JP2000221443A - 結像素子アレイおよびこれを用いた光プリントヘッド並びに画像形成装置 - Google Patents

結像素子アレイおよびこれを用いた光プリントヘッド並びに画像形成装置

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JP2000221443A
JP2000221443A JP11024987A JP2498799A JP2000221443A JP 2000221443 A JP2000221443 A JP 2000221443A JP 11024987 A JP11024987 A JP 11024987A JP 2498799 A JP2498799 A JP 2498799A JP 2000221443 A JP2000221443 A JP 2000221443A
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JP11024987A
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Inventor
Hiroshi Koizumi
小泉  博
Koji Masuda
浩二 増田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結像素子の伝達効率を低下させず、面形状の
精度が悪い部分のみを遮光した結像素子アレイおよびこ
れを用いた光プリントヘッド並びに画像形成装置を得
る。 【解決手段】 複数個の結像素子が配列された結像素子
アレイ1において、隣接する結像素子と結像素子との境
界部分11、および結像素子の縁部12に遮光部材15
を一体に設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体走査書込方式
のデジタル書込光学系に用いられる結像素子アレイに関
するもので、デジタル複写機、プリンタ、デジタルファ
クシミリなどに適用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル複写機、プリンタ、デジ
タルファクシミリなどのデジタル出力機器の小型化に伴
い、デジタル書込装置の小型化が要求されている。デジ
タル書込方式は、現在では大きく2種類に分類すること
ができる。その一つは、半導体レーザ等の光源から出射
された光束を偏向器によって光走査し、走査結像レンズ
によって光スポットを形成する光走査方式であり、もう
一つは、LEDアレイ等の発光素子アレイから出射され
た光束を、結像素子アレイによって光スポットを形成す
る固体走査方式である。
【0003】上記光走査方式は、光偏向器によって光を
走査するため光路長が大きくなってしまうのに対し、上
記固体走査方式は、光路長を非常に短くすることが可能
であるため、装置全体を小型化することができるという
利点があると共に、偏向器等の機械的な駆動部品を必要
としないという利点もある。
【0004】従来における固体走査方式のデジタル書込
装置として、例えば、特開平10−153751号公報
記載のものがある。図15(A)に示すように、このデ
ジタル書込装置に用いられている結像素子アレイ90
は、発光素子アレイ側である入射側に位置する入射面9
0aと、感光体の被走査面側である出射側に位置する出
射面90bと、略直角をなす二つ一対の全反射面90c
とが一体的に形成された結像素子が複数個配列されたも
のである。結像素子アレイ90をアレイ方向端面側から
見ると、全反射面90cは入射光軸に対して45度傾い
ている。
【0005】発光素子面の1点から出た光は結像素子ア
レイ90の入射面90aに入射し、一対の全反射面90
cで順に反射され、出射面90bから出射して感光体の
被走査面に至る。入射光軸と出射光軸は互いに略直角を
なす。上記入射面90aと出射面90bとの結像作用に
よって、発光素子面の1点の像がこれに対応する感光体
の被走査面の1点に結ばれる。
【0006】上記結像素子アレイ90には、図15
(B)に示すように、光量の最適化と、隣接している結
像素子90a間のクロストーク光を防止するために、複
数の開口部91aが形成されたアパーチャ部材91が配
設されている。このアパーチャ部材91は、横断面がL
字型の板状のものであり、図15(C)に示すように、
上記各結像素子の入射面90aと出射面90bにそれぞ
れ対応するように開口部91aが両面に結像素子の配列
