JP2000223989A - 弾性表面波装置 - Google Patents
弾性表面波装置Info
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Abstract
にし、また、直接に外部回路基板上に実装することが可
能な弾性表面波装置を提供すること。 【解決手段】 入出力信号用の導体パターン3,4が形
成された基体K上に、圧電基板1の下面に励振電極12
を形成した弾性表面波素子F1を配設して成る弾性表面
波装置S1であって、導体パターン3,4と励振電極1
2とが誘電体層2を介して容量結合していることを特徴
とする。
Description
及び携帯電話等の移動体無線機器などに内蔵される共振
器及び周波数帯域フィルタ用の弾性表面波装置に関す
る。
器用の帯域通過フィルタ等の周波数フィルタ(以下、フ
ィルタという),遅延線,発信器等の電子部品として、
多くのSAW共振子やSAWフィルタが用いられてい
る。特に、移動体通信分野において、携帯電話等の携帯
端末装置のRF(Radio Frequency :無線周波数あるいは
高周波)ブロック及びIF(Intermediate Frequency:中
間周波数)ブロックのフィルタとして多用されている。
そして今後、自動車電話及び携帯電話等の移動体無線機
器を使用した通信システム上、部品の軽量化や薄肉化ま
たは小型化が望まれている。
e で、以下、SAWと略す)装置の基本構成は、圧電基
板上に一対の櫛歯状電極(Inter Digital Transducer
で、以下、IDT電極と略す)を複数載置し、IDT電
極から励起されるのSAWの伝搬路上に、SAWを効率
良く共振させるための反射器が配置される構造となって
いる。
す。IDT電極12は、例えば36°YカットX伝搬タ
ンタル酸リチウム単結晶等からなる圧電基板1上に、蒸
着法,スパッタ法等によりアルミニウムやアルミニウム
−銅合金等の導電物がフォトリソグラフィ法で微細な電
極となるようパターン形成されたものである。
子Mをセラミックで作製した筐体(パッケージ基体20
とその上に設けた封止材22,筐体キャップ21から成
る)内に収容し、入出力電極3,4または接地電極5を
それぞれの引き出し電極18,19にワイヤー25で接
続するか、はんだバンプを用いたフリップチップ法によ
り接続するなどしていた。
高めるため気密性保持可能な構造を成す素子保持基板と
キャップがシーム溶接されるか、半田及び樹脂で封止さ
れる筐体中に収容させる必要があった。
化する携帯電話端末を小型化するために、極限にまで低
実装面積,低重量且つ低背位であることが要求されてい
る。従来より、主に低実装面積及び低背位を実現させる
方法としてフリップチップ実装法が知られている。
った弾性表面波素子は、圧電基板に形成した励振電極の
振動表面の自由度、及び素子表面部における気密性を維
持する必要性があるので、素子を収納するパッケージは
素子に対するダイアタッチ部のクリアランスとシール部
の気密性を両立しなければならない。
記機能を満足させるためにパッケージが大型化し、パッ
ケージ寸法は素子寸法よりも1辺当たり約1.5〜1.
8mm程度大型化し、底面積では約5倍以上にもなり低
面積化の妨げとなっていた。
弾性表面波装置は、外部回路基板上に実装する際、上述
の如く筐体に収容し、ワイヤボンドやバンプを形成する
か保護膜を取り除いて電気接続する必要があり、製造工
程が非常に煩雑となるといった問題がある。
大型となる上に、保護膜が無い状態では耐候性に乏し
く、載置収容の簡便な筐体や外部回路基板への直接接続
が困難であった。
し、筐体内への載置や収容を簡便にし、また、直接に外
部回路基板上に実装することができる弾性表面波装置を
提供することを目的とする。
に、本発明の弾性表面波装置は、入出力信号用の導体パ
ターンが形成された基体上に、圧電基板の下面に励振電
極を形成した弾性表面波素子を配設して成る弾性表面波
装置であって、前記導体パターンと前記励振電極とが誘
電体層を介して容量結合していることを特徴とする。ま
た、誘電体層が前記励振電極を被覆していることを特徴
とする。
された基体上に、圧電基板の下面に励振電極を形成した
弾性表面波素子を配設して成る弾性表面波装置であっ
て、前記圧電基板の下面と前記基体との間に、誘電体中
に50体積%以下(より好適には、10〜30体積%)
の導電性粒子が分散された枠状の接着材を介在させ、前
記励振電極と前記導体パターンとを導通させたことを特
