JP2000226354A - キノン誘導体およびこれを用いた電子写真感光体 - Google Patents
キノン誘導体およびこれを用いた電子写真感光体Info
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- JP2000226354A JP2000226354A JP11024091A JP2409199A JP2000226354A JP 2000226354 A JP2000226354 A JP 2000226354A JP 11024091 A JP11024091 A JP 11024091A JP 2409199 A JP2409199 A JP 2409199A JP 2000226354 A JP2000226354 A JP 2000226354A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電子受容性が優れており、結着樹脂との相溶性
も良好であり、電荷発生剤とのマッチングに優れている
キノン誘導体および、前記キノン誘導体を感光層に含有
する高感度の電子写真感光体を提供することである。 【解決手段】キノン誘導体は、下記一般式(1)で表さ
れるものである。また、電子写真感光体は、導電性基体
上に感光層を設けたものであって、前記感光層がキノン
誘導体(1)を含有する。 【化1】 (式中、R1、R2は同一または異なって水素原子、炭素
数が1〜4のアルキル基を示す。)
も良好であり、電荷発生剤とのマッチングに優れている
キノン誘導体および、前記キノン誘導体を感光層に含有
する高感度の電子写真感光体を提供することである。 【解決手段】キノン誘導体は、下記一般式(1)で表さ
れるものである。また、電子写真感光体は、導電性基体
上に感光層を設けたものであって、前記感光層がキノン
誘導体(1)を含有する。 【化1】 (式中、R1、R2は同一または異なって水素原子、炭素
数が1〜4のアルキル基を示す。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた電荷輸送能
を有するキノン誘導体、およびこのキノン誘導体を含有
し、静電式複写機、ファクシミリ、レーザビームプリン
タ等の画像形成装置に用いられる電子写真感光体に関す
る。
を有するキノン誘導体、およびこのキノン誘導体を含有
し、静電式複写機、ファクシミリ、レーザビームプリン
タ等の画像形成装置に用いられる電子写真感光体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記画像形成装置においては、光照射に
よって電荷を発生する電荷発生剤、発生した電荷を輸送
する電荷輸送剤、およびこれらの物質が分散される層を
構成する結着樹脂等からなる、いわゆる有機感光体が広
く使用されている。有機感光体としては、大別して、電
荷発生剤と電荷輸送剤とを同一の層中に含有させた単層
型の感光層を備えたものと、電荷発生剤を含む電荷発生
層と、電荷輸送剤を含む電荷輸送層とを積層した積層型
の感光層を備えた感光体が一般的である。また上記積層
型の感光層は、機械的強度の面から、電荷発生層よりも
膜厚の厚い電荷輸送層を、感光体の最外層に配置するの
が一般的である。
よって電荷を発生する電荷発生剤、発生した電荷を輸送
する電荷輸送剤、およびこれらの物質が分散される層を
構成する結着樹脂等からなる、いわゆる有機感光体が広
く使用されている。有機感光体としては、大別して、電
荷発生剤と電荷輸送剤とを同一の層中に含有させた単層
型の感光層を備えたものと、電荷発生剤を含む電荷発生
層と、電荷輸送剤を含む電荷輸送層とを積層した積層型
の感光層を備えた感光体が一般的である。また上記積層
型の感光層は、機械的強度の面から、電荷発生層よりも
膜厚の厚い電荷輸送層を、感光体の最外層に配置するの
が一般的である。
【0003】これらの感光体に使用される電荷輸送剤と
しては、正孔輸送性のものと電子輸送性のものとがある
が、現在知られている電荷輸送剤のうち、感光体に実用
的な感度を付与しうるキャリヤ移動度の高いものは、そ
の多くが正孔輸送性である。このため、現在実用化され
ている有機感光体は、前述した感光体の最外層に電荷輸
送層を設けた積層型の場合、負帯電型となる。
しては、正孔輸送性のものと電子輸送性のものとがある
が、現在知られている電荷輸送剤のうち、感光体に実用
的な感度を付与しうるキャリヤ移動度の高いものは、そ
の多くが正孔輸送性である。このため、現在実用化され
ている有機感光体は、前述した感光体の最外層に電荷輸
送層を設けた積層型の場合、負帯電型となる。
【0004】しかし、負帯電型の有機感光体は、オゾン
の発生量が多い負極性コロナ放電によって帯電させる必
要があり、オゾンによる環境への影響や、感光体自体の
劣化が問題となる。
の発生量が多い負極性コロナ放電によって帯電させる必
要があり、オゾンによる環境への影響や、感光体自体の
劣化が問題となる。
【0005】そこで、上記の問題を解決するため、電荷
輸送剤として電子輸送剤を使用する事が検討されてい
る。例えば特開平1−206349号公報には、ジフェ
ノキノン構造またはベンゾキノン構造を有する化合物を
電子輸送剤として使用することが提案されている。
輸送剤として電子輸送剤を使用する事が検討されてい
る。例えば特開平1−206349号公報には、ジフェ
ノキノン構造またはベンゾキノン構造を有する化合物を
電子輸送剤として使用することが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ジフェ
ノキノン構造やベンゾキノン構造を有する化合物は、一
般に電荷発生剤とのマッチングが困難であり、電荷発生
剤から電子輸送剤への電子注入が不十分である。また、
かかる電子輸送剤は結着樹脂との相溶性が乏しく、感光
層中に均一に分散されないため、電子のホッピング距離
が長くなって、特に低電界での電子移動が生じにくい。
ノキノン構造やベンゾキノン構造を有する化合物は、一
般に電荷発生剤とのマッチングが困難であり、電荷発生
剤から電子輸送剤への電子注入が不十分である。また、
かかる電子輸送剤は結着樹脂との相溶性が乏しく、感光
層中に均一に分散されないため、電子のホッピング距離
が長くなって、特に低電界での電子移動が生じにくい。
【0007】従って、従来の電子輸送剤を含有する感光
体は、後述する実施例記載の電気特性試験からも明らか
なように、残留電位が高くなり、感度が不十分になると
いう問題がある。
体は、後述する実施例記載の電気特性試験からも明らか
なように、残留電位が高くなり、感度が不十分になると
いう問題がある。
【0008】また、単層型感光体は、電子輸送剤と正孔
輸送剤とを併用することによって1つの感光体を正帯電
型および負帯電型の両方に使用できるという利点を有す
るものの、ジフェノキノン誘導体を電子輸送剤として用
いた場合には、正孔輸送剤との相互作用によって電荷移
動錯体が形成され、電子および正孔の輸送が阻害される
という問題が生じる。
輸送剤とを併用することによって1つの感光体を正帯電
型および負帯電型の両方に使用できるという利点を有す
るものの、ジフェノキノン誘導体を電子輸送剤として用
いた場合には、正孔輸送剤との相互作用によって電荷移
動錯体が形成され、電子および正孔の輸送が阻害される
という問題が生じる。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記の技術的課
題を解決し、電子写真感光体における電子輸送剤として
好適な新規化合物を提供することである。本発明の他の
目的は、従来に比べて感度が向上した電子写真感光体を
提供することである。
題を解決し、電子写真感光体における電子輸送剤として
好適な新規化合物を提供することである。本発明の他の
目的は、従来に比べて感度が向上した電子写真感光体を
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、一般式
(1):
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、一般式
(1):
【0011】
【化2】
【0012】(式中、R1、R2は同一または異なって水
素原子、炭素数が1〜4のアルキル基を示す。)
素原子、炭素数が1〜4のアルキル基を示す。)
【0013】で表されることを特徴とするキノン誘導体
が、ジフェノキノン構造やベンゾキノン構造を有する化
合物等の従来の電子輸送剤よりも高い電子輸送能を有
し、かつ結着樹脂との相溶性に優れているという新たな
事実を見出し、本発明を完成するに至った。
が、ジフェノキノン構造やベンゾキノン構造を有する化
合物等の従来の電子輸送剤よりも高い電子輸送能を有
し、かつ結着樹脂との相溶性に優れているという新たな
事実を見出し、本発明を完成するに至った。
【0014】かかるキノン誘導体(1)は、電子受容性
が優れており、さらに結着樹脂との相溶性も良好で感光
層中に均一に分散される。また、電荷発生剤とのマッチ
ングに優れており、当該電荷発生剤からの電子注入が円
滑に行われる。従って、上記キノン誘導体(1)は、低
電界であっても優れた電子輸送性を示し、電子写真感光
体等における電子輸送剤として好適である。
が優れており、さらに結着樹脂との相溶性も良好で感光
層中に均一に分散される。また、電荷発生剤とのマッチ
ングに優れており、当該電荷発生剤からの電子注入が円
滑に行われる。従って、上記キノン誘導体(1)は、低
電界であっても優れた電子輸送性を示し、電子写真感光
体等における電子輸送剤として好適である。
【0015】更に、キノン誘導体(1)は、正孔輸送剤
と電荷移動錯体を形成しないため、特に電子輸送剤と正
孔輸送剤とを併用した単層型の感光層において好適に用
いることができる。
と電荷移動錯体を形成しないため、特に電子輸送剤と正
孔輸送剤とを併用した単層型の感光層において好適に用
いることができる。
【0016】一方、本発明の電子写真感光体は、導電性
基体上に感光層を設けたものであって、感光層が一般式
(1)で表されるキノン誘導体を含有することを特徴と
する。
基体上に感光層を設けたものであって、感光層が一般式
(1)で表されるキノン誘導体を含有することを特徴と
する。
【0017】かかる電子写真感光体は、前述のように優
れた特性を有するキノン誘導体(1)を感光層中に含有
することから、従来の電子輸送剤を含有する電子写真感
光体よりも残留電位が低く、高感度である。
れた特性を有するキノン誘導体(1)を感光層中に含有
することから、従来の電子輸送剤を含有する電子写真感
光体よりも残留電位が低く、高感度である。
【0018】すなわち、キノン誘導体(1)を含有する
感光層は、低電界での電子輸送性に優れているととも
に、感光層中で電子と正孔とが再結合する割合が低く、
見掛けの電荷発生率が実際の値に近づく結果、かかる感
光層を有する感光体の感度が向上する。また、感光体の
残留電位も低くなり、繰り返し露光を行った際の安定性
や耐久性も向上する。
感光層は、低電界での電子輸送性に優れているととも
に、感光層中で電子と正孔とが再結合する割合が低く、
見掛けの電荷発生率が実際の値に近づく結果、かかる感
光層を有する感光体の感度が向上する。また、感光体の
残留電位も低くなり、繰り返し露光を行った際の安定性
や耐久性も向上する。
【0019】キノン誘導体(1)は、前述のように正孔
輸送剤と電荷移動錯体を形成しないため、同一の感光層
中に電子輸送剤と正孔輸送剤とを含有する単層型の感光
体に使用した際に、より高感度の感光体を得ることがで
きる。
輸送剤と電荷移動錯体を形成しないため、同一の感光層
中に電子輸送剤と正孔輸送剤とを含有する単層型の感光
体に使用した際に、より高感度の感光体を得ることがで
きる。
【0020】また、前記感光層に電子受容体を含有させ
た場合は、より一層、電子輸送性が向上するため、より
高感度の感光体を得ることができる。
た場合は、より一層、電子輸送性が向上するため、より
高感度の感光体を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】まず、本発明のキノン誘導体
(1)について詳細に説明する。
(1)について詳細に説明する。
【0022】一般式(1)中、置換基R1、R2に相当す
るアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチ
ル、t−ブチルの炭素数が1〜4の基があげられる。R
1、R2は同一または異なっても良い。
るアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチ
ル、t−ブチルの炭素数が1〜4の基があげられる。R
1、R2は同一または異なっても良い。
【0023】前記一般式(1)で表されるキノン誘導体
の具体例として、基R1およびR2に相当する置換基を下記
の表1に示す。
の具体例として、基R1およびR2に相当する置換基を下記
の表1に示す。
【0024】なお、表1中、Hは水素原子、Meはメチ
ル基、Etはエチル基、n−Prはn−プロピル基、i
−Prはイソプロピル基、n−Buはn−ブチル基、i
−Buはi−ブチル基、t−Buはt−ブチル基を示
す。
ル基、Etはエチル基、n−Prはn−プロピル基、i
−Prはイソプロピル基、n−Buはn−ブチル基、i
−Buはi−ブチル基、t−Buはt−ブチル基を示
す。
【0025】
【表1】
【0026】次に、一般式(1)で表されるキノン誘導
体の合成方法の一例を以下に説明する。
体の合成方法の一例を以下に説明する。
【0027】反応式(I)
【0028】
【化3】
【0029】上記反応式(I)は一般式(2)で表され
る化合物をクロロホルム、ジクロロメタン等の溶媒中で
2,3−ジヒドロ−5,6−ジシクロ−1,4−ベンゾ
キノン(DDQ)と室温下で1〜4時間、反応させて、
一般式(1)で表されるキノン誘導体を得るものであ
る。
る化合物をクロロホルム、ジクロロメタン等の溶媒中で
