JP2000223298A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JP2000223298A
JP2000223298A JP11023454A JP2345499A JP2000223298A JP 2000223298 A JP2000223298 A JP 2000223298A JP 11023454 A JP11023454 A JP 11023454A JP 2345499 A JP2345499 A JP 2345499A JP 2000223298 A JP2000223298 A JP 2000223298A
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planar antenna
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    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32192Microwave generated discharge
    • H01J37/32211Means for coupling power to the plasma
    • HELECTRICITY
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    • H01J37/32192Microwave generated discharge
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma
    • H05H1/24Generating plasma
    • H05H1/46Generating plasma using applied electromagnetic fields, e.g. high frequency or microwave energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマ処理装置において、平面アンテナ部
材の中心部に対向する処理空間の電界が強くなる状態を
緩和すると共に、プラズマ形成領域におけるプラズマ密
度の不均一性を緩和する。 【解決手段】 マイクロ波発生器50にて発生したマイ
クロ波は導波管52により平面アンテナ部材44に供給
される。平面アンテナ部材44には、互いの間隔がマイ
クロ波の導波管52内における管内波長より短く、かつ
それぞれの長さが前記管内波長の1/2より短い複数の
スリット60が形成されている。これらのスリットは、
軸対称性を有しないパターンで平面アンテナ部材44の
中心部以外の領域に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CVD、エッチン
グ、スパッタリング、アッシング等の処理に好適なプラ
ズマ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体製品の高密度化および高精
細化に伴い、半導体製品の製造工程において、成膜、エ
ッチング、アッシング等の処理のためにプラズマ処理装
置が使用されている。
【0003】従来、この種のプラズマ処理装置として
は、磁場形成手段を有するプラズマ発生室にマイクロ波
導入口を設けて電子サイクロトロン共鳴空胴を形成し、
プラズマ発生室からイオンを引き出して、反応室内の半
導体ウェーハにイオンビームを照射するように構成され
た装置(特公昭58−13626号公報)、マイクロ波
を導波管により空胴共振器の一端からその内部へ導入
し、この空胴共振器の他端に設けられたスロットからマ
イクロ波をプラズマ発生室へ放射するように構成された
装置(特開昭63−293825号公報)等があった。
【0004】しかしながら、特公昭58−13626号
公報に示されているような装置では、プラズマ発生室と
反応室とを有するため、装置全体が大型になってしまう
という問題点かあった。また、特開昭63−29382
5号公報に示されているような装置も、空胴共振器とプ
ラズマ発生室とを有するため、同様な問題点があった。
【0005】これに対して、渦巻きまたは同心円上に配
置されたスロットを有する円形の板状マイクロ波放射部
材(平面アンテナ部材)を同軸管の先端に取り付け、こ
の板状マイクロ波放射部材を放電空間を有する真空容器
(処理容器)内に配置し、前記板状マイクロ波放射部材
に対向するように前記真空容器内に配置された半導体ウ
ェーハ等の試料にマイクロ波を照射するように構成され
たプラズマ処理装置(特開平1−184923号公報、
特開平8−111297号公報等)では、真空容器自体
が空胴共振器構造を有するため、装置全体の小型化が実
現できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平8−111297号公報に記載の装置では、高密度
