JP2000218952A - 印刷版および印刷版の製版方法 - Google Patents

印刷版および印刷版の製版方法

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JP2000218952A
JP2000218952A JP2236899A JP2236899A JP2000218952A JP 2000218952 A JP2000218952 A JP 2000218952A JP 2236899 A JP2236899 A JP 2236899A JP 2236899 A JP2236899 A JP 2236899A JP 2000218952 A JP2000218952 A JP 2000218952A
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Tomoyoshi Sasagawa
知由 笹川
Tatsu Oi
龍 大井
Yoriaki Matsuzaki
▲頼▼明 松▲崎▼
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Yamamoto Chemicals Inc
Mitsui Chemicals Inc
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Yamamoto Chemicals Inc
Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録層の一部あるいは全部が光照射により直
接除去されることにより製版される印刷版の感度を向上
させる。 【解決手段】 記録層中に光吸収物質として下記式
(1)の化合物を含有させる。またその印刷版に波長4
00〜1200nmの光を照射して製版する製版方法。 【化1】 (式中、Mは2個の水素原子、2個の1価の金属原子イ
オン、2価の金属原子および金属化合物イオンであり、
1〜X8、Y1〜Y8およびZ1〜Z8はそれぞれ同一であ
っても異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子あ
るいは互いに結合して環を形成していても良い1価の置
換基であり、X1〜X8、Y1〜Y8およびZ 1〜Z8のうち
水素原子およびハロゲン原子の数の合計は最大20個で
ある。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷版、なかでも主
にオフセット印刷版に関するものであり、特に可視から
近赤外のレーザー光に対して高い感度を持ち、デジタル
データをレーザーで直接描画できる印刷版とその製版方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピューターや各種の画像情報
処理技術の進歩により、コンピューター上で形成された
画像情報データから直接印刷版を作成する、いわゆるダ
イレクト製版が実用可能になった。このダイレクト製版
法は、従来の版下フィルムを用いる製版法に比較して、
材料費が安く、自動化により省人化が可能で、位置精度
が高いため印刷時の位置合わせがしやすい等多くの長所
があることから注目されている。
【0003】このダイレクト製版用のオフセット印刷版
としては各種のものが提案されている。
【0004】たとえば、特公昭48−30562号公報
等のように銀塩を含む印刷版を露光し、未露光部の銀塩
を拡散させて表面に析出させて親インク性表面を作成す
るいわゆる銀塩拡散転写法が知られている。この方法は
感度が高く各種の波長のレーザーが使用できるが、可視
・赤外光を用いる場合には暗室での作業が必要となり作
業性が劣る。また、露光して親水性になった表面の特性
が従来のPS版での親水性部である陽極酸化Al表面の
特性とかなり異なるため、印刷特性が従来とは大きく異
なってしまうという欠点がある。
【0005】また、特開平2−244050号公報等の
ように光重合性の樹脂を光硬化させて親インク性表面を
作成するフォトポリマー法も知られている。この方法も
比較的感度は高いが、光硬化樹脂の特性上主に可視光の
レーザーが用いられる。したがってこの場合も暗室での
作業が必要になり作業性がやや劣るうえ、可視光の高出
力レーザーは大型のため装置が大掛かりになるという欠
点がある。
【0006】さらに、特開平7−20629号公報等の
ように光を吸収し発熱する材料、熱により酸を発生する
材料、および酸により反応し不溶化する材料を混合し、
光を熱に変換し酸を発生させて親インク性表面を作成す
る熱反応モードの印刷版も知られている。この方法は主
に赤外のレーザー光を使用するため暗室作業は不要であ
るが、感度がやや低く、露光後に加熱処理が必要で、処
理が複雑なため印刷の再現性が劣るという欠点がある。
