JP2000228156A - 陰極線管装置 - Google Patents

陰極線管装置

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JP2000228156A
JP2000228156A JP11028528A JP2852899A JP2000228156A JP 2000228156 A JP2000228156 A JP 2000228156A JP 11028528 A JP11028528 A JP 11028528A JP 2852899 A JP2852899 A JP 2852899A JP 2000228156 A JP2000228156 A JP 2000228156A
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Japan
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panel
neck
axis
phosphor screen
coil
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JP11028528A
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Yuichi Sano
雄一 佐野
Masahiro Yokota
昌広 横田
Hiroaki Ibuki
裕昭 伊吹
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/16Picture reproducers using cathode ray tubes
    • H04N9/28Arrangements for convergence or focusing
    • H04N9/285Arrangements for convergence or focusing using quadrupole lenses
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/70Arrangements for deflecting ray or beam
    • H01J29/701Systems for correcting deviation or convergence of a plurality of beams by means of magnetic fields at least
    • H01J29/702Convergence correction arrangements therefor
    • H01J29/705Dynamic convergence systems

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  • Signal Processing (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 平坦なパネルに曲面に成形されたシャドウマ
スクを組合わせた場合のコンバーゼンス特性を改善した
陰極線管装置を構成することを目的とする。 【解決手段】 第1軸方向を配列軸とする3電子ビーム
を放出する陰極線管装置において、陰極と蛍光体スクリ
ーンとの間にサイドビーム3B,3R を周辺部で相対的にオ
ーバーコンバーゼンスに作用させるネック側軌道補正手
段13と、相対的にアンダーコンバーゼンスに作用させる
パネル側軌道補正手段14とを設け、そのパネル側軌道補
正手段のループ状コイル23a 〜23d の第1軸と直交する
第2軸とのなす角度が10〜30°の範囲にネック側か
らパネル方向に、60〜90°の範囲にパネル側からネ
ック方向に電流が流れるコイル線が存在する構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、TV用ブラウン
管、モニター用ブラウン管などの陰極線管に係り、特に
プレス成形された色選別用マスクを用いて平坦画面を実
現した陰極線管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカラー陰極線管装置は、表示部が
略矩形状のパネル、このパネルに連接された漏斗状のフ
ァンネルおよびこのファンネルの径小部端に連接された
円筒状のネックからなる真空外囲器を有する。そのネッ
クのファンネル側からファンネルの径小部にかけて偏向
ヨークが装着されている。パネルの内面には、青、緑、
赤に発光するドット状またはストライプ状の3色蛍光体
層を有する蛍光体スクリーンが設けられている。また、
この蛍光体スクリーンから離間かつ対向して、その対向
面に多数の電子ビーム通過孔が所定の配列ピッチで形成
されたシャドウマスク(色選別用マスク)が配置されて
いる。また、ネック内には、3電子ビームを放出する電
子銃が配設されている。そして、この電子銃から放出さ
れた電子ビームを偏向ヨークの発生する水平、垂直偏向
磁界により水平、垂直方向に偏向し、シャドウマスクを
介して蛍光体スクリーンを水平、垂直走査することによ
り、カラー画像を表示する構造に形成されている。
【0003】このようなカラー陰極線管装置は、現在、
電子銃を同一水平面上を通るセンタービームおよび一対
のサイドビームからなる一列配置の3電子ビームを放出
するインライン型とし、偏向ヨークの発生する水平偏向
磁界をピンクッション形、垂直偏向磁界をバレル形とし
て、これら水平、垂直偏向磁界により上記一列配置の3
電子ビームを偏向することにより、格別の補正手段を要
することなく、画面全体にわたり3電子ビームを集中さ
せるセルフコンバーゼンス・インライン型カラー陰極線
管装置が広く実用化されている。
【0004】近年、このようなカラー陰極線管装置に
は、画面の平坦性が強く求められている。この平坦性を
達成するためにはパネルを平坦にする必要があり、パネ
ルを平坦にすると、シャドウマスクも平坦にする必要が
生ずる。その結果、つぎのような問題が生ずる。
【0005】一般にカラー陰極線管装置は、主として偏
向ヨークのネック側に取付けられたピュリティ・コンバ
ーゼンスマグネットにより、3電子ビームを蛍光体スク
リーンの中心に集中させている。このような3電子ビー
ムは、所定の角度をもってシャドウマスクの電子ビーム
通過孔を通り抜け、それぞれ所定の蛍光体層にランディ
ングする。その蛍光体層に対するランディング裕度を適
性にするためには、パネル内面とシャドウマスクとの間
隔を適性に設定する必要がある。
