JP2000223259A - 電磁波加熱装置 - Google Patents

電磁波加熱装置

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JP2000223259A
JP2000223259A JP2081799A JP2081799A JP2000223259A JP 2000223259 A JP2000223259 A JP 2000223259A JP 2081799 A JP2081799 A JP 2081799A JP 2081799 A JP2081799 A JP 2081799A JP 2000223259 A JP2000223259 A JP 2000223259A
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JP
Japan
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heated
electromagnetic wave
electrodes
irradiating
heating device
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JP2081799A
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English (en)
Inventor
Takefumi Mizushima
武文 水島
Kenji Yoshida
謙治 吉田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート状の被加熱物Aに電磁波3を照射して
加熱する電磁波加熱装置であって、加熱効率が優れた電
磁波加熱装置や、樹脂含浸量のばらつきが生じ難い電磁
波加熱装置を提供する。 【解決手段】 被加熱物Aに電磁波3を照射するための
電極2a,2b,2cが、被加熱物Aの移動方向D、及
び幅方向にそれぞれ分割して複数設けられ、それぞれの
電極2a・・から出力される電磁波3の強度が、調整可
能に形成されている。また、被加熱物Aとそれぞれの電
極2a・・との間隔が、調整可能に形成されている。ま
た、それぞれの電極2a・・と電極2b・・の間隔が、
調整可能に形成されている。また、隣合う電極2a,2
bを結ぶ仮想線が、被加熱物Aの移動方向Dに対して傾
斜するように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状の被加熱
物に電磁波を照射して加熱する加熱装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント配線板の製造に用いられ
る積層板は、例えばガラスクロス等の織布にエポキシ樹
脂等の熱硬化性樹脂組成物を含浸したプリプレグを所要
枚数重ねるとともに、必要に応じて銅箔等の金属箔をそ
の片側又は両側に配して積層した後、加熱加圧して製造
されている。
【0003】上記プリプレグを製造する方法としては、
ガラスクロス等の基材を連続的に供給してエポキシ樹脂
等の熱硬化性樹脂組成物と接触させることにより、基材
に熱硬化性樹脂組成物を含浸して樹脂含浸基材を製造し
た後、加熱炉で連続的に加熱して熱硬化性樹脂組成物を
半硬化(Bステージ化)状態とし、次いで冷却して熱硬
化性樹脂組成物を固化した後、所定の大きさに切断した
り、巻き取る方法により製造されている。
【0004】この加熱方法としては、熱風を吹き付けて
加熱する方法や、輻射熱により加熱する方法や、電磁波
を照射して加熱する方法等が検討されている。なお、電
磁波を照射して加熱する方法の場合、被加熱物の表面か
ら発生した熱が逃げ易く、被加熱物の温度が上がり難い
ため、電磁波の出力を大きくする必要があるという問題
や、加熱時間を伸ばす必要があるという問題があり、加
熱効率が悪いという問題があった。また、樹脂含浸基材
に電磁波を照射して加熱する方法の場合、加熱中に基材
に含浸した熱硬化性樹脂組成物の粘度が低下し、基材の
端部から熱硬化性樹脂組成物が流れ出す場合があり、樹
脂含浸量のばらつきが生じ易いという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を改善するために成されたもので、その目的とするとこ
ろは、シート状の被加熱物に電磁波を照射して加熱する
電磁波加熱装置であって、加熱効率が優れた電磁波加熱
装置を提供することにある。また、樹脂含浸量のばらつ
きが生じ難い電磁波加熱装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
