JP2000228318A - コンバータトランス - Google Patents
コンバータトランスInfo
- Publication number
- JP2000228318A JP2000228318A JP11027566A JP2756699A JP2000228318A JP 2000228318 A JP2000228318 A JP 2000228318A JP 11027566 A JP11027566 A JP 11027566A JP 2756699 A JP2756699 A JP 2756699A JP 2000228318 A JP2000228318 A JP 2000228318A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- primary
- converter transformer
- auxiliary winding
- wound around
- Prior art date
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- Insulating Of Coils (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は各種電子機器に使用されるコンバー
タトランスにおいて、一次補助巻線に発生するスパイク
電圧を低くし、また、これによりスナバ回路の簡素化を
実現するものである。 【解決手段】 複数の巻溝16a〜16eを有するコイ
ルボビン17に一次主巻線の分割巻線12a,12bと
二次主巻線14および一次補助巻線13を巻装し、この
コイルボビン17に磁芯11を組み込んでなるコンバー
タトランスにおいて、上記一次補助巻線13は独立した
1つの巻溝16aに巻装されるとともに、隣の巻溝16
bにはいずれの巻線も施されない構成とする。
タトランスにおいて、一次補助巻線に発生するスパイク
電圧を低くし、また、これによりスナバ回路の簡素化を
実現するものである。 【解決手段】 複数の巻溝16a〜16eを有するコイ
ルボビン17に一次主巻線の分割巻線12a,12bと
二次主巻線14および一次補助巻線13を巻装し、この
コイルボビン17に磁芯11を組み込んでなるコンバー
タトランスにおいて、上記一次補助巻線13は独立した
1つの巻溝16aに巻装されるとともに、隣の巻溝16
bにはいずれの巻線も施されない構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に使用
されるコンバータトランスに関するものである。
されるコンバータトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来のコンバータトランスを使用
したスイッチング電源回路の一例を図7を用いて説明す
る。
したスイッチング電源回路の一例を図7を用いて説明す
る。
【0003】同図によると、交流入力41をブリッジダ
イオード42で整流し、コンデンサ43で平滑して直流
電圧に変換する。次に起動抵抗44を流れる起動電流に
より、コンデンサ49を充電し、駆動制御・過電圧保護
回路48を起動させる。この駆動制御・過電圧保護回路
48の出力によってスイッチング素子45がオンし、コ
ンデンサ43に蓄積された入力電圧が一次主巻線46に
印加され、ダイオード52,55がオフしているため、
コンバータトランス60にエネルギーが蓄えられる。
イオード42で整流し、コンデンサ43で平滑して直流
電圧に変換する。次に起動抵抗44を流れる起動電流に
より、コンデンサ49を充電し、駆動制御・過電圧保護
回路48を起動させる。この駆動制御・過電圧保護回路
48の出力によってスイッチング素子45がオンし、コ
ンデンサ43に蓄積された入力電圧が一次主巻線46に
印加され、ダイオード52,55がオフしているため、
コンバータトランス60にエネルギーが蓄えられる。
【0004】更に、スイッチング素子45がオフする
と、ダイオード52,55がオンし、コンバータトラン
ス60に蓄えられたエネルギーは、一次補助巻線47か
ら駆動制御・過電圧保護回路48の電源電圧に供給し、
また、二次主巻線61より放出され、ダイオード55、
コンデンサ56で平滑され直流電圧となる。スイッチン
グ素子45のオン・オフの駆動制御は次のように行われ
る。
と、ダイオード52,55がオンし、コンバータトラン
ス60に蓄えられたエネルギーは、一次補助巻線47か
ら駆動制御・過電圧保護回路48の電源電圧に供給し、
また、二次主巻線61より放出され、ダイオード55、
コンデンサ56で平滑され直流電圧となる。スイッチン
グ素子45のオン・オフの駆動制御は次のように行われ
る。
【0005】負荷57の出力電圧を検出して誤差増幅器
58によって基準電圧59と比較し、増幅して駆動制御
・過電圧保護回路48に帰還する。この帰還信号によっ
てスイッチング素子45のオン帰還を制御し、常に負荷
57にかかる電圧を一定に制御する。この時スイッチン
グ素子45とダイオード52,55にコンバータトラン
ス60のリーケージインダクタンスによって逆起電圧が
発生し、これがスパイク電圧となる。
