JP2000225750A - モータの取付構造 - Google Patents

モータの取付構造

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JP2000225750A
JP2000225750A JP11027829A JP2782999A JP2000225750A JP 2000225750 A JP2000225750 A JP 2000225750A JP 11027829 A JP11027829 A JP 11027829A JP 2782999 A JP2782999 A JP 2782999A JP 2000225750 A JP2000225750 A JP 2000225750A
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motor
output shaft
frame
lead screw
mounting structure
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JP11027829A
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Takahiro Koyama
高弘 小山
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ及びリードスクリューを保持するフレ
ームの取付部分の位置ずれが生じても、モータの出力軸
とリードスクリューとの軸心が一致した状態を維持する
ようにモータの取付角度を自動調整することができ、部
品点数,装置全体の大きさ,及び装置全体のコストの増
大なしに、容易にフレームに取り付けることができるモ
ータの取付構造を提供する。 【解決手段】 モータM2 の出力軸S2 をリードスクリ
ュー8に直接的に連結するような構成において、モータ
2 をフレーム1aにネジ止めするのではなく、このフ
レーム1aに、モータM2 がリードスクリュー8側とは
反対側へ移動しないように保持するモータホルダ13,
13を設け、このモータホルダ13,13をモータM2
の例えばフランジFに装備された取付用孔D,Dを係止
することによって保持するようにしてある一方、この係
止方向へモータM2 をコイルバネ9により付勢する一
方、各モータホルダ13の各取付用孔Dへの係止部分
は、所定範囲内での移動を許容しつつ係止すべくテーパ
状面14,14を有している構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばサイカラー
方式のビデオプリンタにおけるLEDヘッド,加圧ロー
ラ等の各部をリードスクリューを用いて動作させるモー
タの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビデオプリンタにおいては、そ
の筐体にセットされた用紙トレイからサイカラー方式の
記録紙を給紙ローラにより露光部へ供給し、露光部は予
め与えられた画像データに基づいて赤,緑,及び青の光
をそれが有するLEDヘッドから交互に記録紙上に露光
する。
【0003】なお、サイカラー方式の記録紙は、ポリエ
ステル製のベースシートの表面に、無数の現像薬及びフ
ォトイニシエータを配した層と、該層をベースシートと
の間に挟むように被覆する透明なポリエステル製のフィ
ルム層とが形成された2層構造となっている。フォトイ
ニシエータは、前述の各色の光に夫々感光して硬化する
シアン,マゼンダ,及びイエローの染料を内包したマイ
クロカプセルである。
【0004】露光後の記録紙は、加圧部へ供給され、加
圧部が備える加圧ローラによってその表面を加圧され
る。この加圧によって露光されていない各色のフォトイ
ニシエータは、潰されてその内部の染料が近隣の他の染
料と適度に混ざりながら、現像薬と反応して発色する。
このように発色して画像が形成された記録紙は筐体から
排出され、印字処理が完了する。
【0005】ところで、露光部のLEDヘッド,加圧部
のローラ等の部分は、記録紙の給紙方向と直交する方
向、即ち記録のライン方向へ給紙速度に同期して移動さ
れるようになっており、このような部分を、ライン方向
へ配設されたリードスクリューに螺合する一方、リード
スクリュー回りの回転を拘束して設け、リードスクリュ
