JP2000229098A - 超音波治療装置 - Google Patents

超音波治療装置

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JP2000229098A
JP2000229098A JP11017600A JP1760099A JP2000229098A JP 2000229098 A JP2000229098 A JP 2000229098A JP 11017600 A JP11017600 A JP 11017600A JP 1760099 A JP1760099 A JP 1760099A JP 2000229098 A JP2000229098 A JP 2000229098A
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Satoshi Aida
聡 相田
Yoichi Takada
洋一 高田
Katsuhiko Fujimoto
克彦 藤本
Hideki Kosaku
秀樹 小作
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波断層像による治療対象部位および治療
用超音波照射のモニタが可能で最小限度の侵襲の超音波
治療装置を提供する。 【解決手段】 超音波画像装置3を備えた超音波治療装
置であり、適宜なタイミングにて治療対象部位の超音波
断層像を観察しつつ治療用超音波の照射を行う。画像ノ
イズにより照射/非照射を知ることができ、また画像の
輝度情報により治療の進行度を知ることができる。また
輝度情報に基づいて治療用超音波の強度や照射時間を制
御することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波断層像のガイ
ド下において、治療用超音波の照射により治療対象部位
の治療を行う超音波治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療の世界では患者への侵襲性を
最小限にとどめつつ、同時に最大限の治療効果を得るこ
とを目指すMIT(Minimally Invasi
veTreatment:最小侵襲治療)の考え方が重
視されており、今後の医療機器に対して求められる解決
すべき課題の趨勢を占めると考えられる。
【0003】このMITの代表として、たとえば特願平
3−306106号公報に示されるような超音波治療装
置の技術が知られている。これは、治療対象となる患者
の体外において超音波発生源にて発生させた強力な超音
波を体内の治療対象部位である腫瘍部に集束させる構成
を備える。
【0004】この超音波の集束に伴い、その焦点部位に
おいては超音波エネルギの集中による温度上昇が生じ
る。この温度上昇は治療対象部位の温度を瞬時に摂氏8
0度以上にまで加熱し、腫瘍などの病変部分を組織変性
させて治療を行う装置である。
【0005】このような構成に特徴を持つ超音波治療装
置では、治療用超音波の焦点を充分に鋭く絞り込むこと
が可能であり、超音波による発熱エネルギを治療対象部
位に集束できるため、焦点の前後などの周辺組織に対し
ては不必要な加熱などの影響を与えること無く、安全か
つ局所的な治療を行うことが可能である。
【0006】しかしながら一方において、治療用超音波
の照射される治療対象部位の組織を正常/非正常に見極
めるのが容易とはいえず、治療用超音波が治療対象部位
のみに照射されず、他の部位にも照射されてしまう場合
も否定できない。
【0007】このため、いかに正確に焦点を治療対象部
位の患部組織に一致させて照射するかが安全確実な超音
波治療を行う上で重要な課題となる。
【0008】そこで特願平3−306106号公報に示
されるような超音波画像診断装置や、あるいは特願平4
−242886号公報に示されるようなMRIなどの医
用画像診断装置と組み合わせることによって、治療用超
音波の焦点生成部位の正確な位置決めを実現しようとす
る試みが行われている。これらの画像診断装置との組み
合わせによる技術的な試みのうち、特に超音波画像診断
装置と組み合わせる場合は、その画像のリアルタイム性
および超音波画像診断装置自体の小型・軽量・安価とい
った特徴が評価され、一般に用いられるに至っている。
【0009】このような従来技術において、超音波画像
診断装置を超音波治療装置における治療対象部位の状態
観察に使う場合において、ひとつの問題となるのが超音
波断層像に現れる画像ノイズである。超音波治療に用い
られる治療用超音波を構成する周波数帯域が、超音波画
像診断装置の画像形成に用いる超音波の周波数帯域と重
なる場合、治療用超音波を照射している間は超音波断層
像に画像ノイズが混入してしまう。
【0010】このため、治療対象部位を正確に捕捉する
ことが難しくなるという問題があった。たとえば、この
ような状況にあっては腹部の臓器を治療しているときな
どは、患者が呼吸をして臓器が移動していても超音波断
層像からは画像ノイズのために読画が難しく、治療対象
部位とは異なった部分に治療用超音波の焦点を結んでし
まう可能性があった。
【0011】この問題を解決するため、従来において、
たとえば特開昭60−241436号公報に示されるよ
うに、治療用超音波の照射中に短い照射停止期間を固定
された所定の一定時間間隔で設け、その期間に同期して
画像ノイズのない超音波断層像を撮像する技術が知られ
ている。
【0012】また、別の従来の技術として、特開昭60
−241436号公報や特開平10−216145号公
報が挙げられる。
【0013】これらは、治療用集束超音波を照射する手
段と超音波画像診断装置を持っていて、治療用集束超音
波発生源を駆動する期間と超音波画像診断装置の送受信
部を駆動する期間を別々に制御する技術が公開されてい
る。
【0014】この従来技術によれば、治療用超音波の照
射中においては、超音波画像診断装置の送受信部を動作
停止状態にしておき、また治療用超音波の非照射中にお
いては、超音波断層画像を得るために超音波画像診断装
置の送受信部を駆動させて超音波断層像の取り込みを行
う。
【0015】このような制御により、治療用超音波照射
中における超音波断層画像は一切取り込まれることがな
く、よって超音波断層画像上には治療用超音波の照射に
伴い発生する雑音成分が混入することなく良好な画像が
得られる。
【0016】また従来において、外科的手術、放射線療
法、化学療法(抗癌剤投与)が癌疾患に対する3大療法
である。加えて近年においては、患者に対して可能な限
りの低侵襲な治療を行うという流れの中において、新し
い癌治療技術の1つとして熱を利用した治療法が注目を
浴びるようになってきた。
【0017】特に近年においては肝癌等の治療において
高温度が可能で、かつ顕著な治療効果の得られる穿刺・
加熱療法(マイクロ波/RF波アンテナを術中、腹腔鏡
下もしくは経皮的に患部に刺入し、マイクロ波/RF波
の放射により該アンテナ周辺の組織温度を60℃以上に
加熱することで局所的な治療効果を向上させた新しい治
療法)が脚光を浴びている(磯田 他:J.MicrowaveSurg
ery)。
