JP2000227166A - 真空ゲート弁 - Google Patents

真空ゲート弁

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JP2000227166A
JP2000227166A JP11030280A JP3028099A JP2000227166A JP 2000227166 A JP2000227166 A JP 2000227166A JP 11030280 A JP11030280 A JP 11030280A JP 3028099 A JP3028099 A JP 3028099A JP 2000227166 A JP2000227166 A JP 2000227166A
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cylinder
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祥愼 福田
Keiji Kato
圭司 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前後の真空容器1,2間の真空ゲート弁5に
おける弁箱6内で弁板16,17が連通口7,8を開い
た後に振動して連通口7,8周縁の弁箱6の壁部に衝突
しシール部材16a,17aが損傷し又は劣化するのを
防止する。 【解決手段】 弁板支持体19を昇降駆動するエアシリ
ンダ100に対し互いに流量が異なる2系統の流路10
7,108を並列に接続して、両流路107,108を
切り換えるメカニカルバルブの切換バルブ112を設
け、シリンダ100により駆動されるブラケット82に
カム113を取り付け、シリンダ100の収縮動作によ
るゲート弁5の開弁時、弁板16,17が弁箱6の連通
口7,8近辺の位置にあるときに、カム113の切換移
動による切換バルブ112により小流量の流路107に
切り換えてシリンダ100からの排出エア流量を少なく
し、その収縮速度を遅くして弁板16,17の開き速度
を低くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空容器に連通す
る弁箱の連通口を弁板により開閉して真空容器との連通
状態又は連通遮断状態に切り換えるための真空ゲート弁
に関し、特に、弁板の開閉速度の制御に関する技術分野
に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の真空ゲート弁として
種々のものが知られている。例えば実開平2―9127
7号公報に示されるものでは、真空容器に連通する連通
口を有する弁箱内に弁板支持体を、その背面に軸支した
ガイドローラで案内しながら昇降可能に配置し、この弁
板支持体の真空容器側の側面に、弁箱の連通口を開閉す
る弁板を平行リンク機構を介して接離可能に支持し、弁
箱内に、弁板支持体の閉じ移動時に弁板に当接して弁板
を弁板支持体から離れる閉じ方向に相対移動させるスト
ッパを設け、弁箱外に、弁箱の壁部を気密状に貫通する
ピストンロッドを有するシリンダ(アクチュエータ)を
取り付けて、そのピストンロッドの先端部を弁箱内の弁
板支持体に連結し、シリンダの伸縮作動により弁板支持
体を弁箱内で移動させて弁板を開閉させ、シリンダによ
り弁板支持体を開弁位置に移動させたときには、その弁
板支持体と共に弁板を移動させて弁箱の真空容器への連
通口を開く一方、弁板支持体を閉弁位置に移動させたと
きには、その途中で、弁板をストッパに当接させて平行
リンク機構により弁板支持体から離隔させ、この離隔に
より弁板を弁箱の連通口の周りに押し付けて連通口をシ
ール状態で閉じるようになされている。
【0003】また、上記のように、弁板を弁板支持体に
接離可能に連結支持し、弁板支持体の移動により弁板を
接離させて開閉する真空ゲート弁の他の例としては、例
えば特開平4―347084号及び特開平5―1067
61号の各公報に示されるように、上記リンク機構に代
えてカム機構を用いたものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に、弁板を支持する弁板支持体を移動させ、その開弁位
置又は閉弁位置への移動により弁板を弁板支持体に対し
接離させて弁箱の連通口を開閉する真空ゲート弁におい
ては、弁板は圧力を受ける強度部材であって比較的重い
ので、その分、弁板を弁箱に対し支持する剛性が低くな
る傾向があり、この弁板の支持剛性の低下は、設置スペ
ースの縮小化等の目的で弁箱の厚さ寸法が薄くされて支
持部分の大きさが小さくなると助長される。そして、こ
のような弁板の支持剛性の低下のため、ゲート弁の開弁
時に弁板をアクチュエータの駆動速度により決まる一定
の開き速度で開いたとき、弁箱の連通口を閉じている弁
板が弁板支持体に引き寄せられて連通口の周縁から離隔
した後に振動することがあり、その振動により弁板が連
通口周縁の弁箱の壁部に衝突してシール部材が損傷した
り劣化したりするという問題がある。特に、真空ゲート
弁の開閉時間を短縮するために弁板の開閉速度が速い場
合には上記問題が顕著となる。
【0005】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、真空ゲート弁における弁板の開閉動作
をコントロールすることで、開弁直後に弁板が振動する
のを抑制し、その弁箱との衝突によるシール部材の損傷
や劣化等を防止して真空ゲート弁の作動信頼性、耐久性
を向上することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、弁板の開閉速度を複数段階に異な
らせ、少なくとも開弁時に弁箱の連通口近辺における弁
板の開閉速度を他の状態の速度よりも遅くするようにし
た。
【0007】具体的には、請求項1の発明では、真空容
器に連通する連通口を有する弁箱内に、駆動手段に駆動
されて開弁位置及び閉弁位置の間を移動する弁板支持体
と、この弁板支持体に接離可能に支持され、弁板支持体
の移動に伴い弁板支持体に対し接離して上記弁箱の連通
口を開閉する弁板とが設けられてなる真空ゲート弁が前
提である。そして、上記弁板の開閉速度を、少なくとも
弁板が弁箱の連通口近辺の位置にあるときの開き速度が
他の位置にあるときの開閉速度よりも低くなるように複
数段階に切り換える速度切換手段を設ける。
【0008】上記の構成により、真空ゲート弁の閉弁時
に駆動手段の駆動により弁板支持体が開弁位置から弁板
と共に閉弁位置に移動すると、弁板支持体に支持されて
いる弁板が弁板支持体から離隔する方向に移動して弁箱
の連通口を閉じ、真空ゲート弁が閉弁状態となる。一
方、この閉弁状態からの開弁時には、上記閉弁動作とは