【0006】図12に示すように、シャドウマスク1と
パネル2内面との管軸方向間隔をq、パネル2内面にお
けるセンタービーム3G と一対のサイドビーム3B ,3
R との間隔をσ、パネル2内面におけるセンタービーム
3G のランディング位置の3電子ビーム配列方向のピッ
チをPh とすると、画面の解像度の均一性から蛍光体ス
クリーンの全面でσ,Ph を略一定にする必要がある。
したがって、図13に示すように、パネル2を平坦にし
た場合、σ,Ph を蛍光体スクリーンの全面で略一定に
するためには、シャドウマスク1も同様に平坦にし、画
面全面にわたりqを略一定にしなければならない。
【0007】しかし、一般にシャドウマスクは、フォト
エッチングにより電子ビーム通過孔の形成された平坦な
薄板状のシャドウマスク素材を所定の曲面に成形するこ
とにより製造される。その成形は、図14に示すよう
に、電子ビーム通過孔形成領域5を取囲む無孔部6をダ
イ7とブランクホルダー8とで挟持固定して、ポンチ9
とノックアウト10とにより電子ビーム通過孔形成領域
5を張出し加工することによりおこなわれる。そのた
め、シャドウマスクが平坦化し、張出しによる伸び量が
減少すると、十分な塑性変形が得られず、加工性の劣化
により所定の曲面に成形できなくなる。また、成形強度
が劣化し、変形しやすくなる。
【0008】これを解決する手段として、発明者らは、
先に図15に示す技術を提案した。この技術は、一列配
置の3電子ビーム3B ,3G ,3R を放出する電子銃の
陰極Kから蛍光体スクリーン12までの間に、蛍光体ス
クリーン12の中心と周辺部で一対のサイドビーム3B
,3R をセンタービーム3G 方向に軌道補正する力が
変化する2つの軌道補正手段13,14を設け、蛍光体
スクリーン12の中心と周辺部でセンタービーム3G と
サイドビーム3B ,3R との3電子ビーム配列方向の仮
想的な間隔Sg が、蛍光体スクリーン12の中心に向か
うときの間隔Sgc0 に対して周辺部に向かうときの間隔
Sgc1 が小さくなるようにしている。
【0009】その2つの軌道補正手段13,14は、蛍
光体スクリーン12の中心に向かう3電子ビーム3B ,
3G ,3R に対しては、発生する力Fro,Ffoを零と
し、周辺部で、ネック側軌道補正手段13の発生する力
Fr1によりサイドビーム3B ,3R をオーバーコンバー
ゼンスさせ、パネル側軌道補正手段14の発生する力F
f1によりサイドビーム3B ,3R をアンダーコンバーゼ
ンスさせる構成となっている。これにより、カソードK
における仮想的なSg が、蛍光体スクリーン12の中心
→周辺でSgco →Sgc1 と小さくなり、蛍光体スクリー
ン12周辺部におけるパネル2内面とシャドウマスク1
との管軸方向間隔qを、蛍光体スクリーン12中心にお
けるパネル2内面とシャドウマスク1との管軸方向間隔
q0 に対して、 Δq=q−q0 増大させることができる構成となっている。
【0010】しかし、上記のように蛍光体スクリーン1
2の位置に応じて一対のサイドビーム3B ,3R をオー
バー/アンダーコンバーゼンスさせる軌道補正手段1
3,14を設けると、3電子ビーム3B ,3G ,3R の
コンバーゼンス特性が劣化するという問題が生ずる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、カラー
陰極線管装置は、パネルを平坦にすると、シャドウマス
クも平坦にする必要があり、成形加工の劣化により所定
の曲面に成形できなくなる。また、成形強度の劣化によ
り変形しやすくなる。
【0012】これを解決する手段として、発明者らは、
先に一列配置の3電子ビームを放出する電子銃の陰極か
ら蛍光体スクリーンまでの間に、蛍光体スクリーンの中
心と周辺部で一対のサイドビームをセンタービーム方向
に軌道補正する力が変化する2つの軌道補正手段を設
け、蛍光体スクリーンの中心と周辺部でセンタービーム
とサイドビームの3電子ビーム配列方向の仮想的な間隔
Sg が、蛍光体スクリーンの中心に向かうときのSg に
対して周辺部に向かうときのSg が小さくなるようにす
る技術を提案した。
【0013】しかし、このように蛍光体スクリーンの位
置に応じて一対のサイドビームをオーバー/アンダーコ
ンバーゼンスさせる軌道補正手段を設けると、軌道補正
量が大きくなるほど、コンバーゼンス特性の劣化をまね
くという問題が生ずる。
【0014】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、平坦なパネルに加工性や成形強度
の劣化をおこしにくい曲面に成形されたシャドウマスク
を組合わせても、蛍光体スクリーン全面の3電子ビーム
のコンバーゼンス特性を改善できる陰極線管装置を構成
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】(1) 管軸を通り互い
に直交する第1、第2軸を有する略矩形状のパネル、こ
のパネルに連設された漏斗状のファンネルおよびこのフ
ァンネルの径小部端に連設されたネックからなる真空外
囲器と、パネルの内面に設けられた蛍光体スクリーン
と、この蛍光体スクリーンと離間して対向する面に多数
の電子ビーム通過孔が形成された色選別用マスクと、ネ
ック内に設けられ、第1軸方向を配列軸とするセンター
ビームおよび一対のサイドビームからなる一列配置の3
電子ビームを放出する陰極をもつ電子銃と、ファンネル
の径小部からネックの外側にかけて装着され、3電子ビ
ームを第1軸および第2軸方向に偏向する偏向コイルお
よびこの偏向コイルの外側に設けられた磁性体コアから
なる偏向ヨークとを備える陰極線管装置において、陰極
と蛍光体スクリーンとの間に一対のサイドビームを蛍光
体スクリーンの中心に対して周辺部で相対的にオーバー
コンバーゼンスに作用させるネック側軌道補正手段と、
相対的にアンダーコンバーゼンスに作用させるパネル側
軌道補正手段とを設け、パネル側軌道補正手段を複数巻
きされて磁性体コアの内側の4箇所に配置されたループ
状コイルで構成し、このループ状コイルに3電子ビーム
を第2軸方向に偏向する偏向コイルに供給される電流を
供給し、第1、第2軸間に配置されたループ状コイルの
蛍光体スクリーン側付近の管軸と直交する断面におい
て、第2軸とのなす角度が10〜30°の範囲にネック
側からパネル方向に電流が流れるコイル線が存在し、第
2軸とのなす角度が60〜90°の範囲にパネル側から
ネック方向に電流が流れるコイル線が存在する構成とし
た。
【0016】(2) (1)の陰極線管装置において、
ネック側軌道補正手段を偏向ヨークのネック側に設けら
