JP2000226966A - 挟込み検出装置 - Google Patents

挟込み検出装置

Info

Publication number
JP2000226966A
JP2000226966A JP11028785A JP2878599A JP2000226966A JP 2000226966 A JP2000226966 A JP 2000226966A JP 11028785 A JP11028785 A JP 11028785A JP 2878599 A JP2878599 A JP 2878599A JP 2000226966 A JP2000226966 A JP 2000226966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
tube body
weather strip
cavity
light transmitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11028785A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohiro Nakatsuji
直宏 中辻
Masahiro Kume
昌宏 粂
Morihiko Toyosumi
守彦 豊鷲見
Yasuyo Matsumoto
安世 松本
Mitsutoshi Kamakura
光寿 鎌倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness System Technologies Research Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP11028785A priority Critical patent/JP2000226966A/ja
Priority to US09/391,230 priority patent/US6420693B1/en
Priority to EP99117816A priority patent/EP1026353A3/en
Publication of JP2000226966A publication Critical patent/JP2000226966A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/40Safety devices, e.g. detection of obstructions or end positions
    • E05F15/42Detection using safety edges
    • E05F15/43Detection using safety edges responsive to disruption of energy beams, e.g. light or sound
    • E05F15/431Detection using safety edges responsive to disruption of energy beams, e.g. light or sound specially adapted for vehicle windows or roofs
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME RELATING TO HINGES OR OTHER SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS AND DEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION, CHECKS FOR WINGS AND WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/50Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
    • E05Y2900/53Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles characterised by the type of wing
    • E05Y2900/55Windows

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で低コスト化が図られ、信頼性も
高く、異物からの押圧力を高感度で検出できるととも
に、開閉部材が締め切られる直前に生じる挟込みも検出
できる挟込み検出装置を提供する。 【解決手段】 この挟込み検出装置では、ウエザースト
リップ9内に埋め込まれた弾性材料からなるチューブ体
11の内部空間13内に光(赤外線)を通し、挟込みに
よる異物からの押圧力によりチューブ体11が変形する
ことにより生じる内部空間13内を伝達する光の光量の
減少の有無を判定することにより、挟込みを検出するよ
うになっている。異物により斜め下方向C,Dから与え
られる押圧力を感度よく検出するため、ウエザーストリ
ップ9内のチューブ体11の斜め下車外側および車内側
には、押圧手段12として、空洞部31,33および凸
部37,39が設けられており、異物からの押圧力が分
散されることなく、凸部37,39を介してチューブ体
11に与えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のパワーウ
インド装置に適用される挟込み検出装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動車のパワーウインド装置に適用され
る従来の挟込み検出装置には以下のものがある。
【0003】第1の従来例としては、窓ガラスを開閉駆
動するモータに流れる過電流の有無により挟込みを検知
するものがある。
【0004】また、第2の従来例としては、内部に高屈
折率の透明液体が充填され、透明液体よりも低屈折率の
弾性材料により形成された軟質チューブ体をウエザース
トリップ内に埋め込むとともに、軟質チューブ体の長手
方向の両側に発光素子と受光素子とを配置したものがあ
る(特開昭58−26621号公報)。この挟込み検出
装置では、一端側の発光素子が発光した光を、コアであ
る透明液体中に入射させ軟質チューブ体の内周面で全反
射させつつ他端側まで伝搬させて他端側の受光素子に受
光させ、その受光素子の受光光量の変化に基づいて異物
検出を行うようになっている。
【0005】すなわち、挟込みが発生し、異物からの押
圧力により軟質チューブ体が弾性変形すると、軟質チュ
ーブ体の弾性変形した部分の内周面に入射する光の入射
角度が変化するため、透明液体中を伝搬される光の多く
が、進行方向を大きく変えられ、全反射が生じる臨界角
以下の入射角度で軟質チューブ体の内周面に入射するこ
ととなり、導光路である透明液体中から外部へ漏れる。
この挟込み検出装置は、この光の漏れにより生じる受光
素子の受光光量の減少を検出することにより異物検出を
行うようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
第1の従来例では、窓ガラスを締め切るときにモータに
流れる過電流により挟込み検出装置が誤動作しないよう
にするため、窓ガラスが完全に閉じられる少し手間で、
挟込み防止機能を解除する必要があり、窓ガラスが完全
に閉鎖されるまで挟込み防止を確実に行えないという問
題がある。
【0007】また、モータに所定の基準値以上の負荷が
かかったときに流れる過電流を検知して挟込みを検出す
るので、前記基準値をあまり低く設定すると、挟込みが
発生していないのに挟込みありと誤判断される場合があ
り、誤判断防止のために前記基準値をあまり低く設定で
きず、検出感度が低いという問題もある。このため、手
などが挟込まれた際に、大きな力が手に加わってしま
う。
【0008】さらに、上述の第2の従来例では、軟質チ
ューブ体に透明液体を封入する必要があり、軟質チュー
ブ体の構造が複雑であり、製造コストが高いという問題
がある。
【0009】また、異物にモータからの大きな力が加わ
る前に挟込みを検出するためには、軟質チューブ体は、
比較的小さな押圧力により容易に弾性変形することが好
ましいのであるが、第2の従来例では、透明液体をある
一定の圧力で封入しておく必要がある関係上、あまりチ
ューブ体の硬度を低くすると、透明液体の封入の圧力で