逆に、弁板支持体の開弁位置への移動により弁板が弁箱
の連通口から離れてそれを開き、真空ゲート弁が開弁す
る。
【0009】そのとき、上記弁板の開閉速度が速度切換
手段により複数段階に切り換えられ、上記真空ゲート弁
の開弁時に弁板が連通口近辺の位置にある状態では、弁
板の開き速度が遅くなり、その後に弁板が連通口近辺の
位置から他の位置に移動したときの開き速度、或いはゲ
ート弁の閉弁時の弁板の閉じ速度は速くなる。こうして
弁箱の連通口近辺の位置にある弁板の開き速度が遅いの
で、弁板が弁箱の連通口からゆっくりと離れて連通口を
開くこととなり、この弁板の低速移動によって振動は生
じ難く、弁板が弁箱と衝突してシール部材が損傷したり
劣化したりすることがなくなり、真空ゲート弁の作動信
頼性や耐久性を高めることができる。
【0010】また、上記弁板が弁箱の連通口近辺の位置
にあるときの開き速度のみが遅く、弁板の他の位置での
開閉速度は速いので、全体として弁板の開閉速度が低く
なることはなく、ゲート弁の開閉時間を短時間に維持す
ることができる。
【0011】請求項2の発明では、上記弁板支持体は駆
動手段に対し、弁板支持体の移動方向に延びる第1及び
第2ロッドにより連結されているものとする。また、駆
動手段は、上記第1及び第2ロッドを長さ方向に移動さ
せる1つの直動型のものとする。そして、上記駆動手段
の駆動により第1及び第2ロッドが一体的に移動したと
きには、弁板支持体が弁板と共に移動する一方、第1ロ
ッドが停止して第2ロッドのみが移動したときに、弁板
が弁板支持体に対し接離して弁箱の連通口を開閉するよ
うに構成されているものとする。
【0012】この構成によると、1つの直動型駆動手段
の駆動により第1及び第2ロッドが長さ方向に移動し、
この両ロッドが一体的に移動することで、弁板支持体が
開弁位置及び閉弁位置の間で弁板と共に移動し、第1ロ
ッドが停止して第2ロッドのみが移動することで、弁板
が弁板支持体に対し接離して弁箱の連通口を開閉する。
従って、1つの駆動手段により、弁板を伴った弁板支持
体の開弁位置及び閉弁位置間の移動と、その弁板の弁板
支持体に対する接離動作とを行わせることができる。
【0013】請求項3の発明では、上記駆動手段は流体
シリンダとする。そして、上記速度切換手段は、上記流
体シリンダに並列に接続されかつ互いに流量が異なる2
系統の流路と、この流路を切り換える切換バルブと、弁
板の位置が弁箱の連通口近辺の位置と他の位置との間で
変化したときに上記切換バルブを切換作動させるバルブ
切換手段とを有するものとする。
【0014】このことで、弁板が弁箱の連通口近辺の位
置と他の位置との間で移動したときにバルブ切換手段に
より切換バルブが切換作動し、流体シリンダに接続され
ている2系統の流路が切り換えられるので、弁板が弁箱
の連通口近辺の位置にあるときには流量の小さい流路
に、また他の位置にあるときには流量の大きい流路にそ
れぞれ切り換えればよい。こうして、流量の小さい流路
の切換えにより流体シリンダに対し給排される流体の量
が少なくなってシリンダの伸縮による駆動速度が遅くな
り、弁板が弁箱の連通口近辺の位置にあるときの開き速
度を低くすることができ、速度切換手段を容易に具体化
することができる。
【0015】請求項4の発明では、上記バルブ切換手段
は、流体シリンダにより駆動される可動部に取り付けら
れたカムとする。また、上記切換バルブは、上記カムに
より直接駆動されて切り換わるメカニカルバルブとす
る。こうすると、流体シリンダが伸縮すると、そのシリ
ンダにより駆動される可動部に取り付けられたカムも移
動し、このカムにより駆動されて切換バルブとしてのメ
カニカルバルブが切り換わり、流体シリンダに接続され
ている2系統の流路が切り換えられる。この場合も速度
切換手段をさらに容易に具体化することができる。
【0016】請求項5の発明では、バルブ切換手段は、
流体シリンダにより駆動される可動部の位置を検出する
センサとする。また、切換バルブは、上記センサからの
出力信号により切り換わる電磁バルブとする。このこと
で、流体シリンダが伸縮すると、そのシリンダにより駆
動される可動部が移動し、この可動部の位置がセンサに
より検出されて、このセンサの出力信号に基づいて切換
バルブとしての電磁バルブが切り換わり、流体シリンダ
に接続されている2系統の流路が切り換えられる。この
場合も速度切換手段を具体化することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図2及び図3は本
発明の実施形態1を示し、1は前側に位置する第1真空
容器、2は第1真空容器1の後側に隣接する第2真空容
器であって、各真空容器1,2はそれぞれ互いに対向配
置された左右方向(図3の紙面と直交する方向。図2で
は左右方向)に長い矩形状の開口3,4を有する。この
両真空容器1,2間には両真空容器1,2の内部空間
(真空空間)同士を連通又は連通遮断するための真空ゲ
ート弁5が配設されている。この真空ゲート弁5は、両
真空容器1,2間に気密状に挟まれた矩形状の弁箱6を
備え、この弁箱6の前壁(図3で左側壁)の上部には上
記第1真空容器1の開口3に対応する左右方向に長い矩
形状の前側連通口7が、また後壁(図3で右側壁)の上
部には第2真空容器2の開口4に対応する左右方向に長
い矩形状の後側連通口8がそれぞれ開口されており、こ
の連通口7,8を介して弁箱6内の真空空間が各真空容
器1,2と連通している。
【0018】図4に拡大して示すように、上記弁箱6内
には、上記前側連通口7を開閉する前側弁板16と、後
側連通口8を開閉する後側弁板17とが前後に対向して
配置されている。これら両弁板16,17は、それぞれ
前後の連通口7,8に対応しかつそれよりも若干大きい
左右方向に長い矩形状の板材からなり、各々の長さ方向
である左右方向に離れた左右両側の2箇所(3箇所以上
でもよい)で背面側、つまり他の弁板17,16との対
向面側から同期して押圧されて各連通口7,8を閉じる
ようになっている。
【0019】すなわち、弁箱6内において上記前後の弁
板16,17間には上記弁板16,17の左右の押圧位
置に対応する部分にそれぞれ弁板支持体19,19が配
置されている。この各弁板支持体19は、所定厚さを有
する円環板状のもので、後述の第1ロッド46の昇降移
動により、上記弁板16,17と共に、弁箱6内の下側
に位置する開弁位置と、弁箱6内の上側でかつ各連通口
7,8に対応する閉弁位置との間を上記両真空容器1,
2の配列方向(前後方向)と直交する上下方向に沿って
移動可能とされている。弁板支持体19の上端部には前
後方向に延びる係止ロッド20が貫通されて固定支持さ
れている。この係止ロッド20の前端部は、前側弁板1
6の後面(背面)上部に形成した有底の凹部21に、ま