れたコイルと、このコイルにライン偏向周波数に同期し
た電流を供給する電流供給回路とから構成した。
【0017】(3) (1)の陰極線管装置において、
ネック側軌道補正手段を電子銃の構成部材と、この構成
部材にライン偏向周波数に同期した電流を供給する電流
供給回路とから構成した。
【0018】(4) 管軸を通り互いに直交する第1、
第2軸を有する略矩形状のパネル、このパネルに連設さ
れた漏斗状のファンネルおよびこのファンネルの径小部
端に連設されたネックからなる真空外囲器と、パネルの
内面に設けられた蛍光体スクリーンと、この蛍光体スク
リーンと離間して対向する面に多数の電子ビーム通過孔
が形成された色選別用マスクと、ネック内に設けられ、
第1軸方向を配列軸とするセンタービームおよび一対の
サイドビームからなる一列配置の3電子ビームを放出す
る陰極をもつ電子銃と、ファンネルの径小部からネック
の外側にかけて装着され、3電子ビームを第1軸および
第2軸方向に偏向する偏向コイルからなる偏向ヨークと
を備える陰極線管装置において、陰極と蛍光体スクリー
ンとの間に一対のサイドビームを蛍光体スクリーンの中
心に対して周辺部で相対的にオーバーコンバーゼンスに
作用させるネック側軌道補正手段と、相対的にアンダー
コンバーゼンスに作用させるパネル側軌道補正手段とを
設け、そのネック側軌道補正手段により発生する蛍光体
スクリーン上での3電子ビームのミスコンバーゼンス量
をパネル側軌道補正手段により打消して1.5mm以下に
なるように作用させ、残りのミスコンバーゼンス量を主
として偏向ヨークの偏向コイルにより補償する構成とし
た。
【0019】(5) (1)乃至(4)のいずれかの陰
極線管装置において、パネルの外面を実質的に平坦とし
た。
【0020】
【発明の実施の形態】この発明は、図15により説明し
た2つの軌道補正手段を設けた場合に生ずるコンバーゼ
ンス特性の劣化の問題を解析した結果得られたものであ
る。
【0021】図1に上記2つの軌道補正手段の一例を示
す。この軌道補正手段は、同一水平面上を通るセンター
ビームおよび一対のサイドビームからなる一列配置の3
電子ビームを放出するインライン型カラー陰極線管装置
のネックのファンネル側からファンネルの径小部の外側
にかけて装着された偏向ヨークに付加的に設けられてい
る。
【0022】その2つの軌道補正手段13,14は、偏
向ヨーク(図示せず)のネック側に設けられたコマフリ
ーコイル20a ,20b の2つのコ字状磁芯21a ,2
1bに巻かれたネック側軌道補正手段13の2つの軌道
補正コイル22a ,22b と、磁性体コアの内側に設け
られたパネル側軌道補正手段14の4つのループ状軌道
補正コイル23a ,23b ,23c ,23d と、これら
軌道補正コイル22a,22b ,23a ,23b ,23c
,23d に電流を供給する電流供給回路24とから構
成されている。
【0023】その軌道補正コイル22a ,22b ,23
a ,23b ,23c ,23d は、垂直偏向コイル25a
,25b にコマフリーコイル20a ,20b を介して
接続されたダイオード整流回路26に接続され、電子ビ
ーム3B ,3G ,3R を偏向するとき、蛍光体スクリー
ンの水平軸上では電流が零、蛍光体スクリーンの上下部
で同方向の電流が流れる構成になっている。
【0024】なお、図1(b)において、27a ,27
b は、垂直偏向コイル25a ,25b に加わる高周波電
流をバイパスさせるダンピング抵抗である。
【0025】そのネック側軌道補正手段13の2つの軌
道補正コイル22a ,22b は、通電時、磁芯21a ,
21b の先端部に形成される磁極が隣接する象限で極性
が反転するように巻かれており、それにより発生する4
極磁界成分28で一対のサイドビーム3B ,3R をオー
バーコンバーゼンスさせるものとなっている。これに対
して、パネル側軌道補正手段14の4つのループ状軌道
補正コイル23a ,23b ,23c ,23d は、通電
時、隣接する軌道補正コイル23a ,23b ,23c ,
23d 間に発生する磁界の方向が反転するように巻かれ
ており、それにより発生する4極磁界成分29で一対の
サイドビーム3B ,3R をアンダーコンバーゼンスさせ
るものとなっている。
【0026】このような軌道補正手段13,14を設け
ると、図15で説明したように、蛍光体スクリーン12
の上下端で仮想的なSg が小さくなり、qを増大させる
ことができる。
【0027】ところが、ネック側軌道補正手段13のみ
を動作させたとすると、図2(a)に示すように、蛍光
体スクリーン上での一対のサイドビーム3B ,3R のコ
ンバーゼンス特性は、垂直軸(V軸)端30v でオーバ
ーコンバーゼンスとなり、対角軸端30d では、垂直軸
端30v の1.5倍以上のオーバーコンバーゼンスとな
る。この場合、ネック側軌道補正手段の配置されている
ネック側では、偏向ヨークの水平、垂直偏向コイルによ
る偏向はごくわずかであるため、蛍光体スクリーンの垂
直軸端30v および対角軸端30d に向かう電子ビーム
3B ,3G ,3R の通過位置は、略同じである。しか
し、ネック側軌道補正手段から対角軸端30d までの行
路長が垂直軸端30v までの行路長よりも長いので、対
角軸端30d のオーバーコンバーゼンス量の方が大きく
なる。
【0028】このようなネック側軌道補正手段の作用に
対してパネル側軌道補正手段を動作させ、一対のサイド
ビーム3B ,3R をアンダーコンバーゼンス方向に作用
させて、図2(b)に示すように、蛍光体スクリーンの
垂直軸端30v で電子ビーム3B ,3G ,3R を一致さ
せると、対角軸端30d のオーバーコンバーゼンスが補
正しきれないという問題がある。
【0029】このようなコンバーゼンス特性の問題を解
決する軌道補正手段の詳細な構造は、図1の従来技術で
は明確になっていない。そこで、本発明者らは、パネル
側軌道補正手段の詳細な構造を検討し、コンバーゼンス
特性を改善できるコイル分布を明確化した。
【0030】ネック側から蛍光体スクリーンに向かって
見た場合の第1象限について、図3に示すように、管軸
に垂直な断面でパネル側軌道補正手段14のコイル線3
1が、垂直軸から7.5°,22.5°,37.5°,
52.5°,67.5°,82.5°の角度のいずれか
の2箇所に配置された場合ついて考える。なお、このパ
ネル側軌道補正手段14のコイル線31は、垂直偏向コ
イルと略同じ位置に配置され、その管軸方向長さは、垂
直偏向コイルの管軸方向長さと略同じとなっている。
