JP2000229428A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

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JP2000229428A
JP2000229428A JP3321599A JP3321599A JP2000229428A JP 2000229428 A JP2000229428 A JP 2000229428A JP 3321599 A JP3321599 A JP 3321599A JP 3321599 A JP3321599 A JP 3321599A JP 2000229428 A JP2000229428 A JP 2000229428A
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JP
Japan
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thermal head
platen
printing
print sheet
thermal
Prior art date
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Pending
Application number
JP3321599A
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English (en)
Inventor
Masanori Takahashi
政則 高橋
Kimitaka Hirai
公貴 平井
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のサーマルプリンタは、印字用紙の幅よ
りもかなり小さな幅のサーマルヘッドを使用することで
印字用紙の左右に余白を生じさせて、ばらつきによる印
字文字のはみ出しを防止していた、印字用紙の実際の幅
に対する有効印字幅が狭く、無駄が多いとともに、用紙
上の印字文字の位置ずれが大きいため、出力状態(見栄
え)が悪いという問題点があった。 【解決手段】 印字用紙(7)とほぼ等しい幅を有する
サーマルヘッド(3)により1ライン分ずつ印字を進め
て行くラインドット型のサーマルプリンタにおいて、サ
ーマルヘッド側に印字用紙の端部を規制するガイド壁も
しくはガイド片(42a,42b)を設けるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字装置さらには
印字ヘッドと用紙との位置ずれ防止技術に関し、例えば
1ライン分同時に印字を行なうライン型のサーマルヘッ
ドを備えた感熱式印字装置(いわゆるサーマルプリン
タ)に利用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報出力装置として使用されるプリンタ
には、ワイヤドットプリンタのようなインパクト方式
と、ノンインパクト方式とがある。さらに、ノンインパ
クト方式のプリンタには、レーザープリンタとサーマル
プリンタとがある。このうちインパクト方式のプリンタ
は騒音が大きいとともに印字品質でも劣るため、近年に
おいてはノンインパクト方式のプリンタが広く使用され
るようになって来ている。
【0003】また、ノンインパクト方式のプリンタのう
ちサーマルプリンタは印字用紙(感熱紙)とほぼ等しい
幅を有するサーマルヘッドにより1ライン分ずつ印字を
進めて行くラインドット型と、サーマルヘッドを印字用
紙に対して横方向へ移動させながら印字を行なって行く
シリアル型とがある。なお、ラインドット型サーマルプ
リンタはシリアル型に比べて印字速度が速いという利点
を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、サーマルプリ
ンタでは、紙詰まり等の際にサーマルヘッドをプラテン
から離反できるようにするため、サーマルヘッドが本体
フレーム等に対して回動可能に装着される。そして、こ
のサーマルヘッドがバネなどの弾性力でプラテンに押圧
され、印字用紙はこのサーマルヘッドとプラテンとの間
に挿通され、回転ローラにより移送される。このとき、
印字用紙が紙幅方向にずれると印字文字が紙からはみ出
してしまうこととなる。
【0005】そこで、従来のサーマルプリンタでは、こ
の印字用紙のサーマルヘッドに対する幅方向の位置を規
制するための一対のガイド壁もしくはガイド片が本体フ
レームに設けられていた。本体フレームの側壁内面その
ものがガイド面とされることもある。しかしながら、印
