JP2000228247A - レバー嵌合式コネクタ - Google Patents

レバー嵌合式コネクタ

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JP2000228247A JP11030519A JP3051999A JP2000228247A JP 2000228247 A JP2000228247 A JP 2000228247A JP 11030519 A JP11030519 A JP 11030519A JP 3051999 A JP3051999 A JP 3051999A JP 2000228247 A JP2000228247 A JP 2000228247A
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敏明 岡部
Masanori Wakui
雅徳 涌井
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62933Comprising exclusively pivoting lever

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタへの取り付け状態で回動することに
よりコネクタを相手コネクタに嵌合させるレバーを種々
のコネクタで共用する。 【解決手段】 コネクタ21に突設したボス部29にレ
バー22を回動自在に取り付け、ボス部29を中心とし
てレバー22を回動させることによりコネクタ21を相
手コネクタ23に嵌合させる。コネクタ21を複数の分
割コネクタ24,25,26によって構成し、分割コネ
クタ25、26も複数種に設定して同一長さで複数種の
コネクタ21を構成することにより、一つのレバー22
で複数種のコネクタ21を相手コネクタ23に嵌合する
ことができ、レバー22の共用化が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに取り付
けたレバーを回動させることにより、コネクタを相手コ
ネクタに嵌合させるレバー嵌合式コネクタに関し、特
に、レバーの共用化を可能としたレバー嵌合式コネクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7は従来のレバー嵌合式コネ
クタを示す。このレバー嵌合式コネクタは、雄コネクタ
1と、雄コネクタ1に回動自在に取り付けられるレバー
2と、雄コネクタ1が嵌合する雌コネクタ3とを備えて
いる。
【0003】雄コネクタ1は、端子を収容する複数の端
子収容室9を有しており、それぞれの端子収容室9が底
壁に形成された端子挿入口(図示省略)に連通してい
る。端子挿入口には雄コネクタ1が雌コネクタ3に嵌合
することにより、雌コネクタ3の相手端子(図示省略)
が進入し、この進入によって雌コネクタ3の相手端子と
端子収容室9内の端子とが導通接触する。
【0004】雄コネクタ1の両側壁4にはボス部5が突
設している。ボス部5は雄コネクタ1の長さ方向の略中
央部分に突設しており、このボス部5にレバー2が支持
されることによりレバー2がボス部5を中心に回動す
る。
【0005】レバー2は左右一対のレバー壁6と、レバ
ー壁6の一側の端部を連結する操作部7とを備えてい
る。レバー2の各レバー壁6には雄コネクタ1のボス部
5が挿入される回転孔8が形成されており、この回転孔
8にボス部5が挿入されることにより、レバー2はボス
部5を回転中心として雄コネクタ1の両側壁4に沿って
回動する。
【0006】それぞれのレバー壁6には、レバー突起1
0が形成されている。レバー突起10はボス部5を中心
として操作部7との反対側に位置しており、このレバー
突起10が雌コネクタ3の係止部(図示省略)に係止す
ることにより、レバー2の回動時の支点となる。
【0007】なお、レバー2における操作部7との反対
側の端部には突起部11が形成されると共に、雄コネク
タ1の突起部11との対応端部には、突起部11がスラ
イド自在に挿入される長孔12形成されている。そし
て、突起部11が長孔12に挿入されることによりレバ
ー2が雄コネクタ1から外れ止め状態で取り付けられて
いる。
【0008】雌コネクタ3は雄コネクタ1が嵌合する上
