JP2000227980A - 電子式金銭登録機 - Google Patents

電子式金銭登録機

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JP2000227980A
JP2000227980A JP11029058A JP2905899A JP2000227980A JP 2000227980 A JP2000227980 A JP 2000227980A JP 11029058 A JP11029058 A JP 11029058A JP 2905899 A JP2905899 A JP 2905899A JP 2000227980 A JP2000227980 A JP 2000227980A
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JP
Japan
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fractional
discount
operator
cash register
electronic cash
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JP11029058A
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English (en)
Inventor
Tomokazu Ohata
知和 尾畑
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性および機能性に優れた電子式金銭登録
機を提供する。 【解決手段】 登録機1で商品の売上登録データの入力
が終了すると、売上合計金額が算出され、所定範囲(桁
数)の端数が生じているか否かが判断される。端数が生
じ、操作者が端数値引きを行うよう指定している場合、
売上合計金額に対して自動的に端数値引きが行われるの
で、操作性が向上する。また端数値引きは、端数値引き
許可テーブル35の設定に基づいて操作者毎に選択的に
行うことができ、また操作者毎の範囲(桁数)で選択的
に行うことができる。したがって、操作者に対応した顧
客に応じたサービスが提供できる。さらに端数値引き
は、操作者の指定に基づいてまたは指定にかかわらず自
動的に行うことができる。端数値引き処理に関するデー
タは、表示、記憶または印刷可能であり、特に売上登録
データの精算時に印刷可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、POS(Point Of
Sales)ターミナルなどとして用いられて商品の売上登録
を行う電子式金銭登録機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の電子式金銭登録機(以下、単
に「登録機」ともいう)では、たとえば販売金額15,
135円に対して、端数金額5円を値引きする場合、操
作者は、数値キー「5」の押下に続いてマイナスキー
「−」を押下する。また、端数金額35円を値引きする
場合、数値キー「3」,「5」およびマイナスキー
「−」をこの順番に押下する。このように、端数値引き
を実施するには煩雑なキー操作が必要である。
【0003】特開昭63−73397号公報に開示され
た電子式金銭登録機では、操作者が商品の販売金額を入
力すると、その合計金額を算出し、さらにその合計金額
を端数切り捨て金額と端数金額とに分割する。たとえ
ば、合計金額が15,135円の場合、端数切り捨て金
額15,100円と、端数金額35円とに分割する。続
いて、操作者の締めキー操作に応答して、端数金額を値
引き金額として、端数切り捨て金額を現金売上金額とし
て、累積登録する。また、前記合計金額の分割を選択的
に実行させる自動値引きキーを設けている。
【0004】特開平4−250600号公報に開示され
た電子式金銭登録機では、商品の販売金額の合計金額か
ら端数金額を値引きする際、消費税などの税金を算出す
る前に値引きして、値引き額を考慮した税金を算出して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開昭63−7339
7号や特開平4−250600号など、優れた操作性お
よび機能性を有する電子式金銭登録機があるが、さらな
る操作性および機能性の向上が望まれている。
【0006】本発明の目的は、操作性および機能性に優
れた電子式金銭登録機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、商品の売上金
額を登録する電子式金銭登録機において、売上登録時
に、商品の売上合計金額を求める売上合計金額算出手段