のプラズマを得るために大きな電力を投入しようとして
も、ある程度以上の電力が投入できないという問題点が
あった。
【0007】そこで、本発明者等は、特願平8−153
357号(特開平9−181052号)により、この問
題点を解決したプラズマ処理装置を提案した。このプラ
ズマ処理装置では、平面アンテナ部材に形成されている
スロットの長さおよびスロット間の距離を前述した特開
平8−111297号公報のものとは異ならせることに
より、処理容器内の処理空間には、平面アンテナ部材の
表面から離れるに従って指数関数的に減衰するような電
界を形成することを可能にしている。ここで、平面アン
テナ部材の半径方向のスロット間の距離は、好ましくは
マイクロ波の同軸管内波長の5%〜50%の範囲の値
(特開平8−111297号公報のプラズマ処理装置で
は、同軸管内波長と同程度の値)に設定され、各スロッ
トの長さは、好ましくは前記管内波長の(1/2)±3
0%の範囲の値(特開平8−111297号公報のプラ
ズマ処理装置では、同軸管内波長のほぼ1/2から自由
空間波長のほぼ1/2の範囲の値)に設定されている。
【0008】このように構成されたプラズマ処理装置に
よれば、プラズマを発生させるための電力の投入が電磁
場ではなく静電場を介して行われるため、投入電力に上
限値はなくなり、効率的に電力を供給することが可能と
なる。
【0009】ところが、このプラズマ処理装置において
は、平面アンテナ部材の中心部に対向する処理空間の電
界が強くなってしまうという問題点があることが判明し
た。その原因について、本発明者は以下のように考え
る。同軸導波管の内導体から平面アンテナ部材の中心に
供給されたマイクロ波は半径方向に伝搬しながら、スロ
ットを通して処理空間に放射される。このプラズマ処理
装置では、スロットの間隔が前述したような値に設定さ
れているため、僅かの量のマイクロ波がスロットを通し
て径方向外側へ放射される。従って、大部分のマイクロ
波は平面アンテナ部材の半径方向の端(導電性材料で構
成されたラジアル導波箱の内壁面)で反射して戻ってく
る。そして、戻ってきたマイクロ波がスロットを通して
径方向内側へ放射される。ここで、平面アンテナ部材に
形成されたスロットの法線が平面アンテナ部材の中心を
通るように配置されているので、スロットから放射され
たマイクロ波が平面アンテナ部材の中心部に対向する処
理空間に集中し、そこの電界が強くなるものと考えられ
る。
【0010】また、前記特開平9−181052号で提
案したプラズマ処理装置においては、平面アンテナ部材
の下面に配置されている石英ガラス板の直下、すなわち
プラズマ形成領域のプラズマ密度が不均一になってしま
うことが判明した。その原因は、平面アンテナ部材に形
成されているスロットパターンが軸対称性を有している
と、軸対称性を有する同軸導波管と軸対称性を有する平
面アンテナ部材とが固有のモードで共鳴してしまうため
と考えられる。なお、ここで軸対称性を有するとは、同
心円のように、平面アンテナ部材の中心の回りに任意の
角度回転させても形状が変化しないことを意味する。
【0011】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであって、平面アンテナ部材に形成するスロットの
長さ、スロットの間隔、およびその配置を工夫すること
により、平面アンテナ部材の中心部に対向する処理空間
の電界が強くなる状態を緩和できるようにしたプラズマ
処理装置を提供することを目的とする。
【0012】また、本発明は、平面アンテナ部材に形成
するスロットの長さ、スロットの間隔、およびその配置
を工夫することにより、プラズマ形成領域におけるプラ
ズマ密度の不均一性を緩和できるようにしたプラズマ処
理装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した本発明の課題
は、被処理体を載置する載置台を内部に設けた気密な処
理容器と、マイクロ波発生手段と、このマイクロ波発生
手段が発生したマイクロ波を前記処理容器へ導入するマ
イクロ波導入手段と、このマイクロ波導入手段に接続さ
れ、かつ前記載置台に対向して配置された平面アンテナ
部材とを備えたプラズマ処理装置であって、前記平面ア
ンテナ部材には、互いの間隔が前記マイクロ波導入手段
内におけるマイクロ波の波長より短く、かつそれぞれの
長さが前記波長の1/2より短い複数のスロットが、軸
対称性を有しないパターンで前記平面アンテナ部材の中
心部以外の領域に配置されているプラズマ処理装置によ
り解決することができる。
【0014】このように構成されたプラズマ処理装置に
よれば、マイクロ波導入手段から平面アンテナ部材に供
給されたマイクロ波は、平面アンテナ部材の半径方向へ
伝搬する過程で、僅かの量がスロットを通して径方向外
側へ放射される。大部分のマイクロ波は半径方向の端で
反射して戻り、その過程でスロットを通して径方向内側
へ放射される。半径方向へ伝搬する過程で放射されたマ
イクロ波と、反射して戻ってくる過程で放射されたマイ
