JP2013092559A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 持ち運び可能な薄型の画像表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】画像表示装置1は、長方形状のシャーシ11,ディスプレイ12及びそれを駆動する駆動部14を備える表示装置本体10と、この表示装置本体10を収納する筐体20とを有する。表示装置本体10は、シャーシ11の前面に、ディスプレイ12が熱伝導シート13を介して貼り付けられ、シャーシ11の背面に、駆動部14a〜14cが横方向に並んで配設されて構成されている。駆動部14において、中央の駆動回路基板140bには高さの高い電子部品が配置され、左右両側の駆動回路基板140a,140cには高さの低い電子部品141a,141cが配置されている。背面側筐体部22は、上述したように、中央部に位置する駆動回路基板140bに対応する領域に突出部22aが形成されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、薄型の画像表示装置に関する。
近年、陰極線管(CRT)に替えて、省スペ−スにして、部屋での置き場所を選ばないようにするために、プラズマディスプレイパネル(PDP)、液晶パネル(LCD)、有機エレクトロルミネッセンス(OLED)など、薄型の画像表示装置の開発が盛んに行われている。例えば特許文献1には、LCDを用いた画像表示装置が示されている。また、特許文献2には、PDPを用いた画像表示装置が示されている。
これらの画像表示装置によれば、従来と比べてパネルを大幅に薄型化することができ、大画面のパネルでも部屋に置くことができる。
このような画像表示装置において、さらに大画面化に向けた開発も盛んに行われている。
特開2009-282332号公報 特開2006-216254号公報
画像表示装置において、上記のように大型化への要望がある一方で、薄型で持ち運び可能な画像表示装置、またパーソナル・ユースに適した薄型の画像表示装置の開発も望まれている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、持ち運びしやすい薄型の画像表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一形態に係る画像表示装置は、シャーシと、シャーシの前面に設置されたディスプレイと、シャーシの背面に設置されディスプレイを駆動する駆動回路部とからなる装置本体が、筐体に収納された画像表示装置において、駆動回路部を、電子部品が搭載された回路基板を2枚以上、シャーシの背面に沿って横方向に配列されてなり、シャーシの中央部に位置する回路基板に搭載されている電子部品のシャーシからの高さが、側部に位置する回路基板に搭載されている電子部品のシャーシからの高さより高く、且つ、筐体の背面は、中央部に位置する回路基板に対応する領域が、側部に位置する回路基板に対応する領域よりも、シャーシから離間している構成とした。
上記目的を達成するために、本発明の別形態に係る画像表示装置は、シャーシと、シャーシの前面に設置されたディスプレイと、シャーシの背面に設置されディスプレイを駆動する駆動回路部とからなる装置本体が、筐体に収納された画像表示装置において、駆動回路部を、電子部品が搭載された回路基板を複数枚、シャーシの背面に沿って横方向に配列し、配列された回路基板同士の間に、空気流通路となる間隙を設けることとした。
本発明の一形態に係る画像表示装置によれば、シャーシの中央部に位置する回路基板に搭載されている電子部品のシャーシからの高さを、側部に位置する回路基板に搭載されている電子部品のシャーシからの高さより高く設定し、それに合わせてシャーシにおける中央部では、側部よりも、筐体の背面との間隔を大きくしているので、中央部の回路基板に比較的高さの高い電子部品を集め、側部に位置する回路基板に高さの低い電子部品を配置することによって、筐体内のデッドスペースを少なくして、筐体の両側部の厚みを薄くすることができる。
筐体の両側部の厚みが薄いと持ち運びしやすいので、薄型で持ち運びしやすい画像表示装置を提供することができる。
また本発明の別形態に係る画像表示装置によれば、配列された回路基板同士の間に、空気流通路となる間隙を設けて、この間隙を流通する空気で電子部品を冷却できる。
従って、駆動回路部と筐体の背面との間に空冷用の間隙を設けなくてもいいので、画像表示装置を薄くすることができる。
よって、薄型で持ち運びしやすい画像表示装置を提供することができる。