【0007】これらの欠点に加え、上記の各方式では露
光後に液体による現像処理が必要であるため、銀やアル
カリ、有機溶剤等を含有する廃液の処理が必要であり環
境面から大きな問題になりつつある。このように現在主
に用いられているダイレクト製版用印刷版には多くの欠
点があり改良が望まれている。
【0008】液体による現像処理が不要なダイレクト製
版方式として、高エネルギーのレーザーの照射により材
料を急激に加熱し気化(あるいは飛散)させて穴を開ける
ことにより製版を行うアブレーション法が知られてい
る。この方式は液体による現像工程が不要で、暗室での
作業も必要がないという大きな特徴がある。特に最近で
は半導体レーザーの技術が進歩し、小型で高出力の半導
体レーザーが安価に利用できるようになったため半導体
レーザーの発振波長である近赤外の波長で記録できるア
ブレーション方式のダイレクト製版用印刷版が盛んに研
究されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このアブレー
ション方式は感度が低いという欠点がありその改善が望
まれている。特に、光を効率よく吸収するために必要な
光吸収材料として良好な性能を示す材料が知られていな
い。
【0010】現在までにアブレーション方式に用いられ
ている光吸収材料としては、染料、顔料、金属等が用い
られている。
【0011】顔料としては特開平6−199064号公
報等のようにカーボンブラックが広く用いられている
が、記録層中に高濃度で分散することが困難なため、光
吸収の効率を上げられず感度を十分に上げることができ
ない。その他の顔料でも光吸収の効率を上げるためには
高濃度で分散する必要があるため多量の材料が必要にな
りコストの面で不利なうえ、膜の強度が落ちやすい。
【0012】金属薄膜としては特開平7−319434
号公報等のようにTi、その合金及びTi化合物が用い
られているが、金属は熱伝導率が高く近赤外の反射率も
高いため入射した光を有効に熱に変えることができず感
度が低くなる。実際にTiを用いたアブレーション層の
膜厚は、熱容量を小さくし反射を低減するために約20
nmと非常に薄く、現在より感度を上げるのは困難であ
る。
【0013】顔料、金属薄膜に対し、有機染料は分子状
に分散可能で低濃度でも大きな吸収が得られるため高感
度化に有利である。しかし、近赤外領域に吸収を有する
有機染料の種類はごく限られている。これらの色素の中
で主に用いられているシアニン等のポリメチン系の染料
(特開平10−3164号公報等)は極性の高いものが
多く結晶性が高いため、溶解する溶媒や高分子の種類が
非常に限られてしまい記録層材料の設計が困難である。
また、光や熱に弱いため、取り扱いや保存に注意が必要
になる。また、ニッケルのジチオール錯体等の金属錯体
も知られているが、やはり溶解性が悪いうえ、吸光係数
が小さく大きな光吸収が得られない。
【0014】このように、現在のアブレーション方式の
ダイレクト製版用印刷版は、適切な光吸収剤がないため
感度が不十分である。
【0015】したがって本発明の課題は、各種の溶媒、
樹脂に対する溶解性が高く、良好な光吸収特性を持つ光
吸収材料を用いることにより高感度のアブレーション方
式ダイレクト製版用印刷版を得ること、およびその製版
方法を明らかにすることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、特定の化合物を光吸収材料に用いることによ
り前記課題が解決できることを見出した。
【0017】即ち本発明は、支持体上にその一部あるい
は全部が光照射により直接除去される記録層を有する印
刷版において、光吸収物質として下記の一般式(1)で
表される化合物を含有することを特徴とする印刷版に関
するものである。
【0018】
【化2】 (式中、Mは2個の水素原子、2個の1価の金属原子イ
オン、2価の金属原子および金属化合物イオンであり、
1〜X8、Y1〜Y8およびZ1〜Z8はそれぞれ同一であ
っても異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子あ
るいは互いに結合して環を形成していても良い1価の置
換基であり、X1〜X8、Y1〜Y8およびZ 1〜Z8のうち
水素原子およびハロゲン原子の数の合計は最大20個で
ある。)
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明について詳しく説明す
る。
【0020】本発明の印刷版は、少なくとも支持体と、
その上のその一部あるいは全部が光照射により直接除去
される記録層から構成されている。
【0021】本発明の支持体は寸法的に安定な板状、シ
ート状あるいは筒状のものであり、通常の印刷機にセッ