クロ波とが合成されるが、軸対称性を有しないパターン
でスロットが配置されているので、放射されたマイクロ
波の電界が平面アンテナ部材の中心部に対向する処理空
間で強くなる状態が緩和される。また、マイクロ波導入
手段から平面アンテナ部材の中心に供給されたマイクロ
波はスロットを通して処理空間に放射される際に、平面
アンテナ部材の半径方向(ラジアル方向)からずれた方
向へ伝搬するので、導波管52と平面アンテナ部材44
との共鳴を回避することができる。これらの二つの作用
により、載置台上に均一なプラズマを発生させることが
できる。
【0015】さらに、径方向に放射されたマイクロ波は
アンテナ平面に垂直な電界成分を有しているので、その
電界成分によって、処理容器内に供給されたプラズマ用
ガスの分子が効率良く加熱される。この結果、電力の吸
収効率が向上するので、プラズマを効率良く発生させる
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプラズマ処理
装置の一実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明す
る。図1は本発明に係るプラズマ処理装置の一実施の形
態を示す断面図である。
【0017】本実施の形態においてはプラズマ処理装置
をプラズマエッチング装置に適用した場合について説明
する。図1に示されているように、このプラズマエッチ
ング装置2は、例えば側壁や底部がアルミニウム等の導
体により構成されて、全体が筒体状に成形された処理容
器4を有しており、内部は密閉された処理空間SPとし
て構成されている。
【0018】この処理容器4内には、上面に被処理体と
しての例えば半導体ウェーハWを載置する載置台6が収
容される。この載置台6は、例えばアルマイト処理を施
したアルミニウム等により中央部が凸状かつ平坦になさ
れた略円柱状に形成されている。また、この下部は同じ
くアルミニウム等により円柱状になされた支持台8によ
り支持されると共に、この支持台8は処理容器4内の底
部に絶縁材10を介して設置されている。
【0019】載置台6の上面には、ここにウェーハを保
持するための静電チャックやクランプ機構(図示せず)
が設けられている。そして、この載置台6は給電線12
を介してマッチングボックス14および例えば13.5
6MHzのバイアス用高周波電源16に接続されてい
る。載置台6を支持する支持台8には、プラズマ処理時
のウェーハを冷却するための冷却水等を流す冷却ジャケ
ット18が設けられている。 処理容器4の側壁には、
ガスの供給手段として、容器内にプラズマ用ガス、例え
ばアルゴンガスを供給する石英パイプ製のプラズマガス
供給ノズル20や処理ガス、例えばエッチングガスを導
入するための例えば石英パイプ製の処理ガス供給ノズル
22が設けられている。これらのノズル20、22はそ
れぞれガス供給路24、26によりマスフローコントロ
ーラ28、30および開閉弁32、34を介してそれぞ
れプラズマガス源36および処理ガス源38に接続され
ている。処理ガスとしてのエッチングガスは、CF3
CHF3 ,CF4 等のガスを用いることができる。ま
た、処理容器4の側壁の外周には、処理容器4の内部に
対してウェーハを搬入・搬出する時に開閉するゲートバ
ルブ40が設けられる。
【0020】さらに、処理容器4の底部には、図示され
ない真空ポンプに接続された排気口42が設けられてお
り、必要に応じて処理容器4内を所定の圧力まで真空引
きできるようになされている。
【0021】一方、処理容器4内の上部には、静電場を
形成するための平面アンテナ部材44が設けられる。平
面アンテナ部材44は、高さの低い中空円筒状容器から
なるラジアル導波箱46の底部として構成されている。
そして、ラジアル導波箱46は、載置台6に対向させて
設けられる。このラジアル導波箱46は、導電性材料、
例えばアルミニウムによりほぼ円盤状に形成されてい
る。このアンテナ部材44の下面全面にわたって、保護
板として例えば厚さ2mm程度の石英ガラス板48が気
密に設けられており、プラズマからアンテナ部材44を
保護すると同時に、ラジアル導波箱46内を気密に保持
している。この石英ガラス板48に代えて保護板として
セラミック薄板等を用いるようにしても良い。
【0022】ラジアル導波箱46の上面の中心には、他
端が例えば2.45GHzのマイクロ波発生器50に接
続された導波管52の外管52Aが接続され、内部の内
側ケーブル52Bは円板状アンテナ部材44の中心部に
接続されるか、あるいは僅かにこれより離間されてい
る。図は接続されている場合を示している。ここでは、
導波管として、同軸導波管を例示したが、断面円形ある
いは矩形の導波管を用いることもできる。
【0023】導波管52とラジアル導波箱46との接続
部には、例えばセラミックシールよりなるシール材58
が管内にロウ付け等により気密に設けられており、ラジ
アル導波箱46内を真空状態に保持している。
