JP2000224832A - 永久磁石型ステッピングモータ - Google Patents

永久磁石型ステッピングモータ

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JP2000224832A
JP2000224832A JP11018792A JP1879299A JP2000224832A JP 2000224832 A JP2000224832 A JP 2000224832A JP 11018792 A JP11018792 A JP 11018792A JP 1879299 A JP1879299 A JP 1879299A JP 2000224832 A JP2000224832 A JP 2000224832A
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JP
Japan
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yoke
pole teeth
pitch
pole
permanent magnet
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JP11018792A
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English (en)
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Tsunao Yura
綱雄 由良
Akira Koike
晃 小池
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K37/00Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors
    • H02K37/10Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type
    • H02K37/12Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type with stationary armatures and rotating magnets
    • H02K37/14Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating within the armatures

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  • Power Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転角度精度及び静止角度精度の高い永久磁
石型ステッピングモータを提供する。 【解決手段】 クローポール形ヨークユニット111の
ヨーク113,117は、n個の極歯を有する。ヨーク
113は、360°/m(mは1及びnを除くnの約
数)の角度範囲θ内にぞれぞれn/m個の極歯115を
有する。各角度範囲θ内に位置する極歯115間のピッ
チaを、(90°/n)[4−m/(n−m)]<a<
(360°/n)の範囲内の値とする。隣接する2つの
角度範囲の境界Bの両側に位置する2つの極歯間のピッ
チbを、(360°/n)<b<(450°/n)の範
囲内の値とする。ヨーク117の極歯119をヨーク1
13の極歯115の間に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、永久磁石型ステッ
ピングモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、典型的な従来の二相永久磁石型
ステッピングモータのステータを切り開いて展開した図
であり、図9は従来のステータの極歯とロータの磁極と
の関係を示す図である。図8において、1は回転軸3に
固定された円柱状のブッシュ5に固定された筒状の永久
磁石エレメント7を備えてなるロータである。回転軸3
は、図示しない2つの軸受により支持されている。また
永久磁石エレメント7は、n個(nは4以上の正の整
数)のN極の磁極とn個のS極の磁極とが回転軸の周方
向に等しいピッチで交互に現れるように筒状に構成され
ている。図示しないハウジングに固定されてロータ1の
外周側に配置されたステータ9は、第1及び第2のクロ
ーポール形ヨークユニット11及び25を備えている。
第1及び第2のクローポール形ヨークユニット11及び
25は、回転軸3の軸線方向に並んで配置さている。第
1及び第2のクローポール形ヨークユニット11及び2
5は、周方向に永久磁石エレメント7の磁極ピッチPの
1/4ピッチだけずらされて配置されている。第1のク
ローポール形ヨークユニット11は、永久磁石エレメン
ト7と径方向に所定の間隔をあけて対向し且つ周方向に
所定のピッチPで並ぶn個の極歯15…及び19…をそ
れぞれ備えた第1及び第2のヨーク13及び17と、第
1のヨーク13のn個の極歯15…と第2のヨーク17
のn個の極歯19…をそれぞれ異なる極性に励磁する励
磁巻線21を備えている。励磁巻線21は、ボビン23
に巻装されている。第2のクローポール形ヨークユニッ
ト25も、永久磁石エレメント7と径方向に所定の間隔
をあけて対向し且つ周方向に所定のピッチPで並ぶn個
の極歯29…及び33…をそれぞれ備えた第1及び第2
のヨーク27及び31と、第1のヨーク27のn個の極
歯29…と第2のヨーク31のn個の極歯33…をそれ
ぞれ異なる極性に励磁する励磁巻線35を備えている。