【0018】しかしながら、この治療法も臓器への穿刺
を要するため、従来の手術療法よりは低侵襲であるもの
の、決して満足の行く低侵襲度による治療法とは言えな
かった。
【0019】近年においてより侵襲度の低い療法を提供
すべく、特開昭61−13955号公報に開示されるよ
うに、エネルギーの集束性が良く、かつ、深達度が高い
超音波エネルギーを利用して深部腫瘍を体外から加熱治
療する加温治療法が提案されている。
【0020】また、上記加温治療法を更に進めて、ピエ
ゾ素子を用いて発生させた超音波を患部に鋭く集束させ
て腫瘍部分を80℃以上に加熱し、腫瘍組織を瞬時に熱
変性壊死させる方法による治療法も開示されている。
【0021】本治療法では、従来の加温治療法とは異な
り、焦点近傍の限局した領域に非常に強い強度(数百〜
数千W/cm2)の超音波が投入されるため、焦点近傍の狭
い領域のみが瞬時に熱変性壊死させられる。
【0022】この方法においては、その小さな焦点をス
キャンしながら患部領域全体を焼灼する必要があるため
に焦点の正確な位置決めが非常に重要である。これに関
する1つの解決法として、特開平5−253192号公
報において、MRI(核磁気共鳴)の化学シフトを利用
した体内非侵襲温度分布画像化により術中の発熱点を計
測する技術について開示されている。
【0023】更に、超音波を用いた単独のシステム構成
でも特許登録番号第1851304号、特許登録番号第
1821772号、特許登録番号第1765452号
に、治療用超音波の焦点領域からの反射波を検出して超
音波画像上に表示する手法について開示されている。
【0024】この方法においては、従来の強力超音波治
療装置では非常に強い超音波が放出されるために、超音
波診断装置以外の画像診断装置との組み合わせにおいて
は良好な画像が得られるものの、超音波画像診断装置と
組み合せた超音波を用いた単独の治療システム構成では
超音波プロープが治療用の強力超音波を画像ノイズとし
て拾う。
【0025】特開平10−216145号公報、特許登
録番号第1765452号において開示された従来技術
によれば、連続的に超音波の照射を行っている最中に、
患部のモニタを可能とするために、間欠的に強力超音波
の照射を止めて、その停止期間内に超音波画像を取得す
る方法が開示されている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術では、超音波断層像の撮像タイミングが治療用
超音波の照射停止と同期していたため、治療用超音波の
照射に伴う画像ノイズは超音波画像診断装置の超音波断
層像に混入しない。このため画像ノイズを視認すること
ができなかったため、かえって本当に治療用超音波が照
射されているかどうかを確認することができなかった。
【0027】また、超音波断層像を観察できるのは固定
された所定の一定時間間隔であって、しかも画像撮像時
間も所定時間において固定されたものであった。
【0028】治療対象部位が骨盤腔内臓器などの様にほ
とんど動かない臓器であれば、治療用超音波の照射中に
おける画像モニタは頻繁に行う必要はなく、連続的に照
射することで早めに治療を終了したいとの希望がある。
また逆に肝臓などの呼吸性移動をする臓器では頻回に焦
点位置をチェックする必要がある。
【0029】さらに画像の表示時間も対象臓器の特性や
操作者の熟練度などに応じて長さを変える必要がある。
【0030】また、以上の特開昭60−241436号
や特開平10−216145号公報に開示される構成に
あっては、超音波画像診断装置を構成する超音波送受信
部に対して直接に超音波治療装置からの制御信号を入力
し、また或いは出力を取り出す必要がある。
【0031】このため、すくなくとも従来市販されてい
る超音波診断装置を用いる場合には装置内部の超音波送
受信部を改造するか、もしくは、超音波治療装置と超音
波画像診断装置とを結合した構成の一体型にする必要が
あった。また、超音波治療装置との組み合わせに限定さ
れることなく、たとえばX線画像診断装置、X線CT装
置、MRI装置などの各種画像診断装置の画像情報を必
要に応じて取り込む場合には、それらの組み合わせ対象
となる各画像診断装置に対して容易には画像取り込みの
ための改造は困難であった。
【0032】従来においては、治療対象部位の超音波断
層像の取得および表示については従来技術により解決さ
れているものの、治療用超音波の照射による治療効果の
時系列での進行状態を表示し、また治療用超音波の照射
による治療効果の判定を行うことはできなかった。
【0033】治療対象部位に対する治療用超音波の照射
時間に対応した、時系列での治療効果を客観的なデータ
に基づいて正確に把握することができなかったため、操
作者の経験や勘に頼る部分が多く、治療に熟練を要する
ことに加えて必要最小限度の治療用超音波照射による確
実で安定した治療効果を得ることが難しかった。
【0034】本発明による超音波治療装置においては、
適宜なタイミングでの超音波断層像による治療対象部位
の超音波断層像によるモニタリングを可能とし、安全か
つ効率よく治療を実施することが可能な超音波治療装置
を提供することを目的とする。
【0035】また、本発明による超音波治療装置におい
ては、治療用超音波の照射中においても超音波画像診断
装置の超音波断層像画像上に雑音が混入せず、よって超
音波治療中における焦点位置の合わせ込みや、その治療
対象部位を充分に観察できる構成を提供することを目的
とする。
【0036】また、超音波画像診断装置の画像取り込み
部や超音波探触子の駆動部を改造することなく、超音波
断層画像を簡便に超音波治療装置に取り込むことがで
き、かつ、治療超音波の照射に伴う雑音の混入が極力少
ない超音波断層像を提供することを目的とする。
【0037】また、治療用超音波の照射完了(終了)の
判断を正確に行い、過剰な照射による不具合の発生や不
十分な照射による治療対象部位の未治療部分の発生を未
然に防止して、最適な治療用超音波の照射を提供するこ
とを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては、治療用超音波を治療対象部位に照
射する治療用超音波発生源と、画像診断用超音波探触子
を有して前記治療対象部位の超音波断層像を撮像する超
音波画像撮像手段と、を備えてなる超音波治療装置にお
いて、前記治療用超音波発生源による治療用超音波の照
射および停止を所定タイミング毎に行うよう制御する駆
動制御手段と、この駆動制御手段による治療用超音波の
停止期間を含む治療期間中に前記超音波画像撮像手段に
て撮像されたリアルタイムの超音波断層像を表示する第
一の表示手段と、前記駆動制御手段による治療用超音波
の停止期間における超音波断層像の静止画像を得てこれ
を表示する第二の表示手段と、を備えることを特徴とす
る超音波治療装置をもって解決手段とする。
【0039】また、前記駆動制御手段が治療用超音波の
照射または停止を自在に設定可能な構成を備えることを
特徴とする請求項1記載の超音波治療装置をもって解決
手段とする。
【0040】また、前記照射停止周期における照射時間