【0024】一方、ラジアル導波箱46内には、平面ア
ンテナ部材に供給されるマイクロ波の波長を短くして波
長の短い管内波長とするために所定の誘電率の誘電体6
2が収容されている。この誘電体62としてはA12
3 ,SiN等の誘電損失の少ないものを用いることがで
きる。また、平面アンテナ部材44の下面と載置台6の
上端載置面との間の距離Dは、例えば5〜10cm程度
に設定されており、処理空間SPを、プラズマ形成領域
SP10と、この空間より拡散するプラズマによる活性
種で実際に処理が行われるプロセス領域SP20とに分
離している。
【0025】平面アンテナ部材44は、例えば直径50
cm、厚さ0.1〜2.0mm程度、好ましくは0.3
mm〜1.0mmの導電性材料からなる円板、例えば銅
製の円板からなる。
【0026】次に、図2を参照しながら、平面アンテナ
部材44に形成されたスロットの特徴を説明する。ここ
には、円板状アンテナ部材44の中心44Aと3つのス
ロット60A,60B,60Cが図示されている。
【0027】スロットの長さL1は、0<L1<λg/
2の条件を満たすように設定されている。ここで、λg
はマイクロ波の導波管内波長である。各スロットの長さ
は前記条件を満たしていればよく、同じ長さである必要
はない。例えば周辺部がその他の部分より長くても良
い。各スロットの長さL1はλg/10≦L1≦λg/
2の範囲内に設定することが好適である。
【0028】スロット間隔L2は、0<L2<λgの条
件を満たすように設定されている。ここで、スロット間
隔とは、あるスロットを基準にして、それに最も近い場
所に位置するスロットを選択し、この二つのスロットの
中心と円板状アンテナ部材44の中心44Aとの距離の
差として定義される。例えば、図2の場合、スロット6
0Bとスロット60Cの間隔は、スロット60Bの中心
60BOから円板状アンテナ部材44の中心44Aまで
距離L3と、スロット60Cの中心60COから円板状
アンテナ部材44の中心44Aまで距離L4との差にな
る。スロットの長さと同様、スロット間隔も同じ値であ
る必要はない。例えば周辺部がその他の部分より短くて
も良い。そして、各スロットの間隔L2はλg/20≦
L2≦λg/4の範囲内に設定することが好適である。
【0029】スロットの形状は、幅よりも長さ方向の寸
法が大きい。そして、長手方向の両端部は半円形に形成
する。望ましい幅は1〜4mmである。
【0030】各スロットの法線VLは円板状アンテナ部
材44の中心部を通らないように、各スロットの向きが
設定されている。ここで、スロットの法線とは、スロッ
トの中心においてその長手方向と直交する直線である。
このように、各スロットの法線VLが円板状アンテナ部
材44の中心部を通らないように、各スロットの向きが
設定されているので、ラジアル導波箱46の内壁面で反
射して戻ってきたマイクロ波がスロットを通って径方向
内側へ放射されても、平面アンテナ部材44の中心部に
対向する処理空間の電界が強くなる状態が緩和される。
また、各スロットの法線VLが円板状アンテナ部材44
の中心部を通らないように、各スロットの向きが設定さ
れているということは、スロットパターンが軸対称性を
有していないことを意味するので、導波管52の内導体
52Bから平面アンテナ部材44の中心に供給されたマ
イクロ波はスロットを通して処理空間に放射される際
に、平面アンテナ部材44の半径方向(ラジアル方向)
からずれた方向へ伝搬する。これによって、導波管52
と平面アンテナ部材44との共鳴を回避することができ
るので、平面アンテナ部材44の直下におけるプラズマ
密度の不均一性を緩和することができる。
【0031】次に、図3を参照しながらこのようなスロ
ットパターンを構成する方法の一例を説明する。このよ
うなスロットパターンは下記(1-1) 〜(1-8) の手順によ
り構成することができる。
【0032】(1-1) 平面アンテナ部材ANTの中心Oを
通る任意の直線Aを引く。
【0033】(1-2) 中心Oから距離La(La>0)の
点Bをとる。
【0034】(1-3) 点Bを通り、直線Aに垂直な直線C
を引く。ここで、直線Cは、例えば直線Aに対して反時
計回りの半分のみで良い。
【0035】(1-4) 直線C上で、点Bから距離Lb(L
b≧0)の点Eをとる。
【0036】(1-5) 点Eを通り、直線Cに垂直なスロッ
トS1を配置する。スロットS1の長さはSL1(SL
1>0)とし、点EはスロットS1の中心とする。
【0037】(1-6) 点Eから予め定められた距離SSx
(xは2からNまでの整数)で、点Eに対して点Bとは
反対側にスロットSxを順に配置する。スロットSxは
平面アンテナ部材ANTの最外周まで配置する。なお、
図3にはスロットS1からS4まで図示した。
【0038】(1-7) 直線A上で点Oに対して点Bの反対
側の距離La’(La’>0)の位置に点B’をとる。
【0039】(1-8) 上記(1-3) から(1-6) までの操作を