と、求めた売上合計金額に所定範囲の端数が発生したか
否かを判断する判断手段と、端数の値引きの実行を指定
する端数値引き指定手段と、前記判断手段によって端数
が発生したと判断されたときに、前記端数値引き指定手
段によって端数値引きの実行が指定されている場合、売
上合計金額に対して端数値引きを行う端数値引き処理手
段とを備えることを特徴とする電子式金銭登録機であ
る。
【0008】本発明に従えば、売上合計金額に所定範囲
の端数が生じたときに、操作者が端数値引きの実行を指
定している場合、売上合計金額に対して自動的に端数値
引きが行われる。したがって、たとえば操作者が予め端
数値引きを行うよう指定しておくと、端数の発生毎に行
われる端数値引きを特別な操作を行うことなく実行する
ことができ、操作性が格段に向上する。
【0009】また本発明は、電子式金銭登録機の操作者
毎に端数値引きの許可/不許可を設定する端数値引き許
可設定手段と、端数値引きが許可された操作者に対して
端数値引きの範囲を設定する端数値引き範囲設定手段
と、をさらに含み、前記端数値引き処理手段は、前記端
数値引き許可設定手段によって許可された操作者による
操作であるとき、前記端数値引き範囲設定手段によって
設定された範囲で端数値引きを行うことを特徴とする。
【0010】本発明に従えば、上述したような端数値引
きを操作者毎に選択的に行うことができ、また操作者毎
の範囲、たとえば桁数で選択的に行うことができる。た
とえば、責任者である操作者は端数値引きを可能とし、
それ以外の操作者は端数値引きを不可能とすることがで
きる。また、責任者とそれ以外の操作者とをともに端数
値引き可能として、責任者は下2桁を値引き可能とし、
それ以外の操作者は下1桁を値引き可能とすることがで
きる。本発明では操作者毎に端数値引きの許可/不許可
が設定され、また端数値引きの範囲が設定されるので、
操作者に対応した顧客に応じたサービスを提供すること
ができる。
【0011】また本発明は、端数値引きを前記端数値引
き指定手段の指定に基づいて行うことと指定に関係なく
行うこととを切換えて設定する切換設定手段をさらに含
むことを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、売上合計金額に対する端
数値引きを操作者の指定に基づいてまたは指定にかかわ
らず自動的に行うことができる。したがって、操作性が
向上する。
【0013】また本発明は、前記電子式金銭登録機は表
示手段をさらに含み、該表示手段には少なくとも端数値
引き金額および売上金額が表示可能であることを特徴と
する。
【0014】本発明に従えば、端数値引き金額および売
上金額が表示されるので、顧客に端数値引きの実施を報
知でき、また顧客は端数値引き金額および売上金額を確
認することができる。したがって、サービス向上を支援
することができる。
【0015】また本発明は、前記電子式金銭登録機は記
憶手段をさらに含み、該記憶手段には少なくとも端数値
引き操作を行った操作者、端数値引き金額および端数値
引き実施件数が記憶可能であることを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、端数値引き操作を行った
操作者、端数値引き金額および端数値引き実施件数が記
憶されるので、端数値引き実績の管理資料として有効に
活用することができる。
【0017】また本発明は、前記電子式金銭登録機は印
刷手段をさらに含み、該印刷手段は少なくとも端数値引
き操作を行った操作者、端数値引き金額および端数値引
き実施件数が印刷可能であることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、端数値引き操作を行った
操作者、端数値引き金額および端数値引き実施件数が印
刷されるので、端数値引き実績の管理資料として有効に
活用することができる。
【0019】また本発明は、前記印刷手段は、売上登録
データの精算時において、端数値引き操作を行った操作
者、端数値引き金額および端数値引き実施件数を含む端
数値引き実績レポートを印刷可能であることを特徴とす
る。
【0020】本発明に従えば、売上登録データの精算時
に、端数値引き操作を行った操作者、端数値引き金額お
よび端数値引き実施件数を含む端数値引き実績をレポー
トが印刷されるので、端数値引き実績の管理資料として
有効に活用することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある電子式金銭登録機1のブロック図である。登録機1
は、CPU(中央演算処理装置)2、ROM(リードオ
ンリメモリ)3、RAM(ランダムアクセスメモリ)
4、ブザー5、ドロワー6、プリンタインタフェイス