面開放のフード部13を有している。このフード部13
の内面には、雄コネクタ1の嵌合方向に沿ったガイド溝
15が形成されている。このガイド溝15には、雄コネ
クタ1の両端部分に形成されたフランジ状のガイドリブ
14が係合し、この係合によって、雄コネクタ1は傾く
ことなくフード部13に嵌合することができる。
【0009】このようなレバー嵌合式コネクタは、レバ
ー2を雄コネクタ1に組み付けた状態で、図7に示すよ
うに雌コネクタ3のフード部13内に挿入する。その
後、レバー2の操作部7を押圧してレバー2を回動させ
る。これにより、レバー2はボス部5を作用点、レバー
突起10を支点として回動するため、レバー2及び雄コ
ネクタ1が一体となってフード部13に嵌合する。この
場合、てこの作用により、雄コネクタ1をフード部13
内に低操作力で容易に嵌合することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レバー嵌合
式コネクタでは、導通接続する極数や端子収容室内の端
子の大きさなどに応じて雄コネクタ1の大きさが異な
る。このように雄コネクタ1の大きさが異なると、レバ
ー2を支持する雄コネクタ1のボス部5の位置が変わ
り、作用点としてのボス部5と支点としてのレバー2側
のレバー突起10との間隔L1が変化する。又、レバー
2の長さL2は雄コネクタ1の長さL3と略同等に設定
されるが、上述のような理由で雄コネクタ1の長さ(大
きさ)が変化すると、レバー2の長さも雄コネクタ1の
長さに合わせて変更する必要がある。
【0011】以上のことからレバー嵌合式コネクタで
は、雄コネクタに応じた専用のレバー2がそれぞれ必要
となっている。このため、従来では、長さや大きさが異
なった多種類のレバー2を用意する必要があると共に、
用意した多種類のレバー2の中からそのコネクタ専用の
レバーを選択しなければならない作業上の面倒さがあ
る。
【0012】これに対し、多種類の雄コネクタに共用で
きるようにレバーを標準化することが考えられる。とこ
ろが、同じレバーを用いて異なった種類の雄コネクタを
嵌合させる場合には、極数や端子の大きさが異なるなど
の本来嵌合すべきコネクタと異なったコネクタが誤って
嵌合することを防止することができない新たな問題が発
生する。
【0013】そこで、本発明は、異なった種類のコネク
タに対してもレバー共用することができるレバー嵌合式
コネクタの提供を目的とする。又、本発明は、レバーを
共用化しても、コネクタの誤った嵌合を防止することが
できるレバー嵌合式コネクタの提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、複数個の端子が収容されたコネ
クタのボス部にレバーを回動自在に取り付け、該ボス部
を中心にレバーを回動させることによりコネクタを相手
コネクタに嵌合させて前記端子と相手コネクタに収容さ
れた端子とを接続するレバー嵌合式コネクタであって、
前記コネクタを合体可能に複数の分割コネクタに分割
し、各分割コネクタは、選択されて組み合わされ合体形
成されたコネクタの長さ寸法が同一となるように長さ寸
法が異なる複数種に形成されると共に、各分割コネクタ
には異なる種類の端子がそれぞれ収容され、前記分割コ
ネクタが選択され組み合わされて合体形成された同一長
さ寸法の複数種のコネクタを一つのレバーで相手コネク
タへ嵌合可能としたことを特徴としている。
【0015】この発明では、長さ寸法が異なり、収容さ
れる端子の種類が異なる複数種の分割コネクタを組み合
わせて合体形成されたコネクタを一つのレバーで相手コ
ネクタに嵌合させることができるので、一つのレバーで
複数種の分割コネクタの組み合わせに対応することがで
き、レバーの種類を大幅に低減し、レバーの共用化を図
ることができる。この場合、分割コネクタに収容される
端子は、異なる種類、例えば幅寸法が異なる端子が収容
されていることにより、複数種のコネクタを形成するこ
とができる。
【0016】請求項2の発明は、請求項1記載のレバー
嵌合式コネクタであって、前記レバーは相手コネクタに
係止して回動時の支点となるレバー突起と、回動時の力
点となる操作部とが前記ボス部を挟んだ位置に設けられ
ていることを特徴とする。
