JP2000221761A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000221761A
JP2000221761A JP11023274A JP2327499A JP2000221761A JP 2000221761 A JP2000221761 A JP 2000221761A JP 11023274 A JP11023274 A JP 11023274A JP 2327499 A JP2327499 A JP 2327499A JP 2000221761 A JP2000221761 A JP 2000221761A
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Katsumi Ito
功▲巳▼ 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度化された潜像を形成する際に、潜像
の形成する電界に十分追従することができ、露光手段の
高解像度化の効果を十分に発揮できる画像形成装置を提
供する。 【解決手段】 現像装置4において感光ドラム1と対向
して非接触に配置された現像スリーブ11上に保持され
た帯電した現像剤によって感光ドラム1上の静電潜像を
現像する。このとき画像解像度が600dpiの電子写
真装置において、(感光ドラム1上の露光手段の光学ス
ポット径)≦(電子写真装置の記録解像度の1画素のサ
イズ)×1.2である場合に、現像スリーブ11に保持
され現像に寄与するトナーのうち、反転側に帯電してい
る現像剤量が20%以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真及び静電
記録装置等の画像形成装置に関し、特にこのような画像
形成装置に用いられる現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては、米国特許第
2297691号明細書、特公昭42−23910号公
報及び特公昭43−24748号公報等に記載されてい
る様に、多数の方法が知られているが、一般には、光導
電物質を利用し種々の手段により感光体上に電気的潜像
を形成し、ついで、トナーを用いて潜像を形成し、必要
に応じて紙等の転写材にトナー画像を転写した後、加
熱、或いは、溶剤蒸気等により定着して複写物を得るも
のである。また、トナーを用いて電気的潜像を可視化す
る方法も種々知られている。
【0003】例えば、米国特許第2874063号明細
書に記載されている磁気ブラシ現像法同221776号
明細書に記載されているパウダークラウド法及びファー
ブラシ現像法、液体現像法等、多数の現像法が知られて
いる。
【0004】これらの現像法において、特に、トナー及
びキャリアを主体とする現像剤を用いる磁気ブラシ法、
カスケード法等が広く実用化されている。これらの方法
は、いずれも、比較的安定に良画像の得られる優れた方
法である。
【0005】しかし、いずれの現像方法も2成分現像剤
にまつわる、キャリアの劣化、トナーとキャリアの混合
比の変動、装置の複雑化、トナーの飛散、キャリアによ
るすじむら等の共通の欠点を有する。
【0006】この様な欠点を回避するために、トナーの
みよりなる1成分現像剤を用いる現像方法が各種提案さ
れている。例えば、米国特許第3909258号明細書
には、電気的に導電性を有する磁性トナーを用いて現像
する方法が提案されている。これは内部に磁性を有する
円筒状の導電性スリーブに導電性磁性現像剤を支持し、
これを静電像に接触せしめて現像するものである。この
際、現像部においてトナー粒子により記録体表面とスリ
ーブ表面の間に導電路が形成され、この導電路を経てス
リーブよりトナー粒子に電荷が導かれ、静電像画像部と
の間のクーロン力によりトナー粒子が画像部に付着して
現像される。この導電性磁性トナーを用いる現像方法
は、従来の2成分現像法にまつわる問題点を回避した優
れた方法であるが、反面、トナーが導電性であるため、
現像した画像を記録体から普通紙等の最終的な支持部材
へ、静電的に転写することが困難であるという欠点を有
している。
【0007】この問題を解決するために、静電的に転写
することが可能な高抵抗トナーを用いる現像方法とし
て、特開昭52−94140号公報に、トナー粒子の誘
電分極を利用した現像方法が示されている。しかし、か
かる方法は、本質的に現像速度が遅く現像画像の濃度が
充分に得られない等の欠点を有しており、実用上困難で
あった。高抵抗の磁性トナーを用いるその他の方法とし
て、トナー粒子相互の摩擦、トナー粒子とスリーブとの
摩擦等により、トナー粒子を摩擦帯電し、これを静電保
持部材に接触して現像する方法が知られている。しか