字用紙の幅がガイド壁もしくはガイド片の間隔よりも大
きいと縦じわが生じたり摩擦が大きくなるので、使用す
る印字用紙の幅よりもガイド壁もしくはガイド片の間隔
の方が若干広くなるように設定されており、印字用紙は
その差の分だけ左右にずれて移送される。
【0006】一方、サーマルヘッドは、プラテンとの間
に印字用紙を挿通させる都合上、本体フレームに揺動も
しくは回動可能に取り付けるため、どうしても左右の遊
び(ガタ)が必要である。また、一般にサーマルヘッド
は放熱板に固着されて本体フレームに取り付けられる
が、サーマルヘッドおよび放熱板の寸法誤差やサーマル
ヘッドの放熱板に対する組付け誤差、放熱板の本体フレ
ームに対する取付け誤差も生じる。
【0007】そして、上記印字用紙の左右の移送ずれ
(スキュー)やサーマルヘッドの遊び、寸法誤差、取付
け誤差等が重なると、用紙上の横方向の印字位置が製品
によって大きくばらつくこととなる。そのため、従来の
サーマルプリンタでは、印字用紙の幅よりもかなり小さ
な幅のサーマルヘッドを使用することで印字用紙の左右
に余白を生じさせて、ばらつきによる印字文字のはみ出
しを防止していた。そのため、印字用紙の実際の幅に対
する有効印字幅が狭く、無駄が多いとともに、用紙上で
の印字文字の位置ずれが大きいため、出力状態(見栄
え)が悪いという問題点があった。
【0008】この発明の目的は、印字用紙の幅に対する
有効印字幅を広げて用紙の余白部分を狭くし、無駄を減
らすことができるサーマルプリンタを提供することにあ
る。この発明の他の目的は、用紙上の印字文字の位置ず
れを小さくして、出力状態(見栄え)の良好な印字が可
能なサーマルプリンタを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような問
題点に着目してなされたもので、印字用紙とほぼ等しい
幅を有するサーマルヘッドにより1ライン分ずつ印字を
進めて行くラインドット型のサーマルプリンタにおい
て、サーマルヘッド側(例えばサーマルヘッドもしくは
サーマルヘッドを保持する放熱板の両端部)に、印字用
紙の端部を規制するガイド壁もしくはガイド片を設ける
ようにしたものである。なお、本明細書において、サー
マルヘッド側とは、本体フレームとの対応でいずれの方
を指すのか示す用語である。
【0010】上記した手段によれば、サーマルヘッドも
しくはサーマルヘッドを保持する放熱板の両端にガイド
壁もしくはガイド片が設けられているため、サーマルヘ
ッドの遊びやサーマルヘッドの本体フレームに対する取
付け誤差があっても、これらは印字用紙上での印字位置
のずれに影響を与えないため、印字用紙の幅に対する有
効印字幅を広げて用紙の余白部分を狭くし、無駄を減ら
すことができるとともに、出来上がり状態(見栄え)の
良好な印字が可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係るサーマルプ
リンタの一実施例を示す斜視図、図2はそのサーマルヘ
ッドと放熱板の具体例を示す斜視図である。図1におい
て、1はプリンタの本体フレーム、2はこの本体フレー
ム1の前端部に横架されたプラテンローラ、3はこのプ
ラテンローラ2に対して接近離反可能に本体フレーム1
に取り付けられたラインドッド型サーマルヘッドであ
る。図1には示されていないが、上記サーマルヘッド3
の背部には該サーマルヘッド3をプラテンローラ2に対
して押圧するバネが、また側部にはサーマルヘッド3を
バネ力に抗してプラテンローラ2から離反させる回動操
作部材が設けられる。本体フレーム1はプラスチックで
形成されているとともに、プラテンローラ2は支持軸2
aとこれに装着された円筒状の弾性材からなる摩擦ロー
ラ2bとにより構成されている。
【0012】なお、本体フレーム1の後壁背面には回転
駆動モータ5が固着され、この回転駆動モータ5の回転
力が図示しない歯車伝達機構により上記プラテン軸2a
に伝達されるように構成される。本体フレーム1の側壁
1aには、その歯車伝達機構を構成する歯車が回転自在
に嵌合される支軸6a,6bが設けられている。また、
本体フレーム1の前端下部には、印字用紙としての感熱
紙を円滑に移送させるための円弧状の案内部11が形成
されている。図1に示されているように、この案内部1
1には、印字用紙との接触面積すなわち摩擦抵抗を減ら
すため、紙の送り方向と直交する方向に沿って複数の稜
線11a,11b,11c……が形成されている。
【0013】上記サーマルヘッド3は、図2に示すよう
に、放熱板4の前面に固着されており、放熱板4の下端
