JP2000218569A - 爆発力駆動鋲打ち装置 - Google Patents
爆発力駆動鋲打ち装置Info
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- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25D—PERCUSSIVE TOOLS
- B25D9/00—Portable percussive tools with fluid-pressure drive, i.e. driven directly by fluids, e.g. having several percussive tool bits operated simultaneously
- B25D9/06—Means for driving the impulse member
- B25D9/11—Means for driving the impulse member operated by combustion pressure generated by detonation of a cartridge
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- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
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- Temperature-Responsive Valves (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃焼空間内に汚染物が溜まり、クリーニング
しなければならないことを作業員に対して知らせること
ができる爆発力駆動鋲打ち装置を得る。 【解決手段】 ハウジング１に対して相対移動する案内
シリンダ２の内部孔２５に鋲打撃用の駆動ピストン４を
配置する。案内シリンダ２の後方端面に制御ピン８を突
設し、点火ピン１６の対向面２６に連係動作させる。駆
動ピストンヘッド６の打ち込み側止め面２９に掛合する
支持ピン９をハウジングに設け、支持ピン９と内部孔２
５の底面２８との間の最小距離Ａ３を、駆動ピストンヘ
ッド６の長さに等しくし、また支持ピン９と制御ピン８
の遊端との間の最小距離Ａ１プラス遊びＳの寸法を支持
ピン９と点火ピン１６の対向面２６との間の距離Ａ２に
等しくする。これにより、駆動ピストン４と内部孔２５
の底面２８との間に所定量以上の爆発残滓が溜まったと
き点火ピン２６が点火領域に到達できなくなる。
しなければならないことを作業員に対して知らせること
ができる爆発力駆動鋲打ち装置を得る。 【解決手段】 ハウジング１に対して相対移動する案内
シリンダ２の内部孔２５に鋲打撃用の駆動ピストン４を
配置する。案内シリンダ２の後方端面に制御ピン８を突
設し、点火ピン１６の対向面２６に連係動作させる。駆
動ピストンヘッド６の打ち込み側止め面２９に掛合する
支持ピン９をハウジングに設け、支持ピン９と内部孔２
５の底面２８との間の最小距離Ａ３を、駆動ピストンヘ
ッド６の長さに等しくし、また支持ピン９と制御ピン８
の遊端との間の最小距離Ａ１プラス遊びＳの寸法を支持
ピン９と点火ピン１６の対向面２６との間の距離Ａ２に
等しくする。これにより、駆動ピストン４と内部孔２５
の底面２８との間に所定量以上の爆発残滓が溜まったと
き点火ピン２６が点火領域に到達できなくなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングと、こ
のハウジングに対して相対移動可能な案内シリンダと、
この案内シリンダの内部孔内に移動可能に配置した駆動
ピストンと、前記案内シリンダから打ち込み方向とは反