励磁巻線35も、ボビン37に巻装されている。図9に
示すように、典型的な従来の永久磁石型ステッピングモ
ータでは、2つの極歯15間のピッチP、2つの極歯1
7間のピッチP、2つの極歯29間のピッチP、2つの
極歯33間のピッチP及び永久磁石エレメント7の2つ
の磁極間のピッチPは、全て同じピッチ(角度)であ
る。
【0003】このような構成の永久磁石型ステッピング
モータは、ハイブリッド型のステッピングモータと比べ
て回転角度精度及び静止角度精度が悪い。そこで従来か
ら、これらの問題を解決するための技術が数多く提案さ
れている(例えば、特開平7−245929号公報、特
開平7−245930号公報及び特開平10−1270
24号公報等参照)。従来提案されている技術は、極歯
の形状を変えたり、一方のヨークを他方のヨークに対し
て所定ピッチだけ周方向にずらせるなどして、ディテン
トトルクを下げたり、誘導起電力波形に含まれる特定の
高調波成分を低減または除去することにより、上記問題
を解消しようとしている。なお従来の技術では、クロー
ポール形ヨークユニットの各ヨークの極歯間のピッチを
一定にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、当業者はクロー
ポール形ヨークユニットの各ヨークの極歯間のピッチを
一定にするという条件の下で、上記問題を解消しようと
していた。しかしながらこの条件の下で種々の工夫をし
ても回転角度精度及び静止角度精度を高めることには限
界があった。
【0005】本発明の目的は、従来よりも回転角度精度
及び静止角度精度の高い永久磁石型ステッピングモータ
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が改良の対象とす
る永久磁石型ステッピングモータのロータは、n個(n
は4以上の正の整数)のN極の磁極とn個のS極の磁極
とが周方向に等しいピッチで交互に現れるように筒状に
構成された永久磁石エレメントが回転軸に固定された構
造を有している。またステータは、永久磁石エレメント
と回転軸の径方向に所定の間隔をあけて対向し且つ周方
向に所定のピッチで並ぶn個の極歯をそれぞれ備えた第
1及び第2のヨーク並びに第1のヨークのn個の極歯と
第2のヨークのn個の極歯をそれぞれ異なる極性に励磁
する励磁巻線を備え、第1のヨークのn個の極歯と第2
のヨークのn個の極歯とが非接触の噛み合い状態で(非
接触状態で互い違いに)配置されるように第1及び第2
のヨークが組み合わされて構成された2以上のクローポ
ール形ヨークユニットが、回転軸の軸線方向に並んで配
置された構造を有してる。
【0007】本発明では、クローポール形ヨークユニッ
トの第1のヨークのn個の極歯の隣接する二つの極歯間
のピッチを、それぞれ360°/nの一定ピッチとせず
に、270°/nより大きく450°/nより小さい2
種類以上の異なる値のピッチとする。当然にして、n個
の極歯の隣接する2つの極歯間のn個のピッチの合計値
は360°になる。本発明の基本は、クローポール形ヨ
ークユニットのヨークの極歯間のピッチを一定にすると
いう常識を捨てて、少なくとも一方の第1のヨークの複
数の極歯の極歯間のピッチを上記の角度条件の範囲内で
異ならせることにある。従来のようにクローポール形ヨ
ークユニットの各ヨークの極歯間のピッチを一定にした
場合には、概念的に見れば、各ピッチ間において部分的
に発生する部分静止トルクの位相(電気角で見た位相)
は一致している。従来は、極歯の形状等を変えることに
より、この部分静止トルクの特性形状を変えて、複数の
部分静止トルクが合成されて得られる合成静止トルクを
正弦波に近付けようとしている。これに対して本発明で
は、少なくとも第1のヨークの極歯間のピッチを一定に
しない即ち変えて、各部分静止トルクの位相をずらすこ
とにより、合成静止トルクの特性を正弦波に近付ける。
基本的には、各極歯の形状を一定にしてヨークの極歯間
のピッチを変えない場合よりも、合成静止トルクの特性
を正弦波に近付けることができる(言い換えればディテ
ントトルクを低減できるまたは回転角度精度及び静止角
度精度を高めることができる)のであれば、n個のピッ
チをどのようなピッチパターンで異ならせてもよい。現
時点では、どのようなピッチパターンにすると、最良の
結果が得られるのかは分かっていないが、ピッチを上記
条件の範囲で異ならせることにより、特定の高調波成分
が低減または除去されて、特性を従来よりも改善できる
ことが分かっている。本発明のように、n個の極歯間の
ピッチを一定にしない場合でも、ステータの磁気的なバ
ランスが極端にくずれていないまたは磁気的なバランス
がある程度とれていれば、種々のピッチパターンを採用
できる。
【0008】なおクローポール形ヨークユニットの第2
のヨークのn個の極歯の隣接する二つの極歯間のピッチ
は、第1のヨークのn個の極歯と第2のヨークのn個の
極歯とが非接触の噛み合い状態になるように定めればよ
い。例えば従来と同様に一定ピッチでもよい。しかしな
がら第2のヨークにおいても、第1のヨークにおけるピ
ッチパターンと同様に、ピッチを一定とせずに、各ピッ
チ間で発生する部分静止トルクの位相をずらせば、ピッ
チを一定にした場合と比べてよりよい結果が得られる。
【0009】現時点で分かっている第1のヨークのn個
の極歯のn個のピッチを異ならせるパターン(ピッチパ
ターン)の好ましい例について説明する。まず第1のピ
ッチパターンでは、クローポール形ヨークユニットの第
1のヨークが、360°/m(mは1及びnを除くnの
約数)の一定角度範囲(機械角)内にぞれぞれn/m個
の極歯を有する。そして第1のピッチパターンでは、デ