方向に一定間隔に沿って複数形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような横断面が
L字型の板状のアパーチャ部材91は、発光素子アレイ
から出射される光束の多くを遮光してしまうため、結像
素子の伝達効率を低下させてしまう。特に、その厚さが
結像素子アレイ90の配列ピッチの数分の一程度にまで
厚くなったり、配列ピッチに対してアパーチャ部材91
の開口部91aの径が小さくなると伝達効率の低下が顕
著になる。
【0008】また、上述のようなアパーチャ部材91を
低コストに製造するためには、樹脂による成形が望まれ
るが、樹脂による成形の場合、低コストで製造できる大
きさおよび厚さには限られた範囲があり、結像素子の伝
達効率を低下させない程度に薄くしたり、開口部91a
の径を大きくすることは困難である。
【0009】また、発光素子アレイの発光量を大きくす
ることにより、結像素子の伝達効率の低下に伴う光量の
低下を補うことができるが、発光素子アレイとしてLE
Dアレイを用いた場合、LED素子は注入できる電流量
に上限があり、この上限を超えて電流を流すとLED素
子の破壊につながるため、発光量を大きくするには限度
がある。また、LED素子に注入できる電流量の上限以
下であっても電流が大きくなれば発熱量も増大するた
め、より大きな放熱板等の熱対策が必要になるなど、コ
ストの増大を招いてしまう。従って、発光素子アレイと
してLEDアレイを用いた場合には、結像素子の伝達効
率を低下させないことが必要となる。
【0010】また、結像素子アレイは切削や成形によっ
て形成できるが、いずれの方法でも隣接する結像素子と
結像素子との境界部分や、補強および組付けのためにリ
ブ部を設けた場合にはリブ部と結像素子との境界部分な
どは結像素子の中央部に比べて面形状の精度が悪くな
る。従って、上記境界部分を光束が通過すると、光スポ
ットの形状が乱れ、画像品質の低下につながってしま
う。
【0011】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたものであり、結像素子の伝達効
率を低下させず、面形状の精度が悪い部分のみを遮光し
た結像素子アレイおよびこれを用いた光プリントヘッド
並びに画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数個の結像素子が配列された結像素子アレイにおい
て、隣接する結像素子と結像素子との境界部分、および
結像素子の縁部に遮光部材を一体に設けたことを特徴と
する結像素子アレイに関する。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記遮光部材は、少なくとも波長400n
m〜800nmの範囲で不透明であることを特徴とす
る。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、透明な材質からなる結像素子アレイと不透
明な材質からなる遮光部材とが一体成形されていること
を特徴とする。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、透明な材質からなる結像素子アレイと不透
明な材質からなる遮光部材とが溶着あるいは接着により
一体に形成されていることを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記不透明な材質を結像素子アレイに塗布
あるいは印刷することにより、遮光部材が一体に形成さ
れていることを特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、上記不透明な材質を結像素子アレイに蒸着
させることにより、遮光部材が一体に形成されているこ
とを特徴とする。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、または6記載の発明において、結像素子ア
レイはレンズアレイを有してなり、各レンズの頂部から
光源側もしくは像面側への遮光部材の突出量が0.2m
m以下であることを特徴とする。
【0019】請求項8記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、または7記載の結像素子アレイと、発
光素子アレイとを有してなり、上記結像素子アレイは、
上記発光素子アレイを構成する各発光素子からの光束を
被走査面上に光スポットとして形成することを特徴とす
る光プリントヘッドに関する。
