JP2000223387A - 基板熱処理方法及び基板熱処理装置 - Google Patents
基板熱処理方法及び基板熱処理装置Info
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Abstract
に、その熱処理における初期の第1段階SPでの処理室
内の排気を第1の排気量(最大排気量)E1で行い、そ
の第1段階SPが経過して以降は、その第1の排気量E
1より小さい排気量(第2の排気量E2)に変更するよ
うにして、その熱処理中に変動する必要排気量に応じ
て、必要な排気量が確保できるように、その処理室内の
排気量を変更する。
Description
晶表示器用のガラス基板、フォトマスク用のガラス基
板、光ディスク用の基板などの基板を処理室内に支持し
て加熱処理や冷却処理などの熱処理を基板に施す基板熱
処理方法及び基板熱処理装置に係り、特には、処理室内
の排気に要する排気用力を軽減するための技術に関す
る。
の加熱処理では、加熱処理中に処理室内に放出される、
基板に塗布されたフォトレジスト膜中の残留溶剤の蒸気
や、基板に残留する現像液やリンス液などの液分の蒸気
などを処理室から排出するために、処理室内の排気を行
っている。
では、例えば、加熱された基板から放出される熱気を処
理室から排出することなどを目的に、処理室内の排気を
行っている。
気は、従来、予め設定された所定の排気量を維持して常
時一定の排気量で行うように構成されている。
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。例えば、加熱処理において、残留溶剤や残留液分
の蒸気の放出量は、加熱処理の初期の段階で多く、加熱
処理の進行に従って減少するが、初期の段階での放出蒸
気が十分に処理室内から排出されないと、基板に再付着
するなどの不都合を招く。そのため、従来は、初期の段
階の多量の放出蒸気を漏れなく処理室内から排出できる
程度に、上記所定の排気量を比較的大きく設定してい
る。
めに、従来は、冷却処理の初期の段階の基板が最も高温
の状態における基板からの放熱を効率良く処理室内から
排出できる程度に、上記所定の排気量を比較的大きく設
定している。
常時、処理室内の排気を行っている。そのため、排気用
力が大きくなり、工場側のユーティリティの負担が大き
くなっている。特に、近年、基板は大型化しつつある
が、基板が大型化すれば、それに伴って、加熱処理では
放出蒸気量が増加し、冷却処理では放熱量が増加するの
で、処理室内からの排気量は、基板のサイズに応じて大
きく設定しなければならず、排気用力の一層の増大を招
来する。
ジスト塗布処理や現像処理、加熱処理及び冷却処理など
の熱処理を含む一連の基板処理を行うレジスト処理装置
は、複数の基板に並行して処理を行って、生産効率を高
めるようにしている。そのため、レジスト処理装置には
同じ処理を行う装置を複数搭載している。ここで、通
常、加熱処理及び冷却処理は、フォトレジスト塗布処理
の前後と、現像処理の前後に行われるので、各工程の加
熱処理及び冷却処理を並行して行うために、レジスト処
理装置には多数の基板加熱処理装置及び基板冷却処理装
置が搭載される。この場合、上述したように1つの基板
熱処理装置の排気用力が大きいと、レジスト処理装置に
搭載された全ての基板熱処理装置に要する排気用力は膨
大になる。
たものであって、熱処理に要する排気用力を軽減するこ
とができる基板熱処理方法及び基板熱処理装置を提供す
ることを目的とする。
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、処理室内に基板を支持し
て基板に熱処理を施す基板熱処理方法において、前記処
理室内で熱処理を基板に施している間に、その処理室内
の排気量を変更することを特徴とするものである。
記載の基板熱処理方法において、前記熱処理における初
期の第1段階での前記処理室内の排気を第1の排気量で
行い、前記第1段階が経過して以降は、前記第1の排気