実施の形態にかかる画像表示装置1の外観を示す斜視図である。 画像表示装置1の外観を概略的に示す図で、(a)が正面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は上面図、(e)は背面図である。 画像表示装置1の画像表示装置1の分解斜視図である。 画像表示装置1の使用状態を示す図である。 (a)は、画像表示装置1における表示装置本体10を背面側から見た模式図、(b)は、シャーシ11の平面図である。 画像表示装置1を図3のA−A線に沿って横方向に切断した断面模式図である。 筐体20内にシャーシ11を固定する手段を示す図である。 背面側筐体部22の内面側を示す斜視図である。 背面側筐体部22の内面側に非接触給電用のコイルを配設した斜視図である。 画像表示装置1を吊り下げる壁100の構成例を示す図である。
本発明の一実施形態に係る画像表示装置は、シャーシと、シャーシの前面に設置されたディスプレイと、シャーシの背面に設置されディスプレイを駆動する駆動回路部とからなる装置本体が、筐体に収納された画像表示装置において、駆動回路部を、電子部品が搭載された回路基板を2枚以上、シャーシの背面に沿って横方向に配列されてなり、シャーシの中央部に位置する回路基板に搭載されている電子部品のシャーシからの高さが、側部に位置する回路基板に搭載されている電子部品のシャーシからの高さより高く、且つ、筐体の背面は、中央部に位置する回路基板に対応する領域が、側部に位置する回路基板に対応する領域よりも、シャーシから離間している構成とした。
具体的には、駆動回路部に含まれる電子部品の中で電力変換用の電子部品は、中央部に位置する回路基板に集めて搭載する。
このように、中央部の回路基板に比較的高さの高い電子部品を集め、両側部に位置する回路基板に高さの低い電子部品を配置することによって、筐体内のデッドスペースを少なくして、筐体の両側部の厚みを薄くすることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の別形態に係る画像表示装置は、シャーシと、シャーシの前面に設置されたディスプレイと、シャーシの背面に設置されディスプレイを駆動する駆動回路部とからなる装置本体が、筐体に収納された画像表示装置において、駆動回路部を、電子部品が搭載された回路基板を複数枚、シャーシの背面に沿って横方向に配列し、配列された回路基板同士の間に、空気流通路となる間隙を設けることとした。
これによって、配列された回路基板同士の間に、空気流通路となる間隙を設けて、この間隙を流通する空気で電子部品を冷却でき、駆動回路部と筐体の背面との間に空冷用の間隙を確保しなくてもいいので、画像表示装置を薄くすることができる。
ここで、駆動回路部に含まれる電子部品の中で、発熱量が大きいものを、間隙に近い位置に配置することが好ましい。
<実施の形態>
図1は、実施の形態にかかる画像表示装置1の外観を概略的に示す斜視図である。図2は画像表示装置1の外観を概略的に示す図で、(a)が正面図、(b)は側面図、(c)は下面図、(d)は上面図、(e)は背面図である。
図3は、画像表示装置1の分解斜視図である。
図1に示すように、画像表示装置1は、前面に長方形状のディスプレイ12を備え、このディスプレイ12を鉛直方向に立てた状態で利用する。
図3に示すように、画像表示装置1は、長方形状のシャーシ11,ディスプレイ12及びそれを駆動する駆動部14を備える表示装置本体10と、この表示装置本体10を収納する筐体20とを有する。
表示装置本体10は、シャーシ11の前面に、ディスプレイ12が熱伝導シート13を介して貼り付けられ、シャーシ11の背面に、駆動部14a〜14cが横方向に並んで配設されて構成されている。
実施例としてディスプレイ12のサイズは20インチとする。
シャーシ11は、長方形状の板であって、熱伝導性の材料(金属)で形成されている。金属板はディスプレイ12から発生する熱を放熱しやすい点で望ましい。
シャーシ11の具体例として、1.5mm厚のAl板が挙げられる。Al板は熱伝導性が良好で、軽量である点でも好ましい。
ディスプレイ12は、長方形の薄型のディスプレイであって、具体的には有機ELパネルであるが、LCDあるいはPDPなどであっても同様に実施できる。
筐体20は、前面側筐体部21と背面側筐体部22とが合わせられて構成されている。
前面側筐体部21は、表示装置本体10の前面側にあってディスプレイ12の外周部を覆う長方形の枠体形状である。
背面側筐体部22は、表示装置本体10の背面側にあって、駆動部14の背面側全体を覆う長方形の皿状であるが、中央部分が後方に突出して長方形状の突出部22aが形成され、中央部分(突出部22a)では皿が深くなり、両側部分22b,22cは皿が浅くなっている。
