JP2000227767A - フラットパネルディスプレイ - Google Patents

フラットパネルディスプレイ

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JP2000227767A
JP2000227767A JP11028188A JP2818899A JP2000227767A JP 2000227767 A JP2000227767 A JP 2000227767A JP 11028188 A JP11028188 A JP 11028188A JP 2818899 A JP2818899 A JP 2818899A JP 2000227767 A JP2000227767 A JP 2000227767A
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JP11028188A
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Shutaro Tsuchiya
秀太朗 土屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 据え置き用のスタンドや壁掛け用の治具を付
設せずに据え置き設置あるいは壁掛け設置が行えて、軽
量化することができ、移設を容易に行え、さらに放熱性
にも優れているフラットパネルディスプレイを提供す
る。 【解決手段】 平面表示器2を支持板3に対面に固定さ
せて、表カバー1と裏カバー7を接合させてなす薄型ケ
ース17内に収容する。二枚縦向き姿勢で左右に隔てた
支持板3に、二枚の環状のパイプフレーム4を水平向き
姿勢で上下に隔てて対立状態に一体に固着させて井げた
状に組む。パイプフレーム4の環状の内側に、電装基板
5,基板補強板6を固定し、平面表示器2から延びるフ
レキシブルケーブル9は電装基板5に接続する。この組
み立て体の平面表示器2側に、表カバー1を被せ、背後
から裏カバー7を被せて一体に合わせる。裏カバー7の
孔部70からパイプフレーム4が張り出して壁掛け用治
具となり、放熱も行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像の表示を行う
フラットパネルディスプレイに関し、とりわけ、設置ス
ペースを有効に利用するため薄型ケースに収めるように
したフラットパネルディスプレイに関する。
【0002】
【従来の技術】薄い平面型の表示デバイスからなるフラ
ットパネルディスプレイ(FPD)は、画面サイズの大
型化においてスペースの利用性に優れているため、ブラ
ウン管を用いたディスプレイに替わる画像表示装置とし
て注目されている。
【0003】フラットパネルディスプレイとしては、プ
ラズマディスプレイ及び表面伝導型電子放出素子等の電
子放出素子を用いたディスプレイなどの自発光型のもの
と、光源による照光を要する液晶ディスプレイなどの他
発光型のものが最近の主流になっている。
【0004】図10は、従来のフラットパネルディスプ
レイを分解して示す斜視図である。同図において、21
は表カバー、22は薄型の平面表示器、23は支持フレ
ーム、41は両面粘着材、24は基板フレーム、25は
電装基板、27は裏カバー、43は冷却ファン、40は
スタンドである。
【0005】この場合、平面表示器22を両面粘着材4
1により支持フレーム23へ接着させ、その支持フレー
ム23を基板フレーム24に固定し、そして基板フレー
ム24の裏側に電装基板25を取り付け、さらに基板フ
レーム24は裏カバー27に固定させている。裏カバー
27の上縁部には冷却ファン43を設置しており、その
裏カバー27に向い合わせに表カバー21を被せて固定
している。このように構成した本体(薄型ケース)はス
タンド40に載せる。
【0006】図11は、従来のフラットパネルディスプ
レイの他例を分解して示す斜視図である。同図におい
て、33は支持フレーム、42は緩衝材であり、図10
に示した従来例と同様な各部には同一符号を付してあ
る。
【0007】この従来例は、平面表示器32を緩衝材4
2により挟み込んだ構成をとっている。つまり、平面表
示器22の表裏(表示面,非表示面)に、それぞれ緩衝
材42を取り付け、さらにその上に支持フレーム33を
それぞれ取り付けて挟む形で固着させている。そして、
電装基板25を基板フレーム24に固定させ、その基板
