JP2000226133A - 紙送り装置 - Google Patents

紙送り装置

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JP2000226133A
JP2000226133A JP11028303A JP2830399A JP2000226133A JP 2000226133 A JP2000226133 A JP 2000226133A JP 11028303 A JP11028303 A JP 11028303A JP 2830399 A JP2830399 A JP 2830399A JP 2000226133 A JP2000226133 A JP 2000226133A
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JP
Japan
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paper
roller
paper feed
pinch
rollers
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JP11028303A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Kobayashi
稔明 小林
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法が異なる複数種類の用紙の何れが搬送対
象となっても、その両端部を挟持しながら確実に搬送で
きる紙送り装置を提供する。 【解決手段】 寸法の異なる複数種類の用紙のうち、搬
送対象となる対象用紙の種類を特定する特定手段と、第
1ローラ軸11を中心に回転する複数の紙送りローラ1
2〜14と、複数の紙送りローラ12〜14各々の外周
面に形成された複数の微小突起15と、第1ローラ軸1
1に対して平行な第2ローラ軸21を中心に回転するピ
ンチローラ22〜24と、特定手段により特定された対
象用紙の両端部を挟持する間隔に設定された2つの紙送
りローラを駆動し、該2つの紙送りローラとピンチロー
ラとの間に対象用紙を挟持させて、対象用紙を搬送する
搬送手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙送りローラとピ
ンチローラとにより用紙を挟持して搬送する紙送り装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリンタやプロッタでは、用
紙へ転写された画像に白筋や黒筋または色ずれが発生し
ないようにするため、高精度な紙送りが要求される。こ
のため一般に、プリンタやプロッタには、紙送りローラ
とピンチローラとにより用紙を挟持して搬送する紙送り
装置が搭載される。
【0003】近年、紙送りローラの外周面に多数の微小
突起を形成した紙送り装置が提案された。このような紙
送り装置では、紙送りローラとピンチローラとで用紙を
挟持したとき、紙送りローラの微小突起が用紙に食い込
むため、用紙の位置ずれ量を数10μmに押さえて搬送
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】予め設定された寸法よ
りも小さい用紙の場合、用紙の寸法が微小突起の位置よ
りも小さいため、紙送りローラの微小突起とピンチロー
ラとで確実に挟持することができない。したがって、上
記した従来の紙送り装置では、予め設定された寸法より
も小さい用紙を搬送することはできなかった。
【0005】本発明の目的は、寸法が異なる複数種類の
用紙の何れが搬送対象となっても、確実に搬送できる紙
送り装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(請求項1)請求項1に
記載の紙送り装置は、寸法の異なる複数種類の用紙のう
ち、搬送対象となる対象用紙の種類を特定する特定手段
と、第1ローラ軸を中心に回転する複数の紙送りローラ
と、複数の紙送りローラ各々の外周面に形成された複数
の微小突起と、第1ローラ軸に対して平行な第2ローラ
軸を中心に回転するピンチローラと、特定手段により特
定された対象用紙の両端部を挟持する間隔に設定された
2つの紙送りローラを駆動し、該2つの紙送りローラと
ピンチローラとの間に対象用紙を挟持させて、対象用紙
を搬送する搬送手段とを備えたものである。
【0007】この請求項1に記載の発明によれば、対象
用紙をピンチローラと共に挟持する2つの紙送りローラ
が、対象用紙の両端部を挟持する間隔に設定される。こ
のため、寸法が異なる複数種類の用紙の何れが搬送対象
となっても、ピンチローラと紙送りローラとで対象用紙
の両端部を挟持して搬送することができる。すなわち、
対象用紙に紙皺を付けることなく搬送できる。
【0008】(請求項2)また、請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の紙送り装置において、第1ローラ
軸に、3つ以上の紙送りローラが、複数種類の用紙の両
端部を挟持する間隔を開けて固定されたものである。
【0009】この請求項2に記載の発明によれば、当該
