JP2000220351A - サッシの構造 - Google Patents

サッシの構造

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JP2000220351A
JP2000220351A JP11021524A JP2152499A JP2000220351A JP 2000220351 A JP2000220351 A JP 2000220351A JP 11021524 A JP11021524 A JP 11021524A JP 2152499 A JP2152499 A JP 2152499A JP 2000220351 A JP2000220351 A JP 2000220351A
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JP
Japan
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frame
sash
sash frame
piece
facing material
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11021524A
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English (en)
Inventor
Kazunori Nishio
和典 西尾
Shinichiro Horikawa
真一郎 堀川
Kenji Ohata
健二 大畠
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National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外装材の裏面側を伝う雨水の外壁内への浸入
を防止する。 【解決手段】 サッシ枠2の周囲に外向きに突出片3,
4,5が形成され、少なくとも左右両側及び下側に位置
する突出片4,5を外壁に固定して取り付けられるサッ
シ1の構造である。サッシ枠2の左右両側の突出片4は
同一平面上に位置し、上側の突出片3は左右両側の突出
片4より屋内側Bに位置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サッシの構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般家屋、住宅用の各種建物の外壁に
は、建物の換気、採光、その他の目的のために、窓を設
けるための四角い開口部が設けられている。この開口部
には、窓枠を支持する矩形枠状の金属製のサッシ枠が取
り付けられる。
【0003】従来、サッシ枠を建物の外壁の開口部に取
り付けるにあたっては、先ず外壁の開口部にサッシ枠を
位置合わせして、サッシ枠の外周部から突設させた突出
片を開口部の四周に設けられた枠材の屋外側表面にビス
止めし、その後、突出片の表面にコーキング材を配設し
て、突出片と枠材との隙間を塞いでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、外壁の目地
部のコーキング材の切れ等によって雨水が外装材の裏面
側に浸入したときには、従来では、サッシ枠の上側の突
出片は外装材の裏面に当接しているため、外装材の裏面
側からの雨水を突出片で止水できずに外壁パネル内に浸
入してしまい、水密性において最も重要な開口部の上部
の水密性を確保できなくなるという問題があった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、、外装材の裏面側を伝
う雨水の外壁内への浸入を防止できるサッシの構造を提
供するにあり、別の目的とするところは、開口部の水密
性を確保しながら、サッシの上側の突出片より屋外側へ
浸入した雨水を漏れなくサッシの左右両側から排水でき
るようにしたサッシの構造を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、サッシ枠2の周囲に外向きに突出片3,
4,5が形成され、少なくとも左右両側及び下側に位置
する突出片4,5を外壁に固定して取り付けられるサッ
シの構造であって、サッシ枠2の左右両側の突出片4は
同一平面上に位置し、上側の突出片3は左右両側の突出
片4より屋内側Bに位置していることを特徴としてお
り、このように構成することで、サッシ枠2の上側の突
出片3が左右両側の突出片4より屋内側Bに位置してい
るので、外装材の裏面に沿って左右両側の突出片4が位
置するようにサッシ枠2を取り付けた場合でも、サッシ
枠2の上側においては外装材の裏面よりも上側の突出片
3が屋内側Bに位置することとなり、外装材の裏面側を
伝う雨水が上側の突出片3の屋外側Aに排水され、外壁
内へ浸入するのを防止できるようになる。
【0007】また上記上側の突出片3と左右両側の突出
片4との間は隙間なく連結されているのが好ましく、こ
のように構成することで、上側の突出片3の屋外側Aに
浸入した雨水を連結部分を伝って、左右両側の突出片4
の屋外側Aにそれぞれ排水することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0009】建物の外壁パネル6は、図1に示すよう
に、枠材8の屋内側Bに内装材9、屋外側Aに外装材7
を配設して構成されている。この外壁パネル6には、建
物の換気、採光、その他の目的のために、窓を設けるた