トできるたわみ性を有し、印刷時にかかる各種の力に耐
えうるものであれば特に制限はなく、例えば紙、プラス
チック(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
スチレン、ポリエチレンテレフタレート)、金属(例え
ばアルミニウム、クロム、ニッケルあるいはそれらの合
金の板や箔)等が挙げられる。さらに、これらの支持体
を複合したり、表面処理したりしたものでも良く、例え
ばコート紙、アルミニウム蒸着ポリエステルフィルム、
粗面化および陽極酸化処理等により表面を親水化したア
ルミニウム板等が用いられる。
【0022】支持体の表面に要求される特性は、支持体
表面が印刷時にインクの受容部となるか、水の受容部と
なるか、あるいはインクの反発部となるかで異なる。実
際の印刷方式に適合した支持体を選ぶことが可能であ
る。
【0023】これらの支持体のうちもっとも好適に用い
られるものは、ポリエチレンテレフタレートフィルムお
よび親水化処理されたアルミニウム板である。
【0024】支持体の厚さには必要な特性を満たす限り
特に制限はないが、通常10μm〜2mm、好ましくは
20μm〜1mmである。
【0025】本発明の記録層は、光の照射によりその厚
さ方向の一部あるいは全部が直接除去されるものであ
り、前記一般式(1)であらわされるナフタロシアニン
誘導体光吸収剤を含有する点に特徴がある。
【0026】前記一般式(1)で表わされる光吸収剤は
一般に各種の溶剤や高分子に対する溶解性に優れ、均一
な記録層を容易に製造することができる。また、吸光係
数が大きく、少量の添加量で高い感度を得ることができ
る。
【0027】さらに、記録用の光源として好適な半導体
レーザーの発振波長である波長400〜1200nmの
可視から近赤外領域に吸収を有するという特長がある。
【0028】これらの光吸収材は、例えば相当するジニ
トリル化合物と金属または金属誘導体を、適当な溶媒
中、好ましくは沸点130℃以上の有機溶媒中、100
〜300℃で反応させることにより製造できる。また、
前駆体となるナフタロシアニンを上記手法で合成後、適
当な反応により置換基を導入、あるいは脱離させて合成
することもできる。
【0029】これらの方法により合成されたナフタロシ
アニン誘導体は、一般に置換基の置換位置の異なる幾何
異性体の混合物として得られる場合が多いが、それらを
分離して用いても良いし、混合物のまま用いてもかまわ
ない。例えば、X1=X3=X 5=X7=−OR1、X2=X
4=X6=X8=−Hのような化合物を相当するジニトリ
ル化合物から合成する場合、目的とする化合物の他に、
1=X3=X6=X8=−OR1、X2=X4=X5=X7
−H等の多数の幾何異性体が含まれる混合物が得られ
る。しかし、これらの異性体の特性は互いにほとんど同
等であり、混合物のまま用いる事に何ら問題がない場合
がほとんどである。また、ナフタロシアニン環に後から
置換基を導入する場合にも置換位置の制御が困難な場合
が多いが、置換基の種類と置換数が同じであれば置換位
置の差はほとんど特性に影響せず幾何異性体の混合物を
そのまま使用する事が可能である。
【0030】中心金属Mの例としては、H2、Li2、M
g、Cu、Zn、Fe、Co、Ni、Ru、Pb、R
h、Pd、Pt、Mn、Sn、AlF、AlCl、Al
Br、AlI、InCl、FeCl、MnOH、SiC
2、SnCl2、GeCl2、Si(OH)2、Sn(O
H)2、Ge(OH)2、Si(OR52(R5は置換あ
るいは未置換の炭化水素基)、VO、TiO等が挙げら
れる。中でもAlCl、Mg、Co、Ni、Cu、Z
n、VO、TiOが特に好ましい。
【0031】式(1)中、X1〜X8、Y1〜Y8およびZ
1〜Z8の例としては、水素原子、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素などのハロゲン原子、あるいは互いに結合して環
を形成しても良い1価の置換基であり、1価の置換基と
しては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、n−ペ
ンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、
イソヘキシル、sec−ヘキシル、シクロヘキシル、n
−ヘプチル、イソヘプチル、sec−ヘプチル、2,4
−ジメチルペンチル、n−オクチル、2−エチルヘキシ
ル、クロロエチル、トリフルオロメチル、メトキシメチ
ル、メトキシエチル、エトキシエチル、プロポキシエチ
ル、ブトキシエチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプ
ロピル、ヒドロキシエトキシエチル、ヒドロキシエトキ
シエトキシエチル、メトキシエトキシエチル、エトキシ