対方向に突出するよう前記案内シリンダに設けた制御ピ
ンと、打ち込み方向に対向して前記制御ピンと連係動作
する対向面を有してばね素子の力に抗して打ち込み方向
とは反対方向に移動自在の点火ピンと、トリガによって
操作可能でありかつ前記点火ピンに形状ロックで連結可
能な解放スライダとを具え、前記対向面を前記制御ピン
の軸線方向の対向投影面によって移動自在にした爆発力
駆動鋲打ち装置に関するものである。
のハウジングに対して相対移動可能な案内シリンダと、
この案内シリンダの内部孔内に移動可能に配置した駆動
ピストンと、前記案内シリンダから打ち込み方向とは反
対方向に突出するよう前記案内シリンダに設けた制御ピ
ンと、打ち込み方向に対向して前記制御ピンと連係動作
する対向面を有してばね素子の力に抗して打ち込み方向
とは反対方向に移動自在の点火ピンと、トリガによって
操作可能でありかつ前記点火ピンに形状ロックで連結可
能な解放スライダとを具え、前記対向面を前記制御ピン
の軸線方向の対向投影面によって移動自在にした爆発力
駆動鋲打ち装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】くぎ状の固定素子を硬い基礎、例えば、
岩石、コンクリート、鋼鉄等に打ち込むためには、爆発
力駆動鋲打ち装置を使用する。このような装置として
は、例えば、リヒテンシュタイン国のヒルティ社によっ
て製造されている型式ＤＸＡ４０のような鋲打ち装置が
ある。この既知の鋲打ち装置は、内部孔を有してハウジ
ングに対して相対移動可能な案内シリンダを設け、この
案内シリンダ内に駆動ピストンを軸線方向に移動自在に
配置する。この案内シリンダの打ち込み方向とは反対側
の端部領域から制御ピンを突設し、この制御ピンは鋲打
ち装置を基礎に対して押し付ける際に案内シリンダと一
緒に打ち込み方向とは反対方向に移動する。この制御ピ
ンに対応する点火ピンの対向面が制御ピンと連係動作す
ることによって、点火ピンは点火準備位置に移動するこ
とができる。これにより、点火ピンと連係動作するばね
素子にバイアスがかかる。
岩石、コンクリート、鋼鉄等に打ち込むためには、爆発
力駆動鋲打ち装置を使用する。このような装置として
は、例えば、リヒテンシュタイン国のヒルティ社によっ
て製造されている型式ＤＸＡ４０のような鋲打ち装置が
ある。この既知の鋲打ち装置は、内部孔を有してハウジ
ングに対して相対移動可能な案内シリンダを設け、この
案内シリンダ内に駆動ピストンを軸線方向に移動自在に
配置する。この案内シリンダの打ち込み方向とは反対側
の端部領域から制御ピンを突設し、この制御ピンは鋲打
ち装置を基礎に対して押し付ける際に案内シリンダと一
緒に打ち込み方向とは反対方向に移動する。この制御ピ
ンに対応する点火ピンの対向面が制御ピンと連係動作す
ることによって、点火ピンは点火準備位置に移動するこ
とができる。これにより、点火ピンと連係動作するばね
素子にバイアスがかかる。
【０００３】点火ピンの点火準備位置では、点火ピンの
一部が解放スライダの切除部に突入し、この解放スライ
ダは、トリガ操作の際に、ほぼ打ち込み方向に直交する
方向に移動することができる。このような解放スライダ
の移動によって、点火ピンは長手方向軸線の周りに回転
し、対向面が制御ピンの軸線方向対向投影面からずれ
る。バイアスされたばね素子のバイアス解除によって点
火ピンは打ち込み方向に点火領域における薬筒まで加速
され、点火を生ずる。このとき点火ピンは戻しばねによ
って制御ピンに向けて側方に押圧される。先ず、鋲打ち
装置を基礎から離す際に、案内シリンダはバイアスされ
たばねによって打ち込み方向の初期位置に移動する。制
御ピンも同様に打ち込み方向に移動する。このとき案内
シリンダは既に打ち込み方向に点火ピンの軸線方向の移