筐体20における上面及び下面には、筐体20内を換気をする孔23が形成されている。
この孔23を通じて、筐体20の外から筐体20内に空気を取り入れ、また筐体20内から筐体20外へ空気を排出する。孔23は、筐体20の上面および下面のいずれか一方だけに形成されていてもよいが、両方に形成するのが好ましい。
この孔23を通して筐体20内を換気できるので、画像表示時にディスプレイ12や駆動部14などを空冷して、温度上昇を防止することができる。
図3に示すように、画像表示装置1において、背面側筐体部22には、画像表示装置1を壁に吊り下げるフック5が取り付けられている。このフック5は、コの字状に加工された金属棒であって、その両先端部が折り曲げられてなる回転軸部51と、中央部分が山形に加工されて形成された掛止部52とを有する。
そして、図3に示すように、回転軸部51が、背面側筐体部22の突出部22aの側部に設けられた軸受孔24に挿入されて、フック5は、回転軸部51を軸として回転可能で、背面側筐体部22に沿った姿勢及び背面側筐体部22の背面から後方に突き出した姿勢で留めることができるようになっている。
図8は、画像表示装置1の使用状態を示す図である。図8(a)に示すように、フック5を背面側筐体部22に沿った姿勢にして、壁100に取り付けた吊下部材101に掛止部52を引っ掛けることによって、画像表示装置1を壁100に吊り下げることができる。
また、図8(b)に示すように、フック5を背面側筐体部22の背面から後方に突き出した姿勢にして、フック5をスタンドとして画像表示装置1を机200の上に立てることもできる。
図5(a)は、画像表示装置1における表示装置本体10を背面側から見た模式図であり、図5(b)は、シャーシ11の平面図である。
図6は、画像表示装置1を図3のA−A線に沿って横方向に切断した断面模式図である。
表示装置本体10において、各駆動部14a〜14cは、駆動回路基板140a〜140c上に、複数の電子部品141a〜141c、142bなどが搭載されて構成されている。
各駆動部14a〜14cは、シャーシ11の背面上に、取付け手段であるボルト151及びスペーサ152で固定されている。各スペーサ152は、駆動回路基板140a〜140cとシャーシ11との間に介挿されて、駆動回路基板140a〜140cとシャーシ11との間隙を確保している。各ボルト151はスペーサ152を貫通し、その先端が、シャーシ11に開設されたネジ孔に螺号している。
駆動部14a〜14cどうしは、ビニール線等の配線17で接続されている。
また、ディスプレイ12と駆動部14a〜14cとの間は、フレキシブルプリント配線(不図示)で接続されている。
(筐体20内におけるシャーシ11の固定)
このシャーシ11は、以下のように筐体20内で固定されている。
図5(b)に示すように、シャーシ11の外周部に沿って、複数の孔111が開設されている。
図7は、筐体20内にシャーシ11を固定する手段の構造を示す図であって、図3中に破線Bで示す領域を拡大している。
図3,図7に示すように、前面側筐体部21の外周部内面には、シャーシ11の孔111の位置に合わせて、複数のボス25aが設けられている。各ボス25aは、台座部251と、この台座部251から突出する突部252を有し、この突部252は孔111を貫通する。
また、図7に示すように、背面側筐体部22の外周部内面にもシャーシ11の孔111の位置に合わせて、複数のボス25bが設けられている。各ボス25bには、上記突部252が填まり込む勘合孔253が形成されている。
シャーシ11は、背面側のボス25bと、前面側のボス25aの台座251とで挟持され、さらに、ボス25aの突部252がシャーシ11の孔111を貫通して、ボス25bの勘合孔253に勘合した状態で、筐体20内にしっかりと固定される。
また、画像表示装置1の組み立て時にも、シャーシ11を筐体20内に固定する工程も容易である。
ここで、シャーシ11の前面側に設けられているディスプレイ12よりも、背面側に設けられている駆動部14の方が厚みが大きいので、背面側筐体部22に設けられたボス25bの高さは、前面側筐体部21に設けられたボス25aの台座部251の高さより大きく設定され、背面側筐体部22の背面板221の方が前面側筐体部21の前面板211よりもシャーシ11から離れた位置で固定されている。
(シャーシ11の背面に駆動部14を配設する形態)
図6に示すように、駆動部14において、中央の駆動回路基板140bには高さの高い電子部品が配置され、左右両側の駆動回路基板140a,140cには高さの低い電子部品141a,141cが配置されている。