【0031】画面のアスペクト比が4:3、蛍光体スク
リーンの対角軸径が46cm、偏向角が90°,ネック外
径が29.1mm、偏向ヨークが略矩形断面のカラー陰極
線管装置において、パネル側軌道補正手段14のコイル
線の配置位置(角度)の組合わせを変化させた15通り
について、コンバーゼンス(Yh ,PQh ,PQv )を
求めた結果を表1に示す。
【表1】 この表1において、コイルの配置位置、たとえばNo 6
の22.5−82.5°は、図3に示した22.5°と
82.5°の線上にコイル線を配置した場合を表してい
る。また、Yh は、蛍光体スクリーンの垂直軸端での横
方向(3電子ビーム配列方向)のサイドビームの差、P
Qh は、対角軸端での横方向のサイドビームの差、PQ
v は、対角軸端での縦方向のサイドビームの差であり、
表1では、第1象限で赤色ビームに対して青色ビームが
外側にある場合をプラスとしている。表1に示したコイ
ルは、いずれもYh が概ね一致するように巻数が調整さ
れており、このような条件でPQh ,PQv を比較した
ものとなっている。
【0032】表1のNo 6に示されているように、コイ
ル線を22.5°と82.5°の線上に配置すると、蛍
光体スクリーンの垂直軸端および対角軸端のコンバーゼ
ンスを良好にすることができる。その対角軸端のミスコ
ンバーゼンスは小さいほどよいことは明らかであるが、
ミスコンバーゼンス量が概略±1.5mm以内であれば、
偏向ヨークの水平、垂直偏向コイルの巻線分布を修正す
ることにより、比較的容易にミスコンバーゼンスを改善
することができる。
【0033】これを考慮して、PQh とPQv がともに
+1.5mm以下となるようなコイルの配置位置を求め
た。
【0034】(a) 垂直軸側コイル線位置を18°、
水平軸側コイル線位置を82.5°とした場合は、 PQh =約+1.50mm PQv =約−0.72mm となり、垂直軸側コイル線位置を18°よりも小さくす
ると、 PQh >+1.50mm となる方向に変化した。
【0035】(b) 垂直軸側コイル線位置を24°、
水平軸側コイル線位置を82.5°とした場合は、 PQh =約−1.50mm PQv =約+0.60mm となり、垂直軸側コイル線位置を24°よりも小さくす
ると、 PQh <−1.50mm となる方向に変化した。
【0036】(c) 垂直軸側コイル線位置を22.5
°、水平軸側コイル線位置を75°とした場合は、 PQh =約−0.94mm PQv =約−1.50mm となり、水平軸側コイル線位置を75°よりも小さくす
ると、 PQv <−1.50mm となる方向に変化した。
【0037】このようなことから、垂直軸側コイル線位
置を18〜24°、水平軸側コイル線位置を75〜90
°に設定することにより、PQh とPQv をともに+
1.5mm以下にでき、偏向ヨークの水平、垂直偏向コイ
ルの巻線分布を調整することにより、蛍光体スクリーン
全体のミスコンバーゼンスを改善できる。
【0038】つぎに、画面のアスペクト比が16:9、
蛍光体スクリーンの対角軸径が86cm、偏向角が106
°,ネック外径が32.5mmのカラー陰極線管装置にお
いて、パネル側軌道補正手段14のコイル線の配置位置
の組合わせを変化させた15通りについて、コンバーゼ
ンス(Yh ,PQh ,PQv )を求めた結果を表2に示
す。
【表2】 表2のNO 6,7,10に示されているように、垂直軸
側コイル線を22.5〜37.5°、水平軸側コイル線
を67.5〜82.5°に配置すると、蛍光体スクリー
ンの垂直軸端および対角軸端のコンバーゼンスを良好に
することができる。
【0039】ここで、 (a) 垂直軸側コイル線位置を23°、水平軸側コイ
ル線位置を82.5°とした場合は、 PQh =約+1.50mm PQv =約+0.22mm となり、垂直軸側コイル線位置を23°よりも小さくす
ると、 PQh >+1.50mm となる方向に変化した。
【0040】(b) 垂直軸側コイル線位置を27°、
水平軸側コイル線位置を82.5°とした場合は、 PQh =約−0.66mm PQv =約+1.50mm となり、垂直軸側コイル線位置を27°よりも大きくす
ると、 PQv >+1.50mm となる方向に変化した。
【0041】(c) 垂直軸側コイル線位置を22.5
°、水平軸側コイル線位置を75°とした場合は、 PQh =約+1.25mm PQv =約−1.50mm となり、水平軸側コイル線位置を75°よりも小さくす
ると、 PQv <−1.50mm となる方向に変化した。
【0042】(d) 垂直軸側コイル線位置を22.5
°、水平軸側コイル線位置を78°とした場合は、 PQh =約+1.50mm PQv =約−1.09mm となり、水平軸側コイル線位置を78°よりも大きくす
ると、 PQh >+1.50mm となる方向に変化した。
【0043】このようなことから、垂直軸側コイル線位
置を23〜27°、水平軸側コイル線位置を75〜78
°に設定することにより、PQh とPQv をともに+
1.5mm以下にでき、偏向ヨークの水平、垂直偏向コイ
ルの巻線分布を調整することにより、蛍光体スクリーン
全体のミスコンバーゼンスを改善できる。
【0044】また、画面のアスペクト比が4:3、蛍光
体スクリーンの対角軸径が46cm、偏向角が90°,ネ
ック外径が29.1mmのカラー陰極線管装置において、
図4に示すように、パネル側軌道補正手段14のコイル
線31の管軸方向長さを垂直偏向コイル25(25a ,
25b )の管軸方向長さの約1/2にして、コンバーゼ
ンスを求めた結果を表3に示す。
【表3】 表3のNO 1,6,7に示されているように、垂直軸側
コイル線を7.5〜22.5°、水平軸側コイル線を6
7.5〜82.5°に配置すると、蛍光体スクリーンの
垂直軸端および対角軸端のコンバーゼンスを良好にする
ことができる。
【0045】ここで、 (a) 垂直軸側コイル線位置を11°、水平軸側コイ
ル線位置を82.5°とした場合は、 PQh =約+1.50mm PQv =約−0.30mm となり、垂直軸側コイル線位置を11°よりも小さくす
ると、PQh >+1.50mmとなる方向に変化した。
【0046】(b) 垂直軸側コイル線位置を30°、
水平軸側コイル線位置を67.5°とした場合は、 PQh =約−1.50mm PQv =約+0.72mm となり、垂直軸側コイル線位置を30°よりも大きくす
ると、 PQh <−1.50mm となる方向に変化した。
【0047】(c) 垂直軸側コイル線位置を22.5