ーをステッピングモータ(以後、単にモータと称する)
で回動駆動することによってライン方向へ移動させる構
成のビデオプリンタがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなリードスク
リューをモータで回転駆動する構成のビデオプリンタに
は幾つかの種類がある。例えば、第1の構成において
は、ビデオプリンタの筐体を構成し、筐体の幅方向に対
向する一対のフレームの一方を合成樹脂で成形してあ
り、このフレームに穿設された取付孔にリードスクリュ
ーの一端を軸回りの回動自在に支持してある。モータ
は、リードスクリューの他端の中心部に穿設された穴に
予め内嵌接着され、その出力軸を板金加工された他方の
フレームに外側から貫通させた態様に填め込まれ、モー
タハウジングの出力軸側に固設された取付用のフランジ
により、前記他方のフレームの外側面にネジ止めされ
る。
【0007】モータがその動作の際に比較的高温(80
℃程度)となるため、前記他方のフレームは、熱変形を
回避する目的から合成樹脂製ではなく金属製としてあ
り、前記一方のフレームと一体的に樹脂製で成形するこ
とができない。従って、前記一方のフレームに設けられ
たリードスクリューの取付孔と前記他方のフレームに設
けられたモータの取付孔との位置関係に誤差が生じ易
い。しかし、モータは、そのフランジによって出力軸が
前記他方のフレーム側壁に対して直交方向に略正確に向
けられるため、モータとリードスクリューとを予め一体
化した組部品をフレームに取り付けられない虞があっ
た。
【0008】また、リードスクリューがフレームに対し
て多少の範囲で傾いてもよいという条件であれば、リー
ドスクリューの取付孔とモータの取付孔とに適宜のクリ
アランスを設けておき、モータのフランジと前記他方の
フレームとの間にスペーサを挟んで、モータの出力軸と
リードスクリューとの軸心を一致させるようにすること
が考えられるが、このような調整作業が煩雑となる。
【0009】なお、モータの出力軸にリードスクリュー
状のネジ部を一体形成する構成のものもあるが、前記組
部品におけるモータの出力軸とリードスクリューとの軸
心を一致させる調整作業が不要となるだけであり、上述
したような問題の解決にはならない。
【0010】第2の構成においては、実公昭60−19
4538号公報に開示されている如く、リードスクリュ
ー及びモータを個別に前記フレームに支持させ、リード
スクリューの一端に設けられたギヤと、モータの出力軸
に設けられたピニオンギヤとを直接又は他のギヤを介し
て噛合させてある。
【0011】また、第3の構成においては、実開平6−
37239号公報に開示されている如く、リードスクリ
ュー及びモータを個別に前記フレームに支持させ、リー
ドスクリューの一端に設けられたプーリと、モータの出
力軸に設けられたプーリとをベルトを介して連結してあ
る。
【0012】これら第2及び第3の構成では、ギヤ又は
プーリ及びベルトを介してリードスクリュー及びモータ
を連結するので、ギヤ間のバックラッシ又はベルトの弾
性等によってモータの出力軸とリードスクリューとの軸
心のずれを或程度吸収することができ、これによって第
1の構成における調整作業が不要となるという利点があ
る反面、第1の構成に対して部品点数,装置全体の大き
さ,及び装置全体のコストが増大するという新たな問題
が生じる。
【0013】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、モータが従来からフランジに備えている取付用
孔を例えば係合部分とし、前記モータを前記他方の側壁
に押し付ける方向に保持するように、また所定範囲内で
の移動を許容するように前記係合部分を係止する係止部
分を前記他方の側壁に突設し、前記モータを前記係止部
分に押し付ける方向へバネ等の付勢手段で付勢する構造
とすることにより、モータ及びリードスクリューを保持
するフレームの取付部分に位置ずれが生じても、モータ
の出力軸とリードスクリューとの軸心が一致した状態を
維持するようにモータの取付角度を調整することがで
き、部品点数,装置全体の大きさ,及び装置全体のコス
トの増大なしに、容易にフレームに取り付けることがで
きるモータの取付構造を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るモータの