チューブ体が必要以上に膨れてしまったり、あるいは透
明液体の重量によりチューブ体が変形して形状が保持で
きなくなってしまったりするため、軟質チューブ体を所
定の硬度以上とする必要があり、異物からの押圧力の検
出感度が悪いという問題もある。
【0010】さらに、軟質チューブ体は、内部に透明液
体を封入した構成であり、内部圧力の逃げがなく、異物
からの押圧力が加わった際にはその押圧力の増大に比例
して内部圧力が増大するようになっているので、異物か
らの押圧力が増大するのに伴ってその押圧力に対するチ
ューブ体の反発力が増大するようになっている。このた
め、透明液体を封入したチューブ体は外部からの押圧力
により変形しにくく、この点も、異物からの押圧力の検
出感度を低下させる要因となっている。
【0011】また、透明液体の封止の信頼性を長期間保
持することが難しいという問題もある。
【0012】さらに、透明液体として水を使用した場
合、使用温度によっては水が凍ってしまい、これによっ
て導光路内で光が散乱され、使用不能となるという問題
がある。
【0013】また、通常、軟質チューブ体に使用する弾
性材料は、使用温度(−40℃〜+100℃)において
は結晶化度が低いため、封入した液体により膨潤しやす
く、また使用材料によっては劣化が進行しやすいという
問題もある。
【0014】そこで、前記問題点に鑑み、本発明は、簡
易な構成で低コスト化が図られ、信頼性も高く、異物か
らの押圧力を高感度で検出できとともに、窓ガラスが締
め切られる直前に生じる挟込みも検出できる挟込み検出
装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段は、所定の制御部が駆動機構を制御して窓
ガラスを開閉駆動することにより開閉される車窓が、前
記窓ガラスによって閉鎖される際の挟込みを検出する挟
込み検出装置であって、前記車窓に設けられ、前記窓ガ
ラスの閉塞方向下流側端部に対向する内周部に、その内
周部の長手方向に沿って延設され外部と連通する光伝達
用空洞部が形成されたウエザーストリップと、前記ウエ
ザーストリップにおける前記光伝達用空洞部の斜め下車
外側および斜め下車内側のうちの少なくともいずれか一
方側に設けられ、前記窓ガラスの開閉方向に対して斜め
下方向から与えられる押圧力を受けて前記光伝達用空洞
部を押しつぶすように変形させる押圧手段と、前記光伝
達用空洞部の長手方向一方側から前記光伝達用空洞部内
に向けて所定の光を入射させる発光手段と、前記発光手
段によって入射され、前記光伝達用空洞部の内周面で反
射されつつ前記光伝達用空洞部の長手方向他方側に伝達
された前記光を受光する受光手段と、前記受光手段の受
光光量を逐次監視し、異物からの押圧力によって前記ウ
エザーストリップが弾性変形し、前記光伝達用空洞部が
押しつぶされるように変形することにより生じる前記受
光手段の前記受光光量の減少を検出すると、挟込み有り
と判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
【0016】好ましくは、前記押圧手段は、前記ウエザ
ーストリップにおける前記光伝達用空洞部の斜め下車外
側に前記光伝達用空洞部の長手方向に沿って設けられた
第1の空洞部と、前記第1の空洞部の斜め下車外側の内
周面に、その長手方向に沿って設けられた前記光伝達用
空洞部を変形させる第1の凸部とを備えるのがよい。
【0017】また、好ましくは、前記押圧手段は、前記
ウエザーストリップにおける前記光伝達用空洞部の斜め
下車内側に前記光伝達用空洞部の長手方向に沿って設け
られた第2の空洞部と、前記第2の空洞部の斜め下車内
側の内周面に、その長手方向に沿って設けられた前記光
伝達用空洞部を変形させる第2の凸部とを備えるのがよ
い。
【0018】さらに、好ましくは、前記押圧手段は、前
記ウエザーストリップにおける前記光伝達用空洞部の斜
め下車外側に、略上下に所定間隔を開けて前記光伝達用
空洞部の長手方向に沿って設けられた第3および第4の
空洞部と、その第3および第4の空洞部の間に位置し、
前記光伝達用空洞部を変形させる押圧部として作用する
前記ウエザーストリップの部分とを備えるのがよい。
【0019】また、好ましくは、前記押圧手段は、前記
ウエザーストリップにおける前記光伝達用空洞部の斜め
下車内側に、略上下に所定間隔を開けて前記光伝達用空
洞部の長手方向に沿って設けられた第5および第6の空
洞部と、その第5および第6の空洞部の間に位置し、前
記光伝達用空洞部を変形させる押圧部として作用する前
記ウエザーストリップの部分とを備えるのがよい。
【0020】さらに、好ましくは、前記押圧手段は、前
記光伝達用空洞部から前記斜め下車外側および斜め下車
内側のうちの少なくともいずれか一方側に突設された前
記ウエザーストリップの角部であるのがよい。
【0021】また、好ましくは、前記光伝達用空洞部の
内周面を前記光を反射する所定の光反射材で被覆するの
がよい。
【0022】さらに、好ましくは、戦記光伝達用空洞部
は、所定の弾性材料で形成される中空のチューブ体を前
記ウエザーストリップ内に埋め込むことにより形成され
るのがよい。
【0023】また、好ましくは、前記光伝達用空洞部
は、前記ウエザーストリップ自体に空洞を設けることに
より形成されるのがよい。
【0024】さらに、前記目的を達成するための技術的
手段は、所定の制御部が駆動機構を制御して窓ガラスを
開閉駆動することにより開閉される車窓が、前記窓ガラ
スによって閉鎖される際の挟込みを検出する挟込み検出
装置であって、前記車窓に設けられるウエザーストリッ
プの前記窓ガラスの閉塞方向下流側端部に対向する内周
部に、その内周部の長手方向に沿って埋め込まれ、光透
過性の弾性材料によって形成され、その内部空間が外部
と連通している中空のチューブ体と、前記ウエザースト
リップにおける前記チューブ体の斜め下車外側および斜
め下車内側のうちの少なくともいずれか一方側に設けら
れ、前記窓ガラスの開閉方向に対して斜め下方向から与
えられる押圧力を受けて前記チューブ体を押しつぶすよ
うに変形させる押圧手段と、前記チューブ体の長手方向
一方側から、前記内部空間内と前記チューブ体中とのう
ちの少なくとも一方に向けて所定の光を入射させる発光
手段と、前記発光手段によって入射され、前記内部空間
内と前記チューブ体中とのうちの少なくとも一方を伝達
されて前記チューブ体の長手方向他方側に伝達された前
記光を受光する受光手段と、前記受光手段の受光光量を
逐次監視し、異物からの押圧力によって前記ウエザース
トリップが弾性変形し、前記チューブ体が押しつぶされ
るように変形することにより生じる前記受光手段の前記
受光光量の減少を検出すると、挟込み有りと判定する判
定手段と、を備えることを特徴とする。
【0025】また、好ましくは、前記発光手段は、前記
チューブ体の前記長手方向一方側から前記チューブ体中
に前記光を入射させ、前記受光手段は、前記発光手段に
よって入射され、前記チューブ体中を伝達されて前記チ
ューブ体の長手方向他方側に伝達された前記光を受光す
るのがよい。
【0026】
【発明の実施の形態】1.第1実施形態 図1は本発明の第1実施形態に係る挟込み検出装置が適
用された自動車のパワーウインド装置のブロック図であ
り、図2は図1のパワーウインド装置に備えらえるチュ
ーブ体が配設されるウエザーストリップの断面図であ
り、図3は図2のチューブ体の全体形状を概略的に示す
断面図である。
【0027】このパワーウインド装置は、大略的に、車
窓1を開閉する窓ガラス3と、その窓ガラス3を上下方
向に開閉駆動するモータ5を有する開閉機構と、その開
閉機構のモータ5を駆動制御する制御部(制御手段)7
と、ウエザーストリップ9の内周部9aに埋め込まれた
チューブ体11と、ウエザーストリップ9の内周部9a
の内外両側に設けられた押圧手段12(図2参照)と、
そのチューブ体11の内部空間(光伝達用空洞部)13
内を通して光(ここでは、波長が例えば950nmの赤
外線)15を送受する発光部(発光手段)17および受
光部(受光手段)19と、発光部17および受光部19
を通じて挟込みの有無を判定する判定部(判定手段)2
1とを備えており、挟込みによりウエザーストリップ9
を介してチューブ体11が押しつぶされるように弾性変
形した際に生じる受光部19の受光光量の減少を検出す
ることにより挟込みを検出するようになっている。
【0028】チューブ体11は、図2および図3に示す
ように、その長手方向に連通した内部空間13を有する
