JP2006060607A - 圧電共振子、フイルタ及び複合基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】IDTによってSHタイプの表面波を利用して駆動する圧電共振子において、P/V値を大きく維持したまま小型・低背化が達成され、スプリアスの少ない圧電共振子を提供する。
【解決手段】ペロブスカイト構造のPbTiO又はNaNbOを主成分とする圧電基板1aの主面の一部に櫛歯電極からなるインターデジタルトランスデユーサ(IDT)3を形成し、SHタイプの表面波を利用して駆動することを特徴とし、特に前記PbTiOのPbの一部を、La、Nd、Gd、Sr、Ca及びBaのうち少なくとも1種で置換するとともに、Tiの少なくとも一部を、Mnにより置換したABO型ペロブスカイト型複合酸化物であって、Bサイト構成元素1モルに対するPbのモル数をa、Aサイト構成元素のうちPb以外の元素の総モル数をbとしたとき、a/(1−b)で表される値(p)が0.90〜1.00からなることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、レゾネータやフイルタなどに適用されるSH波の表面波を利用した端面反射型の端面反射型圧電共振子とその圧電磁器組成物に関するものである。
通信機器や電子機器に内蔵されるマイクロコンピュータに用いられる発振回路は、安定な発振を得る為には、圧電共振子のメイン振動のP/V値を大きくすることが要求される。
ここで、発振回路は、図10に示す等価回路のように、圧電共振子1の両端と接地電位との間に2つの負荷容量成分15(C1、C2)が接続され、さらに、圧電共振子1の両端間に帰還抵抗13、インバータ14がそれぞれ接続されていた。
一般的に、安定な発振を得る為には、圧電共振子のメイン振動のP/V値を大きくすることに加えて、インバータのゲインの大きさにも依存する。一般的にインバータのゲインは周波数依存性があり、高周波になるに従い小さくなるが、メイン振動の近傍もしくは離れた周波数にスプリアスや別の共振点があり、その共振点において発振条件を満たした場合には誤発振を引き起こす恐れがある。従って、圧電共振子には、メイン振動以外の振動レベルが充分小さいことが要求される。
なお、P/V値は20×log(Ra/Rb)で表されるもので、Raは反共振インピーダンス、Rbは共振インピーダンスとして定義される。
近年、通信機器や電子機器の薄型化が進み、例えば携帯電話やHDDやメモリーカード等に代表されるように薄型化が追求され、電子機器回路基板への高密度実装化が進められており、圧電共振子に対しても小型化、特に薄型化が要求されている。
そこで、圧電素子の厚み縦3倍波振動や厚み滑り基本波振動を適用した表面実装型の圧電共振子、即ちレゾネータにおいては、圧電振動素子と負荷容量を形成したベース基板とを物理的且つ電気的に接続させた圧電振動子(図11参照)を、振動動作を妨げないように外装ケースで被覆し、圧電振動子のP/V値を、例えば50dB以上に大きく保ちながら、いかに小型化と薄型化を達成するかが重要になっていた。
そこで、発振子となる圧電振動素子の小型化を図るために、SHタイプの表面波を利用した端面反射型の表面波共振子やその表面波共振子を外装樹脂で覆ったリード付きタイプの表面波装置などの構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような表面波共振素子を適用した圧電共振子は、圧電基板の主面に一対の櫛歯電極(以下、IDTと言う)が組み合わされるように形成され、IDT周辺に空間を設けるようにして圧電基板の周囲に外層樹脂層が設けられている。
表面波共振素子に用いられる圧電基板として、インピーダンス−周波数特性上に現われるリップルや不要振動を除去するため、比誘電率が600以上のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を用いることが提案されている(特許文献2参照)。
また、比誘電率が30以上、電気機械結合係数が20以上のPZT、LiTaO、LiNbO、ZnOなどが用いられている。(例えば、特許文献3参照)。
特開平8−195644号公報 特開平7−50546号公報 特開2000−278068号公報
しかしながら、特許文献2及び3に記載の圧電基板に用いられるチタン酸ジルコン酸鉛PbZrTiOを主成分とした圧電磁器組成物は、組成相境界が存在することから、TiとZrの比率によって発振周波数の温度特性を良好に制御することが可能になるものの、比誘電率が大きく、表面波装置上に形成された櫛歯形状の振動電極部の容量が著しく大きくなるため、IDTの振動電極部の容量を少なくする目的で櫛歯形状の振動電極部の電極対数を少なくする必要があり、P/Vが小さくなるという問題があった。