2,3−ジヒドロ−5,6−ジシクロ−1,4−ベンゾ
キノン(DDQ)と室温下で1〜4時間、反応させて、
一般式(1)で表されるキノン誘導体を得るものであ
る。
【0030】反応式(II)
【0031】
【化4】
【0032】上記反応式(II)はイソプロパノール、テ
トラヒドロフランおよび濃塩酸の混合液中に、一般式
(3)で表される化合物を加えて、室温下で30分〜2
時間、反応させて、反応式(I)の出発原料である一般
式(2)で表される化合物を得るものである。
トラヒドロフランおよび濃塩酸の混合液中に、一般式
(3)で表される化合物を加えて、室温下で30分〜2
時間、反応させて、反応式(I)の出発原料である一般
式(2)で表される化合物を得るものである。
【0033】反応式(III)
【0034】
【化5】
【0035】上記反応式(III)はエタノール中に一般
式(4)の化合物を加え、そこにNaとエタノールを混
合して作製したC2H5ONa溶液および一般式(5)の
化合物を加えて、還流下、1時間〜3時間、反応させ
て、反応式(II)の出発原料である一般式(3)で表さ
れる化合物を得るものである。
式(4)の化合物を加え、そこにNaとエタノールを混
合して作製したC2H5ONa溶液および一般式(5)の
化合物を加えて、還流下、1時間〜3時間、反応させ
て、反応式(II)の出発原料である一般式(3)で表さ
れる化合物を得るものである。
【0036】かかる方法によりキノン誘導体(1)を効
率よく得ることができる。
率よく得ることができる。
【0037】次に、本発明の電子写真感光体について説
明する。
明する。
【0038】本発明の電子写真感光体は、一般式(1)
で表されるキノン誘導体を電子輸送剤として含有する感
光層を導電性基体上に設けたものである。
で表されるキノン誘導体を電子輸送剤として含有する感
光層を導電性基体上に設けたものである。
【0039】本発明の電子写真感光体は、単層型および
積層型のいずれにも適用できるが、本発明のキノン誘導
体(1)の使用による効果は単層型感光体において顕著
に現れる。
積層型のいずれにも適用できるが、本発明のキノン誘導
体(1)の使用による効果は単層型感光体において顕著
に現れる。
【0040】単層型感光体は、導電性基体上に、少なく
とも電子輸送剤であるキノン誘導体(1)と電荷発生剤
と結着樹脂とを含有する単一の感光層を設けたものであ
る。かかる単層型の感光層は、単独の構成で正負いずれ
の帯電にも対応できるが、負極性コロナ放電を用いる必
要のない正帯電型で使用するのが好ましい。この単層型
感光体は、層構成が簡単で生産性に優れていること、感
光層の被膜欠陥が発生するのを抑制できること、層間の
界面が少ないので光学的特性を向上できること等の利点
を有する。
とも電子輸送剤であるキノン誘導体(1)と電荷発生剤
と結着樹脂とを含有する単一の感光層を設けたものであ
る。かかる単層型の感光層は、単独の構成で正負いずれ
の帯電にも対応できるが、負極性コロナ放電を用いる必
要のない正帯電型で使用するのが好ましい。この単層型
感光体は、層構成が簡単で生産性に優れていること、感
光層の被膜欠陥が発生するのを抑制できること、層間の
界面が少ないので光学的特性を向上できること等の利点
を有する。
【0041】電子輸送剤であるキノン誘導体(1)を正
孔輸送性に優れた正孔輸送剤と併用した単層型の感光体
は、前述のように、キノン誘導体(1)と正孔輸送剤と
の相互作用が生じないため、両輸送剤を高濃度で同一の
感光層中に含有させても、電子輸送および正孔輸送がそ
れぞれ効率よく行うことができ、より高感度の感光体を
得ることができる。
孔輸送性に優れた正孔輸送剤と併用した単層型の感光体
は、前述のように、キノン誘導体(1)と正孔輸送剤と
の相互作用が生じないため、両輸送剤を高濃度で同一の
感光層中に含有させても、電子輸送および正孔輸送がそ
れぞれ効率よく行うことができ、より高感度の感光体を
得ることができる。
【0042】また、キノン誘導体(1)とともに電子受
容体を含有させた単層型感光体は、電子輸送性能をより
一層向上することができ、より高感度の感光体を得るこ
とができる。
容体を含有させた単層型感光体は、電子輸送性能をより
一層向上することができ、より高感度の感光体を得るこ
とができる。
【0043】一方、積層型感光体は、導電性基体上に電
荷発生剤を含有する電荷発生層と電荷輸送剤を含有する
電荷輸送層とをこの順で、あるいは逆の順で積層したも
のである。但し、電荷発生層は電荷輸送層に比べて膜圧
がごく薄いため、その保護のためには導電性基体上に電
荷発生層を形成し、その上に電荷輸送層を形成するのが
好ましい。
荷発生剤を含有する電荷発生層と電荷輸送剤を含有する
電荷輸送層とをこの順で、あるいは逆の順で積層したも
のである。但し、電荷発生層は電荷輸送層に比べて膜圧
がごく薄いため、その保護のためには導電性基体上に電
荷発生層を形成し、その上に電荷輸送層を形成するのが
好ましい。
【0044】積層型感光体は、電荷発生層と電荷輸送層
との形成順序と、電荷輸送層中で使用する電荷輸送剤の
種類とによって、正負いずれの帯電型となるかが選択さ
れる。例えば、導電性基体上に電荷発生層を形成し、そ
の上に電荷輸送層を形成した層構成において、電荷輸送
層中の電荷輸送剤としてキノン誘導体(1)のような電
子輸送剤を使用したときは、正帯電型の感光体になる。
この場合、電荷発生層には正孔輸送剤や電子輸送剤を含
有させてもよい。ここで、前記電荷輸送層に電子受容体
を含有させた場合は、電子輸送性が向上するため、より
高感度の積層感光体を得ることができる。
との形成順序と、電荷輸送層中で使用する電荷輸送剤の
種類とによって、正負いずれの帯電型となるかが選択さ
れる。例えば、導電性基体上に電荷発生層を形成し、そ
の上に電荷輸送層を形成した層構成において、電荷輸送
層中の電荷輸送剤としてキノン誘導体(1)のような電
子輸送剤を使用したときは、正帯電型の感光体になる。
この場合、電荷発生層には正孔輸送剤や電子輸送剤を含
有させてもよい。ここで、前記電荷輸送層に電子受容体
を含有させた場合は、電子輸送性が向上するため、より
高感度の積層感光体を得ることができる。
【0045】なお、上記の層構成において、電荷輸送層
中の電荷輸送剤として正孔輸送剤を使用したときは負帯
電型の感光体になる。この場合、電荷発生層にはキノン
誘導体(1)や電子受容体を含有させてもよい。
中の電荷輸送剤として正孔輸送剤を使用したときは負帯
電型の感光体になる。この場合、電荷発生層にはキノン
誘導体(1)や電子受容体を含有させてもよい。
【0046】前述のように、本発明の電子写真感光体
は、単層型および積層型のいずれにも適用できるが、特
に正負いずれの帯電型にも使用できること、構造が簡単
で製造が容易であること、層を形成する際の皮膜欠陥を
抑制できること、層間の界面が少なく、光学的特性を向
上できること等の観点から、単層型が好ましい。
は、単層型および積層型のいずれにも適用できるが、特
に正負いずれの帯電型にも使用できること、構造が簡単
で製造が容易であること、層を形成する際の皮膜欠陥を
抑制できること、層間の界面が少なく、光学的特性を向
上できること等の観点から、単層型が好ましい。
【0047】次に、本発明の電子写真感光体に用いられ
る種々の材料について説明する。
る種々の材料について説明する。
【0048】《電荷発生剤》本発明に用いられる電荷発
生剤としては、例えば下記の一般式(CG1)〜(CG
12)で表される化合物があげられる。
生剤としては、例えば下記の一般式(CG1)〜(CG
12)で表される化合物があげられる。
【0049】(CG1)無金属フタロシアニン
【0050】
【化6】
【0051】(CG2)オキソチタニルフタロシアニン
【0052】
【化7】
【0053】(CG3)ペリレン顔料
【0054】
【化8】
【0055】(式中、Rg1およびRg2は同一または異な
って、炭素数が18以下の置換または未置換のアルキル
基、シクロアルキル基、アリール基、アルカノイル基ま
たはアラルキル基を示す。)
って、炭素数が18以下の置換または未置換のアルキル
基、シクロアルキル基、アリール基、アルカノイル基ま
たはアラルキル基を示す。)
【0056】(CG4)ビスアゾ顔料
【0057】
【化9】
【0058】〔式中、Cp1およびCp2は同一または異
なってカップラー残基を示し、Qは次式:
なってカップラー残基を示し、Qは次式:
【0059】
【化10】
【0060】(Rg3は水素原子、アルキル基、アリール
基または複素環式基を示し、アルキル基、アリール基ま
たは複素環式基は置換基を有していてもよい。ωは0ま
たは1を示す。)
基または複素環式基を示し、アルキル基、アリール基ま
たは複素環式基は置換基を有していてもよい。ωは0ま
たは1を示す。)
【0061】
【化11】
【0062】(式中、Rg4およびRg5は同一または異な
って、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、ハロゲン
原子、アルコキシ基、アリール基またはアラルキル基を
示す。)
って、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、ハロゲン
原子、アルコキシ基、アリール基またはアラルキル基を
示す。)
【0063】
【化12】
【0064】(式中、Rg6は水素原子、エチル基、クロ
ロエチル基またはヒドロキシエチル基を示す。)
ロエチル基またはヒドロキシエチル基を示す。)
【0065】
【化13】
【0066】または
【0067】
【化14】
【0068】(式中、Rg7、Rg8およびRg9は同じ一ま
たは異なって、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、
ハロゲン原子、アルコキシ基、アリール基またはアラル
キル基を示す。)で表される基を示す。〕
たは異なって、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、
ハロゲン原子、アルコキシ基、アリール基またはアラル
キル基を示す。)で表される基を示す。〕
【0069】(CG5)ジチオケトピロロピロール顔料
【0070】
【化15】
【0071】(式中、Rg10およびRg11は同一または異
なって、水素原子、アルキル基、アルコキシ基またはハ
ロゲン原子を示し、Rg12およびRg13は同一または異な
って、水素原子、アルキル基またはアリール基を示
す。)
なって、水素原子、アルキル基、アルコキシ基またはハ
ロゲン原子を示し、Rg12およびRg13は同一または異な
って、水素原子、アルキル基またはアリール基を示
す。)
【0072】(CG6)無金属ナフタロシアニン顔料
【0073】
【化16】
【0074】(式中、Rg14、Rg15、Rg16およびRg17
は同一または異なって、水素原子、アルキル基、アルコ
キシ基またはハロゲン原子を示す。)
は同一または異なって、水素原子、アルキル基、アルコ
キシ基またはハロゲン原子を示す。)
【0075】(CG7)金属フタロシアニン顔料
【0076】
【化17】
【0077】(式中、Rg18、Rg19、Rg20およびRg21
は同一または異なって、水素原子、アルキル基、アルコ
キシ基またはハロゲン原子を示し、MはTiまたはVを
示す。)
は同一または異なって、水素原子、アルキル基、アルコ
キシ基またはハロゲン原子を示し、MはTiまたはVを
示す。)
【0078】(CG8)スクアライン顔料
【0079】
【化18】
【0080】(式中、Rg22およびRg23は同一または異
なって、水素原子、アルキル基、アルコキシ基またはハ
ロゲン原子を示す。)
なって、水素原子、アルキル基、アルコキシ基またはハ
ロゲン原子を示す。)
【0081】(CG9)トリスアゾ顔料
【0082】
【化19】
【0083】(式中、Cp3、Cp4およびCp5は同一
または異なってカップラー残基を示す。)
または異なってカップラー残基を示す。)
【0084】(CG10)インジゴ顔料
【0085】
【化20】
【0086】(式中、Rg24およびRg25は同一または異
なって、水素原子、アルキル基またはアリール基を示
し、Zは酸素原子または硫黄原子を示す。)
なって、水素原子、アルキル基またはアリール基を示
し、Zは酸素原子または硫黄原子を示す。)
【0087】(CG11)アズレニウム顔料
【0088】
【化21】
【0089】(式中、Rg26およびRg27は同一または異
なって、水素原子、アルキル基またはアリール基を示
す。)
なって、水素原子、アルキル基またはアリール基を示
す。)
【0090】(CG12)シアニン顔料
【0091】
【化22】
【0092】(式中、Rg28およびRg29は同一または異
なって、水素原子、アルキル基、アルコキシ基またはハ
ロゲン原子を示し、Rg30およびRg31は同一または異な
って、水素原子、アルキル基またはアリール基を示
す。)
なって、水素原子、アルキル基、アルコキシ基またはハ
ロゲン原子を示し、Rg30およびRg31は同一または異な
って、水素原子、アルキル基またはアリール基を示
す。)
【0093】前記例示の電荷発生剤において、アルキル
基としては、前述と同様な基があげられる。炭素数18
以下の置換または未置換のアルキル基は、炭素数1〜6
のアルキル基に加えて、へプチル、オクチル、ノニル、
デシル、ドデシル、トリデシル、ペンタデジル、オクタ
デジル等を含む基である。
基としては、前述と同様な基があげられる。炭素数18
以下の置換または未置換のアルキル基は、炭素数1〜6
のアルキル基に加えて、へプチル、オクチル、ノニル、
デシル、ドデシル、トリデシル、ペンタデジル、オクタ
デジル等を含む基である。
【0094】シクロアルキル基としては、例えばシクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロへプチル、シクロオクチル等の炭素数3〜
8の基があげられる。