紙送り装置を簡易かつ強固に構成できる。 (請求項3)また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の紙送り装置において、第2ローラ軸に、2つの
ピンチローラが設けられたものである。さらに、2つの
ピンチローラの少なくとも1つは、第2ローラ軸に沿っ
て移動可能な可動ピンチローラである。また、搬送手段
は、特定手段の特定した対象用紙の種類に基づいて可動
ピンチローラの少なくとも1つを移動させることによ
り、2つのピンチローラの間隔を対象用紙の両端部を挟
持する間隔に設定するローラ設定部を含むものである。
【0010】この請求項3に記載の発明によれば、2つ
のピンチローラが、対象用紙の両端部を挟持する間隔に
設定される。このため、寸法が異なる複数種類の用紙の
何れが搬送対象となっても、2つのピンチローラと2つ
の紙送りローラとで対象用紙の両端部のみを挟持して搬
送することができる。したがって、対象用紙の画像領域
内に、紙送りローラの突起の痕跡が残ることはない。
【0011】(請求項4)また、請求項4に記載の発明
は、請求項2に記載の紙送り装置において、第2ローラ
軸に、紙送りローラと対をなす3つ以上のピンチローラ
が設けられたものである。さらに、3つ以上のピンチロ
ーラのうち、第2ローラ軸の両端側に位置する2つのピ
ンチローラ以外は、紙送りローラに対向する位置と対向
しない位置とに移動可能な可動ピンチローラである。ま
た、搬送手段は、特定手段の特定した対象用紙の種類に
基づいて、対象用紙の両端部を挟持する間隔を開けて配
置された2つの紙送りローラと対をなす2つのピンチロ
ーラの内側に位置する可動ピンチローラを対向しない位
置に設定するローラ設定部を含むものである。
【0012】この請求項4に記載の発明によれば、2つ
のピンチローラが、対象用紙の両端部を挟持する間隔に
設定される。このため、寸法が異なる複数種類の用紙の
何れが搬送対象となっても、2つのピンチローラと2つ
の紙送りローラとで対象用紙の両端部のみを挟持して搬
送することができる。したがって、対象用紙の画像領域
内に、紙送りローラの突起の痕跡が残ることはない。
【0013】(請求項5)また、請求項5に記載の発明
は、請求項1に記載の紙送り装置において、複数種類の
用紙のうち何れの寸法の用紙が搬送対象となるかを検出
する検出手段を備えたものである。さらに、特定手段
は、検出手段による検出結果に基づいて、対象用紙の寸
法を特定する。
【0014】この請求項5に記載の発明によれば、可動
ピンチローラの設定を自動的に行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0016】(第1実施形態)まず、第1実施形態につ
いて説明する。第1実施形態は、請求項1,請求項2,
請求項4,請求項5に対応する。ここでは、第1実施形
態の紙送り装置10を熱転写方式のカラープリンタ30
に搭載する例を挙げて説明を行う。
【0017】図1は、紙送り装置10の構成を示す図で
ある。図2は、カラープリンタ30の主要構成を示す図
である。カラープリンタ30には、紙送り装置10の
他、給紙部32と、プリント部33と、制御部31とが
設けられる(詳細は後述する)。初めに、第1実施形態
の紙送り装置10について、図1,図2を参照しながら
説明する。
【0018】この紙送り装置10は、寸法が異なる2種
類の用紙(例えばA4紙とA5紙)を搬送可能なもので
ある。このため、紙送り装置10には、図1に示される
ように、ローラ軸11(第1ローラ軸)を中心に回転す
る3つの紙送りローラ12,13,14と、ローラ軸1
1に対して平行なローラ軸21(第2ローラ軸)を中心
に回転する3つのピンチローラ22,23,24と、ロ
ーラ設定部25とが設けられる。
【0019】このうち紙送りローラ12は、ローラ軸1
1の一端側(図中左方)に固定されている。また、紙送
りローラ14は、ローラ軸11の他端側(図中右方)に
固定されている。これら紙送りローラ12と紙送りロー
ラ14との中心間の間隔D1は、A4紙の幅(約190
mm)に対応する。また、紙送りローラ12,14の間
には、紙送りローラ13が固定されている。この紙送り
ローラ13と上記した紙送りローラ12との中心間の間
隔D2は、A5紙の幅(約130mm)に対応する。
【0020】なお、各紙送りローラ12〜14の幅Wは
何れも、約15mmである。また、各紙送りローラ12
〜14の外周面には、複数の微小突起15,15,…が
形成されている。各微小突起15は、三角錐様の形状を
なす。各微小突起15の高さは、搬送対象となる用紙の
厚さ(150〜200μm)よりも小さく、70〜80
μmである。因みに、複数の微小突起15,15,…
は、金属製の筒状体にダイスを押し当て、その表面に塑
性加工を施すことで形成される。
【0021】一方、上記の紙送りローラ12と対をなす
ピンチローラ22は、ローラ軸21の一端側(図中左
方)で、かつ紙送りローラ12に対向する位置に固定さ
れている。また、上記の紙送りローラ14と対をなすピ
ンチローラ24は、ローラ軸21の他端側(図中右方)
で、かつ紙送りローラ14に対向する位置に固定されて
いる。
【0022】また、上記の紙送りローラ13と対をなす
ピンチローラ23は、ローラ軸21に沿って、紙送りロ