ィテントトルクを低減して回転角度精度及び静止角度精
度を高めるように、各角度範囲内に位置するn/m個の
極歯間のピッチと隣接する2つの角度範囲の境界の両側
に位置する2つの極歯間のピッチとを異ならせる。この
第1のピッチパターンを用いる場合で、設計と製造を容
易にするには、各角度範囲内に位置するn/m個の極歯
間のピッチ(a)をそれぞれ一定とし、隣接する2つの
角度範囲の境界の両側に位置する2つの極歯間のピッチ
(b)もそれぞれ一定にすればよい。
【0010】第1のピッチパターンで、第1のヨークの
極歯間のピッチを変える際の具体的な極歯の配置の態様
には2種類の態様がある。まず第1の配置の態様(ショ
ートピッチ配置態様)では、各角度範囲内に位置するn
/m個の極歯間のピッチaを、(90°/n)[4−m
/(n−m)]<a<(360°/n)の範囲内の値と
し、隣接する2つの角度範囲の境界の両側に位置する2
つの極歯間のピッチbを、(360°/n)<b<(4
50°/n)の範囲内の値とする。この配置の態様で
は、ピッチaが、従来のピッチ(360°/n)よりも
小さくなり、ピッチbが従来のピッチ(360°/n)
よりも大きくなる。
【0011】また第2の配置の態様(ロングピッチ配置
態様)では、1つの角度範囲内に位置するn/m個の極
歯間のピッチaを(90°/n)[4+m/(n−
m)]>a>(360°/n)の範囲内の値とし、隣接
する2つの角度範囲の境界の両側に位置する2つの極歯
間のピッチbを(360°/n)>b>(270°/
n)の範囲内の値とする。この配置の態様では、ピッチ
aが、従来のピッチ(360°/n)よりも大きくな
り、ピッチbが従来のピッチ(360°/n)よりも小
さくなる。
【0012】第1及び第2の配置の態様のいずれでも、
電気角で90°の範囲において、各ピッチにおいて発生
する各部分静止トルクの位相が−側または+側に順次ず
れることになる。これによってディテントトルクまたは
高調波成分が小さくなって、回転角度精度及び静止角度
精度が高くなる。
【0013】なお各角度範囲における磁気中心が変わら
なければ、1つの角度範囲においてピッチaを上記条件
の範囲内において異ならせてもよく、またm個のピッチ
bを上記条件の範囲内において異ならせてもよい。しか
しながら設計の容易さを考えると、ピッチa及びピッチ
bは一定であることが好ましく、その場合には(n−
m)×a+m×b=360°となるようにa及びbの値
を定めることになる。このようにすると設計が容易にな
るだけでなく、回転角度精度及び静止角度精度がより高
くなる。
【0014】第1のピッチパターンで第1のヨークのピ
ッチを定める場合において、クローポール形ヨークユニ
ットの第2のヨークのn個の極歯は、第1のヨークのn
個の極歯と非接触の噛み合い状態で配置されていればよ
い。例えば第1のヨークと第2のヨークを同じ形状にし
て、同じ形状の第1のヨークと第2のヨークを組み合わ
せてもよい。上記の具体例の場合であれば、第2のヨー
クも、360°/m(mは1及びnを除くnの約数)の
角度範囲内にぞれぞれn/m個の極歯を有している構造
とする。そして各角度範囲内に位置するn/m個の極歯
間のピッチと隣接する2つの角度範囲の境界の両側に位
置する2つの極歯間のピッチとを異ならせる。また各角
度範囲内に位置するn/m個の極歯間のピッチ(a)を
それぞれ一定とし、隣接する2つの角度範囲の境界の両
側に位置する2つの極歯間のピッチ(b)をそれぞれ一
定とする。なおこの場合には、第2のヨークの角度範囲
内に位置するn/m個の極歯の中心が、第1のヨークの
角度範囲内に位置するn/m個の極歯間の中心位置に位
置するように、第1及び第2のヨークを組み合わせるの
が好ましい。
【0015】しかしながら磁気バランスをより良好なも
のとするためには、第2のヨークのn個の極歯間のピッ
チは、第1のヨークのn個の極歯の隣接する2つの極歯
間の中心位置に第2のヨークの対応する1つの極歯の中
心が位置するように定めるのが好ましい。前述のピッチ
a及びピッチbがそれぞれ一定で、この条件が揃った場
合において、mがn/2以外の値であれば、クローポー
ル形ヨークユニットの第2のヨークのn個の極歯間のピ
ッチは、中心が前記境界に位置する極歯と該極歯に隣接
する2つの極歯との間のピッチが実質的に(a+b)/
2となり、その他の隣接する2つの極歯間のピッチが実
質的にaになるように定められる。またmがn/2の値
であるときには、クローポール形ヨークユニットの第2
のヨークのn個の極歯間のピッチは、すべて実質的に
(a+b)/2となるように定められる。
【0016】第1のヨークのn個の極歯のピッチの定め
方の第2のピッチパターンでは、合計値が360°とな
る複数の角度範囲(すべての角度範囲の角度が同一であ
る場合を除く)内にそれぞれ2以上の極歯を有してい
る。そして複数の角度範囲は、それぞれ360°/nの
角度のM倍[Mは2以上(n−2)以下の正の整数から
選択された数]の角度を有し且つその角度範囲にはM個
の極歯が位置している。複数の角度範囲の角度がすべて
異なる場合(各角度範囲の選択されたMの値が異なる場
合)もあれば、2以上の角度範囲が同じ角度を有する場
合(2以上の角度範囲の選択されたMの値が同じ場合)
がある。このような場合において、複数の角度範囲内に
位置する2以上の極歯間のピッチと隣接する2つの角度
範囲の境界の両側に位置する2つの極歯間のピッチとを
異ならせる。この場合に、1つの角度範囲内に位置する
2以上の極歯間のピッチ(a1 〜a3 )をそれぞれ一定
にしてもよく、隣接する2つの角度範囲の境界の両側に
位置する2つの極歯間のピッチ(b)をそれぞれ一定に