量より小さい排気量に変更することを特徴とするもので
ある。
たは2に記載の基板熱処理方法において、複数の処理室
で複数の基板に対して同じ熱処理を並行して行う際に、
各処理室で最大の排気量となるタイミングをずらせるこ
とを特徴とするものである。
いし3のいずれかに記載の基板熱処理方法において、前
記熱処理が、基板にフォトレジスト膜を塗布した後に行
うプリベークであることを特徴とするものである。
いし3のいずれかに記載の基板熱処理方法において、前
記熱処理が、基板に現像処理を施した後に行うポストベ
ークであることを特徴とするものである。
いし3のいずれかに記載の基板熱処理方法において、前
記熱処理が、基板に加熱処理を施した後に行う冷却処理
であることを特徴とするものである。
を支持して基板に熱処理を施す基板熱処理装置におい
て、前記処理室内の排気を行う排気手段と、前記排気手
段による前記処理室内の排気量を変更する排気量変更手
段と、前記処理室内で熱処理を基板に施している間に、
前記処理室内の排気量を変更するように前記排気量変更
手段を制御する排気量変更制御手段と、を備えたことを
特徴とするものである。
記載の基板熱処理装置において、前記排気量変更制御手
段は、前記熱処理における初期の第1段階での前記処理
室内の排気を第1の排気量で行い、前記第1段階が経過
して以降は、前記第1の排気量より小さい排気量に変更
することを特徴とするものである。
作用は次のとおりである。例えば、加熱処理では、残留
溶剤や残留液分の蒸気の放出量は、加熱処理の初期の段
階で多く、加熱処理の進行に従って減少するので、放出
蒸気量が減少した段階での処理室内の排気に必要な排気
量は、放出蒸気量が多い初期の段階での必要排気量より
小さくてもよい。また、冷却処理では、冷却処理の進行
に従って基板からの放熱量は減少していくので、冷却処
理中の処理室内の排気に必要な排気量は冷却処理の進行
に従って小さくなる。このように、熱処理中の処理室内
の排気に必要な排気量は、熱処理の進行などに応じて変
動する。従来は、熱処理中での必要排気量が最大となる
最大排気量を常時維持するようにしているので、必要排
気量が最大排気量より小さい処理段階では、無駄な排気
を行っていることになる。これに対して、請求項1に記
載の発明では、熱処理中に変動する必要排気量に応じ
て、必要な排気量が確保できるように、処理室内で熱処
理を基板に施している間に、その処理室内の排気量を変
更する。
法によれば、熱処理の初期の段階での必要排気量が大き
く、その段階以降の必要排気量が小さくなる一般的な熱
処理を好適に行うために、熱処理における初期の第1段
階での処理室内の排気を第1の排気量、例えば、最大排
気量で行い、その第1段階が経過して以降は、上記第1
の排気量より小さい排気量に変更する。なお、この場合
の排気量の変更は、第1の排気量とその第1の排気量よ
り小さい所定の第2の排気量の2段階の排気量での切り
替え変更であってもよいし、また、第1段階が経過して
以降は、第1の排気量から排気量を段階的に順次小さく
するように変更してもよいし、さらに、第1段階が経過
して以降は、第1の排気量から排気量を序々に小さくす
るように変更してもよい。
法によれば、レジスト処理装置のように、複数の処理室
で複数の基板に対して熱処理を並行して行う際に、各処
理室で最大の排気量となるタイミングをずらせて、同じ
タイミングでの合計排気量の最大値を小さくする。
法によれば、処理室内でプリベークを基板に施している
間に、例えば、プリベークにおける初期の第1段階での
処理室内の排気を第1の排気量(最大排気量)で行い、
その第1段階が経過して以降は、その第1の排気量より
小さい排気量に変更するようにして、プリベーク中に変
動する必要排気量に応じて、必要な排気量が確保できる
ように、その処理室内の排気量を変更する。また、複数
の処理室で複数の基板に対してプリベークを並行して行
う際には、各処理室で最大の排気量となるタイミングを
ずらせてもよい。