動可能可能な距離にわたり移動しているため、制御ピン
は装置の引き離し操作中に点火ピンから離れ、対向面は
戻しばねによって制御ピンの軸線方向の対向投影面内に
再び復帰回転することができる。
一部が解放スライダの切除部に突入し、この解放スライ
ダは、トリガ操作の際に、ほぼ打ち込み方向に直交する
方向に移動することができる。このような解放スライダ
の移動によって、点火ピンは長手方向軸線の周りに回転
し、対向面が制御ピンの軸線方向対向投影面からずれ
る。バイアスされたばね素子のバイアス解除によって点
火ピンは打ち込み方向に点火領域における薬筒まで加速
され、点火を生ずる。このとき点火ピンは戻しばねによ
って制御ピンに向けて側方に押圧される。先ず、鋲打ち
装置を基礎から離す際に、案内シリンダはバイアスされ
たばねによって打ち込み方向の初期位置に移動する。制
御ピンも同様に打ち込み方向に移動する。このとき案内
シリンダは既に打ち込み方向に点火ピンの軸線方向の移
動可能可能な距離にわたり移動しているため、制御ピン
は装置の引き離し操作中に点火ピンから離れ、対向面は
戻しばねによって制御ピンの軸線方向の対向投影面内に
再び復帰回転することができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、内部
孔の底面及び駆動ピストンの打ち込み方向とは反対側の
端面とにより構成される燃焼空間内に所定量の汚染物が
溜まり、鋲打ち装置を操作することができず、クリーニ
ングしなければならないことを作業員に対して知らせる
ことができる爆発力駆動鋲打ち装置を得るにある。
孔の底面及び駆動ピストンの打ち込み方向とは反対側の
端面とにより構成される燃焼空間内に所定量の汚染物が
溜まり、鋲打ち装置を操作することができず、クリーニ
ングしなければならないことを作業員に対して知らせる
ことができる爆発力駆動鋲打ち装置を得るにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明爆発力駆動鋲打ち装置は、前記ハウジング
に、前記案内シリンダの内法に突入する支持ピンを設
け、前記支持ピンと前記内部孔の打ち込み方向に対向す
る底面との間の最小距離を、駆動ピストンの打ち込み方
向とは反対側の端面と打ち込み方向に対向して前記支持
ピンに連係動作する止め面との間の長さに等しくし、ま
た前記支持ピンと前記制御ピンの遊端との間の最小距離
プラス遊びの寸法が前記支持ピンと前記点火ピンの対向
面との間の距離に等しくなるようにしたことを特徴とす
る。
め、本発明爆発力駆動鋲打ち装置は、前記ハウジング
に、前記案内シリンダの内法に突入する支持ピンを設
け、前記支持ピンと前記内部孔の打ち込み方向に対向す
る底面との間の最小距離を、駆動ピストンの打ち込み方
向とは反対側の端面と打ち込み方向に対向して前記支持
ピンに連係動作する止め面との間の長さに等しくし、ま
た前記支持ピンと前記制御ピンの遊端との間の最小距離
プラス遊びの寸法が前記支持ピンと前記点火ピンの対向
面との間の距離に等しくなるようにしたことを特徴とす
る。
【０００６】本発明のこの構成によれば、案内シリンダ
の内部孔の底面に、例えば、不完全燃焼の爆発により生
ずる汚染物が溜まると、点火ピンは制御ピンの軸線方向
の対向投影面に向かって移動し、案内シリンダのハウジ
ングに対する打ち込み方向への完全な移動及び点火ピン
の制御ピンからの解放が阻止される。
の内部孔の底面に、例えば、不完全燃焼の爆発により生
ずる汚染物が溜まると、点火ピンは制御ピンの軸線方向
の対向投影面に向かって移動し、案内シリンダのハウジ
ングに対する打ち込み方向への完全な移動及び点火ピン
の制御ピンからの解放が阻止される。
【０００７】鋲打ち装置内に多量の不完全燃焼爆発残滓
が溜まるのを回避するため、好適な実施例においては、