の減少分を前記照射周期または/および前記照射強度を
制御して補完する照射補完手段を備えることを特長とす
る請求項1または2に記載の超音波治療装置をもって解
決手段とする。
【0041】また、前記照射停止周期に同期した所定期
間に前記治療対象部位の超音波特性を分析することによ
り治療進行状態を計測する状態計測手段と、前記状態計
測手段の結果を表示輝度情報として表示する結果表示手
段および/または前記状態計測手段の結果および/また
は前記表示輝度情報に基づき前記照射周期および/また
は前記照射強度を制御して所定の治療状態にする照射制
御手段と、を備えることを特長とする請求項1から3の
いずれかに記載の超音波治療装置をもって解決手段とす
る。
【0042】また、治療用超音波を治療対象部位に照射
する治療用超音波発生源を備えた超音波治療装置におい
て、前記治療対象部位の超音波断層像を撮像するための
別個に独立した超音波画像診断装置と組み合わされて用
いられ、前記治療用超音波の非照射期間において前記超
音波画像診断装置から超音波断層像を取り込む画像取り
込み手段と、前記画像取り込み手段により取り込まれた
超音波断層像を記憶する画像記憶部と、前記画像記憶部
に記憶された超音波断層像を少なくとも次の非照射期間
まで表示する画像表示手段と、を備えることを特徴とす
る超音波治療装置をもって解決手段とする。
【0043】また、前記画像取り込み手段は、外部から
入力された前記治療対象部位に係る治療情報を超音波断
層像に重畳する治療情報重畳手段を備えることを特徴と
する請求項5記載の超音波治療装置をもって解決手段と
する。
【0044】また、治療用超音波を治療対象部位に集束
して照射する治療用超音波発生源と、画像診断用超音波
探触子を有して前記治療対象部位の超音波断層像を撮像
する超音波画像撮像手段とを備えてなる超音波治療装置
において、供給される前記治療対象部位の超音波断層像
を取り込む超音波断層像取り込み手段と、前記治療用超
音波の集束位置近傍における超音波断層像の輝度に係る
情報を取り込む輝度情報取り込み手段と、前記治療用超
音波の前記輝度に係る情報を時系列で表示する輝度情報
表示手段と、を備えることを特徴とする超音波治療装置
をもって解決手段とする。
【0045】また、前記輝度に係る情報は、前記集束位
置を含む所定範囲内における輝度に係る情報の平均値を
表わすことを特徴とする請求項7記載の超音波治療装置
をもって解決手段とする。
【0046】また、前記治療用超音波発生源は、前記輝
度に係る情報についての任意の時点における輝度と時系
列での変化分との差分を検出する輝度変化分検出手段
と、前記輝度変化分検出手段からの前記差分が所定の閾
値を通過した時点で前記治療用超音波の照射停止または
照射の強度を変化させる照射強度制御手段と、からなる
治療用超音波照射制御手段により制御されること特徴と
する請求項7または8記載の超音波治療装置をもって解
決手段とする。
【0047】また、前記治療用超音波照射制御手段は、
前記差分が所定の閾値を通過した時点で超音波断層像上
への注意喚起表示、鳴音、振動のうちいずれか一つ以上
の動作を行う注意喚起手段を備えることを特徴とする請
求項9記載の超音波治療装置をもって解決手段とする。
【0048】また、治療用超音波を治療対象部位に集束
して照射する治療用超音波発生源と、画像診断用超音波
探触子を有して前記治療対象部位の超音波断層像を撮像
する超音波画像撮像手段とを備えてなる超音波治療装置
において、前記治療対象部位の超音波断層像を取り込む
超音波断層像取り込み手段と、前記超音波断層像取り込
み手段から出力される超音波断層像を時系列に複数枚保
持する画像保持手段と、前記画像保持手段にて保持され
ている前記超音波断層像を時系列に同時に配列して表示
する経時変化表示手段と、を備えることを特徴とする超
音波治療装置をもって解決手段とする。
【0049】以上の本発明による解決手段によれば、適
宜なタイミングでの超音波断層像による治療対象部位の
超音波断層像によるモニタリングを可能とし、安全かつ
効率よく治療を実施することが可能な超音波治療装置を
提供することができる。
【0050】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る超音波治療装置の構成を説明するための概略図を示
す。
【0051】治療用超音波を所定の治療対象部位に照射
するための凹面形状を備えた圧電素子から構成される超
音波振動子1は、凹面形状により決定される所定の距離
にて焦点を結び、その焦点部において治療用超音波が集
束している。
【0052】集束された治療用超音波が形成する焦点F
は図示しない患者体内の病変部(例えば腫瘍組織)に一
致している。この超音波振動子1の中央部には超音波断
層像を得るための超音波プローブ2が備わる。この超音
波プローブ2によって送受信された超音波信号の信号処
理は超音波画像装置3にて行われている。この信号処理
によって得られた画像情報はリアルタイムな超音波断層
像として常時画像化され、図示しないモニター画面に表
示されている。
【0053】次に、超音波断層像により治療対象部位の
目視確認をしつつ、その後も常時において治療対象部位
の状態をモニタしておく。この環境において超音波治療
を開始する場合には、操作者は超音波駆動回路4に対し
図示しない超音波治療装置の操作パネルから動作条件を
入力する。この操作は、超音波断層像やその他の診断手
段によって得られた情報に基づく事前検討により、治療
計画に沿った一連の治療用超音波の照射時間および強
度、照射中の停止周期および停止期間などを入力した後
に照射を開始する。
【0054】超音波治療装置の動作条件は、まず、照射
中の観測条件を決めるため照射停止期間設定手段でその
周期と長さを決定する。つまり移動しにくい臓器であれ
ば長い周期で長めの停止期間を設けることが可能とな
り、また対象部位によっては停止期間を設けずに連続し
た照射を行うこともできる。逆に移動する臓器では短い
周期でしかも短時間の停止を設定することも可能であ
り、もちろん固定でも良い。
【0055】図2は、本発明の実施の形態に係る超音波
治療装置の超音波駆動回路4の内部構成を示す概略図で
ある。
【0056】駆動信号発生器41では図示しない操作パ
ネルより入力された治療計画に基づく指示により、治療
用超音波の振幅とバースト長を決定する。さらに照射開
始信号により超音波振動子1を駆動するための駆動信号
の周波数を形成する基本バースト波の発生を行う。
【0057】また、停止信号発生器42においては治療
用超音波の照射/非照射(照射停止)の周期およびそれ
ぞれの期間を決定するステップ波形を発生させる。
【0058】このようにして生成された両者の信号、つ
まり基本バースト波とステップ波形は、信号合成器43
で合成され、停止期間を有するバースト波に変換された
後にアンプ44に入力される。このアンプ44において
当該バースト波は所定の利得で増幅され、図示しないマ
ッチング回路を介して超音波振動子1を駆動する。
【0059】図3は、本発明の実施の形態に係る超音波
治療装置における各信号のタイミングチャートを示す。