ーラ13に対向する位置23aと対向しない位置23b
との間で移動可能である。このようなピンチローラ23
の位置の設定は、ローラ設定部25が行う。ローラ設定
部25は、筐体25a内に収納された電磁コイルおよび
付勢ばね(何れも不図示)と、筐体25a内に一端部が
挿入されたプランジャ26とで構成される。なお、プラ
ンジャ26の一端部は、電磁コイル内で摺動自在であ
る。また、プランジャ26は、付勢ばねにより所定方向
(図1中左方)に付勢されている。
【0023】さらに、プランジャ26の他端部には、2
つの当接片26aが取り付けられている。2つの当接片
26aは、ピンチローラ23の両端部に当接するもので
ある。したがって、ピンチローラ23は、当接片26a
と当接しながら、プランジャ26の移動に伴ってその位
置を変える。ここで、プランジャ26の移動は、電磁コ
イル(不図示)に対する電流のON/OFFにより制御
される。すなわち、電磁コイルへの電流をOFFに保つ
とき、プランジャ26は上記の付勢ばねによって所定方
向(図中左方)に付勢される。また、電磁コイルへの電
流をONにすると、プランジャ26は、付勢ばねによる
付勢に抗して逆方向(図中右方)に移動する。
【0024】このため、ピンチローラ23は、電磁コイ
ルへの電流がOFFのとき、紙送りローラ13に対向し
ない位置23bに設定される。また、電磁コイルへの電
流がONのとき、ピンチローラ23は、紙送りローラ1
3に対向する位置23aに設定される。また、上記のロ
ーラ設定部25には、図2に示されるように、制御部3
1が接続されている。制御部31は、搬送対象がA5紙
のときに電磁コイルへの電流をON、A4紙のときに電
流をOFFにする制御信号をローラ設定部25に出力す
る。
【0025】さらに、ローラ軸21(図1)とローラ軸
11とは、接離方向に移動可能である。このため、紙送
りローラ12〜14とピンチローラ22〜24とを、用
紙の搬送時に圧接させ、プリント休止時に離間させるこ
とができる。ただし、紙送りローラ12,14とピンチ
ローラ22,24とが圧接されるときでも、ピンチロー
ラ23が対向しない位置23bに設定されていれば、ピ
ンチローラ23と紙送りローラ13とは圧接されない。
ピンチローラ23と紙送りローラ13とは、ピンチロー
ラ23が対向する位置23aに設定されているときの
み、紙送りローラ12,14およびピンチローラ22,
24と共に圧接される。
【0026】また、ローラ軸11には、図2に示される
ように、紙送りモータ16が接続されている。ローラ軸
11は、この紙送りモータ16の駆動によって給紙方向
またはプリント方向に回転される。そして、上記の紙送
りローラ12〜14は、ローラ軸11と一体となって給
紙方向またはプリント方向に回転する。また、紙送りモ
ータ16(図2)には、制御部31が接続されている。
【0027】次に、カラープリンタ30(図2)の給紙
部32およびプリント部33について説明する。給紙部
32には、用紙34を収納する給紙トレー41と、用紙
34を給紙トレー41から送り出す給紙ローラ42と、
給紙トレー41内の用紙34を給紙ローラ42側に付勢
するばね43と、給紙ローラ42によって送り出された
用紙34を一枚に分離する捌き板44と、捌き板44を
通過した用紙34の先端や後端を検知するセンサ45と
が設けられている。
【0028】さらに、この給紙部32の給紙トレー41
には、この給紙トレー41に収納された用紙34のフォ
ーマット(A4またはA5)を検出するセンサ35(検
出手段)が設けられている。ここで、給紙トレー41へ
の用紙34の収納は、図3に示されるように、用紙34
のフォーマット(A4またはA5)に関わらず、給紙ト
レー41の一方の側壁41aに寄せて行われる。このた
め、給紙トレー41にA5紙が収納されると、給紙トレ
ー41の他方の側壁41b側が空き領域41cとなる。
【0029】上記のセンサ35は、図3に示されるよう
に、給紙トレー41の領域41cに配置されている。セ
ンサ35は、給紙トレー41にA4紙が収納されると遮
光され、A5紙が収納されると遮光されない。したがっ
て、センサ35によれば、遮光の有無に基づいて、収納
された用紙34のフォーマット(A4またはA5)を検
出できる。
【0030】センサ35からのフォーマット検出信号
は、制御部31(図2)に入力される。制御部31は、
フォーマット検出信号に基づいて、搬送対象となる用紙
の寸法を特定する(特定手段)。一方、プリント部33
(図2)には、複数の発熱素子(不図示)を有するサー
マルヘッド46と、プラテン47と、インクリボン48
と、インクリボン48を供給する供給リール49Aと、
インクリボン48を巻き取る巻取リール49Bとが設け
られている。
【0031】サーマルヘッド46の発熱素子は、プリン
トする画像に応じて選択的に駆動される。また、サーマ
ルヘッド46は、プラテン47に対して押圧または離間
が可能となっている。このサーマルヘッド46がプラテ
ン47に対して押圧されるのは、プリント時のみであ
る。インクリボン48は、イエロー(Y),マゼンダ
(M),シアン(C)の3色、またはブラック(Bk)を加え
た4色を、面順次に塗布したインクフィルムである。
【0032】供給リール49Aは、インクリボン48の