そして、背面側筐体部22は、上述したように、中央部に位置する駆動回路基板140bに対応する領域に突出部22aが形成されて、突出部22aでは、両側部に位置する駆動回路基板140a,140cに対応する領域よりもシャーシ11から離間している。
各駆動部14a〜14cの具体例としては、駆動部14aは電池の保護回路、中央の駆動部14bは電源回路、駆動部14cは画像処理回路である。電池については、図示はしていないが、薄型のラミネート電池を、背面側筐体部22の内面に沿って配置すればよい。あるいは、駆動部14と背面側筐体部22との間の空スペースに適宜配置すればよい。
駆動部14aは、駆動部14b及び電池に接続され、電池に対する充放電並びに電池の保護などを行う。主な電子部品141aはICチップである。
駆動部14bは、外部から供給される電力を、電子部品141b,142b(DC/DCコンバータ)で電圧変換して、駆動部14a,駆動部14c、ディスプレイ12への電力供給などを行う。
駆動部14cは、駆動部14b,ディスプレイ12と接続され、ディスプレイ12に画像信号を送る。主な電子部品141cはICチップである。
なお、図示は省略するが、駆動回路基板140a〜140cには、これら主要な電子部品以外に、コイル、抵抗、コンデンサ等も適宜配置されている。
一般に、電子部品の中でも、電源用の電子部品(DC/DCコンバータ)は、他の電子部品(各種ICチップなど)と比べて高さが高い。
ここで、比較例として、高さの高い電子部品(DC/DCコンバータ)を、シャーシの両側部に配置した場合は、画像表示装置の厚みが両側部で大きくなるが、画像表示装置1では、駆動部14を構成する複数の電子部品141をシャーシ11上に配置する際に、中央の駆動回路基板140bに電源用の電子部品141b,142b(DC/DCコンバータ)を配置し、左右両側の駆動回路基板140a,140cに電子部品141a,141c(ICチップ)を配置しているので、駆動部14における左右側部の高さを小さくできる。それによって、画像表示装置1の背面側の形状も、背面側筐体部22の中央部に突出部22aを形成して厚くし、一方、筐体20の左右側部では厚みを低減している。
実施例における画像表示装置1は、中央部の厚みが20mm、左右両端部の厚みが5mmである。
また、画像表示装置1においては、駆動部14a〜14c同士の間に、空気が上下方向流通できるように間隙部16が確保されているので、筐体20内における換気を促進することができる。すなわち、図5(a),図6に示すように、シャーシ11の背面には駆動部14a〜14cが分割して設けられ、駆動部14a〜14c同士の間に間隙部16がシャーシ11に沿って形成されている。
画像表示装置1を図4(a),(b)のように立てた状態では、各間隙部16は上下方向に伸長するので、ディスプレイ12および駆動部14からの発熱に伴って、筐体20内に上昇気流が発生し、上面側の孔23からこれら気流が筐体20外に排出される。それに伴い、下面側からの孔23からは、筐体20の外から筐体20内に外気が導入されることとなる。その結果、筐体20内の空気は孔23を通じて自然に換気されることとなるが、上述のように、筐体20内に間隙部16を設けることで、筐体20内での換気の際の空気の移動経路が形成され空気抵抗が軽減されるため、換気の効率が高まる。これを煙突効果という。
従来、筐体の厚みが大きいときは、駆動部と背面カバーとの隙間を空気の流路として駆動部からの放熱がなされたが、近年、装置が薄型になるに伴って筐体内に空気の流路が確保できず、放熱しにくかったが、画像表示装置1おいては、駆動部14を上記のように複数の駆動部14a〜14cに分割して、その間に間隙部16を設けて、空気の流路を確保しているので、画像表示装置1の厚みを薄くして筐体20の背面と駆動部14との間に隙間がなくても、十分に放熱効果を得ることができる。
実施例では、各駆動部14a,14b,14cのサイズは、80mm×200mm、間隙部16の幅は20mm〜30mmである。
なお、図5(a)では間隙部16の形状が上下方向にストレートに伸長するものを例示しているが、間隙部16の形状はストレートである必要はなく、空気抵抗が大きく発生しない程度であれば屈曲した形状であっても良い。
駆動部14における冷却効果をさらに高めるために、発熱量の大きい電子部品は、間隙部16に沿って配置することが好ましい。
図5(a)に示す例では、発熱量の大きい電子部品141b(DC/DCコンバータ)を、間隙部16に沿って配置している。
これらの電子部品には、その放熱効果を高めるため、放熱部材18(ヒートシンク)を設けることが望ましい。