フレーム24は平面表示器22の裏側へ取り付けた支持
フレーム33に固定しており、その組み立て体の表裏に
表カバー21,裏カバー27を取り付けている。このよ
うに構成した本体(薄型ケース)は、図10に示した従
来例と同様にスタンド(40)に載せる。スタンドは図
10に示したものと同様でよいので図示を省略する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のフラットパネルディスプレイにあっては、表カバ
ー21と裏カバー27とを合わせてなる薄型ケースに収
める構成を採るため、平面表示器22はもちろん薄型の
板状体であるが、他の構成各部つまり電装基板25,支
持フレーム23,33,基板フレーム24なども板形状
に成形され、それらは板形状でもって剛性を確保するた
めに板厚を厚く形成されるので重量が重いという問題が
あった。
【0009】また、平面表示器22及び電装基板25上
の電子部品等による発熱を冷却するために冷却ファン4
3は必要なものの、冷却ファン43は駆動モータを備え
るため重量があり、さらに薄型ケースを支持するスタン
ド40の重量も加わる。一方、壁に取り付ける場合は壁
掛け用の治具を薄型ケースに取り付けるので、これも重
量の増加がある。このため、薄型ケースに収容されて薄
い割りには重量が重い。フラットパネルディスプレイ
は、基本的に薄くて場所をとらないという特徴があるの
で設置場所の変更が容易であることが好ましいが、重量
が重いのでは移設が容易ではなくなりその特徴を損な
う。
【0010】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
てなされたものであって、据え置き用のスタンドや壁掛
け用の治具を付設せずに据え置き設置あるいは壁掛け設
置が行えて、軽量化することができ、移設を容易に行
え、さらに放熱性にも優れているフラットパネルディス
プレイを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の請求項1に示すフラットパネルディスプレ
イは、平面型の表示デバイスを支持体に対面に固定させ
て薄型ケースに収容するフラットパネルディスプレイに
おいて、前記支持体に対立して一体に取り付けられ、前
記薄型ケースに形成した孔部から外に張り出される対立
支持体を備えて構成する。
【0012】また、本発明の請求項2に示すフラットパ
ネルディスプレイは、前記対立支持体の取り付け姿勢を
縦向きの設定として構成する。
【0013】さらに、本発明の請求項3に示すフラット
パネルディスプレイは、前記対立支持体の取り付け姿勢
を水平向きの設定として構成する。
【0014】そして、本発明の請求項4に示すフラット
パネルディスプレイは、前記対立支持体を、複数配列し
て構成する。
【0015】また、本発明の請求項5に示すフラットパ
ネルディスプレイは、前記対立支持体を、環状の枠体に
して構成する。
【0016】さらに、本発明の請求項6に示すフラット
パネルディスプレイは、前記環状の枠体の断面形状を、
中空として構成する。
【0017】そして、本発明の請求項7,8,9に示す
フラットパネルディスプレイは、前記環状の枠体の断面
形状を、円形,四角形,多角形として構成する。
【0018】また、本発明の請求項10に示すフラット
パネルディスプレイは、前記対立支持体に、熱を放出す
る放熱手段を備えて構成する。
【0019】さらに、本発明の請求項11に示すフラッ
トパネルディスプレイは、前記放熱手段は熱を輻射する
放熱板であり、当該放熱板を、前記薄型ケースの孔部か
ら外に張り出される部所に設けて構成する。
【0020】そして、本発明の請求項12に示すフラッ
トパネルディスプレイは、前記放熱手段は熱を伝導する
媒体であり、当該媒体を、前記環状の枠体の中空内部に
封入して構成する。
【0021】以上の構成により請求項1のフラットパネ
ルディスプレイは、対立支持体が支持体に対立して一体
に取り付けられるので、支持体には対立支持体が補強リ
ブとなり剛性を高めることができる。
【0022】そして、支持体に対立して一体に取り付け
た対立支持体が、薄型ケースの孔部から外に張り出され
るので、その張り出した部分を取り付け用の治具にする
ことができる。つまり、対立支持体の取り付けを縦向き
姿勢に設定すると、薄型ケースから張り出す部分は当該