円筒形の中空の弾性部材であり、外力に対して柔軟に変
形するとともに復元する柔軟な弾性材料によって形成さ
れている。チューブ体11の内部空間13は、チューブ
体11の外部と連通しており、チューブ体11を構成す
る弾性材料よりも低屈折率の気体(ここでは空気)によ
って満たされている。また、チューブ体11の内周面1
1aは、光15を効率よく反射するように可能な限り滑
らかな面に仕上げられているのが好ましい。
【0029】チューブ体11は外力により容易に変形す
る必要があるので、使用する弾性材料は、shore
D硬度が50以下のものが好ましく、また、挟込み発生
時や事故時の衝撃等(例えば100Nの押圧力)により
変形しても復元するとともに、繰り返し変形された場合
にも柔軟性を保持でき耐久性に優れたものである必要が
ある。このような弾性材料としては、例えば、シリコー
ンゴム、ブタジェンゴム、クロロプレンゴム、アクリル
ゴム、アクリロニトリルゴム、ブチルゴム、塩化ビニ
ル、エチレン共重合体(エチレン・プロピレン系共重合
体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−エチル
アクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−αオレフィン共重合体など)、スチレン
・ブタジェン共重合体などのスチレン系共重合体、ポリ
アミド系エラストマ、ポリウレタン系エラストマ、ポリ
エステル系エラストマ、ビニリデンフルオライド−テト
ラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合
体などのフッ素系エラストマ等を単独で、あるいは複数
種類混合したものを用いることができる。ここでは、チ
ューブ体11は、シリコーンゴムによって形成されてい
る。
【0030】このように構成されるチューブ体11は、
図1および図2に示すように、窓ガラス3の閉鎖方向下
流側端部(点A1から点A2およびA3を経た点A4ま
で)の部分(ここでは点A1から点A3まで)が当接す
る窓枠23(ここではドアフレーム)の内周部の部分
(ここでは点B1から点B2を経た点B3まで)に配設
されるウエザーストリップ9の内部に、窓枠23の内周
に沿って埋め込まれている。なお、本実施形態では、窓
枠23の内周部の点B1から点B3の区間にチューブ体
11を設けたが、ウエザーストリップ9が点B3から点
B4の区間にも設けられる場合には、チューブ体11を
点B3から点B4の区間にも設けてもよい。
【0031】また、チューブ体11は、挟込みが生じた
際に異物35(図5参照)からの押圧力がチューブ体1
1に有効に与えられるように、ウエザーストリップ9内
におけるウエザーストリップ9の内周部9a(ここでは
最内周部)に面する部分に位置するように埋め込まれ
る。
【0032】ここで、挟込みを高感度に検出するために
は、挟込みが生じた際に異物35からの押圧力により、
チューブ体11が、図4に示すように、部分的に押しつ
ぶされるようにして敏感に弾性変形するのが好ましい。
【0033】この点に関し、上述のように埋め込まれた
チューブ体11の窓ガラス3の閉塞方向下流側(上側)
には、図2に示すように、窓枠23が位置しているの
で、ウエザーストリップ9の内周部9aに、異物35か
らの押圧力が、窓ガラス3の開閉方向Aと平行な下方向
Bから与えられた場合には、チューブ体11が窓枠23
とウエザーストリップ9の内周端部との間で押しつぶさ
れるようにして敏感に弾性変形し、これによって、挟込
みを感度よく検出できるのであるが、異物35からの押
圧力が、窓ガラス3の開閉方向Aに対して斜め下方向
C,Dからウエザーストリップ9の内周部9aに与えら
れた場合には、押圧力が分散されてしまい、チューブ体
11が弾性変形されにくくなっている。
【0034】そこで、本実施形態では、以下に詳述する
ように、ウエザーストリップ9の内周部9aの内外両側
に、押圧手段12を設けて、斜め下方向C,Dからの押
圧力に対応している。
【0035】なお、自動車の車窓3には通常サンバイザ
ーが取付けられており、このような場合には、異物35
がサンバイザーと干渉し、異物35がウエザーストリッ
プ9の最内周端(最下端)には当接せず、内周部9aの
斜め下車外側または車内側の部分に当接し、異物35か
らの押圧力が、図2に示すように斜め下方向C,Dから
ウエザーストリップ9の内周部9aに加わることとな
る。
【0036】押圧手段12は、図2に示すように、窓ガ
ラス3の開閉方向Aに対して斜め下方向C,Dから与え
られる異物35からの押圧力を検知するために設けたも
のであり、ウエザーストリップ9におけるチューブ体1
1の斜め下車外側および斜め下車内側にチューブ体11
の長手方向に沿って設けられた空洞部(第1および第2
の空洞部)31,33と、その各空洞部31,33の内
周面に設けられた凸部(第1および第2の凸部)37,
39とを備えている。空洞部31,33は、外部と連通
していてもよく、密閉されていてもよい。
【0037】各凸部37,39は、各空洞部31,33
の斜め下車外側および斜め下車内側の内周面に、チュー
ブ体11側に向けて突出するように、空洞部31,33
の長手方向に沿って設けられている。
【0038】これによって、図5に示すように、異物3
5からの押圧力が、ウエザーストリップ9の内周部9a
に斜め下方向C,Dから与えられた際には、その押圧力
により、その押圧力が作用する側の空洞部31,33が
押しつぶされて、その空洞部31,33内の凸部37,
39がチューブ体33およびチューブ体33を取り巻く
ウエザーストリップ9の部分に押し当てられる。
【0039】その結果、異物35からの押圧力が、分散
されることなく集中されて凸部37,39を介してチュ
ーブ体11に与えられるので、異物35からの押圧力
が、斜め下車外側および斜め下車内側からウエザースト
リップ9の内周部9aに作用した場合にも、図4および
図5に示すように、チューブ体11が、押しつぶされる
ように敏感に弾性変形するようになっている。
【0040】このように構成されるチューブ体11とウ
エザーストリップ9とは、同時押出成型により形成され
ている。
【0041】前述のように埋め込まれたチューブ体11
の長手方向両端部は共に開放しており、その一方側には
発光部17に備えられる発光素子(赤外線LED等)4
1が配置され、他方側には受光部19に備えられる受光
素子(フォトトランジスタ等)43が配置されている。
【0042】発光素子41は、図3に示されるように、
光15をチューブ体11の一方側から内部空間13内に
入射させるようになっている。内部空間13内に入射さ
れた光15は、チューブ体11が異物35からの押圧力
によって変形していない状態にあるときは、チューブ体
11の内周面11aの各部分に十分に大きな入射角度で
入射するので、内周面11aで反射されつつ効率よく内
部空間13内を伝搬し、チューブ体11の他方側に配置
された受光素子43によって受光されるようになってい
る。ここで、光15が内部空間13内を伝搬して受光素
子43に到達するまでには、内部空間13内からの漏れ
や吸収等により幾分減衰するのであるが、発光素子41
の発光強度、および受光素子43の受光感度を調整する
ことにより、十分に挟込みの検出を行うことができるよ
うになっている。
【0043】一方、窓ガラス3が閉塞されている途中
で、図4および図5に示されるように、窓ガラス3の閉
鎖方向下流側端部と、窓枠23の内周部との間で異物3
5の挟込みが生じると、異物35を挟み込んだ際に生じ
る異物35からの押圧力がウエザーストリップ9を介し
てチューブ体11に与えられ、その押圧力によりチュー
ブ体11が、内部空間13が部分的に押しつぶされるよ
うにして弾性変形する。
【0044】このようにチューブ体11が弾性変形する
と、内部空間13内に張り出したチューブ体11の変形
箇所47の内周面11aによって光15が遮られ、変形
箇所の内周面11aに入射した光15の一部または全部
が、入射角が小さくなることにより生じる反射率の低下
により内周面11aで反射されずにチューブ体11を透
過して内部空間13外に漏れ、あるいは内部空間15内
を逆行する方向に反射されるなどする結果、受光素子4
3に入射する光15の光量が大きく低下するようになっ
ている。
【0045】発光部17は、発光素子41とその発光素
子41の図示しない駆動回路を備えており、判定部21