行い、直線C’、点E’、およびスロットSx’(x’
は1からNまでの整数)を得る。このとき、Sx’がS
xと干渉しないように、La、La’、Lb、Lb’
(Lb’は図示せず)の値を調整する。
【0040】(1-9) 直線Aを例えば時計回りに予め定め
られた適当な角度Θだけ回転させ、直線A1を得る。こ
こでは、Θを約45°にした場合を図示した。
【0041】(1-10)上記(1-2) から(1-8) までの操作を
行い、直線A1と直交し、かつ中心Oに対して反対側の
2本の直線C1、C1’(図示せず)上にスロットを配
置する。
【0042】(1-11)アンテナ外周部に空白がなくなるま
で、回転角度Θを変えて上記(1-9)と(1-10)を繰り返
す。
【0043】なお、直線Cの代わりに点Bを通る曲線を
作成し、その上にスロットを配置しても良い。また、こ
こでは直線AおよびA1の直交する直線をC、C’およ
びC1、C1’の2本づつとしたが、2本に限らず任意
の偶数に選定することもできるし、さらに偶数に限らず
任意の奇数に選定することもできる。奇数本の場合に
は、例えば直線Aと直交する直線C上にスロットS1、
S2、S3、S4・・・と形成し、その後、直線Cを点
Oを中心として単純に角度Θ回転させ、その回転させた
直線上にスロットS1’、S2’、S3’、S4’・・
・を形成するようにしてもよい。
【0044】上記手順において、導波管の内導体の外形
寸法以上の半径を有する領域、好ましくは導波管の外導
体の内径寸法以上で管内波長以下の寸法を半径とする領
域に空白領域(スロットが形成されない領域)が存在す
るように、LaおよびLbの値を適切に設定することが
好適である。その理由は、その領域ではマイクロ波の電
磁界の状態が他の部分、例えば中心から1波長程度の場
所と異なっているからである。また、導波管と平面アン
テナ部材との接続部では電磁界のベクトルの向きが変化
して電磁界が乱れるので、それがある程度収束するまで
の領域にはスロットを設けないようにすることが必要で
あるからである。そして、平面アンテナ部材ANTの中
心部に対向する処理空間の電界が強くなる状態の緩和と
平面アンテナ部材直下のプラズマ密度の不均一性の緩和
を実現するためである。
【0045】なお、図3では便宜上、スロットの形状を
長方形に描いたが、好ましくは、スロットの形状は図2
に示したような長丸とし、両端部の曲率半径がrの場
合、スロットの幅を2rにする。
【0046】図3に示した手順で完成させたスロットパ
ターンの例を図4に示す。このスロットパターンでは、
スロットは48本の直線上に配列されている。48本の
直線は4本づつ12組に区分される。ここでは、図3の
直線A、C、C’、A1、C1、C1’に対応する直線
を太い線で記載し、符号を付した(ただし、図3では直
線A1は直線Aを時計回りに約45°回転させたものと
したが、図4では時計回りに30°回転させたものとし
た)。各組の直線はスロットが形成されていない領域で
交差している。各スロットの中心は直線上に存在し、か
つ各スロットの法線は直線の方向と一致している。な
お、このスロットパターンのおける各組4本毎の直線を
互いに平行にしても良い。また、各直線上のスロットの
法線の向きを統一する必要はない。さらに、スロットの
中心を直線上に並べなくても良い。
【0047】次に、図5〜図8を参照しながら、図3お
よび図4とは異なるスロットパターンについて説明す
る。これらのスロットパターンも図3を参照しながら説
明した三つの特徴、すなわち、スロットの長さはλg/
2より短い、スロット間隔はλgより短い、中心部に空
白領域を設ける、という特徴を有することに変わりはな
い。ただし、各スロットの法線は平面アンテナ部材の中
心部を通らなくても良いし、通っても良い。これらのス
ロットパターンは以下に示す規則(2-1) 〜(2-9)に従っ
て配置したものである。
【0048】(2-1) スロットは平面アンテナ部材のアン
テナ面上に仮想的に構成した多角形の各辺上に配置され
る。多角形は四角形から八角形が望ましい。図5は四角
形の例であり、図6〜図8は六角形の例である。
【0049】(2-2) 平面アンテナ部材の中心部に構成し
た一つの多角形の外側に、共通の中心点を有し、かつ辺
の長さを漸次長くした多数の多角形を構成する。互いに
ほぼ平行な二辺の間隔は、管内波長λgの50%以下、
望ましくは30%から2%程度とする。
【0050】(2-3) 上記二辺の間隔は面内で可変であ
る。例えば、中心部はλgの10%、周辺部は3%程度
とし、その間は線型に補間する。
【0051】(2-4) 多角形は、中心部から外側へ向かう
に従って、中心点を基準にして徐々に回転させることが
好適である。
【0052】回転角の値はおよそ{360/2N}°か
ら{360/N}°が望ましい。ここで、Nは多角形の
辺の数である。従って、面内に構成される多角形の数を
Mとすると、隣り合う多角形の回転角度の差は{360
/2N・M}°から{360/N・M}°が好適であ
る。