【0060】ここでは本発明の実施の形態を説明するた
めに、一連の照射時間は5.2秒であり、停止周期が1
秒、停止間隔が0.05秒の条件設定を前提条件として
用いる。
【0061】また、図3中の(イ)〜(ニ)に示される
各タイミング波形について、それぞれ第一の実施の形態
〜第四の実施の形態として以下に述べる。
【0062】<第一の実施の形態>本第一の実施の形態
においては、超音波断層像をリアルタイムでの表示とは
せずに、治療用超音波の照射が停止している期間にのみ
超音波断層像を得るための超音波走査を行う。この間欠
的な超音波断層像によるモニタリング環境において超音
波治療を進める場合について説明する。
【0063】この画像ノイズは治療用超音波の照射に起
因するものであるので、この第一の実施の形態において
は治療用超音波の照射期間において超音波走査をしない
ので、超音波断層像に画像ノイズが混入するのを防ぐこ
とができる。
【0064】タイミングチャートに従い、図3の「ィ」
に示すように、1秒ごとに0.05秒の間に得られた明
瞭な超音波断層像が表示され、その他の期間はこの超音
波断層像が静止画として表示されている。
【0065】なお、停止信号発生器42の停止区間に比
べて超音波走査のタイミングが狭くなっているのは、若
干の時間差を設けることにより各回路動作の立ち上がり
や立ち下がり時における意図しないノイズが画像に混入
するのを防止するためである。
【0066】図4は、本発明の実施の形態に係る超音波
治療装置の画像表示の一例を示す概略図である。
【0067】ここで、図4に示すように表示画面を少な
くとも2画面以上の表示構成にしておけば、第一の画面
にはたとえばリアルタイムな超音波断層像を表示したま
まにしておき、第二の画面には停止期間に同期した間欠
的な超音波断層像を静止表示することができる。これに
より、治療対象部位の治療用超音波の照射による治療進
行状態が確認でき、また治療用超音波の照射も目視にて
確認できる。
【0068】<第二の実施の形態>前述の第一の実施の
形態と異なり、第二の実施の形態においては治療用超音
波の照射期間において、図3の「ロ」に示すタイミング
にて超音波走査を行うので、画像ノイズは超音波断層像
の表示期間の最初の期間にのみ設計の意図による所定時
間だけ出現する。
【0069】この画像ノイズは治療用超音波の照射に起
因するものであるので、この第三の例においては、治療
用超音波の照射期間における所定の期間および治療用超
音波の照射停止期間にのみ超音波走査をするので、超音
波断層像に混入する画像ノイズは超音波断層像の表示期
間の最初の所定時間のみである。
【0070】タイミングチャートに従い、1秒ごとに
0.05秒および設計の意図による所定の時間だけリア
ルタイムな最新の超音波断層像が表示され、その他の期
間は最直前に取り込まれた超音波走査による超音波断層
像が表示されている。これにより、治療対象部位の治療
用超音波の照射による治療進行状態が確認でき、また同
時に治療用超音波の照射も目視にて確認できる。
【0071】<第三の実施の形態>第三の実施の形態に
おいては、超音波断層像をリアルタイムでの表示とはせ
ずに、治療用超音波の照射が停止している期間および設
計の意図による所定の治療用超音波照射期間にのみ超音
波断層像を得るための超音波走査を行う。
【0072】超音波画像装置3にて表示される間欠的な
超音波断層像は、治療用超音波の照射期間においては図
3の「ハ」に示すタイミングにて超音波走査を行うの
で、画像ノイズは超音波断層像の表示期間の最後の期間
にのみ設計の意図による所定時間だけ出現する。
【0073】<第四の実施の形態>本第四の実施の形態
においては、超音波断層像をリアルタイムでの表示とは
せずに、治療用超音波の照射が停止している期間および
設計の意図による所定の治療用超音波照射期間にのみ超
音波断層像を得るための超音波走査を行う。
【0074】超音波画像装置3にて表示される間欠的な
超音波断層像は、治療用超音波の照射期間においては図
3の「ニ」に示すタイミングにて超音波走査を行うの
で、画像ノイズは超音波断層像の表示期間の最初と、お
よび最後の両期間にのみ設計の意図による所定時間だけ
出現する。
【0075】図5は、本発明の実施の形態に係る超音波
治療装置の超音波駆動回路401の構成を示す概略図で
ある。
【0076】図5に示される実施の形態の一例において
は、治療用超音波の照射停止条件の設定が従前の実施の
形態とは異なる。超音波駆動回路4において入力されて
いた照射停止周期と期間という2つのパラメータは指示
されず、単に図示しない押しボタンスイッチを用いて停
止状態を指示する。つまりスイッチを押している間は治
療用超音波の照射を停止し、明瞭な超音波画像が得られ
ることになる。
【0077】治療用超音波の照射開始信号は操作者から
駆動信号発生器411に送られ基本バースト波が発生す
る。例えば、このバースト波長が60秒に設定されて超
音波治療が開始されたばあいにおいて、治療対象部位が
動きにくい臓器であるたとえば膀胱などに生じた腫瘍組
織などであるならば、操作者は頻繁に超音波画像をチェ
ックする必要が無い。
【0078】これは対象部位が呼吸性の移動などによる
位置変動の可能性が低いためであり、ここで操作者はた
とえば30秒後に図示しないスイッチを1秒間押して照
射を停止させ、良好な超音波画像を得る。以後も同様に
任意のタイミングで任意の期間において治療用超音波の
照射停止をすることができる。
【0079】しかしながらこの時、停止期間が長すぎる
と当初予定していた治療計画に基づく60秒分の治療用
超音波エネルギが治療対象部位に投与されないことにな
ってしまう。これを防ぐために本実施の形態では、停止
信号発生器421が停止信号を発生している期間だけ、
駆動信号発生器411のバースト長を延長させる。この
バースト長を制御することにより治療用超音波エネルギ
を治療計画に沿う分量だけ与えるように補完し、制御す
ることができる。
【0080】図6および図7は、本発明の実施の形態に
係る超音波治療装置のさらに他の実施の形態を示す概略
図である。
【0081】また、この実施の形態による治療用超音波
の照射/非照射、超音波断層像の画像表示および表示画
像についての超音波走査のタイミングは前出の図3に示
すタイミングチャートで表わされた動作が前提となる。
【0082】ここで超音波画像装置31は照射停止期間
毎に超音波駆動回路402から停止のタイミング信号を
受け、超音波画像内の焦点F近傍の領域71内部の輝度
を計測する。
【0083】一般的に治療用超音波による加熱治療が進
行すると超音波断層像における表示は、いわゆるハイエ
コー状態となり表示画面の治療対象部位の輝度が上昇す
ることが知られている。たとえば治療開始10秒後には
図7(b)の領域72に示すように焦点F近傍の輝度が
上昇して明るくなってくる。
【0084】この領域72内の輝度値があらかじめ設定
した値にまで到達した場合は、治療計画に沿った十分な
組織変性が生じたと判断し、超音波画像装置31から超
音波駆動回路402へ駆動停止の信号が送信される。こ
の信号に基づき所定の照射バースト長に達していなくて