【0020】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明において、各発光素子からの光束は、結像素子アレイ
を構成する各結像素子のうち、少なくとも2つ以上の結
像素子を介して被走査面上に集光することを特徴とす
る。
【0021】請求項10記載の発明は、電子写真プロセ
スによって画像を形成する画像形成装置において、請求
項8または9記載の光プリントヘッドを露光ユニットと
して用いたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかる結像素子アレイおよびこれを用いた光プリント
ヘッド並びに画像形成装置の実施の形態について説明す
る。図1に示すように、結像素子アレイ1は、発光素子
アレイ(図示せず)の各発光素子からの光束を感光体上
に光スポットとして結像するためのものであり、発光素
子アレイ側である入射側に位置する入射面1aと、感光
体の被走査面側である出射側に位置する出射面1bと、
略直角をなす二つ一対の全反射面1cとが一体的に形成
されてなる結像素子がα方向に複数個配列されたもので
あり、結像素子の配列方向(α方向)に正立等倍系をな
しているものである。
【0023】上記二つ一対の全反射面1cは、互いに9
0度の角度をなすルーフプリズムを構成していて、結像
に作用せず、入射光軸に対し45度傾斜されて形成され
ている。また、結像素子の入射面1aと出射面1bの境
界部分、および結像素子の入射面1aと出射面1bの各
縁部であって、結像素子の配列方向であるα方向に平行
な縁部には、補強および組み付け時の位置精度を高める
ための棒状のリブ部1dがα方向に沿って一体に形成さ
れている。この実施の形態において、上記結像素子アレ
イ1は、ルーフプリズムレンズアレイと入射側のレンズ
アレイと出射側のレンズアレイとを一体成形してなるル
ーフプリズムレンズアレイ(RPLA)が用いられてい
る。なお、図2には、図1において結像素子の配列方向
であるα方向と平行なβ方向から見たときの結像素子ア
レイ1を示し、図3には、上記α方向の断面を示してい
る。
【0024】上記結像素子アレイ1は、上述のように正
立等倍系であるため、入射面1aと出射面1bの形状が
等しく、光学的に等価であり、上記発光素子アレイの発
光素子面の物点から入射面1aまでの距離と、出射面1
bから感光体の被走査面の像点までの距離が等しくなっ
ている。また、図示のものは、入射面1aと出射面1b
が共に円弧形状に形成されているものであるが、非円弧
形状にすることもできる。
【0025】図示しない上記発光素子アレイの発光素子
面の1点から出射した光束は、結像素子アレイ1の入射
面1aに入射し、二つの全反射面1cで順に反射され、
出射面1bから出射して感光体の被走査面に至る。入射
光軸と出射光軸は互いに略90度をなす。入射面1aと
出射面1bとの結像作用によって、発光素子面の1点の
像がこれに対応する感光体の被走査面の1点に結ばれ
る。このようにして上記発光素子アレイに配列されてい
る多数の発光素子面の像が感光体の被走査面上において
ライン状に結ばれる。このライン方向が主走査方向であ
り、感光体を回転させて副走査を行いながら発光素子ア
レイに配列されている多数の発光素子のオン・オフを制
御することにより、被走査面に画像を形成することがで
きる。
【0026】図4に示す符号11は、隣接している結像
素子と結像素子との境界部分を示し、図5に示す符号1
2は、図1に示す結像素子の配列方向であるα方向に平
行な結像素子の縁部をそれぞれ示している。図4及び図
5に示すように、上記境界部分11および縁部12は、
結像素子の中央部、より具体的には入射面1aおよび出
射面1bの中央部に比べて面形状の精度が悪く、上記境
界部分11および縁部12を光束が通過すると、光スポ
ットの形状が乱れて画像品質の低下につながってしまう
ため、上記境界部分11および縁部12には、光束を遮
る遮光部材15が一体に設けられている。以下、この遮
光部材について具体的に説明する。
【0027】上記遮光部材15は、少なくとも波長40
0nm〜800nmの範囲で不透明、すなわち上記範囲
で光束を遮る材質で形成されている。図13に示すよう
に、一般に電子写真用の感光体の感度は、光の波長が4
00nmを超えた付近から徐々に大きくなり、700n
m〜800nm付近で最大となり、900nmにあたり
まで急激に低下する。一方、上記発光素子アレイとして
LEDアレイを用いた場合、その光束の中心波長は75