エトキシエチル、プロポキシエトキシエチル、ブトキシ
エトキシエチル等の直鎖、分岐または環状のアルキル
基、フェニル、ナフチル等のアリール基、ニトロ基、ア
ミノ基、アミド基、チオール基、チオエーテル基、カル
ボキシル基、エステル基、スルホン酸基等やそれらの誘
導体、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロ
ポキシ、sec−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、イソ
ペンチルオキシ、ネオペンチルオキシ、n−ヘキシルオ
キシ、イソヘキシルオキシ、sec−ヘキシルオキシ、
シクロヘキシルオキシ、n−ヘプチルオキシ、イソヘプ
チルオキシ、sec−ヘプチルオキシ、2,4−ジメチ
ルペンチルオキシ、n−オクチルオキシ、2−エチルヘ
キシルオキシ、クロロエトキシ、トリフルオロメトキ
シ、メトキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエ
トキシ、プロポキシエトキシ、ブトキシエトキシ、ヒド
ロキシエトキシ、ヒドロキシプロポキシ、ヒドロキシエ
トキシエトキシ、ヒドロキシエトキシエトキシエトキ
シ、メトキシエトキシエトキシ、エトキシエトキシエト
キシ、プロポキシエトキシエトキシ、ブトキシエトキシ
エトキシ等の直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、シ
クロヘキセニルオキシ基等のアルケニルオキシ基、フェ
ノキシ、ナフトキシ等のアリールオキシ基、−(OC2
44−OCH3等のアルコキシオリゴエチレングリコ
キシ基等が挙げられる。又、X1〜X8、Y1〜Y8および
1〜Z8の内隣接する置換基どうしが結合して環状構造
をとるとは、ナフタロシアニンの1つのナフタレン環上
において隣接する置換基同士、例えば、X1とY1、Y1
とZ1、Z 1とZ2、Z2とY2、Y2とX2が結合して環状
構造を形成することを意味している。このような環状構
造の具体例としては、
【0032】
【化3】 などが挙げられる。
【0033】一般式(1)においてX1〜X8のうち、4
個以上が互いに同一であっても異なっていてもよく、−
OR1基あるいは−(OCR23CR23n−OR1
(ここでR1は置換基を有していてもよい飽和あるいは
不飽和の直鎖、分岐または環状の炭化水素基を表し、R
2およびR3は互いに同一であっても異なっていてもよ
く、水素原子、水酸基あるいは置換基を有していてもよ
い飽和あるいは不飽和の直鎖、分岐または環状の炭化水
素基を表わし、nは1〜10の整数を表す。)であるこ
とが好ましい。R1、R2およびR3で表される置換基を
有していてもよい飽和あるいは不飽和の直鎖、分岐また
は環状の炭化水素基としては、メチル、エチル、n−プ
ロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、se
c−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチ
ル、n−ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、
シクロヘキシル、n−ヘプチル、イソヘプチル、sec
−ヘプチル、2,4−ジメチルペンチル、n−オクチ
ル、2−エチルヘキシル、クロロエチル、トリフルオロ
メチル、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエ
チル、プロポキシエチル、ブトキシエチル、ヒドロキシ
エチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシエトキシエチ
ル、ヒドロキシエトキシエトキシエチル、メトキシエト
キシエチル、エトキシエトキシエチル、プロポキシエト
キシエチル、ブトキシエトキシエチル等の直鎖、分岐ま
たは環状のアルキル基、フェニル、ナフチル等のアリー
ル基等の飽和炭化水素基、シクロヘキセニル基等のアル
ケニル基等の不飽和炭化水素基が挙げられる。これらの
置換基の中で、炭素数が3〜12の物がより好ましい。
炭素数が2以下では溶解性が不足し、13以上では吸光
係数が低下する傾向が見られる。
【0034】一般式(1)において、Y1〜Y8およびZ
1〜Z8を適切に選択することにより、溶解性、吸収波
長、等の特性を制御することができる。例えば、非極性
溶媒あるいは非極性樹脂への溶解性を上げるには長鎖の
アルキル基を導入することが効果的である。従って、こ
れらの置換基は要求される特性によって広い範囲から選
択することができる。Y1〜Y8とZ1〜Z8のうち1つ以
上が互いに同一であっても異なっていてもよいハロゲン
原子、−NO2基、−NR23基、−NR2COR 4基、