し、これらの方法は、トナー粒子と摩擦部材との接触回
数が少なく、摩擦帯電不十分になりやすい、あるいは、
帯電したトナー粒子とスリーブとのクーロン力が強いと
きには、トナー粒子がスリーブ上で凝集しやすい、等の
欠点を有しており、実用上困難な点が多いことが指摘さ
れている。
【0008】これに対して、特開昭54−43036号
公報において、上述の欠点を除去した新規な現像方法が
提案されている。これは、スリーブ上にトナーを極めて
薄く塗布し、これを摩擦帯電し、ついで、これを磁界の
作用下で静電像に極めて近接させ、かつ、接触させるこ
となく対向させ、現像するものである。
【0009】この方法によれば、磁性トナーを極めて薄
く塗布するという構成をとることにより、磁性トナーと
スリーブとの接触機会を増加させ、現像に供するのに必
要な摩擦帯電電荷量をトナーに与えることを可能にして
いる。
【0010】上記1成分現像方式の電荷付与に対する本
発明者等の検討によると、上記I成分現像方式の電荷付
与部でのトナーの挙動は、以下の様になっていることが
分かった。
【0011】まず、図5に上記磁性1成分トナーを用い
た現像装置の一例を示す。図中1aは、非磁性部材を用
いた現像スリーブで、図中、矢印の方向に回転可能に設
置されている。図中1bは、スリーブ1aの内部に固定
された永久磁石、2は磁性部材を用いた磁性ブレードで
ある。磁性ブレード2は、現像スリーブ1aにその距離
が一定値Wになる様に配置されている。一般的に距離W
は、100μm〜1mmの範囲内の値に設定される場合
が多い。
【0012】図5に示した現像装置において、磁性1成
分トナーTは、現像スリーブ1a上に薄層コーティング
される。このトナー層の層厚は、図7に示すカットライ
ンLの位置によって決定される。
【0013】本発明者の検討によると、現像スリーブ1
aと磁性ブレード2の間を磁性トナーTが通過する際
に、磁性トナーTに、電荷が付与されることが分かっ
た。また、その際の、磁性トナーTの挙動は、以下の様
になっていることが分かった。
【0014】図6に示す様に、現像スリーブ1aと磁性
ブレード2を結ぶ直線に垂直な平面を考え、磁性ブレー
ド2に近い面をS1とし、現像スリーブ1aに近い面を
S2とすると、一般的に磁性ブレード2の幅は、永久磁
石1bの幅に比べて狭くしてあるので、S1面、S2面
でのそれぞれの磁束密度を考えると、S1面での磁束密
度はS2面での磁束密度より大きくなる。従って、磁性
トナーTは、現像スリーブ1aと磁性ブレード2との間
で、図6の矢印の方向の力、すなわち、磁性ブレード2
側への力を受ける。
【0015】従って、図6に示す様に、磁性トナーT
は、穂(B状態)を形成し、かつ、その穂は、磁性ブレ
ード2から現像スリーブ1a方向に形成される。磁性ト
ナーTへの帯電付与は、現像スリーブ1aと磁性ブレー
ド2から形成された穂の先端のトナーt1とが接触する
ことにより、先端のトナーに電荷が付与される。
【0016】また、現像スリーブ1aと磁性ブレード2
との間でのトナーの搬送は、以下の様になっていること
が分かった。
【0017】上述した様に、現像スリーブ1aと接触し
た穂の先端のトナーt1には、電荷が付与されるので、
鏡映力による現像スリーブ1a方向への力が働き、現像
スリーブ1aとの摩擦力により、現像スリーブ1aの回
転方向への搬送力が与えられる。
【0018】また、トナー同士には、互いにある程度の
凝集力が働いているので、トナーt1に接しているトナ
ーt2にも、凝集力を介在とした搬送力が生じる。ま
た、上層部のトナーt3にも同様に、凝集力を介在とし
た搬送力が生じる。
【0019】しかし、現像スリーブ1aと磁性ブレード
2との間には、前述した様に、磁性ブレード2の方向へ
の磁力もトナーにはかっている。従って、トナーにかか
る搬送力が、上記磁力に打ち勝つところ、すなわち、図
6のカットラインLのところでトナーの穂はちぎれ、現
像スリーブ1a上に残ったトナーが、現像スリーブ1a
の回転方向に搬送される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、トナ
ーが帯電されるのはスリーブとの摩擦帯電のみであり、
電子写真装置の高解像度化にともない、用いられるトナ
ー粒径が小さくなり、摩擦帯電を行うための現像スリー
ブの表面積が相対的に少なくなってきているためトナー
への帯電を十分に行うことが難しくなってきている。
【0021】また、電子写真装置の高解像度化にともな
い、感光ドラム上の静電潜像も微細なものとなり、感光
ドラム上に形成される潜像による電界も非常に小さくな
ってきている。
【0022】また、高解像度化が進むにつれ、微細な潜
像を再現するために露光系に必要とされる条件(光学ス
ポット径)も厳しくなっている。