(I/F)7、プリンタ8、KDC(キーディスプレイ
コントローラ)9、モードスイッチ(SW)10、キー
ボード(KEY)11、ディスプレイ12、スキャナイ
ンタフェイス(I/F)13およびスキャナ14を含ん
で構成される。
【0022】CPU2は、ROM3に記憶されたマイク
ロ命令に従って登録機1の全体の動作を統括的に制御す
る。ROM3には具体的に、ブザー5、ドロワー6、プ
リンタ8およびディスプレイ12などのCPU2の周辺
回路の動作を制御するためのマイクロ命令が記憶され
る。またROM3には、ディスプレイ12に固定的に表
示されるメッセージやプリンタ8で固定的に印字される
メッセージなどを有するテーブルが予め記憶される。R
AM4は、前記マイクロ命令に従って登録機1を動作さ
せる際などに一時的に用いられる。ブザー5は、各種エ
ラー音を発する。ドロワー6には、売上金、つり銭およ
び小切手などが収納される。
【0023】プリンタ8は、プリンタインタフェイス7
を介してCPU2に接続される。プリンタインタフェイ
ス7は、プリンタコントローラ、ドライバおよびタイミ
ング信号回路を含んで構成され、プリンタ8の印字動作
を制御する。プリンタ8は、売上の登録モードや点検・
精算モードにおいて、レシートやジャーナル用紙に売上
情報などを印字する。
【0024】モードスイッチ10、キーボード11およ
びディスプレイ12は、KDC9を介してCPU2に接
続される。KDC9は、モードスイッチ10、キーボー
ド11およびディスプレイ12の各動作を制御する。モ
ードスイッチ10は、登録機1が予め備える設定、時刻
表示、登録、点検および精算などの動作モードを選択す
るためのスイッチである。キーボード11は、複数のキ
ーから成り、当該キーボード11からは登録すべき売上
情報や売上情報の集計のための各種設定情報などが入力
される。ディスプレイ12には、売上情報や設定情報な
どの各種入力情報が表示され、また操作が不適切なこと
によってエラー状態となったことや操作案内情報などが
表示される。
【0025】スキャナ14は、スキャナインタフェイス
13を介してCPU2に接続される。スキャナインタフ
ェイス13は、スキャナ14の動作を制御する。スキャ
ナ14は、商品に付されたバーコードを読取る。
【0026】図2は、モードスイッチ10とキーボード
11とを示す図である。モードスイッチ10によって、
設定、時刻表示、登録、点検および精算などの各種動作
モードおよび電源のオフを切換えて選択することができ
る。キーボード11は、複数のキー18〜33を有す
る。レシート発行/停止キー18によって、レシートの
発行/停止が指定される。紙送りキー(↑)19によっ
て、レシートやジャーナル用紙などのロール状の用紙を
強制的に搬送することができる。後レシートキー20に
よって、レシート発行が停止されているときに、登録動
作終了後のレシート発行が指定される。
【0027】支払いキー21によって、商品取引による
支払いとは別の支払いがあったことが指定される。戻品
キー22によって、返品があったことが指定される。ク
リアーキー(CL)23によって、登録すべき売上情報
や設定情報などの間違いを訂正したり、エラー音の停止
を指定したりすることができる。乗算キー(×)24に
よって、同じ商品を複数登録することが指定される。ま
た、乗算キー24は、情報の設定時に使用される。入金
キー25によって、商品取引による入金とは別の入金が
あったことが指定される。訂正キー26によって、間違
って登録してしまった売上情報や設定してしまった情報
の訂正が指定される。
【0028】複数の数値キー27によって、登録すべき
売上金額、単価、数量および操作者の識別コードなどの
各種数値情報が入力される。複数の商品キー28によっ
て、登録すべき売上金額などの売上情報が入力される。
百分率キー(%)29によって、金額の割引きや割増し
が指定される。掛売りキー30によって、掛売り取引が
指定される。小計キー31によって、小計の算出および
その結果の表示が指定される。現金キー(現/預/替)
32によって、現金売り、現金預かりおよび両替動作が
指定される。一括値引きキー33によって、端数金額の
値引きが指定される。
【0029】図3は、RAM4を示す図である。RAM
4は、操作者メモリ/端数値引き許可テーブル35、端
数値引き処理フラグ(FLG)36、定率値引き商品テ
ーブル37、端数値引き実績メモリ38およびワークメ
モリ39を含んで構成される。操作者メモリ/端数値引
き許可テーブル35は、図4(A)に示されるように操
作者の識別コード41、操作者名42および端数値引き
許可を与えられた桁数43を互いに対応付けて記憶した
ものである。たとえば、識別コードが「0001」の操