取付構造は、対向する一対のフレームの対向方向への移
動自在に設けられるべき物体に螺合するリードスクリュ
ーの一端を、前記一対のフレームの一方に軸回りの回動
自在に支持させ、前記一方のフレームから離反する側の
他方の側面にその出力軸側のハウジングの端面を向けて
取り付けられ、前記リードスクリューの他端にその出力
軸を同軸的に連結される一方、前記リードスクリューを
回動することにより、前記物体を前記対向方向へ移動す
べくなしてあるモータの取付構造において、前記出力軸
が突出する側とは反対側の前記モータの面に設けられた
係合部分と、前記一方のフレームから離反する側の前記
他方のフレームの側面から突設され、前記モータの出力
軸が突出した側とは反対側から前記係合部分を所定範囲
内での移動を許容して係止する係止部分と、前記モータ
をその出力軸が突出した方向とは反対方向へ付勢する付
勢手段とを備えることを特徴とする。
【0015】第2発明に係るモータの取付構造は、第1
発明のモータの取付構造において、前記係合部分又は係
止部分の何れか一方が、テーパ状面を有し、該テーパ状
面で他方に当接されるべくなしてあることを特徴とす
る。
【0016】第3発明に係るモータの取付構造は、第1
又は第2発明のモータの取付構造において、前記モータ
が前記出力軸回りに所定の回転位置にある際に、前記係
止部分が前記係合部分を係止すべくなしてあることを特
徴とする。
【0017】第4発明に係るモータの取付構造は、第1
〜第3発明のモータの取付構造において、前記一対のフ
レームを一体形成してあることを特徴とする。
【0018】第5発明に係るモータの取付構造は、対向
する一対のフレームの対向方向への移動自在に設けられ
るべき物体に螺合するリードスクリューの一端を、前記
一対のフレームの一方に軸回りの回動自在に支持させ、
前記一方のフレームから離反する側の他方の側面にその
出力軸側のハウジングの端面を向けて取り付けられ、前
記リードスクリューの他端にその出力軸を同軸的に連結
される一方、前記リードスクリューを回動することによ
り、前記物体を前記対向方向へ移動すべくなしてあるモ
ータの取付構造において、その厚さ方向を前記出力軸の
方向へ向けて前記モータに設けられたフランジと、該フ
ランジにその厚さ方向に穿設された孔状の係合部分と、
前記一方のフレームから離反する側の前記他方のフレー
ムの側面から突設され、前記モータの出力軸が突出した
側とは反対側から前記係合部分を係止する係止部分と、
前記モータをその出力軸が突出した方向とは反対方向へ
付勢するバネとを備え、前記係止部分は、テーパ状面を
有し、該テーパ状面により前記係合部分を係止すべくな
してあることを特徴とする。
【0019】第6発明に係るモータの取付構造は、第5
発明のモータの取付構造において、前記モータが前記出
力軸回りに所定の回転位置にある際に、前記係止部分が
前記係合部分を係止すべくなしてあることを特徴とす
る。
【0020】第7発明に係るモータの取付構造は、第5
又は第6発明のモータの取付構造において、前記一対の
フレームを一体形成してあることを特徴とする。
【0021】第8発明に係るモータの取付構造は、第5
〜第7発明のモータの取付構造において、前記バネが、
前記他方のフレームに対向する側の前記一方のフレーム
の側面と、前記リードスクリューの中途部に設けられた
段付部との間に介在されていることを特徴とする。
【0022】本発明に係るモータの取付構造によれば、
前述のコンパクトに構成した第1の構成の如く、モータ
の出力軸をリードスクリューに直接的に連結するような
構成において、モータをフレームにネジ止めするのでは
なく、このフレームに、モータがリードスクリュー側と
は反対側へ移動しないように保持する係止部分を設け、
この係止部分をモータの例えばフランジに装備された取
付孔の如き係合部分を係止することによって保持するよ
うにしてある一方、この係止する方向へモータを付勢す
る構成としたので、モータの取り付けにネジが不要であ
り、付勢手段の付勢力に抗してモータを押しつつ、例え
ば前記フランジの取付孔を係止手段に引っ掛けるだけで
非常に簡単にモータの取付が完了する。また、係止部分
は、所定範囲内での移動を許容して係合部分を係止する
構成としたので、モータをフレームに対して傾けた状態