法によれば、処理室内でポストベークを基板に施してい
る間に、例えば、ポストベークにおける初期の第1段階
での処理室内の排気を第1の排気量(最大排気量)で行
い、その第1段階が経過して以降は、その第1の排気量
より小さい排気量に変更するようにして、ポストベーク
中に変動する必要排気量に応じて、必要な排気量が確保
できるように、その処理室内の排気量を変更する。ま
た、複数の処理室で複数の基板に対してポストベークを
並行して行う際には、各処理室で最大の排気量となるタ
イミングをずらせてもよい。
法によれば、処理室内で冷却処理を基板に施している間
に、例えば、冷却処理における初期の第1段階での処理
室内の排気を第1の排気量(最大排気量)で行い、その
第1段階が経過して以降は、その第1の排気量より小さ
い排気量に変更するようにして、冷却処理中に変動する
必要排気量に応じて、必要な排気量が確保できるよう
に、その処理室内の排気量を変更する。また、複数の処
理室で複数の基板に対して冷却処理を並行して行う際に
は、各処理室で最大の排気量となるタイミングをずらせ
てもよい。
記載の基板熱処理方法を好適に実施する基板熱処理装置
であって、その作用は次のとおりである。
気が行われ、排気量変更手段によって排気手段による処
理室内の排気量を変更することができる。排気量変更制
御手段は、熱処理中に変動する必要排気量に応じて、必
要な排気量が確保できるように、処理室内で熱処理を基
板に施している間に、処理室内の排気量を変更するよう
に排気量変更手段を制御する。
記載の基板熱処理方法を好適に実施する基板熱処理装置
であって、その作用は次のとおりである。
における初期の第1段階での処理室内の排気を第1の排
気量で行い、その第1段階が経過して以降は、上記第1
の排気量より小さい排気量に変更する。
施の形態を説明する。図1は本発明の第1実施例に係る
基板加熱処理装置の構成を示す縦断面図である。
Hやカップ部材2、カップ部材2及び基板支持ピン3を
昇降させるエアシリンダ4などがケーシング5によって
囲まれた空間内に配設されている。
出する際に、図示しない基板搬送装置の基板搬送アーム
が通過するための開口6が形成され、この開口6を開閉
するシャッター7も設けられている。
よって分けられており、開口6が形成された方の空間
に、ホットプレート1Hやカップ部材2、基板支持ピン
3などが配設され、他方の空間にエアシリンダ4を配設
して、処理を行う空間に、エアシリンダ4から発生した
パーティクルを流れ込み難くしている。
の伝熱性の良い金属材料で形成され、内部あるいは底面
に設けられた図示を省略したヒーターなどの発熱体によ
って、上面に支持された基板Wを所定の目標温度に加熱
できるように構成されている。
持ピン3が、プレート1Hの上面と底面とをシールした
状態で昇降可能に挿入されている。各基板支持ピン3は
エアシリンダ4と連動連結して昇降可能な支持部材9に
立設され、各基板支持ピン3が同期して昇降できるよう
になっている。
し、底部にはOリングなどのシール部材10が取り付け
られている。
結された支持アーム11に支持されており、エアシリン
ダ4のロッド4aを伸縮することで、カップ部材2が昇
降されるようになっている。エアシリンダ4のロッド4
aを収縮すると、カップ部材2が下降されて、シール部
材10がホットプレート1Hの上面に押圧され、処理室
12が形成されるようになっている。
部材9は、連結部材13を介してカップ部材2の支持ア
ーム11に連結され、カップ部材2の昇降に同期して各
基板支持ピン3が昇降されるようになっている。
けられている。この排気口14は、排気管15を介して
工場のユーティリティなどで構成される図示しない排気
源に連通接続されていて、処理室12内の排気が行える
ようになっている。この排気口14や排気管15など
は、本発明における排気手段を構成する。排気管15の
管路途中には、処理室12内からの排気量を可変に調節
変更する排気量変更手段に相当する排気量調節機構16
も設けられている。
