JP2000221717A - 感光体ドラム素管の乾燥設備 - Google Patents

感光体ドラム素管の乾燥設備

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JP2000221717A
JP2000221717A JP11022607A JP2260799A JP2000221717A JP 2000221717 A JP2000221717 A JP 2000221717A JP 11022607 A JP11022607 A JP 11022607A JP 2260799 A JP2260799 A JP 2260799A JP 2000221717 A JP2000221717 A JP 2000221717A
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利樹 岡山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水洗い後の感光体ドラム素管を、タイムラグ
のない状態で感光液の塗布設備に供給できるようにし
て、フリーフローラインを省略すると共に、外観アワ不
良ならびに感光塗膜の膜厚ムラを生じなくし、延いては
歩留りの向上が達成される感光体ドラム素管の乾燥設備
を提供する。 【解決手段】 水洗いによる洗浄設備7と感光液の塗布
設備18とにわたって、感光体ドラム素管3の移送ライ
ンを配置し、この移送ラインに、洗浄後の感光体ドラム
素管3を加熱乾燥して後に感光液の液温付近に冷却する
乾燥冷却室9,10を配置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電写真複写機や
プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に装備され
る感光体ドラムの製造工程における感光体ドラム素管の
洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記の感光体ドラムは、例えば次のよう
にして製造されている。即ち、アルミニュームパイプや
表面にアルマイト処理を施したパイプを素管にして、こ
の素管内外面の異物除去ならびに脱脂のための洗浄が行
われる。
【0003】そして、素管表面の水切りが不十分である
と、感光体ドラムの感光塗膜に外観不良が発生すること
から、この素管をフリーフローラインに溜め置いて乾燥
し、十分に乾燥した素管を感光液の塗布設備に供給し
て、ここで素管を吊り下げ保持して感光液槽に浸し、素
管表面に感光液の塗膜を形成する。
【0004】次いで、素管の吊り下げ下端側のインロー
嵌合部における感光塗膜を除去して後に、素管を乾燥設
備に送り込んで、例えばエアを循環させて感光塗膜を乾
燥するのであり、これによって一応は感光体ドラムの製
造を完了するのであるが、工程的には最終的に、この感
光体ドラムを外観検査設備に送り込んで、感光塗膜を露
光する外観検査が行われるのであり、この露光に際して
も、感光体ドラムが高温状態であると、感光塗膜の電気
特性が劣化することから、この感光体ドラムをフリーフ
ローラインに溜め置いて冷却するのであって、上記の露
光による外観検査をパスした良品のみの感光体ドラムが
製品として出荷されるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の製造
工程では、洗浄後の素管をフリーフローラインに溜め置
いて、素管表面の水切りを自然乾燥に頼ることから、フ
リーフローライン設置のために広いスペースを必要と
し、かつ、自然乾燥を待つ間に異物が素管表面に付着す
ると、これが外観不良に繋がることから、乾燥ゾーンの
クリーン度を高く維持する必要もあった。
【0006】また、感光塗膜の形成に際して、素管の温
度とこれを浸す感光液の温度とに大きな差があると、膜
厚ムラが発生することから、素管温度が低い場合には、
感光液の塗布設備に供給する際に、改めて素管を加熱す
るなど、素管の温度管理も必要としたのである。
【0007】本発明は、かゝる実情に鑑みて成されたも
のであって、その目的は、上記の不都合を合理的に解決
できるようにした感光体ドラム素管の乾燥設備を提供す
る点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明が講じた技術的手段は次の通りである。即
ち、本発明による感光体ドラム素管の乾燥設備は、水洗
いによる洗浄設備と感光液の塗布設備とにわたって、感
光体ドラム素管の移送ラインを配置し、この移送ライン
に、洗浄後の感光体ドラム素管を加熱乾燥して後に感光
液の液温付近に冷却する乾燥冷却室を配設した点に特徴
がある。
【0009】上記の構成によれば、感光体ドラム素管を
水洗い後に直ちに加熱乾燥し且つ冷却して、タイムラグ
のない状態で感光体ドラム素管を感光液の塗布設備に供
給できるので、フリーフローラインが不要になる上に、
異物の付着による外観不良の問題も生じなくなり、加え
て、感光塗膜の膜厚ムラも生じなくなり、全体として歩
留りの向上が達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は感光体ドラム1を示し、図
2は感光体ドラム1の製造設備2を示すもので、感光体
ドラム1は、例えばアルミニュームパイプを感光体ドラ
ム素管3にして、この素管3の外表面に感光塗膜4を形
成して成る。
【0011】感光体ドラム1の製造設備2を示す図2に
おいて、図中の5は素管表面の異物除去ならびに脱脂の
ための素管洗浄設備で、素管投入装置6から導入された
素管3は、洗浄室7にて脱脂洗浄処理が行われる。
【0012】そして、洗浄装置内部には、1本あるいは
複数本(この実施の形態では並べて2本)の素管3を立
ち姿勢で保持する素管保持治具が設けられており、ま
た、洗浄室7内には、洗浄待機部に搬入された並べて2