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、シクロへプチル、シクロオクチル等の炭素数3〜
8の基があげられる。
【0095】アルコキシ基およびアリール基としては、
前述と同様な基があげられる。アルカノイル基として
は、例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチニ
ル、ペンタノイル、ヘキサノイル等があげられる。ハロ
ゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素があげ
られる。
前述と同様な基があげられる。アルカノイル基として
は、例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチニ
ル、ペンタノイル、ヘキサノイル等があげられる。ハロ
ゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素があげ
られる。
【0096】複素環式基としては、例えばエチニル、フ
リル、ピロリル、ピロジニル、オキサゾリル、イソオキ
サゾニル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリ
ル、2H−イミダゾリル、ピペリジル、ピペリジノ、3−
モルホリニル、モルホリノ、チアゾリル等があげられ
る。また、芳香族環と縮合した複素環式基であってもよ
い。
リル、ピロリル、ピロジニル、オキサゾリル、イソオキ
サゾニル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリ
ル、2H−イミダゾリル、ピペリジル、ピペリジノ、3−
モルホリニル、モルホリノ、チアゾリル等があげられ
る。また、芳香族環と縮合した複素環式基であってもよ
い。
【0097】前記基に置換してもよい置換基としては、
例えばハロゲン原子、アミノ基、水酸基、エステル化さ
れてもよいカルボキシル基、シアノ基、炭素数1〜6の
アルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、アリール基
を有することのある炭素数2〜6のアルケニル基等があ
げられる。
例えばハロゲン原子、アミノ基、水酸基、エステル化さ
れてもよいカルボキシル基、シアノ基、炭素数1〜6の
アルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、アリール基
を有することのある炭素数2〜6のアルケニル基等があ
げられる。
【0098】Cp1、Cp2、Cp3、Cp4およびCp5
で表されるカップラー残基としては、例えば下記一般式
(Cp−1)〜(Cp−11)に示す基があげられる。
で表されるカップラー残基としては、例えば下記一般式
(Cp−1)〜(Cp−11)に示す基があげられる。
【0099】
【化23】
【0100】
【化24】
【0101】各式中、Rg32は、カルバモイル基、スル
ファモイル基、アロファノイル基、オキサモイル基、ア
ントラニロイル基、カルバゾイル基、グリシル基、ヒダ
ントイル基、スタルアモイル基またはスクシンアモイル
基を示す。これらの基は、ハロゲン原子、置換基を有し
てもよいフェニル基、置換基を有してもよいナフチル
基、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、アルケニル基、
カルボニル基、カルボキシル基などの置換基を有してい
てもよい。
ファモイル基、アロファノイル基、オキサモイル基、ア
ントラニロイル基、カルバゾイル基、グリシル基、ヒダ
ントイル基、スタルアモイル基またはスクシンアモイル
基を示す。これらの基は、ハロゲン原子、置換基を有し
てもよいフェニル基、置換基を有してもよいナフチル
基、ニトロ基、シアノ基、アルキル基、アルケニル基、
カルボニル基、カルボキシル基などの置換基を有してい
てもよい。
【0102】Rg33は、ベンゼン環と縮合して芳香族
環、多環式炭化水素または複素環を形成するのに必要な
原子団を示し、これらの環は前記と同様な置換基を有し
てもよい。
環、多環式炭化水素または複素環を形成するのに必要な
原子団を示し、これらの環は前記と同様な置換基を有し
てもよい。
【0103】Rg34は、酸素原子、硫黄原子またはイミ
ノ基を示す。
ノ基を示す。
【0104】Rg35は、2価の鎖式炭化水素基または芳
香族炭化水素基を示し、これらの基は前記と同様な置換
基を有していてもよい。
香族炭化水素基を示し、これらの基は前記と同様な置換
基を有していてもよい。
【0105】Rg36は、アルキル基、アラルキル基、ア
リール基または複素環式基を表し、これらの基は前記と
同様な置換基を有していてもよい。
リール基または複素環式基を表し、これらの基は前記と
同様な置換基を有していてもよい。
【0106】Rg37は、2価の鎖式炭化水素基もしくは
芳香族炭化水素基とともに、または前記基(Cp−1)
〜(Cp−11)中の2つの窒素原子とともに複素環を
形成するのに必要な原子団を表し、これらの環は前記と
同様な置換基を有していてもよい。
芳香族炭化水素基とともに、または前記基(Cp−1)
〜(Cp−11)中の2つの窒素原子とともに複素環を
形成するのに必要な原子団を表し、これらの環は前記と
同様な置換基を有していてもよい。
【0107】Rg38は、水素原子、アルキル基、アミノ
基、カルバモイル基、スルファモイル基、アロファノイ
ル基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アリ
ール基またはシアノ基を示し、水素原子以外の基は前記
と同様な置換基を有していてもよい。)
基、カルバモイル基、スルファモイル基、アロファノイ
ル基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基、アリ
ール基またはシアノ基を示し、水素原子以外の基は前記
と同様な置換基を有していてもよい。)
【0108】Rg39は、アルキル基またはアリール基を
示し、これらの基は前記と同様な置換基を有していても
よい。
示し、これらの基は前記と同様な置換基を有していても
よい。
【0109】アルケニル基としては、例えばビニル、ア
リル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチルアリ
ル、2−ペンテニル、2−ヘキセニル等の炭素数が2〜
6のアルケニル基があげられる。
リル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチルアリ
ル、2−ペンテニル、2−ヘキセニル等の炭素数が2〜
6のアルケニル基があげられる。
【0110】前記Rg33において、ベンゼン環と縮合し
て芳香族環を形成するのに必要な原子団としては、例え
ばメチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン
等の炭素数1〜4のアルキレン基があげられる。
て芳香族環を形成するのに必要な原子団としては、例え
ばメチレン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン
等の炭素数1〜4のアルキレン基があげられる。
【0111】前記Rg33とベンゼン環との縮合により形
成される芳香族環としては、例えばナフタリン環、アン
トラセン環、フェナントレン環、ピレン環、クリセン
環、ナフタセン環などがあげられる。
成される芳香族環としては、例えばナフタリン環、アン
トラセン環、フェナントレン環、ピレン環、クリセン
環、ナフタセン環などがあげられる。
【0112】また、Rg33において、ベンゼン環と縮合
して多環式炭化水素を形成するのに必要な原子団として
は、例えば前記炭素数1〜4のアルキレン基や、あるい
はカルバゾール基、ベンゾカルバゾール基、ジベンゾフ
ラン環などがあげられる。
して多環式炭化水素を形成するのに必要な原子団として
は、例えば前記炭素数1〜4のアルキレン基や、あるい
はカルバゾール基、ベンゾカルバゾール基、ジベンゾフ
ラン環などがあげられる。
【0113】また、Rg33において、ベンゼン環と縮合
して複素環を形成するのに必要な原子団としては、例え
ばベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、インドリル、
1H−インドリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾ
リル、1H−インダドリル、ベンゾイミダゾリル、クロ
メニル、クロマニル、イソクロマニル、キノリニル、イ
ソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾニ
リル、キノキサリニル、ジベンゾフラニル、カルバゾリ
ル、キサンテニル、アクリジニル、フェナントリジニ
ル、フェナジニル、フェノキサジニル、チアントレニル
等があげられる。
して複素環を形成するのに必要な原子団としては、例え
ばベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、インドリル、
1H−インドリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾ
リル、1H−インダドリル、ベンゾイミダゾリル、クロ
メニル、クロマニル、イソクロマニル、キノリニル、イ
ソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾニ
リル、キノキサリニル、ジベンゾフラニル、カルバゾリ
ル、キサンテニル、アクリジニル、フェナントリジニ
ル、フェナジニル、フェノキサジニル、チアントレニル
等があげられる。
【0114】前記Rg33とベンゼン環との縮合により形
成される芳香族性複素環式基としては、例えばチエニ
ル、フリル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリ
ル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラ
ゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジルがあげ
られる。また、さらに他の芳香族環と縮合した複素環式
基(例えばベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベン
ゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリル等)であ
ってもよい。
成される芳香族性複素環式基としては、例えばチエニ
ル、フリル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリ
ル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラ
ゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジルがあげ
られる。また、さらに他の芳香族環と縮合した複素環式
基(例えばベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリル、ベン
ゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリル等)であ
ってもよい。
【0115】前記Rg35、Rg37において、2価の鎖式炭
化水素基としては、エチレン、トリメチレン、テトラメ
チレン等があげられ、2価の芳香族炭化水素基として
は、フェニレン、ナフチレン、フェナントリレン等があ
げられる。
化水素基としては、エチレン、トリメチレン、テトラメ
チレン等があげられ、2価の芳香族炭化水素基として
は、フェニレン、ナフチレン、フェナントリレン等があ
げられる。
【0116】前記Rg36において、複素環式基として
は、ピリジル、ピラジル、チエニル、ピラニル、インド
リル等があげられる。
は、ピリジル、ピラジル、チエニル、ピラニル、インド
リル等があげられる。
【0117】前記Rg37において、2つの窒素原子とと
もに複素環を形成するのに必要な原子団としては、例え
ばフェニレン、ナフチレン、フェナントリレン、エチレ
ン、トリメチレン、テトラメチレン等があげられる。
もに複素環を形成するのに必要な原子団としては、例え
ばフェニレン、ナフチレン、フェナントリレン、エチレ
ン、トリメチレン、テトラメチレン等があげられる。
【0118】前記Rg37と、2つの窒素原子とにより形
成される芳香族性複素環式基としては、例えばベンゾイ
ミダゾール、ベンゾ[f]ベンゾイミダゾール、ジベン
ゾ[e,g]ベンゾイミダゾール、ベンゾピリミジン等
があげられる。これらの基は前記と同様な置換基を有し
ていてもよい。
成される芳香族性複素環式基としては、例えばベンゾイ
ミダゾール、ベンゾ[f]ベンゾイミダゾール、ジベン
ゾ[e,g]ベンゾイミダゾール、ベンゾピリミジン等
があげられる。これらの基は前記と同様な置換基を有し
ていてもよい。
【0119】前記Rg38において、アルコキシカルボニ
ル基としては、例えばメトキシカルボニル、エトキシカ
ルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル
等の基があげられる。
ル基としては、例えばメトキシカルボニル、エトキシカ
ルボニル、プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル
等の基があげられる。
【0120】本発明においては、前記例示の電荷発生剤
のほかに、例えばセレン、セレン−テルル、セレン−砒
素、硫化カドミウム、アモルファスシリコン等の無機光
導電材料の粉末や、ピリリウム塩、アンサンスロン系顔
料、トリフェニルメタン系顔料、スレン系顔料、トルイ
ジン系顔料、ピラゾリン系顔料、キナクリドン系顔料な
どの従来公知の電荷発生剤を用いることができる。
のほかに、例えばセレン、セレン−テルル、セレン−砒