の制御により発光素子41を通じて光15を発光する。
受光部19は、発光素子41が発光した光15を受光し
て受光光量(受光強度)に応じた電気信号に変換する受
光素子43と、その受光素子43が出力する電気信号を
増幅する図示しない増幅回路等を備えて構成されてお
り、その増幅した電気信号を判定部21に逐次出力す
る。
【0046】判定部21は、制御部7からの指示に従
い、発光部17の発光素子41を発光させつつ受光部1
9から入力される電気信号を通じて受光素子43の受光
光量を逐次監視しており、受光素子43の受光光量が所
定量だけ減少すると、あるいは所定の基準値以下になる
と、挟込み有りと判定し、制御部7に挟込み回避のため
の指示を与える。挟込みの判定基準となる受光素子43
の受光光量の減少量または基準値は、チューブ体11に
どのくらいの押圧力が加わった際に挟込み有りと判定す
るかによって設定される。また、このような判定部21
の挟込み判定動作は、制御部7の指示によって行われ
る。
【0047】制御部7は、窓ガラス3の開閉を指示する
図示しない操作スイッチからの入力に基づき、モータ5
を駆動制御して窓ガラス3の開閉を制御する。そして、
制御部7は、窓ガラス3を閉鎖させるべきときには、例
えば、判定部21に挟込み検出動作を行わせつつ窓ガラ
ス3を閉動作させ、判定部21からの挟込み回避の指示
が与えられない場合にはそのまま窓ガラス3の閉動作を
続行して所定位置(例えば全閉位置)まで窓ガラス3を
閉塞する一方、判定部21からの挟込み回避の指示が与
えられた場合には、直ちに窓ガラス3の閉動作を停止す
るととももに窓ガラス3を全開位置まで開動作させるよ
うになっている。
【0048】このような構成により、このパワーウイン
ド装置では、窓ガラス3の閉鎖中に手等の異物35の挟
込みが生じると、挟込みによる異物35からの押圧力に
より図4および図5に示されるようにチューブ体11が
部分的に変形し、これによって、その変形箇所47等に
おける光15の漏れ等により受光素子43の受光光量の
減少が生じ、この受光光量の減少を判定部21が検出す
ることにより挟込みが検出され、判定部21から制御部
7に挟込み回避のための指示が与えられ、制御部7によ
り窓ガラス3の閉動作の停止および開動作が行われ、挟
込みが防止されるようになっている。
【0049】以上のように、本実施形態によれば、窓枠
23の内周部に配設されるウエザーストリップ9内に挟
込み検出用のチューブ体11が備えらているので、窓ガ
ラス3が完全に締め切られる直前の状態まで異物35の
挟込みの検出を行うことができる。
【0050】また、異物35からの押圧力が、ウエザー
ストリップ9の内周部9aに斜め下方向C,Dから与え
られた際には、異物35からの押圧力が、分散されるこ
となく集中されて凸部37,39を介してチューブ体1
1に与えられるようになっているので、ウエザーストリ
ップ9の内周部9aに異物35からの押圧力が真下側か
ら与えられた場合だけでなく、斜め下車外側または斜め
下車内側から与えられた場合にも、チューブ体11を効
果的に押しつぶすように弾性変形させることができ、そ
の結果、車窓1にサンバイザーが付設されている場合に
も挟込みを確実に検出することができる。
【0051】さらに、チューブ体11の内部空間13は
チューブ体11の外部と連通しており封止する必要がな
いので、透明液体を封入する必要のある第2の従来例に
比して、チューブ体11の構成を大幅に簡略化すること
ができ、低コストで作成することができる。
【0052】さらに、チューブ体11の内部空間13は
チューブ体11を構成する弾性材料よりも低屈折率の空
気で満たされており、第2の従来例のように全反射によ
らずにチューブ体11の内周面11aで光15を反射さ
せつつ伝搬するようになっているので、第2の従来例に
比してチューブ体11の曲げに対する影響を比較的受け
にくく、チューブ体11を屈曲形状で配設しても使用に
耐え得るという利点がある。
【0053】また、チューブ体11の内部には、第2の
従来例のように液体等を充填する必要がないので、第2
の従来例に比してチューブ体11を構成する弾性材料の
硬度を十分に小さく設定することができ、これによっ
て、異物35からの押圧力の検出感度を大幅に向上させ
ることができ、手等が挟込まれた場合に、痛みを覚える
前に挟込みを検出することができる。この点に関して、
本実施形態では、異物35からの10N以下の押圧力を
検出可能となっている。
【0054】さらに、チューブ体11の内部空間13は
外部と連通しており、チューブ体11が異物35からの
押圧力により弾性変形しても内部空間13内の圧力は増
大することはなく、外部からの押圧力により容易に変形
するようになっているので、異物35からの押圧力を高
感度で検出することができ、この点においても第2の従
来例よりも優れている。
【0055】また、チューブ体11の内部空間13内に
液体等を封入する必要がないので、封入した液体等が漏
れ出したりする心配がなく、また、封入した水等の液体
が凍ってしまったり、封入液体によりチューブ体11が
膨潤して劣化しやすくなったりする心配もなく、長期使
用に対する信頼性も高いという利点がある。
【0056】さらに、チューブ体11がウエザーストリ
ップ9内に埋め込まれているので、チューブ体11に直
接異物35が当接してチューブ体11が破損するのを防
止することができるとともに、チューブ体11を風雨や
太陽光線等の外部環境から保護することができる。
【0057】また、チューブ体11とウエザーストリッ
プ9とが同時押出成形により同時に形成されるので、製
造工程を大幅に簡略化することができ、低コスト化が図
れる。
【0058】さらに、検出用の光15として赤外線を使
用しているので、光15を殆どチューブ体11によって
吸収されることなく伝搬することができ、発光素子41
の発光光量を小さく抑えて効率よく挟込み検出を行うこ
とができる。
【0059】なお、本実施形態では、車窓1の防水を図
るウエーストリップ9が窓枠(ドアフレーム)23に設
けられているセダンの場合について説明したが、ウエザ
ーストップ9が車体側の窓枠23に設けられているハー
ドトップ車の場合についても同様に適用できる。
【0060】また、本実施形態では、検出用の光15に
赤外線を使用したが、可視光等の他の光を使用してもよ
い。
【0061】2.第2実施形態 図6は本発明の第2実施形態に係る挟込み検出装置が適
用された自動車のパワーウインド装置に備えられるウエ
ザーストリップの断面図である。本実施形態に係るパワ
ーウインド装置は、ウエザーストリップ9に設ける押圧
手段12の構成が異なるのみで、他の点は第1実施形態
に係るパワーウインド装置と同様であり、対応する部分
には同一の参照符号を付して説明を省略する。
【0062】本実施形態では、押圧手段12は、図6に
示すように、ウエザーストリップ9内におけるチューブ
体11の斜め下車外側および斜め下車内側に、略上下に
所定間隔をあけて2つずつ設けられた空洞部(第3ない
し第6の空洞部)51,53;55,57と、その空洞
部51と空洞部53と間、および空洞部55と空洞部5
7との間に位置するウエザーストリップ9の部分である
2つの押圧部59,61とを備えている。各空洞部5
1,53,55,57は、チューブ体11の長手方向に
沿って配設されており、外部に連通していてもよく、密
閉されていてもよい。
【0063】ここで、左右の2つの空洞部51,53;
55,57は、その間に形成される押圧部59,61
が、チューブ体11の斜め下車外側および斜め下車内側
に位置するように形成されている。
【0064】このような構成により、図7に示すよう
に、異物35からの押圧力が、ウエザーストリップ9の
内周部9aに斜め下方向C,Dから与えられた際には、
その押圧力により、その押圧力が作用する側の2つ空洞
部51,53;55,57が押しつぶされて、その空洞
部51,53;55,57の間の押圧部59,61がチ
ューブ体11およびチューブ体11を取り巻くウエザー
ストリップ9の部分に押し当てられる。
【0065】その結果、異物35からの押圧力が、分散
されることなく集中されて押圧部59,61を介してチ
ューブ体11に与えられるので、異物35からの押圧力
が、斜め下車外側および斜め下車内側からウエザースト
リップ9の内周部9aに作用した場合にも、図7に示す
ように、チューブ体11が、押しつぶされるように敏感
に弾性変形するようになっている。
【0066】以上のように、本実施形態においても、第