には本体フレーム1の側壁1a,1bに形成された軸穴
に係合される軸部41a,41bが設けられ、この軸部
41a,41bを中心として回動可能に本体フレーム1
に装着される。そして、特に限定されるものではない
が、この実施例では、上記放熱板4の先端部両端に、使
用する印字用紙7の幅よりも間隔がほんの僅か大きくな
るように設定された一対のガイド片42a,42bが設
けられている。
【0014】上記ガイド片42a,42bの高さは、プ
ラテンローラ2の支持軸2aの外周に接しない高さすな
わち摩擦ローラ2bの半径と支持軸2aの半径との差よ
りも小さく、サーマルヘッド3をプラテンローラ2から
離間したときの隙間よりも大きい範囲とするのがよい。
ガイド片42a,42bの高さを、上記サーマルヘッド
を上記プラテンから離間したときの隙間よりも大きくす
ることにより、印字用紙を挿入するときにも用紙の両端
がガイド片により案内されるため挿入が容易かつ確実に
行なえる。
【0015】また、上記ガイド片42a,42bの高さ
を、上記摩擦ローラ2bの半径と支持軸2aの半径との
差よりも小さくすることにより、サーマルヘッド3をプ
ラテン2に接触させたときに、ガイド片42a,42b
の先端がプラテンの支持軸2aに接触しない範囲で最も
高くすることができるため、ガイド片42a,42bと
プラテンの支持軸2aとの隙間が少なくなり、この隙間
から印字用紙がはみ出すのを確実に防止することができ
る。
【0016】次に、放熱板4に設けられたガイド片42
a,42bの作用について説明する。印字用紙7は、前
記サーマルヘッド3とプラテンローラ2との間に挿通さ
れ、プラテンローラ2の回転により移送される。このと
き、印字用紙の両端は、図3に示すように、放熱板4に
設けられているガイド片42a,42bによって規制さ
れるので、幅方向にずれるのが防止され、ほとんど横ず
れを起こすことなく移送される。
【0017】従来のサーマルプリンタでは、印字用紙の
サーマルヘッドに対する幅方向の位置を規制するための
一対のガイド壁もしくはガイド片が本体フレームに設け
られていたため、サーマルヘッドの左右の遊び(ガタ)
や寸法誤差、取付け誤差により、用紙上の横方向の印字
位置が製品によって大きくばらつくので、印字用紙の左
右に生じる余白や用紙上での印字文字の位置ずれが大き
かった。
【0018】これに対し、上記実施例のサーマルプリン
タでは、印字用紙を本体フレーム側ではなくサーマヘッ
ド側に設けたガイド片で規制するため、少なくともサー
マルヘッドの左右の遊び(ガタ)や取付け誤差分だけは
印字の位置ずれが少なくなり、印字用紙の幅に対する有
効印字幅を広げて用紙の余白部分を狭くすることができ
るとともに、用紙上での印字文字の位置ずれを小さくす
ることができる。
【0019】なお、上記実施例ではガイド片42a,4
2bを放熱板4に設けるとしたが、放熱板4の代わり
に、サーマルヘッド3の両端に形成しても良いし、ある
いは、放熱板4やサーマルヘッド3とは別個に形成され
たL字状のガイド部材を、放熱板4にねじで取り付けた
りあるいはサーマルヘッド3の端部で放熱板4との間に
挟み込むようにしてネジで固定するようにしても良い。
【0020】放熱板は、一般にアルミニウムなどの熱伝
導性の良い金属で形成されることが多く、サーマルヘッ
ドの基板はセラミックで形成されることが多い。従っ
て、製造し易さの観点からは、図1の実施例のように、
ガイド片42a,42bを放熱板4に設ける方が望まし
いといえる。ただし、サーマルヘッド3に設ければ、放
熱板への取付け誤差や放熱板の誤差寸法分さらに印字の
位置ずれを小さくすることができる。
【0021】また、実施例では、プラテンローラ2に駆
動モータ5の駆動力を伝えて回転させて印字用紙を移送
させるようにしているが、プラテンローラとは別個に紙
送りローラを設けるようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、本体フレームと、サーマルヘッドおよびその背面に
一体に設けられた放熱板と、前記サーマルヘッドと並設
されたプラテンと、該プラテンと前記サーマルヘッドと
の間に挿入された印字用紙を移送可能な紙送り手段とを
備えたサーマルプリンタにおいて、上記サーマルヘッド
側に上記印字用紙の端部を規制する一対のガイド片を設
けたので、印字用紙を本体フレーム側ではなくサーマヘ
ッド側に設けたガイド片で規制するため、少なくともサ
ーマルヘッドの左右の遊び(ガタ)や取付け誤差分だけ
は印字用紙の位置ずれが少なくなり、印字用紙の幅に対
する有効印字幅を広げて用紙の余白部分を狭くすること
ができ、用紙の無駄を減らすことができるとともに、用