【0017】この発明では、支点と力点とが作用点であ
るボス部を挟んだ位置に設けられるため、てこの作用に
よってレバーへの押圧力が小さくなる。このため、嵌合
を容易に行うことができる。
【0018】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載のレバー嵌合式コネクタであって、前記複数の分割
コネクタは、相手コネクタの対応部位にのみ嵌合する外
形に成形されていることを特徴とする。
【0019】相手コネクタの対応部位にのみ嵌合する外
形の分割コネクタは、相手コネクタの他の部位への嵌合
を行うことができない。このため、分割コネクタを誤っ
た位置や姿勢で合体させてもコネクタの全体を相手コネ
クタに嵌合させることができず、コネクタの誤結合を未
然に防止することができる。
【0020】請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の
いずれか一項に記載のレバー嵌合式コネクタであって、
前記複数の分割コネクタ及び相手コネクタに、各分割コ
ネクタを相手コネクタの対応部位に取り付けるための誤
結防止手段が設けられていることを特徴とする。
【0021】誤結防止手段は分割コネクタが相手コネク
タの対応部位に取り付けられる場合は、相手コネクタに
嵌合するが、相手コネクタの他の部位に取り付けられる
場合には、相手コネクタに嵌合することがない。このた
め、コネクタの誤結合を防止することができる。
【0022】請求項5の発明は、請求項4記載のレバー
嵌合式コネクタであって、前記誤結防止手段は、相互に
係合する係合リブ及び係合溝であることを特徴とする。
【0023】係合リブ及び係合溝は相互に簡単に係合す
るため、簡単な構造でコネクタの誤結合を防止すること
ができる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1〜図3は本発明の一実施形態
のレバー嵌合式コネクタ20を示す。この実施形態のレ
バー嵌合式コネクタ20は、雄コネクタ(コネクタ)2
1と、雄コネクタ21に回動可能に取り付けられるレバ
ー22と、雄コネクタ21が嵌合する相手コネクタとし
ての雌コネクタ23とを備えている。
【0025】雄コネクタ21は複数の分割コネクタから
構成されている。この実施形態の雄コネクタ21は、第
1〜第3の3個の分割コネクタ24,25,26からな
り、これらの分割コネクタ24,25,26を合体した
状態で雄コネクタ21が雌コネクタ23に嵌合する。
【0026】分割コネクタ24,25,26の合体は、
対応する分割コネクタの対応部位に相互に結合する結合
片を形成することにより行われる。すなわち、図3に示
すように、第1の分割コネクタ24及び第2の分割コネ
クタ25の対応面に分割コネクタを横方向にスライドす
ることにより、相互に係合して結合する結合片24a、
25aを形成する一方、第2の分割コネクタ25及び第
3の分割コネクタ26の対応面に同様に横方向にスライ
ドすることにより、相互に係合して結合する結合片25
b、26aを形成する。
【0027】このような横方向のスライドによって分割
コネクタ24,25,26が結合する構造では、結合方
向が雄コネクタ21の全体を雌コネクタ23に嵌合する
方向と直交しているため、嵌合時に分割コネクタ24,
25,26が外れることなく安定した結合状態を保持す
ることができる。
【0028】分割コネクタ24,25,26は合体状態
の雄コネクタ21を雌コネクタ23に嵌合する際に、雌
コネクタ23の対応部位にのみ嵌合する外形となってい
る。すなわち、第1の分割コネクタ24はその先端部分
の両側に幅方向に突出するガイドリブ27が形成されて
おり、このガイドリブ27が雌コネクタ23のガイド溝
(図示省略)に係合する以外は第1の分割コネクタ24
は雌コネクタ23に嵌合することができない。第3の分
割コネクタ26も同様であり、後端部分の両側にガイド
リブ28が突出しており、このガイドリブ28が雌コネ
クタ23のガイド溝(図示省略)に係合する以外は第3
の分割コネクタ26は雌コネクタ23に嵌合することが
できない。
【0029】第2の分割コネクタ25はこのようなガイ
ドリブが形成されないが、第1〜第3の分割コネクタ2
4,25,26を合体したときの全長が雌コネクタ23
