープ16表面の離型紙を剥離し、部材11
の一辺a'-a'を折り筋a-aと合致させて、これらを貼り合
わせ接合する。このように作成したファイルの完成図
を、図3に示す。このファイルに書類を綴じ込む際に
は、綴具の押さえ具8を取り外してから、表紙の折り込
み部6上に綴込帯7を挿通させる孔を穿設した書類等を
置いて、再び押さえ具8を載せ、書類等の孔を貫通した
綴込帯7の先端部を挿通孔8aに挿通して、ロック用突
起10の下方に係止し、押さえ具8の上に固定する。
【0011】尚、印刷を施す際のプリンタ通過性等を考
慮すると、部材11の紙厚はあまり厚くない方が好まし
いが、一方で、部材12の紙厚を厚くし、ファイルとし
ての強度を発現させることができる。例えば、A4(日
本工業規格A列4番)サイズのファイルを想定した場
合、部材11はA4サイズとすることができ、A4サイ
ズまでしか印刷できないプリンタでも表紙の印刷が可能
である。
慮すると、部材11の紙厚はあまり厚くない方が好まし
いが、一方で、部材12の紙厚を厚くし、ファイルとし
ての強度を発現させることができる。例えば、A4(日
本工業規格A列4番)サイズのファイルを想定した場
合、部材11はA4サイズとすることができ、A4サイ
ズまでしか印刷できないプリンタでも表紙の印刷が可能
である。
【0012】本発明の第二実施例では、図4に示したよ
うに、キットは部材13、14および綴具15から構成
される。綴具15は、図2に示したのと同様のものであ
り、押さえ具8と二つの綴込帯7からなる。部材13
は、表紙のうち、表表紙3と背表紙4および綴具取付用
折り込み部6の一部を形成する部分を他から切り離した
フラットな紙製シートで、折り込み部の一部には綴具取
付孔6aが形成されている。部材14は、表紙のうち、
綴具取付用折り込み部6の一部と裏表紙5を形成する部
分であり、折り込み部の裏側に両面テープ16が貼付さ
れている。
うに、キットは部材13、14および綴具15から構成
される。綴具15は、図2に示したのと同様のものであ
り、押さえ具8と二つの綴込帯7からなる。部材13
は、表紙のうち、表表紙3と背表紙4および綴具取付用
折り込み部6の一部を形成する部分を他から切り離した
フラットな紙製シートで、折り込み部の一部には綴具取
付孔6aが形成されている。部材14は、表紙のうち、
綴具取付用折り込み部6の一部と裏表紙5を形成する部
分であり、折り込み部の裏側に両面テープ16が貼付さ
れている。
【0013】本キットを用いた場合は、部材13に含ま
れる表表紙3と背表紙4の両方に同時に印刷を施すこと
ができる。ファイルの作成にあたっては、まず、部材1
3に印刷後、部材14の両面テープ16表面の離型紙を
剥離し、部材13および14のdとd'、cとeを合致さ
せて、各部材の折り込み部6を重ねるように貼り合わせ
る。引き続いて、二本の綴込帯7を、裏表紙側から折り
込み部6に付設されている綴具取付孔6aおよび、押さ
え具8の挿通孔8aを挿通させ、ロック用突起10に挟
み込んで、図5に示すようなファイルを完成する。ファ
イルの使用方法は、第一実施例によるものと同様であ
る。
れる表表紙3と背表紙4の両方に同時に印刷を施すこと
ができる。ファイルの作成にあたっては、まず、部材1
3に印刷後、部材14の両面テープ16表面の離型紙を
剥離し、部材13および14のdとd'、cとeを合致さ
せて、各部材の折り込み部6を重ねるように貼り合わせ
る。引き続いて、二本の綴込帯7を、裏表紙側から折り
込み部6に付設されている綴具取付孔6aおよび、押さ
え具8の挿通孔8aを挿通させ、ロック用突起10に挟
み込んで、図5に示すようなファイルを完成する。ファ
イルの使用方法は、第一実施例によるものと同様であ
る。
【0014】尚、本キットによる場合も、プリンタ通過
性等を考慮すると部材13の紙厚は制限されるが、部材
14の紙厚を厚くすることで、ファイルとしての強度を
発現できる。また、例えば、A4サイズのファイルを想
定した場合、部材13はA4サイズよりも大きなシート
となるため、A3サイズ対応のプリンタを用いて印刷す
る。
性等を考慮すると部材13の紙厚は制限されるが、部材
14の紙厚を厚くすることで、ファイルとしての強度を
発現できる。また、例えば、A4サイズのファイルを想
定した場合、部材13はA4サイズよりも大きなシート
となるため、A3サイズ対応のプリンタを用いて印刷す
る。
【0015】本発明は、上記の実施例に限定されるもの
ではなく、例えば以下のようなものとしても実施するこ
とができる。実施例においては、何れも図4に図示され
るような樹脂製の綴具を使用したが、このような綴具を
備えたファイルに限定されるものではなく、いわゆるリ
ングファイルやチューブファイルに使用される様々な構
造の綴具を使用できる。さらに、実施例においては、何
れもフラットファイルを作成するキットとしたが、作成
されるファイルはフラットファイルに限定されるもので
はない。例えば、金属薄板製の押さえ具と樹脂製の綴込
帯からなり、押さえ具にスライド可能に取りつけられた
押さえコマ等により綴込帯を固定する構造のフラットフ
ァイルでも良い。また、ファイルの裏表紙にリング等の
綴具が付設されている所謂リングファイルや、弾性体を
利用した押さえ具により書類等を押さえ込む方式のファ
イルについても、少なくとも表表紙が印刷可能なフラッ
トシートに分割できるものであれば、本技術は適用可能
である。実施例においては、何れの場合も表紙を二つの
部材に切り離して提供したが、二つ以上の部分に分割し