電磁波加熱装置は、連続的に移動するシート状の被加熱
物に電磁波を照射し、その被加熱物を加熱する電磁波加
熱装置において、被加熱物に電磁波を照射するための電
極が、被加熱物の移動方向及び幅方向にそれぞれ分割し
て複数設けられ、それぞれの電極から出力される電磁波
の強度が、調整可能に形成されていることを特徴とす
る。
【0007】本発明の請求項2に係る電磁波加熱装置
は、連続的に移動するシート状の被加熱物に電磁波を照
射し、その被加熱物を加熱する電磁波加熱装置におい
て、被加熱物に電磁波を照射するための電極が、被加熱
物の移動方向及び幅方向にそれぞれ分割して複数設けら
れ、被加熱物とそれぞれの電極との間隔が、調整可能に
形成されていることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3に係る電磁波加熱装置
は、連続的に移動するシート状の被加熱物に電磁波を照
射し、その被加熱物を加熱する電磁波加熱装置におい
て、被加熱物に電磁波を照射するための電極が、被加熱
物の移動方向及び幅方向にそれぞれ分割して複数設けら
れ、それぞれの電極と電極の間隔が、調整可能に形成さ
れていることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項4に係る電磁波加熱装置
は、連続的に移動するシート状の被加熱物に電磁波を照
射し、その被加熱物を加熱する電磁波加熱装置におい
て、被加熱物に電磁波を照射するための電極が、被加熱
物の移動方向及び幅方向にそれぞれ分割して複数設けら
れ、被加熱物の幅方向に隣合う電極を結ぶ仮想線が、被
加熱物の移動方向に対して傾斜するように設けられてい
ることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る電磁波加熱装置を図
面に基づいて説明する。図1は本発明の請求項1に係る
電磁波加熱装置の一実施の形態を説明する図であり、図
2は本発明の請求項2に係る電磁波加熱装置の一実施の
形態を説明する図であり、図3は本発明の請求項3に係
る電磁波加熱装置の一実施の形態を説明する図であり、
図4は本発明の請求項4に係る電磁波加熱装置の一実施
の形態を説明する図である。
【0011】[本発明の請求項1に係る電磁波加熱装
置]本発明の請求項1に係る電磁波加熱装置の一実施の
形態は、熱硬化性樹脂組成物を連続的に供給される基材
に含浸した樹脂含浸基材に、電磁波を照射して加熱する
ための電磁波加熱装置である。この電磁波加熱装置は、
図1(a)に示すように、Dの方向に連続的に移動する
被加熱物A(樹脂含浸基材)から少し離れた部分に、電
磁波3を出力可能な電極2が設けられている。そして、
その電極2から電磁波3を出力して被加熱物Aに照射す
ることにより、被加熱物Aの内部から発熱させて、被加
熱物Aを加熱するようになっている。
【0012】なお、電極2は、図1(b)に示すよう
に、被加熱物Aの移動方向D、及び被加熱物Aの幅方向
にそれぞれ分割して複数設けられており、それぞれの電
極2a,2b,2c・・は、陰極と陽極が交互に並ぶよ
うに配置されている。そして、それぞれの電極2a,2
b,2c・・から出力される電磁波3の強度が、調整可
能に形成されている。
【0013】このように、分割されたそれぞれの電極2
a,2b,2c・・から出力される電磁波3の強度が、
調整可能に形成されていると、被加熱物Aの幅が電極2
a,2b,2c・・が設けられた幅より狭い場合、電磁
波3を出力しても被加熱物Aに照射され難い、外側の部
分の電極2cの電磁波3の出力を停止し、電磁波3を出
力した場合に被加熱物Aに照射され易い、中央側の部分
の電極2a,2bのみから電磁波3を出力して加熱する
と、被加熱物Aに照射されない無駄な電磁波3が減って
電磁波3の利用率が高くなり、加熱効率が優れた電磁波
加熱装置となる。
【0014】それに対し、図示しないが、電極2が被加
熱物Aの移動方向D及び被加熱物Aの幅方向共に分割さ
れず一体の場合や、電極2が被加熱物Aの移動方向Dに
のみ分割されて被加熱物Aの幅方向には分割されていな
い場合や、電極2が被加熱物Aの移動方向D及び被加熱
物Aの幅方向にそれぞれ分割されているが、それぞれの
電極2a,2b,2c・・から出力される電磁波3の強
度が調整可能に形成されていない場合、被加熱物Aに照
射されない無駄な電磁波3が多くなって、加熱効率が低
くなる。
【0015】また、本発明の請求項1に係る電磁波加熱
装置のように、それぞれの電極2a,2b,2c・・か
ら出力される電磁波3の強度が調整可能に形成されてい