−SR4基、−SO35基、−COOR5基あるいは−
(OCR23CR2 3n−OR1基(ここでR1は置換
基を有していてもよい飽和あるいは不飽和の直鎖、分岐
または環状の炭化水素基を表し、R2およびR3は互いに
同一であっても異なっていてもよく、水素原子、水酸基
あるいは置換基を有していてもよい飽和あるいは不飽和
の直鎖、分岐または環状の炭化水素基を表し、R4は水
素原子、置換基を有していてもよい飽和あるいは不飽和
の直鎖、分岐または環状の炭化水素基を表し、R5は水
素原子、置換基を有していてもよい飽和あるいは不飽和
の直鎖、分岐または環状の炭化水素基、金属イオンある
いは置換または未置換のアンモニウムイオンを表し、Y
1〜Y8およびZ1〜Z8の内隣接する置換基どうしが結合
して環状構造をとっていてもよい。nは1〜10の整数
を表す。)であることが好ましい。合成の容易さの点か
らは、ニトロ基、アミノ基、アミド基、チオール基、チ
オエーテル基、カルボキシル基、エステル基、スルホン
酸基、ハロゲン原子、アルコキシ基、アルコキシオリゴ
エチレングリコキシ基がより好ましい。
【0035】一般式(1)で表わされる光吸収剤の具体
的な例を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】これらの光吸収剤は単独で用いることも、
2種以上の光吸収剤を混合して用いることも可能であ
る。
【0039】これらの光吸収剤を含む記録層はこれらの
光吸収剤のみで作成することも可能であるが、他の成分
と混合して用いても良い。特に、記録層の強度を得るた
めにバインダー樹脂が好適に用いられる。
【0040】バインダー樹脂としては、特に制限はない
が、光吸収剤を溶解するか均一に分散することが可能
で、均質な記録層の成膜が容易で、下地との密着性が良
いものが好ましい。例えば、ポリエチレン、ポリプロピ
レン等のポリオレフィンやその誘導体;ポリスチレン及
びその誘導体;ポリアクリル酸、ポリアクリル酸エステ
ル等のポリ(アクリル酸誘導体);ポリメタクリル酸、
ポリメタクリル酸エステル等のポリ(メタクリル酸誘導
体);ポリシアノアクリル酸エステル等のポリ(シアノ
アクリル酸誘導体);ポリ酢酸ビニル等のポリ(ビニル
エステル)及びその誘導体;ポリビニルアルコール誘導
体;ポリビニルブチラール誘導体;ポリビニルアセター
ル誘導体;ポリビニルエーテル;ポリアクリロニトリ
ル;ポリシアン化ビニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデ
ン等のビニル化合物の付加重合体および共重合体;ナイ
ロン6、ナイロン66等のポリアミド;ポリイミド;ポ
リウレタン;ポリアミノ酸;ポリペプチド;ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポ
リエステル;ポリカーボネート;ポリオキシメチレン、
ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド等のポ
リエーテル;エポキシ樹脂;フェノール樹脂;セルロー
ス、酢酸セルロース及びニトロセルロース等セルロース
及びその誘導体;シリコーン樹脂等を挙げることができ
る。これらの中で、溶媒への溶解性や色素との相溶性の
点から、架橋されたあるいは未架橋の、セルロース誘導
体、ポリ(アクリル酸誘導体)、ポリ(メタクリル酸誘
導体)、ポリシアノアクリル酸誘導体、ポリアセタール
誘導体、ポリエステル誘導体、ポリアミド誘導体、フェ
ノール樹脂誘導体、ポリビニルアルコール誘導体、ポリ
酢酸ビニル誘導体、ポリビニルブチラール誘導体、ポリ
ビニルアセタール誘導体、ポリアクリルアミド誘導体、
ポリ(N−ビニルアミド)誘導体、ポリエチレングリコ
ール誘導体、ポリジメチルシロキサン誘導体が好まし
い。
【0041】これらの樹脂は単独で用いても良いし、混
合して用いても良い。また、複数の記録層を積層するこ
とも可能である。さらに、記録層の作成前、あるいは作
成後に変性や架橋等、各種の処理をしても良い。光吸収
剤とモノマーを混合し膜を作成した後で重合を行っても
良い。
【0042】記録層の厚さは通常0.1〜20μm程度
であり、より好ましくは0.2から5μmである。記録
層中にはこのほかに各種の添加剤を添加することができ
る。
【0043】このような添加剤としては、例えば、アブ
レーションを助け感度を高めるための発泡剤、自己酸化
性物質、塗布性や成膜性を改良するための界面活性剤、
露光後の画像の検査を容易にするための着色剤、記録層
に柔軟性を与える可塑剤、などが挙げられる。
【0044】記録層中の光吸収剤の含量は、印刷版の設
計により変化するが、通常記録層全固形分の0.1〜1
00%、好ましくは1〜80%、さらに好ましくは2〜
50%である。