素、硫化カドミウム、アモルファスシリコン等の無機光
導電材料の粉末や、ピリリウム塩、アンサンスロン系顔
料、トリフェニルメタン系顔料、スレン系顔料、トルイ
ジン系顔料、ピラゾリン系顔料、キナクリドン系顔料な
どの従来公知の電荷発生剤を用いることができる。
【0121】また、前記例示の電荷発生剤のうち、特に
半導体レーザー等の光源を使用したレーザービームプリ
ンタやファクシミリ等のデジタル光学系の画像形成装置
には、700nm以上の波長領域に感度を有する感光体
が必要となるため、例えば前記一般式(CG1)で表さ
れる無金属フタロシアニンや一般式(CG2)で表され
るオキソチタニルフタロシアニン等のフタロシアニン系
顔料が好適に用いられる。なお、前記フタロシアニン系
顔料の結晶形については特に限定されず、種々のものを
使用できる。
半導体レーザー等の光源を使用したレーザービームプリ
ンタやファクシミリ等のデジタル光学系の画像形成装置
には、700nm以上の波長領域に感度を有する感光体
が必要となるため、例えば前記一般式(CG1)で表さ
れる無金属フタロシアニンや一般式(CG2)で表され
るオキソチタニルフタロシアニン等のフタロシアニン系
顔料が好適に用いられる。なお、前記フタロシアニン系
顔料の結晶形については特に限定されず、種々のものを
使用できる。
【0122】一方、ハロゲンランプ等の白色の光源を使
用した静電式複写機等のアナログ光学系の画像形成装置
には、可視領域に感度を有する感光体が必要となるた
め、例えば前記一般式(CG3)で表されるペリレン系
顔料や一般式(CG4)で表されるビスアゾ顔料等が好
適に用いられる。
用した静電式複写機等のアナログ光学系の画像形成装置
には、可視領域に感度を有する感光体が必要となるた
め、例えば前記一般式(CG3)で表されるペリレン系
顔料や一般式(CG4)で表されるビスアゾ顔料等が好
適に用いられる。
【0123】《正孔輸送剤》本発明に用いられる正孔輸
送剤としては、高い正孔輸送能を有する種々の化合物、
例えば下記の一般式(HT1)〜(HT13)で表され
る化合物等があげられる。
送剤としては、高い正孔輸送能を有する種々の化合物、
例えば下記の一般式(HT1)〜(HT13)で表され
る化合物等があげられる。
【0124】
【化25】
【0125】(式中、Rh1、Rh2、Rh3、Rh4、Rh5、
およびRh6は同一または異なって、ハロゲン原子、置換
基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいア
ルコキシ基または置換基を有してもよいアリール基を示
す。aおよびbは同一または異なって0〜4の整数を示
し、c、d、eおよびfは同一または異なって0〜5の
整数を示す。但し、a、b、c、d、eまたはfが2以
上のとき、各Rh1、Rh2、Rh3、Rh4、Rh5、およびR
h6は異なっていてもよい。)
およびRh6は同一または異なって、ハロゲン原子、置換
基を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいア
ルコキシ基または置換基を有してもよいアリール基を示
す。aおよびbは同一または異なって0〜4の整数を示
し、c、d、eおよびfは同一または異なって0〜5の
整数を示す。但し、a、b、c、d、eまたはfが2以
上のとき、各Rh1、Rh2、Rh3、Rh4、Rh5、およびR
h6は異なっていてもよい。)
【0126】
【化26】
【0127】(式中、Rh7、Rh8、Rh9、Rh10、およ
びRh11は同一または異なって、ハロゲン原子、置換基
を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアル
コキシ基または置換基を有してもよいアリール基を示
す。g、h、i、jまたはkが2以上のとき、各Rh7、
Rh8、Rh9、Rh10、およびRh11は異なっていてもよ
い。)
びRh11は同一または異なって、ハロゲン原子、置換基
を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアル
コキシ基または置換基を有してもよいアリール基を示
す。g、h、i、jまたはkが2以上のとき、各Rh7、
Rh8、Rh9、Rh10、およびRh11は異なっていてもよ
い。)
【0128】
【化27】
【0129】(式中、Rh12、Rh13、Rh14およびRh15
は同一または異なって、ハロゲン原子、置換基を有して
もよいアルキル基、置換基を有してもよいアルコキシ基
または置換基を有してもよいアリール基を示す。Rh16
はハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換基を有して
もよいアルキル基、置換基を有してもよいアルコキシ基
または置換基を有してもよいアリール基を示す。m、
n、o、pまたはqが2以上のとき、各Rh12、Rh13、
Rh14、Rh15およびRh16は異なっていてもよい。)
は同一または異なって、ハロゲン原子、置換基を有して
もよいアルキル基、置換基を有してもよいアルコキシ基
または置換基を有してもよいアリール基を示す。Rh16
はハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、置換基を有して
もよいアルキル基、置換基を有してもよいアルコキシ基
または置換基を有してもよいアリール基を示す。m、
n、o、pまたはqが2以上のとき、各Rh12、Rh13、
Rh14、Rh15およびRh16は異なっていてもよい。)
【0130】
【化28】
【0131】(式中、Rh17、Rh18、Rh19およびRh20
は同一または異なって、ハロゲン原子、置換基を有して
もよいアルキル基、置換基を有してもよいアルコキシ基
または置換基を有してもよいアリール基を示す。r、
s、tおよびuは同一または異なって、0〜5の整数を
示す。但し、r、s、tまたはuが2以上のとき、各R
h1 7、Rh18、Rh19およびRh20は異なっていてもよ
い。)
は同一または異なって、ハロゲン原子、置換基を有して
もよいアルキル基、置換基を有してもよいアルコキシ基
または置換基を有してもよいアリール基を示す。r、
s、tおよびuは同一または異なって、0〜5の整数を
示す。但し、r、s、tまたはuが2以上のとき、各R
h1 7、Rh18、Rh19およびRh20は異なっていてもよ
い。)
【0132】
【化29】
【0133】(式中、Rh21およびRh22は同一または異
なって、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基またはア
ルコキシ基を示す。Rh23、Rh24、Rh25およびRh26は
同一または異なって、水素原子、アルキル基またはアリ
ール基を示す。)
なって、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基またはア
ルコキシ基を示す。Rh23、Rh24、Rh25およびRh26は
同一または異なって、水素原子、アルキル基またはアリ
ール基を示す。)
【0134】
【化30】
【0135】(式中、Rh27、Rh28およびRh29は同一
または異なって、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基
またはアルコキシ基を示す。)
または異なって、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基
またはアルコキシ基を示す。)
【0136】
【化31】
【0137】(式中、Rh30、Rh31、Rh33およびRh33
は同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、アル
キル基またはアルコキシ基を示す。)
は同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、アル
キル基またはアルコキシ基を示す。)
【0138】
【化32】
【0139】(式中、Rh34、Rh35、Rh36、Rh37およ
びRh38は同一または異なって、水素原子、ハロゲン原
子、アルキル基またはアルコキシ基を示す。)
びRh38は同一または異なって、水素原子、ハロゲン原
子、アルキル基またはアルコキシ基を示す。)
【0140】
【化33】
【0141】(式中、Rh39は水素原子またはアルキル
基を示し、Rh40、Rh41およびRh42は同一または異な
って、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基またはアル
コキシ基を示す。)
基を示し、Rh40、Rh41およびRh42は同一または異な
って、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基またはアル
コキシ基を示す。)
【0142】
【化34】
【0143】(式中、Rh43、Rh44およびRh45は同一
または異なって、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基
またはアルコキシ基を示す。)
または異なって、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基
またはアルコキシ基を示す。)
【0144】
【化35】
【0145】(式中、Rh46およびRh47は同一または異
なって、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してもよ
いアルキル基または置換基を有してもよいアルコキシ基
を示す。Rh48およびRh49は同一または異なって、水素
原子、置換基を有してもよいアルキル基または置換基を
有してもよいアリール基を示す。)
なって、水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してもよ
いアルキル基または置換基を有してもよいアルコキシ基
を示す。Rh48およびRh49は同一または異なって、水素
原子、置換基を有してもよいアルキル基または置換基を
有してもよいアリール基を示す。)
【0146】
【化36】
【0147】(式中、Rh50、Rh51、Rh52、Rh53、R
h54およびRh55は同一または異なって、置換基を有して
もよいアルキル基、置換基を有してもよいアルコキシ基
または置換基を有してもよいアリール基を示す。αは1
〜10の整数を示し、v、w、x、y、zおよびβは同
一または異なって0〜2の整数を示す。但し、v、w、
x、y、zまたはβが2のとき、各Rh50、Rh51、R
h52、Rh53、Rh54およびRh55は異なっていてもよ
い。)
h54およびRh55は同一または異なって、置換基を有して
もよいアルキル基、置換基を有してもよいアルコキシ基
または置換基を有してもよいアリール基を示す。αは1
〜10の整数を示し、v、w、x、y、zおよびβは同
一または異なって0〜2の整数を示す。但し、v、w、
x、y、zまたはβが2のとき、各Rh50、Rh51、R
h52、Rh53、Rh54およびRh55は異なっていてもよ
い。)
【0148】
【化37】
【0149】(式中、Rh56、Rh57、Rh58およびRh59
は同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、アル
キル基またはアルコキシ基を示し、Φは次式:
は同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子、アル
キル基またはアルコキシ基を示し、Φは次式:
【0150】
【化38】
【0151】で表される(Φ−1)、(Φ−2)または
(Φ−3)を示す。)
(Φ−3)を示す。)
【0152】前記例示の正孔輸送剤において、アルキル
基、アルコキシ基、アリール基、アラルキル基およびハ
ロゲン原子としては、前述と同様な基があげられる。
基、アルコキシ基、アリール基、アラルキル基およびハ
ロゲン原子としては、前述と同様な基があげられる。
【0153】前記基に置換してもよい置換基としては、
例えばハロゲン原子、アミノ基、水酸基、エステル化さ
れていてもよいカルボキシル基、シアノ基、炭素数1〜
6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、アリー
ル基を有することのある炭素数2〜6のアルケニル基等
があげられる。置換基の置換位置については特に限定さ
れない。
例えばハロゲン原子、アミノ基、水酸基、エステル化さ
れていてもよいカルボキシル基、シアノ基、炭素数1〜
6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、アリー
ル基を有することのある炭素数2〜6のアルケニル基等
があげられる。置換基の置換位置については特に限定さ
れない。
【0154】また本発明においては、前記例示の正孔輸
送剤(HT1)〜(HT13)とともに、またはこれに
代えて、従来公知の正孔輸送物質、すなわち2,5−ジ
(4−メチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジ
アゾール等のオキサジアゾール系化合物、9−(4−ジ
エチルアミノスチリル)アントラセン等のスチリル系化
合物、ポリビニルカルバゾール等のカルバゾール系化合
物、有機ポリシラン化合物、1−フェニル−3−(p−
ジメチルアミノフェニル)ピラゾリン等のピラゾリン系
化合物、ヒドラゾン系化合物、トリフェニルアミン系化
合物、インドール系化合物、オキサゾール系化合物、イ
ソオキサゾール系化合物、チアゾール系化合物、チアジ
アゾール系化合物、イミダゾール系化合物、ピラゾール
系化合物、トリアゾール系化合物等の含窒素環式化合
物、縮合多環式化合物を用いることもできる。
送剤(HT1)〜(HT13)とともに、またはこれに
代えて、従来公知の正孔輸送物質、すなわち2,5−ジ
(4−メチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジ
アゾール等のオキサジアゾール系化合物、9−(4−ジ
エチルアミノスチリル)アントラセン等のスチリル系化
合物、ポリビニルカルバゾール等のカルバゾール系化合
物、有機ポリシラン化合物、1−フェニル−3−(p−
ジメチルアミノフェニル)ピラゾリン等のピラゾリン系
化合物、ヒドラゾン系化合物、トリフェニルアミン系化
合物、インドール系化合物、オキサゾール系化合物、イ
ソオキサゾール系化合物、チアゾール系化合物、チアジ
アゾール系化合物、イミダゾール系化合物、ピラゾール
系化合物、トリアゾール系化合物等の含窒素環式化合
物、縮合多環式化合物を用いることもできる。
【0155】本発明において、正孔輸送剤は1種のみを
用いるほか、2種以上を混合して用いてもよい。また、
ポリビニルカルバゾール等の成膜性を有する正孔輸送剤
を用いる場合には、結着樹脂は必ずしも必要でない。
用いるほか、2種以上を混合して用いてもよい。また、
ポリビニルカルバゾール等の成膜性を有する正孔輸送剤
を用いる場合には、結着樹脂は必ずしも必要でない。
【0156】《電子受容体》本発明の電子写真感光体に
おいては、電子輸送剤である本発明のキノン誘導体
(1)と共に、電子受容体を感光層に含有させてもよ
い。
おいては、電子輸送剤である本発明のキノン誘導体
(1)と共に、電子受容体を感光層に含有させてもよ
い。
【0157】かかる、電子受容体としては、高い電子輸
送能を有する種々の化合物、例えば下記の一般式(ET
1)〜(ET17)で表される化合物があげられる。
送能を有する種々の化合物、例えば下記の一般式(ET
1)〜(ET17)で表される化合物があげられる。
【0158】
【化39】
【0159】(式中、Re1、Re2、Re3、Re4およびR
e5は同一または異なって、水素原子、置換基を有しても
よいアルキル基、置換基を有してもよいアルコキシ基、
置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよ
いアラルキル基、置換基を有してもよいフェノキシ基ま
たはハロゲン原子を示す。)
e5は同一または異なって、水素原子、置換基を有しても
よいアルキル基、置換基を有してもよいアルコキシ基、
置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよ
いアラルキル基、置換基を有してもよいフェノキシ基ま
たはハロゲン原子を示す。)
【0160】
【化40】
【0161】(式中、Re6はアルキル基、Re7は置換基
を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアル
コキシ基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を
有してもよいアラルキル基、ハロゲン原子またはハロゲ
ン化アルキル基を示す。γは0〜5の整数を示す。但
し、γが2以上のとき、各Re7は互いに異なっていても
よい。)
を有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいアル
コキシ基、置換基を有してもよいアリール基、置換基を
有してもよいアラルキル基、ハロゲン原子またはハロゲ
ン化アルキル基を示す。γは0〜5の整数を示す。但
し、γが2以上のとき、各Re7は互いに異なっていても
よい。)
【0162】
【化41】
【0163】(式中、Re8およびRe9は同一または異な
って、アルキル基を示す。δは1〜4の整数を示し、ε
は0〜4の整数を示す。但し、δおよびεが2以上のと
き、各Re8およびRe9は異なっていてもよい。)
って、アルキル基を示す。δは1〜4の整数を示し、ε
は0〜4の整数を示す。但し、δおよびεが2以上のと
き、各Re8およびRe9は異なっていてもよい。)
【0164】
【化42】
【0165】(式中、Re10はアルキル基、アリール
基、アラルキル基、アルコキシ基、ハロゲン化アルキル
基またはハロゲン原子を示す。ζは0〜4、ηは0〜5
の整数を示す。但し、ηが2以上のとき、各Re10は異
なっていてもよい。)
基、アラルキル基、アルコキシ基、ハロゲン化アルキル
基またはハロゲン原子を示す。ζは0〜4、ηは0〜5
の整数を示す。但し、ηが2以上のとき、各Re10は異
なっていてもよい。)
【0166】
【化43】
【0167】(式中、Re11はアルキル基を示し、σが
2以上のとき、各Re11は異なっていてもよい。)
2以上のとき、各Re11は異なっていてもよい。)
【0168】
【化44】
【0169】(式中、Re12およびRe13は同一または異
なって、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリー
ル基、アラルキルオキシカルボニル基、アルコキシ基、
水酸基、ニトロ基またはシアノ基を示す。Xは酸素原
子、=N−CN基または=C(CN)2基を示す。)
なって、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリー
ル基、アラルキルオキシカルボニル基、アルコキシ基、
水酸基、ニトロ基またはシアノ基を示す。Xは酸素原
子、=N−CN基または=C(CN)2基を示す。)
【0170】
【化45】
【0171】(式中、Re14は水素原子、ハロゲン原
子、アルキル基または置換基を有してもよいフェニル基
を示し、Re15はハロゲン原子、置換基を有してもよい
アルキル基、置換基を有してもよいフェニル基、アルコ
キシカルボニル基、N−アルキルカルバモイル基、シア
ノ基またはニトロ基を示す。λは0〜3の整数を示す。
但し、λが2以上のとき、各Re15は互いに異なってい
てもよい。)
子、アルキル基または置換基を有してもよいフェニル基
を示し、Re15はハロゲン原子、置換基を有してもよい
アルキル基、置換基を有してもよいフェニル基、アルコ
キシカルボニル基、N−アルキルカルバモイル基、シア
ノ基またはニトロ基を示す。λは0〜3の整数を示す。
但し、λが2以上のとき、各Re15は互いに異なってい
てもよい。)
【0172】
【化46】
【0173】(式中、θは1〜2の整数を示す。)
【0174】
【化47】
【0175】(式中、Re16およびRe17は同一または異
なって、ハロゲン原子、置換基を有してもよいアルキル
基、シアノ基、ニトロ基、アルコキシカルボニル基を示
す。νおよびξは0〜3の整数を示す。但し、νまたは
ξが2以上のとき、各Re16およびRe17は互いに異なっ
ていてもよい。)
なって、ハロゲン原子、置換基を有してもよいアルキル
基、シアノ基、ニトロ基、アルコキシカルボニル基を示
す。νおよびξは0〜3の整数を示す。但し、νまたは
ξが2以上のとき、各Re16およびRe17は互いに異なっ
ていてもよい。)
【0176】
【化48】
【0177】(式中、Re18およびRe19は同一または異
なって、フェニル基、縮合多環式基または複素環式基を
示し、これらの基は置換基を有していてもよい。)
なって、フェニル基、縮合多環式基または複素環式基を
示し、これらの基は置換基を有していてもよい。)
【0178】
【化49】
【0179】(式中、Re20はアミノ基、ジアルキルア
ミノ基、アルコキシ基、アルキル基またはフェニル基を
示し、πは1〜2の整数を示す。但し、πが2のとき、
各Re2 0は互いに異なっていてもよい。)
ミノ基、アルコキシ基、アルキル基またはフェニル基を
示し、πは1〜2の整数を示す。但し、πが2のとき、
各Re2 0は互いに異なっていてもよい。)
【0180】
【化50】
【0181】(式中、Re21は水素原子、アルキル基、
アリール基、アルコキシ基またはアラルキル基を示
す。)
アリール基、アルコキシ基またはアラルキル基を示
す。)
【0182】
【化51】
【0183】(式中、Re22はハロゲン原子、置換基を
有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいフェニ
ル基、アルコキシカルボニル基、N−アルキルカルバモ
イル基、シアノ基またはニトロ基を示す。μは0〜3の
整数を示す。但し、μが2以上のとき、各Re22は互い
に異なっていてもよい。)
有してもよいアルキル基、置換基を有してもよいフェニ
ル基、アルコキシカルボニル基、N−アルキルカルバモ
イル基、シアノ基またはニトロ基を示す。μは0〜3の
整数を示す。但し、μが2以上のとき、各Re22は互い
に異なっていてもよい。)
【0184】
【化52】
【0185】(式中、Re23は置換基を有してもよいア
ルキル基または置換基を有してもよいアリール基を示
し、Re24は置換基を有してもよいアルキル基、置換基
を有してもよいアリール基または基:
ルキル基または置換基を有してもよいアリール基を示
し、Re24は置換基を有してもよいアルキル基、置換基
を有してもよいアリール基または基:
【0186】−O−Re24a
【0187】を示す。前記基中のRe24aは、置換基を有
してもよいアルキル基または置換基を有してもよいアリ
ール基を示す。)
してもよいアルキル基または置換基を有してもよいアリ
ール基を示す。)
【0188】
【化53】
【0189】(式中、Re25、Re26、Re27、Re28、R
e29、Re30およびRe31は同一または異なって、アルキ
ル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシ基、ハロ
ゲン原子またはハロゲン化アルキル基を示す。χおよび
φは同一または異なって0〜4の整数を示す。
e29、Re30およびRe31は同一または異なって、アルキ
ル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシ基、ハロ
ゲン原子またはハロゲン化アルキル基を示す。χおよび
φは同一または異なって0〜4の整数を示す。
【0190】
【化54】
【0191】(式中、Re32およびRe33は同一または異
なって、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、ハロ
ゲン原子またはハロゲン化アルキル基を示す。τおよび
ψは同一または異なって0〜4の整数を示す。)
なって、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、ハロ
ゲン原子またはハロゲン化アルキル基を示す。τおよび
ψは同一または異なって0〜4の整数を示す。)
【0192】
【化55】
【0193】(式中、Re34、Re35、Re36およびRe37
は同一または異なって、水素原子、アルキル基、アルコ
キシ基、アリール基、アラルキル基、シクロアルキル基
またはアミノ基を示す。但し、Re34、Re35、Re36、
Re37のうち少なくとも2つは、水素原子ではない同一
の基である。)
は同一または異なって、水素原子、アルキル基、アルコ
キシ基、アリール基、アラルキル基、シクロアルキル基
またはアミノ基を示す。但し、Re34、Re35、Re36、
Re37のうち少なくとも2つは、水素原子ではない同一
の基である。)
【0194】前記例示の電子受容体において、アルキル
基、アルコキシ基、アリール基、アラルキル基、シクロ
アルキル基、アルコキシカルボニル基、複素環式基およ
びハロゲン原子としては、前述と同様な基があげられ
る。
基、アルコキシ基、アリール基、アラルキル基、シクロ
アルキル基、アルコキシカルボニル基、複素環式基およ
びハロゲン原子としては、前述と同様な基があげられ
る。
【0195】ハロゲン化アルキル基におけるアルキル基
およびハロゲン原子としては、前述と同様な基があげら
れる。
およびハロゲン原子としては、前述と同様な基があげら
れる。
【0196】縮合多環式基としては、例えばナフチル、
フェナントリル、アントリル等があげられる。アラルキ
ルオキシカルボニル基としては、アラルキル部分が前述
した各種のアラルキル基であるものがあげられる。N−
アルキルカルバモイル基としては、アルキル部分が前述
した各種のアルキル基であるものがあげられる。
フェナントリル、アントリル等があげられる。アラルキ
ルオキシカルボニル基としては、アラルキル部分が前述
した各種のアラルキル基であるものがあげられる。N−
アルキルカルバモイル基としては、アルキル部分が前述
した各種のアルキル基であるものがあげられる。
【0197】ジアルキルアミノ基としては、アルキル部
分が前述した各種のアルキル基であるものがあげられ
る。なお、アミンに置換する2つのアルキルは同一で
も、互いに異なっていてもよい。
分が前述した各種のアルキル基であるものがあげられ
る。なお、アミンに置換する2つのアルキルは同一で
も、互いに異なっていてもよい。
【0198】前記各基に置換してもよい置換基として
は、例えばハロゲン原子、アミノ基、水酸基、エステル
化されていてもよいカルボキシル基、シアノ基、炭素数
1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、ア
リール基を有することのある炭素数2〜6のアルケニル
基等があげられる。置換基の置換位置については特に限
定されない。
は、例えばハロゲン原子、アミノ基、水酸基、エステル
化されていてもよいカルボキシル基、シアノ基、炭素数
1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、ア
リール基を有することのある炭素数2〜6のアルケニル
基等があげられる。置換基の置換位置については特に限
定されない。
【0199】また、本発明においては、前記例示のほか
に従来公知の電子輸送物資、すなわち例えばベンゾキノ
ン系化合物、マロノニトリル、チオピラン系化合物、テ
トラシアノエチレンシアノエチレン、2,4,8−トリ
ニトロチオキサントン、ジニトロベンゼン、ジニトロア
ントラセン、ジニトロアクリジン、ニトロアントラキノ
ン、ジニトロアントラキノン、無水コハク酸、無水マレ
イン酸、ジブロモ無水マレイン酸などを用いることがで
きる。