る場合、被加熱物Aの移動方向D両端部に対応する部分
に設けられている電極2bから出力される電磁波3の強
度を、被加熱物Aの移動方向D中央部に対応する部分に
設けられている電極2aから出力される電磁波の強度よ
り高くすると、被加熱物Aの両端部は、被加熱物Aの中
央部と比較して加熱され易くなる。
【0016】このように加熱すると、被加熱物Aが、熱
硬化性樹脂組成物を連続的に供給される基材に含浸した
樹脂含浸基材の場合、両端部と中央部の熱硬化性樹脂組
成物の粘度が低下するタイミングにずれが生じ、加熱さ
れ易い両端部の熱硬化性樹脂組成物の粘度が低下して流
動し易くなったときには、中央部の熱硬化性樹脂組成物
は粘度が高く流動し難い状態のため、その中央部の熱硬
化性樹脂組成物は端部側に移動し難く、基材の端部から
熱硬化性樹脂組成物が流れ出し難くなり、また、更に加
熱して中央部の熱硬化性樹脂組成物の粘度が低下し、中
央部の熱硬化性樹脂組成物の粘度が流動し易くなったと
きには、両端部の熱硬化性樹脂組成物の硬化が進行して
粘度が高い状態となっているため、中央部の熱硬化性樹
脂組成物が端部側に流動することを妨げ、基材の端部か
ら熱硬化性樹脂組成物が流れ出し難くなる。そのため、
樹脂含浸基材を加熱して得られるプリプレグは、樹脂含
浸量のばらつきが小さなプリプレグとなる。
【0017】なお、図1の実施の形態は、それぞれの電
極2a,2b,2c・・の間に、隙間を設けた実施の形
態であるが、それぞれの電極2a,2b,2c・・は接
触していても良い。
【0018】本発明に係る電磁波加熱装置で加熱する被
加熱物Aとしては、電磁波3を照射することにより加熱
可能なものであれば特に限定するものではなく、またそ
の形状としても、図1に示すような長尺のシート状物を
巻き出しながら供給されるものでも良く、所定の大きさ
に切断されたシートが、ネットコンベアー等で搬送され
ながら供給されるものでも良い。なお、被加熱物Aが、
熱硬化性樹脂組成物を連続的に供給される基材に含浸し
た樹脂含浸基材の場合、上記したように、樹脂含浸量の
ばらつきが生じ難く好ましい。
【0019】上記電磁波3を照射する条件としては、被
加熱物Aの種類や大きさに応じて適宜調整すれば良い
が、例えば、被加熱物Aと電極2a・・の間隔を1〜3
mmに調整し、マイクロ波や13.56MHzや27.
12MHzの周波数の電磁波3を照射する。なお、それ
ぞれの電極2a・・は、照射する電磁波3の周波数や被
加熱物Aの種類等に応じて、陰極と陽極を交互に並べず
に、同種の極が並ぶように配置しても良い。
【0020】なお、上記の実施の形態は、被加熱物Aを
水平方向に進行させながら、電磁波3を照射する実施の
形態を説明したが、被加熱物Aを、垂直状態や傾斜状態
にして進行させるようにしても良い。
【0021】[本発明の請求項2に係る電磁波加熱装
置]本発明の請求項2に係る電磁波加熱装置の一実施の
形態は、熱硬化性樹脂組成物を連続的に供給される基材
に含浸した樹脂含浸基材に、電磁波を照射して加熱する
ための電磁波加熱装置である。この電磁波加熱装置は、
図2(a)に示すように、Dの方向に連続的に移動する
被加熱物A(樹脂含浸基材)から少し離れた部分に、電
磁波3を出力可能な電極2が設けられている。そして、
その電極2から電磁波3を出力して被加熱物Aに照射す
ることにより、被加熱物Aの内部から発熱させて、被加
熱物Aを加熱するようになっている。
【0022】なお、電極2は、図2(b)に示すよう
に、被加熱物Aの移動方向D、及び被加熱物Aの幅方向
にそれぞれ分割して複数設けられており、それぞれの電
極2a,2b,2c・・は、陰極と陽極が交互に並ぶよ
うに配置されている。そして、被加熱物Aと、それぞれ
の電極2a,2b,2c・・との間隔が、調整可能に形
成されている。
【0023】このように、分割されたそれぞれの電極2
a,2b,2c・・と、被加熱物Aとの間隔が、調整可
能に形成されている場合、図2(c)に示すように、被
加熱物Aの移動方向両端部に対応する部分に設けられて
いる電極2bと被加熱物Aの間隔を、被加熱物Aの移動
方向中央部に対応する部分に設けられている電極2aと
被加熱物Aの間隔より短くすると、被加熱物Aの両端部
は、被加熱物Aの中央部と比較して加熱され易くなる。
【0024】そして、このように加熱すると、本発明の
請求項1に係る電磁波加熱装置の場合と同様に、基材の
端部から熱硬化性樹脂組成物が流れ出し難くなり、樹脂
含浸基材を加熱して得られるプリプレグは、樹脂含浸量
のばらつきが小さなプリプレグとなる。
【0025】なお、分割されたそれぞれの電極2a,2
b,2c・・は、その間に隙間を設けて分割されていて