めの四角い開口部10が設けられており、この開口部1
0に窓枠(図示せず)を支持する矩形状の金属製のサッ
シ枠2が取り付けられる。
【0010】上記開口部10の内面には上枠11と左右
の側枠12と下枠からなる枠材が取り付けられている。
図2に示すように、上枠11の屋外側Aの表面11aは
側枠12の屋外側Aの表面12aよりも屋内側Bに凹ま
せてある。また、開口部10の上部の外装材7の下端部
は、図1に示すように、サッシ枠2の上側の突出片3を
屋外側Aから覆うように垂下形成されており、この外装
材7の下端部とサッシ枠2の上面部との間に水密材13
が充填されている。
【0011】サッシ枠2は、サッシ上枠2aとサッシ竪
枠2bとサッシ下枠2cとが矩形状に一体形成されてい
る。サッシ上枠2aの上面に上側の突出片3、左右のサ
ッシ竪枠2bの内面に突出片4、サッシ下枠2cの下面
に下側の突出片5がそれぞれ突設されている。ここで、
図4に示すように、左右両側の突出片4,4は同一平面
上に位置しており、開口部10の側枠12の屋外側A表
面にそれぞれビス固定されている。上側の突出片3は、
図1に示すように、左右両側の突出片4よりも屋内側B
に寄せて位置しており、開口部10の上枠11の屋外側
A表面にビス40で固定されている。そして、上側の突
出片3が左右両側の突出片4よりも屋内側Bに凹んだ分
だけ、上側の突出片3よりも屋外側Aに隙間15が生じ
ており、この隙間15内に外装材7の裏面を伝う雨水が
排水されるようになっている。なお上側の突出片3は必
ずしも上枠11に固定される必要はない。
【0012】上側の突出片3と左右両側の突出片4との
間は連結片16を介して隙間なく連結されている。上側
の突出片3と左右両側の突出片4との連結構造は同様で
あり、左側の突出片4と上側の突出片3との連結構造に
ついて説明すると、図2に示すように、左側の突出片4
の上端部は上側の突出片3の上端部とほぼ同じ高さまで
延びており、突出片4と上側の突出片3との間は、各突
出片3,4と直交する方向に配置された連結片16を介
して一体に連設されている。ここで、外装材7とサッシ
枠2の上面部の間に充填されている水密材13は、上側
の突出片3の屋外側Aに隙間15が形成され、且つ連結
片16の屋外側Aに隙間15aが形成されるように曲が
った帯状に塗布されており、これにより上側の突出片3
よりも屋外側Aの上面部に浸入した雨水が連結片16を
伝って竪枠化粧材17内に導かれるようになっている。
【0013】サッシ枠2の左右両側の突出片4の屋外側
Aには、図4、図5のように、左右両側の突出片4の上
下方向全長に亘って竪枠化粧材17がそれぞれ取り付け
られている。左右の竪枠化粧材17は同じ構造をしてい
る。以下、左側の竪枠化粧材17、サッシ竪枠2b及び
突出片4を図5により説明する。竪枠化粧材17は、サ
ッシ竪枠2bの側方に突出した突出片4の屋外側A表面
に固定ネジ18で固定される固定部19と、サッシ竪枠
2bと固定部19との間を仕切る縦仕切り20と、サッ
シ竪枠2bの前端縁と縦仕切り20の前端縁間を塞ぐ横
仕切り21と、突出片4から外壁パネル6の屋外側A前
方を覆うカバー部22とが一体に形成されている。図中
の23はキャップ、24は防水シート、25はコーキン
グ材である。
【0014】ここで、竪枠化粧材17の縦仕切り20と
横仕切り21と突出片4とサッシ竪枠2bとで囲まれた
部分には、上下方向に連通する空隙部26が形成されて
いる。この空隙部26の上端開口からはサッシ枠2の上
面部に浸入した雨水が図2、図5の矢印イで示すように
流入できるようになっている。このとき竪枠化粧材17
の縦仕切り20が、空隙部26内の雨水が外壁パネル6
内に流入しないようにする封水部を構成している。また
竪枠化粧材17の下端部には、図6に示すように、下側
化粧キャップ28が装着されており、下側化粧キャップ
28の前面部には、空隙部26内に流入した水を外部に
排出するための排水口29が設けられている。なお、サ
ッシ枠1の下側は腰壁外装材7′となっており、下側化
粧キャップ28の排水口29から排水される雨水は図6
(b)の矢印ロで示すように排出されて、下の腰壁外装
材7′を汚さないようにしてある。なお、サッシ枠2の
下側には水切り片を設置してもよいものである。図6中
の50はコーキング材である。
【0015】次に、施工手順の一例を説明すると、先
ず、現場に外壁パネル6とサッシ枠2とを別々に搬入
し、外壁パネル6を先に取り付け、次いで建物の開口部
10にサッシ枠2を取り付ける。このとき、サッシ枠2
の上側の突出片3を、開口部10の上部の外装材7の下
端部と上枠11との間に下方から挿入し、この状態で、
各突出片3〜5を枠材にそれぞれビス固定する。このよ
うに、けんどんによりサッシ枠2を開口部10に簡単に
取り付けることができる。その後、左右両側の突出片4
の表面を竪枠化粧材17でそれぞれ覆う。このとき竪枠
化粧材17の固定部19を突出片4の屋外側A表面に当
て、縦仕切り20と固定部19間の開口部60から固定
ネジ18を縦仕切り20と突出片4とを貫通して側枠1
2に打ち込んで、竪枠化粧材17を側枠12に固定す
る。その後、開口部60をキャップ23で塞ぐと共に、
竪枠化粧材17と外装材7と間をコーキング材25でシ
ールする。なお、外壁パネル6の施工後にサッシ枠2を
後付けする場合に限らず、外壁パネル6の製造工程の途
中或いは最終段階でサッシ枠2を取り付けることも可能
である。
【0016】しかして、サッシ枠2の上側の突出片3を