【0045】オフセット印刷版では画線部と非画線部の
表面特性の差によって印刷が行われる。通常画線部を親
油性に、非画線部を親水性あるいは撥油性にすることに
より画線部のみにインクが付着するように工夫されてい
る。このため、記録層以外に特定の表面特性を有する印
刷特性を制御する補助層を利用することができる。本発
明において、記録層の厚さ方向の全部が除去される場合
は、記録層の下地である支持体あるいは下地層の表面と
記録層あるいは最表面層の表面特性が異なり印刷ができ
るように層構成と材料を選択する必要がある。また、記
録層の厚さ方向の一部のみが除去される場合には、記録
層の除去により新たに生じた記録層表面と記録層あるい
は最表面層の表面特性が異なり印刷ができるよう工夫す
る必要がある。
【0046】記録層と補助層の特性を組合わせることに
より、各種の方法でこのような表面特性の差を得ること
が可能になる。例えば、 A.表面親水化処理アルミ板のような親水性支持体上に
親油性の記録層を作成し、記録層をすべて除去し親水性
基板表面を露出させる。(露光部親水/未露光部親油) B.親油性支持体上に記録層を作成し、さらにその上に
撥油性の補助層を作成する。記録により記録層と補助層
を除去する。(露光部親油/未露光部撥油) C.親油性記録層の上に撥油性補助層を作成し、記録層
の一部を除去し記録層内部表面を露出させる。(露光部
親油/未露光部撥油) D.親油性支持体上に親水性の記録層を作成し、記録層
をすべて除去し親油性基板表面を露出させる。(露光部
親油/未露光部親水) 等の各種の方式が考えられる。
【0047】各種の表面特性を有する補助層、記録層を
得る方法はさまざまなものがあり特に制限はない。例え
ば、撥油性表面はシリコーン系、フッ素系等の撥油性材
料を用いたり、各種の表面撥油化処理をして得ることが
できる。また、親水性表面を得るためにはスルホン酸基
やカルボン酸基を有する樹脂、ポリアクリルアミド、ポ
リアクリル酸、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアル
コール等親水性の材料を用いたり、各種の表面親水化処
理を行えば良い。親油性表面はポリエステル、フェノー
ル樹脂等の親油性材料を用いたり、表面親油化処理をす
る方法がある。
【0048】これら記録層や補助層は各種の薄膜作成法
で作成できるが、溶液からの塗布による方法がもっとも
簡便である。
【0049】すなわち、各層を形成する材料を溶媒中に
加えて均一に溶解あるいは分散し、その溶液を支持体上
にワイヤーバー、スピンコーター、ロールコーター等を
用いて塗布し、乾燥することにより容易に各層が作成で
きる。この時用いられる溶媒にも特に制限はないが、例
えばメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノン等のケトン類、トルエン、キシレン、エ
チルベンゼン、クロロベンゼン、オクタン、メチルシク
ロヘキサン等の炭化水素やハロゲン化炭化水素類、酢酸
ブチル、酢酸アミル等のエステル類、メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、セロソルブアセテート等のセロ
ソルブおよびセロソルブエステル類、テトラヒドロフラ
ン、ジブチルエーテル等のエーテル類、イソプロパノー
ル、エタノール、ブタノール等のアルコール類、2,
2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノール等のフ
ッ素化アルコール類、その他各種の有機溶媒や水を用い
ることができる。
【0050】本発明の印刷版には上記以外にも各種の層
を加えることができる。例えば、支持体や各層間の密着
性を上げる下引き層、接着層、輸送中の傷等を防止する
表面保護層、等任意の層を加えることができる。
【0051】本発明の印刷版はレーザー光を5〜30μ
m程度の径にレンズ等を用いて集光し、ビームあるいは
印刷版を移動させることにより露光、製版することがで
きる。この時用いられるレーザーとしては、アルゴンイ
オンレーザー、YAGレーザーの2倍高調波等の可視レ
ーザー、高出力半導体レーザー、YAGレーザー基本波
等の近赤外レーザーなど発振波長としては400〜12
00nmのものを用いることができる。これらの中で小
型で取り扱いが容易なために高出力の半導体レーザーが
好適に用いられる。
【0052】本発明の印刷版は、アブレーション方式を
用いているために、露光後の溶液による現像が不要であ
ることが大きな特徴であるが、露光後の印刷版に付着し
ている記録層の微粒子の除去処理や、耐刷性を向上させ
るための加熱硬化処理(バーニング)等の後処理を行う
ことも可能である。
【0053】このように製版された印刷版は、溶液によ