また、IDTの電極対数を確保して大きなP/Vを得るためには、帰還回路を構成する2個の負荷容量に対しても、発振条件を満足させる為に、振動電極部の容量とほぼ同等かそれ以上に大きくしなければならならず、著しく大きな容量を基板に内蔵する必要が生じ、基板が大型になるという問題があった。
さらに、PZTの強度は十分ではなく、端面加工や溝加工等の加工時に割れ、クラック及びチッピングが発生しやすく、チッピングによるスプリアスが発生するという問題があった。
また、特許文献3に記載の圧電基板に用いられるLiTaO及びLiNbOの単結晶は、劈開性が高く割れやすく、加工時のチッピングによりスプリアス発生が顕著になるという問題があった。また、圧電性が十分ではないため、樹脂接着によるダンピングの影響を受け、十分な特性が達成できないという問題があった。
さらに、ZnOは薄膜のため、薄膜のため圧電性も小さく端面反射が十分に出来ず、P/Vが小さくなるという問題があった。
従って、本発明の目的は、IDTによってSHタイプの表面波を利用して駆動する圧電共振子において、P/V値を大きく維持したまま小型・低背化が達成され、スプリアスの少ない圧電共振子を提供することにある。
本発明は、圧電基板の主面の一部に櫛歯電極からなるインターデジタルトランスデユーサ(IDT)を形成し、SHタイプの表面波を利用して駆動する圧電共振子において、ペロブスカイト構造からなるPbTiO又はNaNbOを主成分とした圧電磁器組成物を用いることによって、チッピングの発生を抑制し、大きなP/V値を実現し、しかも小型、低背な圧電共振子を得ることができるとの新規な知見に基づく。
即ち、本発明の圧電共振子は、ペロブスカイト構造のPbTiO又はNaNbOを主成分とする圧電基板の主面の一部に櫛歯電極からなるインターデジタルトランスデユーサ(IDT)を形成し、SHタイプの表面波を利用して駆動することを特徴とする。これにより、レゾネータ用途に好適な圧電共振子を得ることができる。
特に、前記PbTiOのPbの一部を、La、Nd、Gd、Sr、Ca及びBaのうち少なくとも1種で置換する場合、焼結性を高めて分極を容易にし、共振インピーダンスRoを小さくすることによってP/V値を向上することが容易になるとともに、発振周波数の温度依存性を小さくする効果がある。
前記PbTiOのTiの一部を、Mnで置換する場合、共振インピーダンスRoを小さくするため、P/V値をより大きく向上することが容易になる。
前記PbTiOのTiの一部を(Fe1/32/3)、(Co1/32/3)、(Y1/21/2)、(Yb1/21/2)、(In1/21/2)および(Mg1/32/3)のうち少なくとも1種で置換してなり、BがNb、Sbのうち少なくとも1種であることが好ましい。これにより、P/Vをさらに高める効果があり、また、ばらつきの低減に効果がある。
前記PbTiOのPb及びTiの一部を他の元素で置換したABO型ペロブスカイト型複合酸化物であって、Bサイト構成元素1モルに対するPbのモル数をa、Aサイト構成元素のうちPb以外の元素の総モル数をbとするとき、a/(1−b)で表される値pが0.90〜1.00からなることが好ましい。このようにp値を設定することにより、さらにP/V値をより高める効果が得られるとともに、発振周波数の温度特性を改善することができる。
前記NaNbOのNaの一部をLi、K、Bi、La、Ndのうち少なくとも1種で置換してなることが好ましい。これにより、P/Vをより高めることができ、また、発振周波数の温度特性を改善することができる。
前記圧電基板の比誘電率が400以下であることが好ましい。これにより、IDTの振動電極部の容量を効果的に小さくでき、その結果、小型化・低背化を図りつつ、P/Vをより大きくするのが容易になる。
前記圧電基板の主面に、前記IDTを収容する空間を形成するように、ベース基板を接着し、該ベース基板に前記一対のコンデンサが設けられてなることが好ましい。これにより、回路をより集約化し、小型化・低背化にさらなる効果が期待できる。
記コンデンサの容量が8〜50pFであることが好ましい。これにより、従来の発振回路をそのまま利用できるという利点がある。
圧電基板のIDTが形成された面に対向するように、かつSHタイプの表面波の振動を妨げない空間を形成するようにベース基板を配置するとともに、前記圧電基板と前記ベース基板とを固着封止してなることが好ましい。これにより、端面反射型圧電共振子として、小型化とより低背化をより容易に実施できる。