でも取り付けることができ、モータの出力軸及びリード
スクリューに対して無理な曲げ力が加えられることがな
く、モータの出力軸とリードスクリューとの軸心を一致
させた状態を維持することが容易である。
【0023】なお、リードスクリューに螺合する物体
は、ビデオプリンタにおけるLEDヘッド,加圧ローラ
等とすることができる。また、本発明は、その適用範囲
をビデオプリンタに限定するものではなく、他の方式の
プリンタ,複写機,ファクシミリ装置等の他の記録装置
又は画像処理装置に適用することが可能であり、リード
スクリューを駆動するモータがこのリードスクリューに
同軸に連結されている構成であればよい。さらに、モー
タの出力軸とリードスクリューとは予め互いに接着又は
一体形成される必要はないが、別体として設ける場合に
は、容易に同心の位置決めを行なうことができるような
構成とすることが望ましい。
【0024】また、本発明に係る他のモータの取付構造
によれば、係合部分又は係止部分の何れか一方にテーパ
状面を形成し、このテーパ状面で互いが接する構成とし
たので、互いが所定範囲内で点接触し、前記第1発明に
おける所定範囲内での移動の許容を簡易な構成で実現す
ることができ、モータの出力軸とリードスクリューとの
軸心を自動調心的に調整することが可能である。
【0025】また、本発明に係る更に他のモータの取付
構造によれば、モータが出力軸回りに所定の回転位置に
ある際に、係止部分が係合部分を係止するような構成と
したので、例えば、前記所定の回転位置以外における係
合部分及び係止部分の非接触位置で、付勢手段に抗して
モータの出力軸をリードスクリューに嵌合し、この状態
で前記所定の回転位置に回転することにより、更に容易
にモータの取り付けが可能となる。
【0026】また、本発明に係る更に他のモータの取付
構造によれば、対向する一対のフレームを一体形成して
ある構成としたので、例えば金属製の板材を板金加工す
ることにより、リードスクリュー及びモータの取付部分
の位置精度を向上させることができる。また、モータは
フレームに直接接触しないように構成することにより、
モータがその動作の際に生じる熱をフレームに伝えない
ようにでき、これによって熱変形の心配がなくなるため
にフレームを合成樹脂製とすることも可能である。ま
た、フレームを合成樹脂製とし、モータのフランジに接
触する係止部分のみを金属製とする構成も可能であり、
この場合には、フランジを伝導する熱による影響を回避
することが可能である。
【0027】さらに、本発明に係る他のモータの取付構
造によれば、付勢手段としてのバネが、リードスクリュ
ーを支持する側のフレームと、リードスクリューの中途
部に設けられた段付部との間に介在させてあり、モータ
を直接的に付勢するのでなく、リードスクリューを介し
て付勢する構成としたので、モータの取付状態において
出力軸のスラスト方向の遊びを排除することができるば
かりでなく、リードスクリューがフレームに対して傾い
て取り付けられた場合の、リードスクリューを支持して
いる側のフレームの例えば取付孔と、これに内嵌するリ
ードスクリューとの遊びを適宜に排除し、リードスクリ
ューをスムーズに回動させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係るモー
タの取付構造を採用したビデオプリンタ1の要部を示す
一部平断面図、図2は、その側面図である。図1及び図
2に示したビデオプリンタ1は、その箱形の筐体を取り
除いた状態を示してあり、前記筐体は、その幅方向左右
(図1における上下方向)に対向した一対のフレーム1
a,1bに固定されるようになっている。
【0029】フレーム1aの内側には、別のフレーム1
cが併設されており、フレーム1a,1cの間には後述
する各種のギヤが収納されている。フレーム1b,1c
の後部(図1及び図2における右側部分)には、サイカ
ラー方式の記録紙Pが収納された箱形のカートリッジ2
が着脱自在にその一部を内嵌する開口部が設けられ、図
1及び図2においてはカートリッジ2が前記開口部に差
し込まれた状態を示してある。
【0030】カートリッジ2の差込み側の上端部には、
前記開口部への抜き差しに応じて閉開動作する遮光扉2
1が設けられており、これによってカートリッジ2の取
扱いの際に、収納された記録紙Pが不用意に感光するこ
