JP3479606B2 - 電子式金銭登録機 - Google Patents

電子式金銭登録機

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JP3479606B2
JP3479606B2 JP02617399A JP2617399A JP3479606B2 JP 3479606 B2 JP3479606 B2 JP 3479606B2 JP 02617399 A JP02617399 A JP 02617399A JP 2617399 A JP2617399 A JP 2617399A JP 3479606 B2 JP3479606 B2 JP 3479606B2
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electronic cash
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誠次 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、POS(Point Of
Sales)ターミナルなどとして用いられて商品の売上登録
を行う電子式金銭登録機に関し、特に通貨両替機能を備
える電子式金銭登録機に関する。
【0002】
【従来の技術】ビジネスの国際化や外国観光客の増加な
どによって外貨を扱う機会が多くなっており、たとえば
通貨両替の機会が多くなっている。通貨両替機能を備え
る電子式金銭登録機(以下、単に「登録機」ともいう)
が、特開平4−373098号公報および特開平5−1
89664号公報に開示されている。
【0003】特開平4−373098号公報の登録機で
は、両替のために様々な通貨単位の通貨変換レートが予
め入力されて記憶される。両替時、両替の通貨単位を指
定し、両替の実行を指定し、被両替金額を入力すると、
入力した被両替金額が予め入力されて記憶された通貨変
換レートの中の指定された通貨単位の通貨変換レートで
変換されて表示される。
【0004】特開平5−189664号公報の登録機
は、商品の売上登録時に、売上管理を行いながら指定さ
れた通貨単位での精算を可能とするものである。たとえ
ば、円で商品の売上登録を行うと、合計金額(円)が求
められて表示される。ここで、ドルでの精算を指定する
と、予め設定された通貨変換レートで合計金額(円)が
合計金額(ドル)に変換されて表示される。ドルでの預
かり金額を入力すると、精算結果が印字されたレシート
が発行される。また、該登録機では、特開平4−373
098号と同様にして両替が行われ、その結果が印字さ
れたレシートが発行される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平4−3
73098号および特開平5−189664号の登録機
はいずれも通貨両替が可能であるが、通貨変換レートに
よって発生する両替後の金額の端数に対しては、何の考
慮もなされていない。したがって、前記登録機では生じ
た端数の処理は操作者に頼ることとなり、利便性が悪
い。
【0006】本発明の目的は、通貨両替時に生じる端数
の処理を自動的に行う利便性の高い電子式金銭登録機を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、商品の売上登
録を行って、売上登録データを更新して記憶する電子式
金銭登録機において、通貨の変換レートを設定する通貨
変換レート設定手段と、通貨変換後の金額に生じる端数
の処理方式を設定する端数処理方式設定手段と、通貨の
被両替金額を入力する入力手段と、被両替金額の入力後
に通貨両替を指定する両替指定手段と、通貨両替指定に
応答して、入力した被両替金額を設定された通貨変換レ
ートを用いて変換して通貨両替する通貨両替手段と、通
貨変換後の金額に端数が生じていたときに、設定された
端数処理方式で端数を処理する端数処理手段とを備え
前記端数処理方式設定手段は、通貨変換後の金額に生じ
た端数に対して、所定金額を返金する方式または徴収す
る方式を選択して設定することを特徴とする電子式金銭
登録機である。
【0008】 本発明に従えば、通貨両替に先立って、
通貨変換レートおよび通貨両替によって生じる端数の処
理方式が設定される。設定される処理方式としては、所
定金額を返金または徴収する方式を選択して設定するこ
とが可能であり、このような処理によって過不足のない
通貨両替が容易に可能となる。
【0009】 被両替金額を入力し、通貨両替を指定す
ると、これに応答して、入力された被両替金額が予め設