本の素管3を、その上端側を吊り下げ保持して洗浄装置
内部の素管保持治具に順次、立ち姿勢にして預け渡す移
送ラインが設けられている。尚、素管3の取り出しを完
了したパレットは、搬入出装置によって受渡しポジショ
ンAに戻される。
【0013】8は洗浄後の素管3を乾燥するための素管
乾燥設備で、図3に示すように、それぞれ断熱構造の乾
燥室9と冷却室10とを順次、前記洗浄室7に連ねて設
置すると共に、この乾燥ならびに冷却室9,10内に、
洗浄後の素管3を並べて2本、立ち姿勢に保持する素管
保持治具21を配設し、かつ、それぞれ加熱乾燥用のエ
アと冷却用のエアとを素管3の上方から下方に向けて供
給するエア循環装置11,12を備えている。
【0014】上記の加熱乾燥用エアの循環装置11は、
乾燥室9を幅方向で二分するように内板13を設けて、
乾燥室側壁と内板13とによって素管3の設置空間を形
成し、この空間と連結してヒーターユニット14を設置
すると共に、素管設置空間の上部にHEPAフイルター
15を設置し、かつ、前記ヒーターユニット14を通し
て加熱されたエアを、フイルター15を介してブロア1
6により、素管3に対して上方から下方に循環供給させ
るように構成している。
【0015】冷却用エアの循環装置12は、構成的に
は、加熱乾燥用エアの循環装置11と同じであって、上
記のヒーターユニット14に代えてクーラー(仮想線で
示している。)17を備える点と、循環エアの温度を制
御するための小容量のヒーター(図示を省略)を備える
点で異なるだけで、素管3に対して冷却エアを上方から
下方に循環供給させるように構成されている。
【0016】尚、乾燥室9では、素管3の洗浄水分除去
のために、例えば100〜170℃の範囲で10〜60
分間の乾燥を行うようにヒーターユニット14が温調制
御され、冷却室10では、例えば100〜170℃の範
囲で加熱された素管3を、後述する塗布設備18の貯留
槽内の感光液の液温付近にまで冷却するように、クーラ
ー17と図示を省略したヒーターとにより温調制御され
るのであって、その温調制御のためのセンサーが乾燥冷
却室9,10に配置されている。
【0017】従って、上記構成の素管乾燥設備8によれ
ば、感光体ドラム素管3を水洗い後に直ちに加熱乾燥し
且つ冷却して、この素管3をタイムラグのない状態で感
光液の塗布設備18に供給できるので、従来のように、
洗浄後の素管を自然乾燥させるためのフリーフローライ
ンが不要になり、しかも、異物の付着による外観不良の
問題も生じなくなる上に、感光塗膜6の膜厚ムラも生じ
なくなることから、歩留りの向上が達成されるのであ
る。
【0018】上記感光液の塗布設備18は、感光液の貯
留槽と洗浄装置とを備えており、マニピュレーター19
を通して導入された素管3を吊り下げ保持して、これを
貯留槽に浸し、素管3表面に感光液の塗膜4を形成する
と共に、この素管3を洗浄装置に移送して、ここで素管
3の吊り下げ下端側の感光塗膜4を除去する。
【0019】図1に戻って、図中の19は、素管表面の
感光塗膜4を乾燥するための乾燥設備であって、この乾
燥設備19によって感光塗膜4の乾燥を終えることで、
感光体ドラム1の製造を完了するのであるが、工程的に
は最終的に、感光塗膜4を露光する外観検査設備20に
感光体ドラム1が送り込まれて、外観検査をパスした良
品のみの感光体ドラム1が製品として出荷されるのであ
る。
【0020】上記の構成による感光体ドラム1の製造設
備によれば、素管3は洗浄室7に搬入されて、異物除去
ならびに脱脂の洗浄が行われ、次いで素管3は、乾燥設
備8に搬入されて加熱乾燥の処理が成され、かつ、塗布
液温付近にまで冷却されて、感光液の塗布設備18に搬
入され、ここで感光液の貯留槽に浸されて、素管表面に
感光塗膜6が形成されると共に、吊り下げ下端側の感光
塗膜6が洗浄除去されるのである。
【0021】そして、表面に感光塗膜4が形成された素
管3ひいては感光体ドラム1は、乾燥設備19に搬入さ
れて、素管表面の感光塗膜4が乾燥され、かつ、常温付
近まで冷却されて、搬出ポジションBに取り出され、外
観検査設備20に送り込まれて、外観検査が行われるの
であって、外観検査をパスした良品のみの感光体ドラム
1が製品として取り扱われるのである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、水
洗い後の感光体ドラム素管を、直ちに加熱乾燥し且つ冷
却して、この感光体ドラム素管をタイムラグのない状態
で感光液の塗布設備に供給できることから、従来の素管
を自然乾燥させるためのフリーフローラインはもとよ
り、それの設置スペースが不要になり、しかも、異物の
付着による外観不良の問題も生じなくなる上に、感光塗
膜の膜厚ムラも生じなくなることから、歩留りの向上が
達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光体ドラムの断面図である。
【図2】感光体ドラムの製造設備の概略平面図である。
【図3】冷却室の構成を兼ねて示す乾燥室の断面図であ
る。
【符号の説明】
1…感光体ドラム、3…感光体ドラム素管、5…水洗い
による洗浄設備、9…乾燥室、10…冷却室、18…感
光液の塗布設備。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラムの製造工程における感光体
    ドラム素管の乾燥設備であって、水洗いによる洗浄設備
    と感光液の塗布設備とにわたって、感光体ドラム素管の
    移送ラインを配置し、この移送ラインに、洗浄後の感光
    体ドラム素管を加熱乾燥して後に感光液の液温付近に冷
    却する乾燥冷却室を配設して成ることを特徴とする感光
    体ドラム素管の乾燥設備。
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