前記圧電基板の対向主面に、前記IDTと対向するように孤立導体層を設けてなることが好ましい。これにより、バルク振動の周波数を表面波の振動より低周波側に移動させることが可能となる。そのため、SH波の表面波とバルク波振動とを分離し、表面波を適用した圧電共振子の小型化においてもバルク波に起因したスプリアス振動が重畳しにくく安定した振動特性を得る事ができる。
本発明のフイルタは、上記の圧電共振子を複数電気的に接続してなるため、フイルタとしての減衰特性を有したバンドパスフイルタの機能を得ることができる。
本発明の複合基板は、マイクロコンピュータICチップと、上記の圧電共振子とをベース基板に実装したことを特徴とする。これにより、部品の集積度を高め、電子機器の低背化を図ることが容易になる。
本発明を、図を用いて説明する。図1は、本発明の圧電共振子の一実施様態を示すものである。
図1によれば、本発明の圧電共振子に用いる圧電共振子1は、圧電基板1aの主面2aに一対の櫛歯電極(以下、IDTと言う)3が形成されおり、各IDT3は複数の電極指3a、3bを分極方向(図1の矢印方向)と平行になるように構成され、一対のIDT3の電極指3a、3bが交互に配置され、一対の櫛歯電極の電極指3a、3bが圧電基板1aの主面2aの略中央部で交差している。
なお、電極指3a、3bは、接続部6a、6bを介して接続用電極7a、7bにそれぞれ電気的に接続されている。接続用電極7a、7bには、外部回路への接続のために導電性バンプ8a、8bを設けることも可能である。
また、圧電基板1aの対向主面2bには補強基板1bが接着されている。
圧電基板1aの側面には、この側面と平行な側面を有する反射堤部9を設け、圧電基板1aと反射堤部9との間に、SHタイプの表面波を反射させるための反射溝4を形成することが好ましい。
ここで、IDT3の最も外側に位置する電極指3a、3bの電極幅は、SHタイプの表面波の波長λに対して、約λ/8の幅に設定すると、最も外側に位置する電極指は、反射溝4に隣接して形成されているため、SHタイプの表面波の端面反射をより効果的にすることが可能になる。さらに、表面波の端面反射の点からは、電極指3a、3bの外側に隣接した反射溝4の長さは、電極指3a、3bの電極指交差部の長さよりも長くなるように構成するのが、SH波の端面反射を可能にし、スプリアス発生レベルを押さえられる点から望ましい。さらに、SH波からなる表面波は圧電基板の深さ方向にも振動することから深さ方向に発生した振動に対しても端面反射を効果的にし、スプリアス発生レベルを押さえられる点からも反射溝4の深さは波長λより大きく、反射溝4の長さは、交差電極長より長くすることが望ましい。
このような反射端面(圧電基板の側面)、反射溝4及び反射堤部9は、圧電基板1aをスライサー加工機、レーザー加工機又はサンドブラスト加工などにより、圧電共振子の一方の端面から他の端面まで溝加工することによって形成することができる。その際に、反射溝4が圧電基板1aにとどまらず、補強基板1bの一部に及ぶように加工することが望ましい。
このような反射端面の加工時に、圧電磁器としてPZTを用いる場合にはチッピングが発生し、さらにLTやLNを用いる場合にはチッピングがより顕著となる。また、PZTは強度が低いため、クラックや割れが発生して不良の発生率が高いが、PbTiOやNaNbOを圧電磁器組成物として使用すると、チッピングを抑制し、歩留まりを改善することができる。
即ち、本発明によれば、端面反射型の圧電共振子の圧電基板の磁器材料として、PbTiO(チタン酸鉛、以下PTと言うことがある)又はNaNbO(ニオブ酸ナトリウム、以下NNと言うことがある)を主成分とした圧電セラミックスを用いることが重要である。PTやNNは、SHタイプの表面波を励振しやすくし、また、PTやNNは高強度であり、チッピングの発生を抑制することができるため、P/V値を45dB以上、特に50dB以上、更には55dB以上、より好適には60dB以上と大きなP/V値を得ることができる。
特に、PTのPbの一部を、La、Nd、Gd、Sr、Ca及びBaのうち少なくとも1種で置換することが好ましい。これにより、焼結性を高め分極を容易にし、特に、共振インピーダンスRoを小さくすることによりP/V値を向上することが容易になるとともに、発振周波数の温度依存性を小さくすることが出来る。上記の元素のうち、特にCaは発振周波数の温度変化率を小さくする点で好適に使用できる。