(a)に示すように、モーターなどの駆動部16aによ
って、排気管15内に設けられた遮蔽板16bの傾斜角
度を変更して、その遮蔽板16bの傾斜角度に応じて、
排気量を調節変更するように構成される。また、例え
ば、図2(b)に示すように、駆動部16aによって、
遮蔽板16bをスライド移動させて、排気管15内の排
気路の開度を変更して排気量を調節変更するように構成
してもよい。その他、複数種類のオリフィスが形成され
た部材を設け、駆動部によって排気管15内の排気路に
配置させるオリフィスを選択的に変更して排気量を調節
変更するように構成することもできる。
スなどの不活性ガスやクリーンエアなどの所定の気体を
導入する気体導入口17も設けられている。この気体導
入口17は、気体供給管18を介して工場のユーティリ
ティなどで構成される図示しない気体供給源に連通接続
されていて、処理室12内に気体を供給できるようにな
っている。気体供給管18の管路途中には、処理室12
内に供給する気体の供給流量を可変に調節変更する供給
流量調節機構19も設けられている。この供給流量調節
機構19は、例えば、上記排気量調節機構16と同様の
機構で構成される。
制御や、エアシリンダ4の駆動制御、シャッター7の駆
動制御、排気量調節機構16による排気量の調節制御、
供給流量調節機構19による気体供給流量の調節制御な
ど、装置全体の制御を統括的に行って、以下のような動
作を行う。本発明における排気量変更制御手段の機能を
備えた制御部20は、例えば、コンピューターなどで構
成される。
る。なお、以下の動作で行う加熱処理は、例えば、基板
Wにフォトレジスト膜を塗布する前に行う加熱処理であ
ってもよいし、基板Wにフォトレジスト膜を塗布した後
に行う加熱処理(プリベーク)であってもよいし、基板
Wに露光処理を施した後であって、現像処理を施す前に
行う加熱処理であってもよいし、基板Wに現像処理を施
した後に行う加熱処理(ポストベーク)であってもよ
い。以下の動作では、実施する加熱処理に応じた基板W
が装置に搬入される。
る目標温度になるように温度調節され、その目標温度を
維持するように温度制御されている。
aを伸長させてカップ部材2及び各基板支持ピン3を上
昇させるとともに、シャッター7を駆動して開口6を開
く。
ムが開口6を通過して以下で行う加熱処理に応じた基板
Wをケーシング5内に搬入し、ホットプレート1Hの上
方において、基板搬送アームから各基板支持ピン3へ基
板Wが受け渡される。基板Wの受け渡しを終えて、基板
搬送アームがケーシング5の外に退出されると、シャッ
ター7を駆動して開口6を閉じるとともに、エアシリン
ダ4のロッド4aを収縮させてカップ部材2及び各基板
支持ピン3を下降させる。これにより、基板Wは基板支
持ピン3からホットプレート1Hに受け渡されて、ホッ
トプレート1Hの上面に支持されると同時に、その基板
Wが処理室12内に収容されて、処理室12内への基板
Wの搬入が完了する(図1に示す状態)。
定の加熱処理時間が経過するまで、基板Wを処理室12
内のホットプレート1Hに支持して基板Wに加熱処理が
施される。
室12内からの排気と処理室12内への気体の供給が行
われる。これを図3に示すタイミングチャートを参照し
て説明する。
板Wに対する熱処理(ここでは加熱処理)の期間に相当
する。
では、基板Wを加熱することによって残留溶剤や残留液
分の蒸気が放出されるが、この放出蒸気量は、加熱処理
の初期の段階で多く、加熱処理の進行に従って減少す
る。より詳しくは、加熱処理の初期の段階で多量の蒸気
が放出され、所定時間が経過すると、放出蒸気量は急激
に減少する。
定時間の間の期間を、加熱処理の初期の第1段階SPと
し、この第1段階SPでの処理室12内の排気を第1の
排気量E1で行い、その第1段階SPが経過して以降
は、上記第1の排気量E1より小さい第2の排気量E2
に変更する。一方、処理室12内の排気に応じて、第1
段階SPでの処理室12内への気体の供給流量を比較的
大きい第1の供給流量S1で行い、その第1段階SPが