【0023】光学スポット径は、図7(a),(b)に
示したようにピーク強度の1/e2の強度を示す範囲
の、感光体長手方向の直径で表される。
【0024】また、露光系によって高解像度化された潜
像を現像する際に、潜像の形成する電界に追従しにくく
なり、露光系の高解像化の効果を十分に発揮できなくな
るという問題が発生してきた。
【0025】本願発明はかかる従来技術の課題を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、高解像度化された潜像を形成する際に、潜像の形成
する電界に十分追従することができ、露光手段の高解像
度化の効果を十分に発揮できる画像形成装置を提供する
ことにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、光導電性の像担持体と、該像担持体の表面
を帯電する帯電手段と、帯電された前記像担持体表面を
露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像
を現像して現像剤像を形成する現像手段と、前記像担持
体に形成された現像剤像を転写材に転写する転写手段と
を備え、前記現像手段は前記像担持体と離隔して対向配
置される現像剤保持部材に保持された1成分現像剤によ
って現像を行い、記録解像度が600dpi以上の画像
形成装置において、(像担持体上における露光手段の強
度がピーク強度の1/e2の強度を示す範囲の副走査方
向での直径)≦(画像形成装置の記録解像度の1画素の
サイズ)×1.2であり、かつ、前記現像剤保持部材に
保持されて現像に寄与する現像剤のうち、静電潜像によ
って生じる電界に対して反転側に帯電している現像剤量
が20%以下であることを特徴とする。
【0027】また、前記現像剤保持部材に保持されて現
像に寄与する現像剤の平均帯電量の絶対値が、15μC
/gよりも大きいことが好適である。
【0028】本発明者等の検討によると、画像形成装置
としての電子写真装置の画像解像度(記録解像度)の露
光手段の光学スポット径のドット再現性との関係は解像
度が600〜1200dpiの範囲では表1のような関
係にあることがわかった。本検討における現像系は2成
分現像剤を用いて行った。
【0029】表1において、ドットの再現性はAが最も
良く(ドットサイズが画像解像度と同等)、以下B(ド
ットサイズが画像解像度より大きいが、孤立して再
現)、C(形成されたドットが隣接画素とつながる)の
順になっている。
【0030】
【表1】
【0031】このことから、高解像度化を行うにあた
り、露光手段の光学スポット径のサイズは電子写真装置
の解像度の1.2倍までに抑えなくてはならないことが
わかった。
【0032】しかしながらこの様に光学スポット径のサ
イズを電子写真装置の解像度の1.2倍までに抑えたと
しても、従来の1成分非接触現像系に微小粒径のトナー
を用いた場合や、凝集性の高いトナー等を用いた場合、
ドットの再現性は良化しないことが本発明者らの検討に
よりわかった。
【0033】さらに詳細な検討により、現像に寄与する
トナーの帯電量分布がドット再現性に影響を及ぼすこと
がわかった。
【0034】トナーの帯電量の分布は以下の方法で測定
を行った。
【0035】測定装置として用いたE−SPART A
nalyzerの装置構成の概略を図8に示す。
【0036】以下に測定方法について説明する。図9に
はE−SPART Analyzerの測定部を示し
た。エアノズル20は、集塵部21の上に固定されてお
り、このエアノズル20に現像スリーブが接触しないよ
うにステージ22に現像装置40を固定する。
【0037】トナーを測定セル内に導入するため、エア
ノズル20から窒素を0.1〜1.0kg/cm2 の圧
力で噴出し、現像スリーブ表面からトナーを取り去り、
集塵部21上へ落とす。集塵部21は、エアにより等速
吸引されており、集塵部21に導入されたトナーはエア
による吸引と重力とにより、測定セルに導入される。
【0038】測定セルに導入されたトナーは、直流電界
中音波振動内で粒子の移動速度レーザードップラー法に
より粒子径と粒子帯電量を同時に測定される。
【0039】このようにして2.000〜10.000
個の現像スリーブ上のトナーの粒子径、粒子帯電量を測
定し、この測定値から現像スリーブ上のトナーの帯電量
分布を求めた。
【0040】上記の方法で測定した1成分現像系の反転
トナー量とドット再現性の関係は画像解像度が600d
pi,1200dpiそれぞれ、表2,表3のような関
係にあることがわかった。表2,3において、ドットの
再現性はAが最も良く(ドットサイズが画像解像度と同
等で飛び散りが無い)、以下B(ドットサイズが画像解