この遊びを２ｍｍよりも小さくする。
が溜まるのを回避するため、好適な実施例においては、
この遊びを２ｍｍよりも小さくする。
【０００８】実験の結果、薬筒によって発生するエネル
ギを最適に利用するには遊びを０．１ｍｍ〜１ｍｍの範
囲の寸法とすると好適であることが判明した。
ギを最適に利用するには遊びを０．１ｍｍ〜１ｍｍの範
囲の寸法とすると好適であることが判明した。
【０００９】燃焼空間内の汚染物の残滓量を調整するに
は、この遊びを調整自在にすると好適である。
は、この遊びを調整自在にすると好適である。
【００１０】製造を簡単にするため、支持ピンと制御ピ
ンの遊端との間の最小距離を調整自在にする。この調整
は、例えば、制御ピンと案内シリンダとの間のねじ連結
によって行う。例えば、作業員が制御ピンを案内ピンに
対して回転して引き出すと、僅かな汚染物によっても点
火ピンは点火領域に移動することができなくなる。制御
ピンを案内シリンダに対して回転して引き込ませると、
汚染量を置くすることができる。このねじ連結によれ
ば、この遊びの調整は外部から操作することができない
という他の利点がある。遊びの調整又は補正は、例え
ば、保守整備スタッフによってのみ鋲打ち装置を分解し
たときに行うことができる。
ンの遊端との間の最小距離を調整自在にする。この調整
は、例えば、制御ピンと案内シリンダとの間のねじ連結
によって行う。例えば、作業員が制御ピンを案内ピンに
対して回転して引き出すと、僅かな汚染物によっても点
火ピンは点火領域に移動することができなくなる。制御
ピンを案内シリンダに対して回転して引き込ませると、
汚染量を置くすることができる。このねじ連結によれ
ば、この遊びの調整は外部から操作することができない
という他の利点がある。遊びの調整又は補正は、例え
ば、保守整備スタッフによってのみ鋲打ち装置を分解し
たときに行うことができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】次に、図面につき、本発明の好適
な実施の形態を説明する。
な実施の形態を説明する。
【００１２】図１〜図４に、ハウジング１、内部孔２５
を有する案内シリンダ２、駆動ピストン４、制御ピン
８、点火ピン１６、解放スライダ１９、及びトリガ１５
を設けた爆発力駆動鋲打ち装置の一部を示す。案内シリ
ンダ２をハウジング１内に配置し、ばね１０の力に抗し
て打ち込み方向とは反対方向に移動自在にする。駆動ピ
ストン４は案内シリンダ２の内部孔２５内に配置し、こ
の内部孔２５の打ち込み方向に対向する底面２８におい
て接続チャンネルに開口させ、この接続チャンネルは案
内シリンダ２の薬筒収容部７まで延在させる。案内シリ
ンダ２の打ち込み方向に隣接して案内管３を配置し、こ
の案内管３を打ち込み方向にスリーブ状の減衰素子１１
を介して閉止部材１２によって支持する。案内管３を閉
止部材１２から打ち込み方向に突出させ、くぎ状の固定
素子２４のための打ち込み方向に開口する収容領域を有
する中心貫通孔を設ける。閉止部材１２は案内シリンダ
２から半径方向に拡大させる。案内シリンダ２に連係動
作するばね１０を案内シリンダ２の周囲に配置し、ハウ
ジング１の打ち込み方向に対向する側の環状肩部と閉止
部材１２の打ち込み方向とは反対側の環状肩部との間に
配置する。
を有する案内シリンダ２、駆動ピストン４、制御ピン
８、点火ピン１６、解放スライダ１９、及びトリガ１５
を設けた爆発力駆動鋲打ち装置の一部を示す。案内シリ
ンダ２をハウジング１内に配置し、ばね１０の力に抗し
て打ち込み方向とは反対方向に移動自在にする。駆動ピ
ストン４は案内シリンダ２の内部孔２５内に配置し、こ
の内部孔２５の打ち込み方向に対向する底面２８におい
て接続チャンネルに開口させ、この接続チャンネルは案
内シリンダ２の薬筒収容部７まで延在させる。案内シリ