Pbに対するLa、Nd、Gd、Pr、Sr、Ca,Baの置換量xは0.05〜0.15に設定することが、分極の容易さ及び高耐熱性により、P/V値を高く維持するのが容易である点で好ましい。
また、PTのTiの一部を((Fe1/32/3)、(Co1/32/3)、(Y1/21/2)、(Yb1/21/2)、(In1/21/2)および(Mg1/32/3)のうち少なくとも1種で置換することで焼結性をより高め分極を容易にすることが可能になり、P/Vをより大きくする効果があり、また、製品間のばらつきを著しく低減することが容易になる。但し、BはNbもしくはSbのうち少なくとも1種で置換するものとする。
また、PTのTiの一部を、Mnで置換する場合、共振インピーダンスRoを小さくするため、P/V値をより大きく向上することが容易になる。
さらには、Pb及びTiの一部を他元素で置換したABO型ペロブスカイト型複合酸化物であって、Bサイト構成元素1モルに対するPbのモル数をa、Aサイト構成元素のうちPb以外の元素の総モル数をbとするとき、a/(1−b)で表される値pを0.90〜1.00とすることが好ましい。このように0.9≦p≦1.00を満たす場合、BGS振動の反共振インピーダンスRaを大きくでき、これにより、移相反転の傾きθが大きくなって移相の反転が急峻になることで発振ポイントの周波数変動を抑制できるからである。また、耐熱性を維持でき、表面実装時のリフロー(約240〜260℃)の温度で発振周波数の特性が大きく変動するのを抑制し、表面実装型部品(SMD)として対応することができる。
特にp値は、BGS振動の反共振インピーダンスRaを大きくし、P/V値を大きくするという点で、0.95〜0.999がより望ましい。
なお、本発明における主成分とは、PT又はNNが全体組成の半分以上を占めることを意味し、その一部を他の成分で置換したり、焼結助剤を加えたりすることができる。このようにPTやNNを主成分とすることで、P/V値を大きく維持したまま小型・低背化を図り、スプリアスの少ない圧電共振子を実現できる。また、PT又はNNが主成分であれば、その特性が失われない範囲で不純物が含まれていても良い。例えば、PTの場合、Zrが含まれると、その含有量が多い場合、PZTと同じ欠点が生じるため、PT中のZrの含有量は、Aサイト構成元素の10モル%以下、特に5モル%以下、更には1モル%以下、より好適には0.5モル%以下であることが好ましい。このようにPT中のZr含有量を低下させることによって、P/V値を維持しつつ小型化を図ることが容易になるとともに、スプリアスを抑制するのが容易になる。
また、本発明のNaNbOを主成分とした圧電磁器組成物においては、前記NaNbOのNaの一部をLi、K、Bi、La、Ndのうち少なくとも1種で置換することで、P/Vをさらに大きくするとともに、発振周波数の温度特性を良好にすることができる。また、Nbの一部を少なくともMn、Coにより置換することも同様の効果がある。
このような振動子用の圧電磁器は、PT又はNNを主成分としたABO型ペロブスカイト結晶相を主結晶相とするが、その他の結晶相としてパイロクロア相が存在していても、圧電磁器の特性が損なわれない範囲であれば問題はない。
櫛歯電極3a、3bの材質はArやCr、Ag、Au、Pt、Niなどが望まれる。
補強基板1bとしては、圧電基板1aを構成する圧電磁器より強度や靭性の高いアルミナ(Alを主成分にした磁器)、ジルコニア(ZrOを主成分にした磁器)、マグネシア(MgOを主成分にした磁器)、窒化アルミニウム(AlNを主成分にした磁器)、窒化珪素(Siを主成分にした磁器)、炭化珪素(SiCを主成分にした磁器)を用いることができるが、これらの中でも、原価が安く生産性に優れる観点から、アルミナが望ましい。
ここで、圧電基板として、PbZrTiO(チタン酸ジルコン酸鉛、以下PZTと言うことがある)を適用した場合、少なくとも比誘電率が800以上と大きな値を有するため、櫛歯形状の振動電極部の容量が著しく大きくなる。例えば、従来より使用されているセラミックレゾネータの圧電共振子は、その振動電極部の容量が約15pF以下であるのに対して、櫛歯電極では60pF以上と著しく大きくなる。そのため帰還回路を構成する2個の負荷容量も、発振条件を満足させる為に、振動電極部の容量とほぼ同等かそれ以上に大きくしなければならず、このような大容量を基板に内蔵するには、基板の大型化につながるという欠点があった。