作者「サトウ」は、1桁の端数値引きが許可されている
ことを示す。
【0030】端数値引き処理フラグ(FLG)36は、
端数値引き処理の実行時に自動的に端数値引きを行うか
否かを判断するためのフラグであり、たとえば当該フラ
グに「1」が設定されている場合、売上合計金額に各操
作者に許可された端数金額が発生したときに自動的に端
数金額の値引きを行い、「0(零)」が設定されている
場合、一括値引きキー33が押下されたときのみ端数値
引きを行う。
【0031】定率値引き商品テーブル37は、たとえば
5%や10%などの定率の値引きを行うことが決まって
いる特定の商品について、図4(B)に示されるよう
に、商品コード44、商品名45、単価46および値引
き率47を互いに対応付けて記憶したものである。たと
えば、商品コードが「11001」の商品名「コーヒ
ー」は、単価が1000円で、5%の値引きを行うこと
を示す。
【0032】端数値引き実績メモリ38は、図4(C)
に示されるように、端数値引きの実行毎に、実行した操
作者の識別コード48、売上合計金額49および端数値
引き金額50を互いに対応付けて記憶したものである。
たとえば、ある端数値引きは、識別コード「0001」
の操作者によって実行され、売上合計金額が1678円
であり、端数値引き金額が8円であることを示す。
【0033】ワークメモリ39は、設定データや集計デ
ータの格納領域、登録データの一時格納領域、演算処理
や集計処理などを実行するときに使用する各種バッファ
やフラグ、および印字のときに使用するプリントバッフ
ァとして使用される。
【0034】図5は、操作者毎の端数値引き範囲(桁
数)の設定時の操作手順を示す図である。まず、操作者
毎の端数値引き範囲の設定を指定するJOBコードAA
Aを数値キー27から入力し、続いて数値キー27
の「.」キーおよび乗算キー24をこの順番に押下す
る。次に、操作者の識別コードB、氏名Cおよび端数値
引き範囲Dを数値キー27などからこの順番に入力す
る。入力の訂正は、クリアキー23の押下後、再び操作
者の識別コードB、氏名Cまたは端数値引き範囲Dを入
力することによって行う。最後に、小計キー31および
現金キー32をこの順番に押下する。複数の操作者につ
いて設定する場合、小計キー31の押下後、操作者の識
別コードBからの入力操作を繰返す。このような操作に
よって、操作者毎の端数値引き範囲が設定される。たと
えば、責任者などの操作者の端数値引きの範囲を下2桁
とし、それ以外の操作者の端数値引きの範囲を下1桁と
することができる。
【0035】図6は、精算時にプリンタ8から印字出力
された精算レポート51の印字例を示す図である。モー
ドスイッチ10を精算の位置に切換え、キーボード11
の現金キー32を押下することによって、精算処理が実
行されて精算レポート51が印字出力される。精算レポ
ート51には、まず、精算処理の実行日付・時刻52、
登録機番号53およびレシート一連番号54が印字され
た後、精算レポートの開始を示すタイトル55が印字さ
れる。次に、予め設定された部門毎に、売上個数56、
売上金額57および構成比率58が順番に印字された
後、登録機1に保管されている現在高金額59が印字さ
れて、精算の集計結果が印字される。
【0036】続いて、端数値引き実績レポートが印字さ
れる。まず、端数値引き実績を示すタイトル60が印字
され、続いて顧客に対して行った端数値引き実績をもと
に具体的なデータが印字される。すなわち、実行総件数
61、端数値引き総金額62が印字され、続いて操作者
毎に、操作者の識別コード63、実行総件数64および
端数値引き総金額65が順番に印字される。たとえば、
識別コード「0001」の操作者は、前述の図4(A)
の端数値引き許可テーブル35において1桁の端数値引
きが許可されていることから、1円単位の金額を20
件、総額150円の端数値引きをしていることが判る。
このような端数値引き実績は、各操作者の端数値引き状
況を確認し、管理するための資料として有効に利用でき
る。端数値引き実績の印字後には、精算レポートの終了
を示すタイトル66が印字される。
【0037】図7は、端数値引き時のディスプレイ12
の表示画面67,68の例を示す図である。端数値引き
時には、税抜き合計金額69、端数値引き金額70およ
び税込み合計金額71を含む図7(A)に示されるよう
な表示画面67がディスプレイ12に表示される。なお
ここでは、税額を5%としている。
【0038】また、端数値引き時に入力された端数値引
きの桁数が前記許可テーブル35で許可されている桁数
の範囲以内でなかった場合、ブザー5から、たとえば高
音の連続ブザー音が出力されるとともに、操作エラーを
示す内容72を含む表示画面68がディスプレイ12に
表示される。