た係止ロッド20の後端部は、後側弁板17の前面(背
面)上部に形成した同様の凹部22にそれぞれ移動可能
に係合されている。この係止ロッド20と各凹部21,
22とで係止機構23が構成され、この係止機構23に
より、前後両側の弁板16,17が弁板支持体19にそ
れぞれ真空容器1,2の配列方向たる前後方向に接離可
能にかつ弁板支持体19の移動方向たる上下方向に沿っ
て相対移動不能に係止支持されており、この弁板支持体
19に対し接離することで弁板16,17が弁箱の連通
口7,8を開閉するようになっている。
【0020】上記円環状の弁板支持体19の内部には、
下端部から上側に向かって左右方向に2股状に分かれた
略U字状の弁板駆動体25が配置されている。この弁板
駆動体25は、機能的には弁板支持体19の一部をなす
もので、後述の第2ロッド49のみが第1ロッド46に
対し昇降移動することにより、弁板支持体19内で下側
の開弁状態と上側の閉弁状態との間を所定距離だけ上下
方向(弁板支持体19全体の移動方向)に相対的に昇降
移動可能とされている。
【0021】上記弁板駆動体25の2股状に分かれた上
部間及び下部間にはそれぞれ水平左右方向に延びる支持
軸26,27が架設されている。上側の支持軸26の左
右中央部には例えば上側前リンク28の後端部が、また
左右両側部には略U字状の上側後リンク29の分離され
た両方の前端部がそれぞれ揺動可能に支持されている。
上記上側前リンク28の前端部は、前側弁板16の後面
(背面)の有底凹部に取り付けた左右方向に延びる上側
支持軸30に、また上側後リンク29の集合された後端
部は、後側弁板17の前面(背面)の有底凹部に取り付
けた左右方向に延びる上側支持軸31にそれぞれ揺動可
能に支持されている。
【0022】また、弁板駆動体25の下側支持軸27の
左右中央部には例えば上記上側前リンク28と同様の下
側前リンク32の後端部が、また左右両側部には上側後
リンク29と同様の略U字状の下側後リンク33の分離
された両前端部がそれぞれ揺動可能に支持され、下側前
リンク32の前端部は、前側弁板16の後面において上
記上側支持軸30よりも下側の有底凹部に取り付けた左
右方向に延びる下側支持軸34に、また下側後リンク3
3の後端部は、後側弁板17の前面において上記上側支
持軸31よりも下側の有底凹部に取り付けた左右方向の
下側支持軸35にそれぞれ揺動可能に支持されている。
よって、上記上下両側の前リンク28,32により前側
平行リンク機構36が、また上下両側の後リンク29,
33により後側平行リンク機構37がそれぞれ構成され
ている。
【0023】そして、上記弁板支持体19が閉弁位置に
あるときに、その内部で弁板駆動体25を昇降させるこ
とで、両弁板16,17を前後の平行リンク機構36,
37を介して互いに接離するように前後方向(両真空容
器1,2の配列方向)に移動させて開閉させる弁板駆動
機構39が設けられている。すなわち、この弁板駆動機
構39は、弁板支持体19が弁箱6内上側の閉弁位置に
あるときに、第2ロッド49のみの昇降移動による弁板
駆動体25の開弁状態及び閉弁状態の昇降移動(切換わ
り)に伴って両弁板16,17を前後方向に接離、つま
り弁板支持体19に対し接離させて弁箱6の連通口7,
8を開閉し、弁板駆動体25を下降させて開弁状態に切
り換えたときには、前後の平行リンク機構36,37の
各リンク28,29,32,33を弁板駆動体25側に
向かって下側に向かうように傾斜させ、各弁板16,1
7を弁板支持体19(弁板駆動体25)に接近させて連
通口7,8周りの弁箱6の前後壁から離隔させること
で、その連通口7,8を開く一方、弁板駆動体25を上
昇させて閉弁状態に切り換えたときには、前後の平行リ
ンク機構36,37の各リンク28,29,32,33
を前後方向に水平に配置し、各弁板16,17を弁板支
持体19から離して連通口7,8周りの弁箱6の前後壁
に押し付けることで、その連通口7,8を閉じるように
なっている。
【0024】上記両弁板16,17の背面(対向面)間
に亘り円筒状の機構収容ベローズ41が両者の接離方向
に伸縮可能に設けられている。具体的には、機構収容ベ
ローズ41は、弁板支持体19の前面と前側弁板16の
後面との間に架設された金属製の前ベローズ41aと、
弁板支持体19の後面と後側弁板17の前面との間に前
ベローズ41aと同心に架設された同様の後ベローズ4
1bとに分割され、各ベローズ41a,41bの各々の
前後端部は弁板支持体19及び各弁板16,17に気密
状に溶接されており、この機構収容ベローズ41内の空
間、つまり前後ベローズ41a,41b、弁板16,1
7及び弁板支持体19で囲まれる空間が弁箱6内の他の
空間と気密状に区画された収容室42に形成され、この
収容室42に、上記係止機構23、弁板駆動体25、前
後の平行リンク機構36,37及び弁板駆動機構39が
収容されている。すなわち、機構収容ベローズ41は、
これら係止機構23、平行リンク機構36,37等から
発生する塵を収容室42内に封じ込めて、弁箱6内への
放出を防止するものである。
【0025】上記弁板支持体19が弁箱6内で開弁位置
及び閉弁位置間を昇降する動きと、この弁板支持体19
内で弁板駆動体25が相対的に昇降移動する動き、すな
わち弁板駆動機構39の作動とは、いずれも弁箱6の底
壁外側からの駆動により行われるようになっている。つ
まり、図5に拡大して示すように、弁箱6の底壁におい
て各弁板支持体19の真下の部分(上記弁板16,17
の左右の押圧位置に対応する部分)には開口部6a,6
aが形成され、この各開口部6aには、上下方向に延び
かつ上端が開口する有底状の外筒44の上端部が同心状
にかつ気密状に接合されている。この外筒44の底部の
中心には中心孔44aが貫通形成され、また外筒44の
内底部上面には中心孔44aの周りから外筒44内を同
心状に上側に延びる内筒部44bが一体に形成されてい
る。
【0026】また、上記弁板支持体19の下端部には弁
箱6内を上下方向に延びる筒状の第1ロッド46の上端
部(内端部)が移動一体にかつ気密状に溶接固定されて
いる。この第1ロッド46は、弁板支持体19を開弁位
置及び閉弁位置間で昇降移動させるもので、上記弁箱6
底壁の開口部6aないし該開口部6aに同心に接合され
た外筒44をその底部の中心孔44a及び内筒部44b
に気密状に挿通された状態で貫通している。第1ロッド
46の下端部(外端部)は弁箱6外に延び、この下端部
には上側フランジ47が移動一体に取付固定されてお
り、第1ロッド46の昇降移動(長さ方向の移動)によ
り弁板支持体19を開弁位置及び閉弁位置間で移動さ
せ、後述のベローズ取付フランジ66が弁箱6の底壁の
位置に移動したときを弁板支持体19の開弁位置に、ま
た上側フランジ47が外筒44の底部下面に当接したと