1実施形態と同様な効果が得られる。
【0067】3.第3実施形態 図8は本発明の第3実施形態に係る挟込み検出装置が適
用された自動車のパワーウインド装置に備えられるウエ
ザーストリップの断面図である。本実施形態に係るパワ
ーウインド装置は、ウエザーストリップ9に設ける押圧
手段12の構成が異なるのみで、他の点は第1実施形態
に係るパワーウインド装置を同様であり、対応する部分
には同一の参照符号を付して説明を省略する。
【0068】本実施形態では、図8に示すように、押圧
手段12は、チューブ体11から斜め下車外側および斜
め下車内側に、ウエザーストリップ9と一体に、断面形
状が直角の角状に突出されたウエザーストリップ9の角
部71,73によって構成されている。
【0069】ところで、一般に従来のウエザーストリッ
プ9の内周部は、円弧状の断面形状を有しており、この
ような円弧状の内周部では、その内周部に異物35が斜
め下車外側または斜め下車内側から当接する際に、異物
35とウエザーストリップ9の内周部9aとが当接しに
くく、チューブ体11による挟込みの検出が遅れるおそ
れがあるとともに、当接時の異物35とウエザーストリ
ップ9との当接部の接触面積が大きくなるため、異物3
5からの押圧力が分散されてしまい、チューブ体11を
有効に弾性変形させることができなかった。
【0070】そこで、本実施形態では、ウエザーストリ
ップ9の内周部9aの断面形状を、コの字形にして、車
外側および車内側に角張らせることにより、異物35が
斜め下車外側および斜め下車内側から当たり易くすると
ともに、小さな接触面積で異物35がウエザーストリッ
プ9の内周部9aに当接するようにしたものである。
【0071】このような構成により、図9に示すよう
に、サンバイザーが取り付けられた自動車等において挟
込みが生じ、異物35が斜め下方向C,Dからウエザー
ストリップ9に当接する場合には、ウエザーストリップ
9の内周部9aの内外のいずれかの角部71,73が異
物35と確実かつ的確に小さな接触面積で当接し、その
結果、異物35からの押圧力が、分散されることなく集
中されて角部71,73を介してチューブ体11に与え
られるので、チューブ体11が押しつぶされるようにし
て敏感に弾性変形するようになっている。
【0072】以上のように、本実施形態においても、第
1実施形態と同様な効果が得られる。
【0073】4.変形例 上述の第1ないし第3実施形態に係る変形例を以下に記
載する。
【0074】図10は、第1ないし第3実施形態に係る
チューブ体11の第1の変形例であるチューブ体81の
断面図である。このチューブ体81は、その内周面81
aを光反射材83で被覆した点を除いて前述のチューブ
体11と同様である。
【0075】光反射材83は、少なくとも光15の波長
領域において高反射率の材料からなり、例えば、銀、ロ
ジウム、クロムなどの金属、あるいはアルミナ、シリカ
などのセラミックスなどの高反射率の材料が用いられ
る。
【0076】本変形例によれば、チューブ体81の内周
面81aが光反射材83で被覆されているので、チュー
ブ体81の内周面81aの光反射効率を向上させること
ができ、発光素子81の発光光量を小さく抑えつつ、効
率よく挟込みの検出を行うことができる。
【0077】図11は、光15の伝達通路である内部空
間(光伝達用空洞部)13の形成方法に関する変形例を
示す断面図である。本変形例では、チューブ体11を省
略し、ウエザーストリップ9に設けられた空洞部を直接
光伝達用空洞部13として使用するようになっている。
なお、図11は、第1実施形態に係るウエザーストリッ
プ9に本変形例を適用したものを示している。
【0078】本変形例によれば、チューブ体11を省略
する分、構成が簡略され、製造工程の簡略化が図れる。
【0079】図12は、第1ないし第3実施形態に係る
チューブ体11の第2の変形例であるチューブ体91の
構成を模式的に示す断面図である。
【0080】本変形例では、チューブ体91が、光透過
性の弾性材料から構成されており、図12に示されるよ
うに、チューブ体91中を光15が長手方向に伝搬可能
な構成となっている。使用する弾性材料としては、光透
過性が良好なものであれば、第1実施形態のチューブ体
11と同様な弾性材料が使用可能である。
【0081】また、チューブ体91を形成する弾性材料
には、内部空間13内を満たす気体(ここでは空気)お
よびウエザーストリップ9を形成する弾性材料よりも高
屈折率の材料を選択するのが好ましい。これによって、
チューブ体91中を光15が伝搬する際、チューブ体9
1の内周面91aおよび外周面91bに光15が所定の
入射角(臨界角)以上で入射すると全反射するので、内
周面91aおよび外周面91bの光15の反射率が向上
し、効率よく光15を伝搬させることができる。
【0082】このような構成のチューブ体91では、チ
ューブ体91に異物35からの押圧力が与えれていない
状態おいては、図12に示されるように、発光素子41
から発せられた光15は、チューブ体91の一方側端部
の端面および内周面91aからチューブ体91中に入射
し、内周面91aおよび外周面91bによって反射され
つつチューブ体91中を伝搬され、チューブ体91の他
方側端部から出射して受光素子43に受光される。
【0083】一方、挟込みによって異物35からの押圧
力が与えられ、図13に示されるようにチューブ体91
が部分的に弾性変形された場合には、その変形箇所93
の内周面91aおよび外周面91bに入射する光15の
入射角が小さくなり、チューブ体91中を伝搬していた
光15の全部または一部がチューブ体91中から外部に
漏れ、受光素子43の受光光量が大幅に減少する。
【0084】このため、本変形例においても、第1ない
し第3実施形態の場合と同様に、判定部21にて受光素
子43の受光光量の減少を検出することにより、挟込み
の発生を検出できるようになっている。
【0085】以上のように、本変形例によれば、チュー
ブ体91を形成する弾性材料に内部空間13内の空気お
よびウエザーストリップ9を形成する弾性材料よりも高
屈折率の材料を用いることにより、チューブ体91の内
周面91aおよび外周面91bの反射率を向上させ、光
15を効率よくチューブ体91中で伝搬させることがで
きるので、発光素子41の発光光量を小さく抑えつつ、
効率よく挟込みの検出を行うことができる。
【0086】なお、本変形例では、チューブ体91自体
の中を伝搬する光15の光量の変化に基づいて挟込みを
検出するようにしたが、発光素子41が発光する光15
をチューブ体91中およびチューブ体91の内部空間1
3内に伝搬させ、その伝搬したきた光15を受光素子4
3で受光することにより、異物35からの押圧力により
チューブ体91が弾性変形した際に生じるチューブ体9
1中およびチューブ体91の内部空間13内を伝搬する
光15の光量の変化(減少)に基づき挟込みを検出する
ようにしてもよい。
【0087】また、上述の各実施形態では、ウエザース
トリップ9の内周部9aの内外両側に押圧手段12を設
けたが、いずれか一方側にのみ設けてもよい。
【0088】
【発明の効果】請求項1ないし9に記載の発明によれ
ば、ウエザーストリップの内周部内に光伝達用空洞部を
延設し、その光伝達用空洞部が異物からの押圧力により
押しつぶされるように変形した際に生じる空洞部内を伝
搬する光の光量の減少を検出することにより、異物の挟
込みを検出するようになっているので、窓ガラスが完全
に締め切られる直前の状態まで異物の挟込みの検出を行
うことができる。
【0089】また、ウエザーストリップにおける光伝達
用空洞部の斜め下車外側および斜め下車内側のうちの少
なくともいずれか一方側には、窓ガラスの開閉方向に対
して斜め下方向から与えられる押圧力を受けて光伝達用
空洞部を押しつぶすように変形させる押圧手段が設けら
れているので、ウエザーストリップの内周部に異物から
の押圧力が真下から与えられた場合だけでなく、斜め下
車外側または斜め下車内側から与えられた場合にも、光
伝達用空洞部を効果的に押しつぶすように変形させるこ
とができ、その結果、車窓にサンバイザーが付設されて
いる場合にも挟込みを確実に検出することができる。
【0090】さらに、光伝達用空洞部は外部と連通して
おり封止する必要がないので、透明液体を封入する必要
のある第2の従来例に比して、チューブ体の構成を大幅
に簡略化することができ、低コストで作成することがで
きる。