とを防止している。また、図2の如く遮光扉21が開放
された状態にて、カートリッジ2の底部に設けられた板
バネ22が記録紙Pの前方側の端部を上方へ持ち上げる
べく付勢するようになっている。また、前記開口部の上
部には、給紙ローラ3がフレーム1a,1cの間に架設
された軸回りの回転自在に設けられている。従って、上
述した如き板バネ22の付勢力によって上方へ持ち上げ
られた記録紙Pの最上段の1枚は、遮光扉21が開放さ
れたカートリッジ2の開口2aを介してその上面を給紙
ローラ3に下方から当接されている。
【0031】一方、フレーム1aの外側には、モータM
1 がその出力軸S1 をフレーム1aの内側へ向けて取り
付けられており、モータM1 は、この出力軸S1 に設け
られたピニオンギヤG1 を介して各種のギヤG2 〜G8
を回転駆動し、ギヤG8 に同軸的に設けられた給紙ロー
ラ3を図2における時計方向へ回転させるようになって
いる。これにより、給紙ローラ3に当接されている記録
紙Pは、カートリッジ2から取り出され、図2において
2点鎖線で示した搬送経路Cへ矢符方向(前方)へ搬送
されるようになっている。
【0032】カートリッジ2から取り出された記録紙P
は、まず、給紙ローラ3よりも搬送経路Cの下流側に設
けられたLEDヘッド4の上面に沿って搬送され、LE
Dヘッド4を通過する際に、予め与えられている画像デ
ータに応じた露光を赤,緑,及び青色の各LEDによっ
て順次施された後で、一対の送りローラ51,52によ
り更に前方へ搬送される。
【0033】送りローラ51,52により搬送された記
録紙Pは、加圧ローラ61によって加圧された後で、ビ
デオプリンタ1の筐体前面から廃紙されて印字が完了す
る。なお、加圧ローラ61は、その回転軸をビデオプリ
ンタ1の前後方向へ向けて配置され、加圧ローラ61に
は、これに併設された同様の形状のガイドローラ62が
下側から当接されている。ガイドローラ62は、ビデオ
プリンタ1の幅方向に設けられたガイドレール63の上
面に沿って前記幅方向に移動自在とされているととも
に、この上方に当接された加圧ローラ61を、更に搬送
経路Cを挟んでその上方に設けられた前記幅方向の加圧
レール64の下面に押圧しつつ共に移動させるようにな
っている。
【0034】なお、LEDヘッド4,加圧ローラ61,
及びガイドローラ62は、ビデオプリンタ1の筐体底部
にその幅方向に固設されたレール11に沿って移動自在
とされた物体としてのガイドブロック7に一体的に設け
られている。
【0035】ガイドブロック7は、フレーム1a,1b
の間に架設されたリードスクリュー8に螺合し、リード
スクリュー8は、フレーム1aの外側に着脱自在に取り
付けられたモータM2 のフレーム1aの内側へ突出する
出力軸S2 に同軸的に接着されている。これにより、モ
ータM1 による記録紙Pの主走査方向への動作に同期さ
せたタイミングでモータM2 を回動させて、LEDヘッ
ド4及び加圧ローラ61による露光及び加圧を行なうよ
うになっている。
【0036】図3及び図4は、本発明に係るモータM2
及びリードスクリュー8のフレーム1a,1bへの取付
構造を説明するための説明図であり、説明を明確にする
ために要部のみを図示してある。なお、図3及び図4に
おいて、(a)は図1に示した如き平面図を示し、
(b),(c)は、そのモータM2 側からの側面図、ビ
デオプリンタ1の前方からの側面図を夫々示してある。
【0037】合成樹脂製のフレーム1bには、その内側
から大小の段付き状に形成された取付孔が穿設されてい
る。この取付孔の小さい側には、リードスクリュー8の
一端に形成された小径部81が嵌合し、これによってリ
ードスクリュー8を軸回りの回動自在に支持するように
してある。また、大きい側には、小径部81を挿通され
たワッシャ82が嵌合する。さらに、小径部81にはコ
イルバネ9が外嵌し、この小径部81の基端部である段
付部分とワッシャ82との間に保持されるようになって
いる。なお、ワッシャ82は、後述するリードスクリュ
ー8の前記取付孔への取り付けの際に、コイルバネ9を
小径部81に保持するために有効であるが、本発明にお
いてはワッシャ82を設けない構成としてもよい。
【0038】リードスクリュー8の他端には、軸方向の
穴が穿設され、この穴にモータM2の出力軸S2 が内嵌