一般的にはヒートシンクは電子部品の上面に配置するが、図6に示す例では、放熱部材18の放熱面(フィン)が間隙部16に臨むように、各電子部品の側面に放熱部材18を配置している。このように、放熱部材18を配置することによって、駆動部14の高さを低くすることができるので、筐体20を薄型化でき、また、間隙部16を流通する気流を介して電子部品から放熱する効果を高めることもできる。
なお、ここでは、シャーシ11の中央部に駆動回路基板140bを配設し、左右両側に駆動回路基板140a,140cを配設する例を説明したが、シャーシ11上に駆動回路基板を2枚配設する場合も同様であって、例えば、駆動回路基板140aが存在しない場合においても、中央部の駆動回路基板140bに高さの高い電子部品を配置し、駆動回路基板140cに高さの低い電子部品を配置することによって、同様の効果が得られる。また、シャーシ11上に駆動回路基板を4枚以上配設する場合も、同様に実施可能で、同様の効果が得られる。
(シャーシ11に開設する開口部について)
図5(b)に示すように、シャーシ11には開口部112が開設されている。
この開口部112は、駆動部14の駆動回路基板140a〜140cの前面において、導電性の配線材料(駆動回路基板の配線ターン部や電子部品を接続するための半田部など)が露出している導電領域と対向する領域に合わせて形成されている。
このように、回路基板140a〜140cの前面において導電性材料が露出している領域に開口部112を開設することによって、シャーシ11の軽量化が図られると共に、回路基板140a〜140cをシャーシ11に近づけても当該領域において配線材料がシャーシ11に接触するのを防止することができる。また、導電領域にシャーシ11が接近すると静電容量が増えて回路定数が変化し、増幅、復調動作などに影響が出る(ノイズが乗ったり、出力が弱くなったり、周波数がずれたりする)が、上記のようにシャーシ11に開口部112を形成することでそのような影響を防止できる。従って、画像表示装置1の薄型化に寄与する。
図5(b)には、回路基板140a,140cの前面に、導電性材料からなる配線パターン143及び半田部144が形成され、シャーシ11においてそれと対向する領域に開口部112が開設されている。
この回路基板140a,140cは、回路基板140bと比べて、シャーシ11に近い位置に設置されているが、配線パターン143,半田部144と対応する領域に開口部112が形成されているので、配線パターン143,半田部144とシャーシ11との接触は防止される。
このように、左右両側部に位置する回路基板140a,140cを、シャーシ11に近づけることは、画像表示装置1の左右両側部を薄型化するのに寄与する。
使用者が画像表示装置1を手で掴むときには、画像表示装置1の左右両側部を掴むことが多いので、画像表示装置1は、中央部が厚くても、左右両側部が薄いことによって、使用者に装置の薄さ感を与えることができる。
シャーシ11における開口部112の開口率は、シャーシ11の中央部と比べて、左右の周辺部に行くに従って増加している。このように開口部112を形成することによって、シャーシ11全体の開口率を確保して計量化を図りながら、中央部における強度を確保して、シャーシ11が中央部で2つ折りになるのを防止することができる。シャーシ11に開口部11aを設けることによって、シャーシ11の重量を、開口前と比べて60%程度に軽量化することも可能である。
なお、各回路基板140a〜140cは、開口部112の周辺において、4箇所に設けた取り付け手段(151,153)によってシャーシ11に固定されて、シャーシ11の開口部112を補強している。従って、開口部112を開設することによってシャーシ11の強度が大幅に低下することはない。
シャーシ11と回路基板140a〜140cの導電部と接触をより確実に防止するために、シャーシ11の表面、あるいは回路基板140a〜140cの導電部の表面に、絶縁層を形成することが好ましい。
シャーシ11の表面に絶縁層を形成するには、ポリイミド製テープ(カプトンテープ)などの絶縁シートを貼付けて覆えば良い。このテープは、耐熱性と絶縁信頼性が良好である。あるいは、シャーシ11の表面を絶縁性の塗布液でコートすることによって絶縁層を形成することもでき、この方法で形成すれば生産性の点で望ましい。
(給電部、位置決め部)
図8は、背面側筐体部22の内面側を示す斜視図である。