【0039】図8は、登録機1の端数値引き処理動作を
示すフローチャートである。ステップa1で商品の売上
登録モードが開始されたステップa2では、スキャナ1
4で商品に付されたバーコードが読取られてデータが入
力される。次のステップa3でCPU2がデータ入力が
終了したか否かを判断し、入力が終了したときにはステ
ップa4に進む。入力が終了していないときにはステッ
プa2,a3の動作を繰返す。
【0040】ステップa4で操作者によって小計キー3
1が押下されるとステップa5に進み、CPU2は売上
の合計金額に前記許可テーブル35で現在の操作者に許
可されている端数値引きの桁数分の端数が発生している
か否かを判断する。発生しているときにはステップa6
に進み、発生していないときにはステップa8に進む。
【0041】ステップa6では、前記端数値引き処理フ
ラグ36を参照して、端数値引き処理を自動的に行うよ
う設定されているか否かを判断する。前記フラグ36が
1であって、自動的に行うよう設定されているときには
ステップa7に進み、前記フラグ36が0(零)であっ
て、自動的に行うよう設定されていないときにはステッ
プa11に進む。
【0042】ステップa7では、所定の端数値引き処理
を実行して、図7(A)に示されるような税抜き合計金
額69、端数値引き金額70および税込み合計金額71
を含む表示画面67をディスプレイ12に表示する。端
数値引き処理は、たとえば特開昭63−73397号や
特開平4−250600号に開示された手法に従って実
行可能である。
【0043】続くステップa8で売上登録を終了するた
めに操作者によって現金キー32が押下されるとステッ
プa9に進み、プリンタ8から売上登録のレシートが発
行され、登録されたデータの集計処理が実行される。端
数値引き処理を実行したときにはステップa10で端数
値引き実績レポートがプリンタ8から印字されて、ステ
ップa2に戻る。ステップa10で印字される端数値引
き実績レポートは、たとえば図6の精算レポート51に
含まれる端数値引き実績レポートと同様である。
【0044】端数値引き処理を自動的に行うよう設定さ
れていなかったときのステップa11では、操作者によ
る数値キー27からの端数値引きの桁数を示す数値の入
力を待つ。入力されるとステップa12に進み、一括値
引きキー33の押下を待つ。押下されるとステップa1
3に進み、CPU2は前記ステップa11で入力された
桁数が、前記許可テーブル35で現在の操作者に許可さ
れている端数値引きの桁数以内であるか否かを判断す
る。判断が肯定のときにはステップa7に戻り、判断が
否定のときにはステップa14に進んで、ブザー5から
ブザー音を出力するとともに、前記操作エラーを示す内
容72を含む表示画面68がディスプレイ12に表示さ
れ、ステップa11に戻る。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、売上合計
金額に所定範囲の端数が生じたときに操作者が端数値引
きを行うよう指定するだけで、売上合計金額に対して自
動的に端数値引きを行うことができる。したがって、操
作性が向上する。
【0046】また本発明によれば、前記端数値引きを操
作者毎に選択的に行うことができ、また操作者毎の範囲
で選択的に行うことができる。たとえば、責任者である
操作者とそれ以外の操作者とで、端数値引きを行ったり
行わないようにしたりでき、また異なる範囲で端数値引
きを行うことができる。したがって、操作者に対応した
顧客に応じたサービスを提供することができる。
【0047】また本発明によれば、前記端数値引きを操
作者の指定に基づいてまたは指定にかかわらず自動的に
行うことができる。したがって、操作性が向上する。
【0048】また本発明によれば、端数値引き金額およ
び売上金額が表示されるので、顧客に端数値引きの実施
を報知でき、また顧客は端数値引き金額および売上金額
を確認することができる。したがって、サービス向上を
支援することができる。
【0049】また本発明によれば、端数値引き操作を行
った操作者、端数値引き金額および端数値引き実施件数
が記憶されるので、端数値引き実績の管理資料として有
効に活用することができる。
【0050】また本発明によれば、端数値引き操作を行
った操作者、端数値引き金額および端数値引き実施件数
が印刷されるので、端数値引き実績の管理資料として有
効に活用することができる。
【0051】また本発明によれば、売上登録データの精
算時に、端数値引き操作を行った操作者、端数値引き金
額および端数値引き実施件数を含む端数値引き実績レポ
ートが印刷されるので、端数値引き実績の管理資料とし
て有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である電子式金銭登録機