も、動作に割込み要求が入り治療用超音波の照射を停止
する。これにより既に加熱変性してしまった部位に過剰
なエネルギを投与することなく最適な分量の治療用超音
波エネルギの投与ならびに最低限度の侵襲による適切な
超音波治療を実施することができる。
【0085】なお、本実施の形態においては超音波断層
像の輝度信号情報のみを用いたが、治療対象部位からの
超音波反射波の周波数成分を分析し、この変化を指標と
した制御を行っても同様の効果が得られる。また超音波
画像を用いるのではなく、超音波振動子1を送信だけで
なく受信にも用い、照射停止期間中に微弱な超音波パル
スを超音波振動子1から照射し、焦点領域からの反射波
の強度あるいは周波数特性の変化を用いて同様の制御を
行うことが可能である。
【0086】また、超音波振動子1から微弱な超音波パ
ルスを治療対象部位に照射し、治療対象部位にて反射し
て戻ってきた該超音波パルスを超音波プローブ2で受信
する。この受信した信号を分析して治療進行度を表わす
情報として扱い、同様の制御をしてもやはり同じく本発
明に特有の効果が得られる。
【0087】ところで、比較的に大きな腫瘍を治療する
場合において、上述の治療用超音波照射では一度の照射
により得られる治療効果の治療容積が腫瘍の大きさに比
べて小さすぎ、治療対象部位の腫瘍全体を治療するため
には治療用超音波の照射を少しずつ焦点Fの位置を動か
しながら複数回行う必要がある。このような治療方法を
実施する場合は、一度の一連の治療用超音波の照射で十
分な治療効果が得られるように、かつ治療対象部位以外
の場所に照射されないように、治療用超音波の照射条件
(強度と照射時間)を決定しなければならない。しかも
この治療用超音波の照射条件は患者の違いによる治療対
象部位ごと、またあるいは治療対象部位の深さの違いな
どにより様々に変更される可能性がある。
【0088】これに対し、本発明に係る実施の形態の動
作を用いてこの照射条件の設定を行うことが可能であ
る。つまり第一回目の一連の治療用超音波の照射時に治
療効果が現れるまでの照射時間が判明するので、その後
に行われる第一回目の照射対象部位の近傍部位に対する
第二回目以降の照射では、第一回目で照射を停止した時
間に従い治療用超音波照射時間を決めて超音波治療を行
えば良い。また一連の超音波照射時間は一定時間として
変更せずに固定した条件で治療を行う場合は、治療用超
音波の照射強度を変えながら前記焦点部分からの反射し
てくる超音波信号の音響特性変化を分析して、治療対象
部位に適切な強度の治療用超音波出力を選択することも
できる。
【0089】以上にそれぞれ説明した本発明に係る実施
の形態によれば、まず操作者は治療対象部位に応じた治
療計画により一連の治療用超音波の照射時間と強度を設
定する。そして照射中の観測条件を決めるため照射停止
期間設定手段でその周期と長さを決定する。つまり移動
しにくい臓器であれば長い周期で長めの停止期間を設け
ることが可能であり、また対象部位によっては停止期間
を設けずに連続した照射を行ってもよい。逆に移動する
臓器では短い周期でしかも短時間の停止を設定すること
も可能である。
【0090】また、画像表示手段における第一の画面と
第二の画面にそれぞれ表示される超音波断層像に、治療
用超音波のノイズを意図的に表示することができる。こ
れにより、従来の表示では得られなかった治療用超音波
の照射の確認ができる。
【0091】また、第一の画面にのみリアルタイムにて
超音波断層像が表示され、また同時に治療用超音波の照
射状態も表示されるので目視による照射状態の確認が可
能となる。また、第二の画面には治療用超音波の照射に
よるノイズは表示されずに、治療対象部位の状態の変化
をこま送りで表示することも可能である。
【0092】また、まず当初設定した治療用超音波の照
射時間中に照射停止期間を設けたが故の超音波照射エネ
ルギの低下が発生するが、該照射停止期間の時間減少分
を照射期間の延長および/または強度の制御により補完
することが可能である。複数の一連の照射を行う場合
に、それぞれ停止期間の条件を変更しても、それぞれ同
一の治療用超音波エネルギ量を治療対象部位に照射する
ことができる。
【0093】また、照射停止期間中において治療対象部
位の超音波特性の変化を計測できる。このため、たとえ
ば焦点部分の超音波断層像上の輝度が加熱変性により輝
度変化する事を計測し、治療進行度合いとして表示した
り、所望の治療度まで進んだと判断して照射を終了させ
る事も可能である。
【0094】<第五の実施の形態>図8に、本発明の実
施の形態に係る超音波治療装置の全体構成の概略図を示
す。
【0095】本発明の実施の形態に係る超音波治療装置
を用いて、患者の治療対象部位に治療用超音波を照射す
る場合において、治療用超音波を治療対象部位に照射す
る前に、該治療対象部位に対して焦点位置を合わせる。
この焦点位置の合わせ込みにおいては、超音波画像診断
装置により得られた超音波断層像にて位置の特定が行わ
れる。
【0096】治療用超音波の焦点位置合わせをした後、
超音波治療装置105が備える治療用超音波発生部11
0から治療用超音波を照射する。このとき、波形生成部
112が生成した波形を増幅部111が治療に必要な所
望の電圧値まで増幅させ、治療用超音波発生部110を
電圧駆動することにより治療超音波発生部110から治
療用超音波が照射される。
【0097】なお、増幅部111の増幅方式は治療用超
音波発生部110を駆動するための駆動信号波形に応じ
て、設計の意図するところにより適宜に選択されて用い
られる。たとえば、一般的なB級増幅回路を用いても良
く、またあるいは扱う信号が高周波パルスである場合に
はD級増幅回路によるスイッチング方式の増幅部とする
ことで、大出力のパルス性信号を扱えるようにしても良
い。
【0098】波形生成部112及び増幅部111の照射
タイミング、波形形状、増幅度、照射回数などは、シス
テム制御部120で全て制御されている。
【0099】また、システム制御部120では、表示生
成部103で作成される表示の内容やそのタイミングを
制御している。
【0100】表示生成部103では、画像取り込み部1
33より取り込んだ超音波診断画像上に、治療に必要な
情報(以下、治療情報)を画像重畳部131で重畳さ
せ、フレームメモリ132及び画像出力部134を通し
て画像表示部104へ重畳画像を表示する。
【0101】表示生成部103は、パネル入出力部10
6の入力状況やシステム全体の状況に応じて、システム
制御部120によって制御される。超音波画像診断装置
102は、すくなくとも一般的な超音波画像診断装置の
基本的構成を備えており、診断用超音波発生部140は
診断用超音波送受信部141によって駆動される。
【0102】また、取り込んだ信号は画像生成部143
で必要な画像再構成を行い、画像入出力部144を介し
て、画像モニターなどの画像表示部145へ表示され
る。また、同時に画像入出力部144からは、RGB出
力やビデオ出力などを介して、装置外部へ画像情報が出
力され、画像取り込み部133で画像情報として取り込
まれる。