された状態で、金属製のフレーム1aの外側にモータM
2 のハウジング側が配置されるようにしてある。なお、
出力軸S2 は、前記穴に内嵌するだけでもよく、また高
精度な同心度を得る場合には接着する。何れの構成にせ
よ、出力軸S2 とリードスクリュー8との軸心が容易に
一致し、これが保持されるような構成が望ましい。
【0039】モータM2 は、ステッピングモータからな
り、その出力軸S2 が突出する側のモータハウジングの
端面には、長円板状の取付用フランジFがその厚さ方向
を出力軸S2 方向に向けて設けられている。フランジF
の出力軸S2 を中心とした円周上の対向位置には、2つ
の係合部分としての取付用孔D,Dが夫々穿設されてい
る。
【0040】リードスクリュー8の前記一端を支持する
前記取付孔が形成された位置に対応するフレーム1aの
位置には、モータM2 の出力軸S2 とともに、モータM
2 の所謂首部を外嵌支持する取付孔が穿設され、この取
付孔は、フレーム1aの上端まで出力軸S2 を通すのに
十分な幅寸法を有したスリット12に連続している。
【0041】また、フレーム1aのモータM2 が支持さ
れる前後位置の一部は、外方へ屈曲されて2つの係止部
分としてのモータホルダ13,13を夫々形成してい
る。各モータホルダ13は、上方へ鉤状とされ、図3に
示した如くモータM2 のフランジFをフレーム1aに押
し付けた状態でモータM2 を出力軸S2 回りに回転させ
ても、フランジFが干渉しないような配置となってい
る。また、各モータホルダ13の鉤状の先端部近傍は、
フレーム1a側へ突出され、この突出部分は、フランジ
Fの各取付孔Dに対応する位置に配置され、その先端部
で取付孔Dよりも小さく、またその基端部で取付孔Dよ
りも大きくなるようなテーパ状面14,14を上下方向
の両側に夫々有している。
【0042】本発明に係るモータM2 の取付構造の各部
は以上の如き構成となっており、図3に示す如く、ま
ず、モータM2 の出力軸S2 にリードスクリュー8を嵌
合し、更にリードスクリュー8の小径部81にコイルバ
ネ9及びワッシャ82の順に外嵌させた状態で、小径部
81を斜め上方からフレーム1bの前記取付孔に差し込
む。なお、この取付孔は、小径部81の径寸法に対して
或程度のクリアランスをもたせてある。
【0043】次に、長円板状をなすフランジFが略上下
方向に向くようにモータM2 を回転させて、フランジF
と各モータホルダ13との干渉を回避し、この姿勢でモ
ータM2 の出力軸S2 を上方からスリット12を通して
前記支持孔に嵌合させた後で、モータM2 をコイルバネ
9の付勢力に抗してそのフランジFがフレーム1aに当
接するように押し付ける。
【0044】そして、例えば図3に矢符で示した方向へ
モータM2 を回転させ、フランジFの取付用孔D,Dと
の対応位置に位置決めされた後で、フレーム1aに対す
る押付力を解除するのに伴って、図4に示す如く、コイ
ルバネ9がリードスクリュー8を介してモータM2 をフ
レーム1aから離隔する方向へ付勢する力によって、各
取付用孔Dと各モータホルダ13の前記突出部分とが係
合し、モータM2 が保持されるようになっている。この
ため、従来のようなネジ止めが不要であり、簡単に着脱
することができるようになっている。
【0045】図4の如き取付状態においては、取付用孔
Dと前記突出部分のテーパ状面14,14とが点接触状
態で当接され、また、フランジFがフレーム1aから離
隔した状態でモータM2 が取り付けられるため、例え
ば、リードスクリュー8の小径部81が支持されるフレ
ーム1bの前記取付孔と、モータM2 の首部を支持する
フレーム1aの前記取付孔との位置関係がビデオプリン
タ1の幅方向に沿って一致していない場合であっても、
このずれ量に応じて、リードスクリュー8及びモータM
2 が傾いて保持され、リードスクリュー8とモータM2
の出力軸S2 との軸心は常に一致した状態で維持される
ようになっている。
【0046】なお、上述した実施の形態においては、フ
レーム1a,1bを従来構成のように合成樹脂製及び金
属製と夫々したが、フレーム1aの熱変形の要因である
モータM2 がフレーム1aから離隔しており、直接的な
熱伝導が回避されるので、例えばこれらフレーム1a,
1bを合成樹脂製で一体成形する構成も可能であり、こ
れによって上述したようなフレーム1bの孔とフレーム