ンダ２の打ち込み方向に隣接して案内管３を配置し、こ
の案内管３を打ち込み方向にスリーブ状の減衰素子１１
を介して閉止部材１２によって支持する。案内管３を閉
止部材１２から打ち込み方向に突出させ、くぎ状の固定
素子２４のための打ち込み方向に開口する収容領域を有
する中心貫通孔を設ける。閉止部材１２は案内シリンダ
２から半径方向に拡大させる。案内シリンダ２に連係動
作するばね１０を案内シリンダ２の周囲に配置し、ハウ
ジング１の打ち込み方向に対向する側の環状肩部と閉止
部材１２の打ち込み方向とは反対側の環状肩部との間に
配置する。
【００１３】駆動ピストン４にヘッド６を設け、このヘ
ッド６の直径を内部孔２５の内径にほぼ等しくし、ヘッ
ド６の打ち込み方向側に隣接させてシャフト５を設け、
このシャフト５の直径はヘッド６の直径よりも小さくす
る。案内管３の中心貫通孔にシャフト５を案内する部分
を設け、このシャフト案内部分の直径はシャフト５の直
径にほぼ等しくする。
ッド６の直径を内部孔２５の内径にほぼ等しくし、ヘッ
ド６の打ち込み方向側に隣接させてシャフト５を設け、
このシャフト５の直径はヘッド６の直径よりも小さくす
る。案内管３の中心貫通孔にシャフト５を案内する部分
を設け、このシャフト案内部分の直径はシャフト５の直
径にほぼ等しくする。
【００１４】ハウジング１の打ち込み方向側の端部領域
に支持ピン９を配置し、この支持ピン９を案内シリンダ
２の長手方向スリットに貫通させ、案内シリンダ２の内
部孔２５内に突入させ、駆動ピストン４に作用的に掛合
するようにする。打ち込み方向とは反対側に案内シリン
ダ２から制御ピン８を突出させ、この制御ピン８を案内
シリンダ２と一緒にハウジング１に対して相対移動可能
にする。このような制御ピン８はねじ連結部２７によっ
て案内シリンダ２に対して位置を調整自在に固定する。
支持ピン９と制御ピン８の遊端との間の最小距離Ａ１プ
ラス遊び又はクリアランスＳが支持ピン９と点火ピン１
６の対向面２６との間の最小距離Ａ２に等しい。
に支持ピン９を配置し、この支持ピン９を案内シリンダ
２の長手方向スリットに貫通させ、案内シリンダ２の内
部孔２５内に突入させ、駆動ピストン４に作用的に掛合
するようにする。打ち込み方向とは反対側に案内シリン
ダ２から制御ピン８を突出させ、この制御ピン８を案内
シリンダ２と一緒にハウジング１に対して相対移動可能
にする。このような制御ピン８はねじ連結部２７によっ
て案内シリンダ２に対して位置を調整自在に固定する。
支持ピン９と制御ピン８の遊端との間の最小距離Ａ１プ
ラス遊び又はクリアランスＳが支持ピン９と点火ピン１
６の対向面２６との間の最小距離Ａ２に等しい。
【００１５】図２に示すように、鋲打ち装置を基礎２３
に押し付ける際に、制御ピン８によって点火ピン１６
は、ハウジング１に対してばね素子１８の力に抗して打
ち込み方向側の初期位置から打ち込み方向とは反対方向
に点火準備位置に移動することができる。このとき、ば
ね素子１８は圧縮されて緊張し、点火ピン１６のキャッ
チ１７が解放スライダ１９の切除部に達する。
に押し付ける際に、制御ピン８によって点火ピン１６
は、ハウジング１に対してばね素子１８の力に抗して打
ち込み方向側の初期位置から打ち込み方向とは反対方向
に点火準備位置に移動することができる。このとき、ば
ね素子１８は圧縮されて緊張し、点火ピン１６のキャッ
チ１７が解放スライダ１９の切除部に達する。
【００１６】図３に示すようにトリガ１５によって点火
ピン１６の解放を生じ、このときトリガ１５の操作によ
り解放レバー２２は解放スライダ１９を打ち込み方向に
直交する方向に移動させる。解放スライダ１９に連係動
作するばね部分２０は緊張する。解放スライダ１９の切
除部に形状ロック状態に案内された点火ピン１６のキャ