【0103】なお、最近では、DICOM(Digital Im
aging and Communications in Medicine)と呼ばれる共
通の医療用画像規格により、複数枚の画像による診断情
報を同時に得ることで、診断精度の向上を実現させるこ
とが期待されている。この共通規格によれば、CT画像
診断装置やMRI画像診断装置およびX線撮像装置など
の他の方式による画像診断装置から得られた診断画像を
同一のデータ形式として扱える。
【0104】例えば、本発明の実施の形態に係る超音波
治療装置においては、画像取り込み部133をこのDI
COM対応の構成とすることにより、超音波画像診断装
置による超音波断層像と同時に他の画像診断装置から得
られた診断画像を同一のモニタ上に表示して、比較検討
することができる。
【0105】また、コンピュータネットワーク上から画
像情報のみならず、その他の治療上において有用なデー
タを本発明に係る超音波治療装置のモニタ上に同時に表
示することもできる。
【0106】図9に、本発明の実施の形態に係る超音波
治療装置の画像取り込みレートと表示レートおよび照射
レートのタイミングチャートを示す。
【0107】治療用超音波を照射しない(超音波断層画
像のみを表示している)ときは、超音波画像診断装置1
02の画像入出力部144から出力された超音波断層画
像上に、治療情報を画像重畳部131で重畳させて、表
示部104へ表示させる。一方、治療用超音波を照射す
るときは、超音波画像診断装置の画像取り込み部133
は常に動作させておく。
【0108】診断画像は画像取り込み部133には、図
9に示した超音波画像診断画像取り込みレート170に
応じた診断画像が取り込まれ、またあるいは、間欠表示
だけならば、画像取り込み部133は、常時取り込む必
要はなく、画像表示リフレッシュレート171もしくは
治療用超音波照射レート172に合わせて取り込んでも
良い。
【0109】次に、治療情報を画像重畳部131で重畳
され、このとき、治療用超音波発生装置からは図9の治
療用超音波照射レート172に応じた治療超音波が治療
用超音波発生部110から照射される。治療用超音波照
射中は診断画像上に該照射に伴う雑音成分が出現するの
で、治療用超音波照射レート172がOFFの間、旧い
診断画像は取り込んだ新しい診断画像に更新される。つ
まり、図9中の画像表示リフレッシュレート171がO
Nの間に、フレームメモリを新しい画像情報に置き換え
る。
【0110】こうすることで、治療用超音波の照射に伴
う画像上に出現する雑音成分がなくなり、常に、雑音成
分のない診断画像を表示することが出来る。また、治療
中以外においては、リアルタイムな診断画像を表示する
ことができる。
【0111】なお、図8にて示した表示生成部103は
超音波治療装置105と超音波画像診断装置102と共
に別々のブロック構成にて示したが、超音波治療装置1
05の構成に組み込まれていても良く、超音波画像診断
装置102の中に組み込まれていても本発明の効果が得
られる。
【0112】<第六の実施の形態>発明者らの実施した
動物実験から得られた結果に拠れば、治療対象部位に対
する超音波の照射に伴い、超音波断層画像上に表示され
ている治療対象部位からの反射エコーの強度は徐々にロ
ーエコーに変化して行く。このローエコーへの変化時点
で焦点領域における、ほぼ完全に均一な変性が惹起され
ている。そこで、均一変性に至るまでの初期のエコーレ
ベルの低下をモニタして、照射を停止できれば安全かつ
確実な治療が実現できると考えられるが、初期の反射エ
コーレベルの変化は相当に微妙なものであり、治療対象
部位の均一変性のレベルを単純に画像の目視のみで判断
するのは難しい作業である。
【0113】図10に、本発明の実施の形態に係る超音
波治療装置の画像表示の例を示し、(a)は、治療用超
音波の照射前であり、(b)は治療用超音波の照射後で
ある。
【0114】(a)に示す表示画像の例において、超音
波断層像156と、焦点位置150と、焦点近傍範囲1
53と、が表示されている。また画面の下部には輝度差
分量変移グラフ155が同時に表示されており、この輝
度差分量変移グラフ155には輝度差分量151と、お
よび閾値線152とが表示される。
【0115】本発明の実施の形態に係る超音波治療装置
においては、治療用超音波の照射直前での超音波断層像
156における焦点近傍範囲153の平均輝度を初期値
として、治療用超音波の間欠照射中での当該超音波断層
像156における焦点近傍の平均輝度との差分を求め
る。
【0116】この輝度の差分を求めるための一つの方法
として、例えば超音波断層像156を構築するための図
示しない超音波送受信回路から、焦点近傍範囲153に
相当する超音波受信のタイミングにて受信エコーレベル
に応じた輝度信号を取り出す。この取り出された輝度信
号の1フレーム分におけるレベルの平均値を、治療用超
音波の照射前に取り込んでおいた同様の輝度信号の平均
値と比較して、その差分を輝度差分量151として輝度
差分量変移グラフ155に表示する。
【0117】なお、前記の1フレーム分とは、例えばテ
レビモニタの画像を構成する走査線の1フレーム分を指
すものではなく、超音波が超音波プローブの備える多数
の振動子が、走査スタートの端部振動子での送受信を
「1ラスタ」とし、このスタート点のラスタが終点の振
動子において行われた時点で「1フレーム」の構築とい
う。この構築されたフレームの切り替えは、超音波断層
像を撮像する対象となる体組織によって異なり、操作者
の指示あるいは事前の装置設定により適宜に選択され
る。
【0118】たとえば、対象組織が循環器などの動きの
速い臓器の場合は1ラスタに割り当てる送受信の時間を
短くして、トータルでの1フレームの構築時間を短縮す
る。これにより単位時間あたりでのフレーム枚数を多く
することができるので、たとえば心臓の弁の動きなどの
速い動きにも充分に追従可能である。
【0119】図10(b)には治療用超音波の照射後に
おける超音波治療装置の画像表示を示す。
【0120】この図に示されるのは、治療用超音波の照
射前の超音波断層像156に比較して、焦点位置150
を包囲する焦点近傍範囲153に重なるようにハイエコ
ー領域154が出現している。このハイエコー領域15
4は焦点位置150における治療対象部位の組織が変性
蛋白質になったが故に生じたもので、本発明の実施の形
態に係る超音波治療装置においては、このハイエコー領
域154の輝度情報の平均値を照射前の輝度情報の平均
値との差分を閾値線152として表示する。
【0121】ここで、前記の差分が予め決められた閾値
を越えた時点で治療用超音波の照射を停止の制御をする
ことで、より確実かつ均質な超音波照射治療を実現でき
る。たとえば、輝度差分量変移グラフ155にて示され
る輝度差分量の変化が閾値線152を超えた時点におい
て、治療用超音波の照射を停止させる。この停止のため
の制御は、たとえば取り込んだ輝度情報と予め設定され
た閾値との差分を算出して、その差分に基き治療用超音
波発生のための図示しない駆動回路の動作を停止させる
ことにより実現できる。
【0122】また、輝度差分量の変化が閾値線152を