1のブロック図である。
【図2】モードスイッチ10とキーボード11とを示す
図である。
【図3】RAM4を示す図である。
【図4】図4(A)は操作者メモリ/端数値引き許可テ
ーブル35を示す図であり、図4(B)は定率値引き商
品テーブル37を示す図であり、図4(C)は端数値引
き実績メモリ38を示す図である。
【図5】操作者毎の端数値引き範囲(桁数)の設定時の
操作手順を示す図である。
【図6】精算時にプリンタ8から印字出力された精算レ
ポート51の印字例を示す図である。
【図7】端数値引き時のディスプレイ12の表示画面6
7,68の例を示す図である。
【図8】登録機1の端数値引き処理動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 電子式金銭登録機 2 CPU(中央演算処理装置) 3 ROM(リードオンリメモリ) 4 RAM(ランダムアクセスメモリ) 5 ブザー 6 ドロワー 8 プリンタ 10 モードスイッチ 11 キーボード 12 ディスプレイ 14 スキャナ 33 一括値引きキー 35 操作者メモリ/端数値引き許可テーブル 36 端数値引き処理フラグ 37 定率値引き商品テーブル 38 端数値引き実績メモリ 39 ワークメモリ 51 精算レポート 67,68 表示画面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品の売上金額を登録する電子式金銭登
    録機において、 売上登録時に、商品の売上合計金額を求める売上合計金
    額算出手段と、 求めた売上合計金額に所定範囲の端数が発生したか否か
    を判断する判断手段と、 端数の値引きの実行を指定する端数値引き指定手段と、 前記判断手段によって端数が発生したと判断されたとき
    に、前記端数値引き指定手段によって端数値引きの実行
    が指定されている場合、売上合計金額に対して端数値引
    きを行う端数値引き処理手段とを備えることを特徴とす
    る電子式金銭登録機。
  2. 【請求項2】 電子式金銭登録機の操作者毎に端数値引
    きの許可/不許可を設定する端数値引き許可設定手段
    と、 端数値引きが許可された操作者に対して端数値引きの範
    囲を設定する端数値引き範囲設定手段と、をさらに含
    み、 前記端数値引き処理手段は、前記端数値引き許可設定手
    段によって許可された操作者による操作であるとき、前
    記端数値引き範囲設定手段によって設定された範囲で端
    数値引きを行うことを特徴とする請求項1記載の電子式
    金銭登録機。
  3. 【請求項3】 端数値引きを前記端数値引き指定手段の
    指定に基づいて行うことと指定に関係なく行うこととを
    切換えて設定する切換設定手段をさらに含むことを特徴
    とする請求項1または2記載の電子式金銭登録機。
  4. 【請求項4】 前記電子式金銭登録機は表示手段をさら
    に含み、該表示手段には少なくとも端数値引き金額およ
    び売上金額が表示可能であることを特徴とする請求項1
    〜3のうちのいずれかに記載の電子式金銭登録機。
  5. 【請求項5】 前記電子式金銭登録機は記憶手段をさら
    に含み、該記憶手段には少なくとも端数値引き操作を行
    った操作者、端数値引き金額および端数値引き実施件数
    が記憶可能であることを特徴とする請求項1〜4のうち
    のいずれかに記載の電子式金銭登録機。
  6. 【請求項6】 前記電子式金銭登録機は印刷手段をさら
    に含み、該印刷手段は少なくとも端数値引き操作を行っ
    た操作者、端数値引き金額および端数値引き実施件数が
    印刷可能であることを特徴とする請求項1〜5のうちの
    いずれかに記載の電子式金銭登録機。
  7. 【請求項7】 前記印刷手段は、売上登録データの精算
    時において、端数値引き操作を行った操作者、端数値引
    き金額および端数値引き実施件数を含む端数値引き実績
    レポートを印刷可能であることを特徴とする請求項6記
    載の電子式金銭登録機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002074518A (ja) * 2000-09-01 2002-03-15 Sharp Corp 販売管理装置
JP2015045930A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 シャープ株式会社 販売管理装置

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