きを閉弁位置にそれぞれ設定している。
【0027】一方、上記筒状の第1ロッド46内には、
その内径よりも若干小さい外径を有する第2ロッド49
が上下方向に摺動可能に挿通されている。この第2ロッ
ド49は、上記弁板駆動機構39により弁板駆動体25
を開弁状態及び閉弁状態の間で切り換えて弁板16,1
7を開閉させるもので、その上端部(内端部)は、上記
弁板支持体19の下端部に第1ロッド46と同心状に貫
通形成した上下方向の挿通孔19aを経て弁板支持体1
9内に延び、かつ弁板駆動体25の下端部にピン50に
より移動一体に連結されている。一方、第2ロッド49
の下端部(外端部)は第1ロッド46の下端部から突出
して弁箱6外に延び、この下端部には上側フランジ47
と略同径の下側フランジ51が移動一体に取付固定され
ており、第2ロッド49が第1ロッド46に対し相対的
に摺動して昇降移動(長さ方向の移動)することによ
り、弁板駆動体25の開弁状態及び閉弁状態を切り換
え、下側フランジ51が上側フランジ47から最も離れ
て後述のリンク機構56,56が伸長したときを弁板駆
動体25が開弁状態に、また下側フランジ51が上側フ
ランジ47に最も接近して同リンク機構56,56が収
縮したときを閉弁状態にそれぞれなるようにしている。
【0028】上記各下側フランジ51には、駆動手段と
しての上下方向の軸心を持つエアシリンダ100のピス
トンロッド100a上端部が移動一体に連結されてい
る。すなわち、図2に示すように、上記各弁板16,1
7の左右の押圧位置間の中央下方位置に上下方向の軸線
を有する1つのエアシリンダ100が配置され、このシ
リンダ100のボディ上端部は弁箱6に相対移動不能に
固定されている。シリンダ100のピストンロッド10
0aの上端(先端)には、シリンダ100により駆動さ
れる可動部としてのブラケット82の左右中央部が連結
されている。このブラケット82は左右中央部よりも左
右端部が低くなるように略コ字状に折れ曲がった部材か
らなるもので、その左右端部にそれぞれ上記左右の第2
ロッド49,49の下端の下側フランジ51,51が連
結されており、1つのシリンダ100の駆動により左右
の第2ロッド49,49や第1ロッド46,46等を同
期して昇降移動させる。すなわち、後述の如く、シリン
ダ100の伸縮作動により、そのピストンロッド100
aの上端部にブラケット82を介して連結された各第2
ロッド49を長さ方向に昇降移動させて弁板支持体19
の開弁位置及び閉弁位置間の昇降移動と、弁板駆動体2
5の開弁状態及び閉弁状態間の移動切換えとを行うよう
にしている。
【0029】上記弁箱6の外側にある第1ロッド46及
び第2ロッド49、つまり上側及び下側フランジ47,
51間は、第2ロッド49の下端部周りに配置した付勢
手段としての圧縮ばね55により連結されており、この
圧縮ばね55により、第2ロッド49を第1ロッド46
に対し弁板駆動機構39が弁板16,17を開く下方向
に相対移動させるように付勢している。
【0030】さらに、弁箱6の外側にある第1ロッド4
6及び第2ロッド49としての上側及び下側フランジ4
7,51間は、直径方向に対向して配置した1対のリン
ク機構56,56を介して連結されている。この各リン
ク機構56は、上端部が上側フランジ47に水平方向の
上側リンク軸57を介して揺動可能に連結された上側リ
ンク58と、上端部が該上側リンク58の下端部に水平
方向の中間リンク軸59を介して揺動可能に連結され、
下端部が下側フランジ51に水平方向の下側リンク軸6
1を介して揺動可能に連結された下側リンク60とから
なり、上記中間リンク軸59にはガイドローラ62が回
転可能に支持されている。そして、この各リンク機構5
6の上下のリンク58,60を上下方向に略一直線上に
並べてリンク機構56を伸長させたときには、下側フラ
ンジ51を上側フランジ47から離して弁板駆動体25
を開弁状態にすることで、前後の弁板16,17を弁板
支持体19に接近させる一方、上下のリンク58,60
を互いの連結部で中間リンク軸59が第2ロッド49か
ら離れるように外側に折り曲げてリンク機構56を収縮
させたときには、下側フランジ51を上側フランジ47
に接近させて弁板駆動体25を閉弁状態にすることで、
弁板16,17を弁板支持体19から離隔させるように
している。
【0031】また、上記各外筒44の下側には、シリン
ダ100のストロークに対応した所定長さのガイド部6
4,64が外筒44の真下位置に対応して配置固定され
ている。この両ガイド部64,64は、その間を上記上
側及び下側フランジ47,51が所定の隙間をあけて昇
降移動可能となるように対向配置されたもので、両ガイ
ド部64,64の間に側方から上記ブラケット82の端
部が移動可能に挿通されており、シリンダ100の伸縮
作動によるピストンロッド100a及びそれと一体の各
下側フランジ51の昇降動作に応じて各リンク機構56
を伸長状態又は収縮状態に切り換え、シリンダ100の
伸縮作動に伴って弁板支持体19を開弁位置及び閉弁位
置間で昇降移動させたとき、その弁板支持体19が上昇
端の閉弁位置以外にある状態では、上記各リンク機構5
6における上下両側リンク58,60の連結部にある中
間リンク軸59上のガイドローラ62を各ガイド部64
の内面で転動案内しながら、各リンク機構56をガイド
部64,64間に潜らせて伸長状態に保持する一方、弁
板支持体19が上昇端の閉弁位置にある状態では、各リ
ンク機構56をガイド部64,64上端から突出させて
収縮状態に切り換えるようにしている。尚、ガイド部6
4の上端面は、上記ガイドローラ62の昇降時のガイド
部64,64間に対する出没をスムーズに行わせるよう
に上拡がりのテーパ面に形成されている。
【0032】そして、上記弁箱6内の下部にある第1ロ
ッド46の上端寄り部分にはベローズ取付フランジ66
が気密状に一体に取付固定されている。このベローズ取
付フランジ66の下面には、ベローズ取付フランジ66
よりも下側の第1ロッド46及び外筒44底部上面の内
筒部44bの周りに配置した金属製の伸縮可能な第1ロ
ッド収容ベローズ67の上端部が気密状に溶接固定され
ている。この第1ロッド収容ベローズ67の下端部は、
弁箱6の底壁において第1ロッド46が貫通される貫通
部、つまり外筒44の底部上面に気密状に溶接固定され
ており、第1ロッド収容ベローズ67により第1ロッド
46の貫通部を気密状に覆っている。
【0033】尚、前側弁板16の前面外周部及び後側弁
板17の後面外周部には、それぞれ弁箱6の内面におけ
る連通口7,8周りに当接してシールする金属製等のシ
ール部材16a,17aが取付固定されている。
【0034】さらに、図1に示すように、上記エアシリ
ンダ100においてピストンロッド100aを収縮移動