ッチ１７は制御ピン８の軸線方向の対向投影面からず
れ、点火ピン１６はばね素子１８によって打ち込み方向
に加速され、点火領域で薬筒に衝突して点火を生ずる。
ばね素子１８による点火ピン１６の打ち込み方向への移
動の際にキャッチ１７は戻しばね２１により変位され、
制御ピン８の方向に側方に押圧される。先ず鋲打ち装置
を基礎２３から引き離すことによって制御ピン８は案内
シリンダ２とともに打ち込み方向に案内シリンダの初期
位置まで移動する。案内シリンダ２の初期位置では、駆
動ピストン４の打ち込み方向側の止め面２９が支持ピン
９に衝合し、駆動ピストン４の打ち込み方向側とは反対
側は内部孔２５の底面２８に対向する。支持ピン９と内
部孔２５の底面２８との間の最小距離をＡ３で示す。案
内シリンダ２の初期位置では制御ピン８はキャッチ１７
から離れており、従って、キャッチ１７の対向面２６は
戻しばね２１によって軸線方向の対向投影面に対面する
よう移動させられる。
ピン１６の解放を生じ、このときトリガ１５の操作によ
り解放レバー２２は解放スライダ１９を打ち込み方向に
直交する方向に移動させる。解放スライダ１９に連係動
作するばね部分２０は緊張する。解放スライダ１９の切
除部に形状ロック状態に案内された点火ピン１６のキャ
ッチ１７は制御ピン８の軸線方向の対向投影面からず
れ、点火ピン１６はばね素子１８によって打ち込み方向
に加速され、点火領域で薬筒に衝突して点火を生ずる。
ばね素子１８による点火ピン１６の打ち込み方向への移
動の際にキャッチ１７は戻しばね２１により変位され、
制御ピン８の方向に側方に押圧される。先ず鋲打ち装置
を基礎２３から引き離すことによって制御ピン８は案内
シリンダ２とともに打ち込み方向に案内シリンダの初期
位置まで移動する。案内シリンダ２の初期位置では、駆
動ピストン４の打ち込み方向側の止め面２９が支持ピン
９に衝合し、駆動ピストン４の打ち込み方向側とは反対
側は内部孔２５の底面２８に対向する。支持ピン９と内
部孔２５の底面２８との間の最小距離をＡ３で示す。案
内シリンダ２の初期位置では制御ピン８はキャッチ１７
から離れており、従って、キャッチ１７の対向面２６は
戻しばね２１によって軸線方向の対向投影面に対面する
よう移動させられる。
【００１７】対向面２６と制御ピン８の遊端との間に
は、２ｍｍよりも小さい遊び、即ち、クリアランスが存
在するものとする。
は、２ｍｍよりも小さい遊び、即ち、クリアランスが存
在するものとする。
【００１８】キャッチ１７の制御ピン８の軸線方向の対
向投影面からの移動は例えば、点火ピン１６の長手方向
軸線の周りの回転によって生ずる。
向投影面からの移動は例えば、点火ピン１６の長手方向
軸線の周りの回転によって生ずる。
【００１９】図４は、案内シリンダ２の内部孔２５の底
面に厚さＡの汚染物がある状態を示す。このような汚染
物は例えば、不完全燃焼の爆発残滓によって生ずる。案
内シリンダ２の打ち込み方向への移動の際に、このよう
な汚染物によって完全に初期位置をとることはできな
い。従って、案内シリンダ２に配置された制御ピン８は
点火ピン１６のキャッチ１７から離れることはできず、
制御ピン８の軸線方向の対向投影面に対向する位置に移
動することはできない。この場合、新たな押し付け作用
の際に点火ピン１６は制御ピン８によって点火準備位置
に移動することはできない。
面に厚さＡの汚染物がある状態を示す。このような汚染
物は例えば、不完全燃焼の爆発残滓によって生ずる。案
内シリンダ２の打ち込み方向への移動の際に、このよう
な汚染物によって完全に初期位置をとることはできな
い。従って、案内シリンダ２に配置された制御ピン８は
点火ピン１６のキャッチ１７から離れることはできず、
制御ピン８の軸線方向の対向投影面に対向する位置に移
動することはできない。この場合、新たな押し付け作用