供給時、インクリボン48に張力が掛かるようにするた
めのフリクション機構を内蔵している。巻取リール49
Bは、プリント速度とインクリボン48の巻取速度とを
同期させるためのフリクション機構を内蔵している。次
に、上記のように構成された紙送り装置10およびカラ
ープリンタ30の動作について説明する。給紙部32に
おける給紙動作およびプリント部33におけるプリント
動作については説明を簡略化する。ここでは、紙送り装
置10における紙送り動作を中心に説明を行う。
【0033】初めに、給紙トレー41に収納された用紙
34が、A4紙34Bの場合を説明する。給紙トレー4
1に配置されたセンサ35は、2種類の用紙34のうち
A4紙34Bが給紙トレー41に収納されたことを検出
し、この検出結果を制御部31に出力する。
【0034】制御部31は、センサ35からの検出結果
に基づいて、搬送対象となるA4紙34Bの寸法を特定
し、この特定結果(寸法)を紙送り装置10のローラ設
定部25に出力する。ローラ設定部25では、制御部3
1からの特定結果に基づいて、電磁バルブへの電流をO
FFに保つ。このとき、プランジャ26は付勢ばねによ
って付勢されたまま移動しない。その結果、ピンチロー
ラ23は、図4に示されるように、対向しない位置23
bに設定されたまま保たれる。
【0035】一方、給紙トレー41(図2)に収納され
たA4紙34Bは、給紙ローラ42の駆動により、一番
上から一枚ずつ、紙送り装置10へ向けて送り出され
る。給紙トレー41から送り出された1枚のA4紙34
Bは、不図示の搬送ローラによって搬送され、紙送り装
置10に到達する前にセンサ45を通過する。センサ4
5は、A4紙34Bの先端を検知すると、制御部31に
対して先端検知信号を出力する。制御部31は、センサ
45からの先端検知信号に基づいて、一旦、A4紙34
Bを停止させる。
【0036】この状態で、制御部31は、ローラ軸11
とローラ軸21とを近づけ、図4に示されるように、紙
送りローラ12とピンチローラ22とを圧接させると共
に、紙送りローラ14とピンチローラ24とを圧接させ
る。このとき、ピンチローラ23は紙送りローラ13に
対向しない位置23bに設定されているため、紙送りロ
ーラ13とピンチローラ23とは圧接されない。
【0037】その後、再び不図示の搬送ローラを駆動し
て、A4紙34Bを搬送させる。A4紙34Bは、紙送
り装置10(図2)に到達すると、その一端部が紙送り
ローラ12とピンチローラ22との圧接部に当接し、他
端部が紙送りローラ14とピンチローラ24との圧接部
に当接する。このときローラ軸11は停止しているの
で、A4紙34Bの先端辺がローラ軸11に対して平行
に揃えられる。
【0038】制御部31は、紙送りモータ16の駆動に
よってローラ軸11を給紙方向に回転させる。その結
果、A4紙34Bは、紙送りローラ12とピンチローラ
22とによって一端部を挟持され、かつ紙送りローラ1
4とピンチローラ24とによって他端部を挟持されて、
給紙方向に搬送される。このとき、紙送りローラ12,
14の突起15がA4紙34Bの両端部の裏面側に食い
込むので、高いグリップ力で真っ直ぐに搬送できる。
【0039】また、紙送りローラ12,14とピンチロ
ーラ22,24とによる集中荷重で両端部のみが挟持さ
れるので、A4紙34Bに紙皺が付くことはない。さら
に、紙送りローラ13とピンチローラ23とが圧接され
てない(図4)ので、紙送りローラ13の突起15がA
4紙34Bの画像領域に食い込むことはない。したがっ
て、A4紙34Bの画像領域に突起15の圧痕が付くこ
とはない。
【0040】このようなA4紙34Bの給紙方向への搬
送は、センサ45から制御部31に対してA4紙34B
の後端検知信号が入力されると、停止される。そして、
サーマルヘッド46がプラテン47に向けて押圧され
る。その結果、サーマルヘッド46とプラテン47との
間には、インクリボン48と用紙34とが重ね合わせた
状態で挟み込まれる。このとき、用紙34はプラテン4
7側、インクリボン48はサーマルヘッド46側に位置
する。
【0041】その後、紙送りモータ16の駆動によって
ローラ軸11をプリント方向(給紙方向とは逆の方向)
に回転させる。その結果、A4紙34Bは、紙送りロー
ラ12,14とピンチローラ22,24とによって両端
部のみが挟持されたまま、プリント方向に搬送される。
このとき、紙送りローラ12,14の突起15は、A4
紙34Bの両端部の裏面側に残されている穴(先の給紙
方向への搬送時に形成された穴)に順次入っていくた
め、A4紙34Bの往復移動による位置ずれはほとんど
生じない。
【0042】なお、A4紙34Bのプリント方向への移
動時、インクリボン48の巻取リール49Bを駆動して
インクリボン48の巻き取りを同時に行う。このよう
に、A4紙34Bのプリント方向への移動とインクリボ
ン48の巻き取りとを同期させながら、サーマルヘッド
46の発熱素子をプリント画像に応じて選択的に駆動す
ることで、プリントが行われる。因みに、サーマルヘッ
ド46の主走査方向は、上記のプリント方向とほぼ直交
する。
【0043】このときA4紙34Bと重なっているイン
クリボン48がY色であれば、Y色画像がA4紙34B