してもよい。なおこのような第2のピッチパターンを採
用する場合にも、第2のヨークのn個の極歯間のピッチ
を、第1のヨークのn個の極歯の隣接する2つの極歯間
の中心位置に第2のヨークの対応する1つの極歯の中心
が位置するように定めるのが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は、図8に示した二相永
久磁石型ステッピングモータに本発明を適用する場合の
2つのクローポール形ヨークユニット111及び125
の極歯115,119,129及び133と、ロータ側
の永久磁石エレメント107の磁極との関係を示す概略
展開図である。また図2は、1つのクローポール形ヨー
クユニット111の第1及び第2のヨーク113及び1
17にそれぞれ設けられた極歯115,119の配置位
置を360°にわたって簡略的に示した図である。
【0018】この実施の形態のステッピングモータは、
クローポール形ヨークユニット111及び125の極歯
115,119,129及び133のピッチが異なる点
を除いて、図8に示した従来の永久磁石型ステッピング
モータと同じである。この実施の形態では、永久磁石エ
レメント107が48個の磁極を有しており、クローポ
ール形ヨークユニット111の第1及び第2のヨーク1
13及び117がそれぞれ24(=n)個の極歯を有し
ている。24の約数は、1,2,3,4,6,8,1
2,24である。この永久磁石型ステッピングモータで
は、1と24を除く約数m(=2,3,4,6,8,1
2)で機械角の360°を分割した角度範囲θ(=36
0°/m)内にn/m個の極歯115が存在するよう
に、第1のヨーク113の極歯115…を分散配置して
いる。そしてこの例では、第1の配置の態様即ちショー
トピッチ配置態様を採用している。ショートピッチ配置
態様では、各角度範囲θ内に位置するn/m個の隣接す
る2つの極歯115…間のピッチaを下記(1)式の範
囲内の値とする。
【0019】 (90°/n)[4−m/(n−m)]<a<(360°/n) …(1) また隣接する2つの角度範囲の境界Bの両側に位置する
2つの極歯間のピッチbを下記(2)式の範囲内の値と
する。
【0020】 (360°/n)<b<(450°/n) …(2) 式(1)は、1つの角度範囲θ内にあるn/m個の極歯
の各ピッチaと等配における極歯の1ピッチ(360°
/n)との差の合計が、等配における極歯の1ピッチ
(360°/n)の1/4ピッチ(電気角で90度)の
範囲内に入るという条件を満たす式である。(2)式
は、(1)式でピッチaを定める場合に取り得るピッチ
bの範囲である。この範囲は、ピッチaとピッチbがそ
れぞれ一定であるとすると、(n−m)×a+m×b=
360°が成立することを前提にして定められる。これ
らの式を満たしたピッチa及びbは、270°/nより
大きく450°/nより小さい2種類の異なる値のピッ
チとなる。
【0021】この例では、より良い結果を得るために、
第2のヨーク117のn個の極歯119…間のピッチ
は、第1のヨーク113のn個の極歯115…の隣接す
る2つの極歯間の中心位置に第2のヨーク117の対応
する1つの極歯119の中心が位置するように定めてい
る。具体的には、mがn/2以外の値であれば、第2の
ヨーク117のn個の極歯119…間のピッチは、その
中心が境界Bに位置する極歯119と該極歯に隣接する
2つの極歯119との間のピッチcが実質的にc=(a
+b)/2となり、その他の隣接する2つの極歯間のピ
ッチが実質的にaになるように定めらる。またmがn/
2の値であるときには、第2のヨーク117のn個の極
歯間のピッチは、すべて実質的に(a+b)/2となる
ように定められる。
【0022】その結果、図1及び図2の配置の態様で
は、ピッチaが、270°/nより大きく360°/n
よりも小さい値となり、ピッチbがピッチ360°/n
よりも大きく450°/nよりも小さくなる。図1で
は、上記の条件で、m=6を選択している。したがって
第1のヨーク113は、6つの角度範囲θ(=60°)
を有しおり、各角度範囲θ内にそれぞれ4つの極歯11
5…を備えている。1つの角度範囲θ内の隣接する2つ
の極歯115間のピッチaは、上記(1)式及び(2)
式にn=24,m=6を代入してa,b,cの範囲を求
めると、下記の通りになる。
【0023】13.75°<a<15° 15°<b<18.75° 15°<c<16.25° m=6を選択した場合で、実際にモータを製造する場合
に選択する,a,b,cの値の一例は、a=14°,b
=18°,c=16である。
【0024】n=24で、m=12を選択した場合に
は、第1のヨーク113では極歯のピッチa及びピッチ
bが交互に現れることになるため、第2のヨーク117
では、極歯のピッチはピッチcのみとなり、結果として
等配ピッチとなる。この場合でも本発明の効果を得るこ
とはできる。
【0025】図3は、二相永久磁石型ステッピングモー
タでn=25,m=5としたときの、2つのクローポー
ル形ヨークユニット211及び225の極歯215,2
19,229及び233と、ロータ側の永久磁石エレメ
ント207の磁極との関係を示す概略展開図である。こ
の場合においても、前述のピッチa,ピッチb及びピッ
チcの関係が成立する。この場合のa,b,cの範囲
は、下記の通りである。 13.5°<a<14.4° 14.4°<b<18° 14.4°<c<15.75° そしてこの場合に、実際にモータを製造するときに設計
がし易い、a,b,cの値の一例は、a=13.68
°,b=17.28°,c=15.48°である。
【0026】上記例は、いずれもショートピッチ配置態