に従来公知の電子輸送物資、すなわち例えばベンゾキノ
ン系化合物、マロノニトリル、チオピラン系化合物、テ
トラシアノエチレンシアノエチレン、2,4,8−トリ
ニトロチオキサントン、ジニトロベンゼン、ジニトロア
ントラセン、ジニトロアクリジン、ニトロアントラキノ
ン、ジニトロアントラキノン、無水コハク酸、無水マレ
イン酸、ジブロモ無水マレイン酸などを用いることがで
きる。
【0200】本発明において、電子受容体は1種のみを
用いるほか、2種以上を混合して用いてもよい。
用いるほか、2種以上を混合して用いてもよい。
【0201】《結着樹脂》前記各成分を分散させるため
の結着樹脂は、従来、感光層に使用されている種々の樹
脂を使用することができる。例えばスチレン−ブタジエ
ン共重合体、スチレン−アクリロニトニトリル共重合
体、スチレン−マレイン酸共重合体、アクリル共重合
体、スチレン−アクリル共重合体、ポリエチレン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリエチレン、ポリ
塩化ビニル、ポリプロピレン、アイオノマー、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、アルキド樹
脂、ポリアミド、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポ
リアリレート、ポリスルホン、ジアリルフタレート、ケ
トン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエーテル樹
脂、ポリエステル樹脂などの熱可塑性樹脂;シリコーン
樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラ
ミン樹脂、その他架橋性の熱硬化性樹脂;エポキシアク
リレート、ウレタン−アクリレート等の光硬化型樹脂等
の樹脂が使用可能である。
の結着樹脂は、従来、感光層に使用されている種々の樹
脂を使用することができる。例えばスチレン−ブタジエ
ン共重合体、スチレン−アクリロニトニトリル共重合
体、スチレン−マレイン酸共重合体、アクリル共重合
体、スチレン−アクリル共重合体、ポリエチレン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリエチレン、ポリ
塩化ビニル、ポリプロピレン、アイオノマー、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、アルキド樹
脂、ポリアミド、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポ
リアリレート、ポリスルホン、ジアリルフタレート、ケ
トン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエーテル樹
脂、ポリエステル樹脂などの熱可塑性樹脂;シリコーン
樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラ
ミン樹脂、その他架橋性の熱硬化性樹脂;エポキシアク
リレート、ウレタン−アクリレート等の光硬化型樹脂等
の樹脂が使用可能である。
【0202】感光層には、前記各成分のほかに、電子写
真特性に悪影響を与えない範囲で、従来公知の種々の添
加剤、例えば酸化防止剤、ラジカル捕捉剤、一重項クエ
ンチャー、紫外線吸収剤等の劣化防止剤、軟化剤、可塑
剤、表面改質剤、増量剤、増粘剤、分散安定剤、ワック
ス、アクセプター、ドナー等を配合することができる。
また、感光層の感度を向上させるために、例えばテルフ
ェニル、ハロナフトキノン類、アセナフチレン等の公知
の増感剤を電荷発生剤と併用してもよい。
真特性に悪影響を与えない範囲で、従来公知の種々の添
加剤、例えば酸化防止剤、ラジカル捕捉剤、一重項クエ
ンチャー、紫外線吸収剤等の劣化防止剤、軟化剤、可塑
剤、表面改質剤、増量剤、増粘剤、分散安定剤、ワック
ス、アクセプター、ドナー等を配合することができる。
また、感光層の感度を向上させるために、例えばテルフ
ェニル、ハロナフトキノン類、アセナフチレン等の公知
の増感剤を電荷発生剤と併用してもよい。
【0203】単層型感光体において、電荷発生剤は、結
着樹脂100重量部に対して0.1〜50重量部、好ま
しくは0.5〜30重量部の割合で配合すればよい。本
発明のキノン誘導体(1)(電子輸送剤)は、結着樹脂
100重量部に対して5〜100重量部、好ましくは1
0〜80重量部の割合で配合すればよい。前記感光層に
電子受容体を含有させる場合、電子受容体の割合を結着
樹脂の100重量部に対して0.1〜40重量部、好ま
しくは0.5〜20重量部とするのが適当である。正孔
輸送剤を含有させる場合、正孔輸送剤の割合を結着樹脂
の100重量部に対して5〜500重量部、好ましくは
25〜200重量部とすればよい。また、単層型感光体
における感光層の厚さは5〜100μm、好ましくは1
0〜50μmである。
着樹脂100重量部に対して0.1〜50重量部、好ま
しくは0.5〜30重量部の割合で配合すればよい。本
発明のキノン誘導体(1)(電子輸送剤)は、結着樹脂
100重量部に対して5〜100重量部、好ましくは1
0〜80重量部の割合で配合すればよい。前記感光層に
電子受容体を含有させる場合、電子受容体の割合を結着
樹脂の100重量部に対して0.1〜40重量部、好ま
しくは0.5〜20重量部とするのが適当である。正孔
輸送剤を含有させる場合、正孔輸送剤の割合を結着樹脂
の100重量部に対して5〜500重量部、好ましくは
25〜200重量部とすればよい。また、単層型感光体
における感光層の厚さは5〜100μm、好ましくは1
0〜50μmである。
【0204】積層型感光体において、電荷発生層を構成
する電荷発生剤と結着樹脂とは、種々の割合で使用する
ことができるが、結着樹脂100重量部に対して電荷発
生剤を5〜1000重量部、好ましくは30〜500重
量部の割合で配合するのが適当である。電荷発生層に正
孔輸送剤あるいは電子受容体を含有させる場合は、正孔
輸送剤あるいは電子受容体の割合を結着樹脂100重量
部に対して0.1〜100重量部、好ましくは0.5〜
80重量部とするのが適当である。
する電荷発生剤と結着樹脂とは、種々の割合で使用する
ことができるが、結着樹脂100重量部に対して電荷発
生剤を5〜1000重量部、好ましくは30〜500重
量部の割合で配合するのが適当である。電荷発生層に正
孔輸送剤あるいは電子受容体を含有させる場合は、正孔
輸送剤あるいは電子受容体の割合を結着樹脂100重量
部に対して0.1〜100重量部、好ましくは0.5〜
80重量部とするのが適当である。
【0205】電荷輸送層を構成する電子輸送剤と結着樹
脂とは、電荷の輸送を阻害しない範囲および結晶化しな
い範囲で種々の割合で使用することができるが、光照射
により電荷発生層で生じた電荷が容易に輸送できるよう
に、結着樹脂100重量部に対して、本発明のキノン誘
導体(1)(電子輸送剤)を10〜500重量部、好ま
しくは25〜100重量部の割合で配合するのが適当で
ある。電荷輸送層に電子受容体を含有させる場合、電子
受容体の割合を結着樹脂の100重量部に対して0.1
〜40重量部、好ましくは0.5〜20重量部とするの
が適当である。電荷輸送層に正孔輸送剤を含有させる場
合は、正孔輸送剤の割合を結着樹脂100重量部に対し
て5〜200重量部、好ましくは10〜80重量部とす
ればよい。
脂とは、電荷の輸送を阻害しない範囲および結晶化しな
い範囲で種々の割合で使用することができるが、光照射
により電荷発生層で生じた電荷が容易に輸送できるよう
に、結着樹脂100重量部に対して、本発明のキノン誘
導体(1)(電子輸送剤)を10〜500重量部、好ま
しくは25〜100重量部の割合で配合するのが適当で
ある。電荷輸送層に電子受容体を含有させる場合、電子
受容体の割合を結着樹脂の100重量部に対して0.1
〜40重量部、好ましくは0.5〜20重量部とするの
が適当である。電荷輸送層に正孔輸送剤を含有させる場
合は、正孔輸送剤の割合を結着樹脂100重量部に対し
て5〜200重量部、好ましくは10〜80重量部とす
ればよい。
【0206】単層型感光体においては、導電性基体と感
光層との間に、また積層型感光体においては、導電性基
体と電荷発生層との間、導電性基体と電荷輸送層との間
または電荷発生層と電荷輸送層との間に、感光体の特性
を阻害しない範囲でバリア層が形成されていてもよい。
また、感光体の表面には、保護層が形成されていてもよ
い。
光層との間に、また積層型感光体においては、導電性基
体と電荷発生層との間、導電性基体と電荷輸送層との間
または電荷発生層と電荷輸送層との間に、感光体の特性
を阻害しない範囲でバリア層が形成されていてもよい。
また、感光体の表面には、保護層が形成されていてもよ
い。
【0207】前記感光層が形成される導電性基体として
は、導電性を有する種々の材料を使用することができ、
例えば鉄、アルミニウム、銅、スズ、白金、銀、バナジ
ウム、モリブデン、クロム、カドミウム、ちたん、ニッ
ケル、パラジウム、インジウム、ステンレス鋼、真鍮等
の金属単体や、前記金属が蒸着またはラミネートされた
プラスチック材料、ヨウ化アルミニウム、酸化スズ、酸
化インジウム等で被覆されたガラス等があげられる。
は、導電性を有する種々の材料を使用することができ、
例えば鉄、アルミニウム、銅、スズ、白金、銀、バナジ
ウム、モリブデン、クロム、カドミウム、ちたん、ニッ
ケル、パラジウム、インジウム、ステンレス鋼、真鍮等
の金属単体や、前記金属が蒸着またはラミネートされた
プラスチック材料、ヨウ化アルミニウム、酸化スズ、酸
化インジウム等で被覆されたガラス等があげられる。
【0208】導電性基体の形状は、使用する画像形成装
置の構造に合わせて、シート上、ドラム上等のいずれで
あってもよく、基体自体が導電性を有するか、あるいは
基体の表面が導電性を有していればよい。また、導電性
基体は、使用に際して十分な機械的強度を有するものが
好ましい。
置の構造に合わせて、シート上、ドラム上等のいずれで
あってもよく、基体自体が導電性を有するか、あるいは
基体の表面が導電性を有していればよい。また、導電性
基体は、使用に際して十分な機械的強度を有するものが
好ましい。
【0209】前記感光層を塗布の方法により形成する場
合には、前記例示の電荷発生剤、電荷輸送剤、結着樹脂
を適当な溶剤とともに、公知の方法、例えばロール見
る、ボールミル、アトライタ、ペイントシェーカー、超
音波分散機等を用いて分散混合して分散液を調整し、こ
れを公知の手段により塗布して乾燥させればよい。
合には、前記例示の電荷発生剤、電荷輸送剤、結着樹脂
を適当な溶剤とともに、公知の方法、例えばロール見
る、ボールミル、アトライタ、ペイントシェーカー、超
音波分散機等を用いて分散混合して分散液を調整し、こ
れを公知の手段により塗布して乾燥させればよい。
【0210】前記分散液を作るための溶剤としては、種
々の有機溶剤が使用可能であり例えばメタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール
類;n−ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン等の脂肪
族系炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族系炭化水素、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン等のハロゲン化
炭化水素;ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテ
ル類;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノ
ン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル
類;ジメチルホルムアルデヒド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド等があげられる。これらの溶
剤は単独でまたは2種以上を混合して用いられる。
々の有機溶剤が使用可能であり例えばメタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール
類;n−ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン等の脂肪
族系炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族系炭化水素、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン等のハロゲン化
炭化水素;ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテ
ル類;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノ
ン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル
類;ジメチルホルムアルデヒド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド等があげられる。これらの溶
剤は単独でまたは2種以上を混合して用いられる。
【0211】さらに、電荷輸送剤や電荷発生剤の分散
性、感光層表面の平滑性をよくするために界面活性剤、
レベリング剤等を使用してもよい。
性、感光層表面の平滑性をよくするために界面活性剤、
レベリング剤等を使用してもよい。
【0212】
【実施例】以下、本発明を合成例、実施例および比較例
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0213】《キノン誘導体の合成》 [参考例1]エタノール10ml中に化合物(4)3.