薄型ケースの下縁について対立して張り出す状態にな
り、このため床に据え置いた際にその張り出した部分が
支えになる。また、対立支持体の取り付けを水平向き姿
勢に設定すると、薄型ケースから張り出す部分は当該薄
型ケースの側縁について対立して張り出す状態になり、
このためその張り出した部分を壁のフック等に引っ掛け
ることができる。
【0023】さらに、薄型ケースから外に張り出してい
る対立支持体は、表示デバイスを固定した支持体と一体
なので、その表示デバイス及び当該ケース内部での発熱
を外に伝熱する。従って、その外に張り出している部分
に放熱手段を設けることにより、より積極的に放熱を行
うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明のフラットパネルデ
ィスプレイの実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0025】(第1実施形態)図1〜4は、本発明の第
1実施形態を示し、図1はフラットパネルディスプレイ
を分解して示す斜視図、図2はその平面表示器の組み付
けを説明する斜視図、図3は図2の組立て体を裏側から
見た斜視図、図4は図1のフラットパネルディスプレイ
を壁に取り付けた側面図である。
【0026】図中、1は表カバー、2は薄型の平面表示
器、3は支持板、4はパイプ断面が角型のパイプフレー
ム、5は電装基板、6は基板補強板、7は裏カバー、8
は裏カバー蓋、9はフレキシブルケーブルである。
【0027】このフラットパネルディスプレイは、平面
表示器2を支持板3に対面に固定させて、表カバー1と
裏カバー7を接合させてなす薄型ケース17内に収容さ
せるようになっており、支持板3にはパイプフレーム4
が対立して一体に取り付けられ、薄型ケース17内に収
容した際に、そのパイプフレーム4が、裏カバー7に形
成した長帯状の孔部70,70から外に張り出されて壁
掛け用治具として機能する構成とされている。
【0028】つまり、支持板3は帯板に形成されてお
り、平面表示器2の左右の縦縁部を支持するため、二枚
を縦向き姿勢で左右に隔てた配置とされている。そし
て、パイプフレーム4は長四角形の環状に形成されてお
り、二枚を水平向き姿勢で上下に隔てた配置とされ、二
枚の支持板3,3と一体に固着され、これにより井げた
状に組まれた支持フレーム50となっている。
【0029】電装基板5には、三枚の基板補強板6が縦
に延びる姿勢で中央及び左右にねじ止めされており、こ
れにより剛性を補強した電装板51となっている。
【0030】平面表示器2は、図2に示すように、支持
板3,3に押し当てた状態で左右の支持板3の外側の上
下に設けた爪部30を折り曲げることで取り付けられ、
これにより挟み状態に保持される。なお、各支持板3の
底部には平面表示器2の下縁部が当て止められる曲げ部
39が設けられている。
【0031】パイプフレーム4には、その環状の内側
に、電装基板5,基板補強板6を固定するためのタップ
孔があけられている。つまり、電装板51は、パイプフ
レーム4の環状内側に挿入して当該パイプフレーム4の
対応部所に設けたタップ孔にねじ止めすることにより固
定される。そして、図3に示すように、平面表示器2か
ら延びるフレキシブルケーブル9が、電装板51に接続
されており、この組み立て体が薄型ケース17内に収容
される。
【0032】即ち、図3に示す組み立て体の平面表示器
2側に表カバー1が被せられ、背後から被せた裏カバー
7とねじ止めにより一体に合わせられる。このとき、支
持フレーム50をなすパイプフレーム4が対立している
ので、裏カバー7の孔部70からパイプフレーム4が張
り出す。そして、パイプフレーム4が張り出した孔部7
0の空虚部分に裏カバー蓋8が嵌め込まれ、当該空虚部
分が塞がれるようになっている。
【0033】なお、パイプフレーム4の材料としては、
軽量に形成することができるアルミニウムが好ましい
が、例えばチタン,銅,マグネシウム,ニッケル,モリ
ブデン,亜鉛,鉄,炭素,銀等を使用してもよい。
【0034】以上の構成により本実施形態のフラットパ
ネルディスプレイは、パイプフレーム4が支持板3に対
立して一体に取り付けられるので、支持板3にはパイプ
フレーム4が補強リブとなり、支持フレーム50として
の剛性を高めることができる。従って、各部材を薄くし
ても十分な剛性を確保でき、本実施形態として、内部が