させて弁板支持体19を開弁位置に移動させるための収
縮ポート100bには収縮用エア流路101(エア配
管)が、またピストンロッド100aを伸長移動させて
弁板支持体19を閉弁位置に移動させるための伸長ポー
ト100cには伸長用エア流路102(エア配管)がそ
れぞれ接続され、これら両エア流路101,102は開
閉切換バルブ103及びエアタンク105を介して加圧
エア供給源104に接続されている。上記開閉切換バル
ブ103は閉じ位置PS及び開き位置POの2位置を有
する電磁バルブからなるもので、この開閉切換バルブ1
03を開き位置POに切り換えることで、加圧エア供給
源104からの加圧エアを収縮用エア流路101により
シリンダ100の収縮ポート100bに供給し、かつ伸
長ポート100cからエアを伸長用エア流路102を介
して排出してシリンダ100を収縮させ、弁板支持体1
9を閉弁位置から開弁位置に下降移動させる一方、開閉
切換バルブ103を閉じ位置PSに切り換えることで、
加圧エア供給源104からの加圧エアを伸長用エア流路
102によりシリンダ100の伸長ポート100cに供
給し、かつ収縮ポート100bからエアを収縮用エア流
路101を介して排出してシリンダ100を伸長させ、
弁板支持体19を開弁位置から閉弁位置に上昇移動させ
るようにしている。
【0035】そして、本発明の特徴として、上記各弁板
16,17の開閉速度(移動速度)を、弁板16,17
が弁箱6の連通口7,8近辺の位置にあるときの開き速
度が他の位置にあるときの開閉速度よりも低くなるよう
に2段階に切り換える速度切換機構106が設けられて
いる。すなわち、この速度切換機構106は、上記伸長
用エア流路102にシリンダ100に対し並列になるよ
うに接続された第1及び第2の2つの開き用分岐流路1
07,108と1つの閉じ用分岐流路109とを有し、
上記閉じ用分岐流路109には開閉切換バルブ103か
らシリンダ100のみにエアが流れるのを許容するチェ
ックバルブ110(逆止弁)が配設されている。また、
第1開き用分岐流路107にはエア流量を可変とした可
変オリフィス111が、また第2開き用分岐流路108
にはメカニカルバルブからなる流路切換バルブ112が
それぞれ配設されている。この流路切換バルブ112
は、連通位置P1及び連通遮断位置P2の2位置を有し
ていて常時は連通遮断位置P2にあるが、切換入力部1
12aの駆動入力により連通位置P1に切り換えられる
もので、その連通位置P1ではシリンダ100から開閉
切換バルブ103のみにエアが流れるのを許容する。よ
って、第1及び第2開き用分岐流路107,108は、
流路切換バルブ112が連通位置P1にあるときに、シ
リンダ100から開閉切換バルブ103に流れるエアの
流量が互いに異なる2系統の流路とされ、流路切換バル
ブ112は両流路107,108を切り換える切換バル
ブとされる。
【0036】また、図2に示す如く、上記流路切換バル
ブ112はシリンダ100のボディ上端に取付固定さ
れ、上記シリンダ100により駆動される可動部である
ブラケット82には、バルブ切換手段としてのカム11
3が一体に取り付けられ、このカム113は、弁板1
6,17の位置が弁箱6の連通口7,8近辺の位置と他
の位置との間で変化したときに上記流路切換バルブ11
2の切換入力部112aを直接駆動して該流路切換バル
ブ112を切換作動させるようになっており、弁板1
6,17の開閉速度を2段階に切り換え、開弁時に弁板
16,17が弁箱6の連通口7,8近辺の位置にあると
き、具体的には例えば弁板16,17が前後方向に移動
して弁箱6の壁部から離れた後に弁板支持体19と共に
その移動方向と同じ下向きの移動開始するまでの間、流
路切換バルブ112の連通遮断位置P2によりエアを第
1開き用分岐流路107に通してその可変オリフィス1
11によりエアの流量を少なくすることにより、エアシ
リンダ100の収縮速度を下げて弁板16,17の開き
速度を遅くする一方、その他の位置に弁板16,17が
あるときには、カム113による流路切換バルブ112
の切換入力部112aの駆動により、その流路切換バル
ブ112を連通位置P1に切り換えてエアを第2開き用
分岐流路108に通し、エアの流量を多くする(通常の
流量にする)ことにより、エアシリンダ100の収縮速
度を上げて弁板16,17の開き速度を速くする。ま
た、閉弁時には、カム113による流路切換バルブ11
2の切換位置に関係なく、加圧エアを閉じ用分岐流路1
09に通してシリンダ100の伸長ポート100cに供
給することにより、そのシリンダ100へのエアの流量
を多くして(通常の流量にする)シリンダ100の伸長
速度を上げ、弁板16,17の閉じ速度を速くするよう
にしている。
【0037】次に、上記実施形態の作動について説明す
る。真空ゲート弁5が開弁しているときには、シリンダ
100は収縮してストロークエンドにある。このため、
上側及び下側フランジ47,51は両者を連結する各リ
ンク機構56と共にガイド部64,64間にあり、その
各リンク機構56が伸長しかつ両フランジ47,51が
離隔している。このことで弁板支持体19は開弁位置に
位置しており、また、弁板駆動体25は弁板支持体19
内の下側に位置する開弁状態にあって、前後の平行リン
ク機構36,37の各リンク28,29,32,33が
弁板駆動体25側に向かって下側に向かうように斜めに
傾斜し、前後の弁板16,17が互いに接近した位置に
あって弁箱6の前後壁の内面から離隔している。また、
機構収容ベローズ41の前後ベローズ41a,41b及
び第1ロッド収容ベローズ67はいずれも収縮してい
る。
【0038】この状態からゲート弁5を閉弁させるとき
には、開閉切換バルブ103が閉じ位置PSに切り換え
られ、加圧エア供給源104からの加圧エアが伸長用エ
ア流路102及びその一部の閉じ用分岐流路109を介
してシリンダ100の伸長ポート100cに供給される
とともに、シリンダ100の収縮ポート100bからエ
アが収縮用エア流路101を介して排出され、このこと
でシリンダ100が伸長してピストンロッド100aが
上昇する。このピストンロッド100aの上昇移動に伴
い、その上端にブラケット82を介して連結されている
各下側フランジ51と、該各下側フランジ51に下端が
連結されている第2ロッド49とが上昇し、この第2ロ
ッド49の上端に連結されている弁板駆動体25が弁板
支持体19内で上昇して閉弁状態に切り換わろうとす
る。しかし、上記下側フランジ51と上側フランジ47
とを連結しているリンク機構56,56はそれぞれガイ
ド部64,64によりその間に伸長状態に拘束されてお
り、しかも両フランジ47,51間には圧縮ばね55が
介在されているので、上記下側フランジ51の上昇移動