の画像領域にプリントされる。上述したように、この画
像領域には、紙送りローラ13の突起15の跡が付いて
ないので、高画質のY色画像がプリントできる。なお、
このプリント時、微小突起15を設けた紙送りローラ1
2,14による高いグリップ力でA4紙34Bを挟持し
ながら搬送するので、A4紙34Bがインクリボン48
の方に引っぱられて、位置ずれを起こすことはない。
【0044】Y色画像のプリントが終了すると、制御部
31は、A4紙34Bを停止させると共に、サーマルヘ
ッド46をプラテン47から離間させる。そして再び、
A4紙34Bを給紙方向に移動させる。そして、センサ
45から後端検知信号が入力されると、制御部31は、
A4紙34Bを停止させると共に、サーマルヘッド46
をプラテン47に向けて押圧させる。
【0045】その後、A4紙34Bをプリント方向に移
動させながら、上記と同様にして、次のM色画像をプリ
ントする。A4紙34Bのプリント方向または給紙方向
への移動は常に、紙送りローラ12,14とピンチロー
ラ22,24とによって両端部を挟持した状態で行われ
るので、色を重ねるためにA4紙34Bを往復移動させ
ても、色ずれが生じることはない。したがって、先にプ
リントされたY色画像と今回プリントされたM色画像
は、高精度に重ね合わされる。
【0046】同様に、次のC色画像(さらにBk画像)
のプリントを行うことで、高画質のカラー画像が完成す
る。次に、給紙トレー41に収納された用紙34が、A
5紙34Sの場合を説明する。給紙トレー41に配置さ
れたセンサ35は、2種類の用紙34のうちA5紙34
Sが給紙トレー41に収納されたことを検出し、この検
出結果を制御部31に出力する。
【0047】制御部31は、センサ35からの検出結果
に基づいて、搬送対象となるA5紙34Sの寸法を特定
し、この特定結果(寸法)を紙送り装置10のローラ設
定部25に出力する。ローラ設定部25では、制御部3
1からの特定結果に基づいて、電磁バルブへの電流をO
Nにする。このとき、プランジャ26は付勢ばねによる
付勢に抗して移動する。その結果、ピンチローラ23
は、図5に示されるように、紙送りローラ13に対向す
る位置23aに設定される。
【0048】したがって、この状態でローラ軸11とロ
ーラ軸21とを近づけると、紙送りローラ12とピンチ
ローラ22とが圧接されると共に、紙送りローラ14と
ピンチローラ24とが圧接され、さらには紙送りローラ
13とピンチローラ23とも圧接される。給紙部32
(図2)から送り出された1枚のA5紙34Sは、不図
示の搬送ローラによって搬送され、紙送り装置10に到
達すると、その一端部が紙送りローラ12とピンチロー
ラ22との圧接部に当接し、他端部が紙送りローラ13
とピンチローラ23との圧接部に当接する。
【0049】このときローラ軸11は停止しているの
で、A5紙34Sの先端辺がローラ軸11に対して平行
に揃えられる。その後、紙送りモータ16の駆動によっ
てローラ軸11を給紙方向に回転させると、A5紙34
Sは、紙送りローラ12とピンチローラ22とによって
一端部を挟持され、かつ紙送りローラ13とピンチロー
ラ23とによって他端部を挟持されて、給紙方向に搬送
される。
【0050】このとき、紙送りローラ12,13の突起
15がA5紙34Sの両端部の裏面側に食い込むので、
高いグリップ力で真っ直ぐに搬送できる。また、紙送り
ローラ12,13とピンチローラ22,23とによる集
中荷重で両端部のみが挟持されるので、A5紙34Sに
紙皺が付くことはない。さらに、紙送りローラ12と紙
送りローラ13との間には他の紙送りローラが設けられ
ていない(図5)ので、A5紙34Sの画像領域に突起
15の圧痕が付くことはない。
【0051】したがって、上記のA4紙34Bの場合と
同様に、A5紙34Sのプリント方向への移動とインク
リボン48の巻き取りとを同期させながら、サーマルヘ
ッド46の発熱素子をプリント画像に応じて選択的に駆
動することで、突起15の圧痕が付いてないきれいな画
像領域に、各色の画像を高画質にプリントできる。ま
た、A5紙34Sのプリント方向または給紙方向への移
動は常に、紙送りローラ12,13とピンチローラ2
2,23とによって両端部を挟持した状態で行われるの
で、色を重ねるためにA5紙34Sを往復移動させて
も、位置ずれおよび色ずれが生じることはない。したが
って、各色の画像が高精度に重ね合わされ、高画質のカ
ラー画像が完成する。
【0052】以上説明したように、第1実施形態の紙送
り装置10によれば、寸法が異なる2種類の用紙(例え
ばA4紙とA5紙)の何れであっても、紙送りローラの
突起の跡を画像領域に付けたり、紙皺を付けたりするこ
となく、確実に搬送できる。なお、上述した第1実施形
態では、給紙トレー41に設けたセンサ35からのフォ
ーマット検出信号に基づいて、ピンチローラ23の位置
を自動設定する例を説明したが、この構成に限らない。
例えば、上記センサ35の代わりに、搬送対象となる用
紙のフォーマットを指定するためのボタンを設け、この
ボタンの押圧によるフォーマット指定信号に基づいて、
ピンチローラ23の位置を自動設定することもできる。
【0053】(第2実施形態)次に、第2実施形態につ
いて説明する。第2実施形態は、請求項1,請求項2,