も良く、接触していても良い。また、電磁波3を照射す
る条件や、被加熱物Aの種類や形状等は、本発明の請求
項1に係る電磁波加熱装置の場合と同様の条件や形状等
が挙げられる。
【0026】[本発明の請求項3に係る電磁波加熱装
置]本発明の請求項3に係る電磁波加熱装置の一実施の
形態は、熱硬化性樹脂組成物を連続的に供給される基材
に含浸した樹脂含浸基材に、電磁波を照射して加熱する
ための電磁波加熱装置である。この電磁波加熱装置は、
図3(a)に示すように、Dの方向に連続的に移動する
被加熱物A(樹脂含浸基材)から少し離れた部分に、電
磁波3を出力可能な電極2が設けられている。そして、
その電極2から電磁波3を出力して被加熱物Aに照射す
ることにより、被加熱物Aの内部から発熱させて、被加
熱物Aを加熱するようになっている。
【0027】なお、電極2は、図3(b)及び(c)に
示すように、被加熱物Aの移動方向D、及び被加熱物A
の幅方向にそれぞれ分割して複数設けられており、それ
ぞれの電極2a,2b,2c・・は、陰極と陽極が交互
に並ぶように配置されている。そして、それぞれの電極
2a,2b,2c・・は、その間に隙間を設けて分割さ
れており、それぞれの電極2a・・と電極2b・・の間
隔は、調整可能に形成されている。
【0028】このように、分割されたそれぞれの電極2
a・・と電極2b・・の間隔が、調整可能に形成されて
いる場合、図3(c)に示すように、被加熱物Aの移動
方向D中央部に対応する部分に設けられている電極2a
を、被加熱物Aの移動方向D両端部に対応する部分に設
けられている電極2bの側に移動させて、被加熱物Aの
移動方向D両端部に対応する部分に設けられている電極
2aと電極2bの間隔を、被加熱物Aのうち移動方向D
中央部に対応する部分に設けられている電極2aと電極
2aの間隔より短くすると、被加熱物Aの両端部は、被
加熱物Aの中央部と比較して加熱され易くなる。
【0029】そして、このように加熱すると、本発明の
請求項1に係る電磁波加熱装置の場合と同様に、基材の
端部から熱硬化性樹脂組成物が流れ出し難くなり、樹脂
含浸基材を加熱して得られるプリプレグは、樹脂含浸量
のばらつきが小さなプリプレグとなる。
【0030】なお、電磁波3を照射する条件や、被加熱
物Aの種類や形状等は、本発明の請求項1に係る電磁波
加熱装置の場合と同様の条件や形状等が挙げられる。
【0031】[本発明の請求項4に係る電磁波加熱装
置]本発明の請求項4に係る電磁波加熱装置の一実施の
形態は、熱硬化性樹脂組成物を連続的に供給される基材
に含浸した樹脂含浸基材に、電磁波を照射して加熱する
ための電磁波加熱装置である。この電磁波加熱装置は、
図4(a)に示すように、Dの方向に連続的に移動する
被加熱物A(樹脂含浸基材)から少し離れた部分に、電
磁波3を出力可能な電極2が設けられている。そして、
その電極2から電磁波3を出力して被加熱物Aに照射す
ることにより、被加熱物Aの内部から発熱させて、被加
熱物Aを加熱するようになっている。
【0032】なお、電極2は、図4(b)に示すよう
に、被加熱物Aの移動方向D、及び被加熱物Aの幅方向
にそれぞれ分割して複数設けられており、それぞれの電
極2,2・・は、陰極と陽極が交互に並ぶように配置さ
れている。そして、被加熱物Aの幅方向に隣合う電極
2,2・・を結ぶ仮想線KLが、被加熱物Aの移動方向
Dに対して傾斜するように設けられている。なお、本発
明の被加熱物の幅方向に隣合う電極とは、図4(b)に
示すように、被加熱物Aの幅方向からやや傾斜した状態
で隣合う電極を表すものである。
【0033】このように、上記仮想線KLが、被加熱物
Aの移動方向Dに対して傾斜するように設けられている
場合、分割されたそれぞれの電極2,2・・から出力さ
れる電磁波3に位相差が生じ、被加熱物Aに吸収され易
くなる。そのため、被加熱物Aに吸収されない無駄な電
磁波3が減って電磁波3の利用率が高くなり、加熱効率
が優れた電磁波加熱装置となる。
【0034】なお、仮想線KLが傾斜する角度は、被加
熱物Aの移動方向Dに対して、50〜70°程度傾斜さ
せると好ましい。また、分割されたそれぞれの電極2,
2・・は、その間に隙間を設けて分割されていても良
く、接触していても良い。また、電磁波3を照射する条
件や、被加熱物Aの種類や形状等は、本発明の請求項1
に係る電磁波加熱装置の場合と同様の条件や形状等が挙
げられる。
【0035】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る電磁波加熱装置
は、被加熱物に電磁波を照射するための電極が、被加熱