しかし、PT又はNNの比誘電率を約400以下、特に350以下、より好適には300以下、と小さな値にすることで、形成する容量を小さくでき、圧電振動子の小型化に寄与でき、上記の圧電振動素子をレゾネータとして好適に使用することができる。特にPTは、より高強度であり、スプリアスの発生の抑制効果が高い点で特に望ましい。また、比誘電率の下限値は、回路において浮遊容量やインダクタンスの影響を受けにくいという理由で、50、特に100、更には150が好ましい。
さらに、レゾネータ用途の場合、比誘電率が300以下となるチタン酸鉛PbTiO及びニオブ酸ナトリウムNaNbOを主成分とした圧電セラミックスであること望ましい。
図2は、本発明の圧電共振子に用いられる他の圧電共振子を示すものであり、共通部分に関しては図1と同じ符号を付与した。
本発明によれば、主面2aに複数の電極指3a、3bを交差するように形成してなるIDT3を具備する圧電基板1aの磁器材料としてPT又はNNを用いることが重要である。そして、図2によれば、IDT3と対向するように孤立導体層5を設けることが好ましい。孤立導体層5は、例えば、図2に示したように、圧電基板1aのIDT3の設けられた主面2aと反対の対向主面2bに設けることにより、バルク振動の周波数を表面波の振動より低周波側にシフトさせることができ、SH波の表面波とバルク波振動とを分離し、スプリアス振動がSH波に重畳しにくくなるため、より安定した振動特性を容易に得ることができる。
即ち、圧電基板1aの対向主面2bに孤立導体層5を形成することで、SHタイプの表面波の共振周波数fr及び反共振周波数faの中間近傍に存在していたバルク波のスプリアスを低周波側に移動させることが可能になるため、SHタイプの表面波のfr、faとバルク波振動のスプリアスとを分離できることが容易になり、さらに大きなP/V値が得られ、レゾネータとして適用する場合、安定した発振を得ることが可能になる。
孤立導体層5の面積は、IDT3の電極指3a、3bの交差する領域である電極指交差部の面積よりも大きくすることが好ましい。電極指交差部の面積よりも孤立導体層5の面積を大きくすることによって、バルク波の悪影響をより効果的に排除することができる。
本発明の圧電共振子は、例えば図3、4に示したように、上記の圧電共振子101を、入力電極PIN、グランド電極PGND、出力電極POUTを表面に具備するベース基板110の上に接着した構造を採用することができる。
即ち、圧電基板101aの主面102aに電極指103a、103bとで構成するIDT103が設けられ、電極指103a、103bは振動領域を形成している。主面102aの一部(振動領域の外側)は接着剤を用いてベース基板110に接合する。接合にあたっては、圧電共振子101とベース基板110によってIDT103を収容する空間106を形成するように配置することができる。このような配置にすれば、空間106が形成されるので、圧電基板101aの主面102aに形成されたIDT103によるSHタイプの表面波の振動を妨げることがなく、特性の優れた圧電共振子を実現できる。なお、所望により、対向主面102bと補強基板101bとの界面に孤立導体層105を形成することができる。
この合成樹脂は、圧電共振子101とベース基板110とを接着する際に、反射溝104の内部に充填される。なお、予め反射溝104内に合成樹脂を充填した後、圧電共振子101とベース基板110を接着しても良い。その接着領域は、例えば、圧電磁器端面から図5の圧電共振子の平面図における破線Aの外側の領域(非A領域)を選ぶことができる。この場合、非A領域に位置する溝104aには合成樹脂が充填され、破線Aの内側の溝104bには合成樹脂が充填されていないことが好ましい。
なお、合成樹脂のヤング率が十分小さく、共振特性の低下が顕著ではない場合、領域A内の溝104bを合成樹脂で充填しても差し支えない。
また、領域A内の空間106を外気から遮断するために、反射堤部109とベース基板110との間は接着剤によって密封し、IDTの駆動部は完全に気密封止することが可能であり、水分等の大気の悪影響を回避できる。
ベース基板110は、絶縁性を有するものであれば特に制限されるものではないが、例えば、チタン酸バリウムを含有した誘電体材料やアルミナ基板等のセラミックス、あるいはポリイミドや液晶ポリマー等の耐熱性に優れた樹脂材などで構成することが望ましい。
接着に用いる合成樹脂は、ヤング率が1×1010Pa以下のものがバルク波に起因したスプリアスを効果的に抑制できる。このような合成樹脂としては、エポキシ系樹脂、シリコン系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂が例示できるがこれらに限定されるものではない。