下回った時点で自動的に治療用超音波の照射を停止する
ように制御することも可能であるし、またあるいは上下
2つの閾値を持っていても良く、その範囲を逸脱したら
照射を停止する。更には、鳴音や表示(例えば、照射完
了の文字が点滅するなど)や手に保持している超音波ア
プリケータの振動等によって、照射停止の情報(ガイ
ド)を与え、術者に治療終了の注意を喚起することも可
能である。
【0123】なお、輝度情報の平均値を算出するために
取り込まれる領域の指定は、たとえばトラックボールな
どの手動による指示でも可能であるし、またあるいは初
期設定値として場所や範囲のデータを持たせておき、こ
のデータの選択による自動的なサイズ設定機能を付加し
てもよい。
【0124】また、治療対象部位における治療用超音波
の照射前の輝度には、それぞれの患者の症状や、その程
度および体質などによる個人差がある。この個人差によ
る影響を避けるため、初期の平均輝度をたとえば統計的
データに基づいて決めた値に規格化し、画面上に閾値線
152と同時に表示する。このような表示形式において
輝度差分量151の経時的な変化の過程を表示すること
で、より個人差の影響を受け難い輝度変化の情報を操作
者に与えることが可能となる。
【0125】上記実施の形態では、焦点位置150の焦
点近傍範囲153における輝度信号を平均した情報を基
にして、その治療用超音波を照射する前の元画像との差
分情報を表示していたが、予め決まった固定された位置
の平均輝度信号取得領域を設定しておき、その位置にお
いて得られた値を用いる事も可能である。さらに別の方
法として、間欠超音波断層画像取得時に複数フレーム分
の画像を取得し、焦点位置150での輝度信号を時間平
均して、その値を表示する事も可能である。
【0126】更に、本発明の実施の形態に係る超音波治
療装置では、画像診断装置として超音波画像診断装置を
説明のために使用したが、これに限定されること無くC
T、X線、MRIなど、他の画像診断装置でも同様の表
示/制御が可能である。
【0127】<第七の実施の形態>次に、図11は本発
明に係る実施の形態による画像表示を示す概略図であ
る。
【0128】図11には、表示画像160の一つの例が
示されており、この表示画像160は本発明に係る超音
波治療装置の図示しないモニタに表示される。この表示
画面160には超音波画像診断装置より時系列に取り込
んだ治療対象部位の超音波断層像が表示されている。こ
の表示は、初期超音波断層像161と、治療用超音波の
照射時間t=P秒後である第一の経過画像162と、同
じくt=Q秒後である第二の経過画像163と、同じく
t=R秒後である第三の経過画像164と、および最新
超音波断層像165と、を同時に表示している。
【0129】初期超音波断層像161は治療対象部位に
対して治療用超音波を照射する以前における超音波断層
像が表示されている。この初期画像に対して現在の画像
である最新超音波断層像165に至るまでの時系列での
画像を同時に表示している。治療対象部位に治療用超音
波を照射することにより焦点部分の温度が上昇し、やが
て変性蛋白質となってハイエコー領域154となる。こ
のハイエコー領域154は照射時間の経過と共に広くな
って行き、たとえば図11中に示されるように第一の経
過画像162から徐々に最新超音波断層像165に向か
う時系列に従って大きくなってゆく。
【0130】変性による画像変化のトレンドを、経時的
に並べて表示することで、操作者に対して超音波治療の
進行状態や完了の時期がわかりやすく表示される。例え
ば、初期画像に対して、複数枚の画像を図11の様に表
示し、初期画像以外の画像は経時的に更新されるように
表示することで、変化の傾向を一目で把握することが出
来る。
【0131】なお、それぞれの画像は、予め設定した時
間間隔にて取り込んだ超音波断層像を表示することも可
能であるし、治療用超音波の照射開始から現在までの経
過時間を所定の間隔で等分して、それぞれの経過時間に
対応して取り込まれた各超音波断層像を表示することも
可能である。
【0132】更には、通常のBモード画像表示と時系列
で取り込んだ超音波断層像の画像表示とを任意または所
定の時間間隔で切り替えて表示してもよい。本実施の形
態では時系列での表示のみであるが、図10の画像表示
に替えて治療中の超音波断層像と、治療用超音波の照射
前の画像とを切り替えて表示することも可能である。
【0133】なお、以上説明した実施の形態は、本発明
の理解を容易にするために記載されたものであって、本
発明を限定するために記載されたものではない。したが
って、上記の実施の形態に開示された各要素は、本発明
の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む
趣旨である。
【0134】上記実施例では集束式の超音波治療装置を
用いて説明したが、集束しないタイプの超音波治療装置
でも同様に本発明に特有の効果を得ることが可能であ
る。また治療用超音波の発生方式は凹面振動子に限定さ
せるものではなく、2次元アレイの平板形状でも同様で
あり、また電磁誘導型の超音波音源を用いても良い。
【0135】また上記実施の形態においては、説明のた
めに超音波の加熱効果による腫瘍の治療を一つの例にし
て述べたが、力学的効果や化学的効果を目的とした他の
対象部位に対する治療でも同様の効果が得られる。
【0136】
【発明の効果】以上述べた本発明による超音波治療装置
によれば、適宜なタイミングでの超音波断層像による治
療対象部位の超音波断層像によるモニタリングを可能と
し、安全かつ効率よく治療を実施することが可能な超音
波治療装置を提供することができる。
【0137】また、治療の進行状況を画像データを基に
して正確に把握する事ができるため、最適な照射終了時
点を把握できる。このため、治療効果の確実性が向上
し、安全かつ効率的な超音波照射治療を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る超音波治療装置の構
成を説明するための概略図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る超音波治療装置の超
音波駆動回路4の内部構成を示す概略図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る超音波治療装置にお
ける各信号のタイミングチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係る超音波治療装置の画
像表示の一例を示す概略図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る超音波治療装置の超
音波駆動回路401の構成を示す概略図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る超音波治療装置の他
の実施例を示す概略図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る超音波治療装置の他