紙上での印字文字の位置ずれを小さくして、出力状態
(見栄え)の良好な印字が可能になるという効果があ
る。
【0023】請求項2の発明は、上記一対のガイド片
を、上記放熱板に設けたので、ガイド片の形成が容易に
なるという効果がある。請求項3の発明は、上記ガイド
片の高さを、上記サーマルヘッドを上記プラテンから離
間したときの隙間よりも大きくしたので、サーマルヘッ
ドをプラテンから離間して印字用紙を挿入するときにも
用紙の両端がガイド片により案内されるため挿入が容易
かつ確実に行なえるという効果がある。
【0024】請求項4の発明は、上記プラテンが、前記
本体フレームの側壁間に回転可能に横架された支持軸
と、該支持軸に装着された摩擦ローラとからなり、プラ
テンの機能と送りローラの機能とを有するように構成さ
れているので、別個に送りローラを設ける場合に比べて
装置全体がコンパクトになるという効果がある。請求項
5の発明は、上記ガイド片の高さを、上記摩擦ローラの
半径と上記支持軸の半径との差よりも小さくしたので、
サーマルヘッドをプラテンに接触させたときに、ガイド
片の先端がプラテンの支持軸に接触しない範囲で最も高
くすることができるため、印字用紙がガイド片とプラテ
ンとの隙間からはみ出すのを確実に防止することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーマルプリンタの一実施例を示
す斜視図。
【図2】図1の実施例のサーマルヘッドと放熱板の具体
例を示す斜視図。
【図3】図1の実施例のサーマルプリンタにおけるガイ
ド片の作用を説明するための分解斜視図。
【符号の説明】
1 本体フレーム 2 プラテン 2a 支持軸 2b 摩擦ローラ 3 サーマルヘッド 4 放熱板 5 回転駆動モータ 7 印字用紙(感熱紙) 11 案内部 42a,42b ガイド片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体フレームと、サーマルヘッドおよび
    その背面に一体に設けられた放熱板と、前記サーマルヘ
    ッドと並設されたプラテンと、該プラテンと前記サーマ
    ルヘッドとの間に挿入された印字用紙を移送可能な紙送
    り手段とを備えたサーマルプリンタにおいて、上記サー
    マルヘッド側に上記印字用紙の端部を規制する一対のガ
    イド片を設けたことを特徴とするサーマルプリンタ。
  2. 【請求項2】 上記一対のガイド片を、上記放熱板に設
    けたことを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 上記ガイド片の高さは、上記サーマルヘ
    ッドを上記プラテンから離間したときの隙間よりも大き
    いことを特徴とする請求項1または2に記載のサーマル
    プリンタ。
  4. 【請求項4】 上記プラテンは、前記本体フレームの側
    壁間に回転可能に横架された支持軸と、該支持軸に装着
    された摩擦ローラとからなり、プラテンの機能と送りロ
    ーラの機能とを有するように構成されていることを特徴
    とする請求項1、2または3に記載のサーマルプリン
    タ。
  5. 【請求項5】 上記ガイド片の高さは、上記摩擦ローラ
    の半径と上記支持軸の半径との差よりも小さいことを特
    徴とする請求項4に記載のサーマルプリンタ。
JP3321599A 1999-02-10 1999-02-10 サーマルプリンタ Pending JP2000229428A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009226757A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Seiko Epson Corp ラインサーマルプリンタ
JP2012106511A (ja) * 2012-03-01 2012-06-07 Seiko Epson Corp ラインサーマルプリンタ
KR20170017760A (ko) * 2015-08-07 2017-02-15 세이코 인스트루 가부시키가이샤 인자 유닛 및 서멀 프린터

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RD01 Notification of change of attorney

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Effective date: 20040302