なお、図5において、電極指103a、103bが交差して形成する電極交差部103cを表示するとともに、反射堤部109の側面は圧電基板101aの側面107に平行となるように形成されている。
以上のように、本発明の圧電共振子に用いる圧電磁器は、図10に示したコルピッツ型発振回路に適用される発振子用の圧電磁器として最適であるが、それ以外の発振子、フイルタや圧電センサーなどに最適な振動子用圧電磁器である。
本発明のフイルタは、上記の圧電共振子を複数電気的に接続してなるものであり、例えば、一実施様態であるラダー型フイルタを図6に示す。
このフイルタは、直列共振子201と並列共振子202で構成される。直列共振子201は、入力端子205aと出力端子205bを直列に電気的配置がなされ、一方、並列共振子202は、出力端子215cが直列共振子201の出力側端子205bと結線させ、グランド側端子215gをグランドに接地させる回路構成でフイルタ回路を形成することができる。
直列共振子201と並列共振子202はそれぞれ、反射端面部206を介して、独立した櫛歯電極を形成し電気的接続を図る事でフイルタを得ることができる。例えば、ラダー型フイルタとする場合、直列に配置される圧電共振子の共振周波数と並列に配置される反共振周波数とを合わせてフイルタの中心周波数を決定し、保証減衰量を直列列に配置した容量より並列に配置した容量より大きくすることでフイルタとしての所望の減衰量を得ることができる。即ち、並列に配置した共振子のIDT203bの数を直列に配置した共振子のIDT203aより多くすることで減衰量を大きくすることができる。
本発明の複合基板は、例えば図7に示すように、回路母基板301にキャビティ302が形成され、このキャビティ302内に、圧電共振子303のIDT形成面をキャビティ底面に対向するように、且つIDT形成面とキャビティ底面とに空間を設けるように、本発明の圧電共振子303を収容し、キャビティ302を覆うようにキャビティ302上にICチップ304を配置したものである。
圧電共振子303及びICチップ304は接着剤を用いて接着するが、圧電共振子303に用いる接着剤は、図5に破線で示した接着領域Aとなるように、ヤング率が1×1010Pa以下の合成樹脂からなる接着を用いるのが好ましい。また、ICチップ304はキャビティ302を密封するための蓋の役割をも果たすことができ、接着剤やろう材を用いて、キャビティ302を封止するように接着するのが好ましい。
なお、ICチップ304は、ベアチップでも、また、ICをパッケージの内部に封入したものでも、いずれでも良い。
また、回路母基板301中にはコンデンサを内蔵していること、即ち容量を形成する電極が形成されていることが望ましい。例えば、図7に示したように、回路母基板301が内部に誘電体層305を具備し、誘電体層305を挟持するように、且つ対向するように一対の電極306a、306bをそれぞれ設けてコンデンサ307a、307bを形成している。この場合、2個のコンデンサを形成し、これらのコンデンサ307a、307bが、圧電共振子303に電気的に接続されている。
このように、マイクロコンピュータ用等のICチップ304を、キャビティ302内の圧電共振子303を封止するように実装することにより、厚みの薄い、いわゆる低背な複合基板を提供することができ、電子機器の小型化に寄与することができる。
原料として、Pb、La、Nd、Sm、Pr、MnO、TiO、及びSrCO、BaCO、CaCO、Fe、Nb、Co、In、Y、Yb、MgCO、Li、Na、K、Biからなる各種酸化物を用い、焼結体が表1及び表2の組成となるように秤量し、ZrOボールを用いたボールミルにて24時間湿式混合した。次いで、この混合物を乾燥した後、900℃で3時間仮焼し、適量の有機バインダを加え乾式混合し、メッシュの容器に通し整粒した。このようにして得られた粉体を147MPaの圧力で縦20mm、横30mm、厚み1.0mmの板状に成形し、大気中において1250℃の温度で3時間本焼成し圧電磁器を得た。
その後、PbTiO又はNaNbOを主成分とした圧電磁器(L=21mm、W=40mm、t=0.2mm)をそれぞれ長さ(L)方向に分極し、鏡面加工を行った後、磁器の主面上にAl電極を蒸着した。フォトリソ工程を用いて櫛歯電極からなるIDTと、IDTと電気的に導通が図れた引き出し電極とを複数形成した。IDTは個々の圧電共振子の中央部に相当する領域に配置した。この時、櫛歯電極からなるIDTの電極指の方向と分極方向は一致させた。その後、SHタイプの表面波を反射させるための溝を、櫛歯電極からなるIDTの最外側にスライサーにて加工して形成した。この時、IDTの公差電極の数は15.5対として、電極交差長は660μmとした。さらにIDTの電極指の幅は15μm、電極指と電極指との間は15μmとして、メタライゼーション比(IDT電極幅/電極間の無電極の幅)を1に設定した。SHタイプの表面波を反射させるための溝加工は、IDT電極の最外側電極指の電極幅がλ/8(約7.5μm)であり、さらに溝の深さを120μmになるように加工した。