様で極歯を配置しているが、ピッチaを等配のピッチ
(360°/n)よりも大きくする場合(ロングピッチ
配置態様)にも、本発明を適用できる。ロングピッチ配
置態様では、1つの角度範囲内に位置するn/m個の極
歯間のピッチaは下記(3)式の範囲の値になる。
【0027】 (90°/n)[4+m/(n−m)]>a>(360°/n) …(3) また隣接する2つの角度範囲の境界の両側に位置する2
つの極歯間のピッチbは下記(4)式の範囲の値にな
る。
【0028】 (360°/n)>b>(270°/n) …(4) この配置の態様では、ピッチaが、従来のピッチ(36
0°/n)よりも大きくなり、ピッチbが従来のピッチ
(360°/n)よりも小さくなる。
【0029】式(3)は、1つの角度範囲θ内にあるn
/m個の極歯の各ピッチaと等配における極歯の1ピッ
チ(360°/n)との差の合計が、等配における極歯
の1ピッチ(360°/n)の1/4ピッチ(電気角で
90度)の範囲内に入るという条件を満たす式である。
(4)式は、(1)式でピッチaを定める場合に取り得
るピッチbの範囲である。この範囲は、ピッチaとピッ
チbがそれぞれ一定であるとすると、(n−m)×a+
m×b=360°が成立することを前提にして定められ
る。
【0030】図4は、二相永久磁石型ステッピングモー
タでn=24,m=6として、ロングピッチ配置態様を
採用したときの、2つのクローポール形ヨークユニット
311及び325の極歯315,319,329及び3
33と、ロータ側の永久磁石エレメント307の磁極と
の関係を示す概略展開図である。この場合においても、
前述(3)式及び(4)式のピッチa,ピッチb及びピ
ッチcの関係が成立する。この場合のa,b,cの範囲
は、下記の通りである。
【0031】 16.25°>a>15° 15°>b>11.25° 15°>c>13.75° そしてこの場合に、実際にモータを製造するときに設計
がし易い、a,b,cの値の一例は、a=16°,b=
12°,c=14°である。
【0032】図5は、図1の実施の形態のステッピング
モータの静止角度誤差(X)と、図8及び図9に示した
従来のステッピングモータ(n=24としたもの)の静
止角度誤差(Y)と、図10に示すように極歯15´,
19´のピッチを一定として一方のヨークの極歯15´
の巾寸法を小さくした従来のステッピングモータ(特開
平10−127024号公報の図3参照)の静止角度誤
差(Z)とを比較のために示した図である。図5から分
かるように、本発明のステッピングモータによれば、従
来のステッピングモータ(X,Y)と比べて静止角度誤
差がかなり小さくなっている。すなわち本発明の実施の
形態では、静止角度誤差がほぼ±1.5%以下となって
いる。
【0033】上記の各例では、第1のヨークの形状と第
2のヨークの形状とが異なっているため、2種類のヨー
クを作成する必要がある。図6は、第1のヨーク413
と第2のヨーク417を同じ形状にした場合の本発明の
実施の形態の一例の1つのクローポール形ヨークユニッ
ト411の極歯の配置態様(ピッチパターン)を示す図
である。この実施の形態では、第1及び第2のヨーク4
13及び417は、それぞれ24個の極歯415,41
9を有している。そして4つの90°の角度範囲(m=
4)内に、それぞれ6個の極歯が配置されている。この
例では、図1の例と同様に、1つの角度範囲内に位置す
る6個の極歯415…の隣接する2つの極歯間のピッチ
aは一定であり、また隣接する2つの角度範囲の境界の
両側に位置する2つの極歯間のピッチbは一定であり、
a<bの関係になるショートピッチ配置態様である。そ
してこの例では、第2のヨーク417の1つの角度範囲
内に位置する6個の極歯419…の中心が、第1のヨー
ク413の対応する1つの角度範囲内に位置する6個の
極歯間415…の中心位置に位置するように、第1及び
第2のヨーク413及び417が組み合わされている。
なお図6においてIは第1のヨーク413の磁気中心で
あり、IIは第2のヨーク417の磁気中心であり、III
は第1及び第2のヨークの合成磁気中心である。このよ
うな配置構成であっても、従来よりも静止トルク特性を
改善できる。
【0034】上記各実施の形態は、いずれも第1のヨー
クの複数の極歯をグループ分けする場合に用いる複数の
角度範囲が、すべて同じ角度になるピッチパターンで各
極歯間のピッチを定めている。図7の実施の形態は、第
1のヨーク513の複数の極歯515…をグループ分け
する場合に用いる複数の角度範囲θ1 〜θ3 がすべて同
一にならない場合のピッチパターンで各極歯515…間
のピッチをショートピッチ配置態様で定めた例である。
この例では、極歯515…の数が12(即ちn=12)
である。そしてこの例では、合計値が360°となる複
数の角度範囲(具体的には3つの角度範囲θ1 〜θ3 )
は、同一ではなく異なっている。そして各角度範囲に
は、それぞれ2以上の極歯が含まれている。これら3つ
の角度範囲θ1 〜θ3 は、それぞれ360°/nの角度
のM倍[Mは2以上(n−2)以下の正の整数から選択
された数]の角度を有している。そして各角度範囲には
M個の極歯が存在している。具体的には、角度範囲θ1
は、360°/12の3倍の角度すなわち90°であ
り、この角度範囲θ1 内に3個の極歯515…がある。
3個の極歯間のピッチa1 は一定であり、このピッチa
1 は、ショートピッチであるから26.25°<a1 <
30°の範囲から選択される。また角度範囲θ2は、3
60°/12の4倍の角度すなわち120°であり、こ
の角度範囲θ2 内に4個の極歯515…がある。この角
度範囲θ2 内に4個の極歯515…がある。4個の極歯