【0053】図5の場合、時計回りに1°ずつ回転させ
たものである。また図6の場合、時計回りに0.7°ず
つ回転させたものである。なお、隣り合う多角形の辺の
間隔が狭くなっている領域では、スロットを適当に間引
く。
【0054】(2-5) 多角形の回転は、単調な一方向の回
転ではなく、途中で逆方向の回転を組み合わせても良
い。例えば、六角形を面内に40個構成する場合、中心
部から2番目乃至20番目の六角形については時計回り
に3°ずつ回転させ、21番目は反時計回りに1.5°
回転させ、22番目乃至40番目については反時計回り
に3°ずつ回転させる。
【0055】図8のパターンでは、六角形を面内に48
個構成しており、中心部から2番目乃至21番目の六角
形については時計回りに1.5°ずつ回転させ、中心部
から22番目乃至48番目の六角形については反時計回
りに1.5°ずつ回転させている。
【0056】(2-6) 多角形の各辺は閉じることなく、一
辺は次の外側の多角形の頂点へ結ばれて連続的に辺を構
成しても良い。図7は六角形の場合の例である。また、
一つの面内に各辺が閉じた多角形と閉じていない多角形
とを混在させても良い。
【0057】(2-7) スロットを設けて平面アンテナ部材
を構成する面の形状は、円形または多角形である。例え
ば、非処理体の外形に応じて、丸形ウェーハの場合は円
形、方形のLCDの場合は四角形に設定する。
【0058】(2-8) スロットの長さは面内で一定でも良
いし、可変でも良い。例えば、中心部より周辺部に行く
に従って長くしても良い。これによって、周辺部に対向
する処理空間で発生するプラズマ密度の低下を回避する
ことができる。
【0059】(2-9) スロットの形状は、図3を参照しな
がら説明したように、長手方向の両端を半円形にした長
丸が好適である。望ましい幅は1mmから4mm程度で
ある。また、望ましい長さは、λgの1/10から1/
2未満である。
【0060】上記(2-1) 〜(2-9) の規則に従って形成し
たスロットパターンの例を図9〜図13に示す。
【0061】図9のスロットパターンは図5に対応す
る。このパターンは円形の面上に形成されており、各四
角形の辺は外側に行く従って、時計回りに1°ずつ回転
している。
【0062】図10のスロットパターンも図5に対応す
る。このパターンは四角形の面上に形成されており、各
四角形の辺は外側に行く従って、時計回りに1°ずつ回
転している。また、このスロットパターンでは、幅方向
に隣り合う辺上に形成されたスロットがその長手方向に
交互にずれている。
【0063】図11のスロットパターンは、基本的には
図5に対応する。ただし、このパターンでは、各四角形
の辺は回転していない。
【0064】図12のスロットパターンは図6に対応す
る。このパターンは円形の面上に形成されており、各六
角形の辺は外側に行くに従って、時計回りに0.7°ず
つ回転している。また、このスロットパターンでも、幅
方向に隣り合う辺上に形成されたスロットがその長手方
向に交互にずれている。
【0065】図13のスロットパターンは図7に対応す
る。このパターンは円形の面上に形成されており、各六
角形の辺は外側に行くに従って、時計回りに0.7°ず
つ回転している。
【0066】図14のスロットパターンは図8に対応す
る。このパターンは円形の面上に形成されており、各六
角形の辺は、中心部から2番目乃至21番目の六角形に
ついては時計回りに3°ずつ回転し、22番目乃至最外
周については反時計回りに3°ずつ回転している。
【0067】図15はこれまで説明した(1-1) 〜(1-8)
の手順に基づくスロットパターン、あるいは(2-1) 〜(2
-9) の規則に準拠したスロットパターンのいずれとも異
なるスロットパターンである。このスロットパターンも
スロットの長さはλg/2より短い、スロット間隔はλ
gより短い、各スロットの法線は平面アンテナ部材の中
心部を通らない、中心部に空白領域を設ける、という四
つの特徴を有している。
【0068】このスロットパターンは以下の手順により
構成する。まず、アンテナ部材の面上に、仮想的なマト
リックスパターンあるいは碁盤目模様を構成する。つま
り、縦方向および横方向のそれぞれに平行な直線を複数
本引く。そして、それらの直交する直線群の交点に一つ
のスロット配置する。以下、各交点に配置したスロット
を中心スロットと呼ぶ。中心スロットの向きは、それぞ
れの法線が平面アンテナ部材の中心部を通らないように
設定する。次に、各中心スロットの両側(外周部は内側
のみ)に数個のスロットを配置する。各中心スロットの
両側に配置するスロットの向きは、それぞれの中心スロ
ットの向きと同じにする。中心スロットとその両側(外
周部は内側のみ)のスロットにより一つのスロット群が
構成される。なお、直線群の交点に中心スロット配置す
るのではなく、直交する直線群により構成される四角形
の中心に中心スロットを配置し、その両側に数個のスロ
ットを配置しても良い。
【0069】次に、以上のように構成された本実施の形