他の突出片4より屋内側Bに位置しているので、外装材
7の裏面に沿って左右両側の突出片4が位置するように
サッシ1を取り付けた場合でも、サッシ1の上側におい
ては外装材7の裏面よりも上側の突出片3が屋内側Bに
位置することとなり、外装材7の裏面側を伝う雨水が外
壁パネル6内に浸入するのを防止できる。つまり、外壁
の目地部のコーキング材の切れ等によって雨水が外装材
7の裏面側に浸入したときでも、その雨水は上側の突出
片3で止水されるので、水密性において最も重要となる
開口部10の上部の水密性を確保できるようになる。
【0017】しかも、上側の突出片3と左右両側の突出
片4との間は連結片16を介して隙間なく連結されてい
るので、上側の突出片3よりも屋外側Aに流れ落ちた雨
水は、図1,図5の矢印イで示すように、上側の突出片
3から連結片16を伝って竪枠化粧材17内の空隙部2
6内に流入する。この空隙部26は、サッシ竪枠2bと
両側の突出片4と竪枠化粧材17の縦仕切り20とで囲
まれており、空隙部26内に流入した雨水は、縦仕切り
20によって外壁パネル6内に流入せず、漏れなく空隙
部26の下端部に設けた下側化粧キャップ28の排水口
29から図6の矢印ロで示すように外部に排水される。
従って、開口部10の水密性を確保しながら、同時にサ
ッシ枠2の上面部を伝う雨水を外部に排水する排水機能
を付加することができる。
【0018】しかも、下側化粧キャップ28に排水口2
9を設けたことで、竪枠化粧材17やサッシ竪枠2bに
排水口を別に設ける必要がなくなり、竪枠化粧材17等
の構造の簡略化、製造の容易化を図ることができるとい
う利点もある。
【0019】
【発明の効果】上記のように本発明のうち請求項1記載
の発明は、サッシ枠の周囲に外向きに突出片が形成さ
れ、少なくとも左右両側及び下側に位置する突出片を外
壁に固定して取り付けられるサッシの構造であって、サ
ッシ枠の左右両側の突出片は同一平面上に位置し、上側
の突出片は左右両側の突出片より屋内側に位置している
ので、サッシ枠の上側の突出片が左右両側の突出片より
屋内側に位置しているので、外装材の裏面に沿って左右
両側の突出片が位置するようにサッシ枠を取り付けた場
合でも、サッシ枠の上側においては外装材の裏面よりも
上側の突出片が屋内側に位置することとなり、外装材の
裏面側を伝う雨水が上側の突出片の屋外側に排水され、
外壁内へ浸入するのを防止できるようになる。
【0020】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、上側の突出片と左右両側の突出片との
間は隙間なく連結されているので、上側の突出片の屋外
側に浸入した雨水を連結部分を伝って、左右両側の突出
片の屋外側にそれぞれ排水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す断面図である。
【図2】同上のサッシ枠2の上面部から雨水を竪枠化粧
材17内に流入させる場合を説明する斜視図である。
【図3】同上のサッシ枠2の取り付け状態の側面断面図
である。
【図4】同上のサッシ枠2の取り付け状態の平面断面図
である。
【図5】同上の左側の突出片4と竪枠化粧材17の取り
付け状態を説明する平面断面図である。
【図6】(a)(b)は竪枠化粧材17の下端部の排水
口29を説明する正面図、及び斜視図である。
【符号の説明】
1 サッシ 2 サッシ枠 3 上側の突出片 4 左右両側の突出片 A 屋外側 B 屋内側
フロントページの続き (72)発明者 大畠 健二 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 Fターム(参考) 2E011 KA05 KB01 KC02 KC03 KC04 KD14 KE03 KE04 KE07 KF02 KG06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サッシ枠の周囲に外向きに突出片が形成
    され、少なくとも左右両側及び下側に位置する突出片を
    外壁に固定して取り付けられるサッシの構造であって、
    サッシ枠の左右両側の突出片は同一平面上に位置し、上
    側の突出片は左右両側の突出片より屋内側に位置してい
    ることを特徴とするサッシの構造。
  2. 【請求項2】 上側の突出片と左右両側の突出片との間
    は隙間なく連結されていることを特徴とする請求項1記
    載のサッシの構造。
JP11021524A 1999-01-29 1999-01-29 サッシの構造 Withdrawn JP2000220351A (ja)

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JP11021524A JP2000220351A (ja) 1999-01-29 1999-01-29 サッシの構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019183442A (ja) * 2018-04-04 2019-10-24 Ykk Ap株式会社 建具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019183442A (ja) * 2018-04-04 2019-10-24 Ykk Ap株式会社 建具

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060404