中空で軽量なパイプフレーム4を使用できる理由はここ
にあり、その結果、軽量化することができる。
【0035】そして、支持板3に対立して一体に取り付
けたパイプフレーム4が、薄型ケース17の孔部70か
ら外に張り出されるので、その張り出した部分を取り付
け用の治具にすることができる。つまりこの場合、パイ
プフレーム4の取り付けが水平向き姿勢に設定されてい
るので、薄型ケース17から張り出す部分は当該薄型ケ
ース17の側縁について対立して張り出す状態になる。
このため、その張り出した部分を、図4に示すように壁
45のフック44に引っ掛けることができ、従って、壁
掛け用の治具を付設せずに壁掛け設置が行える。このよ
うに設置について特別な治具を付設しなくてもよいの
で、これによっても軽量化を図れる。
【0036】例えば、40インチ用ディスプレイの場
合、図10の従来構成例では本体とスタンドを合わせた
重量が11.2kgであったが、本実施形態に従って再
構成したところ、8.7kgになったことを確認した。
【0037】その結果、移設が容易になり、薄くて場所
をとらないことから、設置について自由度が高まる。
【0038】さらに、薄型ケース17から外に張り出し
ているパイプフレーム4は、平面表示器2を固定した支
持板3と一体なので、その平面表示器2及び当該ケース
内部での発熱を外に伝熱し、放熱性に優れている。従っ
て、その外に張り出している部分に放熱手段を設けるこ
とにより、より積極的に放熱を行うことができる。その
結果、平面表示器2の動作の安定化を図ることができ
る。
【0039】なお、本実施形態では壁掛け設置とした
が、例えば、上下に配置したパイプフレーム4,4のう
ち、その下側を固着せずに回動可能に取り付け、水平よ
りも30度から50度程度の間で下方向に傾けてストッ
パーをかければ、床に据え置くためのスタンドとして機
能させることができる。また、パイプフレーム4は必ず
しも一体に形成したものである必要はなく、例えば張り
出し側を略コ字状に分割して、最後に組み付ける構成と
してもよい。その場合、裏カバー7の孔部70を、長溝
形状ではなくパイプ断面形状のもの二つにでき、裏カバ
ー蓋8が不要になる。
【0040】(第2実施形態)図5〜9は、本発明の第
2実施形態を示し、図5はフラットパネルディスプレイ
を分解して示す斜視図、図6はその平面表示器の組み付
けを説明する斜視図、図7は図6の組立て体を裏側から
見た斜視図、図8は図7のA部を拡大して示す電装基板
及び基板補強板を固定する止め金具の断面図、図9はフ
ラットパネルディスプレイを床に据え置いた斜視図であ
る。
【0041】この第2実施形態は、支持板3とパイプフ
レーム14とが第1実施形態とは逆に配置されていて、
そのパイプフレーム14を据え置用スタンドとして機能
させるようになっており、さらに放熱板20を付設した
構成となっている。なお、前述した第1実施形態と同様
な各部には同一符号を付してその説明を省略する。
【0042】つまりこの場合、支持板3は、平面表示器
2の上下の水平縁部を支持するため、二枚を水平向き姿
勢で上下に隔てた配置とされている。そして、パイプフ
レーム14は略長四角形の環状に形成されており、二枚
を縦向き姿勢で左右に隔てた配置とされ、二枚の支持板
3,3と一体に固着され、これにより井げた状に組まれ
た支持フレーム50となっている。
【0043】そして、電装基板5には、三枚の基板補強
板6が水平に延びる姿勢で中央及び上下にねじ止めされ
ており、これにより剛性を補強した電装板51となって
いる。
【0044】パイプフレーム14は、そのパイプ断面を
円形とされている。このパイプフレーム14には、放熱
用の薄い放熱板20が、裏カバー7の孔部70から外に
張り出される部分に固着されている。そして、パイプフ
レーム14の支持板13との接合側は、熱の伝導性をよ
くするため当たり面が平面に削られており、その削り量
は例えばパイプフレーム14の部材厚の1/3程度とさ
れる。
【0045】平面表示器2は、図6に示すように、前述
した第1実施形態と同様に爪部30を折り曲げることで
取り付けられ、支持板3の底部には同様に曲げ部39が
設けられている。
【0046】平面表示器2の取り付けに際しては、基板
補強板6を支持するために、図8に示すクランプ状の止
め金具46がパイプフレーム14に嵌め合わされる。こ
こでは電装板51は、パイプフレーム14の環状内側に