経過して以降は、上記第1の供給流量S1より小さい第
2の供給流量S2に変更して、処理室12内の圧力を予
め決められた基準圧力(例えば、大気圧かそれより若干
低い圧力)を維持するようにする。
ート1Hの上面に支持されると同時に、その基板Wが処
理室12内に収容されて、処理室12内への基板Wの搬
入が完了した時点である。
放出される蒸気が第2の排気量E2で十分に排気される
ような放出蒸気量に減少するまでの時間であり、実験な
どによって決められる。
放出蒸気を漏れなく処理室12内から排出できる程度の
大きな排気量であり、従来設定していた排気量と同じ排
気量である。なお、この第1の排気量E1が、加熱処理
中での必要排気量が最大となる最大排気量になる。
た後に放出される蒸気を十分に排気できる程度の排気量
であり、例えば、第1の排気量E1の10%程度の排気
量とする。
で処理室12内の排気を行っているときに、処理室12
内の圧力を基準圧力に維持できる気体の供給流量であ
り、第2の供給流量S2は、第2の排気量E2で処理室
12内の排気を行っているときに、処理室12内の圧力
を基準圧力に維持できる気体の供給流量である。
気量に応じて、排気量を変更したので、放出される蒸気
を排出するのに必要な排気量を確保しつつ、無駄な排気
を無くすことができ、排気用力を軽減して加熱処理を実
施することができる。従って、工場のユーテイリティな
どの排気に要する負担を大幅に軽減することができる。
初期の第1段階SPでの処理室12内の排気を第1の排
気量E1で行い、その第1段階SPが経過して以降は、
第1の排気量E1より小さい排気量(第2の排気量E
2)に変更することで、プリベークやポストベークなど
の加熱処理のように初期の段階での必要排気量が大き
く、その段階以降の必要排気量が小さくなる一般的な加
熱処理を排気用力を軽減して実施することができる。
アシリンダ4のロッド4aを伸長させてカップ部材2及
び各基板支持ピン3を上昇させるとともに、シャッター
7を駆動して開口6を開く。これにより、加熱処理を終
えた基板Wは、各基板支持ピン3によってホットプレー
ト1Hの上方に持ち上げられた状態となる。
アームが開口6を通過してケーシング5内に進入し、ホ
ットプレート1Hの上方において、基板搬送アームが各
基板支持ピン3から基板Wを受け取り、ケーシング5の
外に退出して加熱処理済の基板Wが装置から搬出され、
後工程の冷却処理を行う基板冷却処理装置(後述する第
2実施例参照)へと搬送されていく。
熱処理が次々に行われていく。
では、加熱処理中の排気量の変更を、第1の排気量E1
とその第1の排気量E1より小さい第2の排気量E2の
2段階の排気量での切り替え変更としたが、本発明はこ
れに限定されない。例えば、図4に示すタイムチャート
のように、第1段階SPが経過して以降は、第1の排気
量(最大排気量)E1から排気量を段階的に順次小さく
するように変更してもよいし、また、図5や図6などに
示すタイムチャートのように、第1段階SPが経過して
以降は、第1の排気量(最大排気量)E1から排気量を
直線状や曲線状などに序々に小さくするように変更して
もよい。また、加熱処理中の排気量の変更の仕方に応じ
て、第1段階SPの時間を適宜に変動させてもよい。加
熱処理中の放出蒸気量の変化に応じて、漏れなく放出蒸
気が排出する上で、最も無駄な排気が無くせるような排
気量の変更の仕方を選択すればよい。
から所定時間の間の期間を、加熱処理の初期の第1段階
SPとしたが、この第1段階SPを、加熱処理開始TS
より若干遅いタイミングから所定時間の間の期間として
もよい。また、例えば、ホットプレート1Hの上方にお
いて基板搬送装置の基板搬送アームから各基板支持ピン
3に加熱処理前の基板Wが受け渡されたときから第1の
排気量E1での排気を開始したり、基板搬送装置の基板
搬送アームが加熱処理前の基板Wをケーシング5内に搬
入するためにシャッター7が駆動されて開口6が開かれ
たときから第1の排気量E1での排気を開始したりする