に伴って上側フランジ47も下側フランジ51と離隔し
たままで追従して上昇し、両者の相対移動は生じない。
このことで、第1ロッド収容ベローズ67が伸長しなが
ら、上側フランジ47に下端部が連結されている第1ロ
ッド46も一体的に上昇して、その上端部に連結されて
いる弁板支持体19が開弁位置から閉弁位置に向かって
前後の弁板16,17と共に上昇する。また、第1ロッ
ド46及び第2ロッド49間の相対移動が生じないの
で、弁板駆動体25が閉弁状態に切り換わることはな
く、前後の弁板16,17は互いに接近したままに保た
れ、その上昇時に弁板16,17が弁箱6の前後壁の内
面に接触することはない。
【0039】そして、シリンダ100がさらに伸長して
伸長ストロークエンド近くに達すると、上側フランジ4
7が、弁箱6の底壁下面に接合されている外筒44の底
部下面に当接してそれ以上の上昇移動が規制され、弁板
支持体19が閉弁位置に停止して、前後の弁板16,1
7がそれぞれ弁箱6における前後の連通口7,8に対応
した位置に位置付けられる。この状態では、上記各リン
ク機構56がガイド部64,64の上端から抜け出し始
めており、シリンダ100のさらなる伸長作動により、
上記各リンク機構56が収縮状態に変化しかつ圧縮ばね
55が圧縮されながら、上記停止規制されている上側フ
ランジ47に対し下側フランジ51のみが上昇する。こ
のことで、第1ロッド46と共に停止保持されている弁
板支持体19に対し、弁板駆動体25が相対的に上昇し
て開弁状態から閉弁状態に切り換わり、この弁板駆動体
25の上昇移動により、機構収容ベローズ41の前後ベ
ローズ41a,41bを伸長させながら、前後の平行リ
ンク機構36,37の各リンク28,29,32,33
が前後方向に水平に回動し、前後の弁板16,17が互
いに離れる方向に移動して弁箱6前後壁の連通口7,8
周囲の内面を押圧し、その連通口7,8が気密状に閉塞
されて、ゲート弁5が閉弁状態になる。
【0040】一方、上記のような閉弁状態にあるゲート
弁5を開弁させるときには、上記開閉切換バルブ103
が閉じ位置PSから開き位置POに切り換えられる。流
路切換バルブ112は、切換入力部112aに対するカ
ム113の駆動がなくて連通遮断位置P2にあるので、
加圧エア供給源104からの加圧エアが収縮用エア流路
101を介してシリンダ100の収縮ポート100bに
供給されるとともに、シリンダ100の伸長ポート10
0cからエアが伸長用エア流路102及びその一部の第
1開き用分岐流路107を介して排出され、このことで
シリンダ100が収縮してピストンロッド100aが下
降する。このピストンロッド100aの下降移動に伴
い、その上端にブラケット82を介して連結されている
各下側フランジ51と、該各下側フランジ51に下端が
連結されている第2ロッド49とが下降し、この第2ロ
ッド49の上端に連結されている弁板駆動体25が弁板
支持体19内で下降して開弁状態に切り換わり、この弁
板駆動体25の下降移動により、機構収容ベローズ41
の前後ベローズ41a,41bを収縮させながら、前後
の平行リンク機構36,37の各リンク28,29,3
2,33が傾斜方向に回動し、前後の弁板16,17が
互いに近付く方向に移動して弁箱6前後壁の連通口7,
8周囲の内面から離れ、その連通口7,8が開かれる。
【0041】そのとき、上記シリンダ100の伸長ポー
ト100cからの排出エアが流れる伸長用エア流路10
2の第1開き用分岐流路107には可変オリフィス11
1が配設されているので、その第1開き用分岐流路10
7(伸長用エア流路102)を流れるエアの流量は上記
閉弁時よりも少なくなる。このため、シリンダ100の
収縮速度が遅くなり、このシリンダ100により駆動さ
れる弁板16,17の開き速度も遅くなる。このように
弁板16,17が弁箱6の連通口7,8近辺の位置にあ
るときの開き速度が遅くなることで、その弁板16,1
7は弁箱6の連通口7,8からゆっくりと離れることと
なり、その弁板16,17が急速に離隔した場合に生じ
る振動は抑制される。このため、振動する弁板16,1
7が弁箱6と衝突してシール部材16a,17aが損傷
し又は劣化することはなく、よって真空ゲート弁5の作
動信頼性や耐久性を高めることができる。
【0042】そして、下側フランジ51と上側フランジ
47とを連結しているリンク機構56,56がガイド部
64,64間に入ってその内部で伸長状態に拘束される
と、その後は各上側フランジ47が上記伸長したリンク
機構56,56により引っ張られて外筒44の底部下面
から離れ、その各上側フランジ47と該各上側フランジ
47に下端が連結されている第2ロッド46とがそれぞ
れ下側フランジ51及び第1ロッド49と相対移動する
ことなく一体的に下降する。
【0043】このように第2ロッド46が下降移動を開
始すると、上記ブラケット82に取り付けられて一体に
下降移動するカム113が流路切換バルブ112の切換
入力部112aを駆動して、その流路切換バルブ112
が連通位置P1に切り換えられ、シリンダ100の伸長
ポート100cから排出されるエアは伸長用エア流路1
02の一部の第2開き用分岐流路108を介して排出さ
れる。この第2開き用分岐流路108にはオリフィス1
11がなく、流れるエアの流量は上記開弁初期よりも少
なくて閉弁時と同じとなる。このため、シリンダ100
の伸長用ポートから排出されるエア流量が多くなってシ
リンダ100の収縮速度が閉弁時と同様に速くなり、弁
板16,17の開き速度が元のように速くなる。
【0044】そして、シリンダ100がさらに収縮して
収縮ストロークエンド近くに達すると、元の状態に戻
り、ゲート弁5が開弁する。
【0045】(実施形態2)図6〜図8は本発明の実施
形態2を示し(尚、図2〜図5と同じ部分については同
じ符号を付してその詳細な説明は省略する)、一方の弁
板を弁板支持体19と一体化したものである。
【0046】すなわち、この実施形態では、上記実施形
態1とは異なり、弁板支持体19は後側弁板17(第2
の弁板)に気密シールされて一体的に固定され、前側弁
板16(第1の弁板)のみが弁板支持体19つまり後側
弁板17と接離可能とされている。そして、この弁板支
持体19と後側弁板17との間には機構収容ベローズ4
1が設けられておらず、弁板支持体19と前側弁板16
との間のみに機構収容ベローズ41が架設されている
(尚、後側弁板17に代えて前側弁板16を弁板支持体
19に固定し、後側弁板17のみを弁板支持体19に接
離可能とするとともに、この後側弁板17と弁板支持体
19との間に機構収容ベローズ41を架設するように変
更してもよい)。
【0047】さらに、弁板駆動体25は第2ロッド49
の上端部に延設されたロッド状のもので、その上下部に