【0091】また、光伝達用空洞部内には、第2の従来
例のように液体等を充填する必要がないので、第2の従
来例に比して光伝達用空洞部を形成する弾性材料(空洞
部を所定のチューブ体をウエザーストリップ内に埋め込
むことにより形成する場合はそのチューブ体の材料、あ
るいは空洞部をウエザーストリップそのものに形成する
場合はウエザーストリップの材料)の硬度を十分に小さ
く設定することができ、これによって、異物からの押圧
力の検出感度を大幅に向上させることができ、手等が挟
込まれた場合に、痛みを覚える前に挟込みを検出させる
ことができる。
【0092】さらに、光伝達用空洞部は外部と連通して
おり、光伝達用空洞部が異物からの押圧力により押しつ
ぶされるように変形しても内部圧力が増大することはな
く、外部からの押圧力により容易に変形するようになっ
ているので、異物からの押圧力を高感度で検出すること
ができ、この点においても第2の従来例よりも優れてい
る。
【0093】また、光伝達用空洞部内に液体等を封入す
る必要がないので、封入した液体等が漏れ出したりする
心配がなく、また、封入した水等の液体が凍ってしまっ
たり、封入液体により光伝達用空洞部を取り巻く部分が
膨潤して劣化しやすくなったりする心配もなく、長期使
用に対する信頼性も高いという利点がある。
【0094】請求項2に記載の発明によれば、異物から
の押圧力が、ウエザーストリップの内周部に斜め下車外
側から与えられた際には、その押圧力により、第1の空
洞部が押しつぶされ、その空洞部内の第1の凸部がウエ
ザーストリップ内の光伝達用空洞部を取り巻く部分に押
し当てられ、その結果、異物からの押圧力が、分散され
ることなく集中されて第1の凸部を介してウエザースト
リップ内の光伝達用空洞部を取り巻く部分に与えられる
ので、異物からの押圧力が、斜め下車外側からウエザー
ストリップの内周部に作用した場合にも、光伝達用空洞
部を効果的に押しつぶすように変形させることができ
る。
【0095】請求項3に記載の発明によれば、異物から
の押圧力が、ウエザーストリップの内周部に斜め下車内
側から与えられた際には、その押圧力により、第2の空
洞部が押しつぶされ、その空洞部内の第2の凸部がウエ
ザーストリップ内の光伝達用空洞部を取り巻く部分に押
し当てられ、その結果、異物からの押圧力が、分散され
ることなく集中されて第2の凸部を介してウエザースト
リップ内の光伝達用空洞部を取り巻く部分に与えられる
ので、異物からの押圧力が、斜め下車内側からウエザー
ストリップの内周部に作用した場合にも、光伝達用空洞
部を効果的に押しつぶすように変形させることができ
る。
【0096】請求項4に記載の発明によれば、異物から
の押圧力が、ウエザーストリップの内周部に斜め下車外
側から与えられた際には、その押圧力により、第3およ
び第4の空洞部が押しつぶされて、その両空洞部の間に
位置するウエザーストリップの部分が、押圧部として作
用してウエザーストリップ内の光伝達用空洞部を取り巻
く部分に押し当てられ、その結果、異物からの押圧力
が、分散されることなく集中されて前記押圧部を介して
ウエザーストリップ内の光伝達用空洞部を取り巻く部分
に与えられるので、異物からの押圧力が、斜め下車外側
からウエザーストリップの内周部に作用した場合にも、
光伝達用空洞部を効果的に押しつぶすように変形させる
ことができる。
【0097】請求項5に記載の発明によれば、異物から
の押圧力が、ウエザーストリップの内周部に斜め下車内
側から与えられた際には、その押圧力により、第5およ
び第6の空洞部が押しつぶされて、その両空洞部の間に
位置するウエザーストリップの部分が、押圧部として作
用してウエザーストリップ内の光伝達用空洞部を取り巻
く部分に押し当てられ、その結果、異物からの押圧力
が、分散されることなく集中されて前記押圧部を介して
ウエザーストリップ内の光伝達用空洞部を取り巻く部分
に与えられるので、異物からの押圧力が、斜め下車内側
からウエザーストリップの内周部に作用した場合にも、
光伝達用空洞部を効果的に押しつぶすように変形させる
ことができる。
【0098】請求項6に記載の発明によれば、サンバイ
ザーが取り付けられた自動車等において挟込みが生じ、
異物が斜め下車外側または斜め下車内側からウエザース
トリップの内周部に当接する場合には、ウエザーストリ
ップの内周部の車外側または車内側の角部が異物と確実
かつ的確に小さな接触面積で当接し、その結果、異物か
らの押圧力が、分散されることなく集中されて角部を介
してウエザーストリップ内の光伝達用空洞部を取り巻く
部分に与えられるので、異物からの押圧力が、斜め下車
外側または斜め下車内側からウエザーストリップの内周
部に作用した場合にも、光伝達用空洞部を効果的に押し
つぶすように変形させることができる。
【0099】請求項7に記載の発明によれば、光伝達用
空洞部の内周面が光反射材で被覆されているので、内周
面の光反射効率を向上させることができ、発光手段の発
光光量を小さく抑えつつ、効率よく挟込みの検出を行う
ことができる。
【0100】請求項9に記載の発明によれば、ウエザー
ストリップにチューブ体を埋め込む必要がないので、チ
ューブ体が省略される分、構成が簡略化され、製造工程
の簡略化が図れる。
【0101】請求項10および11に記載の発明によれ
ば、ウエザーストリップにおけるチューブ体の斜め下車
外側および斜め下車内側のうちの少なくともいずれか一
方側には、窓ガラスの開閉方向に対して斜め下方向から
与えられる押圧力を受けてチューブ体を押しつぶすよう
に弾性変形させる押圧手段が設けられているので、ウエ
ザーストリップの内周部に異物からの押圧力が真下から
与えられた場合だけでなく、斜め下車外側または斜め下
車内側から与えられた場合にも、チューブ体を効果的に
押しつぶすように弾性変形させることができ、その結
果、車窓にサンバイザーが付設されている場合にも挟込
みを確実に検出することができる等、請求項1に記載の
発明と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る挟込み検出装置が
適用された自動車のパワーウインド装置のブロック図で
ある。
【図2】図1のパワーウインド装置に備えらえるチュー
ブ体が配設されるウエザーストリップの断面図である。
【図3】図2のチューブ体の全体形状を概略的に示す断
面図である。
【図4】図3のチューブ体の挟込みが発生した際の状態
を示す断面図である。
【図5】図2のウエザーストリップの挟込みが発生した
際の状態を示す断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る挟込み検出装置が
適用された自動車のパワーウインド装置に備えられるウ
エザーストリップの断面図である。
【図7】図6のウエザーストリップの挟込みが発生した
際の状態を示す断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る挟込み検出装置が
適用された自動車のパワーウインド装置に備えられるウ
エザーストリップの断面図である。
【図9】図9のウエザーストリップの挟込みが発生した
際の状態を示す断面図である。
【図10】第1ないし第3実施形態に係るチューブ体の
第1の変形例の断面図である。
【図11】第1ないし第3実施形態に係る光の伝達通路
である内部空間(光伝達用空洞部)の形成方法に関する
変形例を示す断面図である。
【図12】第1ないし第3実施形態に係るチューブ体の
第2の変形例の構成を模式的に示す断面図である。
【図13】図12のチューブ体の挟込み発生した際の状
態を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 車窓 3 窓ガラス 5 モータ 7 制御部 9 ウエザーストリップ 11,81,91 チューブ体 13 内部空間(光伝達用空洞部) 15 光 17 発光部 19 受光部 21 判定部 41 発光素子 43 受光素子 83 光反射材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中辻 直宏 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 粂 昌宏 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 豊鷲見 守彦 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 松本 安世 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 鎌倉 光寿 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 2E052 AA09 BA02 CA06 EA14 EB01 EC01 GA02 GA06 GB06 GC06 GD09 HA01 KA01 KA08 KA12 KA13 3D127 AA02 BB01 CB05 CC05 DE23 DF04 DF34 DF35 FF12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の制御部が駆動機構を制御して窓ガ