定された通貨変換レートで変換される。さらに、通貨両
替後の金額に端数が生じていた場合、予め設定された処
理方式で端数が処理される。したがって、通貨両替によ
って端数が生じたときに、操作者がその処理方法を考え
る必要がなくなる。
【0010】 また、通貨両替によって生じる端数の処
理方式を一括して予め設定しておくと、通貨両替によっ
て生じる各端数毎にその処理方式を指定する必要がなく
なる。したがって、電子式金銭登録機の利便性が格段に
向上する。
【0011】 また本発明は、前記被両替金額は、商品
の売上登録処理によって得られた売上合計金額であるこ
とを特徴とする。
【0012】 本発明に従えば、売上登録によって得ら
れた売上合計金額を被両替金額とし、該金額に対して、
上述したような通貨両替および端数処理が行われる。し
たがって、たとえば円で求められた売上合計金額をドル
に変換して精算することができる。このような場合であ
っても、操作者は通貨両替によって発生した端数の処理
方法を考える必要がなく、高い利便性が得られる。
【0013】また本発明は、前記電子式金銭登録機はレ
シート発行手段を含み、該レシート発行手段は売上登録
データを印字したレシートと通貨両替データを印字した
レシートとを発行することを特徴とする。
【0014】本発明に従えば、レシート発行手段から
は、売上登録データを印字したレシートと通貨両替デー
タを印字したレシートとが発行可能であり、売上登録の
みを行った場合には売上登録データを印字したレシート
を発行し、通貨両替のみを行った場合には通貨両替デー
タを印字したレシートを発行し、売上登録で得られた売
上合計金額を通貨両替した場合には売上登録データを印
字したレシートと通貨両替データを印字したレシートと
を発行することができる。通貨両替データを印字したレ
シートによって、通貨両替の詳細な内容を顧客に提示す
ることができるので、高いサービスを提供することがで
きる。
【0015】また本発明は、前記電子式金銭登録機は表
示手段を含み、該表示手段には設定された通貨変換レー
トが表示されることを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、通貨変換レートを表示手
段に表示して顧客に提示することができるので、高いサ
ービスが提供できる。
【0017】また本発明は、通貨両替の実績を集計する
集計手段を含むことを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、通貨両替の実績を集計す
ることによってその実状が把握でき、たとえば必要な外
貨量を予測して前もって準備することが可能となり、通
貨管理の強化に貢献することができる。
【0019】また本発明は、集計された通貨両替実績を
出力する出力手段を含むことを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、集計された通貨両替実績
が出力される。たとえば、電子式金銭登録機が備える表
示手段に表示してまたは印字手段から印字して、出力す
ることができる。したがって、通貨管理の強化に貢献す
ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある電子式金銭登録機1のブロック図である。登録機1
は、CPU(中央演算処理装置)2、ROM(リードオ
ンリメモリ)3、RAM(ランダムアクセスメモリ)
4、ブザー5、ドロワー6、プリンタインタフェイス
(I/F)7、プリンタ8、KDC(キーディスプレイ
コントローラ)9、モードスイッチ(SW)10、キー
ボード(KEY)11および表示装置12を含んで構成
される。
【0022】CPU2は、ROM3に記憶されたマイク
ロ命令に従って登録機1の全体の動作を統括的に制御す
る。ROM3には具体的に、ブザー5、ドロワー6、プ
リンタ8および表示装置12などのCPU2の周辺回路
の動作を制御するためのマイクロ命令が記憶される。ま
たROM3には、表示装置12に固定的に表示されるメ
ッセージやプリンタ8で固定的に印字されるメッセージ
などを有するテーブルが予め記憶される。RAM4は、
前記マイクロ命令に従って登録機1を動作させる際など
に一時的に用いられる。ブザー5は、各種エラー音を発
する。ドロワー6には、売上金、つり銭および小切手な
どが収納される。
【0023】プリンタ8は、プリンタインタフェイス7
を介してCPU2に接続される。プリンタインタフェイ
ス7は、プリンタコントローラ、ドライバおよびタイミ
ング信号回路を含んで構成され、プリンタ8の印字動作
を制御する。プリンタ8は、売上の登録モードや点検・