°、水平軸側コイル線位置を62°とした場合は、 PQh =約+1.04mm PQv =約−1.50mm となり、水平軸側コイル線位置を62°よりも小さくす
ると、 PQv <−1.50mm となる方向に変化した。
【0048】このようなことから、垂直軸側コイル線位
置を11〜30°、水平軸側コイル線位置を60〜90
°に設定することにより、PQh とPQv をともに+
1.5mm以下にでき、偏向ヨークの水平、垂直偏向コイ
ルの巻線分布を調整することにより、蛍光体スクリーン
全体のミスコンバーゼンスを改善できる。
【0049】上述の表1乃至表3の結果から、パネル側
軌道補正手段14は、コイル線の管軸方向長さが長い
と、ミスコンバーゼンス量を適正化する自由度が小さ
く、図4に示したように、管軸方向長さをネック側方向
に短くすることによりミスコンバーゼンス量が小さくな
り、パネル側軌道補正手段14のコイル仕様の自由度が
大きくなる。
【0050】しかし、管軸方向長さを短くすると、感度
が悪くなるので、コイルの巻数を増やす必要がある。ま
た、ネック側軌道補正手段とパネル側軌道補正手段との
実質的な間隔が短くなり、Δqを増大させることが難し
くなる。このような理由から、パネル側軌道補正手段の
コイルをループ状とする場合、管軸方向長さを垂直偏向
コイルの1/2以下とすることは好ましくない。
【0051】したがって、パネル側軌道補正手段のルー
プ状4極磁界発生コイルは、画面のアスペクト比、蛍光
体スクリーンの大きさ、偏向角、ネック径に関係なく、
垂直軸側コイル線の配置位置を概ね10〜30°、水平
軸側コイル線の配置位置を概ね60〜90°とすればよ
い。
【0052】上記のようにコンバーゼンスを一致させる
ように構成した場合、蛍光体スクリーンの垂直軸端およ
び対角軸端に向かう3電子ビームが通過するパネル側軌
道補正手段の発生する磁界は、図5のようになる。すな
わち、パネル側軌道補正手段のネック側では、図5
(a)に示したように、偏向ヨークの水平、垂直偏向コ
イルによるビーム偏向量は小さく、蛍光体スクリーンの
垂直軸端と対角軸端に向かう3電子ビームの通過位置に
大差はないため、4極磁界により一対のサイドビーム3
B ,3R の受けるアンダーコンバーゼンス作用は略同等
である(矢印33a,は磁界の方向、矢印34a はビー
ムが受ける力の方向を表している)。しかし、図5
(b)に示したように、パネル側軌道補正手段の蛍光体
スクリーン側では、蛍光体スクリーンの垂直軸端に向か
うサイドビーム3B ,3R は、略水平方向磁界を通るた
め、ほとんどアンダーコンバーゼンス作用を受けない
が、対角軸端に向かうサイドビーム3B ,3R は、矢印
33b で示した磁界を通るため、その垂直成分(破線矢
印)により相対的にアンダーコンバーゼンス方向の作用
を受ける。
【0053】つまり、パネル側軌道補正手段は、ネック
側から蛍光体スクリーン側までの全体で、蛍光体スクリ
ーンの対角軸端に向かう3電子ビーム3B ,3G ,3R
に対して、垂直軸端に向かう3電子ビーム3B ,3G ,
3R よりも、アンダーコンバーゼンス作用が大きくなる
ような分布の磁界を発生し、蛍光体スクリーンの垂直軸
端と対角軸端のコンバーゼンスをともに良好にする。
【0054】この場合、図6(a)に示すように、垂直
軸側コイル線31を垂直軸に近づけると(図3の22.
5°に対して7.5°)、蛍光体スクリーンの垂直軸端
および対角軸端に向かう3電子ビーム3B ,3G ,3R
が通る磁界が、同(b)に示すようになる。すなわち、
パネル側軌道補正手段の蛍光体スクリーン側では、蛍光
体スクリーンの垂直軸端に向かうサイドビーム3B ,3
R は、矢印33c で示したようにやや傾いた磁界を通る
ようになり、その垂直方向成分によりアンダーコンバー
ゼンス作用を受ける。そして、蛍光体スクリーンの対角
軸端に向かうサイドビーム3B ,3R も、赤色ビーム3
R と青色ビーム3B に対する磁界の垂直方向成分の差に
より、相対的にアンダーコンバーゼンス作用を受ける。
【0055】つまり、蛍光体スクリーンの垂直軸端で3
電子ビーム3B ,3G ,3R を一致させた場合、対角軸
端でサイドビーム3B ,3R のコンバーゼンスを補正し
きれない磁界分布となる。
【0056】逆に、図7(a)に示すように、垂直軸側
コイル線を垂直軸から遠ざけると(図3の22.5°に
対して37.5°)、蛍光体スクリーンの垂直軸端およ
び対角軸端に向かう3電子ビーム3B ,3G ,3R が通
る磁界が、同(b)に示すようになる。すなわち、パネ
ル側軌道補正手段の蛍光体スクリーン側では、蛍光体ス
クリーンの垂直軸端に向かうサイドビーム3B ,3R
は、水平方向磁界を通るため、アンダーコンバーゼンス
作用はなく、蛍光体スクリーンの対角軸端に向かうサイ
ドビーム3B ,3R は、矢印33d で示した磁界を通る
ので、アンダーコンバーゼンス作用が大きくなりすぎ
る。同時に、赤色ビーム3R と青色ビーム3B に対する
垂直方向に受ける力(磁界の水平方向成分)の差が大き
くなり、蛍光体スクリーンの対角軸端で垂直方向のコン
バーゼンスが劣化する。
【0057】つまり、蛍光体スクリーンの垂直軸端で3
電子ビーム3B ,3G ,3R を一致させた場合、対角軸
端でサイドビーム3B ,3R の水平および垂直方向のコ
ンバーゼンスを劣化させる磁界分布となる。
【0058】したがって、ネック側軌道補正手段とパネ
ル側軌道補正手段を設け、特にパネル側軌道補正手段を
偏向ヨークの磁性体コアの内側に配置されたループ状の
4極磁界発生コイルで構成し、このループ状コイルの蛍
光体スクリーン側付近における管軸と直交する断面での
垂直軸となす角度が10〜30°の範囲でネック側から
パネル方向に電流が流れる構成とし、垂直軸となす角度
が60〜90°の範囲でパネル側からネック方向に電流
が流れる構成とすると、図15に示した動作により、蛍
光体スクリーンの上下方向で仮想的なSg を小さくして
qを増大させ、このとき、蛍光体スクリーン全面で3電
子ビームのコンバーゼンスを良好にすることができる。
【0059】また、ネック側軌道補正手段を電子銃の電
極などの構成部材で構成し、蛍光体スクリーンの垂直軸
方向にオーバーコンバーゼンス作用となるように、パネ
ル側軌道補正手段を上記のように構成しても、同様の効
果が得られる。これは、ネック側軌道補正手段をコイル
で構成しても、また、上記のように電子銃の構成部材で
構成しても、両者の管軸上の配置位置は、略同じになる
からである。
【0060】以下、実施例について説明する。
【0061】
【実施例1】図8は、実施例1のカラー陰極線管装置の
構成を示す図である。このカラー陰極線管装置は、略矩