ても良い。特に、請求項1に係る発明において、表表紙
に該当する部分を切り離した上で、さらに背表紙を形成
する部分を分割すれば、印刷範囲が限られたプリンタを
使用した場合でも、表表紙と背表紙の両方に印刷を施す
ことが可能となる。具体的には、例えば、第一実施例の
キットにおいて、部材12をd-dで切り離して第二実施
例と同様に折り込み部に接合部を設け、綴具を取り外し
た状態で、キットとして提供することも可能である。実
施例においては、表紙の接合手段として両面テープを使
用したが、これに限定されるものではなく、例えば樹脂
製或いは金属製の締結具等を利用して接合したり、一方
に切欠を形成しておいて他方を嵌込む、といった様々な
接合手段が利用できる。また、接合部は適当な場所に、
適当な大きさおよび数だけ、設けることができる。接合
手段などに応じ、十分使用に耐える接合強度が発現でき
るようにデザインすればよい。実施例においては、A4
サイズのファイルを想定したが、様々な大きさのファイ
ルに適用できる。この場合、ファイルの大きさと、使用
するプリンタの印刷可能範囲を考慮して、表表紙のみを
切り離すか、表表紙と背表紙とを一体化させて切り離す
か、適宜選択すると良い。実施例においては、表紙はす
べて紙製としたが、紙製に限らず、印刷を想定してフラ
ットシートとして提供する部分は、普及型プリンタ等で
印刷可能なものの中から、その他の部分は自由に、素材
を選択することができる。特に、印刷しない部分につい
て、硬質プラスチック等を使用すれば、ファイル強度を
向上させることが可能である。
ではなく、例えば以下のようなものとしても実施するこ
とができる。実施例においては、何れも図4に図示され
るような樹脂製の綴具を使用したが、このような綴具を
備えたファイルに限定されるものではなく、いわゆるリ
ングファイルやチューブファイルに使用される様々な構
造の綴具を使用できる。さらに、実施例においては、何
れもフラットファイルを作成するキットとしたが、作成
されるファイルはフラットファイルに限定されるもので
はない。例えば、金属薄板製の押さえ具と樹脂製の綴込
帯からなり、押さえ具にスライド可能に取りつけられた
押さえコマ等により綴込帯を固定する構造のフラットフ
ァイルでも良い。また、ファイルの裏表紙にリング等の
綴具が付設されている所謂リングファイルや、弾性体を
利用した押さえ具により書類等を押さえ込む方式のファ
イルについても、少なくとも表表紙が印刷可能なフラッ
トシートに分割できるものであれば、本技術は適用可能
である。実施例においては、何れの場合も表紙を二つの
部材に切り離して提供したが、二つ以上の部分に分割し
ても良い。特に、請求項1に係る発明において、表表紙
に該当する部分を切り離した上で、さらに背表紙を形成
する部分を分割すれば、印刷範囲が限られたプリンタを
使用した場合でも、表表紙と背表紙の両方に印刷を施す
ことが可能となる。具体的には、例えば、第一実施例の
キットにおいて、部材12をd-dで切り離して第二実施
例と同様に折り込み部に接合部を設け、綴具を取り外し
た状態で、キットとして提供することも可能である。実
施例においては、表紙の接合手段として両面テープを使
用したが、これに限定されるものではなく、例えば樹脂
製或いは金属製の締結具等を利用して接合したり、一方
に切欠を形成しておいて他方を嵌込む、といった様々な
接合手段が利用できる。また、接合部は適当な場所に、
適当な大きさおよび数だけ、設けることができる。接合
手段などに応じ、十分使用に耐える接合強度が発現でき
るようにデザインすればよい。実施例においては、A4
サイズのファイルを想定したが、様々な大きさのファイ
ルに適用できる。この場合、ファイルの大きさと、使用
するプリンタの印刷可能範囲を考慮して、表表紙のみを
切り離すか、表表紙と背表紙とを一体化させて切り離す
か、適宜選択すると良い。実施例においては、表紙はす
べて紙製としたが、紙製に限らず、印刷を想定してフラ
ットシートとして提供する部分は、普及型プリンタ等で
印刷可能なものの中から、その他の部分は自由に、素材
を選択することができる。特に、印刷しない部分につい
て、硬質プラスチック等を使用すれば、ファイル強度を
向上させることが可能である。
【図1】第一実施例のキットの構成要素を示す概略図で
ある。
ある。
【図2】第一実施例の綴具部分の拡大斜視図である。
【図3】第一実施例により作成したフラットファイルの
全体を示す斜視図である。
全体を示す斜視図である。
【図4】第二実施例のキットの構成要素を示す概略図で
ある。
ある。
【図5】第二実施例により作成したフラットファイルの
全体を示す斜視図である。
全体を示す斜視図である。
【図6】従来のフラットファイルの内側全体を示す斜視
図である。
図である。
1……表紙 2……綴具 3……表表紙 4……背表紙 5……裏表紙 6……綴具取付用折り込み部 16……両面テープ(接合部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 典子 愛知県名古屋市東区葵三丁目14番12号 ヒ サゴ株式会社内 (72)発明者 丹羽 啓介 愛知県名古屋市東区葵三丁目14番12号 ヒ サゴ株式会社内 Fターム(参考) 2C017 QA17 QB01 QB08 UB17
Claims (2)
- 【請求項1】 表紙と綴具から構成されるファイルを作
成するためのキットであって、前記表紙のうち、表表紙
を形成する部分が、他の部分から切り離されたフラット
なシートとして提供され、かつ、複数に切り離された表