など、加熱処理開始TSより早いタイミングから第1の
排気量E1での排気を開始するようにしてもよい。な
お、これら変形例や上記図4ないし図6の変形例など
は、以下の第2実施例でも同様に変形実施することがで
きる。
て説明する。図7は本発明の第2実施例に係る基板冷却
処理装置の構成を示す縦断面図である。
プ部材2を省略し、ホットプレート1Hに代えてクール
プレート1Cを備えている。
の伝熱性の良い金属材料で形成され、ヒーターなどの発
熱体に代えてペルチェ素子などの冷却機器を備えてい
て、クールプレート1Cの上面に支持された基板Wを常
温付近の目標温度に冷却できるように構成されている。
グ5内のクールプレート1Cが配設された空間を処理室
12としている。そして、ケーシング5に排気口31と
気体導入口32が設けられている。
途中に排気量調節機構16が設けられた排気管15を介
して工場のユーティリティなどで構成される図示しない
排気源に連通接続されており、気体導入口32は、管路
途中に供給流量調節機構19が設けられた気体供給管1
8を介して工場のユーティリティなどで構成される図示
しない気体供給源に連通接続されている。
32を各々1つだけ示しているが、排気口31や気体導
入口32を各々複数備えていてもよい。
ので、共通する部分は図1と同一符号を付してその詳述
を省略する。
る。クールプレート1Cは、予め設定されている目標温
度になるように温度調節され、その目標温度を維持する
ように温度制御されている。
aを伸長させて各基板支持ピン3を上昇させるととも
に、シャッター7を駆動して開口6を開く。
ムが開口6を通過して第1実施例装置のような基板加熱
処理装置で加熱された基板Wをケーシング5(処理室1
2)内に搬入し、クールプレート1Cの上方において、
基板搬送アームから各基板支持ピン3へ基板Wが受け渡
される(図7の二点鎖線に示す状態)。基板Wの受け渡
しを終えて、基板搬送アームがケーシング5の外に退出
されると、シャッター7を駆動して開口6を閉じるとと
もに、エアシリンダ4のロッド4aを収縮させて各基板
支持ピン3を下降させる。これにより、基板Wは基板支
持ピン3からクールプレート1Cに受け渡されて、クー
ルプレート1Cの上面に支持される(図7の実線に示す
状態)。
で、基板Wを処理室12内のクールプレート1Cの上面
に支持して基板Wに冷却処理が施される。
に、冷却処理の進行状況に応じて排気量を途中で変更し
て処理室12内からの排気を行うとともに、排気量に応
じて供給流量を変更して処理室30内への気体の供給を
行う。
すタイムチャートに従って、冷却処理開始から所定時間
の間の期間を、冷却処理の初期の第1段階SPとし、こ
の第1段階SPでの処理室12内の排気を第1の排気量
E1で行い、その第1段階SPが経過して以降は、上記
第1の排気量E1より小さい排気量に変更する。
を第1の排気量E1からそれより小さい排気量に変更す
るタイミング)は、この冷却処理では、例えば、クール
プレート1Cの温度が目標温度、あるいは、それに近い
所定温度になった時点とする。
量E1は、冷却処理の初期の段階の基板Wが最も高温の
状態における基板Wからの放熱を効率良く処理室12内
から排出できる程度の大きな排気量であり、従来設定し
ていた排気量と同じ排気量である。なお、この場合の第
1の排気量E1が、冷却処理中での必要排気量が最大と
なる最大排気量になる。
冷却処理において、無駄な排気を低減しつつ、加熱され
た基板Wから放出される熱気を効率良く排出することが
できる。
ンダ4のロッド4aを伸長させて各基板支持ピン3を上
昇させるとともに、シャッター7を駆動して開口6を開
く。これにより、冷却処理を終えた基板Wは、各基板支
持ピン3によってクールプレート1Cの上方に持ち上げ
られた状態となる。
アームが開口6を通過してケーシング5(処理室12)
内に進入し、クールプレート1Cの上方において、基板
搬送アームが各基板支持ピン3から基板Wを受け取り、
ケーシング5(処理室12)の外に退出して冷却処理済