515…間のピッチa2 は一定であり、このピッチa2
は、ショートピッチであるから27.25°<a2 <3
0°の範囲から選択される。角度範囲θ3 は、360°
/12の5倍の角度すなわち150°であり、この角度
範囲θ3 内に5個の極歯515…がある。5個の極歯間
のピッチa3 は一定であり、このピッチa3 は、ショー
トピッチであるから28.125°<a3 <30°の範
囲から選択される。そしてこの例では、図1の例と同様
に、隣接する2つの角度範囲の境界Bの両側に位置する
2つの極歯515,515間のピッチbをそれぞれ一定
にしている。このピッチbは、30°<b<37.5°
の範囲から選択される。
【0035】これに対して第2のヨーク517では、1
2個の極歯519…間のピッチを、第1のヨークの12
個の極歯515…の隣接する2つの極歯間の中心位置に
第2のヨーク517の対応する1つの極歯519の中心
が位置するように定めている。このような配置すると、
第2のヨーク517の12個の極歯519…の隣接する
極歯間のピッチは、図示のようにa1 ,a2 ,a3 、c
1 ,c2 ,c3 の6種類のピッチを含むことになる。a
1 ,a2 ,a3 の値は前述の通りであり、c1は30°
<c1 <31.875°であり、c2 は30°<c1 <
32.5°であり、c3 は30°<c1 <32.812
5°である。この実施の形態において、設計のし易いピ
ッチの一例を上げると、a1 =27°,a2 =28°,
a3 =28.5°,b=36°、c1 =31.5°,c
2 =32°、c3 =32.5°である。
【0036】図7の例では、複数の角度範囲の角度θ1
〜θ3 がすべて異なっている。しかしながら角度範囲が
3つ以上ある場合であれば、2以上の角度範囲が同じ角
度を有していてもよい。また図7の例では、1つの角度
範囲内に位置する2以上の極歯間のピッチ(a1 〜a3
)をそれぞれ一定にしており、また隣接する2つの角
度範囲の境界の両側に位置する2つの極歯間のピッチb
をそれぞれ一定にしているが、これらのピッチを前述の
条件の範囲内で異ならせてもよいのは勿論である。
【0037】上記の例は、二相永久磁石型ステッピング
モータに本発明を適用した例であるが、本発明はクロー
ポール形ヨークユニットを3個、4個…Q個と回転軸の
軸線方向に並べたQ相の永久磁石型ステッピングモータ
にも当然にして適用できる。Q相の永久磁石型ステッピ
ングモータでは、Q個のクローポール形ヨークユニット
が前記磁極のピッチの1/(2Q)ピッチだけ周方向に
ずらされて配置される。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、少なくとも第1のヨー
クの極歯間のピッチを変えることにより、各ピッチ間で
発生する部分静止トルクの位相をずらして合成静止トル
クの特性を正弦波に近付けるので、従来よりも合成静止
トルクの特性を正弦波に近付けることができ、従来より
も回転角度精度及び静止角度精度の高い永久磁石型ステ
ッピングモータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例で用いる2つのクロ
ーポール形ヨークユニットの極歯と、ロータ側の永久磁
石エレメントの磁極との関係を示す概略展開図である。
【図2】図1の実施の形態の1つのクローポール形ヨー
クユニットの第1及び第2のヨークにそれぞれ設けられ
た極歯の配置位置を360°にわたって示した図であ
る。
【図3】本発明の他の実施の形態の2つのクローポール
形ヨークユニットの極歯とロータ側の永久磁石エレメン
トの磁極との関係を示す概略展開図である。
【図4】本発明の更に他の実施の形態の2つのクローポ
ール形ヨークユニットの極歯とロータ側の永久磁石エレ
メントの磁極との関係を示す概略展開図である。
【図5】本発明の実施の形態と従来例の静止角度誤差を
比較するための図である。
【図6】第1のヨークと第2のヨークを同じ形状にした
場合の本発明の他の実施の形態の1つのクローポール形
ヨークユニットの第1及び第2のヨークにそれぞれ設け
られた極歯の配置位置を360°にわたって示した図で
ある。
【図7】本発明の他の実施の形態の1つのクローポール
形ヨークユニットの第1及び第2のヨークにそれぞれ設
けられた極歯の配置位置を360°にわたって示した図
である。
【図8】従来の二相永久磁石型ステッピングモータのス
テータを切り開いて展開した図である。
【図9】従来のステータの極歯とロータの磁極との関係
を示す図である。
【図10】従来のステッピングモータのクローポール形
ヨークユニットの極歯の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ロータ 3 回転軸 7,107 永久磁石エレメント 9 ステータ 11,25,111,125 クローポール形ヨークユ
ニット 13,17,113,117,127,131 ヨーク 15,19,29,33,115,119,129,1
33 極歯 21,35 励磁巻線

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n個(nは4以上の正の整数)のN極の
    磁極とn個のS極の磁極とが回転軸の周方向に等しいピ
    ッチで交互に現れるように筒状に構成された永久磁石エ
    レメントが前記回転軸に固定されてなるロータと、 前記永久磁石エレメントと前記回転軸の径方向に所定の
    間隔をあけて対向し且つ前記周方向に所定のピッチで並
    ぶn個の極歯をそれぞれ備えた第1及び第2のヨーク並
    びに前記第1のヨークの前記n個の極歯と前記第2のヨ