    ラスを開閉駆動することにより開閉される車窓が、前記
    窓ガラスによって閉鎖される際の挟込みを検出する挟込
    み検出装置であって、 前記車窓に設けられ、前記窓ガラスの閉塞方向下流側端
    部に対向する内周部に、その内周部の長手方向に沿って
    延設され外部と連通する光伝達用空洞部が形成されたウ
    エザーストリップと、 前記ウエザーストリップにおける前記光伝達用空洞部の
    斜め下車外側および斜め下車内側のうちの少なくともい
    ずれか一方側に設けられ、前記窓ガラスの開閉方向に対
    して斜め下方向から与えられる押圧力を受けて前記光伝
    達用空洞部を押しつぶすように変形させる押圧手段と、 前記光伝達用空洞部の長手方向一方側から前記光伝達用
    空洞部内に向けて所定の光を入射させる発光手段と、 前記発光手段によって入射され、前記光伝達用空洞部の
    内周面で反射されつつ前記光伝達用空洞部の長手方向他
    方側に伝達された前記光を受光する受光手段と、 前記受光手段の受光光量を逐次監視し、異物からの押圧
    力によって前記ウエザーストリップが弾性変形し、前記
    光伝達用空洞部が押しつぶされるように変形することに
    より生じる前記受光手段の前記受光光量の減少を検出す
    ると、挟込み有りと判定する判定手段と、を備えること
    を特徴とする挟込み検出装置。
  2. 【請求項2】 前記押圧手段は、 前記ウエザーストリップにおける前記光伝達用空洞部の
    斜め下車外側に前記光伝達用空洞部の長手方向に沿って
    設けられた第1の空洞部と、 前記第1の空洞部の斜め下車外側の内周面に、その長手
    方向に沿って設けられた前記光伝達用空洞部を変形させ
    る第1の凸部とを備えることを特徴とする請求項1に記
    載の挟込み検出装置。
  3. 【請求項3】 前記押圧手段は、 前記ウエザーストリップにおける前記光伝達用空洞部の
    斜め下車内側に前記光伝達用空洞部の長手方向に沿って
    設けられた第2の空洞部と、 前記第2の空洞部の斜め下車内側の内周面に、その長手
    方向に沿って設けられた前記光伝達用空洞部を変形させ
    る第2の凸部とを備えることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の挟込み検出装置。
  4. 【請求項4】 前記押圧手段は、 前記ウエザーストリップにおける前記光伝達用空洞部の
    斜め下車外側に、略上下に所定間隔を開けて前記光伝達
    用空洞部の長手方向に沿って設けられた第3および第4
    の空洞部と、 その第3および第4の空洞部の間に位置し、前記光伝達
    用空洞部を変形させる押圧部として作用する前記ウエザ
    ーストリップの部分とを備えることを特徴とする請求項
    1に記載の挟込み検出装置。
  5. 【請求項5】 前記押圧手段は、 前記ウエザーストリップにおける前記光伝達用空洞部の
    斜め下車内側に、略上下に所定間隔を開けて前記光伝達
    用空洞部の長手方向に沿って設けられた第5および第6
    の空洞部と、 その第5および第6の空洞部の間に位置し、前記光伝達
    用空洞部を変形させる押圧部として作用する前記ウエザ
    ーストリップの部分とを備えることを特徴とする請求項
    1または4に記載の挟込み検出装置。
  6. 【請求項6】 前記押圧手段は、 前記光伝達用空洞部から前記斜め下車外側および斜め下
    車内側のうちの少なくともいずれか一方側に突設された
    前記ウエザーストリップの角部であることを特徴とする
    請求項1に記載の挟込み検出装置。
  7. 【請求項7】 前記光伝達用空洞部の内周面を前記光を
    反射する所定の光反射材で被覆することを特徴とする請
    求項1に記載の挟込み検出装置。
  8. 【請求項8】 戦記光伝達用空洞部は、所定の弾性材料
    で形成される中空のチューブ体を前記ウエザーストリッ
    プ内に埋め込むことにより形成されることを特徴とする
    請求項1ないし7のいずれかに記載の挟込み検出装置。
  9. 【請求項9】 前記光伝達用空洞部は、前記ウエザース
    トリップ自体に空洞を設けることにより形成されること
    を特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の挟込
    み検出装置。
  10. 【請求項10】 所定の制御部が駆動機構を制御して窓
    ガラスを開閉駆動することにより開閉される車窓が、前
    記窓ガラスによって閉鎖される際の挟込みを検出する挟
    込み検出装置であって、 前記車窓に設けられるウエザーストリップの前記窓ガラ
    スの閉塞方向下流側端部に対向する内周部に、その内周
    部の長手方向に沿って埋め込まれ、光透過性の弾性材料
    によって形成され、その内部空間が外部と連通している
    中空のチューブ体と、 前記ウエザーストリップにおける前記チューブ体の斜め
    下車外側および斜め下車内側のうちの少なくともいずれ
    か一方側に設けられ、前記窓ガラスの開閉方向に対して
    斜め下方向から与えられる押圧力を受けて前記チューブ
    体を押しつぶすように変形させる押圧手段と、 前記チューブ体の長手方向一方側から、前記内部空間内
    と前記チューブ体中とのうちの少なくとも一方に向けて
    所定の光を入射させる発光手段と、 前記発光手段によって入射され、前記内部空間内と前記
    チューブ体中とのうちの少なくとも一方を伝達されて前
    記チューブ体の長手方向他方側に伝達された前記光を受
    光する受光手段と、 前記受光手段の受光光量を逐次監視し、異物からの押圧
    力によって前記ウエザーストリップが弾性変形し、前記
    チューブ体が押しつぶされるように変形することにより
    生じる前記受光手段の前記受光光量の減少を検出する
    と、挟込み有りと判定する判定手段と、を備えることを
    特徴とする挟込み検出装置。
  11. 【請求項11】 前記発光手段は、前記チューブ体の前
    記長手方向一方側から前記チューブ体中に前記光を入射
    させ、 前記受光手段は、前記発光手段によって入射され、前記
    チューブ体中を伝達されて前記チューブ体の長手方向他
    方側に伝達された前記光を受光することを特徴とする請
    求項10に記載の挟込み検出装置。
JP11028785A 1999-02-05 1999-02-05 挟込み検出装置 Pending JP2000226966A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11028785A JP2000226966A (ja) 1999-02-05 1999-02-05 挟込み検出装置
US09/391,230 US6420693B1 (en) 1999-02-05 1999-09-07 Foreign object insertion detector device
EP99117816A EP1026353A3 (en) 1999-02-05 1999-09-09 Foreign object insertion detector device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11028785A JP2000226966A (ja) 1999-02-05 1999-02-05 挟込み検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000226966A true JP2000226966A (ja) 2000-08-15