精算モードにおいて、レシートやジャーナル用紙に売上
登録データを印字して、レシートやレポートを発行す
る。また、通貨両替データや通貨両替実績の集計結果な
どを印字して、レシートやレポートを発行する。
【0024】モードスイッチ10、キーボード11およ
び表示装置12は、KDC9を介してCPU2に接続さ
れる。KDC9は、モードスイッチ10、キーボード1
1および表示装置12の各動作を制御する。モードスイ
ッチ10は、登録機1が予め備える設定、時刻表示、登
録、点検および精算などの動作モードを選択するための
スイッチである。
【0025】キーボード11は、複数のキーから成り、
当該キーボード11からは、商品の売上登録機能に関し
て、登録すべき売上情報や売上情報の集計のための各種
設定情報などが入力される。また、通貨両替機能に関し
て、通貨変換レート、通貨両替によって発生した端数の
処理方式を指定する数値および被両替金額などが入力さ
れ、また通貨両替が指定される。
【0026】液晶表示装置などで実現される表示装置1
2には、売上情報や設定情報などの各種入力情報が表示
され、また操作が不適切なことによってエラー状態とな
ったことや操作案内情報などが表示される。さらに、通
貨両替後の金額や通貨両替実績の集計結果のなどが表示
される。
【0027】図2は、モードスイッチ10とキーボード
11とを示す図である。モードスイッチ10によって、
設定、時刻表示、登録、点検および精算などの各種動作
モードおよび電源のオフを切換えて選択することができ
る。キーボード11は、複数のキー18〜34を有す
る。レシート発行/停止キー18によって、レシートの
発行/停止が指定される。紙送りキー(↑)19によっ
て、レシートやジャーナル用紙などのロール状の用紙を
強制的に搬送することができる。後レシートキー20に
よって、レシート発行が停止されているときに、登録動
作終了後のレシートの発行が指定される。
【0028】支払いキー21によって、商品取引による
支払いとは別の支払いがあったことが指定される。戻品
キー22によって、返品があったことが指定される。ク
リアーキー(CL)23によって、登録すべき売上情報
や設定情報などの間違いを訂正したり、エラー音の停止
を指定したりすることができる。乗算キー(×)24に
よって、同じ商品を複数登録することが指定される。ま
た、乗算キー24は、情報の設定時に使用される。入金
キー25によって、商品取引による入金とは別の入金が
あったことが指定される。訂正キー26によって、間違
って登録してしまった売上情報や設定してしまった情報
の訂正が指定される。
【0029】複数の数値キー27によって、登録すべき
売上金額、単価、数量、操作者の識別コード、通貨変換
レート、通貨両替によって発生する端数の処理方式を指
定する数値および被両替金額などの各種数値情報が入力
される。複数の商品キー28によって、登録すべき売上
金額などの売上情報が入力される。百分率キー(%)2
9によって、金額の割引きや割増しが指定される。掛売
りキー30によって、掛売り取引が指定される。小計キ
ー31によって、小計の算出およびその結果の表示が指
定される。現金キー(現/預/替)32によって、現金
売り、現金預かりおよび両替が指定される。通貨両替キ
ー33,34によって通貨両替が指定され、通貨両替キ
ー33によって外貨(ドル)から内貨(円)への通貨両
替が、また通貨両替キー34によって内貨(円)から外
貨(ドル)への通貨両替が、それぞれ指定される。
【0030】図3は、RAM4を示す図である。RAM
4は、外貨為替レートメモリ35、端数処理選択方式メ
モリ36、外貨両替実績集計メモリ37およびワークメ
モリ38を備える。外貨為替レートメモリ35には、キ
ーボード11の数値キー27を用いて、通貨両替に先立
って入力された外貨為替レート(通貨変換レート)が記
憶される。外貨為替レートメモリ35に複数のレートを
記憶することによって、複数の通貨単位の両替が可能と
なる。
【0031】端数処理選択方式メモリ36には、キーボ
ード11の数値キー27を用いて、通貨両替に先立って
入力された通貨両替によって生じる端数の処理方式が記
憶される。端数の処理方式としては、生じた端数に対し
て、所定金額を返金または徴収する方式が設定可能であ
る。外貨両替実績集計メモリ37には、登録機1で行わ
れた通貨両替実績の集計結果が記憶される。
【0032】ワークメモリ38は、設定データや集計デ
ータの格納領域、登録データの一時格納領域、演算処理
や集計処理などを実行するときに使用する各種バッファ
やフラグ、および印字のときに使用するプリントバッフ