    ークの前記n個の極歯をそれぞれ異なる極性に励磁する
    励磁巻線を備え、前記第1のヨークの前記n個の極歯と
    前記第2のヨークの前記n個の極歯とが非接触の噛み合
    い状態で配置されるように前記第1及び第2のヨークが
    組み合わされて構成された2以上のクローポール形ヨー
    クユニットが、前記回転軸の軸線方向に並んで配置され
    てなるステータとを具備する永久磁石型ステッピングモ
    ータであって、 前記クローポール形ヨークユニットの前記第1のヨーク
    の前記n個の極歯の隣接する二つの極歯間のピッチは、
    それぞれ360°/nの一定ピッチではなく、270°
    /nより大きく450°/nより小さい2種類以上の異
    なる値のピッチであり、 前記クローポール形ヨークユニットの前記第2のヨーク
    の前記n個の極歯の隣接する二つの極歯間のピッチは、
    前記第1のヨークの前記n個の極歯と前記第2のヨーク
    の前記n個の極歯とが非接触の噛み合い状態になるよう
    に定められていることを特徴とする永久磁石型ステッピ
    ングモータ。
  2. 【請求項2】 前記第1のヨークは、360°/m(m
    は1及びnを除くnの約数)の角度範囲内にぞれぞれn
    /m個の前記極歯を有しており、 前記角度範囲内に位置するn/m個の前記極歯間のピッ
    チと隣接する2つの前記角度範囲の境界の両側に位置す
    る2つの前記極歯間のピッチとが異なることを特徴とす
    る請求項2に記載の永久磁石型ステッピングモータ。
  3. 【請求項3】 前記角度範囲内に位置するn/m個の前
    記極歯間のピッチ(a)はそれぞれ一定であり、 前記隣接する2つの前記角度範囲の境界の両側に位置す
    る2つの前記極歯間のピッチ(b)はそれぞれ一定であ
    る請求項2に記載の永久磁石型ステッピングモータ。
  4. 【請求項4】 前記クローポール形ヨークユニットの前
    記第2のヨークの前記n個の極歯間のピッチは、前記第
    1のヨークの前記n個の極歯の隣接する2つの前記極歯
    間の中心位置に前記第2のヨークの対応する1つの前記
    極歯の中心が位置するように定められていることを特徴
    とする請求項1または3に記載の永久磁石型ステッピン
    グモータ。
  5. 【請求項5】 前記第2のヨークは、360°/m(m
    は1及びnを除くnの約数)の角度範囲内にぞれぞれn
    /m個の前記極歯を有しており、 前記角度範囲内に位置するn/m個の前記極歯間のピッ
    チと隣接する2つの前記角度範囲の境界の両側に位置す
    る2つの前記極歯間のピッチとが異なっており、 前記角度範囲内に位置するn/m個の前記極歯間のピッ
    チ(a)はそれぞれ一定であり、 前記隣接する2つの前記角度範囲の境界の両側に位置す
    る2つの前記極歯間のピッチ(b)はそれぞれ一定であ
    る請求項3に記載の永久磁石型ステッピングモータ。
  6. 【請求項6】 前記第2のヨークの前記角度範囲内に位
    置するn/m個の前記極歯の中心が、前記第1のヨーク
    の前記角度範囲内に位置するn/m個の前記極歯間の中
    心位置に位置している請求項5に記載の永久磁石型ステ
    ッピングモータ。
  7. 【請求項7】 前記第1のヨークは、合計値が360°
    となる複数の角度範囲(すべての角度範囲の角度が同一
    である場合を除く)内にそれぞれ2以上の極歯を有して
    おり、 前記複数の角度範囲は、それぞれ360°/nの角度の
    M倍[Mは2以上(n−2)以下の正の整数から選択さ
    れた数]の角度を有しており且つ各角度範囲内にはM個
    の前記極歯が位置しており、 前記複数の角度範囲内に位置する2以上の前記極歯間の
    ピッチと隣接する2つの前記角度範囲の境界の両側に位
    置する2つの前記極歯間のピッチとが異なることを特徴
    とする請求項1に記載の永久磁石型ステッピングモー
    タ。
  8. 【請求項8】 1つの前記角度範囲内に位置する2以上
    の前記極歯間のピッチ(a1 〜a3 )はそれぞれ一定で
    あり、 前記隣接する2つの前記角度範囲の境界の両側に位置す
    る2つの前記極歯間のピッチ(b)はそれぞれ一定であ
    る請求項7に記載の永久磁石型ステッピングモータ。
  9. 【請求項9】 前記第2のヨークの前記n個の極歯間の
    ピッチは、前記第1のヨークの前記n個の極歯の隣接す
    る2つの前記極歯間の中心位置に前記第2のヨークの対
    応する1つの前記極歯の中心が位置するように定められ
    ていることを特徴とする請求項7または8に記載の永久
    磁石型ステッピングモータ。
  10. 【請求項10】 n個(nは4以上の正の整数)のN極
    の磁極とn個のS極の磁極とが回転軸の周方向に等しい
    ピッチで交互に現れるように筒状に構成された永久磁石
    エレメントが前記回転軸に固定されてなるロータと、 前記永久磁石エレメントと前記回転軸の径方向に所定の
    間隔をあけて対向し且つ前記周方向に所定のピッチで並
    ぶn個の極歯をそれぞれ備えた第1及び第2のヨーク並
    びに前記第1のヨークの前記n個の極歯と前記第2のヨ
    ークの前記n個の極歯をそれぞれ異なる極性に励磁する
    励磁巻線を備え、前記第1のヨークの前記n個の極歯と
    前記第2のヨークの前記n個の極歯とが非接触の噛み合
    い状態で配置されるように前記第1及び第2のヨークが