る現像処理無しに直接印刷に使用することができる。
【0054】
【実施例】以下、本発明の実施例について具体的に説明
するが、本発明の実施の態様はこれにより限定されるも
のではない。
【0055】実施例1 粗面化後陽極酸化処理を行い表面を親水化したアルミ支
持体上に、本発明の光吸収剤(表1の1)の5重量部と
ニトロセルロース(旭化成、HIG1/2)のメチルイ
ソブチルケトン溶液を塗布し、印刷版を作成した。光吸
収剤、ニトロセルロース、溶媒の重量比は5:95:3
00、記録層の膜厚は2μmであった。それぞれの版を
スポット径10μm×20μmに集光した、波長830
nmの半導体レーザー光で露光したときの感度を測定し
た。
【0056】実施例2〜4 実施例1の光吸収剤の代わりに、表2に示す本発明の光
吸収剤を用いたほかは実施例1と同様に印刷版を作成
し、その感度を測定した。
【0057】比較例1、2 実施例1の光吸収剤の代わりに、比較例1ではカーボン
ブラック(三菱化学(株)製、#30)を、比較例2で
はニッケルジチオール錯体色素(みどり化学(株)製M
IR−101)を同量添加した印刷版を作成し、実施例
1と同様に感度を測定した。
【0058】実施例1〜4、比較例1、2の印刷版は上
記A.のタイプに属するものである。従って、感度はス
ポット径と同じ面積のアルミ支持体表面を露出させるの
に必要な最小の光エネルギーと定義した。
【0059】実施例5 厚さ0.125mmポリエチレンテレフタレートフィル
ム(帝人化成(株)製)上にポリビニルアルコール/ア
クリル酸共重合体(モル組成比70/30)90重量部
と本発明の光吸収剤(表1の27)10重量部、架橋剤
としてジエチレングリコールジグリシジルエーテル15
重量部の水溶液を塗布し、120℃2時間で乾燥、架橋
して厚さ2μmの記録層を有する印刷版を作成し、実施
例1と同様に感度を測定した。
【0060】比較例3 実施例5の光吸収剤の代わりに、比較例2と同じニッケ
ルジチオール錯体色素を同量添加した印刷版を作成し、
実施例1と同様に感度を測定した。ニッケルジチオール
錯体は溶解性が低く微粒子が分散した状態になってい
た。
【0061】実施例5、比較例3の印刷版は上記D.の
タイプに属するものである。従って、感度はスポット径
と同じ面積のポリエチレンテレフタレート支持体表面を
露出させるのに必要な最小の光エネルギーと定義した。
【0062】実施例6 実施例1と同様に作成した記録層の上に、両末端ビニル
ポリジメチルシロキサン(分子量28,000)50重
量部、メチル水素シロキサン−ジメチルシロキサンコポ
リマー(分子量2,000、メチル水素シロキサン25
モル%)1重量部、白金シクロメチルビニルシロキサン
錯体0.01重量部の混合物を塗布し、100℃2時間
で硬化させて厚さ3μmのシリコーンゴムからなる撥油
層を作成し印刷版を得た。この印刷版の感度を実施例1
と同様に測定した。
【0063】比較例4 実施例6の光吸収剤の代わりに比較例1と同じカーボン
ブラックを用いた他は実施例6と同様に印刷版を作成し
実施例1と同様に感度を測定した。
【0064】実施例6、比較例4の印刷版は上記C.の
タイプに属するものである。したがって感度は露光後に
記録部をブラシでこすり、スポット径と同面積のシリコ
ーンゴム層をが完全に除去させるのに必要な最小の光エ
ネルギーと定義した。
【0065】これらの感度の評価結果を表2に示す。ま
た、露光後に実施例1〜5の印刷版については水と印刷
インキを、実施例6の印刷インキについては印刷インキ
のみをローラーで付着させたところ、いずれも画線部の
みにインキが付着し明瞭な画像を再現することができ
た。
【0066】
【表3】
【0067】表2の結果からわかるように本発明の印刷
版は比較例に比べ感度が高くなっている。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の一般式
(1)で表される化合物を光吸収剤として使用して形成
した記録層を有する印刷版は、従来の印刷版に比べて高
感度であり、400〜1200nmの可視から近赤外領
域の光、特に安価で小型の半導体レーザーを用いたアブ
レーション方式のダイレクト製版に好適に使用すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大井 龍 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 松▲崎▼ ▲頼▼明 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AA00 AA01 AB03 AC01 AC08 AD01 AD03 CA39 CA41 CB04 CB06 DA18 DA37 FA10 FA19 FA21 2H096 AA07 AA08 BA16 BA20 CA20 EA02 EA04 GA45 2H114 AA04 AA14 AA22 AA23 BA02 DA04 DA25 DA26 DA43 DA56 DA73 DA78 EA02 GA09 GA34