35gを加え、そこにNa0.7gとエタノール50m
lを混合して作製したC2H5ONa溶液および化合物
(5−1)3.0gを加えた後、還流を2時間行った。
この反応溶液を冷却後、水に注ぎ希塩酸水溶液を入れ酸
性とし、析出固体を濾別した後、析出固体をクロロホル
ムに溶解させた。次いで有機層を水洗、無水ナトリウム
で脱水後、有機溶媒を除去して得られたオイル状生成物
を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液:ク
ロロホルム/ヘキサン)で精製を行い化合物(3−1)
4.66g(収率73.4%)を得た。
35gを加え、そこにNa0.7gとエタノール50m
lを混合して作製したC2H5ONa溶液および化合物
(5−1)3.0gを加えた後、還流を2時間行った。
この反応溶液を冷却後、水に注ぎ希塩酸水溶液を入れ酸
性とし、析出固体を濾別した後、析出固体をクロロホル
ムに溶解させた。次いで有機層を水洗、無水ナトリウム
で脱水後、有機溶媒を除去して得られたオイル状生成物
を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液:ク
ロロホルム/ヘキサン)で精製を行い化合物(3−1)
4.66g(収率73.4%)を得た。
【0214】
【化56】
【0215】
【化57】
【0216】[参考例2]化合物(5−1)に代えて化
合物(5−2)を用いた他は、参考例1と同様にして、
化合物(3−2)4.10g(収率64.6%)を得
た。
合物(5−2)を用いた他は、参考例1と同様にして、
化合物(3−2)4.10g(収率64.6%)を得
た。
【0217】
【化58】
【0218】
【化59】
【0219】[参考例3]化合物(5−1)に代えて化
合物(5−3)を用いた他は、参考例1と同様にして、
化合物(3−3)3.91g(収率61.6%)を得
た。
合物(5−3)を用いた他は、参考例1と同様にして、
化合物(3−3)3.91g(収率61.6%)を得
た。
【0220】
【化60】
【0221】
【化61】
【0222】[参考例4]イソプロパノール30ml、
テトラヒドロフラン30mlおよび濃塩酸20mlの混
合液中に化合物(3−1)10gを室温にて加えて、2
時間室温で撹拌した。この反応溶液を水に加え、有機層
をクロロホルムで抽出した後、有機層を水洗し、無水硫
酸ナトリウムにて脱水を行った。有機溶媒を除去後、得
られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開液:クロロホルム/ヘキサン)で精製を行い、化合物
(2−1)5.71g(収率57.1%)を得た。
テトラヒドロフラン30mlおよび濃塩酸20mlの混
合液中に化合物(3−1)10gを室温にて加えて、2
時間室温で撹拌した。この反応溶液を水に加え、有機層
をクロロホルムで抽出した後、有機層を水洗し、無水硫
酸ナトリウムにて脱水を行った。有機溶媒を除去後、得
られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開液:クロロホルム/ヘキサン)で精製を行い、化合物
(2−1)5.71g(収率57.1%)を得た。
【0223】
【化62】
【0224】[参考例5]化合物(3−1)に代えて化
合物(3−2)を用いた他は、参考例1と同様にして、
化合物(2−2)5.10g(収率51.0%)を得
た。
合物(3−2)を用いた他は、参考例1と同様にして、
化合物(2−2)5.10g(収率51.0%)を得
た。
【0225】
【化63】
【0226】[参考例6]化合物(3−1)に代えて化
合物(3−3)を用いた他は、参考例1と同様にして、
化合物(2−3)4.95g(収率49.5%)を得
た。
合物(3−3)を用いた他は、参考例1と同様にして、
化合物(2−3)4.95g(収率49.5%)を得
た。
【0227】
【化64】
【0228】[合成例1]化合物(2−1)10gをク
ロロホルム50ml中に加え、そこに2,3−ジヒドロ
−5,6−ジシクロ−1,4−ベンゾキノンを入れ、室
温で3時間撹拌した。この反応溶液を濾別後、有機層を
濃縮し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開液:クロロホルム)で精製を行い、表1の化合物
(1−1)に相当するキノン誘導体8.1g(収率:8
1%、融点:223〜226℃)を得た。
ロロホルム50ml中に加え、そこに2,3−ジヒドロ
−5,6−ジシクロ−1,4−ベンゾキノンを入れ、室
温で3時間撹拌した。この反応溶液を濾別後、有機層を
濃縮し、残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開液:クロロホルム)で精製を行い、表1の化合物
(1−1)に相当するキノン誘導体8.1g(収率:8
1%、融点:223〜226℃)を得た。
【0229】上記、表1の化合物(1−1)に相当する
キノン誘導体の赤外線吸収スペクトルを図1に示す。
キノン誘導体の赤外線吸収スペクトルを図1に示す。
【0230】[合成例2]化合物(2−1)に代えて化
合物(2−2)を用いた他は、合成例1と同様にして、
表1の化合物番号(1−8)に相当するキノン誘導体
7.7g(収率77%、融点:207〜209℃)を得
た。
合物(2−2)を用いた他は、合成例1と同様にして、
表1の化合物番号(1−8)に相当するキノン誘導体
7.7g(収率77%、融点:207〜209℃)を得
た。
【0231】上記、表1の化合物(1−8)に相当する
キノン誘導体の赤外線吸収スペクトルを図2に示す。
キノン誘導体の赤外線吸収スペクトルを図2に示す。
【0232】[合成例3]化合物(2−1)に代えて化
合物番号(2−3)を用いた他は、合成例1と同様にし
て、表1の化合物番号(1−17)に相当するキノン誘
導体7.5g(収率75%、融点:197〜199℃)
を得た。
合物番号(2−3)を用いた他は、合成例1と同様にし
て、表1の化合物番号(1−17)に相当するキノン誘
導体7.5g(収率75%、融点:197〜199℃)
を得た。
【0233】上記、表1の化合物(1−17)に相当す
るキノン誘導体の赤外線吸収スペクトルを図3に示す。
るキノン誘導体の赤外線吸収スペクトルを図3に示す。
【0234】《電子写真感光体の製造》 [実施例1]電荷発生剤としてX型無金属フタロシアニ
ン(CG1)5重量部および結着樹脂としてポリカーボ
ネイト100重量部、溶媒としてテトラヒドロフラン8
00重量部、正孔輸送剤としてN,N,N’,N’−テ
トラキス(3−メチルフェニル)−3,3’−ジアミノ
ベンジジン50重量部および電子輸送剤であるキノン誘
導体(1−1)30重量部をボールミルにて50時間混
合、分散させて単層感光体用の塗布液を作製した。次い
で、この塗布液をアルミニウムシート上にワイヤーバー
を用いて塗布し、100℃で1時間乾燥させて、膜厚が
20μmの感光層を形成させ、単層型感光体を製造し
た。
ン(CG1)5重量部および結着樹脂としてポリカーボ
ネイト100重量部、溶媒としてテトラヒドロフラン8
00重量部、正孔輸送剤としてN,N,N’,N’−テ
トラキス(3−メチルフェニル)−3,3’−ジアミノ
ベンジジン50重量部および電子輸送剤であるキノン誘
導体(1−1)30重量部をボールミルにて50時間混
合、分散させて単層感光体用の塗布液を作製した。次い
で、この塗布液をアルミニウムシート上にワイヤーバー
を用いて塗布し、100℃で1時間乾燥させて、膜厚が
20μmの感光層を形成させ、単層型感光体を製造し
た。
【0235】[実施例2]電子受容体としてp−ベンゾ
キノン3重量部を単層型感光体用塗布液の原材料に加え
る他は、実施例1と同様にして単層型感光体を製造し
た。
キノン3重量部を単層型感光体用塗布液の原材料に加え
る他は、実施例1と同様にして単層型感光体を製造し
た。
【0236】[実施例3]電子受容体として2,6−ジ
t−ブチルベンゾキノン3重量部を単層型感光体用塗布
液の原材料に加える他は、実施例1と同様にして単層型
感光体を製造した。
t−ブチルベンゾキノン3重量部を単層型感光体用塗布
液の原材料に加える他は、実施例1と同様にして単層型
感光体を製造した。
【0237】[実施例4]電子受容体として3,5−ジ
メチル−3’,5’−ジt−ブチル−4,4’−ジフェ
ノキノン3重量部を単層型感光体用塗布液の原材料に加
える他は、実施例1と同様にして単層型感光体を製造し
た。
メチル−3’,5’−ジt−ブチル−4,4’−ジフェ
ノキノン3重量部を単層型感光体用塗布液の原材料に加
える他は、実施例1と同様にして単層型感光体を製造し
た。
【0238】[実施例5]電子受容体として3,3’,
5,5’−テトラt−ブチル−4,4’−ジフェノキノ
ン3重量部を単層型感光体用塗布液の原材料に加える他
は、実施例1と同様にして単層型感光体を製造した。
5,5’−テトラt−ブチル−4,4’−ジフェノキノ
ン3重量部を単層型感光体用塗布液の原材料に加える他
は、実施例1と同様にして単層型感光体を製造した。
【0239】[実施例6]電荷発生剤としてX型無金属
フタロシアニン(CG1)100重量部および結着樹脂
としてポリビニルブチラール100重量部、溶媒として
テトラヒドロフラン2000重量部をボールミルにて5
0時間混合、分散させて電荷発生層用塗布液を調整し、
この塗布液をアルミニウムシート上にワイヤーバーを用
いて塗工し、100℃で1時間乾燥することにより膜厚
1μmの電荷発生層を形成した。
フタロシアニン(CG1)100重量部および結着樹脂
としてポリビニルブチラール100重量部、溶媒として
テトラヒドロフラン2000重量部をボールミルにて5
0時間混合、分散させて電荷発生層用塗布液を調整し、
この塗布液をアルミニウムシート上にワイヤーバーを用
いて塗工し、100℃で1時間乾燥することにより膜厚
1μmの電荷発生層を形成した。
【0240】次に電子輸送剤であるキノン誘導体(1−
1)100重量部、結着樹脂としてポリカーボネイト1
00重量部をトルエン800重量部とともに、ボールミ
ルにて50時間混合、分散させて電荷輸送層用の塗布液
を作製した。次いで、この塗布液を上記電荷発生層上に
ワイヤーバーを用いて塗工し、100℃で1時間乾燥さ
せて、膜厚20μmの電荷輸送層を形成し、積層型感光
体を製造した。
1)100重量部、結着樹脂としてポリカーボネイト1
00重量部をトルエン800重量部とともに、ボールミ
ルにて50時間混合、分散させて電荷輸送層用の塗布液
を作製した。次いで、この塗布液を上記電荷発生層上に
ワイヤーバーを用いて塗工し、100℃で1時間乾燥さ
せて、膜厚20μmの電荷輸送層を形成し、積層型感光
体を製造した。
【0241】[実施例7]電子輸送剤として表1の化合
物番号(1−1)に相当するキノン誘導体に代えて、表
1の化合物番号(1−8)に相当するキノン誘導体を用
いる他は、実施例1と同様にして単層型感光体を製造し
た。
物番号(1−1)に相当するキノン誘導体に代えて、表
1の化合物番号(1−8)に相当するキノン誘導体を用
いる他は、実施例1と同様にして単層型感光体を製造し
た。
【0242】[実施例8]電子受容体としてp−ベンゾ
キノン3重量部を単層型感光体用塗布液の原材料に加え
る他は、実施例7と同様にして単層型感光体を製造し
た。
キノン3重量部を単層型感光体用塗布液の原材料に加え
る他は、実施例7と同様にして単層型感光体を製造し
た。
【0243】[実施例9]電子受容体として2,6−ジ
t−ブチルベンゾキノン3重量部を単層型感光体用塗布
液の原材料に加える他は、実施例7と同様にして単層型
感光体を製造した。
t−ブチルベンゾキノン3重量部を単層型感光体用塗布
液の原材料に加える他は、実施例7と同様にして単層型