紙の何れかに、互いに所定の配置で接合するための接合
部が設けられていることを特徴とする、ファイル作成用
キット。 - 【請求項2】 表紙と綴具から構成されるファイルを作
成するためのキットであって、前記表紙のうち、表表紙
と背表紙を形成する部分が一体化して、他の部分から切
り離されたフラットなシートとして提供され、かつ、複
数に切り離された表紙の何れかに、互いに所定の配置で
接合するための接合部が設けられていることを特徴とす
る、ファイル作成用キット。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03330199A JP3508052B2 (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | ファイル作成用キット |
CA002285814A CA2285814A1 (en) | 1999-02-10 | 1999-10-13 | Printable kit for making an original holder for flat objects |
US09/418,493 US6340178B1 (en) | 1999-02-10 | 1999-10-15 | Printable kit for making an original holder for flat objects |
EP99120024A EP1028002A3 (en) | 1999-02-10 | 1999-10-18 | Printable kit for making an original holder for flat objects |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03330199A JP3508052B2 (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | ファイル作成用キット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000229492A true JP2000229492A (ja) | 2000-08-22 |
JP3508052B2 JP3508052B2 (ja) | 2004-03-22 |
Family
ID=12382739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03330199A Expired - Fee Related JP3508052B2 (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | ファイル作成用キット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3508052B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5835441B1 (ja) * | 2014-09-26 | 2015-12-24 | 富士ゼロックス株式会社 | 用紙 |
JP2016068287A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | 富士ゼロックス株式会社 | 用紙、用紙搬送装置および用紙搬送方法 |
CN106144738A (zh) * | 2014-09-26 | 2016-11-23 | 富士施乐株式会社 | 片材、片材传送装置及片材传送方法 |
-
1999
- 1999-02-10 JP JP03330199A patent/JP3508052B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5835441B1 (ja) * | 2014-09-26 | 2015-12-24 | 富士ゼロックス株式会社 | 用紙 |
JP2016068287A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | 富士ゼロックス株式会社 | 用紙、用紙搬送装置および用紙搬送方法 |
CN106144738A (zh) * | 2014-09-26 | 2016-11-23 | 富士施乐株式会社 | 片材、片材传送装置及片材传送方法 |
US9821592B2 (en) | 2014-09-26 | 2017-11-21 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Sheet |
US9914614B2 (en) | 2014-09-26 | 2018-03-13 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Sheet, sheet conveying apparatus and sheet conveying method |
CN106144738B (zh) * | 2014-09-26 | 2018-08-31 | 富士施乐株式会社 | 片材、片材传送装置及片材传送方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3508052B2 (ja) | 2004-03-22 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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