の基板Wが装置から搬出され、後工程へと搬送されてい
く。
が次々に行われていく。
ジスト塗布処理や現像処理、加熱処理及び冷却処理など
の熱処理を含む一連の基板処理を行うレジスト処理装置
のように、上記実施例に係る基板加熱処理装置や基板冷
却処理装置をそれぞれ複数搭載して、複数の基板Wに対
して同一工程の熱処理を複数の基板熱処理装置で並行し
て行う場合について説明する。
で同一工程の熱処理を並行して行うときの排気量調節機
構16は、例えば、図8に示すように、排気管15の分
岐部分に設けられる。そして、モーターなどの駆動部1
6ab、16acによって、各遮蔽板16bb、16b
cの傾斜角度を独立して変更して、排気源側の排気管1
5aと各基板熱処理装置側の排気管15b、15cの各
排気路の開度をそれぞれ調節して各基板熱処理装置の排
気量を個別に調節変更するように構成される。
基板熱処理装置(各処理室12)で最大の排気量(上記
各実施例では第1の排気量E1)となるタイミングが重
なるようにしてもよいが、この場合、一時的ではある
が、ある期間の合計排気量が大きくなる。そのため、例
えば、図8の排気管15aでの排気量は(2×E1)に
設定する必要がある。
理装置への基板Wの搬入をずらせて、各基板熱処理装置
での熱処理TPの開始タイミングをずらせるようにし
て、各基板熱処理装置(各処理室12)で最大の排気量
(E1)となるタイミングをずらせるようにすることが
好ましい。このように動作させれば、合計排気量の最大
値が(E1+E2)となって図9の場合よりも小さくす
ることができ、例えば、図8の排気管15aでの排気量
を小さく設定することができて、排気用力への負担を軽
減することができる。
熱処理を並行して行う場合に限らず、3台以上の基板熱
処理装置で同一工程の熱処理を並行して行う場合にも、
各基板熱処理装置(各処理室12)で最大の排気量とな
るタイミングをずらせるようにすることが好ましい。
ールプレート1Cなどの熱処理プレートを備えた基板熱
処理装置を例に採ったが、本発明はこれに限定されな
い。例えば、処理室内を所定の温度雰囲気に制御して、
その処理室内の温度雰囲気によって基板に熱処理を施す
ような基板熱処理方法及び基板熱処理装置などの各種の
基板熱処理方法及び基板熱処理装置にも本発明は同様に
適用することができる。
1に記載の発明に係る基板熱処理方法によれば、処理室
内に基板を支持して基板に熱処理を施す基板熱処理方法
において、処理室内で熱処理を基板に施している間に、
その処理室内の排気量を変更するので、熱処理中に必要
な排気量を確保しつつ、無駄な排気を無くすことがで
き、排気用力を軽減して熱処理を実施することができ
る。従って、工場のユーテイリティなどの排気に要する
負担を大幅に軽減することができる。
法によれば、熱処理における初期の第1段階での処理室
内の排気を第1の排気量で行い、その第1段階が経過し
て以降は、上記第1の排気量より小さい排気量に変更す
るので、プリベークやポストベークなどの加熱処理や、
冷却処理などの熱処理のように、初期の段階での必要排
気量が大きく、その段階以降の必要排気量が小さくなる
一般的な熱処理を排気用力を軽減して好適に実施するこ
とができる。
法によれば、複数の処理室で複数の基板に対して同じ熱
処理を並行して行う際に、各処理室で最大の排気量とな
るタイミングをずらせるので、同じタイミングでの合計
排気量の最大値を小さくすることができ、複数の熱処理
で瞬間的に必要になる最大排気用力も軽減することがで
きる。
法によれば、排気用力を軽減してプリベークを実施する
ことができる。
法によれば、排気用力を軽減してポストベークを実施す
ることができる。
法によれば、排気用力を軽減して冷却処理を実施するこ
とができる。
項1に記載の基板熱処理方法を好適に実施し得る基板熱
処理装置を実現することができる。
項2に記載の基板熱処理方法を好適に実施し得る基板熱
処理装置を実現することができる。
構成を示す縦断面図である。
ある。