像度より大きく、多少飛び散りがあるが、孤立して再
現)、C(形成されたドットが隣接画素とつながり、飛
び散りが多い)の順になっている。
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】高解像度化されたドットの再現性は、この
様にして求めた帯電量分布で反転側に帯電しているトナ
ー量が20%以下(好ましくは15%以下)の場合に良
好であることがわかった。 またこのようにして求めた
帯電量分布の他に、平均帯電量(以後Q/Mと記述す
る)によって評価することも可能である。平均帯電量の
測定は、現像スリーブ上にコートされたトナーを吸引し
て引きはがし、その際の電荷の移動量Qと、引きはがさ
れたトナー重量Mを測定することにより求めた。
【0044】本発明者らの検討によれば、経験的にQ/
Mの絶対値が15μC/g以上である場合に画像が良好
であり、その際の帯電量分布は反転トナー量が10〜2
0%の範囲にあることがわかった。
【0045】以上の検討結果より、600dpi以上の
解像度である画像形成装置において、上述の問題を解決
し、高解像度化の効果を出すため、(露光手段の光学ス
ポット径)≦(画像形成装置の記録解像度の1画素のサ
イズ)×1.2という光学系を使用し、かつ、現像に寄
与する現像剤のうち、静電潜像によって生じる電界に対
して反転側に帯電している現像剤量が20%以下である
現像手段を使用することとした。
【0046】上記方法で現像剤の帯電量の分布の測定を
行い、反転側に帯電している現像剤量が20%以下の現
像手段を用いることで、(露光手段の光学スポット径)
≦(画像形成装置の記録解像度の1画素のサイズ)×
1.2といった高解像な潜像を形成し、潜像の形成する
電界が非常に小さい場合においても十分に潜像を再現で
きるようになった。
【0047】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態の画像形成装置の概略図である。
【0048】図1において、1は像担持体としての感光
ドラム、2は帯電手段としての帯電ローラー、3はレー
ザー光、4は現像手段としての現像装置、5は転写手段
としての転写ローラー、6はクリーナーである。
【0049】本実施形態では画像形成装置としてのデジ
タル電子写真装置の記録解像度を600dpi(1pixe
l(画素)のサイズ=42.3μm)、露光手段として光
学スポット径が45μmの半導体レーザーを用いた。
【0050】図2は本実施形態で用いた現像装置の概略
図である。
【0051】本実施形態で使用している現像剤は、重量
平均径が5μm以上のネガ帯電性非磁性トナーと、重量
平均径20〜100μmの通常の磁性キャリアを用い
た。
【0052】図2において、11は非磁性金属により構
成された矢印A方向に回転するφ20の現像スリーブ
(現像剤保持部材)、12aは現像容器内において現像
剤(非磁性トナーと磁性キャリア)を表面に担持する現
像スリーブ1と同方向に回転するφ20の現像剤担持
体、12bは現像剤担持体12a内部に配設された永久
磁石、13は現像容器、14は現像容器内で現像剤を撹
拌し非磁性トナーを帯電させ、現像剤担持体12a方向
に搬送するための撹拌部材、15は現像剤担持体2a表
面に担持される現像剤の量を規制する非磁性金属板、1
は感光ドラムである。
【0053】現像剤担持体12aと非磁性金属板15は
ギャップを200〜800μm(本実施形態では300
μmとした)に設定し現像剤担持体12a上の現像剤量
の規制を行っている。
【0054】本発明者等の検討によると画像解像度が6
00dpiの電子写真装置において、露光手段の光学ス
ポット径を40μmから55μmの間で変化させ、ま
た、現像スリーブ上にコーティングされたトナーの帯電
量分布を0〜40%の間で振り画質に対し、どの様な影
響があるか調べたところ(露光手段の光学スポット径)
≦(電子写真装置の記録解像度の1pixel のサイズ)×
1.2である場合に、現像に寄与するトナーのうち、反
転側に帯電しているトナー量が20%以下の場合に画質
が良好であることがわかった。
【0055】表2は本実施形態の画像形成装置における
露光手段の光学スポット径と、現像スリーブ上のトナー
の反転トナー量の画質評価表である。表2において、ド
ットの再現性はAが最も良く、以下B,Cの順になって
いる。
【0056】現像スリーブ11と現像剤担持体12a
は、対向部における距離が100〜1000μm(本実
施形態では500μmとした)となるように配置され、
互いに等速で同方向に回転している。
【0057】現像スリーブ11と現像剤担持体12aの
間にはネガに帯電された非磁性トナーのみが現像剤担持
体12aから現像スリーブ1に移動する電位差を設けて