請求項4に対応する。図6は、第2実施形態の紙送り装
置50の構成を示す図である。この紙送り装置50は、
ピンチローラ23の位置を手動で設定するように構成さ
れたものである。
【0054】このため、紙送り装置50には、上述した
第1実施形態の紙送り装置10(図1)に設けられたロ
ーラ設定部25が不要となる。紙送り装置50は、ロー
ラ設定部25以外の構成が、上述した第1実施形態の紙
送り装置10と共通している。図6において、図1の紙
送り装置10と共通する構成要件には同じ符号を付すこ
とにする。
【0055】さて、第2実施形態の紙送り装置50に
は、ピンチローラ23をローラ軸21に沿って所定方向
(図6中左方)に付勢するばね51と、ピンチローラ2
3の一端側23cに当接するアーム52とが設けられて
いる。アーム52の先端部52aは、紙送り装置50の
筐体(不図示)の外側に突き出ている。
【0056】また、アーム52がピンチローラ23に当
接する部位52bと、アーム52の先端部52aとの間
には、支点53が設けられる。したがって、アーム52
の先端部52aに所定方向(図6中左方)の力を加える
ことで、アーム52の部位52bを支点53のまわりに
揺動させることができる。
【0057】ここで、この紙送り装置50では、アーム
52の先端部52aに対して何ら力が加わらないとき、
図7に示されるように、ピンチローラ23がばね51か
らの付勢力によって、紙送りローラ13に対向しない位
置23bに設定される。そして、図8に示されるよう
に、アーム52の先端部52aに所定方向(図8中左
方)の力Fを加えると、支点53のまわりに揺動したア
ーム52の部位52bによって、ピンチローラ23が押
圧される。
【0058】その結果、ピンチローラ23は、ばね51
による付勢力に抗して移動し、紙送りローラ13に対向
する位置23aに設定される。なお、不図示のロック機
構によってアーム32を固定することで、ピンチローラ
23の対向する位置23aへの設定状態は保持される。
上記したように、アーム32の先端部52aが紙送り装
置50から外に突き出ているため、ユーザーが手動でア
ーム32を操作して、ピンチローラ23の位置を対向す
る位置23aまたは対向しない位置23bに設定するこ
とができる。
【0059】すなわち、アーム32は、ピンチローラ2
3を対向する位置23aに設定することにより、A5紙
を特定する。また、アーム32は、ピンチローラ23を
対向しない位置23bに設定することにより、A4紙を
特定する。上記のように構成された紙送り装置50を用
い、A4紙34Bを搬送させる場合には、アーム32の
先端部52aに対して力を加えない(図7)。
【0060】このとき、ピンチローラ23は対向しない
位置23bに設定されるため、A4紙34Bは、紙送り
ローラ12とピンチローラ22とによって一端部を挟持
され、かつ紙送りローラ14とピンチローラ24とによ
って他端部を挟持されて、確実に搬送される。
【0061】なお、紙送りローラ13とピンチローラ2
3とは圧接されないので、A4紙34Bの画像領域に、
紙送りローラ13の突起15の圧痕が付くことはない。
また、紙送り装置50を用いてA5紙を搬送させる場合
には、アーム32の先端部52aに対して力Fを加える
(図8)。このとき、ピンチローラ23は対向する位置
23aに設定されるため、A5紙34Sは、紙送りロー
ラ12とピンチローラ22とによって一端部を挟持さ
れ、かつ紙送りローラ13とピンチローラ23とによっ
て他端部を挟持されて、確実に搬送される。
【0062】なお、紙送りローラ12と紙送りローラ1
3との間には他の紙送りローラが設けられないので、A
5紙34Sの画像領域に、紙送りローラの突起15の圧
痕が付くことはない。以上説明したように、第2実施形
態の紙送り装置50によれば、寸法が異なる2種類の用
紙(例えばA4紙とA5紙)の何れであっても、紙送り
ローラの突起の跡を画像領域に付けたり、紙皺を付けた
りすることなく、確実に搬送できる。
【0063】なお、ピンチローラ23の位置を手動で設
定する構成は、上記の紙送り装置50に限らない。例え
ば、図9に示される紙送り装置60では、上記した紙送
り装置50のばね51およびアーム52の代わりに、ロ
ーラ軸21に形成した雄ねじ61と、ピンチローラ23
の内側に形成された不図示の雌ねじと、ピンチローラ2
3の両端部に配置された2つの回り止め部材62,63
とが設けられる。
【0064】この紙送り装置60において、ピンチロー
ラ23を対向しない位置23b(図9の状態)から対向
する位置23a(図10の状態)に設定変更するには、
ピンチローラ23を回転させながらローラ軸21に沿っ
て移動させればよい。
【0065】このとき、2つの回り止め部材62,63
によって、ピンチローラ23を両側から締め付けること
で、ダブルナットと同じ効果が得られる。その結果、ピ
ンチローラ23の緩みが防止される。したがって、紙送
り装置60によれば、上記した紙送り装置50と同様、
寸法が異なる2種類の用紙(例えばA4紙とA5紙)の
何れであっても、紙送りローラの突起の跡を画像領域に
付けたり、紙皺を付けたりすることなく、確実に搬送で
きる。
【0066】(第3実施形態)次に、第3実施形態につ