0nm近傍にあるが、光束の中心波長を長波長側へシフ
トさせると光スポットの結像性能を低下させることにな
るので、波長を長波長側にシフトすることはない。従っ
て、上記遮光部材15は、少なくとも波長400nm〜
800nmの範囲で不透明であれば、上記境界部分11
および縁部12を通過する光束を遮ることができる。
【0028】上述のように、上記遮光部材15を、結像
素子アレイ1の上記境界部分11および縁部12に一体
に設ける方法は各種考えられる。例えば、結像素子アレ
イ1と遮光部材15とを一体成形することにより設ける
ことができる。一体成形する方法としては、結像素子ア
レイ1を形成するための透明な材質と、遮光部材を形成
するための不透明な材質とから同時に一体成形する方法
や、先に結像素子アレイ1を成形し、その直後に遮光部
材15を結像素子アレイ1上に直接成形する方法や、逆
に、先に遮光部材15を成形し、その直後に結像素子ア
レイ1を遮光部材15上に直接成形する方法などがあ
る。
【0029】また、透明な材質からなる結像素子アレイ
1と不透明な材質からなる遮光部材15とを溶着あるい
は接着により一体に形成することもできる。すなわち、
透明な材質で結像素子アレイ1を成形し、不透明な材質
で遮光部材15を成形して、結像素子アレイ1と遮光部
材15とを直接接合させ、そして、結像素子アレイ1と
遮光部材15との接触部分を、例えば高周波により溶着
(超音波接着)、あるいは単に接着剤により接着させる
ことにより一体に形成することができる。
【0030】また、上記不透明な材質を結像素子アレイ
1に塗布あるいは印刷することにより、遮光部材15を
結像素子アレイ1に一体に形成することができる。図6
および図7には、遮光部材を形成するための不透明な材
質16を上記境界部分11および縁部12に塗布あるい
は印刷した一例を示している。上記不透明な材質16に
は、例えば、液状のインクを用いることができる。ま
た、図8に示すように、遮光部材を形成するための不透
明な材質16を、リブ部1dの側面を囲むように延長し
て塗布あるいは印刷することにより、リブ部1dの側面
で反射された散乱光や迷光を遮ることができる。
【0031】また、上記不透明な材質を結像素子アレイ
1に蒸着させることにより、遮光部材15を結像素子ア
レイ1に一体に形成することができる。上述のように、
不透明な材質を塗布あるいは印刷する場合には、不透明
な材質として液状のインクが用いられる。この液状のイ
ンクは、その粘性や表面張力の影響のために微細な部分
に精密に塗布あるいは印刷することは困難であるが、不
透明な材質を蒸着させる場合には、粘性や表面張力の影
響がないため、微細な部分に精密に遮光部材15を成形
することができる。そのため、上記不透明な材質を結像
素子アレイ1に蒸着させることにより遮光部材15を結
像素子アレイ1に一体形成する方が望ましい。
【0032】図9及び図10に示すように、隣接してい
る結像素子と結像素子との境界部分11、および図1に
示す結像素子の配列方向であるα方向に平行な結像素子
の縁部12に一体に設けられた上記遮光部材15は、結
像素子アレイ1の結像素子のレンズの頂部から光源側も
しくは像面側への突出量が0.2mm以下に設定されて
いる。図14には、cosθで分布している発光素子の
光量を単位光量としたときの光束の伝達効率と遮光部材
15の上記突出量との関係を示している。図14に示す
ように、遮光部材15の突出量が大きくなるにつれて光
束の伝達効率が低下している。従って、画像品質に影響
のない伝達効率を保つには、遮光部材15の上記突出量
を0.2mm以下に設定した方がよい。
【0033】発明が解決しようとする課題の欄で述べた
ように、従来においては、図15に示すように、光量の
最適化と、隣接している結像素子90a間のクロストー
ク光を防止するために、横断面がL字型の板状のアパー
チャ部材91を配設していたため、発光素子アレイから
出射される光束の多くを遮光してしまい、結像素子の伝
達効率を低下させてしまうという問題があったが、上記
実施の形態では、入射面1aおよび出射面1bの中央部
に比べて面形状の精度が悪い境界部分11および縁部1
2のみに光束を遮る遮光部材15を設けているため、結
像素子の伝達効率の低下を防止することができると共
に、面形状の精度が悪い境界部分11および縁部12を
通過する光束を遮断しているため、光スポットの形状の
乱れを防止し、もって、画像品質の低下を防止すること
ができる。