いる。この電位差を変えることにより、現像スリーブ1
1上のトナーの帯電量分布を調整することが可能であ
る。
【0058】本実施形態では、画像が良好であった20
0Vに設定した。
【0059】前述したE−SPART Analyze
rによる帯電量分布の測定では反転トナー量は0〜5%
の範囲となっている。そのため、現像スリーブ11上に
コーティングされる非磁性トナーは現像スリーブ11と
現像剤担持体12a間の電位勾配に従う正規(本実施形
態ではネガ)側に帯電したトナーのみになる。
【0060】高解像度化された潜像を現像する際に、潜
像の形成する電界に十分追従することが出来、露光系の
高解像化の効果を十分に発揮できた。
【0061】(第2の実施形態)図3は、本発明の第2
の実施形態の画像形成装置の概略図である。
【0062】図3は、本発明の第1実施形態を示した断
面図である。
【0063】図3において、21aは矢印b2の方向に
回転する現像剤担持体である非磁性金属部材により構成
されるφ20の表面にポリカーボネート系樹脂が被覆さ
れている現像スリーブ(現像剤保持部材)、21bは現
像スリーブ1aの内部に配設された永久磁石、23は現
像容器、24は現像容器23内の現像剤を撹拌し現像ス
リーブ1a方向に搬送するための搬送部材、25はスク
レーパである。そして、26aは非磁性金属部材で構成
されるφ20の現像剤規制体、26bは現像剤規制体2
6aの内部に配設された永久磁石である。27は現像容
器23内で現像剤を攪拌する攪拌部材である。
【0064】現像剤規制体26aは、現像スリーブ21
aの近傍に、現像スリーブ21aの回転方向b2と同方
向の矢印b1の方向に回転可能に配された構成としてい
る。
【0065】本発明においては、現像スリーブ21aと
現像剤規制体26aの対向位置にある永久磁石21b内
の磁極(N11)に近接対向するよう配された、永久磁
石26b内の磁極(S61)の磁束密度800ガウス、
磁極N11の磁束密度を900ガウスとし、かつ、各々
の磁極の磁束密度のピーク値に対して50%以上の値を
示す領域の幅(便宜上、以後50%値と称する)の比
を、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≦1.0 (好ましくは(磁極S61の50%値)/(磁極N11
の50%値)≦0.8)とし、本実施形態においては、 (磁極S61の50%値)/(磁極N11の50%値)
≒0.8 とすることにより、磁極S61と磁極N11との間で形
成される磁場の磁束密度の変化が、現像スリーブ21a
から現像剤規制体26a側に行くほど磁束密度が高くな
る構成とした。 また、現像スリーブ21aと現像剤規
制体26aの距離Wを100μmから2mmの範囲とし
た。
【0066】磁性トナーは、重量平均径が5μm以上、
磁性トナーに内添される磁性体の重量が、磁性トナーの
重量の10%以上の負帯電性トナーを使用した。
【0067】図3に示すように構成された現像装置4に
おいては、現像領域方向への搬送力は以下のようにして
与えられる。現像容器23内の磁性トナーは、搬送部材
24により現像スリーブ21a方向に搬送され、永久磁
石21bにより現像スリーブ21aに保持される。その
際に現像スリーブ21a表面近傍に存在する磁性トナー
は、現像スリーブ21a表面との摩擦により帯電され、
帯電した磁性トナーは、トナー自身の電荷による鏡映力
により現像スリーブ21a表面に付着する。これらの十
分に帯電した磁性トナーは帯電電荷量に依存する鏡映力
と現像スリーブ21a表面の摩擦力により、現像スリー
ブ21aの回転に伴う現像領域方向への搬送力を得る。
【0068】また、現像領域方向外の搬送力は以下のよ
うにして与えられる。現像スリーブ21aから現像剤規
制体26a側に行くほど磁束密度が高くなっているた
め、現像スリーブ21aと現像剤規制体26aとの間に
存在する磁性トナーには、現像スリーブ21aから現像
剤規制体26a側への磁気力が働く。また、現像剤規制
体26aを、現像スリーブ21aと同方向である。図中
矢印b1方向に回転させる構成としているため、現像剤
規制体26a表面に磁気力によって保持された磁性トナ
ーは、上記磁界による力と現像剤規制体26a表面との
摩擦力により、現像剤規制体26aから現像容器23内
方向への搬送力が与えられる。
【0069】上記2つの搬送力のうち、現像領域方向外
の搬送力は現像剤規制体26aの回転速度に依存してい
る。その結果、現像スリーブ21aと現像剤規制体26
aの回転速度の比により現像スリーブ21a上に搬送さ
れる磁性トナーの帯電量分布が制御される。図4に現像
スリーブ21aと現像剤規制体26aの回転速度の比
と、前述した方法でE−SPART Analyzer
により測定した反転トナー量のグラフを示する。