はそれぞれ後側面を段差状に切り欠いた切欠部25a,
25aが上下方向に間隔をあけて形成され、この各切欠
部25aにそれぞれ上下の支持軸26,27が左右中央
部の切欠部26a,27aにて係合されて図示しないボ
ルトにより締結固定されている。この各支持軸26,2
7の左右両側にはそれぞれリンク28,32の後端部が
揺動可能に支持され、このリンク28,32の前端部は
前側弁板16の後面に取り付けた支持軸30,34に揺
動可能に支持されている。尚、上記弁板支持体19側の
各支持軸26,27の左右両端部にはそれぞれローラ7
1,71が回転可能に支持されており、このローラ7
1,71を弁板駆動体25の閉弁状態で後側弁板17の
前面に押し付けることで反力を得るようにしている。ま
た、前側弁板16の後面の支持軸30,34には、弁板
支持体19の前面に凹設した上下のローラガイド部19
b,19b内を転動して案内されるローラ72,72が
回転可能に支持されており、このローラガイド部19b
とローラ72とにより係止機構23が構成されている。
【0048】また、弁箱6の底壁に連設される外筒44
の底部には、上記第1ロッド46をその内部の第2ロッ
ド49と共に案内する第1ロッド案内部としての案内筒
74が取り付けられている(尚、シリンダ100の伸長
作動により弁板支持体19が閉弁位置に位置付けられた
ときに、上側フランジ47は案内筒74の下端に当接す
る)。この案内筒74は第1ロッド46を摺動可能に挿
通する筒状のもので、その上下端の開口部にはそれぞれ
第1ロッド46の外面に摺接する案内リング75,76
が嵌合固定されている。この上側の案内リング75は下
側の案内リング76に対し僅かに前側に偏心されてお
り、この両案内リング75,76間の偏心により、弁板
支持体19が閉弁位置以外にあるとき、具体的には下端
の開弁位置と上端の閉弁位置近くとの間で昇降するとき
には、後側弁板17と弁箱6の後壁内面との間に間隙が
形成されるように第1ロッド46を弁板支持体19や前
後の弁板16,17等と共に僅かに前傾した状態で案内
する。また、第1ロッド46の前側外面には、弁板支持
体19が閉弁位置にあるときの下側案内リング76に対
応する部分に凹部46aが切り欠いて形成されており、
この凹部46aが下側案内リング76の位置に移動して
弁板支持体19が閉弁位置にあるときに、その凹部46
aの隙間分だけ第1ロッド46の上端部を前後移動可能
として、弁板支持体19の前後方向(両真空容器1,2
の配列方向)への移動を許容するようにしている。
【0049】尚、上記案内筒74の下端部には下側案内
リング76に亘り孔部77が半径方向に貫通して形成さ
れ、この孔部77内には、下側案内リング76の内面か
ら突出可能なボール78と、このボール78を下側案内
リング76の内面から突出させて第1ロッド46の外面
に押し付けるばね79と、このばね79の外端部を押す
ように孔部77を閉じる蓋部80とが収容されており、
第1ロッド46の凹部46aが下側案内リング76の位
置に移動して弁板支持体19が閉弁位置にあるときに、
ボール78により第1ロッド46の凹部46aを押圧付
勢することで、弁板支持体19の前後方向へのふらつき
を規制している。その他の構成は上記実施形態1と同様
である。
【0050】したがって、この実施形態においては、開
弁状態にある真空ゲート弁5が閉弁するとき、シリンダ
100の伸長作動により左右の第2ロッド49,49が
同期して押し上げられ、この各第2ロッド49にリンク
機構56,56及びばね55により連結されている第1
ロッド46が相手側の第1ロッド46と同期して上昇す
る。この各第1ロッド46の上昇移動により、弁板支持
体19が、該弁板支持体19に係止機構23を介して支
持されている前側弁板16及び弁板支持体19に一体的
に固定支持されている後側弁板16と共に開弁位置から
閉弁位置に移動する。
【0051】そのとき、上記各第1ロッド46は案内筒
74における上下の案内リング75,76により案内さ
れ、この案内により後側弁板17と弁箱6の後壁内面と
の間に間隙が形成された前傾状態で上昇移動する。この
ため、その後側弁板17と弁箱6の後壁内面とが接触し
ないので、その接触による発塵を招くことはない。
【0052】そして、弁板支持体19が閉弁位置に移動
すると、上側フランジ47が案内筒74の下端に当接し
て移動規制されるとともに、上記第1ロッド46外周の
凹部46aが下側案内リング76の位置に移動し、この
凹部46aの隙間分だけ、弁板支持体19の前後方向へ
の移動が許容される。この弁板支持体19の前後方向へ
の移動を許容された状態で、第2ロッド49のさらなる
上昇移動により弁板駆動体25が閉弁状態に切り換えら
れ、この弁板駆動体25に平行リンク機構36を介して
連結されている前側弁板16が後側弁板17から離隔す
る方向に移動して弁箱6の前側連通口7を閉じる。そし
て、この前側弁板16が弁箱6の前壁から受ける反力に
より後側弁板17が後側に押されて弁箱6の後側の連通
口8を閉じ、これらにより真空ゲート弁5が閉弁する。
この真空ゲート弁5が開弁するときには、上記と逆の動
作が行われる。
【0053】尚、上記実施形態では、シリンダ100の
可動部としてのブラケット82にカム113を取り付
け、このカム113により直接に駆動されるメカニカル
バルブからなる流路切換バルブ112を連通遮断位置P
2から連通位置P1に切り換えるようにしているが、こ
の他、流路切換バルブをメカニカルバルブに代えて電磁
バルブとし、シリンダ100により駆動される可動部の
位置をセンサにより検出して、このセンサからの出力信
号により流路切換バルブ(電磁バルブ)の切換えを行う
ようにしてもよく、同様の作用効果が得られる。
【0054】また、上記実施形態では、弁板16,17
が弁箱6の連通口7,8近辺の位置にあるときの開き速
度のみを低くしているが、その開き速度に加え、弁板1
6,17が弁箱6の連通口7,8近辺の位置にあるとき
の閉じ速度をも低くするようにしてもよい。
【0055】また、上記実施形態では、駆動手段として
エアシリンダ100を用いているが、液圧シリンダでも
よく、その他、回転型のアクチュエータを用いることも
でき、電磁型の各種アクチュエータを用いてもよい。ま
た、弁板支持体19とそれに対し接離する弁板16,1
7との連結構造、弁板支持体19の駆動構造やその移動
方向等は上記各実施形態に限定されず、本発明の技術思
想を損なわない範囲で変更することができる。
【0056】また、上記各実施形態では、機構収容ベロ
ーズ41を弁板支持体19と弁板16,17との間に架
設しているが、前後の弁板16,17の背面間に直接架
設して、その内部に弁板駆動機構39に加え弁板支持体
19をも収容できるようにしてもよい。