1aの支持孔との位置精度を向上することができるばか
りでなく、製造コストの低減をも達成することが可能で
ある。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係るモータの
取付構造においては、前述のコンパクトに構成した第1
の構成の如く、モータの出力軸をリードスクリューに直
接的に連結するような構成において、モータをフレーム
にネジ止めするのではなく、このフレームに、モータが
リードスクリュー側とは反対側へ移動しないように保持
する係止部分を設け、この係止部分をモータの例えばフ
ランジに装備された取付孔の如き係合部分を係止するこ
とによって保持するようにしてある一方、この係止する
方向へモータを付勢する構成としたので、モータの取り
付けにネジが不要であり、付勢手段の付勢力に抗してモ
ータを押しつつ、例えば前記フランジの取付孔を係止手
段に引っ掛けるだけで非常に簡単にモータの取付が完了
する。また、係止部分は、所定範囲内での移動を許容し
て係合部分を係止する構成としたので、モータをフレー
ムに対して傾けた状態でも取り付けることができ、モー
タの出力軸及びリードスクリューに対して無理な曲げ力
が加えられることがなく、モータの出力軸とリードスク
リューとの軸心を一致させた状態を維持することが容易
である。
【0048】また、係合部分又は係止部分の何れか一方
にテーパ状面を形成し、このテーパ状面で互いが接する
構成としたので、互いが所定範囲内で点接触し、前記第
1発明における所定範囲内での移動の許容を簡易な構成
で実現することができ、モータの出力軸とリードスクリ
ューとの軸心を自動調心的に調整することが可能であ
る。
【0049】また、モータが出力軸回りに所定の回転位
置にある際に、係止部分が係合部分を係止するような構
成としたので、例えば、前記所定の回転位置以外におけ
る係合部分及び係止部分の非接触位置で、付勢手段に抗
してモータの出力軸をリードスクリューに嵌合し、この
状態で前記所定の回転位置に回転することにより、更に
容易にモータの取り付けが可能となる。
【0050】また、対向する一対のフレームを一体形成
してある構成としたので、例えば金属製の板材を板金加
工することにより、リードスクリュー及びモータの取付
部分の位置精度を向上させることができる。また、モー
タはフレームに直接接触しないように構成することによ
り、モータがその動作の際に生じる熱をフレームに伝え
ないようにでき、これによって熱変形の心配がなくなる
ためにフレームを合成樹脂製とすることも可能である。
また、フレームを合成樹脂製とし、モータのフランジに
接触する係止部分のみを金属製とする構成も可能であ
り、この場合には、フランジを伝導する熱による影響を
回避することが可能である。
【0051】さらに、付勢手段としてのバネが、リード
スクリューを支持する側のフレームと、リードスクリュ
ーの中途部に設けられた段付部との間に介在させてあ
り、モータを直接的に付勢するのでなく、リードスクリ
ューを介して付勢する構成としたので、モータの取付状
態において出力軸のスラスト方向の遊びを排除すること
ができるばかりでなく、リードスクリューがフレームに
対して傾いて取り付けられた場合の、リードスクリュー
を支持している側のフレームの例えば取付孔と、これに
内嵌するリードスクリューとの遊びを適宜に排除し、リ
ードスクリューをスムーズに回動させることができる
等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータの取付構造を採用したビデ
オプリンタの要部を示す一部平断面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明に係るモータ及びリードスクリューのフ
レームへの取付構造を説明するための説明図である。
【図4】本発明に係るモータ及びリードスクリューのフ
レームへの取付構造を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 ビデオプリンタ 1a,1b フレーム 7 ガイドブロック 8 リードスクリュー 9 コイルバネ 13 モータホルダ 14 テーパ状面 81 小径部 D 取付用孔 F フランジ M2 モータ S2 出力軸