に嵌合できるように第2の分割コネクタ25の長さが設
定されている。従って、正規の第1〜第3の分割コネク
タ24,25,26を結合したときは雄コネクタ21が
雌コネクタ23に嵌合するが、第2の分割コネクタ25
と外形が同じであっても、異なった長さの他のコネクタ
を結合させても雄コネクタ21は雌コネクタ23に嵌合
することができない。
【0030】このように分割コネクタ24,25,26
の外形を雌コネクタ23の対応部位にだけ嵌合できる外
形とすることにより、分割コネクタの誤結合を防止する
ことができる。
【0031】この実施形態では、第1の分割コネクタ2
4の両側壁に円柱状のボス部29が突設している。ボス
部29はレバー22を回動自在に取り付けるものであ
る。
【0032】以上のような分割コネクタ24,25,2
6は、その結合状態の全長が雌コネクタ23(フード部
36)に嵌合できる長さとなっていれば良く、全ての分
割コネクタ24,25,26が端子収容室を有している
必要はない。
【0033】すなわち、雌コネクタ23の相手端子(図
示省略)と接続する必要がある分割コネクタにだけ対応
した端子収容室を形成し、必要のない分割コネクタは端
子収容室を設けることなく、結合状態の全長に対するそ
のコネクタの部分長を担うダミーのコネクタであっても
良い。
【0034】同様に、ボス部29は第1の分割コネクタ
24に形成する必要はなく、後述するレバー22の回転
孔32に挿入できる位置であれば、他の分割コネクタに
形成しても良い。
【0035】レバー22は左右一対のレバー壁30と、
一対のレバー壁30の後端部を連結する操作部31とを
備えている。各レバー壁30には第1の分割コネクタ2
4のボス部29が挿入されることにより、レバー22が
雄コネクタ21に回転自在に支持される回転孔32が形
成されている。操作部31は雄コネクタ21を雌コネク
タ23に嵌合するときに押圧操作される力点となる。
【0036】又、各レバー壁30の先端部分には、レバ
ー突起33が突設している。レバー突起33は雌コネク
タ23(フード部36)の内面に形成された突起状の係
止部(図示省略)に係止するものである。このレバー突
起33はボス部29を中心とした場合、操作部31の反
対側に位置しており、この位置で雌コネクタ23の係止
部に係止することによって、レバー突起33はレバー2
2の回動時の支点として作用する。
【0037】なお、レバー22における操作部31との
反対側の端部には、突起部34が形成されるが、この突
起部34は図1に示すように、第1の分割コネクタ24
の先端に形成された長孔35に挿入されることにより、
レバー22の外れ止めを行う。
【0038】雌コネクタ23は雄コネクタ21が嵌合す
る上面開放のフード部36を有している。フード部36
は分割コネクタ24,25,26を合体した雄コネクタ
21が嵌合できる長さ及び幅となるように形成される。
【0039】以上の実施形態では、第1〜第3の分割コ
ネクタ24,25,26を結合させて雄コネクタ21を
組み立てた後、第1の分割コネクタ24のボス部29を
回転孔32に挿入してレバー22を雄コネクタ21に取
り付ける。そして、これらの全体を雌コネクタ23のフ
ード部36に挿入し、レバー22の操作部31を押圧し
てレバー22を回動させる。
【0040】この回動によってレバー22のレバー突起
33がフード部36の係止部に係止し、その反力で雄コ
ネクタ21がレバー22と共にフード部36に嵌合する
ことができる。
【0041】又、上述したように分割コネクタ24,2
5,26が雌コネクタ23の対応部位にだけ嵌合するた
め、雄コネクタの誤結合がなく、コネクタが誤って嵌合
することを防止することができる。
【0042】この実施形態では、以上に加えて、分割コ
ネクタ24,25,26及び雌コネクタ23のフード部
36に誤結防止手段が設けられている。すなわち、第1
の分割コネクタ24の先端壁及び第3の分割コネクタ2
6の後端壁に係合リブ37、38がそれぞれ突出状に設
けられる一方、第2の分割コネクタ25の一側の側壁に
も係合リブ39が突出状に設けられている。又、これら
の係合リブ37,38,39に対応したフード部36の
内面には、それぞれの係合リブ37,38,39が係合