【0070】本実施形態で用いた磁性トナー、スリーブ
のコート条件においては、現像スリーブ21aの周速の
絶対値と現像剤規制体26aの周速の絶対値の比((現
像剤規制体26aの周速の絶対値)/(現像スリーブ2
1aの周速の絶対値))が、(現像剤規制体26aの周
速の絶対値)/(現像スリーブ21aの周速の絶対値)
≧0.8の範囲から現像スリーブ21a上の磁性トナー
の帯電量分布において、反転側の帯電している磁性トナ
ーの量を20%以下とすることが出来る。
【0071】本実施形態においては、現像スリーブ21
aの周速の絶対値と現像剤規制体26aの周速の絶対値
の比を、(現像剤規制体26aの周速の絶対値)/(現
像スリーブ21aの周速の絶対値)≒1.0とすること
で、Q/Mは−16〜−18μC/gの範囲とすること
が出来た。
【0072】またその際のE−SPART Analy
zerによる帯電量分布の測定では、現像スリーブ21
a上に搬送される磁性トナーのうち、反転側に帯電して
いる磁性トナーの量は15%とであった。
【0073】また耐久中においても、Q/Mは−16〜
−18μC/gで安定しており、−15μC/gを下回
ることはなかった。
【0074】その結果、高解像度化された潜像を現像す
る際に、潜像の形成する電界に十分追従することが出
来、露光系の高解像化の効果を十分に発揮できた。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、記録解像度は60
0dpi以上である画像形成装置において、(像担持体
上における露光手段の強度がピーク強度の1/e2の強
度を示す範囲の副走査方向での直径)≦(画像形成装置
の記録解像度の1画素のサイズ)×1.2であり、か
つ、前記現像剤保持部材に保持されて現像に寄与する現
像剤のうち、静電潜像によって生じる電界に対して反転
側に帯電している現像剤量が20%以下であるようにし
たので、潜像の形成する電界に十分に追従することを可
能とし、露光手段の高解像度化の効果を十分に発揮する
ことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施形態の画像形成装置の
概略構成を示す図である。
【図2】図2は本発明の第1実施形態で用いた現像装置
の概略図である。
【図3】図3は第2実施形態で用いた現像装置の概略図
である。
【図4】図4は第2実施形態で用いた現像装置の(現像
剤規制体の周速の絶対値)/(現像スリーブの周速の絶
対値)vs反転トナー量のグラフである。
【図5】図5は現像剤規制部での磁束密度の説明図であ
る。
【図6】図6は現像剤規制部でのトナー挙動の説明図で
ある。
【図7】図7は光学スポット径の説明図である。
【図8】図8はE−SPART Analyzerの装
置構成の概略図である。
【図9】図9はE−SPART Analyzerの測
定部を示す図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 帯電ローラ 3 レーザー光 4 現像装置 5 転写ローラー 11,21a 現像スリーブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導電性の像担持体と、該像担持体の表
    面を帯電する帯電手段と、帯電された前記像担持体表面
    を露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜
    像を現像して現像剤像を形成する現像手段と、前記像担
    持体に形成された現像剤像を転写材に転写する転写手段
    とを備え、前記現像手段は前記像担持体と離隔して対向
    配置される現像剤保持部材に保持された1成分現像剤に
    よって現像を行い、記録解像度が600dpi以上の画
    像形成装置において、 (像担持体上における露光手段の強度がピーク強度の1
    /e2の強度を示す範囲の副走査方向での直径)≦(画
    像形成装置の記録解像度の1画素のサイズ)×1.2で
    あり、 かつ、 前記現像剤保持部材に保持されて現像に寄与する現像剤
    のうち、静電潜像によって生じる電界に対して反転側に
    帯電している現像剤量が20%以下であることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤保持部材に保持されて現像に
    寄与する現像剤の平均帯電量の絶対値が、15μC/g
    よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
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