58によって基準電圧59と比較し、増幅して駆動制御
・過電圧保護回路48に帰還する。この帰還信号によっ
てスイッチング素子45のオン帰還を制御し、常に負荷
57にかかる電圧を一定に制御する。この時スイッチン
グ素子45とダイオード52,55にコンバータトラン
ス60のリーケージインダクタンスによって逆起電圧が
発生し、これがスパイク電圧となる。
【0006】図8はコンバータトランスの断面構造図で
あり、図9は巻線の結線図を示すものである。磁芯1を
組み込むコイルボビン7に複数の巻溝6a〜6cを設
け、一次主巻線2a,2bと二次主巻線4を巻装すると
共に、同じ一次側巻線である一次補助巻線3は一次主巻
線2aと同じ巻溝6aに巻装することにより、安全規格
上の電気的絶縁を複数のつば5a〜5dによって仕切っ
て満足させていた。
あり、図9は巻線の結線図を示すものである。磁芯1を
組み込むコイルボビン7に複数の巻溝6a〜6cを設
け、一次主巻線2a,2bと二次主巻線4を巻装すると
共に、同じ一次側巻線である一次補助巻線3は一次主巻
線2aと同じ巻溝6aに巻装することにより、安全規格
上の電気的絶縁を複数のつば5a〜5dによって仕切っ
て満足させていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成においては、図7に示したように一次補助巻線47は
駆動制御・過電圧保護回路48の電源を供給し、スイッ
チング素子45を制御する巻線であるため、スイッチン
グ素子45のオフ時に一次補助巻線47に発生するスパ
イク電圧が大きいと、スイッチング電源回路の制御を不
安定にしてスイッチング素子45を適切に動作させるこ
とができなくなったり、あるいは駆動制御・過電圧保護
回路48に組み込まれている保護回路の部分を誤動作さ
せてしまう。そこで、一次補助巻線47に発生するスパ
イク電圧を制御するために、一次補助巻線47に直列に
インダクタ51や抵抗50を付加したり、あるいは一次
補助巻線47に並列に抵抗54やコンデンサ53を付加
したスナバ回路が必要であるため、高価になると共に、
スナバ回路において損失が発生するという欠点があっ
た。
成においては、図7に示したように一次補助巻線47は
駆動制御・過電圧保護回路48の電源を供給し、スイッ
チング素子45を制御する巻線であるため、スイッチン
グ素子45のオフ時に一次補助巻線47に発生するスパ
イク電圧が大きいと、スイッチング電源回路の制御を不
安定にしてスイッチング素子45を適切に動作させるこ
とができなくなったり、あるいは駆動制御・過電圧保護
回路48に組み込まれている保護回路の部分を誤動作さ
せてしまう。そこで、一次補助巻線47に発生するスパ
イク電圧を制御するために、一次補助巻線47に直列に
インダクタ51や抵抗50を付加したり、あるいは一次
補助巻線47に並列に抵抗54やコンデンサ53を付加
したスナバ回路が必要であるため、高価になると共に、
スナバ回路において損失が発生するという欠点があっ
た。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、一次補助巻線に発生するスパイク電圧を低くするこ
とができ、また、これによりスナバ回路の簡素化が図れ
る構成のコンバータトランスを提供することを目的とし
ている。
で、一次補助巻線に発生するスパイク電圧を低くするこ
とができ、また、これによりスナバ回路の簡素化が図れ
る構成のコンバータトランスを提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のコンバータトランスは、複数の巻溝を有する
コイルボビンに一次主巻線と二次主巻線および一次補助
巻線を巻装し、このコイルボビンに磁芯を組み込んでな
るコンバータトランスにおいて、上記一次補助巻線は独
立した1つの巻溝に巻装されるとともに、隣の巻溝には
いずれの巻線も施されない構成としたものである。
に本発明のコンバータトランスは、複数の巻溝を有する
コイルボビンに一次主巻線と二次主巻線および一次補助
巻線を巻装し、このコイルボビンに磁芯を組み込んでな
るコンバータトランスにおいて、上記一次補助巻線は独
立した1つの巻溝に巻装されるとともに、隣の巻溝には
いずれの巻線も施されない構成としたものである。
【0010】上記構成により、一次補助巻線を一次主巻
線と離した巻溝に巻装することにより、磁気的結合を弱
くし、一次主巻線への電圧印加をオフとした際に一次補
助巻線に発生するスパイク電圧を大幅に低下することが
できるものである。
線と離した巻溝に巻装することにより、磁気的結合を弱
くし、一次主巻線への電圧印加をオフとした際に一次補
助巻線に発生するスパイク電圧を大幅に低下することが
できるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数の巻溝を有するコイルボビンに一次主巻線と二
次主巻線および一次補助巻線を巻装し、このコイルボビ
ンに磁芯を組み込んでなるコンバータトランスにおい
て、上記一次補助巻線は独立した1つの巻溝に巻装され
るとともに、隣の巻溝にはいずれの巻線も施されない構
成によって、一次補助巻線と一次主巻線の距離が離れ、