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対のフレームの対向方向への
    移動自在に設けられるべき物体に螺合するリードスクリ
    ューの一端を、前記一対のフレームの一方に軸回りの回
    動自在に支持させ、前記一方のフレームから離反する側
    の他方の側面にその出力軸側のハウジングの端面を向け
    て取り付けられ、前記リードスクリューの他端にその出
    力軸を同軸的に連結される一方、前記リードスクリュー
    を回動することにより、前記物体を前記対向方向へ移動
    すべくなしてあるモータの取付構造において、 前記出力軸が突出する側とは反対側の前記モータの面に
    設けられた係合部分と、前記一方のフレームから離反す
    る側の前記他方のフレームの側面から突設され、前記モ
    ータの出力軸が突出した側とは反対側から前記係合部分
    を所定範囲内での移動を許容して係止する係止部分と、
    前記モータをその出力軸が突出した方向とは反対方向へ
    付勢する付勢手段とを備えることを特徴とするモータの
    取付構造。
  2. 【請求項2】 前記係合部分又は係止部分の何れか一方
    は、テーパ状面を有し、該テーパ状面で他方に当接され
    るべくなしてある請求項1記載のモータの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記係止部分は、前記モータが前記出力
    軸回りに所定の回転位置にある際に、前記係合部分を係
    止すべくなしてある請求項1又は2記載のモータの取付
    構造。
  4. 【請求項4】 前記一対のフレームを一体形成してある
    請求項1及至3の何れかに記載のモータの取付構造。
  5. 【請求項5】 対向する一対のフレームの対向方向への
    移動自在に設けられるべき物体に螺合するリードスクリ
    ューの一端を、前記一対のフレームの一方に軸回りの回
    動自在に支持させ、前記一方のフレームから離反する側
    の他方の側面にその出力軸側のハウジングの端面を向け
    て取り付けられ、前記リードスクリューの他端にその出
    力軸を同軸的に連結される一方、前記リードスクリュー
    を回動することにより、前記物体を前記対向方向へ移動
    すべくなしてあるモータの取付構造において、 その厚さ方向を前記出力軸の方向へ向けて前記モータに
    設けられたフランジと、該フランジにその厚さ方向に穿
    設された孔状の係合部分と、前記一方のフレームから離
    反する側の前記他方のフレームの側面から突設され、前
    記モータの出力軸が突出した側とは反対側から前記係合
    部分を係止する係止部分と、前記モータをその出力軸が
    突出した方向とは反対方向へ付勢するバネとを備え、前
    記係止部分は、テーパ状面を有し、該テーパ状面により
    前記係合部分を係止すべくなしてあることを特徴とする
    モータの取付構造。
  6. 【請求項6】 前記係止部分は、前記モータが前記出力
    軸回りに所定の回転位置にある際に、前記係合部分を係
    止すべくなしてある請求項5記載のモータの取付構造。
  7. 【請求項7】 前記一対のフレームを一体形成してある
    請求項5又は6記載のモータの取付構造。
  8. 【請求項8】 前記バネは、前記他方のフレームに対向
    する側の前記一方のフレームの側面と、前記リードスク
    リューの中途部に設けられた段付部との間に介在されて
    いる請求項5及至7の何れかに記載のモータの取付構
    造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013006288A (ja) * 2011-06-22 2013-01-10 Fujitsu Component Ltd サーマルプリンタ

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JP2013006288A (ja) * 2011-06-22 2013-01-10 Fujitsu Component Ltd サーマルプリンタ

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