いて説明する。第3実施形態は、請求項1,請求項2,
請求項3に対応する。第3実施形態の紙送り装置70
は、上述した第1実施形態の紙送り装置10や第2実施
形態の紙送り装置50,60とは異なり、ローラ軸21
に2つのピンチローラを設けたものである。
【0067】図11は、紙送り装置70の構成を示す図
である。紙送り装置70において、ローラ軸21には、
2つのピンチローラ71,72が設けられている。この
うちピンチローラ71は、ローラ軸21の一端側(図中
左方)で、かつ紙送りローラ12に対向する位置に固定
されている。
【0068】また、ピンチローラ72は、ローラ軸21
に沿って、紙送りローラ13に対向する位置72aと、
紙送りローラ14に対向する位置72bとの間で移動可
能である。このようなピンチローラ72の位置の設定
は、上記した紙送り装置10のローラ設定部25や、紙
送り装置50のばね51とアーム52や、紙送り装置6
0の雄ねじ61と回り止め部材62,63の何れかを用
いて行うことができる。
【0069】したがって、紙送り装置70を用い、A4
紙34Bを搬送させる場合(図11)には、ピンチロー
ラ72を紙送りローラ14に対向する位置72bに設定
させることができる。このため、A4紙34Bは、紙送
りローラ12とピンチローラ71とによって一端部を挟
持され、かつ紙送りローラ14とピンチローラ72とに
よって他端部を挟持されて、確実に搬送される。
【0070】なお、紙送りローラ13は何れのピンチロ
ーラとも圧接されないので、A4紙34Bの画像領域
に、紙送りローラ13の突起15の圧痕が付くことはな
い。また、紙送り装置70を用いてA5紙34Sを搬送
させる場合(図12)、ピンチローラ72は紙送りロー
ラ13に対向する位置72aに設定される。このため、
A5紙は、紙送りローラ12とピンチローラ71とによ
って一端部を挟持され、かつ紙送りローラ13とピンチ
ローラ72とによって他端部を挟持されて、確実に搬送
される。
【0071】なお、紙送りローラ12と紙送りローラ1
3との間には他の紙送りローラが設けられないので、A
5紙34Sの画像領域に、紙送りローラの突起15の圧
痕が付くことはない。以上説明したように、第3実施形
態の紙送り装置70によれば、寸法が異なる2種類の用
紙(例えばA4紙とA5紙)の何れであっても、紙送り
ローラの突起の跡を画像領域に付けたり、紙皺を付けた
りすることなく、確実に搬送できる。
【0072】なお、上述した第1実施形態〜第3実施形
態では、全ての紙送りローラ12〜14をローラ軸11
に固定する例を説明したが、紙送りローラをローラ軸1
1に沿って移動可能に構成してもよい。この場合、例え
ば図13に示される紙送り装置80のように、ローラ軸
11に2つの紙送りローラ83,84を設けると共に、
ローラ軸21に2つのピンチローラ81,82を設け
る。そして、紙送りローラ83とピンチローラ81とを
対向させて一端側(図中左方)に固定する。また、紙送
りローラ84とピンチローラ82とを対向させながら移
動可能とする。
【0073】ピンチローラ81,82の間隔および紙送
りローラ83,84の間隔をA4紙34Bの幅D1に対
応させるとき(図13)、A4紙34Bは、紙送りロー
ラ83とピンチローラ81とによって一端部を挟持さ
れ、かつ紙送りローラ84とピンチローラ82とによっ
て他端部を挟持されて、確実に搬送される。また、ピン
チローラ81,82の間隔および紙送りローラ83,8
4の間隔をA5紙34Sの幅D2に対応させるとき(図
14)、A5紙34Sは、紙送りローラ83とピンチロ
ーラ81とによって一端部を挟持され、かつ紙送りロー
ラ84とピンチローラ82とによって他端部を挟持され
て、確実に搬送される。
【0074】このように、紙送りローラ84を移動可能
な構成とする場合には、突起15の位置ずれが生じない
ようにするため、駆動系も一緒に移動させることが好ま
しい。また、上述した第1実施形態〜第3実施形態で
は、少なくとも1つのピンチローラを移動可能に構成す
る例を説明したが、全てのピンチローラがローラ軸に固
定されていても、寸法が異なる2種類の用紙(例えばA
4紙とA5紙)を確実に搬送できる。
【0075】さらに、上述した第1実施形態〜第3実施
形態では、用紙をローラ軸11,12の一端側に寄せて
搬送する例を説明したが、ローラ軸11,12の中心に
用紙を揃えて搬送する構成にも本発明は適用できる。ま
た、上述した第1実施形態〜第3実施形態では、寸法が
異なる2種類の用紙を搬送可能な紙送り装置を例に説明
したが、3種類以上の用紙を搬送可能に構成することも
できる。
【0076】さらに、上述した実施形態では、紙送り装
置を熱転写方式のカラープリンタに搭載する例を挙げて
説明したが、インクジェットプリンタや、YXプロッタ
(インクジェット)に搭載することもできる。また、カ
ラー画像を用紙に転写する装置に限らず、モノクロ画像
を用紙に転写する装置にも搭載できる。
【0077】
【発明の効果】上述したように、請求項1〜請求項5に
記載した紙送り装置では、寸法が異なる複数種類の用紙
の何れか搬送対象に対応して、高精度に搬送できる。し
たがって、この紙送り装置を搭載したプリンタやプロッ
タでは、寸法の異なる複数種類の用紙に高品質の画像を