磁気的結合が弱くなるため、一次補助巻線に発生するス
パイク電圧を小さくすることができる。
は、複数の巻溝を有するコイルボビンに一次主巻線と二
次主巻線および一次補助巻線を巻装し、このコイルボビ
ンに磁芯を組み込んでなるコンバータトランスにおい
て、上記一次補助巻線は独立した1つの巻溝に巻装され
るとともに、隣の巻溝にはいずれの巻線も施されない構
成によって、一次補助巻線と一次主巻線の距離が離れ、
磁気的結合が弱くなるため、一次補助巻線に発生するス
パイク電圧を小さくすることができる。
【0012】本発明の請求項2に記載の発明は、一次補
助巻線が最も端の巻溝に巻装された構成であり、巻線を
しない巻溝が片側だけで済み、コンバータトランスを小
型化することができる。
助巻線が最も端の巻溝に巻装された構成であり、巻線を
しない巻溝が片側だけで済み、コンバータトランスを小
型化することができる。
【0013】本発明の請求項3に記載の発明は、補助の
出力負荷に供給する二次補助巻線が二次主巻線と同じ巻
溝に巻装された構成であり、二次補助巻線の出力電圧特
性を向上できる。
出力負荷に供給する二次補助巻線が二次主巻線と同じ巻
溝に巻装された構成であり、二次補助巻線の出力電圧特
性を向上できる。
【0014】本発明の請求項4に記載の発明は、二次補
助巻線が独立した1つの巻溝に巻装された構成であり、
二次補助巻線の負荷変動による二次主巻線および他の二
次補助巻線への干渉を防ぎ、電圧変動を小さくすること
ができる。
助巻線が独立した1つの巻溝に巻装された構成であり、
二次補助巻線の負荷変動による二次主巻線および他の二
次補助巻線への干渉を防ぎ、電圧変動を小さくすること
ができる。
【0015】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。
用いて説明する。
【0016】(実施の形態1)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態1を図1、図2および図7を用い
て説明する。複数のつば15a〜15fによって形成さ
れる複数の巻溝16a〜16eを有するコイルボビン1
7に一次主巻線の分割巻線12a,12bと二次主巻線
14および一次補助巻線13を巻装し、このコイルボビ
ン17に磁芯11を組み込んでなるコンバータトランス
において、上記一次補助巻線13は独立した1つの巻溝
16aに巻装されるとともに、隣の巻溝16bにはいず
れの巻線も施されない構成としている。
トランスの実施の形態1を図1、図2および図7を用い
て説明する。複数のつば15a〜15fによって形成さ
れる複数の巻溝16a〜16eを有するコイルボビン1
7に一次主巻線の分割巻線12a,12bと二次主巻線
14および一次補助巻線13を巻装し、このコイルボビ
ン17に磁芯11を組み込んでなるコンバータトランス
において、上記一次補助巻線13は独立した1つの巻溝
16aに巻装されるとともに、隣の巻溝16bにはいず
れの巻線も施されない構成としている。
【0017】この実施の形態1によれば、一次補助巻線
13と一次主巻線12a,12bとの距離が離れて磁気
的結合が弱くなるため、一次補助巻線13に発生するス
パイク電圧を小さくすることができる。従って、図7に
示したように一次補助巻線47に発生するスパイク電圧
を小さくすることができるため、スイッチング電源回路
の制御を容易にすることができ、また、一次補助巻線4
7に発生するスパイク電圧によって駆動制御・過電圧保
護回路48に組み込まれている保護回路の部分を誤動作
させることがなくなる。そのため、一次補助巻線47に
発生するスパイク電圧を抑制するために、一次補助巻線
47に直列にインダクタ51や抵抗50を付加したり、
あるいは一次補助巻線47に並列に抵抗54やコンデン
サ53を付加したスナバ回路を削除あるいは軽減するこ
とができ、部品点数の低減または使用部品の小型化がで
き、安価になる。
13と一次主巻線12a,12bとの距離が離れて磁気
的結合が弱くなるため、一次補助巻線13に発生するス
パイク電圧を小さくすることができる。従って、図7に
示したように一次補助巻線47に発生するスパイク電圧
を小さくすることができるため、スイッチング電源回路
の制御を容易にすることができ、また、一次補助巻線4
7に発生するスパイク電圧によって駆動制御・過電圧保
護回路48に組み込まれている保護回路の部分を誤動作
させることがなくなる。そのため、一次補助巻線47に
発生するスパイク電圧を抑制するために、一次補助巻線
47に直列にインダクタ51や抵抗50を付加したり、
あるいは一次補助巻線47に並列に抵抗54やコンデン
サ53を付加したスナバ回路を削除あるいは軽減するこ
とができ、部品点数の低減または使用部品の小型化がで
き、安価になる。
【0018】また、上記一次補助巻線13が最も端の巻
溝16aに巻装された構成であり、巻線をしない巻溝1
6bが片側だけで済み、コンバータトランスを小型化す
ることができる。
溝16aに巻装された構成であり、巻線をしない巻溝1
6bが片側だけで済み、コンバータトランスを小型化す
ることができる。