形状のパネル36、このパネル36に連接された漏斗状
のファンネル37およびこのファンネル37の径小部端
に連接された円筒状のネック38からなる真空外囲器を
有する。そのネック38のファンネル37側からファン
ネル37の径小部39外側にかけて偏向ヨーク40が装
着されている。パネル36の内面には、青、緑、赤に発
光するドット状の3色蛍光体層を有する蛍光体スクリー
ン12が設けられている。また、この蛍光体スクリーン
12から離間かつ対向して、その対向面に多数の電子ビ
ーム通過孔が所定の配列ピッチで形成されたシャドウマ
スク1(色選別用マスク)が配置されている。また、ネ
ック38内には、水平軸(H軸)方向を配列軸とするセ
ンタービーム3G および一対のサイドビーム3B ,3R
からなる一列配置の3電子ビーム3B ,3G ,3R を放
出する電子銃41が配設されている。そして、この電子
銃41から放出された電子ビーム3B ,3G ,3R を偏
向ヨーク40の水平、垂直偏向コイルの発生する水平、
垂直偏向磁界により偏向し、シャドウマスク1を介して
蛍光体スクリーン12を水平、垂直走査することによ
り、カラー画像を表示する構造に形成されている。
【0062】具体的な一例では、このようなカラー陰極
線管装置は、蛍光体スクリーン12の対角有効径が約4
60mm、偏向角90°、ネック38外径29.1mmとな
っている。
【0063】特にこのカラー陰極線管装置では、パネル
36は、表示部42外面を平坦として、内面が若干の曲
率をもつ曲面に形成されている。また、偏向ヨーク40
の装着される径小部39は、略角錐状に形成され、その
管軸(Z軸)と直交する断面形状が、図8(b)に示し
たように、略矩形状である電子ビーム通過領域43の外
周に沿った略矩形状となっている。この径小部39の断
面形状に対応して、偏向ヨーク40も略矩形状の断面形
状に構成されている。
【0064】さらに、このカラー陰極線管装置には、一
対のサイドビーム3B ,3R を3電子ビームの配列軸方
向に変化させる2つの軌道補正手段が設けられている。
【0065】この2つの軌道補正手段は、図1に示した
ように、偏向ヨークのネック側に設けられたコマフリー
コイル20a ,20b の2つのコ字状磁芯21a ,21
b に巻かれたネック側軌道補正手段13の2つの軌道補
正コイル22a ,22b と、偏向ヨークの磁性体コアの
内側に巻かれたパネル側軌道補正手段14の4つのルー
プ状軌道補正コイル23a ,23b ,23c ,23d
と、これら軌道補正コイル22a ,22b ,23a ,2
3b ,23c ,23d に電流を供給する電流供給回路2
4とから構成されている。
【0066】その各軌道補正コイル22a ,22b ,2
3a ,23b ,23c ,23d は、垂直偏向コイル25
a ,25b にコマフリーコイル20a ,20b を介して
接続されたダイオード整流回路26に接続され、3電子
ビーム3B ,3G ,3R を蛍光体スクリーンの水平軸方
向に偏向するときは、各軌道補正コイル22a ,22b
,23a ,23b ,23c ,23d に電流は供給され
ず、蛍光体スクリーンの上下方向に偏向されるとき、同
方向の電流が供給される構成となっている。
【0067】このような電流の供給によりネック側軌道
補正手段13の軌道補正コイル22a ,22b は、4極
磁界を発生するように巻かれ、蛍光体スクリーンの上下
方向に向かうサイドビーム3B ,3R をオーバーコンバ
ーゼンスさせる。一方、パネル側軌道補正手段14の軌
道補正コイル23a ,23b ,23c ,23d は、ネッ
ク側軌道補正手段13とは正反対の4極磁界を発生する
ようにループ状に巻かれており、蛍光体スクリーンの上
下方向に向かうサイドビーム3B ,3R をアンダーコン
バーゼンスさせる。
【0068】具体的には、ネック側軌道補正手段の2つ
の軌道補正コイルを、厚さ1.5mmのケイ素鋼板製コマ
フリーコイルの磁芯にそれぞれ100巻し、パネル側軌
道補正手段の4つのループ状コイルをそれぞれ23巻
し、図3に示した垂直軸側コイル線が垂直軸となす角度
を22.5°、水平軸側コイル線が垂直軸となす角度を
82.5°としている。
【0069】このように構成することにより、図15に
示したように、一対のサイドビームを3電子ビームの配
列方向に変化させて、蛍光体スクリーンの上下方向で仮
想的なSg を小さくした。それにより、図9に示すよう
に、シャドウマスク1の中心に対する垂直軸端の管軸方
向の落差Δqv および対角軸端の管軸方向の落差Δqd
を約5mm増大できた。つまり、シャドウマスク1の垂直
方向の曲率を大きくして、十分な張り強度をもたせるこ
とができた。
【0070】しかも、蛍光体スクリーン12の全面で3
電子ビーム3B ,3G ,3R を一致させることができ、
特に問題となった蛍光体スクリーン12の垂直軸端での
一対のサイドビーム3B ,3R の3電子ビーム配列方向
のミスコンバーゼンスを0.09mm、対角軸端での一対
のサイドビーム3B ,3R の3電子ビーム配列方向およ
び直交する方向のミスコンバーゼンスを−0.46mm,
−0.40mmとすることができた。
【0071】また、ネック側軌道補正手段の2つの軌道
補正コイルをそれぞれ50巻とし、パネル側軌道補正手
段の4つのループ状軌道補正コイルをそれぞれ11巻と
し、このループ状軌道補正コイルの垂直軸側コイル線が
垂直軸となす角度を22.5°、水平軸側コイル線が垂
直軸となす角度を82.5°とした(図3参照)場合
は、Δqv およびΔqd を約2mm増大できた。しかも、
この場合、一対のサイドビーム3B ,3R の3電子ビー
ム配列方向のミスコンバーゼンスを−0.07mm、対角
軸端での一対のサイドビーム3B ,3R の3電子ビーム
配列方向および直交する方向のミスコンバーゼンスを−
0.36mm,−0.34mmとすることができた。
【0072】しかも、これら2例の対角軸端のミスコン
バーゼンスは、偏向ヨークの水平、垂直偏向コイルの巻
線分布を小修正することにより従来管レベルの±0.2
mm以下にすることができた。
【0073】
【実施例2】このカラー陰極線管装置は、蛍光体スクリ
ーンの対角有効径が約410mm、偏向角100°、ネッ
ク外径22.5mmとなっている。特にこのカラー陰極線
管装置では、偏向ヨークの取付けられるファンネルの径
小部の管軸と直交する断面が略円形であり、偏向ヨーク
もこれに対応した断面形状となっている。
【0074】また、このカラー陰極線管装置では、ネッ
ク側軌道補正手段の2つの軌道補正コイルを、厚さ1.