その後、IDTと電気的に導通が図れた引き出し電極部の一部に導電性バンプを印刷し、図1の圧電共振子を作製した。
次に、BaTiO系誘電体を主成分としたベース基板(L=21mm、W=40mm、t=0.1mm)のウエーハの両主面に端子電極となるAg電極を印刷後焼き付けし2個の容量が形成された(各20〜50pF)の負荷容量内蔵の基板を作製した。
その後、図3、4に示したように、ベース基板上にエポキシ系樹脂をIDTに対向しない領域に印刷し、圧電磁器ウエーハのIDTが形成された面と対向するように貼り合わせ固着した。その後、個々の圧電共振子の形状に(L=2.0mm、W=2.5mm、t=0.35mm)ダイシング加工機で加工した。その後、外部端子をAgスパッタで形成し、IDTと外部端子及びとの電気的導通を行った。
発振子の特性は、インピーダンスアナライザにより、インピーダンス波形を求め、反共振インピーダンスRaと共振インピーダンスRoの測定を行った。さらに、P/V値をP/V=20×Log(Ra/Ro)の式により算出した。
発振周波数の周波数公差の評価は、図10に示すインバータ発振回路を用いて、各組成毎それぞれ反共振周波数Raの変動幅が10ppm以内の100個の発振子を用意し、発振子のみを替えたときの発振周波数の周波数分布を調査した。調査は、各組成毎に平均の発振周波数を求め、平均の発振周波数を基準として発振周波数が最大に変化した周波数を発振周波数変化率として求め、平均発振周波数に対する最大変化幅を発振周波数の公差として表した。これらの結果を表1に示す。
Figure 2006060607
Figure 2006060607
本発明試料No.1〜27及び32〜51は、P/V値が43以上、特に46以上、更には50以上と高く、また、インバータ発振回路に発振子を組み込んだときの発振周波数の公差を3000ppm以下、特に2800ppm以下、更には2600ppm以下に小さくすることができ、スプリアスも観察されなかった。
一方、PZT、LN、LT、ZnOからなる本発明の範囲外の試料No.28〜31は、P/V値が44dB以下で、スプリアスが観察された。
表1の試料No.18を用いてインピーダンス特性を評価した。結果を図8に示した。図8によれば、メイン周波数帯域内にスプリアスが発生せず、P/V値は63dBと大きな値がえられた。この時の圧電共振子のみの容量は16pFであり、従来から使用されるレゾネータの発振素子の15pFとほぼ同等であり、発振特性においても、従来から使用される負荷容量の15〜30pFの範囲で安定した発振を示した。
これに対して、比較例として試料No.28のPZTからなる圧電磁器を適用し、同様の方法で圧電共振子を作成した結果、P/V値は42dB、共振子の電極部の容量は68pFであり、安定した発振をえるためには80pF〜100pFと大きな不可容量が必要になるという欠点があった。
表1の試料No.15〜22の圧電磁器を圧電基板(L=21mm、W=40mm、t=0.1mm)として用い、補強基板としてアルミナのウエーハ(L=21mm、W=40mm、t=0.1mm)にエポキシ系接着剤で貼り合わせた後、実施例1と同様にして圧電共振子を作製した。なお、図2に示した孤立導電層を形成した。このときのインピーダンス波形においても、メイン周波数帯域内でのスプリアスの発生は認められず、P/V値は孤立導電層を入れない場合に対して60〜70dBと10〜15%向上した。
これに対して、比較例として試料No.28のPZTからなる圧電磁器を適用し、補強基板としてアルミナを用い、同様の方法で圧電共振子を作製した。なお、孤立導電層は形成しなかった。その結果、P/V値は42dBであったが、メイン周波数帯域内でのスプリアスの発生が認められた。
さらに、表2の試料No.33のNaNbOを主成分とした圧電磁器を適用して、実施例1と同様にして圧電共振子を作成した結果、P/V値は61dB、共振子の電極部の容量は10pFでありレゾネータとして有望な結果を示した。このように、本発明によれば、高いP/V値を維持しながら、スプリアスの発生しにくい低背の圧電共振子を得ることができる。