ァとして使用される。
【0033】図4は、通貨両替に先立つ外貨為替レート
の設定および端数処理方式の設定のための操作手順を示
す図である。外貨為替レートを設定する場合、まずこの
設定のJOBコードAAAを数値キー27を用いて入力
し、次に小数点キー(.)27および乗算キー(×)2
4を押下して確定する。続いて、通貨両替の機能番号B
を数値キー27を用いて入力し、次に乗算キー(×)2
4を押下して確定する。さらに、外貨為替レートCを数
値キー27を用いて入力する。間違った場合は、クリア
キー23を押下して機能番号Bの入力からやり直す。レ
ート入力が終了すると、小計キー31を押下して確定す
る。他のレートを設定する場合は、機能番号Bの入力か
ら繰返し、設定が完了すると現金キー32を押下する。
このようにして外貨為替レートが設定される。なお、こ
こで設定される外貨為替レートはたとえば外貨(ドル)
の1単位に対する内貨(円)の金額である。
【0034】端数処理方式を設定する場合、外貨為替レ
ートの設定と同様に、JOBコードAAAを入力し、次
に小数点キー(.)27および乗算キー(×)24を押
下する。続いて、通貨両替の機能番号Bを入力し、次に
乗算キー(×)24を押下する。さらに、端数処理方式
Cを数値キー27を用いて入力する。間違った場合は、
クリアキー23を押下して機能番号Bの入力からやり直
す。端数処理方式の入力が終了すると、小計キー31を
押下する。設定が完了すると現金キー32を押下する。
このようにして端数処理方式が設定される。なお、端数
処理方式Cは各端数処理方式に対応付けられた番号であ
る。たとえば、所定金額を返金する場合には端数処理方
式Cとして1が対応付けられ、所定金額を徴収する場合
には端数処理方式Cとして2が対応付けられ、いずれか
の数値が入力される。
【0035】図5は、通貨両替の指定のための操作手順
を示す図である。登録機1では、円をドルにまたはドル
を円に両替可能である。円をドルに両替する場合、図5
(A)に示されるように、円の被両替金額AAAAAA
AAを入力し、次に通貨両替キー34を押下する。また
ドルを円に両替する場合、図5(B)に示されるよう
に、ドルの被両替金額BBBBBBBBを入力し、次に
通貨両替キー33を押下する。このようにして通貨両替
が指定される。
【0036】また、登録機1は、通貨両替を単独で行う
だけでなく、商品の売上登録時に売上合計金額を通貨両
替して精算することが可能である。売上登録は、モード
スイッチ10を登録の位置に切換え、キーボード11の
数値キー27などから売上商品の金額を入力することに
よって行われ、売上合計金額が求められる。売上合計金
額が得られた後、所定の通貨両替キー33,34を押下
することによって売上合計金額が通貨両替される。
【0037】図6は、レシート39の例を示す図であ
る。登録機1は、商品の売上登録データをプリンタ8で
印字したレシートが発行可能であるとともに、通貨両替
を行ったときには図6に示されるような通貨両替データ
を印字したレシート39が発行可能である。通貨両替時
にこのようなレシート39を発行して、顧客に通貨両替
内容を提示することができる。
【0038】レシート39には、まずレシートの発行日
付および時間40、登録機番号41、レシート一連番号
42、責任者名43および責任者番号44が印字され
る。続いて、通貨両替を示す所定の文字45、数値キー
27から入力した被両替金額46、予め入力されて外貨
為替レートメモリ35に記憶された外貨為替レート4
7、通貨両替後の支払い金額48および端数処理選択方
式メモリ36において、生じた端数に対して、所定金額
を返金する方式が設定されている場合には返金金額49
が印字される。端数処理選択方式メモリ36において、
生じた端数に対して、所定金額を徴収する方式が設定さ
れている場合には、返金金額49に代わって徴収金額が
印字される。
【0039】さらに、登録機1では、通貨両替の実績が
集計されて外貨両替実績集計メモリ37に記憶される。
たとえば、通貨両替回数などが累積して記憶される。モ
ードスイッチ10を点検または精算の位置に切換え、キ
ーボード11の数値キー27を用いて集計処理の実行J
OBコードを入力し、現金キー32を押下することによ
って、通貨両替の実績が集計されてメモリ37に記憶さ
れた集計結果が出力される。たとえば、プリンタ8から
レポートとして印字出力される。また、表示装置12に
表示出力しても構わない。このように通貨両替の実績を
集計することおよび集計結果を出力することによって、
通貨両替実績を把握し、たとえば必要な外貨を予測して