5mmのケイ素鋼板製コマフリーコイルの磁芯にそれぞれ
70巻し、パネル側軌道補正手段の4つのループ状軌道
補正コイルをそれぞれ25巻とし、図10に示すよう
に、垂直軸側のコイル線31が垂直軸となす角度を1
5.0°、水平軸側のコイル線31が垂直軸となす角度
を82.5°とした。
【0075】このように構成することにより、シャドウ
マスクの中心に対する垂直軸端の管軸方向の落差Δqv
および対角軸端の管軸方向の落差Δqd を約5.2mm増
大でき、シャドウマスクの垂直方向の曲率を大きくし
て、十分な張り強度をもたせることができる。
【0076】しかも、蛍光体スクリーンの全面で3電子
ビームを一致させることができ、特に問題となった蛍光
体スクリーンの垂直軸端での一対のサイドビームの3電
子ビーム配列方向のミスコンバーゼンスを−0.08m
m、対角軸端での一対のサイドビームの3電子ビーム配
列方向および直交する方向のミスコンバーゼンスを−
0.65mm,−1.27mmとすることができた。
【0077】しかも、この対角軸端のミスコンバーゼン
スは、偏向ヨークの水平、垂直偏向コイルの巻線分布を
小修正することにより容易に改善することができた。
【0078】
【実施例3】このカラー陰極線管装置は、2つの軌道補
正手段のうち、ネック側軌道補正手段を電子銃の電極で
構成したものとなっている。その電子銃は、米国特許第
5,519,290号明細書に示された構成を基本構成
としており、図11に示すように、陰極Kおよびこの陰
極Kから蛍光体スクリーン12方向に順次配置された第
1乃至第7グリッドG1 〜G7 を有する。
【0079】この電子銃では、第1グリッドG1 はアー
スに接続され、第2グリッドG2 と第4グリッドG4 は
接続され、約600V程度の一定電圧、第3グリッドG
3 と第6グリッドG6 も接続され、これら第3、第6グ
リッドG3 ,G6 には、6〜8 kVの一定電圧に蛍光体
スクリーン12の周辺部で500V程度高くなる電圧が
重畳されたダイナミックフォーカス電圧、第7グリッド
G7 には、約26 kVの電圧が印加される。第5グリッ
ドG5 は、第6グリッドG6 と高抵抗45を介して接続
され、第6グリッドG6 に印加されるダイナミックフォ
ーカス電圧の変動部分が除かれた略一定のフォーカス電
圧が印加される。
【0080】そして、この電子銃では、第5、第6グリ
ッドG5 ,G6 によりネック側軌道補正手段が構成され
ている。すなわち、その第5、第6グリッドG5 ,G6
は、各対向面の一対のサイドビーム通過孔の中心が3電
子ビームの配列方向にずれており、米国特許第4,33
4,169号明細書に示された手段と同様の作用によ
り、第5、第6グリッドG5 ,G6 間で変動するフォー
カス電圧により、蛍光体スクリーン12の垂直軸方向で
一対のサイドビーム3B ,3R がセンタービーム3G に
近づくように動作するものとなっている。
【0081】一方、パネル側軌道補正手段14は、偏向
ヨークの磁性体コアの内側に複数巻きループ状の4極磁
界発生コイルとして配置されている。そのループ状軌道
補正コイルの垂直軸側のコイル線が垂直軸となす角度を
10〜30°、水平軸側のコイル線が垂直軸となす角度
を60〜90°としている。その垂直軸となす角度が1
0〜30°のコイル線には、ネック側からパネル方向
に、垂直軸となす角度が60〜90°のコイル線には、
パネル側からネック方向に電流が流れるものとなってい
る。
【0082】このように構成しても、蛍光体スクリーン
の全面で3電子ビームのコンバーゼンスを良好にでき、
かつシャドウマスクの垂直方向の曲率を大きくして、十
分な張り強度をもたせることができる。
【0083】
【発明の効果】上述のように、2つの軌道補正手段を設
けて、平坦なパネルに対して曲率が大きいシャドウマス
クを用いて平坦画面を実現する陰極線管装置を構成して
も、その蛍光体スクリーン全面での3電子ビームのコン
バーゼンス特性を良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はカラー陰極線管装置の偏向ヨーク
に設けられた2つの軌道補正手段の構成を示す図、図1
(b)はその電流供給回路図である。
【図2】図2(a)はネック側軌道補正手段のみを動作
させた場合のコンバーゼンス特性を示す図、図2(b)
はネック側軌道補正手段とともにパネル側軌道補正手段
を動作させた場合のコンバーゼンス特性を示す図であ
る。
【図3】パネル側軌道補正手段のループ状コイルの配置
を説明するための図である。
【図4】パネル側軌道補正手段のループ状コイルの異な
る配置を説明するための図である。
【図5】図5(a)はパネル側軌道補正手段のネック側
での磁界を説明するための図、図5(b)は蛍光体スク
リーン側での磁界を説明するための図である。
【図6】図6(a)はパネル側軌道補正手段のループ状
コイルのコイル線を垂直軸に近づけた場合の図、図6
(b)は図6(a)に示したパネル側軌道補正手段の蛍
光体スクリーン側での磁界を説明するための図である。
【図7】図7(a)はパネル側軌道補正手段のループ状
コイルのコイル線を垂直軸から遠ざけた場合の図、図7
(b)は図7(a)に示したパネル側軌道補正手段の蛍
光体スクリーン側での磁界を説明するための図である。
【図8】図8(a)はこの発明の実施例1のカラー陰極
線管装置の構成を示す図、図8(b)はその径小部の管
軸に垂直な断面形状を示す図である。
【図9】上記実施例1のシャドウマスクの曲面形状を示
す図である。
【図10】この発明の実施例2のカラー陰極線管装置の
パネル側軌道補正手段のループ状コイルの形状を示す図
である。
【図11】この発明の実施例3のカラー陰極線管装置の
電子銃および軌道補正手段の構成を示す図である。
【図12】従来のカラー陰極線管装置のパネルとシャド
ウマスクとの関係を説明するための図である。
【図13】パネルを平坦にした場合のパネルとシャドウ