の際に点火ピン１６は制御ピン８によって点火準備位置
に移動することはできない。
【００２０】案内シリンダ２の薬筒収容部７と点火ピン
１６との間において、鋲打ち装置に打ち込み方向に直交
する方向の薬筒案内チャンネル１３を設け、この薬筒案
内チャンネル１３に帯状の薬筒マガジン１４を配置す
る。
１６との間において、鋲打ち装置に打ち込み方向に直交
する方向の薬筒案内チャンネル１３を設け、この薬筒案
内チャンネル１３に帯状の薬筒マガジン１４を配置す
る。
【図１】 本発明による鋲打ち装置の初期位置における
駆動ピストンを有する案内シリンダ及び点火ピンの状態
を示す一部断面とする側面図である。
駆動ピストンを有する案内シリンダ及び点火ピンの状態
を示す一部断面とする側面図である。
【図２】 図１の装置を押し付けた状態の案内シリンダ
及び点火ピンを示す一部断面とする側面図である。
及び点火ピンを示す一部断面とする側面図である。
【図３】 トリガを引いたときの押し付け状態の案内シ
リンダ及び点火ピンを示す一部断面とする側面図であ
る。
リンダ及び点火ピンを示す一部断面とする側面図であ
る。
【図４】 燃焼空間が汚染された状態の図１の案内シリ
ンダの示す一部断面とする側面図である。
ンダの示す一部断面とする側面図である。
１ ハウジング ２ 案内シリンダ ３ 案内管 ４ 駆動ピストン ５ シャフト ６ ヘッド ７ 薬筒収容部 ８ 制御ピン ９ 支持ピン 10 ばね 11 減衰素子 12 閉止部材 13 薬筒案内チャンネル 14 薬筒マガジン 15 トリガ 16 点火ピン 17 キャッチ 18 ばね素子 19 解放スライダ 20 ばね部分 21 戻しばね 22 解放レバー 23 基礎 24 固定素子 25 内部孔 26 対向面 27 ねじ連結部 28 底面 29 止め面
Claims (5)
- 【請求項１】 ハウジング（１）と、このハウジング
（１）に対して相対移動可能な案内シリンダ（２）と、
この案内シリンダ（２）の内部孔（２５）内に移動可能
に配置した駆動ピストン（４）と、前記案内シリンダ
（２）から打ち込み方向とは反対方向に突出するよう前
記案内シリンダ（２）に設けた制御ピン（８）と、打ち
込み方向に対向して前記制御ピン（８）と連係動作する
対向面（２６）を有してばね素子（１８）の力に抗して
打ち込み方向とは反対方向に移動自在の点火ピン（１
６）と、トリガ（１５）によって操作可能でありかつ前
記点火ピン（１６）に形状ロックで連結可能な解放スラ
イダ（１９）とを具え、前記対向面（２６）を前記制御
ピン（８）の軸線方向の対向投影面によって移動自在に
した爆発力駆動鋲打ち装置において、前記ハウジング
（１）には前記案内シリンダ（２）の内法に突入する支
持ピン（９）を設け、前記支持ピン（９）と前記内部孔
（２５）の打ち込み方向に対向する底面（２８）との間
の最小距離（Ａ３）を、駆動ピストン（４）の打ち込み
方向とは反対側の端面と打ち込み方向に対向して前記支
持ピン（９）に連係動作する止め面（２９）との間の長
さに等しくし、また、前記支持ピン（９）と前記制御ピ
ン（８）の遊端との間の最小距離（Ａ１）プラス遊び
（Ｓ）の寸法が前記支持ピン（９）と前記点火ピン（１
６）の対向面（２６）との間の距離（Ａ２）に等しくな
るようにしたことを特徴とする爆発力駆動鋲打ち装置。 - 【請求項２】 前記遊び（Ｓ）を２ｍｍよりも小さいも
のとした請求項１記載の装置。 - 【請求項３】 前記遊び（Ｓ）を０．１ｍｍ〜１ｍｍの
範囲の大きさとした請求項１記載の装置。 - 【請求項４】 前記遊び（Ｓ）を調整可能にした請求項
２又は３記載の装置。 - 【請求項５】 前記最小距離（Ａ１）を調整可能にした
請求項４記載の装置。
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