する係合溝40,41,42が形成されている。
【0043】これらの係合リブ37,38,39及び係
合溝40,41,42は、雄コネクタ21のフード部3
6への挿入時に相互に係合することにより、雄コネクタ
21がフード部36に嵌合することができる。一方、他
の分割コネクタを合体させた雄コネクタ場合には、その
雄コネクタの挿入時にいずれかの係合溝40,41,4
2が他の分割コネクタと干渉するため、雄コネクタをフ
ード部36に嵌合させることが不可能となる。これによ
り、この構造によってもコネクタの誤結合を防止するこ
とができる。
【0044】次に一つのレバーが共用できるコネクタの
種類について説明する。
【0045】図4は、一つのレバー22が共用できる長
さLの等しいコネクタ21、21a、21bを示す。コ
ネクタ21は、コネクタ24、25、26で構成されて
いる。コネクタ21とコネクタ21aは、分割コネクタ
24が共通に用いられ、分割コネクタ25が分割コネク
タ25aになり、分割コネクタ26が分割コネクタ26
aに変更されている。
【0046】また、コネクタ21とコネクタ21bは、
分割コネクタ24が共通で、分割コネクタ25が分割コ
ネクタ25bになり、分割コネクタ26が分割コネクタ
26bに変更されている。いずれのコネクタ21、21
a、21bもその長さは同一で、分割コネクタ24が共
通に用いられる他は、構成する分割コネクタのみを変更
して異なる種類のコネクタとなっている。
【0047】分割コネクタ25と分割コネクタ25a
は、収容する端子の種類(端子の幅寸法)は同じである
が、収容される個数が異なる。同様に、分割コネクタ2
6と分割コネクタ26aは収容する端子の種類(端子の
幅寸法)は同じであるが、使用される個数が異なる。
【0048】また、各分割コネクタ25、25a、25
bの長さ25L1、25L2、25L3の違いは、収容
する端子の数によって異なり、同様に分割コネクタ2
6、26a、26bの長さ26L1、26L2、26L
3の違いは、収容する端子の数によって異なる。すなわ
ち、収容する端子の数が多ければ長さが長くなり、少な
ければ短くなる。
【0049】図5は、一つのレバーで共用できるコネク
タの種類(分割コネクタに収容される端子の種類とその
数が異なる)を示す。同図において、横軸は、分割コネ
クタ26に収容される端子幅T1の端子数を示し、縦軸
は、分割コネクタ25に収容される端子幅T2の端子数
を示す。
【0050】図5の符号40で示す★印では、例えば、
端子の幅寸法T1の6個の端子が分割コネクタ26に収
容されると、分割コネクタ25には端子の幅寸法T2の
2個の端子が収容されている。
【0051】このように、2種類の端子が分割コネクタ
25、26に収容される組み合わせ(図5の★印で示さ
れる4つの組み合わせ)数だけ同じ長さで種類の異なる
コネクタ21、21a、21bを構成することができ
る。
【0052】上記と同様に、コネクタ21、21a、2
1bの長さLが長いコネクタを複数の分割コネクタで構
成する場合でも、図5の5つの△、6つの○、7つの□
印で示す組み合わせの数だけ同じ長さで種類の異なるコ
ネクタを構成することができる。
【0053】そして、同じ長さのコネクタには、同一の
レバー22をそれぞれ用いることができるため、一つの
レバーを複数のコネクタに共用できる。この結果、レバ
ーの種類を大幅に低減することができる。
【0054】なお、本発明では、以上の実施形態に限定
されることなく種々変形が可能であり、例えば、分割コ
ネクタは2以上であれば、3個に限定されるものではな
い。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、長さ寸法が異
なり、収容される端子の種類が異なる複数種の分割コネ
クタを組み合わせて合体形成されたコネクタを一つのレ
バーで相手コネクタに嵌合させることができるので、一
つのレバーで複数種の分割コネクタの組み合わせに対応
することができ、レバーの種類を大幅に低減し、レバー
の共用化を図ることができる。
【0056】請求項2の発明によれば、てこの作用によ
ってレバーへの押圧力が小さくなるため、コネクタの嵌
合を容易に行うことができる。
【0057】請求項3の発明によれば、分割コネクタが