マスクとの関係を説明するための図である。
【図14】シャドウマスクの成形方法を説明するための
図である。
【図15】軌道補正手段を設けて平坦なパネルと曲面か
らなるシャドウマスクとの組合わせを可能にした技術を
説明するための図である。
【符号の説明】
1…シャドウマスク 3B ,3R …一対のサイドビーム 3G …センタービーム 12…蛍光体スクリーン 13…ネック側軌道補正手段 14…パネル側軌道補正手段 23a 〜23d …ループ状軌道補正コイル 24…電流供給回路 36…パネル 37…ファンネル 38…ネック 39…径小部 40…偏向ヨーク 41…電子銃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊吹 裕昭 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番2号 株式 会社東芝深谷電子工場内 Fターム(参考) 5C041 AA02 AB17 AC23 AD01 AE01 AE02 5C042 AA07 HH01 HH02 HH03 HH12 HH14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管軸を通り互いに直交する第1、第2軸
    を有する略矩形状のパネル、このパネルに連設された漏
    斗状のファンネルおよびこのファンネルの径小部端に連
    設されたネックからなる真空外囲器と、上記パネルの内
    面に設けられた蛍光体スクリーンと、この蛍光体スクリ
    ーンと離間して対向する面に多数の電子ビーム通過孔が
    形成された色選別用マスクと、上記ネック内に設けら
    れ、上記第1軸方向を配列軸とするセンタービームおよ
    び一対のサイドビームからなる一列配置の3電子ビーム
    を放出する陰極をもつ電子銃と、上記ファンネルの径小
    部から上記ネックの外側にかけて装着され、上記3電子
    ビームを上記第1軸および第2軸方向に偏向する偏向コ
    イルおよびこの偏向コイルの外側に設けられた磁性体コ
    アからなる偏向ヨークとを備える陰極線管装置におい
    て、 上記陰極と上記蛍光体スクリーンとの間に上記一対のサ
    イドビームを上記蛍光体スクリーンの中心に対して周辺
    部で相対的にオーバーコンバーゼンスに作用させるネッ
    ク側軌道補正手段と、相対的にアンダーコンバーゼンス
    に作用させるパネル側軌道補正手段とが設けられ、 上記パネル側軌道補正手段が複数巻きされて上記磁性体
    コアの内側の4箇所に配置されたループ状コイルからな
    り、このループ状コイルに上記3電子ビームを上記第2
    軸方向に偏向する偏向コイルに供給される電流が供給さ
    れ、 上記第1、第2軸間に配置されたループ状コイルの上記
    蛍光体スクリーン側付近の管軸と直交する断面におい
    て、上記第2軸とのなす角度が10〜30°の範囲にネ
    ック側からパネル方向に電流が流れるコイル線が存在
    し、上記第2軸とのなす角度が60〜90°の範囲にパ
    ネル側からネック方向に電流が流れるコイル線が存在す
    ることを特徴とする陰極線管装置。
  2. 【請求項2】 ネック側軌道補正手段が偏向ヨークのネ
    ック側に設けられたコイルと、このコイルにライン偏向
    周波数に同期した電流を供給する電流供給回路とからな
    ることを特徴とする請求項1記載の陰極線管装置。
  3. 【請求項3】 ネック側軌道補正手段が電子銃の構成部
    材と、この構成部材にライン偏向周波数に同期した電流
    を供給する電流供給回路とからなることを特徴とする請
    求項1記載の陰極線管装置。
  4. 【請求項4】 管軸を通り互いに直交する第1、第2軸
    を有する略矩形状のパネル、このパネルに連設された漏
    斗状のファンネルおよびこのファンネルの径小部端に連
    設されたネックからなる真空外囲器と、上記パネルの内
    面に設けられた蛍光体スクリーンと、この蛍光体スクリ
    ーンと離間して対向する面に多数の電子ビーム通過孔が
    形成された色選別用マスクと、上記ネック内に設けら
    れ、上記第1軸方向を配列軸とするセンタービームおよ
    び一対のサイドビームからなる一列配置の3電子ビーム
    を放出する陰極をもつ電子銃と、上記ファンネルの径小
    部から上記ネックの外側にかけて装着され、上記3電子
    ビームを上記第1軸および第2軸方向に偏向する偏向コ
    イルからなる偏向ヨークとを備える陰極線管装置におい
    て、 上記陰極と上記蛍光体スクリーンとの間に上記一対のサ
    イドビームを上記蛍光体スクリーンの中心に対して周辺
    部で相対的にオーバーコンバーゼンスに作用させるネッ
    ク側軌道補正手段と、相対的にアンダーコンバーゼンス
    に作用させるパネル側軌道補正手段とが設けられ、 上記ネック側軌道補正手段により発生する上記蛍光体ス
    クリーン上での上記3電子ビームのミスコンバーゼンス
    量が上記パネル側軌道補正手段により打消されて1.5
    mm以下となるように作用させ、残りのミスコンバーゼン
    ス量が主として偏向ヨークの偏向コイルにより補償され
    ることを特徴とする陰極線管装置。
  5. 【請求項5】 パネルの外面が実質的に平坦であること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の陰極線
    管装置。
JP11028528A 1999-02-05 1999-02-05 陰極線管装置 Abandoned JP2000228156A (ja)

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