転写できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の紙送り装置10の構成を示す図
である。
【図2】カラープリンタ30の構成を示す図である。
【図3】給紙トレー41におけるセンサ35の配置を示
す図である。
【図4】紙送り装置10におけるA4紙の搬送状態を示
す図である。
【図5】紙送り装置10におけるA5紙の搬送状態を示
す図である。
【図6】第2実施形態の紙送り装置50の構成を示す図
である。
【図7】紙送り装置50におけるA4紙の搬送状態を示
す図である。
【図8】紙送り装置50におけるA5紙の搬送状態を示
す図である。
【図9】紙送り装置60におけるA4紙の搬送状態を示
す図である。
【図10】紙送り装置60におけるA5紙の搬送状態を
示す図である。
【図11】第3実施形態の紙送り装置70におけるA4
紙の搬送状態を示す図である。
【図12】紙送り装置70におけるA5紙の搬送状態を
示す図である。
【図13】紙送り装置80におけるA4紙の搬送状態を
示す図である。
【図14】紙送り装置80におけるA5紙の搬送状態を
示す図である。
【符号の説明】
10,50,60,70,80 紙送り装置 11,21 ローラ軸 12,13,14,83,84 紙送りローラ 15 突起 16 紙送りモータ 22,23,24,71,72,81,82 ピンチロ
ーラ 25 ローラ設定部 26 プランジャ 30 カラープリンタ 31 制御部 32 給紙部 33 プリント部 34 用紙 35,45 センサ 41 給紙トレー 42 給紙ローラ 43,51 ばね 44 捌き板 46 サーマルヘッド 47 プラテン 48 インクリボン 49A 供給リール 49B 巻取リール 52 アーム 53 支点 61 雄ねじ 62,63 回り止め部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 寸法の異なる複数種類の用紙のうち、搬
    送対象となる対象用紙の種類を特定する特定手段と、 第1ローラ軸を中心に回転する複数の紙送りローラと、 前記複数の紙送りローラ各々の外周面に形成された複数
    の微小突起と、 前記第1ローラ軸に対して平行な第2ローラ軸を中心に
    回転するピンチローラと、 前記特定手段により特定された対象用紙の両端部を挟持
    する間隔に設定された2つの紙送りローラを駆動し、該
    2つの紙送りローラと前記ピンチローラとの間に前記対
    象用紙を挟持させて、前記対象用紙を搬送する搬送手段
    とを備えたことを特徴とする紙送り装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の紙送り装置において、 前記第1ローラ軸には、3つ以上の紙送りローラが前記
    複数種類の用紙の両端部を挟持する間隔を開けて固定さ
    れていることを特徴とする紙送り装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の紙送り装置において、 前記第2ローラ軸には、2つのピンチローラが設けら
    れ、 前記2つのピンチローラの少なくとも1つは、前記第2
    ローラ軸に沿って移動可能な可動ピンチローラであり、 前記搬送手段は、前記特定手段の特定した対象用紙の種
    類に基づいて前記可動ピンチローラの少なくとも1つを
    移動させることにより、前記2つのピンチローラの間隔
    を前記対象用紙の両端部を挟持する間隔に設定するロー
    ラ設定部を含むことを特徴とする紙送り装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の紙送り装置において、 前記第2ローラ軸には、前記紙送りローラと対をなす3
    つ以上のピンチローラが設けられ、 前記3つ以上のピンチローラのうち、前記第2ローラ軸
    の両端側に位置する2つのピンチローラ以外は、前記紙
    送りローラに対向する位置と対向しない位置とに移動可
    能な可動ピンチローラであり、 前記搬送手段は、前記特定手段の特定した対象用紙の種
    類に基づいて、前記対象用紙の両端部を挟持する間隔を
    開けて配置された2つの紙送りローラと対をなす2つの
    ピンチローラの内側に位置する前記可動ピンチローラを
    前記対向しない位置に設定するローラ設定部を含むこと
    を特徴とする紙送り装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の紙送り装置において、 前記複数種類の用紙のうち何れの寸法の用紙が搬送対象
    となるかを検出する検出手段を備え、 前記特定手段は、前記検出手段による検出結果に基づい
    て、前記対象用紙の寸法を特定することを特徴とする紙
    送り装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003252505A (ja) * 2002-03-07 2003-09-10 Seiko Epson Corp 歯付きローラ、排紙装置、インクジェット記録装置

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