相手コネクタの対応部位にのみ嵌合する外形のため、コ
ネクタの誤結合を防止することができる。
【0058】請求項4の発明によれば、誤結防止手段を
設けるため、コネクタの誤結合を防止することができ
る。
【0059】請求項5の発明によれば、簡単な構造でコ
ネクタの誤結合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレバー嵌合式コネクタの一実施形態に
おける嵌合状態を示す断面図である。
【図2】(a)は一実施形態に用いられる分割コネクタ
の合体状態の底面図、(b)は雌コネクタのフード部の
平面図である。
【図3】分割コネクタの分解状態の平面図である。
【図4】(a)、(b)、(c)は、長さ寸法が同一
で、構成する分割コネクタの種類が異なることによる3
種類のコネクタを示す説明図である。
【図5】2種類の端子数を二つの分割コネクタに収容す
る場合の組み合わせを示す組み合わせ図である。
【図6】従来のレバー嵌合式コネクタの分解斜視図であ
る。
【図7】従来のレバー嵌合式コネクタの嵌合状態の断面
図である。
【符号の説明】
20 レバー嵌合式コネクタ 21 雄コネクタ 22 レバー 23 雌コネクタ 24 第1の分割コネクタ 25 第2の分割コネクタ 26 第3の分割コネクタ 29 ボス部 31 操作部 33 レバー突起 37 38 39 係合リブ 40 41 42 係合溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 涌井 雅徳 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA05 FA09 FC38 FC40 HB02 JA11 5E087 EE14 HH02 RR26 RR49

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の端子が収容されたコネクタのボ
    ス部にレバーを回動自在に取り付け、該ボス部を中心に
    レバーを回動させることによりコネクタを相手コネクタ
    に嵌合させて前記端子と相手コネクタに収容された端子
    とを接続するレバー嵌合式コネクタであって、 前記コネクタを合体可能に複数の分割コネクタに分割
    し、 各分割コネクタは、選択されて組み合わされ合体形成さ
    れたコネクタの長さ寸法が同一となるように長さ寸法が
    異なる複数種に形成されると共に、各分割コネクタには
    異なる種類の端子がそれぞれ収容され、 前記分割コネクタが選択され組み合わされて合体形成さ
    れた同一長さ寸法の複数種のコネクタを一つのレバーで
    相手コネクタへ嵌合可能としたことを特徴とするレバー
    嵌合式コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレバー嵌合式コネクタで
    あって、前記レバーは相手コネクタに係止して回動時の
    支点となるレバー突起と、回動時の力点となる操作部と
    が前記ボス部を挟んだ位置に設けられていることを特徴
    とするレバー嵌合式コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のレバー嵌合
    式コネクタであって、前記複数の分割コネクタは、相手
    コネクタの対応部位にのみ嵌合する外形に成形されてい
    ることを特徴とするレバー嵌合式コネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記
    載のレバー嵌合式コネクタであって、前記複数の分割コ
    ネクタ及び相手コネクタに、各分割コネクタを相手コネ
    クタの対応部位に取り付けるための誤結防止手段が設け
    られていることを特徴とするレバー嵌合式コネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のレバー嵌合式コネクタで
    あって、前記誤結防止手段は、相互に係合する係合リブ
    及び係合溝であることを特徴とするレバー嵌合式コネク
    タ。
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