徴とする。
の間が前記弾性表面波の波長以上の距離に設定されてい
ることを特徴とする。
置の実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
ケージ基体上に載置された弾性表面波装置S1の様子を
模式的に示す平面図を図1に、そのA−A線端面図を図
2に示す。
励振電極である櫛歯状のIDT電極12と、入出力導体
パターンである引き出し電極3,4,接地電極5がフォ
トリソ工程で形成されている。また、電極3,4,5,
12の下方には、例えばSiO2 からなる誘電体層であ
る保護膜2が形成され、ごみや湿気などに対して耐候性
を持たせている。また、この下方には外部回路基板Kの
引き出し配線の形成領域にマスク蒸着で形成したAuか
ら成る電極層6,7,8が形成されており、電極層6,
7,8と外部回路基板Kの引き出し配線部9,10,1
1と導電性樹脂層13により導電接着されている。な
お、接続部材として図3に示す弾性表面波装置S2のご
とくにバンプ14,14等を使用しても構わない。
は、入出力信号用の導体パターンである引き出し配線部
9,10,11が形成された基体(パッケージ基体や外
部回路基板)上に、圧電基板1の下面に励振電極12を
形成した弾性表面波素子F1を配設して成るものであ
り、導体パターンと励振電極12とが誘電体層を介して
容量結合しており、電気信号の入出力を行っている。な
お、上記誘電体層は励振電極12を被覆しているが、こ
の誘電体層が枠状に形成され、気密性が確保できる場合
には励振電極12を保護しなくともよい。なお、上記誘
電体とは、比抵抗値で1×105 Ωcm以上の物質をさす
ものとする。
と励振電極12の表面との間、すなわち、励振電極12
の振動空間16における距離hが、伝搬させる弾性表面
波の波長以上の距離に設定されているものとする。
接地信号線11との間、または出力信号線10と接地信
号線11との間に、チップインダクタが載置できるよう
にしているか、またはジグザク状あるいは蛇行状の配線
パターンが形成されている。すなわち、図4に示す外部
基板回路K上に又はその内部に蛇行状の配線30を形成
するようにしてもよい。また、図5に示すように、パッ
ケージ基体20の上又はその内部に蛇行状の配線31を
形成して、このようなインダクタでもって不要な容量性
をキャンセルすることも可能である。なお、図5におけ
る17,18,19はそれぞれ、引出し入力電極,引出
し出力電極,接地電極である。
路を図6に示す。この図に示すように、弾性表面波素子
F1の接続部に直列に接続されたキャパシタンスC1〜
C3と外部回路基板Kに並列に接続されたインダクタン
スD1,D2が共振状態になり、上記回路における伝送
量は、図7に示すように、共振周波数を弾性表面波素子
F1の通過帯域とほぼ一致させることで、良好な弾性表
面波装置S1の電気特性が得られる。勿論、図8や図9
に示すようにパッケージ基体20に弾性表面波素子F1
を載置する構造としても構わない。すなわち、図8に示
す弾性表面波装置S3のように、入出力導体パターンで
ある配線18,19等が施された基体20に、蓋体21
が接合されたパッケージ内に弾性表面波素子F1を収容
したり、図9に示す弾性表面波装置S4のように、入出
力導体パターンである配線18,19等が施された基体
20上に、弾性表面波素子F1を載置することにより、
導体パターンと励振電極12とを誘電体層である保護膜
2を介して容量結合させてもよい。
結晶、ニオブ酸リチウム単結晶、水晶、四ホウ酸リチウ
ム単結晶、ランガサイト型構造を有する単結晶、ニオブ
酸カリウム単結晶、ガリウム砒素単結晶が主に適用可能
である。
ム,アルミニウム・銅合金,アルミニウム・チタン合
金,アルミニウム・珪素合金,金,銀,銀・パラジウム
合金が主に適用可能である。また、引き出し電極の材料
には、アルミニウム,アルミニウム・銅合金、アルミニ
ウム・チタン合金、アルミニウム・珪素合金,金,銀,
銀・パラジウム合金が主に適用でき、電極の密着度向上
や電気抵抗の削減のため下地材が必要な場合には、クロ
ム,チタン,銅が主に適用可能である。
素,窒化珪素,珪素,DLC(Diamond Like Carbon
),酸化亜鉛,ポリイミド樹脂,フッ素系樹脂,オレ
フィン系樹脂,またウエハプロセスに使用されるポジ型
レジストのような感光性硬化樹脂等が主に適用可能であ
る。
2,入出力電極3,4、接地電極5の部材をアルミニウ