物の移動方向及び幅方向にそれぞれ分割して複数設けら
れ、それぞれの電極から出力される電磁波の強度が、調
整可能に形成されているため、加熱効率が優れると共
に、樹脂含浸量のばらつきが生じ難い電磁波加熱装置と
なる。
【0036】本発明の請求項2に係る電磁波加熱装置
は、被加熱物に電磁波を照射するための電極が、被加熱
物の移動方向及び幅方向にそれぞれ分割して複数設けら
れ、被加熱物とそれぞれの電極との間隔が、調整可能に
形成されているため、樹脂含浸量のばらつきが生じ難い
電磁波加熱装置となる。
【0037】本発明の請求項3に係る電磁波加熱装置
は、被加熱物に電磁波を照射するための電極が、被加熱
物の移動方向及び幅方向にそれぞれ分割して複数設けら
れ、それぞれの電極と電極の間隔が、調整可能に形成さ
れているため、樹脂含浸量のばらつきが生じ難い電磁波
加熱装置となる。
【0038】本発明の請求項4に係る電磁波加熱装置
は、被加熱物に電磁波を照射するための電極が、被加熱
物の移動方向及び幅方向にそれぞれ分割して複数設けら
れ、被加熱物の幅方向に隣合う電極を結ぶ仮想線が、被
加熱物の移動方向に対して傾斜するように設けられてい
るため、加熱効率が優れた電磁波加熱装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に係る電磁波加熱装置の一実
施の形態を説明する図であり、(a)は正面図、(b)
は平面図である。
【図2】本発明の請求項2に係る電磁波加熱装置の一実
施の形態を説明する図であり、(a)は正面図、(b)
は平面図、(c)は側面図である。
【図3】本発明の請求項3に係る電磁波加熱装置の一実
施の形態を説明する図であり、(a)は正面図、(b)
(c)は平面図である。
【図4】本発明の請求項4に係る電磁波加熱装置の一実
施の形態を説明する図であり、(a)は正面図、(b)
は平面図である。
【符号の説明】
2,2a,2b,2c 電極 3 電磁波 A 被加熱物 D 移動方向 KL 仮想線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に移動するシート状の被加熱物に
    電磁波を照射し、その被加熱物を加熱する電磁波加熱装
    置において、被加熱物に電磁波を照射するための電極
    が、被加熱物の移動方向及び幅方向にそれぞれ分割して
    複数設けられ、それぞれの電極から出力される電磁波の
    強度が、調整可能に形成されていることを特徴とする電
    磁波加熱装置。
  2. 【請求項2】 連続的に移動するシート状の被加熱物に
    電磁波を照射し、その被加熱物を加熱する電磁波加熱装
    置において、被加熱物に電磁波を照射するための電極
    が、被加熱物の移動方向及び幅方向にそれぞれ分割して
    複数設けられ、被加熱物とそれぞれの電極との間隔が、
    調整可能に形成されていることを特徴とする電磁波加熱
    装置。
  3. 【請求項3】 連続的に移動するシート状の被加熱物に
    電磁波を照射し、その被加熱物を加熱する電磁波加熱装
    置において、被加熱物に電磁波を照射するための電極
    が、被加熱物の移動方向及び幅方向にそれぞれ分割して
    複数設けられ、それぞれの電極と電極の間隔が、調整可
    能に形成されていることを特徴とする電磁波加熱装置。
  4. 【請求項4】 連続的に移動するシート状の被加熱物に
    電磁波を照射し、その被加熱物を加熱する電磁波加熱装
    置において、被加熱物に電磁波を照射するための電極
    が、被加熱物の移動方向及び幅方向にそれぞれ分割して
    複数設けられ、被加熱物の幅方向に隣合う電極を結ぶ仮
    想線が、被加熱物の移動方向に対して傾斜するように設
    けられていることを特徴とする電磁波加熱装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011204830A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Toyoda Gosei Co Ltd Ledパッケージの製造方法

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JP2011204830A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Toyoda Gosei Co Ltd Ledパッケージの製造方法

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