準備するなどして通貨両替の管理を強化することができ
る。
【0040】図7は、通貨両替実績の集計結果を示すレ
ポート50の例を示す図である。レポート50には、ま
ずレポートの作成日付および時間51、登録機番号5
2、レポート一連番号53、責任者名54および責任者
番号55が印字される。続いて、点検処理または精算処
理を示すタイトル62が印字された後、各部門毎に売上
個数56、売上金額57および構成比率58が印字さ
れ、さらに通貨両替の回数59、外貨在高60および現
在高61が印字される。レポート50において、通貨両
替の回数59および外貨在高60が通貨両替実績の集計
結果である。
【0041】図8は、登録機1の通貨両替を伴う商品の
売上登録動作を示すフローチャートである。ステップa
1で登録モードが開始されるとステップa2に進み、C
PU2はキー入力があるまで待機する。キー入力がある
とステップa3に進んで内貨(円)から外貨(ドル)へ
の通貨両替を指定する通貨両替キー34が押下されたか
否かを判断する。通貨両替キー34が押下されたと判断
するとステップa4に進み、ステップa3での通貨両替
キー34の押下の直前に数値キー27による入力があっ
たか否かを判断する。数値キー27による入力があった
ときにはステップa5に進む。
【0042】ステップa5では、入力された数値を被両
替金額として、入力金額を予め設定された外貨為替レー
トで除算し、商と余りとを求める。次にステップa6に
進み、余りが0(零)であるか否かを判断する。0でな
かったとき、すなわち端数が生じたときにはステップa
7に進み、端数処理選択方式メモリ36を参照して端数
に対して、所定金額を返金する方式が設定されているか
否かを判断する。返金する方式が設定されているときに
はステップa8に進み、返金する方式が設定されていな
いとき、すなわち所定金額を徴収する方式が設定されて
いるときにはステップa11に進む。
【0043】ステップa8では、入力金額から前記商に
外貨為替レートを乗算した値を差し引き、返金金額とし
てステップa9に進む。ステップa11では、前記商に
1を加算して外貨為替レートを乗算し、この値から入力
金額を差引いて追加徴収金額とする。客から追加徴収金
額を預かると、ステップa12で該金額が操作者によっ
て入力されてステップa9に移行する。
【0044】ステップa9では、CPU2は図6に示さ
れるような通貨両替データを印字したレシート39を発
行し、ステップa10に進んで通貨両替の実績を集計し
て外貨両替実績集計メモリ37に記憶した後、ステップ
a2に戻る。前記ステップa6で、余りが0であったと
き、すなわち端数が生じなかったときにはそのままステ
ップa9に進む。
【0045】前記ステップa4で、ステップa3での通
貨両替キー34の押下の直前に数値キー27による入力
がなかったときにはステップa13に進む。ステップa
13では、通貨両替キー34の押下の直前にキー入力が
なかったか否かを判断する。キー入力がなかったときに
はステップa14に進み、外貨為替レートメモリ35に
記憶されたレートを読出して表示装置12に表示し、ス
テップa2に戻る。キー入力があったときにはステップ
a15に進み、キー入力エラーである内容を表示装置1
2に表示してステップa2に戻る。
【0046】前記ステップa3で通貨両替キー34が押
下されたのではないと判断するとステップa16に進
む。ステップa16では、外貨(ドル)から内貨(円)
への通貨両替を指定する通貨両替キー33が押下された
か否かを判断する。通貨両替キー33が押下されたと判
断するとステップa17に進み、ステップa16での通
貨両替キー33の押下の直前に数値キー27による入力
があったか否かを判断する。数値キー27による入力が
あったときにはステップa18に進み、入力された数値
を被両替金額として、入力金額に予め設定された外貨為
替レートを乗算し、商を求めてステップa9に移行す
る。ステップa17で数値キー27による入力がなかっ
たと判断されたときにはステップa13に移行する。
【0047】前記ステップa16で通貨両替キー33が
押下されたのではないと判断すると、ステップa19に
進み、入力されたキーによる処理を実行してステップa
2に戻る。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、通貨変換
レートおよび通貨両替によって生じる端数の処理方式を
予め設定するようにしたので、被両替金額を入力して通
貨の両替を指定するだけで通貨両替ができ、さらに端数
が発生した場合には操作者がその処理方法を考えること
なく自動的に処理される。したがって、電子式金銭登録