態によるプラズマ処理装置の動作について説明する。ま
ず、ゲートバルブ40を介して半導体ウェーハWを搬送
アームにより処理容器4内に収容し、リフタピン(図示
せず)を上下動させることによりウェーハWを載置台6
の上面の載置面に載置する。
【0070】そして、真空ポンプを作動させて処理容器
4内を所定のプロセス圧力例えば0.1〜数10mTo
rrの範囲内に維持するとともに、マスフローコントロ
ーラ28および開閉弁32を操作してプラズマガス供給
ノズル20からアルゴンガスを流量制限しつつ供給す
る。また、マスフローコントローラ30および開閉弁3
4を操作して処理ガス供給ノズル22から例えばCF4
等のエッチングガスを流量制限しつつ供給する。同時に
マイクロ波発生器50からマイクロ波を導波管52を介
してアンテナ部材44に供給して処理空間SPに電界を
形成し、これによりプラズマを発生させ、エッチング処
理を行う。
【0071】ここで、マイクロ発生器50にて発生した
例えば2.45GHzのマイクロ波はTEMモードで同
軸導波管44内を伝搬してラジアル導波箱46のアンテ
ナ部材44に到達し、内側ケーブル52Bに接続された
平面アンテナ部材44の中心44Aから放射状に周辺部
に伝搬される間に、このアンテナ部材44に形成された
多数のスロット60を通ってアンテナ部材直下の処理空
間SPの上部、具体的には、プラズマ形成領域SP10
に対して概ね径方向へ放射される。また、スロット60
から放射されず、平面アンテナ部材の半径方向の端(ラ
ジアル導波箱46の内壁面)で反射して戻ってきたマイ
クロ波もプラズマ形成領域SP10に対して概ね径方向
へ放射される。概ね径方向へ放射されたマイクロ波は、
平面アンテナ部材44の平面に垂直な電界成分を有して
いるので、この電界成分により励起されたアルゴンガス
がプラズマ化し、この下方に位置するプロセス領域SP
20に拡散してここで処理ガスを活性化して活性種を作
り、この活性種の作用でウェーハWの表面に処理、例え
ばエッチングが施されることになる。
【0072】そして、本実施の形態では、上述のように
スロットの長さ、スロット間隔、およびスロットの向き
を設定したので、平面アンテナ部材の半径方向の端で反
射して戻ってきたマイクロ波がスロットを通して概ね径
方向内側へ放射されるが、スロットが軸対称性を有して
いないため、平面アンテナ部材の中心部に対向するプラ
ズマ形成領域SP10の電界が強くなる状態を緩和する
ことが可能となる。また、スロットが軸対称性を有して
いないため、導波管52の内導体52Bから平面アンテ
ナ部材44の中心に供給されたマイクロ波はスロットを
通して処理空間に放射される際に、平面アンテナ部材4
4の半径方向(ラジアル方向)からずれた方向へ伝搬す
る。これによって、導波管52と平面アンテナ部材44
との共鳴を回避することができるので、平面アンテナ部
材44の直下におけるプラズマ密度の不均一性を緩和す
ることができる。この結果、プロセス領域SP20にお
いて均一なプラズマを発生させることが可能となる。
【0073】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、軸対称性を有しないパターンで平面アンテナの
中心部以外の領域にスロットを配置したので、平面アン
テナからう放射されるマイクロ波の電界が平面アンテナ
部材の中心部に対向する処理空間で強くなる状態を緩和
することができ、かつプラズマ形成領域におけるプラズ
マ密度の不均一性を緩和することができる。これによっ
て、載置台上に均一なプラズマを発生させることができ
る。また、平面アンテナ部材から概ね径方向へ放射され
るマイクロ波の電界成分によって、プラズマを効率良く
発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラズマ処理装置の一実施の形態
を示す断面図である。
【図2】図1のアンテナ部材におけるスロットを説明す
るための図である。
【図3】スロットパターンの一形態を構成するための手
順の一例を説明するための図である。
【図4】図3に示した手順で構成したスロットパターン
の一例を示す図である。
【図5】スロットパターンの別の形態を構成するための
規則を説明するための図である。
【図6】スロットパターンの別の形態を構成するための
規則を説明するための別の図である。
【図7】スロットパターンの別の形態を構成するための
規則を説明するためのさらに別の図である。
【図8】スロットパターンの別の形態を構成するための
規則を説明するための別の図である。
【図9】図5に対応するスロットパターンの一例を示す
図である。
【図10】図5に対応するスロットパターンの別の一例
を示す図である。
【図11】図5に対応するスロットパターンのさらに別
の一例を示す図である。
【図12】図6に対応するスロットパターンの一例を示
す図である。
【図13】図7に対応するスロットパターンの一例を示
す図である。
【図14】図8に対応するスロットパターンの一例を示