ムまたはアルミニウムを主成分とする合金を用い、陽極
酸化法により電極表面を酸化させ、アルミナを誘電体層
の保護膜15とした弾性表面波素子F2を外部回路基板
K上に載置した弾性表面波装置S5とすることもでき
る。
極12に保護膜を被覆しない弾性表面波素子F3とし、
その周囲に耐候性向上等のために枠状のガラス材24を
外部回路基板やパッケージ基体20上に配設し気密封止
した弾性表面波装置S6とすることもできる。この場合
においても、励振電極12の振動空間16を確保するた
めに、基体20の表面と励振電極12の表面との間hが
弾性表面波の波長以上の距離に設定されている。ここ
で、ガラス材24は弾性表面波素子の入出力及び接地電
極4,5等を含むように弾性表面波素子の下面またはそ
の外周部に枠状に塗布し、素子を筐体接続基板に載置す
る。そして、例えば空隙部16を調整しながら加圧し、
320℃に加熱しガラス硬化を行い封止する。
子型フィルタとして示したが、共振器格子型フィルタや
2重モード共振器型フィルタ,マルチIDT電極型フィ
ルタまたはこれらの複合された構成で行っても構わな
い。また、上記の実施形態に限定されるものでなく、S
AWフィルタだけでなく、SAWデュプレクサにも本発
明が適用でき、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
変更は何等差し支えない。
7を上からみた模式的な平面図を示す。また、図14に
そのB−B線端面図を示す。なお、図において実施形態
1と同様な部材には同一符号を付し説明を省略する。
は、入出力信号用の導体パターンである電極18,19
が形成された基体20上に、圧電基板1の下面に励振電
極12を形成した弾性表面波素子F4を配設して成るも
のであって、圧電基板1の下面と基体20との間に、誘
電体中に50体積%以下(より好適には、10〜30体
積%)の導電性粒子42が分散された枠状の接着材41
を介在させ、励振電極12と電極18,19とを導通さ
せたものである。なお、44はパッケージ蓋体44であ
り、この下面と圧電基板1との間に外部の電磁波の影響
を防止する導電性接着材43が介在している。
も一対の櫛歯状電極指を連接して成る励振電極を複数個
配置した弾性表面波素子F4を、セラミック等を用いて
作製したパッケージ基体20上にフェイスダウンにて実
装したものである。
子F4を接合する誘電体(比抵抗値で1×105 Ωcm以
上の物質で、例えば、ガラス、エポキシ樹脂,シリコー
ン樹脂,ポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂や、感光性硬
化樹脂等)に、大きさをほぼ均一にコントロールした導
電性粒子(例えば、比抵抗値が1.0×10-5Ωcm以下
のもの、例えば、Au−Sn合金、Ag−Sn合金等の
はんだボールや、銅,金,銀,や銅のまわりに各種半田
をめっきしたもの等のフィラー)6を一定量混合し、こ
のようにして得た接着材を弾性表面波素子F4の電極形
成面にIDT電極部に触れないように印刷し、フェイス
ダウンでパッケージに実装することにより、弾性表面波
の励振に必要な空間16の確保と弾性表面波素子電極と
パッケージ基体の電極の電気的接合を効果的に同時に行
うことが可能である。なお、フェイスダウン実装時の雰
囲気は不活性なArガスまたはN2 ガスが望ましい。
性表面波装置構造を得ることができる。この際、絶縁性
樹脂に混合する導電性粒子の直径は、弾性表面波の励振
を妨げない範囲で、且つ弾性表面波素子電極とグランド
間が持つ大地容量の影響を考慮し、しかもはんだの電気
的機械的な性能により決定される。通常、容量性結合に
より電極の接続を省略する場合を除けば、容量成分は可
能な限り低減することが望ましい。以上の理由を鑑み、
帯域が900MHzの場合では、導電性粒子の直径は3
0〜80μm程度が好適な範囲といえる。30μm以下
では大地容量の過増大になり、80μm以上でははんだ
の機械強度上に問題が発生する。また、導電性粒子は基
板実装時の加熱温度を考慮して高温はんだを使用するこ
とが好ましい。
均一に存在するため、素子電極2やパッケージ電極を設
計する際には、電極間の短絡を防止する。好ましくはパ
ッケージ側でグランド電極を配置し、側面部からの外部
雑音を遮断できる。また、導電性粒子の混合率は体積率
で50%以下であれば隣接する導電性粒子は接触しない
が、製造上の安定性を考慮すると10%〜30%が好適
な範囲といえる。
接着材43を印刷塗布し、パッケージ底部上に搭載した