【0019】(実施の形態2)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態2を図3および図4を用いて説明
する。複数のつば25a〜25fによって形成された複
数の巻溝26a〜26eを有するコイルボビン27に一
次主巻線の分割巻線22a,22bと二次主巻線24お
よび一次補助巻線23を巻装し、このコイルボビン27
に磁芯21を組み込んでなるコンバータトランスにおい
て、上記一次補助巻線23は独立した1つの巻溝26a
に巻装されるとともに、隣の巻溝26bにはいずれの巻
線も施されない構成とし、補助の出力負荷に供給する二
次補助巻線28が上記二次主巻線24と同じ巻溝26d
に巻装されている。
トランスの実施の形態2を図3および図4を用いて説明
する。複数のつば25a〜25fによって形成された複
数の巻溝26a〜26eを有するコイルボビン27に一
次主巻線の分割巻線22a,22bと二次主巻線24お
よび一次補助巻線23を巻装し、このコイルボビン27
に磁芯21を組み込んでなるコンバータトランスにおい
て、上記一次補助巻線23は独立した1つの巻溝26a
に巻装されるとともに、隣の巻溝26bにはいずれの巻
線も施されない構成とし、補助の出力負荷に供給する二
次補助巻線28が上記二次主巻線24と同じ巻溝26d
に巻装されている。
【0020】この実施の形態2によれば、補助の出力負
荷に供給する二次補助巻線28が二次主巻線24と同じ
巻溝26dに巻装された構成であり、上記二次補助巻線
28と上記二次主巻線24の磁気的結合が強くなり、二
次補助巻線28の出力電圧特性を向上できる。
荷に供給する二次補助巻線28が二次主巻線24と同じ
巻溝26dに巻装された構成であり、上記二次補助巻線
28と上記二次主巻線24の磁気的結合が強くなり、二
次補助巻線28の出力電圧特性を向上できる。
【0021】(実施の形態3)以下本発明のコンバータ
トランスの実施の形態3を図5および図6を用いて説明
する。複数のつば35a〜35gによって形成された複
数の巻溝36a〜36fを有するコイルボビン37に一
次主巻線の分割巻線32a,32bと二次主巻線34、
二次補助巻線A38、二次補助巻線B39および一次補
助巻線33を巻装し、このコイルボビン37に磁芯31
を組み込んでなるコンバータトランスにおいて、上記一
次補助巻線33は独立した1つの巻溝36aに巻装され
るとともに、隣の巻溝36bにはいずれの巻線も施され
ない構成とし、二次補助巻線B39が独立した1つの巻
溝36dに巻装されている。
トランスの実施の形態3を図5および図6を用いて説明
する。複数のつば35a〜35gによって形成された複
数の巻溝36a〜36fを有するコイルボビン37に一
次主巻線の分割巻線32a,32bと二次主巻線34、
二次補助巻線A38、二次補助巻線B39および一次補
助巻線33を巻装し、このコイルボビン37に磁芯31
を組み込んでなるコンバータトランスにおいて、上記一
次補助巻線33は独立した1つの巻溝36aに巻装され
るとともに、隣の巻溝36bにはいずれの巻線も施され
ない構成とし、二次補助巻線B39が独立した1つの巻
溝36dに巻装されている。
【0022】この実施の形態3によれば、二次補助巻線
B39が独立した1つの巻溝36dに巻装された構成で
あり、磁気的結合が弱くなるため二次補助巻線B39の
負荷変動による二次主巻線34および他の二次補助巻線
A38への干渉を防ぎ、電圧変動を小さくすることがで
きる。
B39が独立した1つの巻溝36dに巻装された構成で
あり、磁気的結合が弱くなるため二次補助巻線B39の
負荷変動による二次主巻線34および他の二次補助巻線
A38への干渉を防ぎ、電圧変動を小さくすることがで
きる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は、一次補助巻線は
一次主巻線に重ねて巻装せず独立した1つの巻溝に巻装
されるとともに、隣の巻溝にはいずれの巻線も施されな
い構成によって、一次補助巻線と一次主巻線の距離が離
れ、磁気的結合が弱くなるため、一次補助巻線に発生す
るスパイク電圧を小さくするという効果を奏するもので
ある。
一次主巻線に重ねて巻装せず独立した1つの巻溝に巻装
されるとともに、隣の巻溝にはいずれの巻線も施されな
い構成によって、一次補助巻線と一次主巻線の距離が離
れ、磁気的結合が弱くなるため、一次補助巻線に発生す
るスパイク電圧を小さくするという効果を奏するもので
ある。
【0024】従って、一次補助巻線に発生するスパイク
電圧を小さくすることができるため、スイッチング電源
回路の制御を容易にすることができ、また、一次補助巻
線に発生するスパイク電圧によって駆動制御・過電圧保
護回路に組み込まれている保護回路の部分を誤動作させ
ることがなくなる。そのため、一次補助巻線に発生する
スパイク電圧を抑制するために、一次補助巻線に直列に
インダクタや抵抗を付加したり、あるいは一次補助巻線
に並列に抵抗やコンデンサを付加したスナバ回路を削除
あるいは軽減することができ、部品点数の低減または使
用部品の小型化ができ、安価になる。
電圧を小さくすることができるため、スイッチング電源
回路の制御を容易にすることができ、また、一次補助巻