    組み合わされて構成された2以上のクローポール形ヨー
    クユニットが、前記回転軸の軸線方向に並んで配置され
    てなるステータとを具備する永久磁石型ステッピングモ
    ータであって、 前記クローポール形ヨークユニットの前記第1のヨーク
    は、360°/m(mは1及びnを除くnの約数)の角
    度範囲内にぞれぞれn/m個の前記極歯を有しており、 1つの前記角度範囲内に位置するn/m個の前記極歯間
    のピッチaは、(90°/n)[4−m/(n−m)]
    <a<(360°/n)の範囲内の値であり、 隣接する2つの前記角度範囲の境界の両側に位置する2
    つの前記極歯間のピッチbは、(360°/n)<b<
    (450°/n)の範囲内の値であることを特徴とする
    永久磁石型ステッピングモータ。
  11. 【請求項11】 前記ピッチa及び前記ピッチbはぞれ
    ぞれ一定であり、(n−m)×a+m×b=360°と
    なるようにa及びbの値が定められていることを特徴と
    する請求項10に記載の永久磁石型ステッピングモー
    タ。
  12. 【請求項12】 前記クローポール形ヨークユニットの
    前記第2のヨークの前記n個の極歯間のピッチは、前記
    第1のヨークの前記n個の極歯の隣接する2つの前記極
    歯間の中心位置に前記第2のヨークの対応する1つの前
    記極歯の中心が位置するように定められていることを特
    徴とする請求項10または11に記載の永久磁石型ステ
    ッピングモータ。
  13. 【請求項13】 前記mがn/2以外の値であり、 前記クローポール形ヨークユニットの前記第2のヨーク
    の前記n個の極歯間のピッチは、前記中心が前記境界に
    位置する前記極歯と該極歯に隣接する2つの前記極歯と
    の間のピッチが実質的に(a+b)/2となり、その他
    の隣接する2つの前記極歯間のピッチが実質的にaとな
    るように定められている請求項10に記載の永久磁石型
    ステッピングモータ。
  14. 【請求項14】 前記mがn/2の値であり、 前記クローポール形ヨークユニットの前記第2のヨーク
    の前記n個の極歯間のピッチは、実質的に(a+b)/
    2となるように定められている請求項10に記載の永久
    磁石型ステッピングモータ。
  15. 【請求項15】 n個(nは4以上の正の整数)のN極
    の磁極とn個のS極の磁極とが回転軸の周方向に等しい
    ピッチで交互に現れるように筒状に構成された永久磁石
    エレメントが前記回転軸に固定されてなるロータと、 前記永久磁石エレメントと前記回転軸の径方向に所定の
    間隔をあけて対向し且つ前記周方向に所定のピッチで並
    ぶn個の極歯をそれぞれ備えた第1及び第2のヨーク並
    びに前記第1のヨークの前記n個の極歯と前記第2のヨ
    ークの前記n個の極歯をそれぞれ異なる極性に励磁する
    励磁巻線を備え、前記第1のヨークの前記n個の極歯と
    前記第2のヨークの前記n個の極歯とが非接触の噛み合
    い状態で配置されるように前記第1及び第2のヨークが
    組み合わされて構成された2以上のクローポール形ヨー
    クユニットが、前記回転軸の軸線方向に並んで配置され
    てなるステータとを具備する永久磁石型ステッピングモ
    ータであって、 前記クローポール形ヨークユニットの前記第1のヨーク
    は、360°/m(mは1及びnを除くnの約数)の角
    度範囲内にぞれぞれn/m個の前記極歯を有しており、 1つの前記角度範囲内に位置するn/m個の前記極歯間
    のピッチaは、(90°/n)[4+m/(n−m)]
    >a>(360°/n)の範囲内の値であり、 隣接する2つの前記角度範囲の境界の両側に位置する2
    つの前記極歯間のピッチbは、(360°/n)>b>
    (270°/n)の範囲内の値であることを特徴とする
    永久磁石型ステッピングモータ。
  16. 【請求項16】 前記ピッチa及び前記ピッチbは一定
    であり、(n−m)×a+m×b=360°となるよう
    にa及びbの値が定められていることを特徴とする請求
    項15に記載の永久磁石型ステッピングモータ。
  17. 【請求項17】 前記クローポール形ヨークユニットの
    前記第2のヨークの前記n個の極歯間のピッチは、前記
    第1のヨークの前記n個の極歯の隣接する2つの前記極
    歯間の中心位置に前記第2のヨークの対応する1つの前
    記極歯の中心が位置するように定められていることを特
    徴とする請求項15または16に記載の永久磁石型ステ
    ッピングモータ。
  18. 【請求項18】 前記mがn/2以外の値であり、 前記クローポール形ヨークユニットの前記第2のヨーク
    の前記n個の極歯間のピッチは、前記中心が前記境界に
    位置する前記極歯と該極歯に隣接する2つの前記極歯と
    の間のピッチが実質的に(a+b)/2となり、その他
    の隣接する2つの前記極歯間のピッチが実質的にaとな
    るように定められている請求項15に記載の永久磁石型
    ステッピングモータ。
  19. 【請求項19】 前記mがn/2の値であり、 前記クローポール形ヨークユニットの前記第2のヨーク
    の前記n個の極歯間のピッチは、実質的に(a+b)/
    2となるように定められている請求項15に記載の永久
    磁石型ステッピングモータ。
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