図2(e),図3に示すように、画像表示装置1の背面には、外部から電力供給を受ける二次側給電部61a,61bが設けられている。この二次側給電部61a,61bは、背面側筐体部22の背面に露出する端子であり、背面側筐体部22の内面に設けられたコネクタ62及び配線63につながっている(図8参照)。そして、この配線63は、上記の電源用の回路基板140bに接続されている。
図10(a),(b)は、画像表示装置1を吊り下げる壁100の例を示す図である。
図10(a)に示すように、壁100には、吊下部材101の下方に、画像表示装置1の二次側給電部61a,61bに電力を供給する一次側給電部102a,102bが設けられている。この一次側給電部102a,102bは、壁100から突出して設けられた端子であって、壁100を経由してDC電源(不図示)に接続されている。
画像表示装置1を壁100に掛けると、一次側給電部102a,102bが二次側給電部61a,61bと接触して、DC電源から一次側給電部102a,102b、二次側給電部61a,61b、コネクタ62及び配線63を経由して回路基板140bにDC電力が供給される。
また、画像表示装置1の背面には、掛止部52の下方に第1位置決め部,第2位置決め部,第3位置決め部として、磁石71〜73が互いに離間して配設され、一方、壁100にも、吊下部材101の下方、磁石71〜73と対応する位置に、磁石103〜105が設けられている。
図4(a)に示すように、画像表示装置1は、壁100に設けた吊下部材101に、フック5の掛止部52を引っ掛けると、磁石71〜73と磁石103〜105とが吸着されて、画像表示装置1は、その背面が壁100に位置決めされる。
従って、画像表示装置1は、ディスプレイ12が傾くことなく壁100に吊下げられる。
また、このように画像表示装置1は壁100に対して位置決めされるので、一次側給電部102a,102bと二次側給電部61a,61bとの接続も確実になされる。
また、磁石71〜73と磁石103〜105との吸着力で、画像表示装置1の背面が壁100に引き付けられるので、一次側給電部102a,102bと二次側給電部61a,61bとの接続がより確実になされる。
ここで、一次側給電部102a,102bと二次側給電部61a,61bとの位置合わせ精度を高める上で、次のようにするのが好ましい。
二次側給電部61a,61bを、掛止部52と磁石71と磁石72とで囲まれる三角形Cの内側に設ける。
あるいは、二次側給電部61a,61bを、磁石71と磁石72と磁石73とで囲まれる三角形Dの内側に設ける。
好ましくは、二次側給電部61a,61bを、三角形C又は三角形Dの重心の近傍に位置させる。
また、磁石71と磁石72は、掛止部52から鉛直下方に垂下する線に対して対称な位置に設けることが、画像表示装置1を壁100に対して正確な位置に配置する上で好ましく、一次側給電部102a,102bと二次側給電部61a,61bとの位置合わせ精度を高める上でも好ましい。
なお、磁石73は省略しても、二次側給電部61a,61bを、掛止部52と磁石71と磁石72とで囲まれる三角形Cの内側に設けることによって、一次側給電部102a,102bと二次側給電部61a,61bとの位置合わせ精度を高めることができる。
磁石71〜73の実施例として、直径約1cm径のネオジウム磁石を3個使用し、磁石103〜105も同様である。
そして、磁石71と磁石72の位置は、掛止部52から鉛直下方に垂下する垂線に対して左右対称な位置に設け、磁石73は垂線上に設ける。そして、二次側給電部61a,61bは、三角形Cの重心位置又は三角形Dの重心位置から5cm以内の位置に配置する。
なお、画像表示装置1においては、壁100との位置を決める位置決め部として磁石を配設し、壁100にもそれと対応して磁石を配設したが、位置決め部は磁石に限られず、例えば、図10(b)に示すように、画像表示装置1のフック5の回転軸部51近傍の折曲部分に対応する位置に、壁100から突出するL字形のガイド106,107を位置決め部として配設してもよい。この場合、画像表示装置1の掛止部52を吊下部材101に引っ掛けると、フック5の折曲部分が、L字形のガイド106,107の内側に填まり込んで、画像表示装置1は壁100に対して位置決めされる。従って、一次側給電部102a,102bと二次側給電部61a,61bとの位置も合わせられる。
この他に、位置決め部として、壁100に突起を設け、画像表示装置1の背面には突起が填まり込む孔を設けてもよい。また、画像表示装置1の背面とには突起が填まり込む孔を設けてもよい。