イムチャートである。
すタイムチャートである。
態を示すタイムチャートである。
態を示すタイムチャートである。
構成を示す縦断面図である。
行して行う場合の排気量調節機構の一例の構成を示す縦
断面図である。
行して行う場合に、各基板熱処理装置での排気の変更状
態の一例を示したタイムチャートである。
並行して行う場合に、各基板熱処理装置での排気の好ま
しい変更状態の例を示したタイムチャートである。
Claims (8)
- 【請求項1】 処理室内に基板を支持して基板に熱処理
を施す基板熱処理方法において、 前記処理室内で熱処理を基板に施している間に、その処
理室内の排気量を変更することを特徴とする基板熱処理
方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の基板熱処理方法におい
て、 前記熱処理における初期の第1段階での前記処理室内の
排気を第1の排気量で行い、前記第1段階が経過して以
降は、前記第1の排気量より小さい排気量に変更するこ
とを特徴とする基板熱処理方法。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の基板熱処理方
法において、 複数の処理室で複数の基板に対して同じ熱処理を並行し
て行う際に、各処理室で最大の排気量となるタイミング
をずらせることを特徴とする基板熱処理方法。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の基
板熱処理方法において、 前記熱処理が、基板にフォトレジスト膜を塗布した後に
行うプリベークであることを特徴とする基板熱処理方
法。 - 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかに記載の基
板熱処理方法において、 前記熱処理が、基板に現像処理を施した後に行うポスト
ベークであることを特徴とする基板熱処理方法。 - 【請求項6】 請求項1ないし3のいずれかに記載の基
板熱処理方法において、 前記熱処理が、基板に加熱処理を施した後に行う冷却処
理であることを特徴とする基板熱処理方法。 - 【請求項7】 処理室内に基板を支持して基板に熱処理
を施す基板熱処理装置において、 前記処理室内の排気を行う排気手段と、 前記排気手段による前記処理室内の排気量を変更する排
気量変更手段と、 前記処理室内で熱処理を基板に施している間に、前記処
理室内の排気量を変更するように前記排気量変更手段を
制御する排気量変更制御手段と、 を備えたことを特徴とする基板熱処理装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載の基板熱処理装置におい
て、 前記排気量変更制御手段は、前記熱処理における初期の
第1段階での前記処理室内の排気を第1の排気量で行
い、前記第1段階が経過して以降は、前記第1の排気量
より小さい排気量に変更することを特徴とする基板熱処
理装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002184682A (ja) * | 2000-12-19 | 2002-06-28 | Tokyo Electron Ltd | 熱処理装置及びその方法、並びにパターン形成方法 |
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JP2009117766A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-05-28 | Toppan Printing Co Ltd | 基板加熱処理装置 |
JP2020064939A (ja) * | 2018-10-16 | 2020-04-23 | 東京エレクトロン株式会社 | 基板処理装置、基板処理方法、及び記憶媒体 |
-
1999
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