【0057】さらに、上記各実施形態では、弁板支持体
19及び弁板16,17を上昇移動させて開弁し、下降
移動させて閉弁するようにしているが、逆に弁板支持体
19及び弁板16,17の下降移動により開弁し、上昇
移動により閉弁するようにしてもよい。また、弁板支持
体19及び弁板16,17の開閉動作の向きを必ずしも
上下方向に限定する必要はないのは勿論である。
【0058】
【発明の効果】以上説明のように、請求項1の発明によ
ると、真空容器に連通口を介して連通する弁箱内に、駆
動手段の駆動により移動する弁板支持体と、この弁板支
持体に支持され、弁板支持体に対し接離して弁箱の連通
口を開閉する弁板とが設けられた真空ゲート弁に対し、
弁板の開閉速度を複数段階に切り換える速度切換手段を
設けて、少なくとも弁板が弁箱の連通口近辺の位置にあ
るときの開き速度を他の位置にあるときの開閉速度より
も低くしたことにより、真空ゲート弁の開弁時の弁板の
振動を抑制して、その弁箱との衝突によるシール部材の
損傷や劣化を防止でき、よって真空ゲート弁の開閉時間
の短縮化を維持しつつその作動信頼性や耐久性の向上を
図ることができる。
【0059】請求項2の発明によると、駆動手段を1つ
の直動型のものとして、この駆動手段に対し弁板支持体
を弁板支持体の移動方向に延びかつ駆動手段により長さ
方向に移動する第1及び第2ロッドにより連結し、両ロ
ッドの一体的な移動により弁板支持体を弁板と共に移動
させる一方、第1ロッドの停止状態で第2ロッドのみが
移動したときに弁板を弁板支持体に対し接離させて弁箱
の連通口を開閉するようにしたことにより、1つの駆動
手段により、弁板を伴った弁板支持体の開弁位置及び閉
弁位置間の移動と、その弁板の弁板支持体に対する接離
動作とを行わせることができる。
【0060】請求項3の発明では、駆動手段は流体シリ
ンダとし、この流体シリンダに並列に接続されかつ互い
に流量が異なる2系統の流路と、この流路を切り換える
切換バルブと、弁板の位置が弁箱の連通口近辺の位置と
他の位置との間で変化したときに切換バルブを切換作動
させるバルブ切換手段とを設けた。また、請求項4の発
明では、上記バルブ切換手段は、流体シリンダにより駆
動される可動部に取り付けられたカムとし、切換バルブ
は、そのカムにより直接駆動されて切り換わるメカニカ
ルバルブとした。さらに、請求項5の発明では、バルブ
切換手段は、流体シリンダにより駆動される可動部の位
置を検出するセンサとし、切換バルブは、そのセンサか
らの出力信号により切り換わる電磁バルブとした。これ
らの発明によると、弁板が弁箱の連通口近辺の位置にあ
るときに、流量の小さい流路への切換えにより流体シリ
ンダに対し給排される流体の量を少なくしてシリンダの
駆動速度を遅くでき、弁板が弁箱の連通口近辺の位置に
あるときの開き速度を低くするための速度切換手段を容
易に具体化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る真空ゲート弁におけ
る駆動エア回路を示す回路図である。
【図2】真空ゲート弁の全体構成を示す側面図である。
【図3】真空ゲート弁の全体構成を示す断面図である。
【図4】真空ゲート弁の上半部を示す拡大断面図であ
る。
【図5】真空ゲート弁の下半部を示す拡大断面図であ
る。
【図6】実施形態2の真空ゲート弁を示す図2相当図で
ある。
【図7】実施形態2の真空ゲート弁の上半部を示す図4
相当図である。
【図8】実施形態2の真空ゲート弁の下半部を示す図5
相当図である。
【符号の説明】
1,2 真空容器 5 真空ゲート弁 6 弁箱 7,8 連通口 16,17 弁板 19 弁板支持体 23 係止機構 25 弁板駆動体 36,37 平行リンク機構 39 弁板駆動機構 41 機構収容ベローズ 42 収容室 44 外筒 46 第1ロッド 49 第2ロッド 55 圧縮ばね 56 リンク機構 64 ガイド部 82 ブラケット(可動部) 100 エアシリンダ(駆動手段) 106 速度切換機構(速度切換手段) 107,108 開き用分岐流路 111 可変オリフィス 112 流路切換バルブ 113 カム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器に連通する連通口を有する弁箱
    内に、駆動手段に駆動されて開弁位置及び閉弁位置の間
    を移動する弁板支持体と、該弁板支持体に接離可能に支
    持され、弁板支持体の移動に伴い弁板支持体に対し接離
    して上記弁箱の連通口を開閉する弁板とが設けられてな
    る真空ゲート弁において、 上記弁板の開閉速度を、少なくとも弁板が弁箱の連通口
    近辺の位置にあるときの開き速度が他の位置にあるとき
    の開閉速度よりも低くなるように複数段階に切り換える
    速度切換手段を設けたことを特徴とする真空ゲート弁。
  2. 【請求項2】 請求項1の真空ゲート弁において、 弁板支持体は駆動手段に対し、弁板支持体の移動方向に
    延びる第1及び第2ロッドにより連結され、 上記駆動手段は、上記第1及び第2ロッドを長さ方向に
    移動させる1つの直動型のものとされており、 上記駆動手段の駆動により第1及び第2ロッドが一体的
    に移動したときには、弁板支持体が弁板と共に移動する
    一方、第1ロッドが停止して第2ロッドのみが移動した
    ときに、弁板が弁板支持体に対し接離して弁箱の連通口
    を開閉するように構成されていることを特徴とする真空
    ゲート弁。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の真空ゲート弁におい
    て、 駆動手段は流体シリンダであり、 速度切換手段は、上記流体シリンダに並列に接続されか
    つ互いに流量が異なる2系統の流路と、 上記流路を切り換える切換バルブと、 弁板の位置が弁箱の連通口近辺の位置と他の位置との間
    で変化したときに上記切換バルブを切換作動させるバル
    ブ切換手段とを有することを特徴とする真空ゲート弁。
  4. 【請求項4】 請求項3の真空ゲート弁において、 バルブ切換手段は、流体シリンダにより駆動される可動
    部に取り付けられたカムであり、 切換バルブは、上記カムにより直接駆動されて切り換わ
    るメカニカルバルブであることを特徴とする真空ゲート
    弁。
  5. 【請求項5】 請求項3の真空ゲート弁において、 バルブ切換手段は、流体シリンダにより駆動される可動
    部の位置を検出するセンサであり、 切換バルブは、上記センサからの出力信号により切り換
    わる電磁バルブであることを特徴とする真空ゲート弁。
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