【0034】また、上記結像素子アレイ1は、光プリン
トヘッドの結像素子アレイとして利用することもでき
る。すなわち、上記結像素子アレイ1と、発光素子アレ
イとを有し、この結像素子アレイ1が、発光素子アレイ
を構成する各発光素子からの光束を感光体ドラムなどの
被走査面上に光スポットとして形成する光プリントヘッ
ドとすることができる。
【0035】また、前述のように、上記結像素子アレイ
1の各結像素子を配列方向に正立等倍系にすることによ
り、一つの発光素子からの光束は、この発光素子に対向
した結像素子を中心にして複数の結像素子を介して同一
の結像点に集光する。すなわち、上記結像素子アレイ1
の各発光素子からの光束は、結像素子アレイを構成する
各結像素子のうち、少なくとも2つ以上の結像素子を介
して被走査面上の結像点に集光する。従って、一つの発
光素子からの光束が、この発光素子に対向した結像素子
のみを介して被走査面上に集光する構成の結像素子アレ
イに比べて、より明るい光学系を得ることができ、各結
像素子および結像素子アレイの結像性能を向上させるこ
とができる。
【0036】また、上記光プリントヘッドは、光プリン
トヘッドからの光スポットを感光体上に照射することに
より潜像を形成し(露光)、その潜像にトナーを付着さ
せてトナー像を形成し(現像)、そのトナー像を転写紙
に転写し(転写)、圧力や熱によって転写紙に定着させ
る(定着)という電子写真プロセスによって画像を形成
する画像形成装置における露光ユニットとして用いるこ
とができる。
【0037】また、上記結像素子アレイ1は、リブ部1
dが形成されたものであるが、本発明は、図11に示す
ように、リブ部が形成されていない結像素子アレイ19
にも適用可能である。図12には、図11において結像
素子の配列方向であるα方向に直交するγ方向から見た
ときの結像素子アレイ19を示している。
【0038】図12に示すように、この結像素子アレイ
19の場合、上記遮光部材を設ける位置は、濃い網掛け
で示す部分、すなわち隣接している結像素子と結像素子
との境界部分20、および、薄い網掛けで示す部分、す
なわち結像素子の配列方向であるα方向に平行な結像素
子の縁部21である。
【0039】
【発明の効果】請求項1、2、3、4、5、6、または
7記載の発明によれば、複数個の結像素子が配列された
結像素子アレイにおいて、隣接する結像素子と結像素子
との境界部分、および結像素子の縁部に遮光部材を一体
に設けたため、結像素子の伝達効率の低下を防止するこ
とができると共に、光スポットの形状の乱れを防止し、
もって、画像品質の低下を防止することができる。
【0040】請求項8記載の発明によれば、請求項1、
2、3、4、5、6、または7記載の結像素子アレイ
と、発光素子アレイとを有してなり、上記結像素子アレ
イは、上記発光素子アレイを構成する各発光素子からの
光束を被走査面上に光スポットとして形成しているた
め、結像素子の伝達効率の低下を防止することができる
と共に、光スポットの形状の乱れを防止し、もって、画
像品質の低下を防止することができる。
【0041】請求項9記載の発明によれば、請求項8記
載の発明において、各発光素子からの光束は、結像素子
アレイを構成する各結像素子のうち、少なくとも2つ以
上の結像素子を介して被走査面上に集光するため、より
明るい光学系を得ることができ、各結像素子および結像
素子アレイの結像性能を向上させることができる。
【0042】請求項10記載の発明によれば、電子写真
プロセスによって画像を形成する画像形成装置におい
て、請求項8または9記載の光プリントヘッドを露光ユ
ニットとして用いているため、結像素子の伝達効率の低
下を防止することができると共に、光スポットの形状の
乱れを防止し、もって、画像品質の低下を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる結像素子アレイおよびこれを用
いた光プリントヘッド並びに画像形成装置の実施の形態
に適用可能な結像素子アレイを示す部分斜視図である。
【図2】上記結像素子アレイを示す側面図である。
【図3】上記結像素子アレイを示す横断面図である。
【図4】遮断部材が設けられた上記結像素子アレイを示
す横断面図である。
【図5】遮断部材が設けられた上記結像素子アレイを示
す側面図である。
【図6】別の実施の形態に適用可能な結像素子アレイを
示す側面図である。
【図7】上記結像素子アレイを示す横断面図である。
【図8】さらに別の実施の形態に適用可能な結像素子ア