Family

ID=12258090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11028785A Pending JP2000226966A (ja) 1999-02-05 1999-02-05 挟込み検出装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6420693B1 (ja)
EP (1) EP1026353A3 (ja)
JP (1) JP2000226966A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010075285A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Atom Medical Corp 保育器

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE20015330U1 (de) * 2000-09-05 2001-02-15 Mayser Gmbh & Co Schließkantensicherung
US20050283280A1 (en) * 2004-06-17 2005-12-22 Evans Alan F Jr Vehicle sensing system
US7342373B2 (en) * 2006-01-04 2008-03-11 Nartron Corporation Vehicle panel control system
WO2011063405A1 (en) * 2009-11-23 2011-05-26 Cooper-Standard Automotive Inc. Mechanical snap retainer assembly for weatherseal
US9790069B2 (en) * 2014-06-23 2017-10-17 The Boeing Company Collision avoidance system for scissor lift
US20150368082A1 (en) * 2014-06-23 2015-12-24 The Boeing Company Collision avoidance system for scissor lift

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9406485D0 (en) * 1994-03-31 1994-05-25 Standard Prod Ltd Deformable system
DE3107847A1 (de) * 1980-03-03 1982-02-11 Metallwerk Max Brose Gmbh & Co, 8630 Coburg Verfahren und vorrichtung zur ueberwachung des schliessvorgangs eines kraftfahrzeugfensters o.dgl.
JPS5826621A (ja) 1981-08-12 1983-02-17 Nissan Motor Co Ltd パワ−ウインド装置
US5399851A (en) * 1993-05-20 1995-03-21 Link Controls, Inc. Failsafe sensing edge for automatic doors and gates having a U-shaped outer covering and an elongated actuating member
DE29620131U1 (de) * 1996-11-19 1997-11-27 Baedje K H Meteor Gummiwerke Schalter
US5912625A (en) * 1997-05-16 1999-06-15 Scofield; John H. Wave sensor control system
JPH1128785A (ja) 1997-07-08 1999-02-02 Nisshin Steel Co Ltd 発泡ウレタン樹脂との密着性に優れた溶接性塗装鋼板
DE29808292U1 (de) * 1998-05-07 1998-07-23 Schieffer Tor Und Schutzsystem Abschlußprofil für ein Torblatt

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010075285A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Atom Medical Corp 保育器

Also Published As

Publication number Publication date
EP1026353A3 (en) 2003-09-10
EP1026353A2 (en) 2000-08-09
US6420693B1 (en) 2002-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2268329T3 (es) Sensor de presion dotado de guia de ondas de luz y procedimiento para la deteccion de presion.
US3727348A (en) Safety arrangement for powered vehicle windows, sun-roofs and the like
US5326967A (en) Apparatus for monitoring the closing of a window by an electric motor, particularly a window of a motor vehicle
GB2288014A (en) Deformable sensor for powered vehicle window
JP2000226966A (ja) 挟込み検出装置
JP2000292274A (ja) 挟込み検出装置
JP3592983B2 (ja) 挟込み防止装置
FR2732927A1 (fr) Coulisse, son procede de realisation et leve-vitre comportant une telle coulisse
US8058577B2 (en) Touch-sensitive surface activation device for the controls of a vehicle
JP2000160936A (ja) 挟込み防止装置
JP4748400B2 (ja) 開放可能な車両ルーフ用の挟み込み防止装置
KR20090005495A (ko) 차량 도어의 도어글래스에의 손끼임 방지 장치
JP2000275118A (ja) 挟込み防止装置における光学素子取付部の構造
JP2000275119A (ja) 挟込み防止装置の光学素子取付部材
EP0675255B1 (en) Deformable system
KR100611525B1 (ko) 광섬유의 빛 전도율 변경을 기초로 한 자동차 윈도우를 위한 개선된 끼임 방지 장치
EP1685997B1 (fr) Véhicule automobile possédant un ruban sensible à la pression à proximité d'une arête de l'ouvrant
JP4745003B2 (ja) スライドドア装置
JP2009064265A (ja) 自動車用窓のガラス割れ検出装置
JP2000130013A (ja) 車窓用挟込防止装置
US20200208455A1 (en) Vehicle sliding closure non-contact obstable detection system
KR20030027588A (ko) 자동차 파워 윈도우의 안전장치
JP2009235758A (ja) 挟み込み検知装置
JPH1116441A (ja) 感圧センサの取付構造
JPS60185626A (ja) 車両用窓の自動開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term