弾性表面波素子F4上に実装する。
る。この際、導電性粒子6が弾性表面波素子電極2bと
パッケージ電極7の両方に接触するように、素子上面か
ら分銅などの荷重を負荷しておく。更に、導電性粒子が
はんだボールであれば、これを溶融し、素子共通電極2
bとパッケージ電極7を電気的に接合することができ
る。このとき、例えばはんだボールははんだくわれの少
ないAu−SnまたはAg−Snを成分とする高温はん
だが好ましい。はんだボールの接合には加熱炉を用い
る。なお、例えば高温はんだのピーク温度を考慮して加
熱炉の温度は260℃〜280℃をピーク温度として溶
接するのが好ましい。
製した実施例について説明する。まず、42°Yカット
X伝搬タンタル酸リチウム単結晶から成る圧電基板上
に、IDT電極12の周期長が1.99μm、対数が1
10対、交差幅が39.8μmの梯子型直列腕共振子を
3個、周期長が2.1μm、対数が75対、交差幅が4
2.0μmの梯子型並列腕共振子を2個、また、各々の
共振子の両端に反射器(本数が20本)を設けた。ま
た、各々の電極はAl−Cu合金をスパッタ法にて膜厚
2000Åで膜付けを行い、ウエハプロセスで通常行わ
れているフォトリソ工程によりパターニングした。保護
膜2は素子全面に材料SiO2 をスパッタ法にて膜厚5
00Åで膜付けを行った。この後、500μm×500
μmの面積の各接続電極6,7,8を形成するため金属
マスクを用いて材料Auを蒸着法で2μm膜付けした。
10,11を本発明に係る装置形状に合わせ、銅泊のガ
ラスエポキシ樹脂基板0.5mm厚みをパターニングし
て、かつ、入出力線と接地線間に1nFのチップインダ
クタを半田付けし載置した。
7,8に主材料Agと接着材がエポキシ系樹脂の導電性
樹脂を10μmの厚みで転写法により塗布し外部回路基
板上に載置した。
気特性評価を示す。評価方法は、上述の如く組み立てた
外部回路基板の入出力端子に3.5mm径のSMAコネ
クタを接続し、ネットワークアナライザで測定した。図
15の結果より、伝送量が最小挿入損失が2dB、通過
帯域内の最大定在波比(VSWR)が1.7と良好な値
であることが判った。
弾性表面波装置の実施例について説明する。42°Yカ
ットX伝搬のリチウム・タンタレート単結晶からなる圧
電基板上に、リフトオフ工程を用いて励振電極であるI
DT電極を作製してラダー型回路を成す弾性表面波フィ
ルタを作製した。この弾性表面波フィルタは、900M
Hz帯で比帯域幅2.6%の送信用とし、櫛歯状を成す
IDT電極の電極幅および電極スペースはそれぞれ約1
μmとした。
個使用したπ型のラダー型回路とし、それぞれの弾性表
面波共振子の電極は、低損失と高帯域外減衰量を得るた
め直列側と並列側の容量比を最大限大きくとってある。
電極指の対数が約60対から130対、交差幅15λか
ら30λ(但し、λ:弾性表面波の波長)、電極の材質
はEB蒸着によって成膜した厚み4100Åのアルミニウ
ムを使用した。
の間の接合は高温はんだにて行うため、アルミニウムの
単層膜では腐食が発生する。このため、接合部分には下
地にニッケルメッキ膜(厚さ約0.5μm)をスパッタ
にて成膜し、はんだ濡れ性を確保するためこの上に金メ
ッキ膜(厚さ約0.1μm)を同じくDCスパッタにて
成膜した。
タレート圧電基板は0.35mm厚のものを使用した。
これは、圧電基板の厚みがこれ以上厚くなると、装置の
総厚みに影響を与え低背位化の妨げになり、これ以下の
厚みになると電極加工時にウエハが破損しやすくなり、
歩留まりが著しく低下するためである。また、総厚みを
1mm以下とするため、パッケージ底部のセラミックス
厚みを単板の0.35mm、蓋体の厚みを0.15mm
として作製した。
イヤモンド砥粒#600を用いて約1mm角のピッチで
切断した。
イシング後のウエハを平坦な基板上に吸着し厚膜印刷用
のスクリーンマスクを作製し印刷加工した。この際使用
した接着材は絶縁性の一液性エポキシ接着材で、低チキ
ソ性且つ低溶剤の熱硬化型のものを選択した。
直径約50μmのものを使用し、前述の接着材に対して
体積比20%で混合した。
膨張により、はんだボールと弾性表面波素子電極および
パッケージ電極が分離することがないように、若干はん
だボールが変形する領域を狙って荷重を付加した。加熱
温度は約150℃、時間は1時間で所望の硬化を得た。
この後、荷重付加状態でピーク温度が約320℃度まで
加熱し、はんだボールにより弾性表面波素子電極とパッ