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上にその一部あるいは全部が光照
    射により直接除去される記録層を有する印刷版におい
    て、光吸収物質として下記の一般式(1)で表される化
    合物を含有することを特徴とする印刷版。 【化1】 (式中、Mは2個の水素原子、2個の1価の金属原子イ
    オン、2価の金属原子および金属化合物イオンであり、
    1〜X8、Y1〜Y8およびZ1〜Z8はそれぞれ同一であ
    っても異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子あ
    るいは互いに結合して環を形成していても良い1価の置
    換基であり、X1〜X8、Y1〜Y8およびZ 1〜Z8のうち
    水素原子およびハロゲン原子の数の合計は最大20個で
    ある。)
  2. 【請求項2】 一般式(1)においてX1〜X8のうち、
    4個以上が互いに同一であっても異なっていてもよく、
    −OR1基あるいは−(OCR23CR23n−OR1
    基(ここでR1は置換基を有していてもよい飽和あるい
    は不飽和の直鎖、分岐または環状の炭化水素基を表し、
    2およびR3は互いに同一であっても異なっていてもよ
    く、水素原子、水酸基あるいは置換基を有していてもよ
    い飽和あるいは不飽和の直鎖、分岐または環状の炭化水
    素基を表わし、nは1〜10の整数を表す。)であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の印刷版。
  3. 【請求項3】 一般式(1)においてY1〜Y8とZ1
    8のうち1つ以上が互いに同一であっても異なってい
    てもよいハロゲン原子、−NO2基、−NR2 3基、−
    NR2COR4基、−SR4基、−SO35基、−COO
    5基あるいは−(OCR23CR23n−OR1
    (ここでR1は置換基を有していてもよい飽和あるいは
    不飽和の直鎖、分岐または環状の炭化水素基を表し、R
    2およびR3は互いに同一であっても異なっていてもよ
    く、水素原子、水酸基あるいは置換基を有していてもよ
    い飽和あるいは不飽和の直鎖、分岐または環状の炭化水
    素基を表し、R4は水素原子、置換基を有していてもよ
    い飽和あるいは不飽和の直鎖、分岐または環状の炭化水
    素基を表し、R5は水素原子、置換基を有していてもよ
    い飽和あるいは不飽和の直鎖、分岐または環状の炭化水
    素基、金属イオンあるいは置換または未置換のアンモニ
    ウムイオンを表し、Y1〜Y8およびZ1〜Z8の内隣接す
    る置換基どうしが結合して環状構造をとっていてもよ
    い。nは1〜10の整数を表す。)であることを特徴と
    する請求項1または2記載の印刷版。
  4. 【請求項4】 さらに印刷特性を制御する補助層を有す
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の印
    刷版。
  5. 【請求項5】 記録層中に樹脂バインダーを含有するこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の印刷
    版。
  6. 【請求項6】 樹脂バインダーが架橋あるいは未架橋
    の、セルロース誘導体、ポリ(アクリル酸誘導体)、ポ
    リ(メタクリル酸誘導体)、ポリシアノアクリル酸誘導
    体、ポリアセタール誘導体、ポリエステル誘導体、ポリ
    アミド誘導体、フェノール樹脂誘導体、ポリビニルアル
    コール誘導体、ポリ酢酸ビニル誘導体、ポリビニルブチ
    ラール誘導体、ポリビニルアセタール誘導体、ポリアク
    リルアミド誘導体、ポリ(N−ビニルアミド)誘導体、
    ポリエチレングリコール誘導体、ポリジメチルシロキサ
    ン誘導体あるいはそれらの共重合物を含むことを特徴と
    する請求項5記載の印刷版。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の印刷版
    に、400nm〜1200nmの波長の光を照射するこ
    とにより記録層の一部あるいは全部を直接除去すること
    を特徴とする印刷版の製版方法。
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