感光体を製造した。
【0244】[実施例10]電子受容体として3,5−
ジメチル−3’,5’−ジt−ブチル−4,4’−ジフ
ェノキノン3重量部を単層型感光体用塗布液の原材料に
加える他は、実施例7と同様にして単層型感光体を製造
した。
ジメチル−3’,5’−ジt−ブチル−4,4’−ジフ
ェノキノン3重量部を単層型感光体用塗布液の原材料に
加える他は、実施例7と同様にして単層型感光体を製造
した。
【0245】[実施例11]電子受容体として3,
3’,5,5’−テトラt−ブチル−4,4’−ジフェ
ノキノン3重量部を単層型感光体用塗布液の原材料に加
える他は、実施例7と同様にして単層型感光体を製造し
た。
3’,5,5’−テトラt−ブチル−4,4’−ジフェ
ノキノン3重量部を単層型感光体用塗布液の原材料に加
える他は、実施例7と同様にして単層型感光体を製造し
た。
【0246】[実施例12]電子輸送剤として表1の化
合物番号(1−1)に相当するキノン誘導体に代えて、
表1の化合物番号(1−8)に相当するキノン誘導体を
用いる他は、実施例6と同様にして積層型感光体を製造
した。
合物番号(1−1)に相当するキノン誘導体に代えて、
表1の化合物番号(1−8)に相当するキノン誘導体を
用いる他は、実施例6と同様にして積層型感光体を製造
した。
【0247】[実施例13]電子輸送剤として表1の化
合物番号(1−1)に相当するキノン誘導体に代えて、
表1の化合物番号(1−17)に相当するキノン誘導体
を用いる他は、実施例1と同様にして単層型感光体を製
造した。
合物番号(1−1)に相当するキノン誘導体に代えて、
表1の化合物番号(1−17)に相当するキノン誘導体
を用いる他は、実施例1と同様にして単層型感光体を製
造した。
【0248】[実施例14]電子受容体としてp−ベン
ゾキノン3重量部を単層型感光体用塗布液の原材料に加
える他は、実施例13と同様にして単層型感光体を製造
した。
ゾキノン3重量部を単層型感光体用塗布液の原材料に加
える他は、実施例13と同様にして単層型感光体を製造
した。
【0249】[実施例15]電子受容体として2,6−
ジt−ブチルベンゾキノン3重量部を単層型感光体用塗
布液の原材料に加える他は、実施例13と同様にして単
層型感光体を製造した。
ジt−ブチルベンゾキノン3重量部を単層型感光体用塗
布液の原材料に加える他は、実施例13と同様にして単
層型感光体を製造した。
【0250】[実施例16]電子受容体として3,5−
ジメチル−3’,5’−ジt−ブチル−4,4’−ジフ
ェノキノン3重量部を単層型感光体用塗布液の原材料に
加える他は、実施例13と同様にして単層型感光体を製
造した。
ジメチル−3’,5’−ジt−ブチル−4,4’−ジフ
ェノキノン3重量部を単層型感光体用塗布液の原材料に
加える他は、実施例13と同様にして単層型感光体を製
造した。
【0251】[実施例17]電子受容体として3,
3’,5,5’−テトラt−ブチル−4,4’−ジフェ
ノキノン3重量部を単層型感光体用塗布液の原材料に加
える他は、実施例13と同様にして単層型感光体を製造
した。
3’,5,5’−テトラt−ブチル−4,4’−ジフェ
ノキノン3重量部を単層型感光体用塗布液の原材料に加
える他は、実施例13と同様にして単層型感光体を製造
した。
【0252】[実施例18]電子輸送剤として表1の化
合物番号(1−1)に相当するキノン誘導体に代えて、
表1の化合物番号(1−17)に相当するキノン誘導体
を用いる他は、実施例6と同様にして積層型感光体を製
造した。
合物番号(1−1)に相当するキノン誘導体に代えて、
表1の化合物番号(1−17)に相当するキノン誘導体
を用いる他は、実施例6と同様にして積層型感光体を製
造した。
【0253】[比較例1]電子輸送剤として表1の化合
物番号(1−1)に相当するキノン誘導体に代えて、
3,5−ジメチル−3’,5’−ジt−ブチル−4,
4’−ジフェノキノンを用いる他は、実施例1と同様に
して単層型感光体を製造した。
物番号(1−1)に相当するキノン誘導体に代えて、
3,5−ジメチル−3’,5’−ジt−ブチル−4,
4’−ジフェノキノンを用いる他は、実施例1と同様に
して単層型感光体を製造した。
【0254】[比較例2]電子輸送剤として表1の化合
物番号(1−1)に相当するキノン誘導体に代えて、
2,6−ジt−ブチルベンゾキノンを用いる他は、実施
例1と同様にして単層型感光体を製造した。
物番号(1−1)に相当するキノン誘導体に代えて、
2,6−ジt−ブチルベンゾキノンを用いる他は、実施
例1と同様にして単層型感光体を製造した。
【0255】[比較例3]電子輸送剤を用いない他は、
実施例1と同様にして単層型感光体を製造した。
実施例1と同様にして単層型感光体を製造した。
【0256】[比較例4]電子輸送剤として表1の化合
物番号(1−1)に相当するキノン誘導体に代えて、
3,5−ジメチル−3’,5’−ジt−ブチル−4,
4’−ジフェノキノンを用いる他は、実施例6と同様に
して積層型感光体を製造した。
物番号(1−1)に相当するキノン誘導体に代えて、
3,5−ジメチル−3’,5’−ジt−ブチル−4,
4’−ジフェノキノンを用いる他は、実施例6と同様に
して積層型感光体を製造した。
【0257】[比較例5]電子輸送剤として表1の化合
物番号(1−1)に相当するキノン誘導体に代えて、
2,6−ジt−ブチルベンゾキノンを用いる他は、実施
例6と同様にして積層型感光体を製造した。
物番号(1−1)に相当するキノン誘導体に代えて、
2,6−ジt−ブチルベンゾキノンを用いる他は、実施
例6と同様にして積層型感光体を製造した。
【0258】《評価試験》ドラム感度試験機(ジェンテ
ック社製)を用いて、各実施例および比較例で得られた
感光体に印加電圧を加え、その表面を+700±20V
に帯電させた後、初期表面電位V0(V)を測定した。
次いで、露光光源であるハロゲンランプの白色光からバ
ンドパスフィルターを用いて取り出した780nm(半
値幅20nm)の単色光(光強度I=16μJ/cm
2)を感光体表面に照射(照射時間80msec)し、
露光開始後330sec後の感光体の表面電位を残留電
位Vr(V)として測定した。
ック社製)を用いて、各実施例および比較例で得られた
感光体に印加電圧を加え、その表面を+700±20V
に帯電させた後、初期表面電位V0(V)を測定した。
次いで、露光光源であるハロゲンランプの白色光からバ
ンドパスフィルターを用いて取り出した780nm(半
値幅20nm)の単色光(光強度I=16μJ/cm
2)を感光体表面に照射(照射時間80msec)し、
露光開始後330sec後の感光体の表面電位を残留電
位Vr(V)として測定した。
【0259】上記各実施例および比較例で使用した電荷
発生剤、正孔輸送剤、電子輸送剤および電子受容体の種
類と、残留電位Vrの測定結果を表2に示す。
発生剤、正孔輸送剤、電子輸送剤および電子受容体の種
類と、残留電位Vrの測定結果を表2に示す。
【0260】なお、表2中、aはp−ベンゾキノン、b
は2,6−ジt−ブチルベンゾキノン、cは3,5−ジ
メチル−3’,5’−ジt−ブチル−4,4’−ジフェ
ノキノン、dは3,3’,5,5’−テトラt−ブチル
−4,4’−ジフェノキノン、eはN,N,N’,N’
−テトラキス(3−メチルフェニル)−3,3’−ジア
ミノベンジジンをそれぞれ示した。その他の材料につい
ては式番号あるいは化合物番号で示した。
は2,6−ジt−ブチルベンゾキノン、cは3,5−ジ
メチル−3’,5’−ジt−ブチル−4,4’−ジフェ
ノキノン、dは3,3’,5,5’−テトラt−ブチル
−4,4’−ジフェノキノン、eはN,N,N’,N’
−テトラキス(3−メチルフェニル)−3,3’−ジア
ミノベンジジンをそれぞれ示した。その他の材料につい
ては式番号あるいは化合物番号で示した。
【0261】
【表2】
【0262】
【発明の効果】以上記述したように、本発明のキノン誘
導体(1)は電子受容性が優れており、結着樹脂との相
溶性も良好であり、電荷発生剤とのマッチングに優れて
いるため、低電界であっても優れた電子輸送性を示す。
本発明の電子写真感光体は、上記キノン誘導体(1)を
電子輸送剤として含有しているため、高感度である。
導体(1)は電子受容性が優れており、結着樹脂との相
溶性も良好であり、電荷発生剤とのマッチングに優れて
いるため、低電界であっても優れた電子輸送性を示す。
本発明の電子写真感光体は、上記キノン誘導体(1)を
電子輸送剤として含有しているため、高感度である。
【図1】表1の化合物(1−1)に相当するキノン誘導
体の赤外線吸収スペクトルを示すグラフである。
体の赤外線吸収スペクトルを示すグラフである。
【図2】表1の化合物(1−8)に相当するキノン誘導
体の赤外線吸収スペクトルを示すグラフである。
体の赤外線吸収スペクトルを示すグラフである。
【図3】表1の化合物(1−17)に相当するキノン誘
導体の赤外線吸収スペクトルを示すグラフである。
導体の赤外線吸収スペクトルを示すグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】一般式(1): 【化1】 (式中、R1、R2は同一または異なって水素原子、炭素
数が1〜4のアルキル基を示す。)で表されることを特
徴とするキノン誘導体。 - 【請求項2】導電性基体上に感光層を設けた電子写真感
光体であって、前記感光層が請求項1記載の一般式
(1)表されるキノン誘導体を含有することを特徴とす
る電子写真感光体。 - 【請求項3】前記感光層に電子受容体を含有することを
特徴とする、請求項2に記載の電子写真感光体。 - 【請求項4】前記感光層が単層であることを特徴とす
る、請求項2に記載の電子写真感光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11024091A JP2000226354A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | キノン誘導体およびこれを用いた電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11024091A JP2000226354A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | キノン誘導体およびこれを用いた電子写真感光体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000226354A true JP2000226354A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12128720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11024091A Pending JP2000226354A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | キノン誘導体およびこれを用いた電子写真感光体 |
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Country | Link |
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-
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- 1999-02-01 JP JP11024091A patent/JP2000226354A/ja active Pending
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