レイを示す側面図である。
【図9】さらに別の実施の形態に適用可能な結像素子ア
レイを示す横断面図である。
【図10】上記結像素子アレイを示す側面図である。
【図11】さらに別の実施の形態に適用可能な結像素子
アレイを示す部分斜視図である。
【図12】上記結像素子アレイを示す正面図である。
【図13】感光体の感度と光束の波長との関係を示すグ
ラフである。
【図14】光束の伝達効率と遮光部材の突出量との関係
を示すグラフである。
【図15】従来のアパーチャ部材が適用された結像素子
アレイの一例を示す(A)は結像素子アレイの部分斜視
図、(B)はアパーチャ部材の部分斜視図、(C)はア
パーチャ部材が取り付けられた結像素子アレイの横断面
図である。
【符号の説明】
1 結像素子アレイ 1a 入射面 1b 出射面 1c 二つの全反射面 1d リブ部 11 隣接している結像素子と結像素子との境界部分 12 結像素子の配列方向に平行な結像素子の縁部 15 遮光部材 16 遮光部材を形成するための不透明な材質 19 結像素子アレイ 20 隣接している結像素子と結像素子との境界部分 21 結像素子の配列方向に平行な結像素子の縁部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の結像素子が配列された結像素子
    アレイにおいて、 隣接する結像素子と結像素子との境界部分、および結像
    素子の縁部に遮光部材を一体に設けたことを特徴とする
    結像素子アレイ。
  2. 【請求項2】 上記遮光部材は、少なくとも波長400
    nm〜800nmの範囲で不透明であることを特徴とす
    る請求項1記載の結像素子アレイ。
  3. 【請求項3】 透明な材質からなる結像素子アレイと不
    透明な材質からなる遮光部材とが一体成形されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の結像素子アレイ。
  4. 【請求項4】 透明な材質からなる結像素子アレイと不
    透明な材質からなる遮光部材とが溶着あるいは接着によ
    り一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の結像素子アレイ。
  5. 【請求項5】 上記不透明な材質を結像素子アレイに塗
    布あるいは印刷することにより、遮光部材が一体に形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の結像素子ア
    レイ。
  6. 【請求項6】 上記不透明な材質を結像素子アレイに蒸
    着させることにより、遮光部材が一体に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の結像素子アレイ。
  7. 【請求項7】 結像素子アレイはレンズアレイを有して
    なり、各レンズの頂部から光源側もしくは像面側への遮
    光部材の突出量が0.2mm以下であることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5、または6記載の結像素子
    アレイ。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6、または
    7記載の結像素子アレイと、 発光素子アレイとを有してなり、 上記結像素子アレイは、上記発光素子アレイを構成する
    各発光素子からの光束を被走査面上に光スポットとして
    形成することを特徴とする光プリントヘッド。
  9. 【請求項9】 各発光素子からの光束は、結像素子アレ
    イを構成する各結像素子のうち、少なくとも2つ以上の
    結像素子を介して被走査面上に集光することを特徴とす
    る請求項8記載の光プリントヘッド。
  10. 【請求項10】 電子写真プロセスによって画像を形成
    する画像形成装置において、 請求項8または9記載の光プリントヘッドを露光ユニッ
    トとして用いたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014021346A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Ricoh Co Ltd 結像光学系、プリントヘッド、画像形成装置及び画像読取装置
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