線に発生するスパイク電圧によって駆動制御・過電圧保
護回路に組み込まれている保護回路の部分を誤動作させ
ることがなくなる。そのため、一次補助巻線に発生する
スパイク電圧を抑制するために、一次補助巻線に直列に
インダクタや抵抗を付加したり、あるいは一次補助巻線
に並列に抵抗やコンデンサを付加したスナバ回路を削除
あるいは軽減することができ、部品点数の低減または使
用部品の小型化ができ、安価になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示すコンバータトラン
スの半断面図
スの半断面図
【図2】同巻線の結線を示す結線図
【図3】本発明の実施の形態2を示すコンバータトラン
スの半断面図
スの半断面図
【図4】同巻線の結線を示す結線図
【図5】本発明の実施の形態3を示すコンバータトラン
スの半断面図
スの半断面図
【図6】同巻線の結線を示す結線図
【図7】一般的なスイッチング電源の回路図
【図8】従来のコンバータトランスの断面構造図
【図9】同巻線の結線を示す結線図
11,21,31 磁芯 12a,12b,22a,22b,32a,32b 一
次主巻線の分割巻線 13,23,33 一次補助巻線 14,24,34 二次主巻線 15a〜15f、25a〜25f、35a〜35g つ
ば 16a〜16e、26a〜26e、36a〜36f 巻
溝 17,27,37 コイルボビン
次主巻線の分割巻線 13,23,33 一次補助巻線 14,24,34 二次主巻線 15a〜15f、25a〜25f、35a〜35g つ
ば 16a〜16e、26a〜26e、36a〜36f 巻
溝 17,27,37 コイルボビン
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の巻溝を有するコイルボビンに一次
主巻線と二次主巻線および一次補助巻線を巻装し、この
コイルボビンに磁芯を組み込んでなるコンバータトラン
スにおいて、上記一次補助巻線は独立した1つの巻溝に
巻装されるとともに、隣の巻溝にはいずれの巻線も施さ
れない構成としたコンバータトランス。 - 【請求項2】 一次補助巻線が最も端の巻溝に巻装され
た請求項1に記載のコンバータトランス。 - 【請求項3】 補助の出力負荷に供給する二次補助巻線
が二次主巻線と同じ巻溝に巻装された請求項1に記載の
コンバータトランス。 - 【請求項4】 二次補助巻線が独立した1つの巻溝に巻
装された請求項1に記載のコンバータトランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11027566A JP2000228318A (ja) | 1999-02-04 | 1999-02-04 | コンバータトランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11027566A JP2000228318A (ja) | 1999-02-04 | 1999-02-04 | コンバータトランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000228318A true JP2000228318A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12224590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11027566A Pending JP2000228318A (ja) | 1999-02-04 | 1999-02-04 | コンバータトランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000228318A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008205153A (ja) * | 2007-02-20 | 2008-09-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | トランス |
JP2011192724A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Murata Mfg Co Ltd | 複合トランスモジュール |
-
1999
- 1999-02-04 JP JP11027566A patent/JP2000228318A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008205153A (ja) * | 2007-02-20 | 2008-09-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | トランス |
JP2011192724A (ja) * | 2010-03-12 | 2011-09-29 | Murata Mfg Co Ltd | 複合トランスモジュール |
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