挿入して当該パイプフレーム14の対応部所(図7に示
すA部など)に嵌め合わされた止め金具46にねじ止め
することにより固定される。なお、止め金具46の厚さ
は、支持板3の厚さ(図8に示す寸法B)よりも薄く設
定されており、平面表示器2とは接触しないようになっ
ている。
【0047】このように、電装板51の組み付けには止
め金具46が使用され、これはパイプフレーム14の中
空パイプに孔を設けたくなく、環状の内部空間を封止し
た状態に保つためであり、封止状態を保てるのであれば
パイプフレーム14へ直接ねじ止めしてもよい。そし
て、図7に示すように、平面表示器2から延びるフレキ
シブルケーブル9が電装板51に接続されており、この
組み立て体が薄型ケース17内に収容される(図9)。
【0048】この場合、パイプフレーム14の取り付け
が縦向き姿勢に設定されているので、薄型ケース17か
ら張り出す部分は当該薄型ケース17の下縁部について
対立して張り出す状態になり、このため床に据え置いた
際にその張り出した部分が支えになる。従って、スタン
ドを付設せずに床に据え置くことができる。
【0049】そしてもちろん、内部が中空で軽量なパイ
プフレーム14を使用した構成なので、十分な剛性を確
保しつつ軽量化することができ、例えば、40インチ用
ディスプレイの場合、図10の従来構成例では本体とス
タンドを合わせた重量が11.2kgであったが、本実
施形態に従って再構成したところ、9kgになったこと
を確認した。その結果、移設が容易になり、薄くて場所
をとらないことから、設置について自由度が高まる。
【0050】また、パイプフレーム14の張り出し部分
には放熱板20が設けられ、そのパイプフレーム14は
薄型ケース17の内外で環状になっていると共に、その
パイプ内が封止されているので、薄型ケース17の内部
で発熱があると、パイプフレーム14のパイプ内では温
度上昇した空気が当該パイプの上部へ移動し、これに伴
ってパイプ内の下部の空気密度が低くなり、環状の封止
空間において対流が生じる。従って、薄型ケース17か
ら張り出した部分で熱を輻射し、当該部分に設けた放熱
板20により高効率に冷却を行える。これにより、平面
表示器2及び電装基板5の電子部品等による発熱を外へ
伝熱することができ、自然対流により冷却を行えるの
で、冷却ファンと違って電力消費,騒音がなく、軽量化
を図れてコスト及び環境面で優れている。
【0051】なお、本実施形態では、パイプフレーム1
4の環状の封止空間において対流させる媒体を空気とし
たが、もちろん液体を封入してもよく、冷却用の液体に
は例えば、水,油,水油混合,アンモニア,アルコー
ル,ナフタレン,有機媒体などが好ましく挙げられる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフラットパ
ネルディスプレイは、次に示すような優れた効果を奏す
る。 (1)請求項1のフラットパネルディスプレイは、対立
支持体が支持体に対立して一体に取り付けられるので、
支持体には対立支持体が補強リブとなり剛性を高めるこ
とができる。従って、各部材を薄くしても十分な剛性を
確保でき、その結果、軽量化することができる。
【0053】そして、支持体に対立して一体に取り付け
た対立支持体が、薄型ケースの孔部から外に張り出され
るので、その張り出した部分を取り付け用の治具にする
ことができる。つまり、対立支持体の取り付けを縦向き
姿勢に設定すると、薄型ケースから張り出す部分は当該
薄型ケースの下縁について対立して張り出す状態にな
り、このため床に据え置いた際にその張り出した部分が
支えになる。従って、スタンドを付設せずに床に据え置
くことができる。また、対立支持体の取り付けを水平向
き姿勢に設定すると、薄型ケースから張り出す部分は当
該薄型ケースの側縁について対立して張り出す状態にな
り、このためその張り出した部分を壁のフック等に引っ
掛けることができ、従って、壁掛け用の治具を付設せず
に壁掛け設置が行える。このように設置について特別な
治具を付設しなくてもよいので、これによっても軽量化
を図れる。
【0054】その結果、移設が容易になり、薄くて場所
をとらないことから、設置について自由度が高まる。
【0055】さらに、薄型ケースから外に張り出してい
る対立支持体は、表示デバイスを固定した支持体と一体
なので、その表示デバイス及び当該ケース内部での発熱