の実施例を示す概略図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る超音波治療装置の全
体構成の概略図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る超音波治療装置の画
像取り込みレートと表示レートおよび照射レートのタイ
ミングチャートである。
【図10】本発明の実施の形態に係る超音波治療装置の
画像表示の例を示し、(a)は、治療用超音波の照射前
であり、(b)には治療用超音波の照射後における画像
表示である。
【図11】本発明に係る実施の形態による画像表示の概
略図である。
【符号の説明】
1…超音波振動子 2…超音波プローブ 3…超音波画像装置 4…超音波駆動回路 43…信号合成器 71…領域 100…超音波治療装置 102…超音波診断装置 103…表示生成部 154…ハイエコー領域 156…超音波断層像 160…表示画面 401…超音波駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 克彦 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 小作 秀樹 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 Fターム(参考) 4C099 AA01 CA19 JA13 PA10 4C301 AA02 CC01 EE04 EE13 EE19 FF21 FF26 HH01 HH02 JC12 KK01 KK13 KK27 LL02 LL03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 治療用超音波を治療対象部位に照射する
    治療用超音波発生源と、画像診断用超音波探触子を有し
    て前記治療対象部位の超音波断層像を撮像する超音波画
    像撮像手段と、を備えてなる超音波治療装置において、 前記治療用超音波発生源による治療用超音波の照射およ
    び停止を所定タイミング毎に行うよう制御する駆動制御
    手段と、 この駆動制御手段による治療用超音波の停止期間を含む
    治療期間中に前記超音波画像撮像手段にて撮像されたリ
    アルタイムの超音波断層像を表示する第一の表示手段
    と、 前記駆動制御手段による治療用超音波の停止期間におけ
    る超音波断層像の静止画像を得てこれを表示する第二の
    表示手段と、 を備えることを特徴とする超音波治療装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動制御手段が治療用超音波の照射
    または停止を自在に設定可能な構成を備えることを特徴
    とする請求項1記載の超音波治療装置。
  3. 【請求項3】 前記照射停止周期における照射時間の減
    少分を前記照射周期または/および前記照射強度を制御
    して補完する照射補完手段を備えることを特長とする請
    求項1または2に記載の超音波治療装置。
  4. 【請求項4】 前記照射停止周期に同期した所定期間に
    前記治療対象部位の超音波特性を分析することにより治
    療進行状態を計測する状態計測手段と、 前記状態計測手段の結果を表示輝度情報として表示する
    結果表示手段および/または前記状態計測手段の結果お
    よび/または前記表示輝度情報に基づき前記照射周期お
    よび/または前記照射強度を制御して所定の治療状態に
    する照射制御手段と、 を備えることを特長とする請求項1から3のいずれかに
    記載の超音波治療装置。
  5. 【請求項5】 治療用超音波を治療対象部位に照射する
    治療用超音波発生源を備えた超音波治療装置において、 前記治療対象部位の超音波断層像を撮像するための別個
    に独立した超音波画像診断装置と組み合わされて用いら
    れ、 前記治療用超音波の非照射期間において前記超音波画像
    診断装置から超音波断層像を取り込む画像取り込み手段
    と、 前記画像取り込み手段により取り込まれた超音波断層像
    を記憶する画像記憶部と、 前記画像記憶部に記憶された超音波断層像を少なくとも
    次の非照射期間まで表示する画像表示手段と、 を備えることを特徴とする超音波治療装置。
  6. 【請求項6】 前記画像取り込み手段は、 外部から入力された前記治療対象部位に係る治療情報を
    超音波断層像に重畳する治療情報重畳手段を備えること
    を特徴とする請求項5記載の超音波治療装置。
  7. 【請求項7】 治療用超音波を治療対象部位に集束して
    照射する治療用超音波発生源と、画像診断用超音波探触
    子を有して前記治療対象部位の超音波断層像を撮像する
    超音波画像撮像手段とを備えてなる超音波治療装置にお
    いて、 供給される前記治療対象部位の超音波断層像を取り込む
    超音波断層像取り込み手段と、 前記治療用超音波の集束位置近傍における超音波断層像
    の輝度に係る情報を取り込む輝度情報取り込み手段と、 前記治療用超音波の前記輝度に係る情報を時系列で表示
    する輝度情報表示手段と、 を備えることを特徴とする超音波治療装置。
  8. 【請求項8】 前記輝度に係る情報は、 前記集束位置を含む所定範囲内における輝度に係る情報
    の平均値を表わすことを特徴とする請求項7記載の超音
    波治療装置。
  9. 【請求項9】 前記治療用超音波発生源は、 前記輝度に係る情報についての任意の時点における輝度
    と時系列での変化分との差分を検出する輝度変化分検出
    手段と、 前記輝度変化分検出手段からの前記差分が所定の閾値を
    通過した時点で前記治療用超音波の照射停止または照射
    の強度を変化させる照射強度制御手段と、 からなる治療用超音波照射制御手段により制御されるこ
    と特徴とする請求項7または8記載の超音波治療装置。
  10. 【請求項10】 前記治療用超音波照射制御手段は、 前記差分が所定の閾値を通過した時点で超音波断層像上
    への注意喚起表示、鳴音、振動のうちいずれか一つ以上
    の動作を行う注意喚起手段を備えることを特徴とする請
    求項9記載の超音波治療装置。
  11. 【請求項11】 治療用超音波を治療対象部位に集束し
    て照射する治療用超音波発生源と、画像診断用超音波探
    触子を有して前記治療対象部位の超音波断層像を撮像す
    る超音波画像撮像手段とを備えてなる超音波治療装置に
    おいて、 前記治療対象部位の超音波断層像を取り込む超音波断層
    像取り込み手段と、 前記超音波断層像取り込み手段から出力される超音波断
    層像を時系列に複数枚保持する画像保持手段と、 前記画像保持手段にて保持されている前記超音波断層像
    を時系列に同時に配列して表示する経時変化表示手段
    と、 を備えることを特徴とする超音波治療装置。
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