ケージ電極を接合した。蓋体については、下面に導電性
エポキシ接着材を塗布し、弾性表面波素子上に載置し
た。
使用し、900MHzにおいて良好な特性を確認でき
た。
げたが、トランスバーサルおよび共振器型等の弾性表面
波装置にも適用可能なことは言うまでもない。また、電
気的な接合を得るために使用したはんだボールの他に、
はんだボールに対して若干直径を小さくした金属製のボ
ールをはんだボールに混合することで弾性表面波素子と
パッケージの間のマイクロギャップをコントロールする
方法や、はんだボールの代替えとしてはんだめっきを施
した銅ボールを使用する方法等があげられる。
(パッケージ基板または外部回路基板)に形成した導体
パターンと励振電極とが誘電体層を介して容量結合して
いるので、弾性表面波素子の作製工程が簡便になり、筐
体及び接続基板または外部回路基板中に補正回路を設け
ることで、安定した電気特性を持つ弾性表面波装置を供
給でき、外部回路中にインダクタ素子やキャパシタ素子
の実装が不要となる。
続電極と直接電気接続することで弾性表面波装置を小型
にすることができる上、誘電体層により励振電極を極力
保護することができ安定した電気特性を実現させること
ができる。
散させた接着材を用いる事により、弾性表面波素子とパ
ッケージの電気的且つ機械的接合を同時に得ることがで
きるため、従来のワイヤボンダやバンプボンダなどの高
額の設備および材料が不要とすることができ、高スルー
プットな加熱炉による処理が行え、製造を簡便迅速化す
ることができる。
間に必要な、弾性表面波用の自由振動空間(マイクロギ
ャップ)を、例えばはんだボールの粒径で容易にコント
ロールできるため、弾性表面波フィルタとグランド電極
間に発生する大地容量を精度よく制御可能になり、設計
時の特性の再現性が向上する上に、弾性表面波装置の低
背位化を可能にすることができる。
性を得る必要性がないため、パッケージにキャビティ構
造を持たせる必要がなくなり、弾性表面波装置大幅な低
面積化(従来比約1/4以下)が可能になり、ひいては
携帯電話の小型化、軽量化、低コスト化に貢献すること
ができる。
表面波装置)を模式的に説明する図であり、弾性表面波
装置を基体上に実装する様子を模式的に示す一部破断平
面図である。
明する断面図である。
面的な模式図である。
平面的な模式図である。
る。
図である。
明する断面図である。
明する断面図である。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
図である。
(弾性表面波装置)を模式的に説明する図であり、弾性
表面波素子を基体上に実装する様子を模式的に示す平面
図である。
の結果である。
面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 入出力信号用の導体パターンが形成され
た基体上に、圧電基板の下面に励振電極を形成した弾性
表面波素子を配設して成る弾性表面波装置であって、前
記導体パターンと前記励振電極とが誘電体層を介して容
量結合していることを特徴とする弾性表面波装置。 - 【請求項2】 前記誘電体層が前記励振電極を被覆して
いることを特徴とする請求項1に記載の弾性表面波装
置。 - 【請求項3】 入出力信号用の導体パターンが形成され
た基体上に、圧電基板の下面に励振電極を形成した弾性
表面波素子を配設して成る弾性表面波装置であって、前
記圧電基板の下面と前記基体との間に、誘電体中に50
体積%以下の導電性粒子が分散された枠状の接着材を介
在させ、前記励振電極と前記導体パターンとを導通させ
たことを特徴とする弾性表面波装置。 - 【請求項4】 前記基体の表面と前記励振電極の表面と
の間が前記弾性表面波の波長以上の距離に設定されてい
ることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の弾性
表面波装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP02324299A JP3716123B2 (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 弾性表面波装置 |
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1999
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