以上、画像表示装置1を壁100に掛けた状態で給電する方法について説明したが、画像表示装置1を机上に載置した状態で給電できるようにしてもよい。例えば、図10(b)に示した一次側給電部102a,102bを、机面上に配設し、L字形のガイド106,107も机面上に配設しておいて、フック5の折曲部分を、L字形のガイド106,107の内側に填め込むように、画像表示装置1を机面上に載置する。これによって、一次側給電部102a,102bと二次側給電部61a,61bとの位置合わせがなされ、また、重力によって一次側給電部102a,102bと二次側給電部61a,61bとn接触も良好になされる。
(非接触給電について)
図9は、背面側筐体部22の内面側に非接触給電用のコイルを配設した斜視図である。
当図に示すように、背面側筐体部22の内面側に、二次側給電部となる二次コイル65を複数個配設した斜視図である。
一方壁100には、この二次コイル65と対応する位置に、一次側給電部となる一次コイルを配設し、それにAC電力を供給することによって、二次側給電部である二次コイル65にAC電力を供給する。
回路基板140bにはAC/DCコンバータを設け、二次コイル65から電源用の回路基板140bに供給されるAC電力をDC電力に変換する。
筐体の外見には給電部が全く現れず、見た目に美しいことである。
このようにコイルを介して非接触給電をする場合、背面側筐体部22の背面と壁1100に磁石を配設して、背面側筐体部22の背面を壁100に密着させることが給電効率を高める上で好ましい。背面側筐体部22の背面において磁石を配設する位置は、複数のコイル26全体を囲むように複数の磁石を配置していてもよいし、各コイル26の中心の周りに磁石を配置してもよい。
また給電効率を高めるため、背面側筐体部22の肉厚を薄くして、1次コイルと2次コイルの距離を縮めることも好ましい。
非接触給電の場合、コイルは筐体20の外には全く現れず、見た目に美しい利点がある。
以上説明したように、本発明は、持ち運びしやすい薄型の画像表示装置を実現する上で有効であり、薄型のポータブルテレビなどに用いることができる。
1 画像表示装置
5 フック
10 表示装置本体
11 シャーシ
11a 開口部
12 ディスプレイ
13 熱伝導シート
14 駆動部
14a,14b,14c 駆動部
16 間隙部
18 放熱部材
20 筐体
21 前面側筐体部
22 背面側筐体部
22a 突出部
22b,22c 側部分
23 孔
24 孔
25a,25b ボス
26 コイル
51 回転軸部
52 掛止部
61a,61b 二次側給電部
65 二次コイル
71〜73 磁石
100 壁
102a,102b 一次側給電部
103〜105 磁石
111 孔
112 開口部
140a〜140c 駆動回路基板
141 電子部品
143 配線パターン
144 半田部
151 ボルト
152 スペーサ
211 前面板
221 背面板
251 台座部
252 突部
253 勘合孔

Claims (5)

  1. シャーシと、前記シャーシの前面に設置されたディスプレイと、前記シャーシの背面に設置され前記ディスプレイを駆動する駆動回路部とからなる装置本体が、筐体に収納された画像表示装置であって、
    前記駆動回路部は、
    電子部品が搭載された回路基板が2枚以上、前記シャーシの背面に沿って横方向に配列されてなり、
    前記シャーシの中央部に位置する回路基板に搭載されている電子部品の前記シャーシからの高さが、側部に位置する回路基板に搭載されている電子部品の前記シャーシからの高さより高く、
    且つ、
    前記筐体の背面は、前記中央部に位置する回路基板に対応する領域が、側部に位置する回路基板に対応する領域よりも、前記シャーシから離間している画像表示装置。
  2. 前記駆動回路部に含まれる電子部品の中で電力変換用の電子部品は、前記中央部に位置する回路基板に集めて搭載されている請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記配列された回路基板同士の間に、空気流通路となる間隙が設けられている請求項1または2記載の画像表示装置。
  4. シャーシと、前記シャーシの前面に設置されたディスプレイと、前記シャーシの背面に設置され前記ディスプレイを駆動する駆動回路部とからなる装置本体が、筐体に収納された画像表示装置であって、
    前記駆動回路部は、
    電子部品が搭載された回路基板が複数枚、前記シャーシの背面に沿って横方向に配列されてなり、
    前記配列された回路基板同士の間に、空気流通路となる間隙が設けられている画像表示装置。
  5. 前記駆動回路部に含まれる電子部品の中で、発熱量が大きいものを、前記間隙に近い位置に配置した請求項4記載の画像表示装置。
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