機の利便性が格段に向上する。
【0049】 端数の処理方式として、生じた端数に対
して、所定金額を返金する方式または所定金額を徴収す
る方式を選択的に実行することができ、このような処理
によって過不足のない両替が容易に可能となる。
【0050】 また本発明によれば、売上登録処理によ
って得られた売上合計金額を被両替金額として通貨両替
し、自動的に端数処理することができる。
【0051】また本発明によれば、通貨両替データを印
字したレシートを発行することによって、通貨両替の詳
細な内容を顧客に提示して高いサービスを提供すること
ができる。
【0052】また本発明によれば、通貨変換レートを表
示することによって、通貨変換レートを顧客に提示して
高いサービスを提供することができる。
【0053】また本発明によれば、通貨両替の実績を集
計することによって、その実状が把握でき、必要な通貨
量を準備するなどして通貨管理を強化することができ
る。
【0054】また本発明によれば、集計された通貨両替
実績を出力することによって、通貨管理を強化すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である電子式金銭登録機
1のブロック図である。
【図2】モードスイッチ10とキーボード11とを示す
図である。
【図3】RAM4を示す図である。
【図4】外貨為替レートの設定および端数処理方式の設
定のための操作手順を示す図である。
【図5】通貨両替の指定のための操作手順を示す図であ
る。
【図6】通貨両替データを印字したレシート39の例を
示す図である。
【図7】通貨両替実績の集計結果を示すレポート50の
例を示す図である。
【図8】電子式金銭登録機1の通貨両替を伴う商品の売
上登録動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子式金銭登録機 2 CPU(中央演算処理装置) 3 ROM(リードオンリメモリ) 4 RAM(ランダムアクセスメモリ) 5 ブザー 6 ドロワー 8 プリンタ 10 モードスイッチ 11 キーボード 12 表示装置 33,34 通貨両替キー 35 外貨為替レートメモリ 36 端数処理選択方式メモリ 37 外貨両替実績集計メモリ 38 ワークメモリ 39 レシート 50 レポート
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07G 1/12 G06F 17/60

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品の売上登録を行って、売上登録デー
    タを更新して記憶する電子式金銭登録機において、 通貨の変換レートを設定する通貨変換レート設定手段
    と、 通貨変換後の金額に生じる端数の処理方式を設定する端
    数処理方式設定手段と、 通貨の被両替金額を入力する入力手段と、 被両替金額の入力後に通貨両替を指定する両替指定手段
    と、 通貨両替指定に応答して、入力した被両替金額を設定さ
    れた通貨変換レートを用いて変換して通貨両替する通貨
    両替手段と、 通貨変換後の金額に端数が生じていたときに、設定され
    た端数処理方式で端数を処理する端数処理手段とを備
    前記端数処理方式設定手段は、通貨変換後の金額に生じ
    た端数に対して、所定金額を返金する方式または徴収す
    る方式を選択して設定する ことを特徴とする電子式金銭
    登録機。
  2. 【請求項2】 前記被両替金額は、商品の売上登録処理
    によって得られた売上合計金額であることを特徴とする
    請求項1記載の電子式金銭登録機。
  3. 【請求項3】 前記電子式金銭登録機はレシート発行手
    段を含み、該レシート発行手段は売上登録データを印字
    したレシートと通貨両替データを印字したレシートとを
    発行することを特徴とする請求項1記載の電子式金銭登
    録機。
  4. 【請求項4】 前記電子式金銭登録機は表示手段を含
    み、該表示手段には設定された通貨変換レートが表示さ
    れることを特徴とする請求項1記載の電子式金銭登録
    機。
  5. 【請求項5】 通貨両替の実績を集計する集計手段を含
    ことを特徴とする請求項1記載の電子式金銭登録機。
  6. 【請求項6】 集計された通貨両替実績を出力する出力
    手段を含むことを特徴とする請求項記載の電子式金銭
    登録機。
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