本発明の圧電共振子の斜視図である。 本発明の他の圧電共振子の斜視図である。 本発明の圧電共振子の取付けを示す模式図である。 本発明の圧電共振子を示すもので、ベース基板を取り付けた場合の斜視図である。 本発明の圧電共振子の平面図である。 本発明のフィルタを示す平面図である。 本発明の複合基板を示す概略断面図である。 実施例2における本発明の圧電共振子のインピーダンス特性図である。 実施例2における比較の圧電共振子のインピーダンス特性図である。 圧電共振子の発振回路図である。 従来の表面実装型の圧電共振子の構造を示す斜視図である。
符号の説明
1・・・圧電共振子
1a・・・圧電基板
1b・・・補強基板
2a・・・主面
2b・・・対向主面
3・・・櫛歯電極(IDT)
3a、3b・・・電極指
4・・・反射溝
5・・・孤立導体層
6a、6b・・・接続部
7a、7b・・・接続用電極
8・・・導電性バンプ
9・・・反射堤部

Claims (15)

  1. ペロブスカイト構造のPbTiO又はNaNbOを主成分とする圧電基板の主面の一部に櫛歯電極からなるインターデジタルトランスデユーサ(IDT)を形成し、SHタイプの表面波を利用して駆動することを特徴とする圧電共振子。
  2. 前記PbTiOのPbの一部を、La、Nd、Gd、Sr、Ca及びBaのうち少なくとも1種で置換することを特徴とする請求項1記載の圧電共振子。
  3. 前記PbTiOのTiの一部を、Mnで置換したことを特徴とする請求項1又は2記載の圧電共振子。
  4. 前記PbTiOのTiの一部を(Fe1/32/3)、(Co1/32/3)、(Y1/21/2)、(Yb1/21/2)、(In1/21/2)および(Mg1/32/3)のうち少なくとも1種で置換してなり、BがNb、Sbのうち少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の圧電共振子。
  5. 前記PbTiOのPb及びTiの一部を他の元素で置換したABO型ペロブスカイト型複合酸化物であって、Bサイト構成元素1モルに対するPbのモル数をa、Aサイト構成元素のうちPb以外の元素の総モル数をbとするとき、a/(1−b)で表される値pが0.90〜1.00からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の圧電共振子。
  6. 前記PbTiO中のZrの含有量が10モル%以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の圧電共振子。
  7. 前記NaNbOのNaの一部をLi、K、Bi、La、Ndのうち少なくとも1種で置換してなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の圧電共振子。
  8. 前記圧電基板の比誘電率が400以下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の圧電共振子。
  9. 前記圧電基板の主面に、前記IDTを収容する空間を形成するように、ベース基板を接着し、該ベース基板に前記一対のコンデンサが設けられてなることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の圧電共振子。
  10. 前記コンデンサの容量が8〜50pFであることを特徴とする請求項9記載の圧電共振子。
  11. 圧電基板のIDTが形成された面に対向するように、かつSHタイプの表面波の振動を妨げない空間を形成するようにベース基板を配置するとともに、前記圧電基板と前記ベース基板とを固着封止してなることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の圧電共振子。
  12. 前記圧電基板の対向主面に、前記IDTと対向するように孤立導体層を設けてなることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の圧電共振子。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の圧電共振子を複数電気的に接続してなることを特徴とするフイルタ。
  14. 前記圧電共振子のP/V値がそれぞれ50dB以上であることを特徴とする請求項13記載のフイルタ。
  15. マイクロコンピュータICチップと、請求項1〜12のいずれかに記載の圧電共振子とをベース基板に実装したことを特徴とする複合基板。


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