す図である。
【図15】スロットパターンのさらに別の形態を示す図
である。
【符号の説明】
4 処理容器 6 載置台 44 平面アンテナ部材 50 マイクロ波発生器 52 導波管 60 スロット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/31 H01L 21/302 B (72)発明者 石井 信雄 大阪市淀川区宮原4−1−14 東京エレク トロン株式会社大阪支社総合研究所内 (72)発明者 小林 保男 山梨県韮崎市穂坂町三ツ沢650 東京エレ クトロン株式会社総合研究所内 (72)発明者 森本 保 山梨県韮崎市穂坂町三ツ沢650 東京エレ クトロン株式会社総合研究所内 (72)発明者 安藤 真 神奈川県川崎市幸区小倉1−1、I−312 (72)発明者 後藤 尚久 東京都八王子市城山手2−8−1 Fターム(参考) 4K030 FA02 KA15 4K057 DA11 DB06 DD01 DE06 DE08 DM29 DM40 DN01 5F004 AA01 BB14 BD01 BD03 BD04 DA01 DA16 DB01 5F045 AA09 DP04 EB02 EB03 EH02 EH03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を載置する載置台を内部に設け
    た気密な処理容器と、マイクロ波発生手段と、このマイ
    クロ波発生手段が発生したマイクロ波を前記処理容器へ
    導入するマイクロ波導入手段と、このマイクロ波導入手
    段に接続され、かつ前記載置台に対向して配置された平
    面アンテナ部材とを備えたプラズマ処理装置であって、 前記平面アンテナ部材には、互いの間隔が前記マイクロ
    波導入手段内におけるマイクロ波の波長より短く、かつ
    それぞれの長さが前記波長の1/2より短い複数のスロ
    ットが、軸対称性を有しないパターンで前記平面アンテ
    ナ部材の中心部以外の領域に配置されていることを特徴
    とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記マイクロ波導入手段は同軸導波管で
    あることを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記スロットは、その法線が前記平面ア
    ンテナ部材の中心部を通らないように配置されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記スロットは、前記平面アンテナ部材
    の面上に仮想的に形成された、前記平面アンテナ部材の
    中心部を通らない複数の直線上に配置されていることを
    特徴とする請求項3に記載のプラズマ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記スロットはその法線の方向が前記直
    線の方向に一致するように前記直線上に配置されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記スロットは、前記平面アンテナ部材
    の面上に仮想的に形成された、共通の中心を有し、かつ
    中心部から周辺部へ向かうに従って辺の長さが漸次長く
    なる複数の多角形の辺上に配置されていることを特徴と
    する請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記多角形は前記平面アンテナ部材の中
    心部から周辺部へ向かうに従って、前記共通の中心の回
    りに漸次回転されたものであることを特徴とする請求項
    6に記載のプラズマ処理装置。
  8. 【請求項8】 時計回りの回転または反時計回りの回転
    のいずれか一方のみに回転させたことを特徴とする請求
    項7に記載のプラズマ処理装置。
  9. 【請求項9】 時計回りの回転と反時計回りの回転の双
    方に回転させたことを特徴とする請求項7に記載のプラ
    ズマ処理装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の多角形は一つずつ閉じてい
    ることを特徴とする請求項6に記載のプラズマ処理装
    置。
  11. 【請求項11】 前記複数の多角形は閉じずに辺が連続
    していることを特徴とする請求項6に記載のプラズマ処
    理装置。
  12. 【請求項12】 前記複数のスロットの長さを変化させ
    たことを特徴とする請求項1に記載のプラズマ処理装
    置。
  13. 【請求項13】 前記スロットは、前記平面アンテナ部
    材の面上にマトリックス状に配置されたスロット群から
    なることを特徴とする請求項3に記載のプラズマ処理装
    置。
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