を外に伝熱し、放熱性に優れている。従って、その外に
張り出している部分に放熱手段を設けることにより、よ
り積極的に放熱を行うことができる。その結果、表示デ
バイスの動作の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1実施形態のフラットパネル
ディスプレイを分解して示す斜視図である。
【図2】図1の平面表示器の組み付けを説明する斜視図
である。
【図3】図2の組立て体を裏側から見た斜視図である。
【図4】図1のフラットパネルディスプレイを壁に取り
付けた側面図である。
【図5】本発明にかかる第2実施形態のフラットパネル
ディスプレイを分解して示す斜視図である。
【図6】図5の平面表示器の組み付けを説明する斜視図
である。
【図7】図6の組立て体を裏側から見た斜視図である。
【図8】図7のA部を拡大して示す電装基板及び基板補
強板を固定する止め金具の断面図である。
【図9】図5のフラットパネルディスプレイを床に据え
置いた斜視図である。
【図10】従来のフラットパネルディスプレイを分解し
て示す斜視図である。
【図11】従来のフラットパネルディスプレイの他例を
分解して示す斜視図である。
【符号の説明】
1 表カバー 2 平面表示器(表示デバイス) 3 支持板(支持体) 4,14 パイプフレーム(対立支持体) 5 電装基板 6 基板補強板 7 裏カバー 8 裏カバー蓋 9 フレキシブルケーブル 17 薄型ケース 20 放熱板(放熱手段) 30 爪部 39 曲げ部 50 支持フレーム 51 電装板 70 孔部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面型の表示デバイスを支持体に対面に
    固定させて薄型ケースに収容するフラットパネルディス
    プレイにおいて、前記支持体に対立して一体に取り付け
    られ、前記薄型ケースに形成した孔部から外に張り出さ
    れる対立支持体を備えたことを特徴とするフラットパネ
    ルディスプレイ。
  2. 【請求項2】 前記対立支持体の取り付け姿勢を縦向き
    の設定としたことを特徴とする請求項1に記載のフラッ
    トパネルディスプレイ。
  3. 【請求項3】 前記対立支持体の取り付け姿勢を水平向
    きの設定としたことを特徴とする請求項1に記載のフラ
    ットパネルディスプレイ。
  4. 【請求項4】 前記対立支持体を、複数配列したことを
    特徴とする請求項1〜3に記載のフラットパネルディス
    プレイ。
  5. 【請求項5】 前記対立支持体を、環状の枠体にしたこ
    とを特徴とする請求項1〜4に記載のフラットパネルデ
    ィスプレイ。
  6. 【請求項6】 前記環状の枠体の断面形状を、中空とし
    たことを特徴とする請求項5に記載のフラットパネルデ
    ィスプレイ。
  7. 【請求項7】 前記環状の枠体の断面形状を、円形とし
    たことを特徴とする請求項5あるいは6に記載のフラッ
    トパネルディスプレイ。
  8. 【請求項8】 前記環状の枠体の断面形状を、四角形と
    したことを特徴とする請求項5あるいは6に記載のフラ
    ットパネルディスプレイ。
  9. 【請求項9】 前記環状の枠体の断面形状を、多角形と
    したことを特徴とする請求項5あるいは6に記載のフラ
    ットパネルディスプレイ。
  10. 【請求項10】 前記対立支持体に、熱を放出する放熱
    手段を備えたことを特徴とする請求項1〜9に記載のフ
    ラットパネルディスプレイ。
  11. 【請求項11】 前記放熱手段は熱を輻射する放熱板で
    あり、当該放熱板を、前記薄型ケースの孔部から外に張
    り出される部所に設けたことを特徴とする請求項10に
    記載のフラットパネルディスプレイ。
  12. 【請求項12】 前記放熱手段は熱を伝導する媒体であ
    り、当該媒体を、前記環状の枠体の中空内部に封入した
    ことを特徴とする請求項10及び6に記載のフラットパ
    ネルディスプレイ。
JP11028188A 1999-02-05 1999-02-05 フラットパネルディスプレイ Withdrawn JP2000227767A (ja)

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